夜ドラ「作りたい女と食べたい女 シーズン2」〔全20回〕 （第22回・2024/2/15） 感想

NHK総合・夜ドラ『作りたい女と食べたい女 シーズン2』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第22回〔全20回〕の感想。

なお、原作(漫画)・ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』は、既刊5巻（2024年62月15日現在）を完読未読。

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春日さん（西野恵未）の決意を耳にし、動揺する野本さん（比嘉愛未）。そんな彼女に、春日さんはある提案をもちかける。次の日、明るい表情の野本さんを見て、何かを察した同僚の佐山さん（森田望智）は・・・。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

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原作(漫画)：ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』br /> 脚本：山田由梨（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1）
演出：松嵜由衣（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,効警察はじめました,痴情の接吻,ﾊﾚ婚｡） 第11～14,19～22回
　　　中田博之（過去作/高嶺と花,うちの弁護士は手がかかる） 第15～18回
音楽：伊藤ゴロー（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,映画｢君は月夜に光り輝く｣｢思い､思われ､ふり､ふられ｣）
ジェンダー・セクシュアリティ考証：中村香住、合田文
料理監修：ぐっち夫婦
照明：田中亜矢
撮影：遠藤洋祐
制作統括：坂部康二(NHKｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ)（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,ｵﾘﾊﾞｰな犬､(Gosh!!)このﾔﾛｳ）
　　　　：大塚安希(MMJ)（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,ｵﾘﾊﾞｰな犬､(Gosh!!)このﾔﾛｳ）
　　　　：勝田夏子(NHK)（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,半分､青い｡,半径5ﾒｰﾄﾙ,空腹を満たしなさい）
※敬称略

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感情と関係性の変化のグラデーションの付け方がホント秀逸

前回の感想で、次のように書いた。

「次回が最終回？」的な絶妙な焦らし脚本と演出

そして今回は、ある意味で “ただのお隣さん同士の女子” の最終回であり。

今回は、“両思い同士の女子カップル” の第1話といえる。

このように、ふたりの関係性が大きく変化し、前進したわけだが。

そこの転換点というか、そう、ふたりの感情と関係性の変化のグラデーションの付け方がホント素晴らしすぎる！

ふたりを丁寧に描くから、微妙な心理描写が伝わってくる

最初、野本さん（比嘉愛未）は前日の春日さん（西野恵未）の決意と告白について、次のように評価する。

野本「恋愛の好きでいいんだよね…？」

その後、春日さんの相談の際に…

野本「私たちって
　恋愛の両思いで合ってるよねって…」
春日「恋愛としての好きで 合ってます」

ここまで、総尺 15分間のドラマで、13分も尺を割いて描いた。

これ、女性同士のカップルだから、ここまで丁寧に描写できるというか。

（こういう表現は好まないが）男女のカップルを描く恋バナだったら、余程の強烈な男女の友情でも描いて積み重ねなければ、「私たちって 恋愛の両思いで合ってるよねって…」に１ミリも真実味がでないと思う。

まあ、あざとく「友情 or 恋愛感情？」みたいなのを描く恋バナも山ほどあるが（苦笑）

今作は、そもそも野本さんと春日さんの初期設定で、二人ともあまり積極的でも能動的でもないが、芯はブレない人というのが明確に描かれ、印象づけに成功している。

だから、野本さんの迷いや不安もちゃんと見えるし通じる。

同じように、春日さんの悩みや苦しみも感じることができるし伝わってくる。

ホント「よくできたドラマ」では言い切れないほどに “よくできたドラマ” だと思う。

あとがき

いよいよ第2章、いいや第3章ですかね、連ドラとしては。

これから、矢子さん（ともさかりえ）と南雲さん（藤吉夏鈴）がどう絡むのか…（自粛）

昨日(2/15)に原作の最新刊第5巻が発売されました。

こっちも、ホント「よくできた漫画」で、新刊の内容も良すぎます！

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【これまでの感想】
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回 第11回 第12回 第13回 第14回 第15回 第16回 第17回 第18回 第19回 第20回 第21回

