NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『虎に翼』
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第44回/第9週『男は度胸、女は愛嬌?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
これまでの後悔と秘密をすべて打ち明けて、直言(岡部たかし)は安らかに亡くなった。寅子(伊藤沙莉)は何事もなかったように生活を続けようとする中、はる(石田ゆり子)は寅子にお金を渡す。花江(森田望智)もはるも悲しみを乗り越えるため、好きなことに使ったのだと言う。闇市をさまよい、優三(仲野太賀)と一緒に食べた焼き鳥を思い出す寅子。優三が自分にかけてくれた言葉がよみがえってくる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7週
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8週
安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9週
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
料理指導:赤堀博美(過去作/花咲舞が黙ってない,厨房のありす)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト )
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り(本編):尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
語り(土曜日版):山下誠一郎(過去作/Eテレ「小雪と発酵おばあちゃん」)
副音声解説:山崎健太郎(過去作舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略
「続いています」ではなく「続いていきます」の語りの意味
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
前々回の第42回で、優三(仲野太賀)の戦死が判明したが。
前回の第43回では、直言(岡部たかし)が〔なぜ優三の死亡告知書を半年間も家族に隠したのか?〕は曖昧のまま終了した。
そんな流れを受けての、今回のアバンタイトルの第一声だ。
語り「昭和21年10月。
直言が亡くなっても
生活は続いていきます」
ここで傾聴すべきは、「続いています」ではなく「続いていきます」と語りが言っている点だ。
私が受ける言葉のニュアンスでいうなら。
「続いています」だと、今回は単純な “次回の続き” の印象となり。
「これから、夫と父の死後の主人公の日常を描きますよ」になる。
でも「続いていきます」だから、今回は「夫と父の死を背負った主人公の日常は、こんなこんじゃありませんよ」的な予感まで漂わせる。
平仮名の「き」が入るかどうかの違いだが、受け取る印象が全然違う。
もちろん、「続いていきます」のほうが、連ドラらしいし、何よりも先が気になる、次回が見たくなる朝ドラをめぜしていることが伝わってるから、最適解だ。
タイトル映像明けが、言わずもがな「抑うつ状態の寅子」
月曜日に放送された第41回の感想で、次のようなことを書いたのを覚えておられるだろうか?
タイトル映像明けは、何かにすがりたい哀感と何もできない抑うつ、それを乗り越えて戦死を受け入れる受容していく家族を丁寧に丁寧に描写した。
この「抑うつ」「受容」は、10年以上前から当ブログ内で引用し続ける「キューブラー・ロスによる5段階モデル(死の受容モデル)」だ。
1960年代に活躍した米国の女性精神科医、キューブラー・ロスが余命宣告された患者が自分の死を受け入れる過程を5段階に分類した「死の受容モデル」と呼ばれるもの。
看護師の国家試験問題対策では必修科目といってよいくらいの患者の心理を考える上での基礎中の基礎だ。
簡単に解説すると、次のようになる。
本来は「自分の死」のことではあるが、「自分以外の死」についても当てはまる。
●否認・隔離:自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階である。
●怒り:なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階である。
●取引: なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階である。何かにすがろうという心理状態である。
●抑うつ:なにもできなくなる段階である。
●受容:最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階である。
これを理解しておくと、当ブログで死に関することを書いたときに分かりやすいと思う。
で、月曜日は、直道の戦死を知った猪爪家の面々が、当初は「怒り・取引」だったのが家族同士で理解し合うことで「受容」に進んで言ったことが描かれていた。
そして、前々回のラストから前回の序盤までは、優三の戦死に対しての「怒り」「取引」を描き、家族みんなで「何かにすがろうとした」ことまでが描かれた。
そして今回のタイトル映像明けが、言わずもがな「抑うつ状態の寅子」… である。
なかなか、深く、重い、繊細な言葉選び
そんな中で、一足先に(表現は適切でないが)義兄である優三の死を受容し、先に進んでいる直明(三山凌輝)が動き出す。
ご存じのとおり、直明は責任感が強く、家族のためなら自らを犠牲にすることも厭わないキャラクターだ。
だから、猪爪家の長男として、当然やるべきと提案したに過ぎない。
でも、まだ抑うつ段階の寅子には、直明の提案も、元「登戸火工」の重田(緒方賢一)の言葉も、すんなりと受容できない… そういうことだ。
寅子「大黒柱って…」
いつもどおりに、ちょっぴり脱線してみる(笑)
家族や友人などを死に遭遇した際に、周囲から自分だけ立ち直りの速度が違うなみたいなのってないだろうか?
私は、今年1月の妹の急逝で、葬儀に参列したごく内内の数人ですら、前々違うなと感じたのだ。
それは、血縁が近いからとか、子供のころから知っているからという物差しでは図ることができない “故人との心の距離感と太さ”の相互関係が影響しているような。
数年に一度しか会わない幼馴染が、頻繁に会っていた身内よりもショックを受けているのを目の当たりにしたし。
50年以上も “兄と妹” だったから、会おうが会わなかろうが “兄と妹” 関係は変わらないだけに、この世にいないことこそが頭では受け入れているけど、まだ心で納得できない私… とか。
もしかすると、今回の直道の提案を諸手を上げて受け入れられない寅子は、「直道には直道が進みたい道を、で、自分が大黒柱に…」も心の隅にあったと思う。
だからこそ…
語り「思ったようにいかない」
これ↑が、このときの寅子の真の心境だと思う。
なかなか、深く、重い、繊細な言葉選びだ。
ホント、勇気のある "無言の 20秒間" の演出
4分過ぎ、優三の “とてつもない御利益があるお守り” を持参した小笠原(細川岳)が猪爪家にやって来る。
