「やっぱり！」の低視聴率女優・上戸彩、を考える

4月スタートの日テレのドラマ「ホカベン」が低視聴率に喘いでいると言う。『ごくせん』の初回スタート視聴率が26.4％に対して、『ホカベン』は、初回視聴率が8.8％、第2話は9.3％、第3話は7.4％と低視聴率まっしぐら。また、主演の上戸彩さんに対しても、日刊サイゾーの記事『日テレ初主演も「やっぱり！」の低視聴率女優・上戸彩』でもこう。

上戸が“数字が取れない女優”であることは、すでに業界の定説になりつつある。（中略）考えてみれば上戸は、真に危うい薄氷の上を歩いている。CDを出し、ライブも開いているが、誰もヒット曲を知らない。ドラマにはあれこれと出演しているが、映画の主演オファーが来ないところに、演技力と動員力の不足が見て取れる。ドラマにせっせと出演して、安い契約料金でCM出演をし、上戸彩ブランドを維持している。

私も初回は観ましたが、「何とも個性の無いドラマだなぁ」が第一印象。もちろん上戸さんはじめ北村一輝さん、戸田菜穂さん、篠井英介さん、りょうさん、大杉漣さんと脇もちゃんと固まってるけれど、一人ひとりは個性的でも「出演者」としてまとまると如何せん新鮮さと個性が無い。また、タイトルの『ホカベン』にも、"新人の弁護士＝ホカホカな弁護士"を略してるなんてのも、今さら感があります。そして、新人が様々な体験をして一人前に成長して行くストーリーも見飽きた感があります。更に上戸さんの最近のドラマって全部この手の「新人モノ」ばかり。いくら職業を替えても演技力はそんなに成長していないのだから、結局コスプレ的に衣裳が違うだけのドラマばかりになり、新鮮味が感じられません。

上戸さんも２５歳。そろそろ新人役から脱皮しないと難しいと思います。それに「新人成長モノ」ドラマが多すぎると思います。若手俳優やタレントを売り出すには安易な企画だと視聴者も気がついているはず。ドラマの制作現場にももっと斬新な番組を作って欲しいと期待します。

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最近の江守徹さんの滑舌が良くない、件について

特にNHK「シリーズ世界遺産100」と再春館製薬のドモホルンリンクルのCMでの、ナレーション担当の江守徹さんの滑舌が最近良くないのが気になります。皆さんは気にならないのでしょうか。

江守さんの場合は、ゆっくりと噛み締めるように低音で喋るケースが多いので、私はとても気になります。特に拗音（ようおん）と言われる「ちゃ行」「みゃ行」「りゃ行」が。いずれも上唇と下唇が接近し、唇の丸みを伴って（円唇化）発音する合拗音ですから、2007年2月末に患った軽度の脳梗塞の後遺症だと思います。

NHKも前述の番組で2007年9月から鹿賀丈史さんとＷキャストにしているのも頷けます。ディレクターとしては滑舌が良くないのは困りますが、誰にも替えられないあの声はやはり魅力的です。きっとどのスポンサーさんも、スタッフさんも悩んでいることでしょうね。でも、個人的にはプロである以上、もう少し滑舌が良くなってからナレーションの仕事をして欲しいですが、江守さんの性格だとバラエティー番組ばかりでは納得いかないのでしょう。早く、あの名調子を聴きたいです。

ところで、この記事を書くにあって困ったことがありました。それは「滑舌（かつぜつ）」と言う漢字がMS-IMEで変換されないことです。そこでネットを潜ってみると、『「滑舌（かつぜつ）」は辞書・辞典に載っていないし変換もできない』と言うブログ記事を見つけました。滑舌って業界用語だったんですね。全く無意識でした。できるだけ業界用語を使わないように気をつけていても、知らぬ間に使っているようです、反省・・・

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フジは制作費5%カット テレビ局の大不況、に一言

『肥留間正明の芸能斜め斬り フジは制作費5%カット テレビ局の大不況』（内外タイムズ 2008年04月26日）によると、

「昔はいくらでもスポンサーはいた。だが大手スポンサーがどんどん離れてテレビにそっぽを向いている。テレビ局の将来は暗いですね」と話すのは民放幹部だ。フジテレビでは番組制作費一律5%カットが実行されているらしい。制作会社の残業はなくなり、決められた時間内で番組制作を求められている。そして番組制作は下請けから孫受け受注がさらに拡大している。下請け会社のスタッフの年収200万円はざら。フジテレビ社員の年収は40歳平均で1400万円といわれるように、格差はますま拡大している。これではまともな番組ができるはずがない。スポンサー離れは自業自得だろう。

