テレビはお茶の間に必要か？

テレビがつまらなくなった、その理由とは？
2009/02/13　11:28 アメーバニュース

制作会社のスタッフとして番組に関わっている現役ディレクターのYさんに話を聞いてみました。

「僕はテレビをダメにした理由は2つあると思います。ひとつはインターネットをはじめ様々なメディアが登場したことですね。たとえば、話題の番組を見逃したら、学校のクラスで話題についていけない、ということってよくあったと思うんですが、話題になるような名場面はたいていYOUTUBEにアップされていますよね。これなら、わざわざテレビの前にかじりつく必要もありません。また、ネットで動画を配信できる時代になったことも大きな要因。しかも、ネットの番組は、地上波ではできない面白い試みもたくさんできる。『江頭2:50のPPPするぞ！』とか。あと、DVDでも自由度の高い試みはできますしね。また、制作費がそれほどかからないからさほど儲からなくても上から怒られない、などがあると思います」

ネットの対等や不況による制作費カットが原因と言っていますが、ここは二つの面があると思います。

一つは、視聴率至上主義で視聴者を蔑ろにした番組が増え、良質な（面白い）番組を探すのが面倒になり、諦めた視聴者がテレビから離れていったこと。「どのチャンネルをひねってもくだらない番組ばかり」ってのは、昭和の時代からあった市民感情。それがいよいよ他の選択肢に移行しただけ。

もう一つは、ネットやDVDなどの他のメディアに視聴者がシフトしただけだと思います。インターネットや携帯電話、デジタル家電の発達に伴って、人々の日常接する情報量は日々増大し続けています。情報には処理する時間が必要です。そういう忙しい現代人に「テレビの前で正座して見ろ」「観たけりゃ自分で録画しろ」ってメディアが残るはずはありませんね。

テレビの前に正座して観るなんて年寄りか、余程の暇な人だけ。お茶の間のアイドルとしてのテレビはもう過去の価値観だと思います。ならば、テレビ本体の存在理由から問い正してみないと、真の視聴者に受け入れられるテレビやテレビ番組は存在しないと思います。

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“50TA”こと狩野英孝の自作曲が１０万ダウンロードとは(驚)

狩野英孝、“ドッキリ”から生まれた自作曲が10万ダウンロード突破！ テレ朝から表彰される
2009/02/06 13:00　オリコン

お笑いタレントの狩野英孝が、本格歌手デビューするというドッキリで反響を呼んだ『ロンドンハーツSP』（3日放送・テレ朝系）の放送後に、テレビ朝日から配信された自作歌が10万ダウンロードを突破し、同局から表彰されていたことがわかった。

"狩野英孝 オフィシャルブログ 狩野とアルいてく" の2/5の記事『１０万突破！』にも本人の喜びの程が書いてあります。

以前、当blog『テレ朝「ロンドンハーツ2008　Xmas3時間スペシャル」のガチぶりが面白い』にも書きましたが、今回は狩野さんが可哀相な位にきっちりした企画演出に見事落とされたって感じでした。

昭和のドッキリカメラは殆どが予定調和であり、それでこそ安心して見ていられたし、19:30～からの家族向け娯楽番組にピッタリでした。しかし、ロンハーのドッキリ企画にはスリルがあります。「バレナイのかな？」「どこまでやるの？」みたいな。

狩野さんも芸人としてはおいしかったでしょう。3時間の特番の主役、それもテレビ朝日開局50周年記念番組だし。最後に一緒にステージ上にいたmisonoさんも「めっちゃ、うらやましい！」って言ってましたね。狩野さんの今後のキモイ活動に注目です。

これからも、ロンハーのスタッフにはガチな企画で楽しませて欲しいと思います。

そうそう、番組中に“一人HOUND DOG”の大友康平さんが出演し、狩野さんに「音楽の才能を分けて欲しい」と言ったら、狩野さんに「分けられると良いんですけどねぇ」と返されてました。楽曲使用で元メンバーから民事訴訟を起こされている大友さんを“歌手の大先輩”として登場させるあたり、渋すぎます(笑)