前回の感想で、「心を込めたお守り」ではなく、「力を込めたお守り」となっている点に言及した、あのお守りだ。
ここで再登場させるから、ちゃんとフック(引っ掛かり)を付けておいた… そういう脚本のテクニックだ。
吉田恵里香氏のスゴイ脚本に呼応すべく凄いのが、月曜日の感想の「あとがき」で予想&期待した安藤大佑氏の演出だ。
ドラマ『となりのマサラ』『やさしい猫』で、“弱きを助け” の視点で事象をやさしさを描く演出が印象的だった安藤氏。
今回は、まさに “優三” を “弱きを助け” の本人に位置付けしたエピソードを見事に描いた。
そう感じたのが、6分過ぎの寅子と小笠原が向き合って、互いにお辞儀をする “無言の 17秒間” だ。
直道と花江(森田望智)の次男・直治(廣瀬樹季)のセリフ直前まで含めれば “無言の 20秒間” だ。
この尺だけで、寅子と小笠原が、窓外に見えたであろう幼子の優未に優三をどれだけ重ねたのが伝わってくる。
ホント、勇気のある “無言の 20秒間” の演出だ。
寅子が優三へ恋に落ちた瞬間の名ゼリフの回収
ああ、自分で書いておいていうのもなんだが。書くのが疲れてしまった。
(読むのも疲れると思うが… 汗)
しかし、後半戦は。とんでもない名シーンの連続だ。
今回の感想の冒頭で、今「夫と父の死を背負った主人公の日常は、こんなこんじゃありませんよ」的な予感がすると書いたが。
直道は、主人公・寅子の兄であると同時に、寅子の親友・花江の “夫” であり。
直言は、主人公・寅子の父親であると同時に、寅子の母・はる(石田ゆり子)の “夫” であり。
だから、“夫” を亡くした寅子の気持ちが、はるも、花江も分かる… ということだ。
はる「どうしようもなくなった時
ないしょで 思いっきり ぜいたくしました。
そうするしかなかった」
今回も <回想シーンは、ドラマでも物語でもない> ことは変わらない。
でも、前回に続いて今回の回想シーンは、寅子と視聴者が一緒に想像したい “共通の妄想” なのだ。
だから、次の直言のセリフに、より説得力を持たせる効果としても、絶対に必要だった。
もちろん、このくだりは、5月21日(火)放送の第37回での川辺のシーンに次があった、寅子が優三へ恋に落ちた瞬間の名ゼリフの回収だ。
優三「嫌なことがあったら
また こうして2人で隠れて
ちょっと 何か おいしいものを 食べましょう」
寅子が、優三の死を受容する過程を丁寧に紡いだ見事な展開
周囲の速度に合わせて、「“夫の死” を受容せよ! 」と迫るのでなく、投げ無しお金を渡して時間をくれる母・はる。
そのお金を持って闇市の焼き鳥屋に座ると、肉と肉の間から串が見える品祖な焼き鳥が2本と、どぶろくが出てくる。
もちろん、「2本の焼き鳥を誰と食べろと…」であるわけで、寅子は口にすることができる店をあとにする。
すると、店主(金民樹)が追いかけてきて、新聞紙に包んだ焼き鳥を手渡して。
店主「しっかり するんだよ。ねっ!」
恐らく、この店主も、夫を戦争で亡くしたが、一足先に(表現は適切でないが)その死を受容し、先に進んでいる女性なのだ。
だから、店主の言葉に背中を押されて、押してもらったことで、例の河原に “2本の焼き鳥” を手に足を進めることだできたと思う。
寅子が、優三の死を受容する過程を丁寧に紡いだ、見事な展開だ。
脚本のアイデア、演出の作り込みが素晴らしい
でも、今作らしい展開はこのあとだ。
寅子「分け合って食べるって言ったじゃない。
必ず帰ってくるって 言ったじゃない」
べそをかきながら、焼き鳥を優三に見立てて叱るのが寅子らしい可愛らしさであると当時に。
優三に見立てていた焼き鳥をほおばる寅子の食べっぷりも寅子らしい。
時代が時代なら、缶ビールでもプシューっと開けるかもしれない、
並みの朝ドラなら、大袈裟な劇伴をくっつけて、川辺のヒロインを空撮でどんどん引きに見せるかもしれない。
でも、今作はどっちもやらない!
今作が選択したのは、焼き鳥の包み紙である古新聞を使ったエピソードだ。
ところどころにが“タレ” で汚れた古新聞の公布されたばかりの「日本国憲法」が掲載された記事にカメラが寄っていく。
第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
で、脚本のアイデア、演出の作り込みが素晴らしいのは、「すべて国民は、法の下に平等であつて」を規定されたことに感動に震える寅子に、オフで(画面に映らないところで)優三のセリフを被せて進行するくだりだ。
まあ、前々回の感想の「あとがき」で私が予想&期待した通りの展開ではあるが。
寅子が這い上がり、立ち上がるきっかけとして、5月24日(金)放送の第40回の中盤で、出征直前の優三が川辺で寅子に語る言葉を引用してきた展開だ。
大切な人の死を受容するとは、こういうことなのかも…
ここの演出で注目すべきは。
第40回では川辺で寅子と優三が向かい合って、互いの手を握り、目と目を合わせてセリフを言っているのに対して。
今回の優三は、寅子の隣に座って川のほうを見て話しているのだ。
そう、あのシーンとは別撮りになっているのだ。
そして、要するに寅子も視聴者も、優三の真横から「トラちゃんができるできるのは トラちゃんの好きに生きることです」を見聞きしたことはないってこと。
だから、このシーンが単純な回想シーンではなく、寅子の白日夢、白昼夢として “新しいシーン” になるわけだ。
これだけでも、如何に今作が <回想シーンは、ドラマでも物語でもない> ことを意識したドラマづくりをしているか分かると思う。
優三が消えて、天に向かって号泣する寅子で締めくくられた。
大切な人の死を受容するとは、こういうことなのかもしれない…
あとがき(その1)
月曜日で終戦になり、直道の死を受容する猪爪家。
火曜日で優三の写真を飾らない寅子と、夜な夜な本を読む直明。
水曜日で優三の戦死の知らせと、直言の病死。
そして、木曜日で夫の死を乗り越えた母と義妹に励まされる寅子。
ホント、1週間の日割りの構成の妙を感じされる今回でした。
もちろん、連ドラとして前週以前との伏線と回収もお見事なのは言うに及びません。
あとがき(その2)
今回は、もう一つ書かせてください。
私が、意外にうまい、というか、細心の注意を払って描写しているなぁと思うこと。
それは、優三と、娘の優未の関係性を、強く言及しない、強調しない脚本と演出なんです。
これ、並みの朝ドラなら「優未、お父さんがいなくて寂しいよね…」的な描写を入れると思うんですね。
だって、「寅子と優三の夫婦の絆の証」は、記念写真とお守り以外には、優未しかない… わけです。
でも、今作らしさを冷静に考えれば、優未を強調することは、寅子の “母親” や “女性” を強調することに直結しますから、ホームドラマに傾倒しすぎる可能性があるわけです。
今回も、寅子と小笠原のお辞儀のときに「あれ、お嬢さんですか?」も、あえてありませんでしたしね。
まだまだ、冷静さも、胸熱さも、バッチリ残っている今作に、まだまだ期待ばかりです…
みっきーの翼(第8回)
久し振りに『みっきーの翼』をやりますね。
ここんとこ、1月末に私が亡くなった妹のことと、お骨が九州に行くことで、今一つ調子が上がらない私を、妻が気にしたようで。
こんなものをプレゼントしてくれました。
癒しのアザラシ‘しろたん’だそうです。
触るとモチモチ&ひんやりです。
アラ還(あらかん)のオッサンに何をくれてんの?(苦笑)
おっと、これも「からかい上手の奥さん」の仕業かも???
