NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube
第118回/第25週『ズキズキするわ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
スズ子(趣里)のもとに、誘拐未遂事件を犯した小田島(水澤紳吾)が訪ねてくる。すっかり反省した小田島の話を聞いたスズ子は…。一方、年末の歌合戦では、スズ子は新旧対決に挑むことになった。しかも、対戦相手の若手の有望株・水城アユミ(吉柳咲良)は、大和礼子(蒼井優)と股野義夫(森永悠希)の娘だ。しばらくして、スズ子は股野と久しぶりに話をすることにする。そこで、スズ子は、水城アユミからあるお願いをされる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1~8,11,12,17~19,22~25週
櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに) 第9,10,13~16,20~22週
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1,3,8,13,14,19,20,25週
二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ) 第11,12,18,22~24週
泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ) 第2,7,9,17週
鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット) 第4,5週
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん) 第6,10,15,16,21週
小島東洋(過去作/鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」のみ) 第22週
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
「土曜日版」ナレーション:北郷三穂子(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略
私のブログに来てくれて、ありがとうございます。
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!
N「スズ子は 年末の『歌合戦』の目玉として
若手の有望株 水城アユミとの新旧対決に
挑むことになりました」
もう、メイン脚本の足立紳氏がラスト2週で猛スピードで追い上げてきた。
いい感じで、『歌合戦』での新旧対決で人気実力を冷静に自己判断するスズ子(趣里)が、恐らく最終週で “歌手引退” を決意する段取りだろう。
だったら、サブ脚本の櫻井剛氏が書いた芸能記者の鮫島(みのすけ)の騒動、山下(近藤芳正)退場とタケシ(三浦りょう太)の交代騒動、梅吉(柳葉敏郎)退場とキヌ(中越典子)再会の騒動に費やした時間がホントにもったいなかったと思う。
せめて2週程度に収めて、1週分で「右肩下がりの歌手スズ子」と「右肩上がりの新人アユミ」の比較を…
「はな湯」や梅丸少女歌劇団(略称・USK)の関係者は当然のこと。
下宿屋の女将・小村チズ(ふせえり)と吾郎(隈本晃俊)の夫婦に、おでん屋の主人・伝蔵(坂田聡)。
アメリカ在住? の元付き人・小林小夜(富田望生)たちが、戦々恐々な思いで見守るスピンオフ週のほうが、どれだけ面白かったか…
だって、1ミリも世話になっていない誘拐未遂事件を犯した小田島(水澤紳吾)を再登場させるなら。。。と、思うのが江戸っ子の “義理と人情” ってもんだぜ! と、おっちゃんは思うのだ。
終わったことだからしょうがないが…
やはり、ナレーション処理で「新旧対決」と決めつけられても、今一つピンとこないのは展開が早すぎるから! だと思う。
ホント、もったいない…
てっきり、小田島の就職先は世田谷署の人情派のベテラン刑事・高橋(内藤剛志)が世話していたと思い込んでいたが… まあ、いいや。
いきなり、飛び出したのがスズ子のセリフだ。
スズ子「この世は 義理と人情や」
なにせ、足立氏が書いた昨年12月中旬の第11週『ワテより十も下や』以降。
愛助(水上恒司)が登場してから今作に “義理と人情” が薄まったのは確かなのだ。
そして、赤約3か月振りの “義理と人情)” だ。
盛り込まないよりも、盛り込んだほうがいいには決まっているし。
何より、メインの足立氏が忘れていなかったことが救いだ。
しかし、あまりにも久し振りの利用で腕が鈍ったか!
スズ子の性格の “設定” だから、スズ子が小田島を雇うのは、好き嫌いはあろうが、まあまあの妥当性はある。
しかし、 タケシ(三浦りょう太)が言ったように、未遂としても、未成年誘拐は相当な犯罪では?
だから、先週木曜日(3/14)放送の第115回の感想中の常連さんの読者様の大好物「こうしたら良かったのにコーナー」で、私が次のように書いたのだ。
どうしても、スズ子(趣里)や愛子(このか)たち「福来一家」「花田一家」を事件に巻き込みたいのなら。
わざわざ雇っている家政婦・大野(木野花)よりも“単独でのお買い物好き”なスズ子が男(水澤紳吾)に狙われて。
買い物途中で、お気に入りのカゴごと財布をひったくられれば良かっただけでは?
窃盗犯に収まる程度のひったくり犯にしておけば良かったのだ。
「つい、魔が差した」感じで、高橋刑事も「初犯だし、福来さんにも落ち度があるし」で。
いくらフィクションだとしても、今作で最重要要素と言っても過言でない…
ツヤ「この世はな 義理と人情で出来てんねん」
これを引用するなら、やはり “義理と人情” に相応しいつり合いや均衡具合があると思う。
私が今回の映像から受けた印象は、図々しい小田島に押し切られたのを、“義理と人情” だと自分を正当化したように見えてしまった。
こうなると、居座り○○とか… の犯罪にも映るわけで(困)
逆に、今回でキャラクター描写において、相応しいつり合いや均衡具合が良くできた部分もあった。
それは、芸能記者の鮫島の扱い方だ。
数週前と比べて、かなり薄めで弱めな悪役キャラに描かれていた。
やはり、クセがあっても所詮は “サブキャラ” なのだから、スズ子を食ったら意味がない。
でも、サブ脚本家はそれをやってしまった。
やはり、もっと脚本部として連携したら良かったと思う。
それこそ、未遂犯の小田島だって、今回が当初から分かっていたなら… そういうことだ。
後半の展開については。
以前に書いたとおり。
[史実]は、笠置シヅ子さんのアメリカ公演前に美空ひばりさんが台頭してきており。
ひばりさんにシヅ子の歌を歌わせないように「ブギ禁止令」の画策したのが服部良一さんで。
ひばりさんは逆にブギを封印して、「悲しき口笛」や「東京キッド」など独自の演歌や歌謡曲を追及して大歌手になり。
プロレスラーの力道山さんが、服部良一とひばり母子の間に入って、和解が成立したのだ。
従って、そこを割愛しているから、史実を知っている人は、かなり物足りないし。
スズ子の苦悩が、唐突に見えてしまう。
でも、それを知らなければ、前回も書いたように、“梅丸時代の回収” として悪くない。
スズ子が家事、育児、仕事に、年齢や立場の中で、頑張っているように見えるし。
家政婦・大野晶子(木野花)の年の功によるアドバイスや、若いタケシなりの助言も、いいバランスに描かれている。
とにかく、フィクションとして楽しむのが正しいようだ。
明日は祝日なので、ネタ振りだけの小休止で、木曜日が一つの結末だと思います。
では、どんなネタ振りをやるのでしょう?
「予想屋みっきー」をやりまっせ!(笑)
注目は、次のスズ子が股野義夫(森永悠希)に言った何気ないセリフですよ。
スズ子「(うちの子なんか)かけっこに夢中で」
これ見よがしに、小田島の息子・一(井上一輝)も登場したので、「母と娘」が状況は違えど “ライバルと競う” んでしょうね。
それこそ、母は『歌合戦』で、娘は『かけっこ』で、自分らしく最高のパフォーマンスを木曜日と金曜日。。。かな?
