連続テレビ小説「ブギウギ」 （第115回・2024/3/14） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
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第115回／第24週『ものごっついええ子や』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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誘拐の電話がかかってきた翌朝、スズ子（趣里）は愛子（このか）に、学校を休むようにと言う。しかし、友だちと遊ぶ約束がある愛子はどうしても学校に行きたいと駄々をこねる。しばらくして、男（水澤紳吾）から再び電話がかかってくる。今日の午後３時に、日帝劇場のロビーにマネージャーに３万円を持ってこさせろという。タケシ（三浦りょう太）は、高橋（内藤剛志）ら刑事が張り込む中、日帝劇場のロビーに向かう。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

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原作：なし
脚本：足立紳（過去作/六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,拾われた男 Lost Man Found） 第1～8,11,12,17～19,22～24週
　　　櫻井剛（過去作/表参道高校合唱部!,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第9,10,13～16,20～22週
演出：福井充広（過去作/てるてる,家族純情きらり,ﾐｽ･ｼﾞｺﾁｮｰ） 第1,3,8,13,14,19,20週
　　　二見大輔（過去作/半分､青い｡,なつぞら,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第11,12,18,22～24週
　　　泉並敬眞（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,7,9,17週
　　　鈴木航（過去作/あさが来た,べっぴんさん,ｽｶｰﾚｯﾄ） 第4,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10,15,16,21週
　　　小島東洋（過去作/鹿児島発地域ﾄﾞﾗﾏ｢この花咲くや｣のみ） 第22週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