と言いつつ、ベッドの上と、リュックにぶら下げてますけど(汗)
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第6話『風を読み届けろ命の薬!明かされる晴原の過去』の感想。
なお、原作(漫画)である小沢かな(作者)/荒木健太郎(監修)『BLUE MOMENT』は、既刊の全3巻を読了しました。
晴原(山下智久)は関東南部豪雨の慰霊碑でSDMメンバーのひかる(仁村紗和)に会うが、ひかるは灯(本田翼)の最後の行動について何も話さず去る。SDM本部には上野(平岩紙)の息子・海斗(石塚陸翔)が来て、全国紙飛行機大会に来てほしいと頼む。地震で取り残された人々に救援物資を届けるため、上野はドローンを使う計画を優先するが、大会の日と重なる。上野は業務を優先し、ドローンで物資を届けようとするが、新たな救助者が現れ、晴原は最短ルートで届けようと試みる。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作(漫画):小沢かな(作者)/荒木健太郎(監修)『BLUE MOMENT』
脚本:浜田秀哉(過去作/絶対零度シリーズ,ナオミとカナコ,Chef~三ツ星の給食~,ボイス110緊急指令室)
演出:田中亮(過去作/アンサングシンデレラ,イチケイのカラス,やんごとなき一族) 第1,2,4話
森脇智延(過去作/SUITS/スーツ1、2,イチケイのカラス,競争の番人) 第3,6話
下畠優太(過去作/SUPER RICH,やんごとなき一族) 第5話
音楽:佐藤直紀(過去作/教場I/II/0,海猿,コード・ブルーシリーズ,救命病棟24時[5])
主題歌:ボン・ジョヴィ 新曲「レジェンダリー」
挿入歌:山下智久「Perfect Storm (feat. TAEHYUN of TOMORROW X TOGETHER)」
消防協力:東京消防庁
気象監修:荒木健太郎(原作と同じ)
P:高田雄貴(過去作/大奥 最終章,イチケイのカラス)
栗原彩乃(過去作/SUPER RICH,ナンバMG5)
※敬称略
今回のストーリー構成における私が抱いた問題点
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
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原作(漫画)である小沢かな(作者)/荒木健太郎(監修)『BLUE MOMENT』は、既刊の全3巻を読了しました。
今作を見ている人…
当ブログの今作の感想を読んでくださっている人…
の多く人なら分かっていただけると思って、細かい解説は省略して書いてみる。
というのは、今回のストーリー構成における私が抱いた問題点についてだ。
因みに、私も、気象班統括責任者・愛称‘ハルカン’こと晴原柑九朗(山下智久)や、SDM本部の上野(平岩紙)の息子・海斗(石塚陸翔)に負けない自信はある理屈好きだから、ご理解いただきたい(笑)
今回のストーリー構成を再確認すると「大きく3つ」ある
まず今回のストーリー構成を再確認すると、描かれたのは以下の4つだ。
【1】晴原の亡き婚約者でSDMを構想した一人・園部灯(本田翼)の生前のこと
【2】SDM創設にまつわるエピソード
【3】上野と息子・海斗の母子関係の修復
【4】ドローン運用実用化に向けての救援医療物資運搬の実践模様
厳密にいえば【1】と【2】は一体化しているから…
【1】SDM創設と園部灯のこと
【2】上野と息子・海斗の母子関係の修復
【3】ドローン運用実用化に向けての救援医療物資運搬の実践模様
こうして、実質 “3つ” としておこう。
SDM創設と園部灯のことを長尺で映像化する意味あるの?
で、私が致命傷だと思うのが。
今回もこれまで同様、いやこれまで以上に【1】SDM創設と園部灯のこと を強調して長尺で盛り込んでしまったことだ。
確かに、「どうしてSDMが創設されたのか?」「主人公と灯がSDMに対しどのよう思いを込めている(た)のか?」は、それなりに描く必要があるとは思う。
だって、“現在の晴原” をつくり出している大事な要素だし。
結果的に、それが全体のパーツを一つにつなげる要素になるはずだからだ(原作は既読)。
山下智久さんと本田翼さんが学生服を着ていなかったのが唯一の救いだが(苦笑)
あれだけの尺で “過去を映像化” して視聴者に提示し続ける必要や意味があるのか? ということだ。
ドラマ『正直不動産』は"設定"をどうやって活用してたか?
例えば、山下智久さん主演の大人気ドラマ『正直不動産』(NHK/2022,2024)は、こうだった、
【1】‘さいちん’こと永瀬財地(山下智久) が “嘘がつけない営業マン” になった理由
【2】永瀬が 登坂寿郎社長(草刈正雄)と出会った経緯
【3】永瀬が登坂不動産に入社して “日本一の不動産営業マン” になると誓った経緯
【4】永瀬の良き相棒である月下咲良(福原遥)が “カスタマーファースト” になった理由
これらが、毎回、長尺で盛り込まれた記憶があるだろうか?
それこそ、当初にがっつりと印象付けをやったあとは、関連するエピソードのときだけ、未見の視聴者向けに北区説明的に盛り込んだことくらいしかないのだ。
なぜ、それで多くの視聴者が不満なく、楽しめたのか?
それは、ドラマ『正直不動産』が強調して描こうとし続けたのが、「今のさいちん」「日本一の不動産営業マンを目指し続ける永瀬」「先輩の背中を見て成長する月下」だからだ。
だから、永瀬や月下の過去は、あくまでも「ドラマ上の大切な設定」ではあるが、物語を構築し推進させるのは、「一難去って一難で成長する永瀬と月下」であることを頑固に守り続けた。
要するに、「設定は、あくまでも奥にしまっておくもの」であり、それをいかして(活用して)素晴らしい脚本、素敵な映像を作るべき… それをやれば良いだけ。
ホント、簡単なことなのだ。
でも、今回は、今作はできていない… と思う。
『上野と息子・海斗の母子関係の修復』の盛り込み方も?