さあて、当たったら “パジェロ” ですね(笑… 分かる人だけ向け)
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
NHK総合・夜ドラ『ユーミンストーリーズ』
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第3週/最終週「春よ、来い」/第1話の感想。
なお、原作(小説)である柚木麻子ら 6名の女性作家『Yuming Tribute Stories』は、未読。
一族が持つ“あれ”の力を授かったカナコ(宮﨑あおい)。会社勤めをしながら、誰のために使ったら良いのかをずっと考えていた。母は亡くなる前に、あなたはどうか間違わないで、と言い残した。同じく“あれ”の力を授かったと言い伝えられる衣笠家。雄大(池松壮亮)は、病気でペンションを休業していた父・充流(田中哲司)がようやく退院することになり、迎えに行く。充流は雄大に“あれ”をどう使うか決めたか?と尋ねる。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---
スタッフ(第1週)
テーマ曲:「青春のリグレット」
原作:綿矢りさ「Yuming Tribute Stories」より
脚本:岨手由貴子(過去作/Disney+ すべて忘れてしまうから)
演出:菊地健雄(過去作/メンタル強め美女白川さん,君に届け)
スタッフ(第2週)
テーマ曲:「冬の終り」
原作:柚木麻子「Yuming Tribute Stories」より
脚本:ねじめ彩木(過去作/民衆の敵,プリズム)
演出:箱田優子(過去作/地上波ドラマ不明)
スタッフ(第3週)
テーマ曲:「春よ、来い」
原作:川上弘美「Yuming Tribute Stories」より
脚本:澤井香織(過去作/地上波ドラマ不明)
演出:奥山大史(過去作/Netflix「舞妓さんちのまかないさん」)
スタッフ(全話)
劇伴音楽:青葉市子(過去作/映画「こちらあみ子」)
制作統括 :遠藤日登思(アミューズ)、神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、藤並英樹(NHK)
制作・著作: NHK、アミューズ
※敬称略
ユーミンの楽曲には、いくつか “願い” が曲名に込められた作品がある。
『ダンスのように抱き寄せたい』
『あの日に帰りたい』
『守ってあげたい』
そして『春よ、来い』もそうだ。
今週は、そんな曲名に込められた “願い” を、一つだけ願いがかなう“あれ”として取り扱うようだ。
この『ユーミンストーリーズ』は松任谷由実の楽曲からインスパアされた原作短編を、映像化している。
原作小説と実写ドラマ版は基本的に比較しない立場だが。
今作においては、メディアミックスが大きな見どころの一つだから、野暮を承知で少しだけやってみる。
作家の川上弘美氏の作品は、『蛇を踏む』『溺レる』『センセイの鞄』を読んだことがある。
非現実的で夢幻的な世界とリアルな日常が交錯した独特の世界観が作風だ。
それを知っていると、この実写ドラマ版も原作(未読)の表現を受け継いでいると考えられる。
脚本担当の澤井香織氏は、数本の映画を見たことがあって、群像劇が多かったと思う。
そして演出担当の奥山大史氏は、ノスタルジックな表現を独特な表現で魅せる監督だ。
というわけで、今の季節、ラジオで聴かない日はない… あの名曲『春よ、来い』がどうアレンジされるのか楽しみだ。
今回、当ブログが注目したのは「登場人物の衣装の色」「光と照明」についてだ。
演出をやる上で、カラーコーディネートやカラーセラピー的な要素を用いることはよくある。
例えば、今作のメインタイトルは「青い海とピンク色のタイトル文字」だ。
カラーセラピーの見地からすると、安らぎを象徴するブルーにピンクを組み合わせると優しい雰囲気になるとされており。
子供部屋やリラックスエリアなら、目に強すぎない刺激が弱めなブルーとピンクで統一すると良いという。
で、主人公・カナコ(宮﨑あおい)の衣装の色に注目してみると。
意外なことに、15分中で “ブルー” の衣装を一度も着ない。
更に、「今(仕事場やレストラン)=ブラウン系」「交際時代(レストラン)=グリーン系」「母親の生前=ナチュラル系」と使い分けられている。
また、雄大(池松壮亮)はグリーン系だが。
ほかの男性、保険会社社員の千崎倫也、雄大の父・衣笠充流、カナコの元カレも全員ブルー系。
この色使いを象徴的に見せたのが、序盤のカナコの会社内のシーン。
カナコ以外の女性社員や室内のカーペットや柱やポスターまでも、ほぼ全部がブルーで統一されており。
カナコだけが、一つもブルーを身につけていない。
次回から登場するキャラクターもいるらしいから、今後は “キャラの色” が意図を持っていることが分かるかも?
もう一つ、注目したのが「光と照明」だ。
「生前のカナコの母とカナコ」と「雄大と父」のシーン(ペンションや病院))だけ、窓から射す光が白く飛び気味で。
映像全体も、紗がかかったような幻想的な雰囲気になっている。
例えば、下図のフランス印象派の画家 クロード・モネの作品『日傘を差す女』や。
下図のバロック期を代表する画家 ヨハネス・フェルメールの作品『音楽の稽古』が似たような雰囲気を持っていると感じた。
カナコの思い出と、雄大の休暇中と、どうシンクロしていくのか分からないが。
休業中のペンション「衣笠」で何が起こるのか、じわじわと楽しみを感じる作風になっていたと思う。
劇中で『春よ、来い』が楽曲として登場するのか分かりません。
でも、冒頭で書いたように、ある意味での “みんなの願い” の象徴して “みんなの『春よ、来い』” を描きそうな気がしました。
第3週が、最も今シリーズの制作意図が見える作品なのは間違いなさそうです…
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
【これまでの感想】
第1週「青春のリグレット」
第1話 第2話 第3話 最終話
第2週「冬の終り」
第1話 第2話 第3話 最終話
第3週/最終週「春よ、来い」
3月の満月の時刻は、日本時間の3月25日(月) 午後4時00分です。
観測は、2024年3月25日(月)の夜がおすすめです。
アメリカ先住民たちが農作業や狩りをして生活していた頃、満月に名前を付けて暮らしの目安にしていたそう。
アメリカ北部の部族「アルゴンキン族」が、3月は寒い冬が終わり暖かくなって来て、芋虫やミミズが土の中から這い出て来て、土に這った跡をつけたことが「ワームムーン」と名付けたとのこと。
日本では、冬ごもりしていた土の中の虫たちが動き始める頃を二十四節季で「啓蟄(けいちつ)」と呼ぶのと似ているのも面白いですね。
今年のワームムーンは半影月食と重なり、月食の間、月面の 98%が地球の半影に覆われます。
月食の最大期は、日本時間3月25日の午後4時13分に起こりますが、あいにく日本では見ることはできないと思われます。
3月も折り返して、4月が見えてきましたね。
春は多くの人にとって変化の季節です。
異動や転勤、入退社などの変化が多い時期でますが、どれもストレスを伴うことです。
新しい環境に早く適応しようと頑張り過ぎると、五月病などメンタル疾患になりやすくなります。
でも、無理しない範囲で、新しいことにチャレンジすることで、人生の新たな扉が開くと思います。
今年の1月に妹が亡くなって、まだ気持ちが晴れない日が続きますが…
天国の両親や妹のためにも、気持ちを切り替え、心機一転やっていこうと思います。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
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第117回/第25週『ズキズキするわ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
東京ブギウギのヒットから9年、ブギブームも下火になってきつつある中、スズ子(趣里)や羽鳥善一(草彅剛)のブギは古いという記事が書かれてしまう。同時に、若手歌手の水城アユミ(吉柳咲良)が新たなスターとして台頭してきていた。そんな中、スズ子は丸の内テレビのプロデューサー・代々木(遠山俊也)から、年末の歌番組にトリで出てほしいとオファーを受ける。しかし、トリ前に水城アユミを持ってきてもいいかと聞かれる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1~8,11,12,17~19,22~25週
櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに) 第9,10,13~16,20~22週
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1,3,8,13,14,19,20,25週
二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ) 第11,12,18,22~24週
泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ) 第2,7,9,17週
鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット) 第4,5週
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん) 第6,10,15,16,21週
小島東洋(過去作/鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」のみ) 第22週
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
「土曜日版」ナレーション:北郷三穂子(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略
私のブログに来てくれて、ありがとうございます。
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!