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感想の趣旨について

当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
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グレイトギフト （第5話・2024/2/15） 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『グレイトギフト』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok

第5話『嫉妬と復讐!女の闘いが招く殺人』の感想。

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病院の事務長・本坊（筒井道隆）が好意を寄せる杏梨（倉科カナ）がオーナーの会員制ラウンジで、思わぬ‘野望’に巻き込まれた藤巻（反町隆史）。‘ギフト’を作り続けるか悩み、麻帆（明日海りお）を転院させようと考える。そんな藤巻と彼を気にする久留米（波瑠）に本坊が接触。郡司（津田健次郎）の不倫相手を見つけたいという。一方、神林（尾上松也）は不審死の特徴に気付く。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

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原作：なし
脚本：黒岩勉（過去作/ｸﾞﾗﾝﾒｿﾞﾝ東京,TOKYO MER,ﾏｲﾌｧﾐﾘｰ,ﾗｽﾄﾏﾝ-全盲の捜査官-）
演出：本橋圭太（過去作/DOCTORSｼﾘｰｽﾞ,緊急取調室1,2,3,民王） 第1,2,5話
　　　星野和成（過去作/ｲﾁｹｲのｶﾗｽ,未来への10ｶｳﾝﾄ,ｼｯｺｳ~と私と執行官~） 第3,4話
音楽：得田真裕（過去作/家売るｵﾝﾅｼﾘｰｽﾞ,ｱﾝﾅﾁｭﾗﾙ,ｲﾝﾊﾝﾄﾞ,MIU404,石子と羽男,星降る夜に）
主題歌：JUJU「一線」
挿入歌：WurtS「SF東京」
※敬称略

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まえがき

会員制ラウンジ『アルカナム』のオーナー・安曇杏梨（倉科カナ）が序盤で言っていた。

杏梨「お客様が困っていらっしゃったら
　全力でお力添えします」

これ、『アルカナム』も “カスタマーファースト” ってことか？（苦笑）
by 『正直不動産２』

ついに、妻に「見るならひとりで見て！！」と言われてしまった

まず、一緒に見ていた妻がこう言った。

『となりのナースエイド』もそうだけど、これも病院と医療関係者を馬鹿にしすぎ！　特にこっちは、殺人に、不倫に、暇人ばかっり。馬鹿馬鹿しいから見るならひとりで見て！！