もう一つ苦言を呈したいのが、『上野と息子・海斗の母子関係の修復』の盛り込み方だ。
子役で視聴率稼ぎをしたいのか知らないが。
自分の息子が被災地にいて、ほかの重症な被災者より優遇すべきか? なんてのはドラマでよく見ると思う。
では、なぜよく見るのか?
簡単に… 親の、母親の苦悩や、親心を描けるから… が、最大の理由。
でも、もう一つ、ほかの場所を盛り込むと緊張感が途切れるから… も、ある。
今回は、間違いなく後者に当たる。
重要な任務中に、ちらちらと個人スマホを見ては、周囲に気を遣わせる、
「全国紙飛行機大会」に行きたい、行かせる… を盛り込んじゃう。
いくらなんでも、上野は「晴原の上司」なのだから、ここは自制している背中を見せ続けるべきだったと思う。
もはや、映像的な緊張感はないし、上野に抱いていた責任感の強さやリーダーシップもウソに見えるようになった。
ハッキリいうが「戻ってくればいいってもんじゃない!」と思うが。
あとがき
結局、「SDMと灯のくだり」と「上野と息子のくだり」を異様、異常なくらいに組み込んだことで、最もドラマチックに描き、見せて魅せるべき「ドローン運用実用化に向けての救援医療物資運搬の実践模様」も…(困)
これも、いつも書いていますが、どうして晴原をぬくぬくルームにいさせ続けるのでしょう?
今回だって、晴原が「目視(直接肉眼で確認できる)範囲に内で操縦しないと!」と強く主張して最初から現場に駆け付ける… で、よかったと思いますよ。
連絡は全部インカムでできるし。
いや、晴原の助手・雲田彩(出口夏希)にノートパソコンを持たせて帯同させ、操縦で手が離せない晴原に気象情報を的確に伝えるほうがよかったと思いますけど。
なぜ、「今の晴原」「変化する晴原」「進化するSDM」「成長する彩」を描かないのか理解に苦しみます…
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私事で申し訳ないが(いつも、ほとんどが私事ですけど・汗)
先ほど、ドラマ10『燕は戻ってこない』の感想を投稿して、心底どっと疲れた直後。
更に、妹のお骨がきょうにも関東を離れて九州に旅立つので、昨夜の台風のごとく心の中は荒れているのだ。
というわけで、前回の “あの続き” を見て、感想を書くのは、ホントいろいろ辛いのだが、前向きにいこう!
「心を込めたお守り」ではなく、「力を込めたお守り」
やはり、 “あの続き” だから、そんなエピソードで受け止めるのかが、最初の期待したところだ。
すると、こんな語りで始まった。
そういえば、これまでナレーション部分の表記は「N」と書いてきたが、先日から「語り」に変えている。
漢字二文字の登場人物が多いから、馴染みやすいかな? という私なりのカスタマーファーストである(笑)
語り「直言が半年近く隠し持っていたものは
優三の死亡告知書でした」
いわゆる、朝ドラファンの間で呼ぶ「ナレ死」というやつだ。
しかし、最後まで見れば分かるが。
この時点でも分かるのは、例えば「葬儀のシーン」「遺影のカット」にナレーションを被せるという従来の「ナレ死」とは明らかに違う。
今作が、今回のアバンタイトルにおいて <映像で見せて(show)魅せる(fascinate)べき!> だと判断したのは、苦しむ直言(岡部たかし)であり、ただただ信じられない母・はる(石田ゆり子)と花江(森田望智)、茫然自失の寅子(伊藤沙莉)の表情だけなのだ。
リアルなセリフは排除し、外から入ってくる小鳥のさえずりと、「五香の寅生まれの私が力を込めたお守りです」の回想シーンで、約45秒間のアバンを紡いだ。 放送当時はスルーしてしまったのだが、今回の回想シーンを見て改めて脚本の細かさに恐れ入ったのが。
「心を込めたお守り」ではなく、「力を込めたお守り」となっている点だ。
よく考えれば、裁縫が不得手な寅子だからこそ、“丁寧に心を込める” という表現よりも、“精一杯の力を込める” ほうが思いの、気持ちの強さを感じる。
なんだろ?
「心がこもった言葉」より「力がこもった言葉」のほうが説得力があるし、効果もあるように感じる… そんな違いがあるような。
こうしてみても、なかなか奥深いセリフだったから、回想に再利用した意味も分かるというのものだ。
恐るべし嫁、いや、寅子の幼馴染で親友の米谷花江の逆襲!
メインタイトル映像明けも、怒涛の、いや、息を飲む、息が詰まる展開の連続だ。
その閉塞感が充満している猪爪家の空気感に、バッサリ袈裟懸けで斬り込んだのが花江の次のセリフだ。
花江「お義父さんとは 生きてるうちに
お別れできるんだから」
恐るべし嫁、いや、寅子の幼馴染で親友の旧姓・米谷花江の逆襲だ。
嫁だからいえるし、親友でないと、ほぼ「介ハラ」「ケアハラ」のレベルだ(笑)
しかし、介護をやった人、やっている人なら花江に拍手を送る人も多かったのでは?
時に、高齢者は「自分は余命が…」を免罪符にして、普段ではあり得ないことをやってしまいがちなのだ。
死期が迫っている父が家族を枕元に集めて、これを言う?
その後も、花江の無敵モード、圧巻のパフォーマンスは続くつづく。
花江「トラちゃん 許したくなかったら
許す必要ないのよ」
もはや、もんぺ姿でおしとやかに座ってはいるが、「全ての心が満ちるまで、私は戦い続ける!」のキュアムーンライトにすら見える(笑)
花江最強伝説の誕生だ。
しかし、ここからが今作らしさの炸裂だ。
前回では、やや今作らしい楽しさが少なかったことの “返礼品” かもしれないが。
死期が迫っている父が、家族を枕元に集めて、咳き込みならが何を話すかと思いきや。
娘の結婚相手としての優三(仲野太賀)を「優三君かぁ」と、ディスり始め。
今さら、あのイケメン学生の花岡(岩田剛典)推しを妻に合意を求め。
散々助けてもらった寅子への恩を仇で返し。
夫を案じる妻をうるさがり。
息子を愛妻の浮気相手の子どもだと疑い。
花江は、上げたり下げたり無視したり。
まさかの、孫の優未に対して孫ハラ? まで(笑)
ここまで、一気に約8分間。
寅子「一生分の懺悔(ざんげ)する気?」
お見事だ。
確かに、これまでも直言は “ダメ夫” “ダメ父” として描いてきた。
しかし今回は、全部ひっくるめて “ダメ男” の共通項でくくってきた。
それでいて、なぜか直言が哀れに見えるし、可哀そうに見えるのは、岡部たかしさんの人柄か!