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録画視聴率測定器を作ってどうすんの？

録画も視聴率測定、テレビ音声で番組判別…ビデオリサーチ
2009/02/05　15:18 読売新聞

テレビ視聴率調査の「ビデオリサーチ」は、これまで集計できなかった「録画による視聴率」を測定できる装置を開発した。番組放送時の視聴データしか測定できない現在の視聴率が、実態を反映していないという批判が多いだけに、視聴率そのものを根本的に見直す契機になりそう。(中略)

今回、同社が開発した新測定機器は、録画番組の視聴時にテレビから出る音声をデータベースと照合することで、どの番組を見たかを判定できる。チューナー内蔵パソコンによるテレビ視聴を測定する装置も開発した。

“録画率“なら“視聴者が興味を持った指数“として使えそうな気もしますが、“録画視聴率”だと“番組は観たけどCMは飛ばした指数”にほぼ同意だから、そんなのを番組スポンサーやテレビ局が必要なのでしょうか。

結局、この数字を使って、『これだけの人数が本来見て欲しいCMを飛ばして番組を見ているから、(パソコン含め)録画装置に予め損害額を上乗せしておこう』、ってことにでも使われなければ良いのですが。

そもそも「テレビから出る音声」を測定するって方法も見えてきませんが、いっそのこと民放全局有料チャンネル化すれば、テレビ離れに決着がつくかも・・・

お遊びですが『視聴率チェッカー』ってのを見つけました。ちょっと面白いです。

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今日から朝青龍が内閣総理大臣になりました(困)

国民の期待を裏切らない麻生太郎さん。今日の大相撲初場所千秋楽に内閣総理大臣賞授与のために登場するので、日頃全く興味関心の無い大相撲中継を観ていました。

麻生首相が土俵に上がり、賞状を読み上げるといきなりその時がやってきました。

「賞状：内閣総理大臣・朝青龍殿！」

おい！「杯」が無い！「内閣総理大臣杯」でしょ？これじゃ、今日から朝青龍首相が誕生しちゃう(困)

総理官邸も総理周辺も、それ以前に政府も一番やっちゃ行けない高視聴率生番組。私が総理のディレクターだったら、これだけの本番なら賞状の漢字に全部ふりがな付けますし、2回は読み合わせリハーサルやりますよ。

それすらも出来ない麻生首相周辺のモチベーションの低さは、支持率低迷にそのまま跳ね返るのは無理も無い。今や、ちょっとしたミスでもクビになるかもしれないって冷や冷やしながら仕事している人が多いのに。

さぁて、今夜からワイドショーがどう扱うのか？

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「ウソバスター」制作会社：給料が安いのと、やらせは無関係でしょ？

当blog『撮影許可が取れなかったから“再現した”は捏造か？』でも書いた番組制作会社を無責任に擁護するかのような記事を見つけました。

ここから引用**********
「ウソバスター」制作会社　社員たちの悲痛な「生の声」
2009/01/14 J-CASTニュース

ノンプロダクションは東京都港区西麻布にあるテレビ制作会社。(中略)目をひくのは、トップページ右側にある「CHIKURI BOX!!!」と書かれたオレンジ色の円形マーク。クリックすると「チクリボックス」というページに飛ぶ。そのページの「スタッフの"生"の声を知ることができる」というキャッチコピーの下には、同社のプロデューサーやディレクターなどスタッフ22人の会社に対する不満や要望が掲載されているのだ。なぜこんなものが会社の「表」サイトに掲載されているのかよく分からないが、圧倒的に多いのは「給料・賞与」についての不満だ。
ここまで引用**********

社長や会社への不満を公表しているのは「開かれた会社」「嘘偽りのない会社」ってイメージ作りなのかと思えば、実際には嘘偽りをやってたわけで、事件以降も掲載を継続しているとなると、公表の真意はわかりません。

そりゃ、私も映像制作の端くれに居ますから、今の映像業界のコスト削減が非常事態であるのは理解します。特に下請け、孫請け（正に私だ！）は悲惨ですよ。その上、クラインとの要求はどんどんモンスター化し、「その値段でできるかよ！」ってケースが多いです。

だから、最後は自分が砦になるしかないんですよ。これをやったらお仕舞いって思いで、クライアントを説得する勇気と、反発を食らって仕事が無くなる恐怖と戦うクリエーター魂みたいな。

でも、このノンプロダクションは前科がある。同じく制作会社の株式会社トスプランニングと一緒にあの『発掘!あるある大事典』のデータ捏造に関与してます。それを忘れちゃいけません。

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