私も、当ブログを始めて 16年ほどになるが、ドラマを見て怒られたのは初めてだ。

因みに、妻は大学病院に勤務するベテラン助産師。

もちろん、妻が頭にくるのは十分理解できるわけだが。

この展開では主人公が"ギフト"を培養し続ける必要はない！

というのも、冷静に考えれば分かることだが。

主人公は、ある意味で “妻の命” が人質に取られていたから苦悩していたわけで。

その妻が、こともあろうに邪魔者と不倫して裏切ったわけで。

だったら、主人公は殺人球菌「ギフト」を培養し続ける必要はないのでは（笑）

言っちゃ悪いが、 “ドラマ” として主人公がどんなに妻を許すだなんだと描いたところで、強引過ぎるのだ。

ここに気づけば、≪藤巻達臣（反町隆史）って何やってんの？≫ としか思えない作品ってことだ。

従って、終盤でどんなに思わせぶりをやって、「逆襲編」とうたったところで意味がないのだ。

人間は違和感や異物を排除するようにできているから…

今作を “失敗作” と言い切ってしまうのは早計だとは思うが。

別の作品の感想でも書いたが、数年前から、いわゆる “考察系ドラマ” が急増している。

まあ、リアタイ視聴率が取れないから、昨秋から少しずつ人気に陰りは出てきてはいるが。

結局、“考察系” のほとんどが。

無駄に無茶に煽って、やたらと寸止めして、ことごとく先延ばししているだけなのだ。

もちろん、一部の “考察好き” にはウケると思う。

しかし多くの視聴者は、もはや「また、ああいうのでしょ？」と察知するのだ。

私みたいに、分析して感想を文章化してアウトプットして整理しない人でも、肌感覚で分かる。

そういう違和感って、「推しが出ているから」「好きな作家だから」などを簡単に超えちゃうのだ。

だって、人間は違和感や異物を排除するようにできているから。

だから、今作も違和感が払しょくしきれなくて、脱落する人がいるのも大いに納得できる。

そういうことだ。

あとがき

これだけの “イケオジ” を揃えたのですから。

普通に、妙な煽りをやらずに、軽めの『令和版・白い巨塔』風にすればよかったのでは？

テレ朝が、日テレやフジの真似をやろうとしたって無理だと思いますよ（苦笑）
まあ、あっちも成功しているとは言えませんけど（失笑）
「いつものテレ朝風」で、冷静に作るだけでよかったと思います。

おっと、今作の感想は “不倫ドラマ” になったので今回で最後です…

反町隆史さんには、出演作品を選んでほしかったです…

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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 

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連続テレビ小説「ブギウギ」 （第95回・2024/2/15） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
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第95回／第20週『ワテかて必死や』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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スズ子（趣里）は靴磨きの少年・達彦（蒼昴）に会いに行く。達彦にタイ子（藤間爽子）との思い出話をし、達彦からは、タイ子の近況やこれまでのいきさつを聞く。なんとかタイ子の力になりたいと考えるスズ子は、おミネ（田中麗奈）にある相談をすることにする…。おミネの協力で、いつもより多くの売上を得た達彦だったが、タイ子はお金を返してくるよう言う。見かねたスズ子は、タイ子の家の中に乗り込んでいく。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

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原作：なし
脚本：足立紳（過去作/六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,拾われた男 Lost Man Found） 第1～8,11,12,17～19週
　　　櫻井剛（過去作/表参道高校合唱部!,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第9,10,13～16,20週
演出：福井充広（過去作/てるてる,家族純情きらり,ﾐｽ･ｼﾞｺﾁｮｰ） 第1,3,8,13,14,19,20週
　　　二見大輔（過去作/半分､青い｡,なつぞら,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第11,12,18週
　　　泉並敬眞（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,7,9,17週
　　　鈴木航（過去作/あさが来た,べっぴんさん,ｽｶｰﾚｯﾄ） 第4,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10,15,16週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

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物語的にも、映像的にも、そんなに悪いとは思わない

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
（私のブログに来てくれて、ありがとうございます。）

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで！
（「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！）