放送中のドラマ『ふてほど』のタイムスリップ並みに、時間が進む今作(笑)
N「愛子の誘拐未遂事件から1年がたちました」
で、昭和31年(1956)秋…
と、時間は進むが、次期は “秋” と雑…(苦笑)
で、あるが、残り2週となった今。
今作が “終わり良ければ総て良し” となるのかが、最大の関心事だ。
今回の感想に入る前に、先週金曜日(3/15)放送の第116回の感想の <あとがき> をコピペしてみる。
一度読んだ方も、今回の感想に大きくつながるので確認していただくと大いに助かる。
もう今作に期待することは、ほとんどないんですけど(困)
唯一の心残りは、「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」の融合が、今年に入って “ほぼ無い” ことです。
予告編に「福来先生の大ファンです」って若い女性が登場しますけど。
ほぼぼぼ、[史実]における “美空ひばり”がネタ元だとは思います。
でも、最後の望みとして、[史実]重視でなく、梅丸少女歌劇団(略称・USK)時代の鈴子の憧れの人だった… トップスターの大和礼子(蒼井優)とUSKの専属ピアニスト・股野義夫(森永悠希)の娘だったら “3つの世界がつながる” んですよね。
大和礼子の死去を知ったのが、恐らく昭和12年の設定のはずなので、劇中が昭和30年ですから、娘なら18歳で(いろんな意味で)ちょうどいい(笑)
折角、フィクションを書いてよいと許可をもらっているなら、これくらいの創作はメイン脚本ならやってくれそうですけど。
これこそ、お手並み拝見ですね。
今回の感想だ。
予想どおり、いいや、最後の望みどおりになった… ということだ。
『東京ブギウギ』の大ヒットから9年、ブギブームも、スズ子(趣里)と羽鳥善一(草彅剛)の音楽も人気も下火になってきた中で、若手歌手の水城アユミ(吉柳咲良)の台頭だ。
そして、水城アユミは、梅丸少女歌劇団(略称・USK)時代の鈴子の憧れの人だった… トップスターの大和礼子(蒼井優)と USKの専属ピアニスト・股野義夫(森永悠希)の娘という “設定” だった。
これによって、最近希薄だった「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」の融合が実現したと言って良いと思うし。
ラスト2週にして、主人公の若かりしころの “回収” としても悪くない。
更に下衆なことを書けば。
この年(昭和31年)の大みそかに放送された『第7回 NHK紅白歌合戦』の大トリが、『ヘイ・ヘイ・ブギ』を歌った笠置シヅ子さん。
だから、NHKのドラマらしく、紅白の大トリの舞台を金曜日に持ってくれば、ことのほかキレイにまとまると思う。
ここまで、先週の予想が当たると、このあとも当たる可能性が大だ。
で。
私は、今回のエピソードを、先週の月曜日に描かれた「羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティー」に直結したほうがベターだとは思う。
でも、よく考えれば、いいや脚本家の意図や癖や好みを鑑みると。
先週の愛子の誘拐未遂事件の “回収” が済んでいないことも分かる。
だって、スズ子と誘拐未遂事件を犯した小田島(水澤紳吾)が直接向き合ってはいないから。
「腐っても鯛」「人気が下火でも元‘ブギの女王’」を描き続けているなら、紅白のステージ前に小田島との決着を描くと思う。
いや、本当の意味での “和解” を描かなければ、わざわざ「1年の時間経過」をやった意味もなくなるし。
こういう、一種の尻拭いは、メインの脚本担当である足立氏はやると思う。
まっ、今週は 20日(水)が祝日だから、平日より見る人が減ることを考えると、今日のアバンタイトルで、外で遊ぶ愛子(このか)たちと対比するスタイルで、スズ子と小田島の和解劇をやったほうが無難だったとは思うが。
いつになく褒めましたけど(笑)
芸能ゴシップ騒動、幼馴染との再会騒動、マネージャー交代騒動に続いて、誘拐未遂事件騒動も要らなかった…
これが、私の正直な感想です。
でも、大人の事情もあるんでしょう?
だったら、せめて “四度目の正直?” として、ケリはつけないと騒動至上主義のレッテルははがせませんけど(苦笑)
でも、若手ライバル出現、‘ブギの女王’復活、そしてスズ子の決断のラスト2週の展開は悪くないと思います。
お彼岸の入りのきのう日曜日は、私の菩提寺と、義理の両親の菩提寺のお墓参りに行ってきました。
以前に書きましたが、我が家の菩提寺は東京・浅草にありまして。
きのうは、両国国技館から徒歩8分の「元祖すもうせんべい本舗前田商店」に寄りました。
昭和5年創業の老舗せんべい屋で、看板商品は「すもうせんべい」です。
よく見ると、おせんべい自体がお相撲さんの形で、大銀杏や廻しもあります(笑)
国産米100%の堅焼きしょうゆせんべいで、力をもらえた気分です。
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TBSテレビ系・日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』
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第10話/最終回15分拡大・最終楽章『たくさんのありがとうとさよなら』の感想。
俊平(西島秀俊)と響(芦田愛菜)が和解し、穏やかな空気が流れる夏目家。一方で晴見フィルはオーケストラフェスティバルに行くための遠征資金集めに苦慮していた。だが、蓮(佐藤緋美)は楽団存続のために独自に動き、瑠李(新木優子)も「フェスで優勝すれば支援してくれる企業が増えるはず」と前向きだ。そんな折、俊平はある決意を伝えるため、志帆(石田ゆり子)の元を訪ねる。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---
原作:なし
脚本:大島里美(過去作/花燃ゆ,凪のお暇,妻、小学生になる。)
演出:坪井敏雄(過去作/凪のお暇,カルテット,わたナギ,妻、小学生になる。) 第1~3,5,6,9,最終話
富田和成(過去作/マイファミリー 第5話のみ)
石井康晴(過去作/逃げ恥,ラストマン-全盲の捜査官-,フェルマーの料理) 第7,8話
元井桃(過去作/※地上波ドラマ演出歴なし) 第7話
トミー・チャン(過去作/隕石家族,バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~) 第4話
音楽:菅野祐悟(過去作/テセウスの船,危険なビーナス,罠の戦争,ゆりあ先生の赤い糸)
撮影監督:神田創(過去作/怪奇恋愛作戦,ガールガンレディ,罠の戦争,鎌倉殿の13人)
音楽監修:広上淳一(東京音楽大学教授)
全面協力:東京音楽大学
料理監修:vita(過去作/下剋上球児,いちばんすきな花,ゆりあ先生の赤い糸,マイ・セカンド・アオハル,フェルマーの料理,トクメイ!警視庁特別会計係,うちの弁護士は手がかかる)
主題歌:アイナ・ジ・エンド「宝者」
※敬称略
「やっと終わった」「こんな感じで終わるのか」くらいの感想しか浮かばないが。
とりあえず、今作にかかわったスタッフの次回作を見る際のチャック用に備忘録として書いてみる。
キャスティングを見れば明らかのとおり。
今作で描くべきだったのは、元天才的指揮者で、娘との関係に悩む夏目俊平(西島秀俊)の “主人公としての魅力” だったはず。
確かに、西島秀俊さんの出演作は “ほぼハズレなし伝説” なのは認めるが。
たまに若い女性俳優と組んで、そっちでも視聴率を稼ごうとする企画だと伝説が崩壊するのは…
『シェフは名探偵(テレ東/2021)、『真犯人フラグ』(日テレ/2021)、『ユニコーンに乗って』(TBS/2022)、『警視庁アウトサイダー(テレ朝/2023)が証明済みだ(困)
やはり、もっと西島さんの魅力を俊平にしっかりと憑依させるべきだったと思う。
で、魅力的な俊平を創り出した上で描くべきだったのが、俊平と晴見フィル、俊平と家族だ。
でも今作は、晴見フィルは練習や演奏以外、家族パートは関係修復以外をテンコ盛りにしてしまった。
更に、響(芦田愛菜)が父を拒絶する理由を必要に引っ張った上に、「こんな理由で?」とやってしまった。
もちろん、最終回も時間延長したせいもあって、あんなに延々と必要だったかどうか。
もう、まとめちゃおう。
今作で描くことは <主人公の家族> であると明確に強調した第1話を大いに評価したい。
その上で、俊平とカフェ「うたカフェ二朗」の店主で晴見フィルハーモニーの最古参・小村二朗(西田敏行)との演技派同士の共演も面白かった。
そして、ドラマ『エンディングカット』(NHK/2022)で美大に進むヒロインを好演した芦田愛菜さんが、今作で初めて “学生服を着ない社会人” に挑戦した。
第1話では、芦田さんのトレードマーク的な優等生役とは一味も二味も違った “親子関係がこじれた娘” が良いと思っていた。
が、結局、ヒロイン響に芦田さんの魅力が吹き込まれることもないまま最終回を迎えて。
なぜ、第1話の延長線上で、世間知らずでお茶目なマエストロ父と、こじらせ社会人娘を中心に物語を構成しなかったのか不思議だし、もったいなかったと思う。
敢えて書きますが、この内容で前回までの平均視聴率が10%超なんですね。
要するに、人気俳優、話題の出演者を揃えれば、そこそこの内容でもウケちゃうことが証明されちゃいました。
こういう現象の全部が全部悪いとは言いませんが、一種の “テレビドラマのコマーシャル化” ですね。
「あの人が推薦するなら買ってみようが、「あの人が出ているだけで不満なし」で “今期一番” 的になれちゃうわけです。
確かに、民放地上波のテレビドラはコマーシャルを見てもらうための “ニンジン” ですが、それってなんか違うと思いますし、ドラマが好きなら寂しくないですか?