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ネタを見せられただけだから、評価のしようがない

私のブログに来てくれて、ありがとうございます。
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！

今日は、「3月14日」で “ホワイトデー” だが。

数学好きにとっては「円周率の日（「π＝3.14」より）」であり。

ドイツ生まれの理論物理学者アルベルト・アインシュタインの誕生日で、日本では「数学の日」に制定されている。

というわけで、まっさら(ホワイト)な気持ちで、無限大に分析してみようと思う。

ヒュ～　← ＜正直風＞のつもり（笑）

う～ん、『ブギウギ』として論じる点も、評価する点も、ほぼ無い！（苦笑）

ただ、世田谷署の人情派のベテラン刑事・高橋 役が内藤剛志さんで。

取調室のセットに白熱電球がぶらさがっており。

刑事と犯人が向き合ってカツ丼を食べるとか。

遊び心をふんだんに盛り込んだ “刑事コント” ではなくて、“刑事モノ” としては悪くない。

ヒュ～　← ＜正直風＞のつもり（笑）

というか、悪いか、良いかという次元ではなく、ネタを見せられただけだから、評価のしようがないのだ。

買い物好きのスズ子がひったくり犯に遭うくらいで良かった

ただ、正直なことばかりを書いていると、愚痴大会になってしまうから、ここはカスタマーファーストならぬ、読者ファーストで当ブログらしく綴ってみたい。

そこで、常連さんの読者様の大好物「こうしたら良かったのにコーナー」の開催だ（笑）

どうしても、スズ子（趣里）や愛子（このか）たち「福来一家」「花田一家」を事件に巻き込みたいのなら。

わざわざ雇っている家政婦・大野（木野花）よりも“単独でのお買い物好き”なスズ子が男（水澤紳吾）に狙われて。

買い物途中で、お気に入りのカゴごと財布をひったくられれば良かっただけでは？

もちろん、その程度の窃盗事件で世田谷署の人情派のベテラン刑事が登場するのは不自然だが。

それこそ、大野経由で茨田りつ子（菊地凛子）の知り合いの刑事さん登場にするだけで十分だと思う。

まあ、［史実］ありき、内藤剛志さんありきで、脚本をつくるから不自然な展開になっているのだ。

どうしても＜スズ子たちを犯罪に巻き込ませたい＞なら…

それに、もっと、そもそも論を書くと。

そもそも、男の犯罪は、スズ子に関係なく、店での万引き、通りすがりの人の置き引き程度で良かったのだ。

そう、別に、スズ子たちを巻き込む必要なんて、これっぽっちもないのだ。

貧しい境遇に腹を立てて、つい万引きして、理由を問い質したら「福来スズ子の豪華な生活に腹が立った」で良くない？？？

貧しい境遇に腹を立てた親が、息子の同級生の一家を狙う朝ドラって何？

だって、今回で描いたのは、高橋刑事からの、スズ子への “気づかぬ金持ちアピール” へのお説教でしょ？

もちろんスズ子はそんな気はないとしても、「そう見える人がいる」が高橋の真意で、脚本が書いたこと。

それでも＜スズ子たちを犯罪に巻き込ませたい＞なら、せめて［史実］どおりに状況を描けば良かったと思う。

当時は、芸能人のゴージャスな私生活が報道されるケースが多く、芸能人を狙った誘拐や脅しの事件が多発していたという事実。

そこを描いておけば、まだ、愛子の同級生の父親が… は、受け入れやすかったと思う。

あとがき

完全に、俳優ありきのエピソードなので、“刑事モノ” としては全否定はしません。

ネタ切れでしょうし、半年分の終盤祭り的なのでしょうしね。

ただ、１ミリ、１秒も “歌” がない『ブギウギ』でいいの？？？？

今思えば、愛助が亡くなって、『東京ブギウギ』が大ヒットした２月上旬以降、失速してますね。

やっぱり、クランクアップを発表すると内容もそうですが、視聴者もテンションが下がる気がします。。。

『ブギウギ』関連番組情報

ブギウギ オン ステージ２
3月17日(日)午前1:00～1:25※16日(土)深夜（総合・全国）
『ブギウギ』で放送された歌唱ダンスステージをより魅力的に再編集した映像をお届けする『ブギウギ オン ステージ』の第2弾！
（関西地方で3月2日に放送した番組の全国放送です）

あさイチ「プレミアムトーク」
3月15日(金)午前8:15～9:55（総合・全国） 「プレミアムトーク」のゲストに趣里さんが出演！

みっきーの植物図鑑（第205回）

先週末に行った妻の実家。

以前は植物博士で樹木医の義父が植木担当でしたが。
今は老健にいるので、私が “にわか植木担当” でして（笑）

ですから、『牧野新日本植物図鑑』も譲り受けられた わけです。

下の写真は、そんな実家の玄関アプローチの庭木の花「ユキヤナギ(雪柳)」です。

ユキヤナギは、ソメイヨシノの開花が終わるころに開花するバラ科の常緑低木。

東京の桜の開花予想が3月21日(3/13現在)なので、ようやく咲き始めた感じですね。

ユキヤナギの魅力は、枝一面を覆うように咲く花の姿。

花言葉は、「静かな思い」「愛らしさ」。

因みに、放っておくとどんどん伸びて大きくなるので、大胆に剪定しないと歩くのに邪魔になります（汗）

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで！』
1 2 3 4 5 土
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
第3週『桃色争議や！』
11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 土
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38 39 40 土

朝ドラ「ブギウギ」の"♪楽しい～お方もぉ～～～"もCD化! 劇中歌を集めた「福来スズ子 傑作集」発売決定  

"史実"朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の東宝移籍騒動ミステリー 

朝ドラ「ブギウギ」オリジナル・サウンドトラック Vol.1★2023/12/20発売!!  

朝ドラ「ブギウギ」の“花田家”と“はな湯”の［史実］を知ると＜ドラマ＞の奥深さが更に見えてくる！ 

第9週『カカシみたいなワテ』
41 42 43 44 45 土
第10週『大空の弟』
46 47 48 49 50 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」関連・『♪ アイレ可愛や』と笠置シヅ子の生涯で唯一の恋愛相手のコト 

第11週『ワテより十も下や』
51 52 53 54 55 土

朝ドラ「ブギウギ」 水上恒司の実家“村山興業”関連の新キャラを【史実】と共に解説！更に朝ドラ「わろてんか」との関連も!! 