ここまでやるのなら、アホのおっちゃんが探してきた “桃” の奇跡で、直言が元気回復しちゃうのもアリだと思うが(笑)
<回想シーンはドラマでも物語でもない>が条件が揃えば…
さて、番組的には 11分が過ぎたころ、エピソードの風向きがふわ~っと変わる。
直言「こんなお父さんで ごめん。ごめんな」
寅子「何度も ごめんって言われても…」
直言「うん…」
寅子「でも お父さんだけだったよ…。
家族で 女子部に行っていいって
言ってくれたのは」
ここの演出で注目すべきは、上記のセリフの直後からの、寅子の直言へのお褒めの言葉の際に、小鳥のさえずりの効果音も、涙なみだを誘うような劇伴も排除し、俳優の演技だけを集中して見せて魅せたことだ。
息を飲む音や、鼻をすする音や、息遣いの音を、まるで目の前で聴いているような臨場感で再現してきた。
はる、花江、直明(三山凌輝)よりも違い距離で、寅子と直言を見ているような緊張感。
それを和らげるように、救われた思いの直言の表情と、笑みの寅子から、アコギのイントロの劇伴が入る。
<回想シーンはドラマでも物語でもない> ことは変わらない。
でも、今回の回想シーンは、寅子と直言と視聴者が一緒に思い出したい “共通の記憶” なのだ。
だから、次の直言のセリフに、より説得力を持たせる効果としても、絶対に必要だった。
直言「トラは俺の誇り 宝物なんだから」
朝ドラの歴史に残る「笑いと涙に溢れるナレ死」
このまま、涙なみだで終わるかと思いきや、いきなり直言が畳の上に突っ伏して動かなくる。
「えっ! この流れで、今度は直言が!?」と恐る恐る見続けたら…
はる「まだよ。寝てるだけ」
直明「何だよ。こんな体制で? 困ったな」
寅子「すっきりした顔しちゃって」
今週は、特に前回からは、“時代” だから悲観的、絶望的、厭世的なエピソード群が続くのはやむを得ないとは思っていた。
だから、前述のように、今週は暗い感じで進むことは半ば諦めていた。
しかし、今回の 15分間は、まさしく「朝ドラらしからぬ朝ドラ」を最大限に振る舞って、朝ドラだけでなく、昨今の「松竹梅の竹や梅レベルのドラマ」では絶対にやらない、やれないセリフ、演出、演技で盛り上げた。
そして、最後には、“死んだように眠る父” のオチまで用意してきた。
語り「数日後 直言は静かに息を引き取りました」
最後の最後は「ナレ死」になったが、朝ドラの歴史に残る「笑いと涙に溢れるナレ死」になったと思う。
ホント、いいものを見せてもらった… と思う。
あとがき
個人的な事情があるから、「直言の死は、本当に見たくなかった…」なのが本音なんですね。
だって、ドラマを見てまで悲しくなりたくないので。
でも、この度のエピソードで、笑って看取(みと)られる人生もいいなって。
ただ、厳密にいうと、直言が死亡告知書を隠した本当の理由は語られていないんですね。
でも、肝心なことは言わずに、あの世に持って行っちゃったのも、 “ダメ男” らしい最期だったと思います。
懺悔をしただけ、直言さんはよくやった… でよいと思います。
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NHK・ドラマ10『燕は戻ってこない』
公式リンク:Website、X(旧Twitter)
第5話〔全10回〕の感想。
なお、原作(小説)となった桐野夏生『燕は戻ってこない』は未読。
法律上、基(稲垣吾郎)と夫婦になったリキ(石橋静河)は6年ぶりに故郷の北海道に帰省する。代理出産の着手金を手に入れ、見違えるように着飾ったリキに驚く家族や地元の面々。リキはかつての職場の同僚たちとの飲み会で、当時不倫していた日高(戸次重幸)と再会する。リキが言い寄ってくる日高に辟易としていると、スマホに基から怒りのメッセージが届く。それは悠子(内田有紀)が止めるのも聞かずに送ったものだった。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作(小説):桐野夏生『燕は戻ってこない』
脚本:長田育恵(過去作/群青領域,朝ドラ「らんまん」)
演出:田中健二(過去作/朝ドラ「カーネーション,半分、青い。,なつぞら」) 第1,3,4,5話
山戸結希(過去作/映画「溺れるナイフ」,映画「21世紀の女の子」) 第2話
北野隆(過去作/半径5メートル,エルピス-希望、あるいは災い-)
音楽:Evan Call(過去作/ハラスメントゲーム,鎌倉殿の13人)
制作統括:清水拓哉(過去作/正義の天秤 Season2,生理のおじさんとその娘)
磯智明(過去作/なつぞら,十三人の刺客,どうする家康)
※敬称略
この章は、今作専用の毎週書いているフォーマット
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
この章は、今作専用の毎週書いているフォーマット。 前回も書いたが、繰り返す。
■我が家は、結婚35年ほどで子なし夫婦世帯。
■妻は助産師で既に数百人の赤ちゃんを取り上げている。
■私は1,000組超の結婚披露宴の演出を手掛けている。
■従って、結婚、出産などについては、いろいろ考えがある。
が、今作の感想で、「代理出産」などの議論をするつもりはない。
>更に、原作は未読だ。
序盤の理紀とダイキの温度差が今回のテーマに隣接してくる
まず意外と衝撃的だったのは、久し振りに地上波ドラマでクスコ(膣鏡)を見たこと。
それこそ、昭和のドラマ、昭和の産婦人科院内シーンではよく見かけたが。
というわけで、今回から、どうやら、それなりにきわどい表現や露骨な言い回しをしないと、本当の感想は書けなさそうだ。
従って、そういのは読みたくないなら、すぐ離れるべき… だと、事前に断っておく。
序盤から、印象的な場所として劇中に登場したのが「ホテル オリオン」。
実家に向かうバスの中で懐かしそうに「ホテル オリオン」を通り過ぎた‘リキ’こと大石理紀(石橋静河)。
ダイキ(森崎ウィン)からの「帰ってきたら会おう!気をつけて」の LINEメッセージに、理紀の今の心境とは真逆に見えるスタンプで応える。
最後まで見れば分かるが、この理紀とダイキの温度差(心も気温も)が今回のテーマに隣接してくるという仕掛けだ。
オリオン神と、日高と草桶を強引に重ねてみると…
因みに、「オリオン」とはギリシャ神話に登場する美男子で巨人の猟師だ。
ギリシャ神話の最高神ゼウスと女神レトの子どもで、若く美しい処女の狩人のアルミテミスの怒りにふれて殺された。
※さそりに刺されて死んだ説もある。
余計な深読みをやるなら。
理紀と、かつての職場の同僚で、当時不倫していた日高(戸次重幸)の軽率極まりない肉体関係にもつながるし。
異常性をも感じる支配欲に縛られる元バレエダンサー・草桶基(稲垣吾郎)と、主張があるようで無責任な一面を持つその妻、悠子(内田有紀)との関係にも見えてくる。
何となく登場した「ホテル オリオン」だが、これだけで様々なことが考えられるというわけだ。
"理紀"の中の"リキ"を目を覚まさせた母の強烈な価値観!