勝手にお節介を焼いて、有楽町界隈を取り纏める夜の女たちと手を組んで、世直し気分で、正義感を振りかざし、「心の友や」と恩着せて…

そう、感じる人もいるとは思う。

ただ、そもそも “朝ドラのヒロイン” は基本的に、おてんばでお節介焼きと相場が決まっているし。

悪事に染まって、悪党になるわけにもいかないし。

そもそも、「この世はな 義理と人情で出来てんねん」を踏襲すべきなのが今作だから。

物語的にも、映像的にも、目くじらを立てるほどでも、眉をしかめるほどでもないと思う。

と、ここで感想を終わっておけば（笑）

スズ子が、『東京ブギウギ』を唄ったスター歌手として…

やはり、≪ディレクターの目線≫ で見ると、気になるし、物足りない部分はある。

まず気になったのが、主人公が日本を復興させると意気込んで大ヒットした『東京ブギウギ』を唄ったスター歌手 “福来スズ子” として描かれているのかな？ と。

勘違いしてほしくないのは、スズ子（趣里）が “大人気歌手” に見えないと言っているのはない。

趣里さん演じるスズ子は、舞台用の “福来スズ子” の化粧や衣装をまとっていなければ、スターのオーラを消しているという設定の可能性もあるし。

そういう “普段着のスズ子” と “大人気歌手” が見た目で結びつかない人がいるのも理解できる。

でも、流石に靴磨きの少年・達彦（蒼昴）が「東京ブギウギ」と口にしているのだから、周囲の人が気づかなさすぎると思うのだが。

せめて、チラチラと覗き見する人がいても罰は当たらないし。

そういうのが、「日本のエンターテインメント業界の創成期を描く朝ドラ」らしい描写だと思うが。

馴染みのないキャラより、馴染み深いキャラを活用すれば…

物足りない部分は。

あんなに大々的に「あかまつ」と赤提灯をぶら下げた「屋台」を登場させるなら…
「おでん屋」にする案や、伝蔵（坂田聡）とスズ子が再会する案はなかったのかな？ って。

タイ子（藤間爽子）が住んでいる長屋に、小村チズ（ふせえり）と夫・吾郎（隈本晃俊）が住んでいる案や…
チズ夫妻とスズ子が偶然出会っちゃう案は出なかったの？ ってことだ。

もちろん、見方によっては、あざといし、「いくらドラマでも」と思うかもしれない。

でも、そういう現実ではあり得ない偶然こそフィクションのドラマらしさ）ではないのか。

前作『らんまん』なんて、「いくらドラマでも」のオンパレードでも、それなりに面白かったと思うし。

唐突に、馴染みのないおミネやタイ子を出すよりも…

いくら、次のようにスズ子のセリフで補強したところで… だ。

スズ子「ワテとタイ子ちゃんは 心の友やからや」

戦時中から戦後、ここ数回まで、ほぼスズ子が口にも出さず、心配した様子が描かれていないサブキャラを強引に取り立てても、所詮 タイ子は「幼少期編のサブキャラの一人」）でしかない。

そう描写してしまったのは、何よりも今作自身なのだ。

だから、撮影終了した作品に何を言っても無駄だが。

例えば、達彦の靴磨きに何度か訪れているうちに、うわさを聞き付けた伝蔵が近くでおでん屋をやっているのにスズ子が気づいて訪問し。

伝蔵から、近所の長屋にチズ夫婦が住んでいるのを聞いて、再会しに行ったら、チズがタイ子の世話をしている… とかね。

吾郎は元相撲取りだから、多少は裏社会のことを知っていて、おミネ（田中麗奈）との交渉の間に入ってくれる… とか。

うまく、過去の馴染みある好感度の高い登場人物を利用したら良かったと思う。

それこそ、唐突に、馴染みのないおミネやタイ子を出すよりも… ってことだ。

あとがき

“ドラマ” なんですから、「そんな偶然ないでしょ？」くらいが面白いと思いますけど。

みっきーの植物図鑑（第197回）

春を感じる「ストック」と「キンギョソウ」が大好きなので、昨日、お花屋さんで「ストック」を買いました。

ストックって、見た目の華やかさも好きなんですが、ほのかに甘くて、グローブのようなスパイシーなの香りが漂うのが好きで、玄関に飾るとモチベーションが上がります。

紫色の「ストック」の花言葉は「おおらかな愛情」だそうですよ。

今度は、「キンギョソウ」を買おうかな。

そうそう、今朝、川辺で早くも “ウグイス” が鳴いていました。

また一歩、春が近づいた気分です。

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結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで！』
1 2 3 4 5 土
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
第3週『桃色争議や！』
11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 土
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38 39 40 土

朝ドラ「ブギウギ」の"♪楽しい～お方もぉ～～～"もCD化! 劇中歌を集めた「福来スズ子 傑作集」発売決定  

"史実"朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の東宝移籍騒動ミステリー 

朝ドラ「ブギウギ」オリジナル・サウンドトラック Vol.1★2023/12/20発売!!  

朝ドラ「ブギウギ」の“花田家”と“はな湯”の［史実］を知ると＜ドラマ＞の奥深さが更に見えてくる！ 

第9週『カカシみたいなワテ』
41 42 43 44 45 土
第10週『大空の弟』
46 47 48 49 50 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」関連・『♪ アイレ可愛や』と笠置シヅ子の生涯で唯一の恋愛相手のコト 

第11週『ワテより十も下や』
51 52 53 54 55 土

朝ドラ「ブギウギ」 水上恒司の実家“村山興業”関連の新キャラを【史実】と共に解説！更に朝ドラ「わろてんか」との関連も!! 