朝ドラ「ブギウギ」 笠置シヅ子と最愛の人“吉本穎右”との出会いから○○までを【史実】と共に解説！更に新説「シヅ子のマネージャー２人説」も!! 

第12週『あなたのスズ子』
56 57 58 59 60 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の孤独な出産とこびない人生観が“ブギの女王”へのし上げた！ 

第13週『今がいっちゃん幸せや』
61 62 63 64

連続テレビ小説「ブギウギ」 （総集編 前編・2023/12/29） 感想 ※六郎にちなんで亀のお話も… 

第14週『戦争とうた』
65 66  土
第15週『ワテらはもう自由や』
67 68 69 70 71 土
第16週『ワテはワテだす』
72 73 74 75 76 土
第17週『ほんまに離れとうない』
77 78 79 80 81 土
第18週『あんたと一緒に生きるで』
82 82 83 84 85 86 土
第19週『東京ブギウギ』
87 88 89 90 91 土
第20週『ワテかて必死や』
92 93 94 95 96 土
第21週『あなたが笑えば、私も笑う』
97 98 99 100 101 土
第22週『あ～しんど♪』
102 103 104 105 106 土
第23週『マミーのマミーや』
107 108 109 110 111 土
第24週『ものごっついええ子や』
112 113 114 

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夜ドラ「ユーミンストーリーズ」〔全4回×3週〕 （第2週「冬の終り」の第3話・2024/3/13） 感想

NHK総合・夜ドラ『ユーミンストーリーズ』
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第2週「冬の終り」／第3話の感想。

なお、原作(小説)である柚木麻子ら ６名の女性作家『Yuming Tribute Stories』は、未読。

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店内放送を担当するのスーパーの正社員・前田（クリスタル　ケイ）から、カセットなら店内放送で流せると教えてもらった朋己（麻生久美子）。定岡（浅田美代子）の家に、息子が置いていったユーミンのカセットがたくさんあることも分かり、急遽、勤務後に定岡とみつき（伊東蒼）と朋己の３人で、定岡の家で「冬の終り」のカセットを探すことになる。そこで朋己は思わず一人で飲み込んでいた思いを吐露しはじめ…
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

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スタッフ（第1週）
テーマ曲：「青春のリグレット」
原作：綿矢りさ「Yuming Tribute Stories」より
脚本：岨手由貴子（過去作/Disney+ すべて忘れてしまうから）
演出：菊地健雄（過去作/ﾒﾝﾀﾙ強め美女白川さん,君に届け）

スタッフ（第2週）
テーマ曲：「冬の終り」
原作：柚木麻子「Yuming Tribute Stories」より
脚本：ねじめ彩木（過去作/民衆の敵,ﾌﾟﾘｽﾞﾑ）
演出：箱田優子（過去作/地上波ﾄﾞﾗﾏ不明）

スタッフ（第3週）
テーマ曲：「春よ、来い」
原作：川上弘美「Yuming Tribute Stories」より
脚本：澤井香織（過去作/地上波ﾄﾞﾗﾏ不明）
演出：奥山大史（過去作/Netflix｢舞妓さんちのまかないさん｣）

スタッフ（全話）
劇伴音楽：青葉市子（過去作/映画｢こちらあみ子｣）
制作統括 ：遠藤日登思（アミューズ）、神林伸太郎（NHKエンタープライズ）、藤並英樹（NHK）
制作・著作： NHK、アミューズ
※敬称略

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藤田さんの"変化"や"友情っぽい関係"を描くドラマらしい…

カセットテープが自分を表現するのに気軽で最適だった時代があって。

そんな時代では、「マイラジオ番組」を録音して自己満足するのも、あるあるで。

第1話に登場した、ユーミンの『冬の終り』が主題歌だったドラマ『その時、ハートは盗まれた』（フジ/1992）のように、夢中になったドラマが再放送もされず、円盤化もされないもの、そこそこのあるあるで。