最後に自己弁護しておきますが、この程度を面白いと感じた人を否定も軽蔑もしません。
私は、「西島秀俊×芦田愛菜×西田敏行」なら、もっと面白い化学反応を満喫できるドラマになると期待しただけです…
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第24週『ものごっついええ子や』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティーの日が近づいてくる。スズ子(趣里)と茨田りつ子(菊地凛子)は、歌を歌うだけではなく、余興もするようにお願いされる。そこで、スズ子が思いついた余興とは…!?一方、スズ子は子育てに悩んでいた。8歳になった愛子には友達も少なく、スズ子が甘やかし過ぎなのではとも言われてしまう。そんなある日、愛子を誘拐するという電話がかかってくる。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1~8,11,12,17~19,22~24週
櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに) 第9,10,13~16,20~22週
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1,3,8,13,14,19,20週
二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ) 第11,12,18,22~24週
泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ) 第2,7,9,17週
鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット) 第4,5週
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん) 第6,10,15,16,21週
小島東洋(過去作/鹿児島発地域ドラマ「この花咲くや」のみ) 第22週
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
「土曜日版」ナレーション:北郷三穂子(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略
私のブログに来てくれて、ありがとうございます。
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!
今週の1週間分のダイジェスト版として、今回の「土曜日版」は実に正解だ。
ちゃんと、月曜日を残しているし。
世田谷署の人情派のベテラン刑事・高橋(内藤剛志)は薄まって。
大人気歌手・福来スズ子(趣里)の物語である同時に。
不遇の人生を乗り超えた大金持ちのシングルマザーと、わがまま娘のホームドラマにもなっている。
だから、ダイジェスト版としては、何ら間違っていない。
以上
ただ、月曜日分の「羽鳥善一(草彅剛)作曲二千曲記念ビッグパーティー」の部分と、火曜日以降の「身代金要求事件」がつながっていないことは明らかだ。
もちろん、<4年間の時間経過>があって、その間のスズ子と愛子の関係が全く描かれていないからだ。
そんなに思いいれがない子役(子供)が騒動に巻き込まれて、そう簡単にのめり込めないのが普通では?
もちろん、「本編」の感想でも書いたとおり、この度の騒動が[史実][実話]が基になっている。
しかし、今作の描写を見た結果論でいうなら。
「子の心親知らず」と「親の心子知らず」状態が騒動で関係修復しましたとさ… だけなら。
わざわざ、犯罪者やその家族を登場させるまで、やる必要があっただろうか?
常日頃、不必要に主要キャラクターの “死や余命、病や障がい” を盛り込むな! と言い続けているが。
いろんな人が、いろんな場所で、いろんな状況で見る朝ドラなのだから、不必要に “犯罪” を盛り込むべきではないと思う。
更に、「土曜日版」を見て感じたのは。
最近は、SNS等で有名人が容易に私生活を晒す時代だ。
劇中の時代は、SNSがない時代だから、マスコミが有名人の私生活を扱って、読者や視聴者もそれを珍しがって面白がった時代だ。
だから、有名人を狙った犯罪がたくさんあったわけだ。
でも、最近は、「そこまで自分で晒す必要ある?」くらいに、自分だけでなく家族を晒す芸能人や有名人が山ほどいる。
そんな令和、いやそういう平成しか知らない人にとって、今回のネタって興味関心があるのか? と思うのだ。
まあ、やりたい、盛り込みたい気持ちは理解はするが。
ヒロインにモデルがいるから、実話があるから、描けば良いというものではないような…
愛子は幼少期からお母ちゃんの背中を見て育った “設定” ですよね。
だったら、今作らしく “マミーの歌” で親子が仲直りするだけで良かったと思います。
内藤剛志さんでバスって、盛り上がってる風にしたいのは分かりますけど。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
TBS系・金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、TicTok
第8話『1回しくじったらダメですか?』の感想。
市郎(阿部サダヲ)のもとに、不倫スキャンダルを起こし閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持(小関裕太)が相談に来る。復帰のめどが立っていたにもかかわらず、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史)に変わったことで、白紙に戻されてしまったという。市郎は渚(仲里依紗)も交え、倉持の復帰を栗田らに直談判。そしてようやくもぎ取った倉持のアナウンサー復帰だったが、世間の目はあまりにも厳しく…。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---
原作:なし
脚本:宮藤官九郎(過去作/あまちゃん,ゆとりですがなにか,俺の家の話)
演出:金子文紀(過去作/恋つづ,逃げ恥,俺の家の話) 第1,2,5,7話
坂上卓哉(過去作/死にたい夜にかぎって,ブラザー・トラップ) 第3話
古林淳太郎(過去作/100万回 言えばよかった) 第4話
渡部篤史(過去作/パリピ孔明,100万回 言えばよかった) 第6話
井村太一(過去作/ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と第5話のみ) 第8話
音楽:末廣健一郎、MAYUKO、宗形勇輝
振り付け:八反田リコ(過去作/ウォーターボージズ"陸ダンス",うぬぼれ刑事,吾輩は主婦である)
ミュージカル作曲:MAYUKO(過去作/海月姫,チア☆ダン,メゾン・ド・ポリス)
主題歌:Creepy Nuts「二度寝」
P:磯山晶(過去作/ごめんね青春!,俺の家の話)
勝野逸未(過去作/俺の家の話,王様に捧ぐ薬指)
天宮沙恵子(過去作/プロデュース作品不明)
※敬称略
今回も、「昭和あるある」「昭和間違い探し」は、ほかでやっていただくとして。