朝ドラ「ブギウギ」 笠置シヅ子と最愛の人“吉本穎右”との出会いから○○までを【史実】と共に解説！更に新説「シヅ子のマネージャー２人説」も!! 

第12週『あなたのスズ子』
56 57 58 59 60 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の孤独な出産とこびない人生観が“ブギの女王”へのし上げた！ 

第13週『今がいっちゃん幸せや』
61 62 63 64

連続テレビ小説「ブギウギ」 （総集編 前編・2023/12/29） 感想 ※六郎にちなんで亀のお話も… 

第14週『戦争とうた』
65 66  土
第15週『ワテらはもう自由や』
67 68 69 70 71 土
第16週『ワテはワテだす』
72 73 74 75 76 土
第17週『ほんまに離れとうない』
77 78 79 80 81 土
第18週『あんたと一緒に生きるで』
82 82 83 84 85 86 土
第19週『東京ブギウギ』
87 88 89 90 91 土
第20週『ワテかて必死や』
92 93 94 

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夜ドラ「作りたい女と食べたい女 シーズン2」〔全20回〕 （第21回・2024/2/14） 感想

NHK総合・夜ドラ『作りたい女と食べたい女 シーズン2』
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第21回〔全20回〕の感想。

なお、原作(漫画)・ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』は、既刊4巻（2023年6月15日現在）を完読未読。

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バレンタインデー当日。仕事で忙しい野本さん（比嘉愛未）は急いで帰路へ。春日さん（西野恵未）は、隠していた住所が父に知られたことで思い悩む。ふたりはみぞれ鍋を作りフォンダンショコラも楽しむが、そんな時春日さんがある決意を告白する。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

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原作(漫画)：ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』br /> 脚本：山田由梨（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1）
演出：松嵜由衣（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,効警察はじめました,痴情の接吻,ﾊﾚ婚｡） 第11～14,19～21回
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照明：田中亜矢
撮影：遠藤洋祐
制作統括：坂部康二(NHKｴﾝﾀｰﾌﾟﾗｲｽﾞ)（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,ｵﾘﾊﾞｰな犬､(Gosh!!)このﾔﾛｳ）
　　　　：大塚安希(MMJ)（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,ｵﾘﾊﾞｰな犬､(Gosh!!)このﾔﾛｳ）
　　　　：勝田夏子(NHK)（過去作/ｼｰｽﾞﾝ1,半分､青い｡,半径5ﾒｰﾄﾙ,空腹を満たしなさい）
※敬称略

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『１』の最終回の余韻と、今回の余韻に似ているような…

『シーズン１』を初めて見た際の印象、残念ながら薄まっているが。

『１』の最終回の余韻が、今回の余韻に似ているような記憶がある。

要するに、「で、これからどうなるの？ 大丈夫なんだよね」的な。

従って、『２』は〔全20回＝トータル30回〕ではあるが、今回が本当の意味でも『２』の折り返しとなりそうだ。

とにかく、今週に入って春日さん（西野恵未）の野本さん（比嘉愛未）への “感情の位置づけ” を丁寧に描き続けてきたからこその…
衝撃的であり、大きな決意に見せるところがうますぎる。

春日さんの世界はモノトーン、野本さんの世界はナチュラル

今回で注目したのが、色の解釈を使った演出だ。

冒頭の「春日さんの部屋」で “モノトーン” を強調。

直後の「野本さんの部屋」は “ベージュ基調のナチュラルカラー” を強調。

で、注目したのは、屋上の車内で電話をかける「春日さんの世界」も、屋外なのに空も車内も “モノトーン” を強調していた点だ。

そして、その後はどんどん、春日さんは “ナチュラルカラー” の世界に没入していくが。

ラストで、「引っ越し」のキーワード！

演出で活用するカラーセラピー的見地で考えると、モノトーンは洗練されている印象を与える一方で、合理的で無機質な印象を与え、人に緊張感を持たせる色として使うことが多い。