きっと、そういう “あるある” を経験した同世代が、藤田朋己（麻生久美子）と仙川真帆（篠原ゆき子）で。

で、家族との距離感や、コミュ障的な部分も、似たところがあるけど、ふたりには多く厚い壁があって。

でも、藤田さんはユーミンの『冬の終り』が壁をぶち壊してくれる “巨大ハンマー” だと信じていて。

藤田「前以上に 沈黙におびえるようになっちゃって」

だから、群れるのは好きじゃないけど。

藤田「あの空気感を もう一回 取り戻したいだけなんです」

な一心で、パート仲間や社員さんに協力を仰いで、自分の変化や “友情っぽい関係” を描くドラマのようだ。

長くなったが、今回を見て、そう感じた。

あとは、なぜ仙川さんがドラマ『その時、ハートは盗まれた』とユーミンの『冬の終り』に触れると、途端に心がざわざわとするのか？

そこの謎解きを見るだけでも、今夜の最終回は見たいと思う。

こういうの、苦手な人、意外と多いと思う

こういうの、苦手な人、意外と多いと思う。

特に、前段に挙げた数々の “あるある” を知らない世代なら。

だって、最近のドラマにどっぷり浸(つ)かっていたらは、確実に情報提供量が少ないから、不安を感じるだろうし。

登場人物の心情描写も、ご丁寧過ぎる説明セリフがないから、全部自分で想像＆創造しなくちゃいけないから面倒だし。

「そもそも、ユーミンの歌と違うじゃん！」と ＜原作がある＞ ことの意味すら思考停止…

この作品が良くできているとは言わないが、「自分が理解できないから駄作」はどうかと思う…

当然、見ない自由も当然ある！

あとがき

店のバックヤードでの不倫現場の有線放送が、T-BOLANの『♪離したくはない』だったのは、ちょっと面白かったです。

どうやってまとめるのか、お手並み拝見ですね。

End Of The Winter / Fuyu No Owari (2022 Ｍix)(公式)

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【これまでの感想】
第1週「青春のリグレット」
第1話 第2話 第3話 最終話
第2週「冬の終り」
第1話 第2話 

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相棒 season22 （第20話/最終回スペシャル後篇 10分拡大・2024/3/13） 感想

テレビ朝日系・『相棒 season22』
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第20話/最終回スペシャル後篇 10分拡大『トレードオフ』の感想。

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内閣官房長官・武智（金田明夫）の盟友といわれる与党幹事長の収賄容疑を巡り、法務大臣・下川（黒谷友香）が指揮権を発動。東京地検特捜部の強制捜査が封じられる中、テレビで政権批判をした政治学者の乙部（佐戸井けん太）が未成年の多賀に襲撃される事件が起こる。乙部に出くわし、多賀が誰かに命じられたのではないかと聞いた右京（水谷豊）は、薫（寺脇康文）と共に事情を探り始める。一方、美和子（鈴木砂羽）も乙部を取材し…。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

●脚本：輿水泰弘／演出：橋本一（敬称略）

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生成ＡＩの使い過ぎで "刑事ドラマ" の体をなしていない