今回も万人向けは一切考慮せず…
私のドラマ愛と、ちょこっとだけKYON2推しを前面に押し出した当ブログの特性をご理解の上お読みください(笑)
デビュー当時からファンクラブ会員だったし、「デビュー40周年記念ホールツアー」参戦組の私としては。
サブタイトル『1回しくじったらダメですか?』を知って、数年前の小泉今日子さんの不倫騒動を即時思い出したわけだが(苦笑)
最近の話題なら、下記がピタリとハマるだろう。
『失敗』という言葉は使わない ロケット・カイロス発射直後に爆発 「全て挑戦への糧」とスペースワン | ニュース |カンテレ
いろんな意味で、失敗は成功の基… である。
そろそろ “不適切ネタ” もネタ切れになると思うのは、私がおバカな素人だからであって。
今回も、よく考えてみれば「不倫=不適切の権化=不適切そのもの」だ。
そこで、敢えて「不倫ドラマ」でないのに “不倫” を主軸に据えるという変化球で見せて魅せた1時間だ。
更に秀逸なのは、クドカン流のテレビ局、マスコミ報道だけでなく、地上波放送に、無料視聴者に加えて、見てない視聴者まで…
まるで、超天才マジシャン・山田奈緒子(仲間由紀恵)の名ゼリフ「全部まるっとお見通しだ!」と言わんばかりに、「不適切だ!」と騒ぐ側こそが “不適切” なのでは!? と、訴えてきた。
市郎(阿部サダヲ)には、次のセリフまで言わせちゃってるし。
市郎「タダなんだから
見たくないやつは見なくて結構
それぐらいの強気な姿勢でいいじゃない」
あくまで個人の見解です。
ホント、そのとおりだ(あくまで個人の見解です)
そして、当ブログとしては、このセリフを天下の NHK様に突き付けてやりたい。
NHKはタダじゃないんだから、まともに作れ! と(笑)
更に、栗田一也(山本耕史)にもダメ押しのひと言を。
栗田「見る人は まだ好意的
見ないで文句言う人間には
最初から悪意しかない」
ホント、私なんぞに言わせれば「1.25倍速以上の再生」は “見ていない” のと同義だが(笑)
※演出や演技の “間” を楽しんでいないという意味で。
まっ、当ブログは「見ていない人には、なんのこっちゃ?」なことしか書いてないから、見た人しか対象でないが(爆)
いやいや、見ていない人を “見てみたい人” に変えたいから、こうやって必死に盛り上げているのだ。
それにしても、今回もホント、抱腹絶倒という表現がピッタリな描写が溢れていた。
全部は当然列記できないが。
まず、大笑いしちゃったのが、令和にやってきた‘ムッチ先輩’こと秋津睦実(磯村勇斗) の落書きへの、‘秋津くん’こと秋津真彦 (磯村勇斗)のツッコミだ。
真彦「『FROM』じゃないかな」
「MUCHY☆ Since 1986」の壁のサインへのツッコミだが。
これで最初に思い出したのが、私が尊敬する みうらじゅん氏の「SINCE探しの旅」だ。
簡単に説明すると、町にある「SINCE ○○○○」と年代の看板を探して写真を集める旅のこと。
みうら氏は、こんな楽曲まで作っちゃった。
我が家の近所に今年できたばかりの美容院があって。
その看板にはナント「Since 2024」と書いてある。
見た瞬間、「今年からシンスって!?」と心で爆笑ツッコミしてしまった…
更に、ドッペルゲンガーって!
「Since 196○」世代の人なら、月刊誌ムーの「ミステリー入門/ドッペルゲンガーの謎特集」などで読んで知っていると思うが。
分身が3人いる設定なのだから。
この際、‘ジルベール’こと井上航にもご登場いただいて。
‘小日向さん’こと小日向大策がエプロン姿で料理も作って、ジルベールに浮気を叱っていただいて。
同じ TBSだが、‘マエストロ’こと夏目俊平には、ご登場いただ… けないか(笑)
少し真面目に書こう。
今回も、昭和と令和のギャップがきれいに盛り込まていたが。
やはり、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史)に変わったことで、栗田が “不適切狩り” のごとく暴走したのは前述したとおりだ。
でも、本当に今作らしい作り込みが見られたのは、<令和の不倫騒動あるある> と <昭和の金妻ネタ> を融合した、今風にいえば “マジカオス” ってやつだ。
無秩序で理解しがたい人もいるだろうが、分かる人ならドッペル… じゃなかった、どっぷり肩まで使って10まで数えて…
局アナ不倫の話を、ネットの解説動画風に見せていただいき。
「AI口調」で聞かせていただいき。
「そこは さていただかないのか」でツッコんで。
グッドタイミングで「バカ言ってんじゃないよ」を差し込んでいただき。
パティオでのブルジョアパーティーまで盛り込んでいただき。
来客者のメンバー含めて、やりたい放題、詰め込み放題だ。
濃い口の市郎が薄まるくらいに、いろんな意味でドロドロが怖すぎる!
やはり一番怖いのは、ネットの評判より、近くの他人ってことのようだ(桑原桑原)
昭和パートも良くできていた。
特に、不登校を続けているキヨシ(坂元愛登)のクラスメイト・佐高強(榎本司)のくだりは、昭和と令和の教育論談議に。
しっかりと、前回で未来を体験してきた純子(河合優実)の成長と変化も盛り込まれて、見応えがあった。
ただ、少し気になったのは、昭和に馴染んできたフェミニストの社会学者・向坂サカエ(吉田羊)の言動だ。
本人だけでなく、サカエの元夫・井上昌和(三宅弘城)のドッペルゲンガー? 中学生の井上(中田理智)にあってやり取りしていたが。
これ、未来を変えちゃう可能性があるし、ビリっときてないし(笑)
まあ、 細かいことは言いっこなしにしておこう!
まさか、ご本人登場だけでもスゴイのに、そのご本人に向かって。
市郎「KYON2なのにKYON2じゃない」
私が初めて生KYON2を目の前でお見かけしたのが、ドラマ『少女に何が起ったか』(TBS/1985)の撮影スタジオで。
その時、本当に「KYON2なのにKYON2じゃない」と思いましたもん。
でも、流石のクドカン、KYON2本人をただいじるだけでなく、年齢までいじって、更に不倫ネタの回で(チャック)
タイムスリップものとしての面白さ…
教育を扱う学園ドラマの真面目さ…
家族を扱うホームドラマ…
命や人生を扱うヒューマンドラマ…
これらの要素も盛り込んだ、ひと粒で何度もおいしいドラマになっていますね。
最終回がない連ドラになってほしい、本気で思います。
最後に、今作初担当の演出の井村太一さん、大御所の小泉今日子さんを登場させたた場面、令和と昭和の雰囲気の違いなど、頑張ったと思います。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
改めて告知するほどのことではありませんが。
多数のリクエストのコメントをいただいておりますので、告知いたします。
表題のとおりです(笑)
2024年4月5日(金)深夜より放送開始の連続ドラマ、テレビ東京のドラマ25枠『季節のない街』の感想を投稿予定とさせていただきます。
【ドラマ25】季節のない街 | テレビ東京・BSテレ東 7ch(公式)
実は、放送は知っていましたが、敢えて下記の一覧表には敢えて記載しませんでした。
2024年4月期/春ドラマの視聴予定&期待度! 配役,スタッフ,概要などの情報も満載!