要するに、実家や親戚といった煩わしい個人的な世間に対する春日さんの気持ちを映像で伝えている。

だから、「引っ越し」のキーワードが、より衝撃的に映るのだ。

ホント、最終回というか、「次回が最終回？」的な絶妙な焦らし脚本と演出だ。

あとがき

原作を読んでおりますので、この先のネタバレは書きませんよ。

残り半分、どうなるのか楽しみです。

そうそう、私も昨日に妻からもらったのは「オレンジピールのチョコ」でした…

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相棒 season22 （第16話・2024/2/14） 感想

テレビ朝日系・『相棒 season22』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、LINE、YouTube

第16話『子ほめ』の感想。

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かつて事件を起こした落語家・青楽（小宮孝泰）の復帰公演に招待された右京（水谷豊）と薫（寺脇康文）だが、開始直前に青楽が姿を消した。翌日、右京らが青楽の妻の美奈子（大西結花）を訪ねると、そこに伊丹（川原和久）らが来訪。元受刑者の男性の殺害現場に青楽の手拭いがあったという。右京らは、被害者と共に青楽から落語を教わっていた受刑者の根津（菅田俊）と接見する。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

●脚本：竹内清人／演出：権野元（敬称略）

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「ねえ、これのどこが面白いの？」

私みたいな捻くれ者でもなく、完全な超養護派の『相棒』ファンの妻だが。

最後の最後まで「ねえ、これのどこが面白いの？」とつぶやいて終わった第16話『子ほめ』。

まあ、私も同じ気持ちで、もやもやしながら床に就いたわけだが。

脚本協力「小宮孝泰」と、買取専門「福ちゃん」

今回で「なるほどね」と思ったのは、脚本協力に「小宮孝泰」の名前があったこと。

もちろん、知る人ぞ知る… である。

明治大学の落語研究会の OBで、お笑いトリオ「コント赤信号」のメンバーでもある。

私としては「誰が落語監修をしているのかな？」と思ったわけだが、小宮さん自身がなさったということだ。

　

もう一つ驚いた、というかクスっと笑ってしまったこと。

それは、劇中のセリフに何度も「ふくちゃん」「福ちゃん」が登場したことだ。

「福ちゃん」といえば、中尾夫妻・鈴木福さん出演のテレビCMでお馴染みの着物・食器などの『買取福ちゃん』だと思う。

でも、『相棒』には同じ業種の『買取専門店おたからや』がスポンサーについている。

これ、スポンサーとして許可したと思うと、クスっと笑えるのだが（笑）

もっと早く、たくさん"過去のキャラ"を出したら良かった…

さて、本編の感想だ。

率直な感想として。

どうして、もっと早く今回のような “過去に登場した特徴のあるキャラクター” をもっと登場させなかったのか？

そのひと言だ。

ご存じの方には釈迦に説法だが。

落語家・橘亭青楽（小宮孝泰）とその妻・美奈子（大西結花）が、約22年ぶりに再登場だった。

『Season 1』の第3話『秘密の元アイドル妻』に登場した。

今シリーズは、巷では「最後のシリーズ」と噂されている。

だったら、いや “大人の事情” で退場中の俳優とキャラ含めて、「何でもやろう」なら、もっと “過去のキャラ” をいかしたストーリーをやったら良かったと思う。

少なくとも、古参のファンはそれだけで「見てみよう」「期待してみよう」と思うはずだし。

期待を裏切らなければ。「久しぶりに見続けてみるか」となると思うから。

それに、“過去のキャラ” こそが “連ドラの醍醐味” であることも、これまた間違いないのだから。

あとがき

内容は… 別にいいです。

『相棒』のレギュラー陣も、それなりに役割がありましたし。

でも個人的には、もっと人情モノに仕立てたうえで。

もう少しポジティブな結末や余韻が良かったと思いますけど。

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