前回の前篇のラストで。

必死に右京（水谷豊）の衝撃の告白動画で盛り上げた感じになったのに。

まさかの “生成ＡＩ” と分かって、腰が抜けた思いだ（失笑）

終わった作品に、ダラダラ書いても無駄だから端的に書いちゃうが。

時代だから、“生成ＡＩ” を盛り込むことは否定しない。

しかし、＜映像で見せて（show）魅せる（fascinate）べき！＞ なドラマなのに。

ここまで何もかも“生成ＡＩ” では、視聴者自身が “今見せられている映像” をなんであるか予測することがかなわない。

これでは、劇中のアイテムすべてが信じるに堪えうる証拠や物証なのか分からず、推理や推測の楽しみを完全に奪っていると思う。

こうなると、もはや “刑事ドラマ” としての体をなしていないと思うが。

"生成ＡＩ" と "超アナログ" の使い分けがご都合主義すぎ

更に…
これでもかと言わんばかりに “生成ＡＩ” を盛り込んだ割りに。

一方では、変装、侵入、逆光など “超アナログ” も盛り込まれた。

作り手は両方の面白さを盛り込んだつもりだろうが。

急展開にしたいときは、唐突に “生成ＡＩ” を利用し。

人間キャラを魅せたいときは “超アナログ” で。

流石に、都合良すぎると思うが。

あとがき

『22』は当初から “ダークナイト” を散々匂わせてきたのに？？？

結局、終盤は「朗読劇」のごとく、延々と説明セリフを聞かされて終了。

相当に才能がある脚本家が見つからない限り、『23』はなくても悔いはなくなってしまいました（涙）

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　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10,15,16,21週
　　　小島東洋（過去作/鹿児島発地域ﾄﾞﾗﾏ｢この花咲くや｣のみ） 第22週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

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これが、一般的な笠置シヅ子さんの晩年の年表だ

私のブログに来てくれて、ありがとうございます。
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！

残り２週間と半分で、［史実］を隠したところで描かれるわけだろうから書いちゃうが。

笠置シヅ子さんが、『東京ブギウギ』が大ヒットして “ブギの女王”と呼ばれつつ、映画界に進出したのは、描かれたとおりで。

あとは、美空ひばりがデビューして大人気になり、ひばりの台頭を阻止するために服部良一が「ブギ禁止令」を著作権協会に支指示する騒動が勃発。

やがて決着するが、そのころの笠置シヅ子は人気に陰りが差して、歌手を引退し女優になって…

これが、一般的な年表だ。

騒動を描かなくても楽しいのは、今作が証明したことでは？

今回の身代金要求事件は、昭和32年（1957）の歌手廃業宣言の３年前、 昭和29年（1954）3月の出来事だ。

だから、描きたい理由も、描くことも理解はしているつもりだ。

従って、騒動至上主義に陥ってはいるものの、実話をもとにした“刑事モノ” としては悪くない。

ただ、「ホントに、これでいいの？」とは思う。

だって、そもそも騒動なんて描かなくても、奇をてらわずに楽しい朝ドラになることは、脚本家も演出家も制作統括も重々承知しているのではないのか!?

ステージや大ヒット曲の誕生秘話を丁寧に描けば、普通以上に「歌うことで元気になる人たちのドラマ」「歌を聴くことで元気になれる朝ドラ」になることも。

親子や家族の絆の物語をしっかり描けば、「義理と人情あふれる笑いあり涙ありのホームドラマ」になることも。

この『ブギウギ』そのものが、自分で立証、提示して見せてきたのでは!?

きっと、金曜日あたりで、愛子（このか）の友達（今回も登場した茶色のシャツの男の子）を投入して、「義理と人情あふれる笑いあり涙ありのホームドラマ」に仕立てるだろうが…