今回の、大きな見どころであり、人間の本性が見えると同時に。
田舎でくすぶり続けた“大石理紀” の中の、東京でやり直せる気満々の “リキ” が目を覚まさせたのが、次の大石昌江(あめくみちこ)のセリフだ。
昌江「別れるんなら
その前に子種(こだね)もらっときな。
(中略)草桶さんの子どもさえ産んどきゃあ
なんとかなる」
あめいくみちこさんの欲望にまみれた眼力の演技も凄いが、「子種」にピクッと反応する石橋静河の鋭い眼光が怖かった。
私にとっては “下衆極まりない弊社社会にありがちなよもやま話” だが、大石一家には嫁を含めて、ネタとして笑い飛ばしながら喋る本音トークになっているのも、更に背筋が凍る思いだ。
そして、この時の理紀のモノローグは自分を代理母であると冷静に律しているように見せる一方で、下衆な話をまんざらでもないと思い始めたところ…
そこへ、神をも恐れぬ行為で生命と命を搾取しまくるアメリカの生殖医療エージェント「プランテ」日本支社のエージェント・青沼薫(朴璐美)から、神とは真逆の悪魔の声が電話で届く。
一度でも悪魔の手に染まった者は、悪魔の手から逃れられないのだ。
もう、ひとりの女性としての “理紀” も “リキ” も存在を許されないことを身に染みて知るわけだ。
椅子に座って身体を揺らす赤い青沼がエンマ大王に見えた!
ブルーに光る水の奥で、椅子に座って身体を大きく揺らす赤い青沼が、私には “嘘大嫌いで、嘘をついたら舌を抜く” で知られるエンマ大王に見えた。
ここで、脱線してみる。
青沼というキャラクター名の割に、今回の青沼の顔も赤い照明で彩られていた。
エンマ大王様も赤いかをしているのはご存じだと思う。
でも、あの赤い顔は悪事をはたらいた罪人に激怒している面もあるが。
エンマ大王自身も、罪人を地獄へと裁く悲しみに堪え耐え、地獄での責め苦を味わっているのだ。
そう考えると、このシーンの最後の青沼が、疲れ切った感じで椅子の背もたれに身を預ける様子が、やはりエンマ大王に見せるような演出になっているように思う。
理紀は"無知の知"に気づかぬまま恐怖のどん底に落ちさそう
終盤での理紀のモノローグも印象的だ。
理紀(M)「あの墓地に埋葬されない生き方を
選ぶしかない」
やはり、今作には、「生命」「誕生」を描く一方で、どこか「地獄」「死」を描いているように思う。
で、理紀が選んだ “生き方” が、あらゆる “煩悩の象徴” しての <中だし(膣内射精)> だ。
またここで、ギリシャの話をすることになる。
古代ギリシャの哲学者・ソクラテスの有名な言葉に「無知の知」がある。
哲学の根本は、「人はどう生きるべきなのか」「正しい行いとはどういったものか」を追求することも含まれており。
「無知の知」は、自らの無知を自覚することが真の認識に至る道であるとする真理探究への基本になる考え方だ。
で、理紀は、卵子が受精できる期間と、精子の生存期間の違いを知らない。
でも、「代理母」という立場と金銭を得た理紀は “無知の知” に気づかぬまま、恐怖のどん底に落ちさそうになって終わった。少々、「代理母」を社会問題として扱う社会派ドラマの色は薄まってきた。
一方で色濃くなったのは、望むものを手に入れる過程で様々なものを失ったり得たりする人間模様を描いたヒューマンドラマだ。
「全10回」の折り返し、今後どんな方向へ転じていくのか楽しみだ。
あとがき
今どきの言い回しなら、よい意味でも、悪い意味でもエグいドラマ… となるのでしょうか?
物語にインパクトがあるので目がそっちに行きがちですが、映像的な見せ方、魅せ方もなかなかうまいと思います。
原作既読の方は、ネタバレにならないようご協力をお願いいたします。
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第42回/第9週『男は度胸、女は愛嬌?』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
直言(岡部たかし)の体調が優れない。寅子(伊藤沙莉)と直明(三山凌輝)はマッチ製造の仕事を紹介してもらい、はる(石田ゆり子)と花江(森田望智)は繕い仕事をすることでなんとか生活していた。寅子はかつて世話になった雲野(塚地武雅)の事務所を訪ねてみるが、雲野も苦しい生活をしているようだった。そんな中、直言がある重要な知らせを寅子たちに隠していたことが発覚する。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7週
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8週
安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9週
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
料理指導:赤堀博美(過去作/花咲舞が黙ってない,厨房のありす)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト )
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り(本編):尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
語り(土曜日版):山下誠一郎(過去作/Eテレ「小雪と発酵おばあちゃん」)
副音声解説:山崎健太郎(過去作舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略
登戸火工の重田登場で生きてている人たちの現実味も伝わる
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。
今回も、激アツ、胸アツの長文です!