理由は、4つ。
●既に、昨夏に「Disney+」で全10話配信済み(私は未鑑賞)で、地上波ドラマの新作ではないこと。
●クドカン作品のような思い入れが強い人が多そうな作品は、鑑賞済みの方のネタバレコメントが多く、読みたくなくても読まざるを得ない(読まないと削除できませんので)ので、面倒はやりたくない。
●以上のことから、ひとりでじっくり鑑賞して楽しみたい。
●4月から、土日を含めた週末の仕事が忙しくなるので、金曜日夜のドラマの感想は少なくしたい。
そう思って、封印していました。
しかし、多くの読者様から「見てほしい」「感想を投稿してほしい」とのコメントをいただきました。
流石に、「これ以上、見て見ぬふりし続けることも違うな」と思ったわけです。
というわけで、放送前ですが、ネタバレのコメントはお控えください。
特に、「自分はネタバレだと思っていないコメント」が “実はネタバレだ” というのが以外に多いので、扱いが難しいのです。
※ドラマ『拾われた男 LOST MAN FOUND』(NHK/2022)も、「Disney+」先行配信で同じ被害に遭いました…
ドラマ好き同士として、「勧めたい」「共感したい」は分かりますが…
私にもクドカン作品を楽しむひと時をいただけると助かります。
もちろん、今回の地上波放送が“初見の方”は、ともに最終回まで見届けたい(分かりませんけど・汗)と思います。
「お願い」「注意書き」ばかりになって、たいへん申し訳ありません…
ただ、きっと、この表題に興味を持って読んでくださっている方は分かっていただけると信じています。
因みに、原作の小説も未読ですので、まっさらな気持ちで見たいと思います。
★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”
この投稿は、読者の皆様が、いつでもどこでも、2024年4月期/春ドラマ選びの参考にできるよう、できるだけ最上位に表示します。
[ご注意]
本記事は管理人の “好き嫌い” で書いています。
応援している出演者や原作等に強い思い入れがある方は読まないほうが良いです。
今期も、恒例の来期の連ドラを楽しむための企画を独断と偏見満載で書いてみようと思います。
※基本的に好みの問題で「不倫」「近親相姦」を扱った作品は見ません、悪しからず…
「期待度」は最高を星5つ【★★★★★】で示します。
読者の皆様の参考になれば幸いです。
このページに掲載した作品(朝ドラ含む)は、来期に放送される全ての連続ドラマではありません。
リアルタイムと録画試聴を合わせて、<一度は見てみるつもり>の作品群です。
感想を投稿するかどうかは、別の話ということで…
●基本的に BS、CS111、配信系は含まず地上波のみ
●記載は曜日順、敬称略
●リンク先は公式のウェブサイトや…
X(旧Twitter)、Instagram、TikTok等の公式SNS
それと、青色のリンク(一部)は、原作書籍等の「Amazonアソシエイト」です。
なお、番組情報は記事作成時点(右上記載)のものですので、随時更新する予定です。
【記事中のスタッフ略字の解説】
P:プロデューサー
GP:ゼネラルプロデューサー(≒制作統括)
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok
原作:なし
脚本:清水友佳子(過去作/朝ドラ「エール」,最愛,リバーサルオーケストラ)
演出:平川雄一朗(過去作/義母と娘のブルース,天皇の料理番,天国と地獄)
音楽:不明
主題歌:HY『366日』
P:狩野雄太(過去作/アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」,劇場版「ONE PIECE STAMPEDE」※TVドラマほぼ無)
出演:広瀬アリス(主演)…
作品概要:“HYの『366日』の世界観を元に着想を得たオリジナルストーリー。
期待度:【★】
理由:『月9』の恋バナ、ほぼ興味関心ゼロです…(涙)
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作:子鹿ゆずる(原作)・大槻閑人(漫画)『アンメット-ある脳外科医の日記-』
脚本:不明
演出:不明
音楽:不明
主題歌:不明
出演:杉咲花(主演)…
作品概要:“記憶障害の脳外科医”が患者を全力で救い、自分自身も再生していく新たな医療ヒューマンドラマ。
期待度:【★★】
理由:なぜ、主人公の初期設定にわざわざ “障がい” を利用するのか! タイパ重視で(苦笑)放送開始までに原作を読んで完読し、見るかどうか決めます!
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、YouTube
原作:なし
脚本:吉田紀子(過去作/Dr.コトーシリーズ,リエゾン-こどものこころ診療所-)
演出:新城毅彦(過去作/日曜の夜ぐらいは…)
星野和成(過去作/イチケイのカラス,未来への10カウント,グレイトギフト)
中村圭良(過去作/家政夫のミタゾノ(4),日曜の夜ぐらいは…)
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナシリーズ,アンナチュラル,インハンド,MIU404,石子と羽男,グレイトギフト)
主題歌:不明
GP:中川慎子(過去作/俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?,マルス-ゼロの革命-)
出演:石原さとみ(主演)、亀梨和也、宮澤エマ、矢本悠馬、田中みな実、安藤政信、仲村トオル、佐々木蔵之介…
作品概要:「横浜地方検察庁」中央支部の検事・西村奏が主人公のサスペンスラブストーリー。
期待度:【★★★】
理由:テレ朝のJ事務所タレント担当のゼネラルプロデューサーが手掛けるので、ほぼ内容はそういう感じになると思います(苦笑)
放送開始日:2024年4月30日〔全10回〕
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、YouTube
原作(小説):桐野夏生『燕は戻ってこない』
脚本:長田育恵(過去作/群青領域,朝ドラ「らんまん」)
演出:不明
音楽:Evan Call(過去作/ハラスメントゲーム,鎌倉殿の13人)
主題歌:小田和正「so far so good」
出演:石橋静河・ 稲垣吾郎(W主演)、森崎ウィン、伊藤万理華、富田靖子、戸次重幸、内田有紀、黒木瞳…
作品概要:代理母に頼ってでも遺伝子を残したい夫、代理母に疑問を抱く妻、代理母候補の女性の3人で生殖医療に迫る問題作のドラマ化。
期待度:【★★★★】
理由:敢えて原作は未読で、期待している作品。こういうのを放送できるのは NHKだけだと思います。稲垣さんの演技にも注目。
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作(漫画):小沢かな『BLUE MOMENT』
脚本:浜田秀哉(過去作/絶対零度シリーズ,イチケイのカラス,ノッキンオン・ロックドア)
演出:田中亮(過去作/アンサングシンデレラ,イチケイのカラス,やんごとなき一族)
森脇智延(過去作/SUITS/スーツ1、2,イチケイのカラス,競争の番人)
音楽:佐藤直紀(過去作/教場I/II/0,海猿,コード・ブルーシリーズ,救命病棟24時[5])
主題歌:ボン・ジョヴィの新曲「レジェンダリー」
P:高田雄貴(過去作/大奥 最終章,イチケイのカラス)
栗原彩乃(過去作/SUPER RICH,ナンバMG5)
出演:山下智久(主演)、出口夏希、水上恒司、夏帆…
作品概要:気象災害から人命を守るため、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけの救助に立ち向かうSDM(特別災害対策)本部の奮闘物語。
期待度:【★★★★】
理由:天気予報は学問として興味がありますし。何より、民放で山下智久主演ドラマを放送するなら見るしかないです。
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作:不明
脚本:不明
演出:不明
P:不明
音楽:不明
主題歌:不明
出演:木村拓哉(主演)…
作品概要:いわれのない罪に問われた男が脱獄し、潔白を証明するために事件の真相を追っていく物語。
期待度:【★★★】
理由:さすがに、「木村拓哉主演」だけの情報では何も書けませんが(汗)木村さん主演なので見ますし、星も3つ。
放送開始日:2024年4月11日
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作:なし
脚本:伊東忍(過去作/不明)
中村允俊(過去作/教祖のムスメ,ホスト相続しちゃいました)
奥村徹也(過去作/JKからやり直すシルバープラン,生ドラ!東京は24時)
演出:金井紘(過去作/ザ・トラベルナース,夕暮れに、手をつなぐ,ゆりあ先生の赤い糸)
P:足立遼太朗(過去作/僕たちの校内放送)
音楽:不明(過去作/)
主題歌:不明
出演:赤楚衛二(主演)、錦戸亮…
作品概要:週刊紙記者が巨大病院で巻き起こる権力争いの「野心」と「復讐心」に対峙すくリベンジサスペンス。
期待度:【★★】
理由:特に興味はありませんが。錦戸亮さん目当てで初回は見ようと思います。
放送開始日:2024年1月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok
原作:なし
脚本:金子ありさ(過去作/着飾る恋には理由があって,ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と)
演出:ふくだももこ(過去作/かしましめし)
坂上卓哉(過去作/死にたい夜にかぎって,不適切にもほどがある!)