徹底的に、スズ子と愛子の母子関係の修復を描くべきだった

もう、今回の内容について書くことはない。

ヒュ～　← ＜正直風＞のつもり（笑）

敢えて書くなら、内藤剛志さんをキャスティングしてとしても、「身代金要求事件」を強調せずに。

徹底的に、スズ子（趣里）と愛子（このか）の母子関係の修復を描くべきだったと思う。

それだけ。

その理由を正直に書いてみる。

今週の出来次第で、チャンレンジ精神のあるホームドラマに

別に「好意的に見よう」「良いように解釈しよう」と思っているわけではない。

ただ、どうせ見るなら、どうせここまで見たのなら、作家の意図を読み解くのもアリかなとは思うのだ。

現状の『ブギウギ』は、かなり斬新というか、挑戦的な描写をやっていると感じるからだ。

それは、多くの “アンチ” にとって不評を買うのが当然であろうスズ子を描いているからだ。

そう、これといった不自由もなく育ったのに、いや何不自由なく育ったからわがままになった愛娘の愛子と。

そんな娘を溺愛し、過保護の教育を続けるスズ子を描き続けているからだ。

先日も、大野（木野花）や麻里（市川実和子）もアドバイスをするが、スズ子はいまいちピンと来ていない様子だった。

さてここで考えるのは、愛子は、有名人で関西人の母親の存在に苦しみ、母の過保護にも反発しているが。

それはドラマの設定としての好みは別にすれば、まあ「そんな娘さんもいるでしょうね」と、なると思う。

でも、「なぜ、スズ子に大野や麻里のアドバイスは届かないのか？」には、簡単に答えが出ない。

ここで、スズ子は子供のころから環境は幸せだったが、血縁関係には悩みを抱え続けていたとしよう。

だから、唯一というべき “生きている血縁者” として愛子を溺愛したくなっている… とも考えてみる。

そう考えると。

スズ子が愛子の考えを聞こうとも、知ろうともせずに “与えること＝愛” の教育を押し付ける設定は理解できる。

愛子が母親に対して罪悪感や義務感、その延長線上に母への恐怖感すら抱き、反発し始めている設定も理解できる。

しかし、ここへ今どきの価値観を持ち込めば、＜子供への過干渉は毒親の第一歩＞ なのだ。

であるから、“母子からすべてを奪う者＝犯人の男” の登場で、共通の恐怖体験をするスズ子と愛子に転機が訪れ、母と娘の関係修復になるのか期待したいし。

この視点が正しければ、意外なほどに、チャンレンジ精神のあるホームドラマの可能性もあると思う。

あとがき

まあ、週末には事件は解決するでしょうから待ちましょう！

ヒュ～　← ＜正直風＞のつもり（笑）

やるなら、“スピンオフ”としてやれば良かったと思ますよ。

それか逆に、民放の “２サス” 風にバリバリの効果音を入れて… とか。

どっちつかずが、一番 “らしくない” です。

昨夜の『うたコン　ブギウギ特集』を見た人なら、あのキャラたちが歌い踊るだけで盛り上がるんですから。

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで！』
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第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
第3週『桃色争議や！』
11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 土
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38 39 40 土

朝ドラ「ブギウギ」の"♪楽しい～お方もぉ～～～"もCD化! 劇中歌を集めた「福来スズ子 傑作集」発売決定  

"史実"朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の東宝移籍騒動ミステリー 

朝ドラ「ブギウギ」オリジナル・サウンドトラック Vol.1★2023/12/20発売!!  

朝ドラ「ブギウギ」の“花田家”と“はな湯”の［史実］を知ると＜ドラマ＞の奥深さが更に見えてくる！ 

第9週『カカシみたいなワテ』
41 42 43 44 45 土
第10週『大空の弟』
46 47 48 49 50 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」関連・『♪ アイレ可愛や』と笠置シヅ子の生涯で唯一の恋愛相手のコト 

第11週『ワテより十も下や』
51 52 53 54 55 土

朝ドラ「ブギウギ」 水上恒司の実家“村山興業”関連の新キャラを【史実】と共に解説！更に朝ドラ「わろてんか」との関連も!! 

朝ドラ「ブギウギ」 笠置シヅ子と最愛の人“吉本穎右”との出会いから○○までを【史実】と共に解説！更に新説「シヅ子のマネージャー２人説」も!! 

第12週『あなたのスズ子』
56 57 58 59 60 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の孤独な出産とこびない人生観が“ブギの女王”へのし上げた！ 

第13週『今がいっちゃん幸せや』
61 62 63 64

連続テレビ小説「ブギウギ」 （総集編 前編・2023/12/29） 感想 ※六郎にちなんで亀のお話も… 

第14週『戦争とうた』
65 66  土
第15週『ワテらはもう自由や』
67 68 69 70 71 土
第16週『ワテはワテだす』
72 73 74 75 76 土
第17週『ほんまに離れとうない』
77 78 79 80 81 土
第18週『あんたと一緒に生きるで』
82 82 83 84 85 86 土
第19週『東京ブギウギ』
87 88 89 90 91 土
第20週『ワテかて必死や』
92 93 94 95 96 土
第21週『あなたが笑えば、私も笑う』
97 98 99 100 101 土
第22週『あ～しんど♪』
102 103 104 105 106 土
第23週『マミーのマミーや』
107 108 109 110 111 土
第24週『ものごっついええ子や』
112 113 