冒頭から、「私が見たいドラマ」になっている。
そう、「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」がつながっていることを常に意識た描写で、視聴者にそのことをきっちりと伝え続けることだ。
冒頭のナレーションで。
N「直言が かつての知り合いに頼み込み」
これだけで、上記の3つの世界がつながっていることが伝わる。
更に、「登戸火工」の重田(緒方賢一)を映像で登場させて絡ませることで、「生きてている人たち」の現実味も伝わる。
多くの人に対して釈迦に説法だと思うが、緒方賢一さんは『名探偵コナン』登場する通称「阿笠博士(あがさはかせ)」の声優さん。
阿笠博士は、コナンの協力者だから、重田と猪爪家が互いに助け合うのは、ちょっとグッときちゃうわけだ。
アバンタイトルから涙が止まらなかったのは、次のくだり…
1分49秒には「昭和二十一年 1946」に時間経過。
娘の優未を負ぶった寅子(伊藤沙莉)が歩く河川敷に人一人おらず、ヨシ(アシ)が茶色に枯れ果てている光景が、年末年始のころの寒さと生活の厳しさを醸し出す。
寅子が川砂利を踏む足音と川の流れを強調し、寅子が歌う「♪モン・パパ」は抑えめにした音量演出によって、寅子の元気も縮こまり始め、なんとなく川の流れのように身を任せるしかないと諦めかけていることも伝わる。
私が、アバンタイトルから涙が止まらなかったのは、次のくだりだ。
直言「こうして
家族そろって新年を過ごせることを
幸せに思わないとな」
私事だが、今年の正月は、妻の実家で義母と妻と妻の弟夫婦で元旦のお祝いをする予定だった。
※令和6年能登半島地震があったから、こんなのんきなことを書くなとお叱りを受けるかもしれないが。
私の両親は既に他界し、義父は老健施設に入居中で、義母も認知症が進んでいるから “実家でのお正月” は今年が最後になると家族中が思っていた。
でも、12月30日夜に義弟夫婦が病気になって、結果的に私たち夫婦とお義母さんでのお正月になったのは以前にも書いたとおりだ。
更に今年は、妹夫婦や姪っ子たちとも正月に会う予定だったが、年末年始に入院していた妹も1月末に往生してしまったから、もう妹とも正月を祝えなくなってしまったのだ。
脚本の吉田恵里香氏と演出担当の安藤大佑氏の愛を感じる…
そんなことを思い出せてくれたのが、直言のセリフ。
で、印象的だったのは、この直言の言葉に、寅子が数回だけ小さく小さくうなずくが「そうだよね」といつもの調子の寅子はいないこと。
そして、脚本の吉田恵里香氏の登場人物への愛を感じるのが次のくだりだ。
直言「いや そろってはいないんだが」
はる「あなた!」
花江「トラちゃん。
もっと優三さんの話をしていいのよ。
写真も飾っていいの。
すぐに こう言ってあげられなくて ごめんね」
脚本の指定があるのか分からない(来週、買って読んでみます)が。
演出担当の安藤大佑氏の登場人物への愛を感じるのが、写真の置き場所だ。
寅子が、優三(仲野太賀)との思い出の写真を飾るのが、みんなが集まる「居間」ではなく「優未との二人っきりの寝室」だってこと。
これ、分かっていただけるか予想がつかないが。
私は、寅子が現代に生きていたら、思い出の写真を「スマホの壁紙」にしている感じに受け取ったのだ。
娘と自分だけ好きなときに見られる、会える… そんな感じだ。
亡くなった人は "浄土" という "クラウド" にいて…
この時点で、優三が戦死をしたのか分からないから、あくまでも「たとえ話」と受け止めてほしい。
以前の投稿で、次のように書いた。
「亡くなった人は “浄土” というクラウドにいて。
ふと手を合わせて拝むのはスマホみたいなもの…」
繰り返すが、この時点ではまだ優三が戦死をしたのか分からないが。
寅子にとって、写真を寝室に飾ることは、夫の直明(三山凌輝)の戦死を知って傷ついている花江(森田望智)に対する気遣いもあると思うが。
もっともっと、内面的であり、個人的であり、夫婦、優未との親子関係だけの思いを大切にしておきたいから… に感じた。
私も、妹が病室から書いてくれた年賀状は部屋に飾っているが、まだ写真は飾っていないが。
なんとなくだが、寅子は優三の写真を「居間」に飾ったら、現実になってほしくないことが現実になってしまうような気がしているようにも思う。
今回も、「3分39秒間」の長尺のアバンだが、脚本と演出に愛が溢れた描写だった。
直明が夜中にコソコソと本を読む理由を他の側面から考える
アバンが正月で、メインタイトル映像明けは「昭和二十一年・五月 1946」へ。 さて、少し脱線してみる。
直明が夜中に起きて読んでいた本が『アドラー著 問題児の心理(「児」は旧漢字)』だ。
私が読んだことがあるのは、昭和34年(1959)の翻訳本だから調べてみると、直明が読んでいた翻訳本は、昭和16年(1941)の初版本という設定のようだ。
久保田(小林涼子)が婦人弁護士として初めて法廷に立ったのが昭和15年(1940)だから、大切な初版本を大事に持っていたということだ。
そして、前段の「優三の写真」の置き場所につながるエピソードがこれだ。
寅子「そんなコソコソ読まなくても」
直明「ずっと みんな気にしているんでしょ。
僕を大学に通わせられなかったこと」
直明の質問に、ほんのわずかだけ反応する寅子。
うなずくようなことはしない。
やはり、直明は寅子の弟だから、みんなのいる前で読むと夢が消えてしまうと思っていたのかもしれない。
だから、寅子は「堂々と読みなさい」でなく、そっと本を渡すだけ。
どこで、どう読むのか、それをどう使うのかは、直明に任せた。
この辺が「猪爪家の家風」でもあって、ちょっぴり花江だけ違う理由とも合致するのではないだろうか。
なぜ、直言が半年間も隠していたのか?
12分過ぎには「昭和二十一年・十月 1946」。
因みに、朝ドラ『ブギウギ』の昭和21年春に、スズ子と愛助が湖畔へ旅行に行ったころで。
史実は、笠置シヅ子の人気が下降気味で、「リンゴの唄」を歌う美空ひばりさんが台頭してきたころだ。
そして、衝撃の事実が判明した。
この年の4月に、既に優三の戦死を知らせる手紙が届いており、直言が隠していたことが判明した。
直道の際は「南西諸島方面ニ於テ戦死」と記載してあったが。
この度の優三の知らせにはさんは「遼寧省方面ニ於テ戦病死」とあった。
直道の死は不明瞭に描かれたが、優三の死は戦病死として看取られたということで、揺るがない事実… ということだ。
なぜ、直言が半年間も隠していたのか?
傷つく寅子を見たくなかったのか?
自分の体調を鑑みて、優三君と自分がいなくなったら… と、寅子を慮った結果なのか?
