七人の秘書 （第8話/最終回・2020/12/10） 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『七人の秘書』（公式）
第8話/最終回『さらば影の軍団…!! 最終決戦 秘書をなめるな!!』の感想。

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亡き頭取をホテルから運び出す写真が各自の勤務先に送りつけられたことで、千代（木村文乃）らは突然、解雇される。同じ頃、粟田口（岸部一徳）の会見に千代の兄・一男（マキタスポーツ）が乱入し、あえなく警察に捕まった。拘置所の一男と再会した千代と萬（江口洋介）は、彼の行動の理由を知る。‘影の軍団’は解散し、皆が職探しに動く中、千代は再び銀座のクラブに戻り…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：なし
脚本：中園ミホ（過去作/やまとなでしこ､ﾊｹﾝの品格1,2､ﾄﾞｸﾀｰX1-4,6） 第1,2,6,7,最終話
　　　香坂隆史（過去作/限界団地､緊急取調室3､ﾄﾞｸﾀｰX6､家政夫のﾐﾀｿﾞﾉ4） 第3,5話
　　　林誠人（過去作/ﾄﾞｸﾀｰX2,3,4,5,6､家政夫のﾐﾀｿﾞﾉ2,4） 第4話
演出：田村直己（過去作/ﾄﾞｸﾀｰX1,2,3,4,5,6､未解決の女1,2） 第1,2,5,最終話
　　　山田勇人（過去作/ドクター-X3） 第4,7話
　　　片山修（過去作/相棒ｼﾘｰｽﾞ､家政夫のﾐﾀｿﾞﾉ4） 第3,6話
音楽：沢田完（過去作/ドクター-X 1,2,3,4,5,6）
主題歌：milet 『Who I am』『The Hardest』

ここまで"現役秘書"である設定が活かされない最終回とは!?

最終回の放送が終わった連ドラに何かを書いたところで、無駄を承知で最終回と、総括をやってみる。

まず、最終回のように、捻りがあって、多少の痛快さがあったなら、もっと面白く見られたと思う。

ただ、最終回に於ける “捻り” や “痛快さ” は、なんだかんだ言って、四朗（シム・ウンギョン）の話ばかりで。番組タイトルにもなっている “秘書” と言う設定がほぼ無関係だから生まれたもの。ここまで “現役秘書” である設定が活かされない最終回で、脚本家は満足なのだろうか？

『半沢直樹』頼みのオリジナリティのない最終回と言うのも

そして、「売られたら売り返す…。口座番号だ！」は、明らかにドラマ『半沢直樹』からの引用だが、超高視聴率のドラマから名台詞を引用して、視聴者が面白いとでも思って書いているとしたら、視聴者もバカにされたものだと、私は思う。

その上、粟田口（岸部一徳）への結末も、『半沢直樹』で柄本明さんが演じた箕部進政党幹事長のオチとほぼ同じ。流石に、最終回でここまでオリジナリティがないと…

『七人の秘書』のタイトルに振り回されて終わったか…

そして、総括。最初から「秘書」と言うのをやめて、「女性6人」をそれぞれが様々な業種のプロフェッショナルにして、萬（江口洋介）は映画『チャーリーズエンジェル』の「M」のように顔を見せないとか、ドラマ『必殺仕事人』の「元締」みたいな設定にするとか。

結局、『七人の侍』にインスパイアされたのか知らないが、『七人の秘書』のタイトルに振り回されて終わった感じだ。せめて、『七人の女』くらいにしておくのが良かったのでは？

あとがき

テレ朝は、『ドクターX』のように本作をシリーズ化したいようですし、今期の連ドラの中では高視聴率の部類ですが、結果的にサントラ盤の発売はありますが、Blu-rayはともかく、DVD BOXの発売もないとは。なんか、もやもやする作品であり、最終回でした。

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