スポンサー離れの原因は視聴率低下。その視聴率低下の原因は番組の質の低下。それにエンターテイメントの多様化も原因でしょう。

とにかく最近のテレビ番組は全部PRかクイズだと思って間違いない。もちろん民放はドラマだろうとニュースだろうと、基本的にはCM（PR）を観て頂くための手段ですから良いのですが、そう言う意味を超えた「センスの無い、えげつないPRのための番組づくり」ばかりが目立ちます。100%近い番組ゲストは自分のPR（新番組、舞台出演、出版、CD発売）目的は明らかだし、従来はゲストも自分が観たことのない番組でも笑顔ではにかみながら「いつも見てます」とか言ってたのに、最近は堂々と「見たことないです」とか言うし。じゃ、毎週見てる私たちは何なの？ってなるのは当たり前。また、クイズもどれも同じなのはもはや諦めるとして、強引に答えから問題を作ったようなセンスの無い問題ばかり。

そして、こんな「クズ（みたいな）番組」ばかり観て育ってきた連中がもはや現場のスタッフなのだから、それに拍車が掛かるのは当然。テレビ業界はホントに古いです。映画業界も同じ。もっと異業種の多種多様な価値観を持ったクリエーターを注入する方法を考えないと、新しいものは生まれません。

もっとスマートで、洒落てて、時にはお色気もあって、それでいておもしろの中に真面目さと知性を感じるような、そんな番組はもう出来ないのでしょうか？

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総務省 アナログ放送、全国一斉終了の方針、へ物申す

2011年7月24日に予定されている地上波テレビのデジタル放送（地デジ）への完全移行に合わせ、地上アナログ放送は全国一斉に停止する方針を、総務省などが固めた。（asahi.comより）

総務省のホームページを見てみたら、電波監理審議会（第９２９回）議事要旨(PDF)がありました。そこにこうあります。

電波監理審議会会長から、本件については、デジタル放送への全面移行について多くの要望が寄せられたことにかんがみ、総務省として今後ともデジタル放送への移行に向けて積極的に取り組んでほしい旨の発言があり、総務省から平成２３年７月２３日のアナログテレビジョン放送の終了に向けて、国民への周知広報をはじめとする施策を徹底し、円滑なデジタルテレビジョン放送への移行に向け努める、との回答があった。

先日のブログ『「アナログ放送中」とテレビ画面に常時字幕、に物申す』にも書きましたが、かなり焦っていると言うか、強引と言うか、こうなると国民の意見なんて聞く耳を持たない雰囲気です。

まぁ頭にくることはいろいろありますが、百歩譲ったとしても、5,000円前後の地デジチューナーを売り出すことと、賃貸住宅の大家さんに罰則金を付けても地デジ対策させるくらいの策を講じないと進まないと思います。誰も進んで情報弱者になろうなんて思わないし、情報の孤島に住もうなどと思わないはず。ただ数十万円もする地デジ対応のテレビを買う気がないのと、アンテナの調整だって数万円かかるのが嫌なだけ。そんな庶民の心も見捨てるのが今の日本なんだ、きっと。

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「アナログ放送中」とテレビ画面に常時字幕、に物申す

先日の『BTOの「男児の性器を写すな」の件に物申す』に続いて、どうして日本のマスコミ始めお国の方は頭を使わないのか？「男児の性器はダメ」って言われたら注意勧告。今度はasahi.comのニュース（画像借用）によると「皆が地デジTVを買わない」から『アナログ』って常時画面隅に表示だって。ニュースでまともなテロップも入れられないくせに、常時字幕とは笑わせます。普及しないのは、多くの日本人が必要性を感じないからでしょ？8ミリフィルムだって、VHSビデオだって、パソコンだって、DVDだって「わいせつ」なもの見たさが普及を押し上げた。人間は欲求には勝てない生き物。それが買わないのだから要らないってこと。

それを、強引に地デジを普及させようと考えた電機メーカーや関連業者の言いなりに仕事を作ったのがそもそもの原因なのに、一方的に期限を切って、電波止めますってのはどうみても、見慣れたテレビ時代劇の悪代官以上のあくどさ。その上、画面に常時字幕だなんて。

もう時代は変ってます。新聞を読まない家庭が増えているのと同じで、テレビを見ない家庭も増えるはずです。もう少しスマートな普及の方法があるはず。でなければ、暴れん坊将軍に登場願うしかない！

※自身が暴れん坊将軍として抗議する方はこちら（総務省公式）です。

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