とにかく、次回を見ないわけにはいかない…
脚本と演出の工夫が見えたのが、次の二つ
暗くて、絶望的なエピソードの連続だった今回。
きっと週末に向けて、そして来週に向けての下準備なのだろう。
そんな中で、脚本と演出の工夫が見えたのが、次の二つだ。
一つは、次のナレーションを受けて、今作らしさである“トラつば・アベンジャーズ” の回想シーンを盛り込んだこと。
N「直明に あの学ぶ喜びを知ってほしい。
寅子は 目を背けていたことと
向き合う覚悟を決めました」
やはり寅子の原動力は、学ぶことと人助け。
もう一つは、そこを強調しつつ、「雲野弁護士事務所」を盛り込んだ。
スタッフは頑張って、明るさ、楽しさを盛り込んだとは思うが。
やはり、山田よね(土居志央梨)や事務員・常盤(ぼくもとさきこ)のことがあるから、本当の意味での “今作らしい明るさや楽しさ” とはならなかった。
かなり難易度が高いが、娘の優未を利用して「家族の団らん」的な要素を盛り込んでも良かったかもしれない。
本当に難しいところだが。
あとがき
私は、現状の寅子が這い上がり、立ち上がるきっかけは、次の優三の言葉だと思うんですね。
5月24日(金)放送の第40回の中盤で、出征直前の優三が川辺で寅子に語る言葉…
優三「トラちゃんが僕にできることは
謝ることじゃないよ」
寅子「えっ?」
優三「トラちゃんができるできるのは
トラちゃんの好きに生きることです。
また弁護士をしてもいい
別の仕事を始めてもいい。
優未の いいお母さんでいてもいい。
僕の大好きな あの
何かに無我夢中になってる時の
トラちゃんの顔をして
何かを頑張ってくれること。
いや やっぱり 頑張んなくてもいい。
トラちゃんが後悔せず
心から人生をやりきってくれること。
それが僕の望みです」
※改行含めて、全て字幕ママ
この亡き優三の言葉を胸に、翌年となる昭和22年(1947)5月3日に新しく施行された「日本国憲法」にかかわり、希望を見出す寅子になると…
ホント、「先が気になる」「次回が見たくなる」ですね。
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ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
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〔月曜日〕
●フジ 21:00 119エマージェンシーコール(第7話)
〔火曜日〕
●NHK 22:00 東京サラダボウル(最終回)
〔水曜日〕
●テレ朝 21:00 相棒season23(第18話)
●フジ 22:00 問題物件(第8話)
〔木曜日〕
▼感想の投稿なし
〔金曜日〕
●TBS 22:00 クジャクのダンス、誰が見た?(第7話)
〔土曜日〕
●NHK 22:00 ひとりでしにたい(6/21~)
〔日曜日〕
●TBS 21:00 御上先生(第7話)
〔月~木 (夜ドラ)〕
▼感想の投稿なし
〔月~土 (連続テレビ小説)〕
●NHK 08:00 おむすび(第22週・土曜日版)
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Iターン
愛してたって、秘密はある。
相棒 season13
相棒 season14
相棒 season15
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相棒 season17
相棒 season18
相棒 season19
相棒 season20
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アイムホーム
IQ246~華麗なる事件簿~
アオイホノオ
仰げば尊し
青のSP-学校内警察・嶋田隆平-
悪党たちは千里を走る
あさが来た
阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし
アシガール[再](2020)
明日の君がもっと好き
明日の約束
明日、私は誰かのカノジョ
アトムの童
あなたには帰る家がある
あなたのことはそれほど
あなたの番です
あなたのブツが、ここに
あのコの夢を見たんです。
アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~
anone
アバランチ
A LIFE~愛しき人~
アライブ がん専門医のカルテ
アルジャーノンに花束を
OUR HOUSE
アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋
アンチヒーロー
アンナチュラル
アンメット ある脳外科医の日記
家売るオンナ
家売るオンナの逆襲
生きるとか死ぬとか父親とか
生田家の朝
居酒屋ふじ
遺産争族
遺産相続弁護士 柿崎真一
石子と羽男-そんなコトで訴えます?-
医師たちの恋愛事情
イチケイのカラス[
いつかこの雨がやむ日まで
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
五つ星ツーリスト~最高の旅、ご案内します!!
いつまでも白い羽根
一橋桐子の犯罪日記
イノセンス~冤罪弁護士~
今からあなたを脅迫…
遺留捜査[4]
院内警察
インビジブル
インハンド
- 過去の連ドラの感想記事一覧(う~お)
嘘解きレトリック
嘘の戦争
美しき罠~残花繚乱~
ウチの夫は仕事ができない
ウチの娘は、彼氏が出来ない!!
奪い愛、冬
海に眠るダイヤモンド
浦安鉄筋家族
ウロボロス
VIVANT(ヴィヴァン)
営業部長 吉良奈津子
エイジハラスメント
ST 赤と白の捜査ファイル
Nのために
エルピス-希望、あるいは災い-
エール
エンジェル・ハート
エンディングカット
オー・マイ・ジャンプ
王様に捧ぐ薬指
大豆田とわ子と三人の元夫
おかえりモネ
おかしの家
掟上今日子の備忘録
奥様は、取り扱い注意
「おこだわり」、私にもくれよ!!
おじさんはカワイイものがお好き。
おちょやん
おっさんずラブ-in the sky-
お義父さんと呼ばせて
侠飯~おとこめし~
オトナ高校
オトナ女子
お兄ちゃん、ガチャ
姉ちゃんの恋人
オー!マイ・ボス!恋は別冊で
お迎えデス。
表参道高校合唱部!
おやじの背中
親バカ青春白書
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ[2]
俺の家の話
俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?
俺のスカート、どこ行った?
俺の話は長い
お別れホスピタル
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
女たちの特捜最前線
女はそれを許さない
- 過去の連ドラの感想記事一覧(か~く)
カーネーション
怪奇恋愛作戦
怪盗 山猫
カインとアベル
帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし
架空OL日記
顔だけ先生
家政夫のミタゾノ
家政夫のミタゾノ[2]
家政夫のミタゾノ[3]
家政夫のミタゾノ[4]
家族ノカタチ
家族の旅路 家族を殺された男と殺した男
学校のカイダン
家庭教師のトラコ
彼女はキレイだった
神の舌を持つ男
カムカムエヴリバディ
からかい上手の高木さん
カルテット
監獄学園
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監察医 朝顔
監察医 朝顔[2]
カンナさーん!
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季節のない街
偽装の夫婦
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貴族探偵
きのう何食べた?
きのう何食べた? season2
義母と娘のブルース
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君と世界が終わる日に
キャリア~掟破りの警察署長~
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きょうの猫村さん
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緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
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黒い十人の女
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黒服物語
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ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
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警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
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下剋上球児
下剋上受験
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結婚式の前日に
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恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
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ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
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コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
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孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
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コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
- 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~そ)
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
- 過去の連ドラの感想記事一覧(た~な)
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京サラダボウル
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
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舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
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マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
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[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
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リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
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