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夜ドラ「ユーミンストーリーズ」〔全4回×3週〕 （第2週「冬の終り」の第2話・2024/3/12） 感想

NHK総合・夜ドラ『ユーミンストーリーズ』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第2週「冬の終り」／第2話の感想。

なお、原作(小説)である柚木麻子ら ６名の女性作家『Yuming Tribute Stories』は、未読。

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店内の有線放送でユーミンの「冬の終り」が流れた時だけ、仙川（篠原ゆき子）が話しをし始めた。気まずい時間を乗り切る方法を見つけた朋己（麻生久美子）は有線放送に「冬の終り」のリクエストをするが、なかなか曲が流れない。そこであることを思いつき、タイムセールなどの店内放送を行う鮮魚コーナーを訪ねる。そこでパートの定岡（浅田美代子）とみつき（伊東蒼）に店内放送後に曲を流せないかと相談するが…
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

---

スタッフ（第1週）
テーマ曲：「青春のリグレット」
原作：綿矢りさ「Yuming Tribute Stories」より
脚本：岨手由貴子（過去作/Disney+ すべて忘れてしまうから）
演出：菊地健雄（過去作/ﾒﾝﾀﾙ強め美女白川さん,君に届け）

スタッフ（第2週）
テーマ曲：「冬の終り」
原作：柚木麻子「Yuming Tribute Stories」より
脚本：ねじめ彩木（過去作/民衆の敵,ﾌﾟﾘｽﾞﾑ）
演出：箱田優子（過去作/地上波ﾄﾞﾗﾏ不明）

スタッフ（第3週）
テーマ曲：「春よ、来い」
原作：川上弘美「Yuming Tribute Stories」より
脚本：澤井香織（過去作/地上波ﾄﾞﾗﾏ不明）
演出：奥山大史（過去作/Netflix｢舞妓さんちのまかないさん｣）

スタッフ（全話）
劇伴音楽：青葉市子（過去作/映画｢こちらあみ子｣）
制作統括 ：遠藤日登思（アミューズ）、神林伸太郎（NHKエンタープライズ）、藤並英樹（NHK）
制作・著作： NHK、アミューズ
※敬称略

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これくらい、先が見えてくると、なんとか楽しめそう…

相変わらず、ほぼ状況説明ではあるが。

朋己（麻生久美子）が、パートの定岡（浅田美代子）と みつき（伊東蒼）に『冬の終わり』を館内放送で流した理由を説明しているくだりで。

朋己の背後の自動扉が開いたり閉まったりするコミカルな表現は「引きの画」がいかされたと思う。

更に、前回よりは同一画面内の登場人物が多いカットが多いため、間延びした感じも減った。

でもって、また、賄い食の箸のくだりで。

やはり、コミカルに振るなら、徹底的に繰り返すべきで、そこは成功していると思う。

で、展開は、完全に「起承転結」の「承」だ。

カセットテープを持ち込めば OK なところまで一気に。

そして、『冬の終わり』に関連付ける感じで、“二人の女性が何となくライバル視” という展開に。

これくらい、先が見えてくると、なんとか楽しめそうだ。

あとがき

「声の出演　黒木華」とあるので “ハリガヤさん” は黒木さんなんでしょうね。

麻生久美子さんと黒木華さんの掛け合い漫才だけでも面白いです。

End Of The Winter / Fuyu No Owari (2022 Ｍix)(公式)

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【これまでの感想】
第1週「青春のリグレット」
第1話 第2話 第3話 最終話
第2週「冬の終り」
第1話 

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