P:新井順子(過去作/着飾る恋,MIU404,最愛,下剋上球児)
協力P:阿部愛沙美(過去作/君には届かない。,ブラザー・トップ)
音楽:不明
出演:川口春奈(主演)、木南晴夏、畑芽育…
作品概要:19歳、29歳、39歳のラストイヤー“9ボーダー”3姉妹がモヤり、焦りながら、自分の生きる道を模索金曜日がハッピーになるヒューマンラブストーリー!。
期待度:【★】
理由:ほぼ興味関心ゼロですが、金曜夜に一つくらい残しておこうかなって感じです。
放送開始日:2024年4月5日
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作(小説):山本周五郎『季節のない街』
企画:宮藤官九郎(過去作/初企画作品)
脚本:宮藤官九郎(過去作/あまちゃん,俺の家の話,不適切にもほどがある!)
演出:宮藤官九郎(過去作/木更津キャッツアイう,ぬぼれ刑事)
横浜聡子(過去作/バイプレーヤーズ2017、2018,ひとりキャンプで食って寝る)
渡辺直樹(過去作/いだてん~東京オリンピック噺~)
CP:濱谷晃一(過去作/警視庁ゼロ係シリーズ,ジャンヌの裁き)
撮影:近藤龍人(過去作/映画「そこのみにて光輝く」,映画「万引き家族」,映画「怪物」)
美術:三ツ松けいこ(過去作/映画「海街diary」,映画「溺れるナイフ」,映画「万引き家族」)
衣装:伊賀大介(過去作/俺の話は長い,大豆田とわ子と三人の元夫,17才の帝国)
音楽:大友良英(過去作/あまちゃん,いだてん,しもべえ,トクメイ!警視庁特別会計係)
出演:池松壮亮(主演)、仲野太賀、渡辺大知/三浦透子、濱田岳/増子直純(怒髭天)、荒川良々、MEGUMI、高橋メアリージュン、皆川猿時、又吉直樹、前田敦子、塚地武雅、YOUNG DAIS、大沢一菜、奥野瑛太、佐津川愛美、小田茜/坂井真紀、片桐はいり、広岡由里子、LiLiCo、藤井隆、鶴見辰吾、ベンガル、岩松了…
作品概要:仮設住宅の“街”を舞台に個性豊かな住民たちが繰り広げる 最低で最高な青春群像エンターテインメント!
期待度:【★★★★】
理由:2023年8月9日より、Disney+で全10話配信済み。そのためネタバレコメントを読みたくないので通常は感想の投稿はしません。しかし、私は未見で面白そうですし。感想のリクエストもいただいたので、初チャレンジしてみます。
放送開始日:2024年5月11日
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作:なし
脚本:大池容子(過去作/いないかもしれない,エンディングカット)
演出:大嶋慧介(過去作/おちょやん,探偵ロマンス)
押田友太(過去作/おかえりモネ,恋せぬふたり)
音楽:池永正二(過去作/声ガール!,この男は人生最大の過ちです)
制作統括:櫻井賢(過去作/4号警備、透明なゆりかご)
安達もじり(過去作/演出作品多数,制作統括作品不明)
出演:伊藤万理華(主演)、和合由依…
作品概要:多様性実現を掲げるテレビ局の新人女性プロデューサーと、俳優を目指す車椅子の高校生が「新しい時代のドラマ」を作る…
期待度:【★★】
理由:土曜ドラマ『17才の帝国』(2022)を彷彿させる未来のテレビ局を描くドラマのようで。ティーンエイジャー向けかも?。
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok
原作(小説):池井戸潤『花咲舞が黙ってない』、池井戸潤『不祥事』
脚本:松田裕子(過去作/花咲舞が黙ってない,東京タラレバ娘,正義のセ)
ひかわかよ(過去作/セシルのもくろみ,個人差あります)
演出:南雲聖一(過去作/花咲舞が黙ってない,東京タラレバ娘,ハコヅメ)
音楽:菅野祐悟・得田真裕(過去作/花咲舞が黙ってない)
出演:今田美桜(主演)…
作品概要:「メガバンク東京第一銀行」を舞台に、古い体質や不条理に黙ってられない花咲舞が主人公となる痛快銀行エンターテインメント。
期待度:【★★★】
理由:『1』は大変面白かったのに、『2』が勧善懲悪が薄まって期待外れだった作品の第3弾。『2』放送後の小説版が原作になるので、返り咲くかどうか?
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok
原作:なし
脚本:山本奈奈(過去作/ドラゴン桜2021,VIVANT)
李正美(過去作/半沢直樹2020、ドラゴン桜2021,VIVANT)
宮本勇人(過去作/VIVANT)
福田哲平(過去作/インハンド.パンドラの果実)
演出:田中健太(過去作/DCU、ペンディングトレイン,トリリオンゲーム)
宮崎陽平(過去作/半沢直樹2020,日本沈没2021,DCU,VIVANT)
嶋田広野(過去作/わにとかげぎす)
音楽:不明
法律監修:國松崇(ドラマ「セクシー田中さん」日本テレビ社内特別調査チームの外部有識者,VIVANT法律監修)
警察監修:大澤良州(過去作/小さな巨人)
出演:長谷川博己(主演)、北村匠海…
作品概要:有罪率99.9%といわれる日本の刑事裁判において、被疑者である証拠が完全に揃っていても無罪を獲得する弁護士の逆転パラドックスエンターテインメント。
期待度:【★★★】
理由:『99.9-刑事専門弁護士-』のダークヒーロー版? 『日曜劇場』だから当然見応えあるという神話はなくなったと思います。
放送開始日:2024年4月1日~
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに)
安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,鎌倉殿の13人,やさしい猫)
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘)
ほか
音楽:不明(過去作/)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り:尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
出演:伊藤沙莉(主演)、石田ゆり子、岡部たかし、仲野太賀、森田望智、上川周作、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、岩田剛典、戸塚純貴 、松山ケンイチ、小林 薫…
作品概要:日本初の女性弁護士で、後に裁判官となった女性・三淵嘉子がモデルのリーガルエンターテインメント。
期待度:【★★★】
理由:三淵嘉子さんは、『ブギウギ』ヒロインのモデル笠置シヅ子さんと同じ大正3年生まれ。社会の矛盾や不平等と格闘しながらも、希望を持って未来を見つめる法曹界を描くので、分かりやすさ馴染みやすさがポイントになるかも?
放送開始日:2024年4月
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram
原作(漫画):暴力とも子『VRおじさんの初恋』
脚本:森野マッシュ(過去作/ケの日のケケケ)
演出:堀切園健太郎(過去作/篤姫,スニッファー嗅覚捜査官,フェイクニュース)
音楽:渡邊崇(過去作/軍港の子~よこすかクリーニング1946~)
主題歌:不明
制作統括:桑野智宏(過去作/軍港の子~よこすかクリーニング1946~)
出演:野間口徹(主演)、倉沢杏菜、井桁弘恵…
作品概要:おじさんの初恋は、VR世界の中だった―中年男性の孤独な現実とバーチャル世界を行き来しながら描く新感覚ラブストーリー
期待度:【★★】
理由:少し前に SNSで話題になっていた原作は未読。タイトルに “おじさん” が入っていますが、ドラマはオジサン向けなのか??? 第1話は見てみます。感想は内容次第ですね。
さて…
自分の貴重な時間を割いて見る連ドラで、楽しい思いをするにはどうしますか?
私は、下記の3つを参考に、見逃したくない連ドラを探しています。
1.自分と似たような価値観の人の意見を参考にする
2.自分と違う人の意見を参考にして、その真逆を選ぶ
3.直感あるのみ!
当ブログが「見逃したくないドラマ探し」の、お役に立てれば嬉しいです。
【途中で離脱宣言】しないドラマは、基本的に感想を書き続けます。
気長にお待ちいただけると助かります。
当ブログには最下部の記載の通り、複数の講座があります。
暇つぶしに読みながら脚本や演出の基礎が分かっちゃいます。
前期も、大勢の読者様に感想を読んでいただき、感謝いたします。
また、多くのコメントや Web拍手も、ありがとうございました。
読者様のコメントや Web拍手は、私の “ディレクターとしての矜持” を保つ大きな “心の支え” です。
どうぞ、春ドラマの感想も、引き続き楽しんでいただければ幸いです。
また、経済的な支えになっているのが、アフェリエイト(成果報酬型の広告)に協力してくださる多くの読者様の存在です。
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【月曜日】
●『95(キュウゴー)』
主演:高橋海人 ※「高」ははしごだか(日本テレビ系)
【火曜日】
●『誰が私と恋をした?』
主演:生見愛瑠(TBS系)
●『お迎え渋谷くん』
主演:京本大我(カンテレ・フジテレビ系)
●『からかい上手の高木さん』
主演:月島琉衣と黒川想矢(TBS系)※見るかも?
●『肝臓を奪われた妻』
主演:伊原六花(日本テレビ系)
●『恋をするなら二度目が上等』
主演:長谷川慎(MBS TBS系)
●『RoOT / ルート』
主演:河合優実(テレビ東京系)
【水曜日】
●『特捜9 season7』
主演:井ノ原快彦(テレビ朝日系)
●『君とゆきて咲く~新選組青春録~』
主演:前田拳太郎(テレビ朝日系)
●『好きなオトコと別れたい』
主演:堀田茜(テレビ東京系)
●『ソロ活女子のススメ4』
主演:江口のりこ(テレビ東京系)
【木曜日】
●『痛ぶる恋の、ようなもの』
主演:望月歩(テレビ東京系)
【金曜日】
●『ダブルチート 偽りの警官 Season1』
主演:向井理(テレビ東京系)
●『イップス』
主演:篠原涼子、バカリズム(フジテレビ系)
●『JKと六法全書』
主演:幸澤沙良(テレビ朝日系)
●『君が獣になる前に』
主演:北山宏光(テレビ東京系)※見るかも?
●『これから配信はじめます』
主演:松井愛莉(テレビ朝日系)
【土曜日】
●『おいハンサム!!2』
主演:吉田鋼太郎(テレビ東京系)
●『東京タワー』
主演:永瀬廉(日本テレビ系)
【日曜日】
●『ミス・ターゲット』
主演:松本まりか(テレビ朝日系)
●『ACMA:GAME アクマゲーム』
主演:間宮祥太朗(日本テレビ系)
●『あなたの恋人、強奪します。』
主演:武田玲奈(ABCテレビ系)
【大河ドラマ】
●『光る君へ』
主演:吉高由里子(NHK総合)
【放送枠未定のドラマ】
※このページに掲載中のドラマ群は、2024年4月期/春ドラマの全作品を網羅しておりません。
【参考にさせていただいたWebサイト】
●【春ドラマ一覧】2024年4月期の新ドラマ最新情報まとめ | TV LIFE web
●【4月期・春ドラマまとめ】2024年4月スタート! 注目の新ドラマ情報一覧!! | ORICON NEWS
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フジテレビ系・『院内警察』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)、Instagram、TicTok
第10話『dramaturgy』の感想。
なお、原作(漫画)の酒井義(原作)・林いち(漫画)「院内警察 アスクレピオスの蛇」は、未読。
治験の裏にある秘密を追う武良井(桐谷健太)は、死亡した患者・香織(川原琴響)のカルテに疑問を抱き、川本(長濱ねる)は担当医だった呼吸器内科医・安原(中村靖日)の証言を得ようと提案する。当の安原は現在、心臓病で同院に入院していたが、その容体が急変し、榊原(瀬戸康史)が緊急手術をすると分かる。そんな中、萌子(玄理)と葵(馬場ふみか)が院内交番に飛び込んできた。榊原が失踪したという。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---
原作(漫画):酒井義(原作)・林いち(漫画)「院内警察 アスクレピオスの蛇」
脚本:天本絵美(過去作/ブスと野獣,世にも奇妙な物語) 第2,6,10話
諸橋隼人(過去作/アイゾウ警視庁・心理分析捜査班,世にも奇妙な物語語) 第1,4,5,8話
相馬光(過去作/リズム,世にも奇妙な物語,教祖のムスメ) 第3,7,9話
演出:石川淳一(過去作/リーガル・ハイ,フラジャイル,絶対零度~未然犯罪潜入捜査~) 第1~3話
木村真人(過去作/ウソ婚,純愛ティソナンス,推しの王子様) 第4,5,7,10話
北坊信一(過去作/ばらかもん,忍者に結婚は難しい) 第6話
大﨑翔(過去作/レンアイ格闘家,ウソ婚) 第8話
吉田使憲(過去作/竜の道,ぼくの推しは王子様) 第9話
音楽:馬瀬みさき(※ドラマ単独担当初)
主題歌(エンディング):Eve「pray」produced by 澤野弘之
オープニング:SennaRin「NOD」produced by 澤野弘之
プロデュース:中村亮太(過去作/世にも奇妙な物語)
※敬称略
どこを褒めて、どこをツッコめばよいのやら???
とにかく、あれだけ「プラセボ効果」を強調して「無し」って(失笑)
褒めても良い点は…
●交番事務員の川本響子(長濱ねる)の “老け専” を今回は忘れなかったこと
●医療ドラマとして、前回の “母と娘” はお涙頂戴して悪くはないこと
●瀬戸康史さんの演技や存在感の新たな面が見えたこと
上記の3つだけ。
あとは… 特に挙げるまでもないが。
致命的なのは、「院内交番」の部分が完全に混迷して意味不明なこと。
ここまできちゃうと、元刑事が個人的な恨みで病院に潜入調査しているだけ。
「院内交番」というチームである必然性もほぼないし。
あり得ないほどの “大量の回想シーン” で既視感が漂い過ぎだし。
話が進むと、すぐに別の話に飛びまくるし。
こういうの、〔全11話も〕作らないといけないから、やるしかなのだろう。
話をあちこちに飛ばして、回想で謎説き風を装って、できる限り引き延ばす。
でも、やるならやるで、プロなんだから興味を持てるようにやってほしい、それだけ。
推し目当てで見ていても、助長気味でつまらないというのは… ふ~~~~~~っ
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