王様に捧ぐ薬指 （第3話・2023/5/2） 感想

TBS系・火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』
公式リンク：Website、Twitter、Instagram

第3話『偽装夫婦の新婚旅行王様の秘められた恋』の感想。

なお、原作の漫画、わたなべ志穂『王様に捧ぐ薬指』は未読。

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綾華（橋本環奈）と東郷（山田涼介）は、東郷の父・智宏（利重剛）の計らいで新婚旅行に行くことに。セレブ旅行をイメージしていた綾華だが、行き先が神奈川・箱根の温泉と聞いて落胆する。旅行には、動画撮影のため東郷の秘書で親友のハチこと秋田（森永悠希）も同行。そして2人の高校時代の同級生・小夜（小林涼子）まで付いてきた。そんな中、綾華と東郷はけんかになり…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：漫画・わたなべ志穂『王様に捧ぐ薬指』
脚本：倉光泰子（過去作/ﾗｳﾞｿﾝｸﾞ､純愛ﾚｿﾞﾅﾝｽ､PICU） 第1,2話
　　　関久代（過去作/ﾊﾟﾝﾄﾞﾗの果実~科学犯罪捜査ﾌｧｲﾙ~） 第3話
演出：坪井敏雄（過去作/凪のお暇､ｶﾙﾃｯﾄ､わたﾅｷﾞ､妻､小学生になる｡） 第1,2話
　　　泉正英（過去作/病室で念仏､TOKYO MER､ﾕﾆｺｰﾝに乗って） 第3話
　　　宮崎萌加（過去作/差出人は､誰ですか?）
音楽：G.B.'s Band（Prod. by GeG）（過去作/差出人は､誰ですか?）
主題歌：Hey! Say! JUMP「DEAR MY LOVER」
挿入歌：Awesome City Club「アイオライト」
ウエディング監修：ワタベウエディング
ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｽ：橋本梓（過去作/毒島ゆり子のせきらら日記､差出人は､誰ですか?）
　　　　　勝野逸未（過去作/俺の家の話）
※敬称略

脚本家と演出家が交代したのに、作風も雰囲気も踏襲された

映像、特に屋外ロケ撮影での人物と風景のバランスの良さ、特に背景をいかしつつ人物を魅せる（言葉では特徴を説明しづらいです…）手法が前2話と違っているなぁと思って見ていたら、演出担当が第3話から泉正英氏に交代していた。

まだまだ粗削りな演出ではあるが（上から目線ですみません）、スケジュールがタイトであると推測できる遠征でのロケの割には、手持ちカメラで妥協しない丁寧で堅実な画作りに好感を持った。

更に加えると、脚本担当も関久代に交代した。

そこで、細かい感想を書く前に今回で最もよかった点を書いてしまおう。

それは、脚本家と演出家が交代したのに、作風も雰囲気も前回までと変わらなかったこと。

これは意外と難しいし、“連ドラ” としては大切なことだ。

もちろん、俳優さんたちの役作りを含めた演技力の賜物であることは言うまでもないが。

登場人物たちの"微妙な変化"をしっかりと丁寧に描写！

さて、内容について触れていく。

前述のように今回から脚本と演出が交代したのだが、作品全体の方向性も「ラブコメ主体」から「恋バナ主体」に若干シフトしてきたような気がした。

TBS系「火曜ドラマ」といえば過去にダメな私に恋してください』（TBS/2022）に始まって、大ヒット作『逃げるは恥だが役に立つ』（TBS/2022）、‘恋つづ’の愛称で親しまれた『恋はつづくよどこまでも』（TBS/2020）などの、いわゆる “ラブコメ” の王道を世に送り出してきた放送枠だ。

今のところ、これらのような名作に続くかどうかは分からないが、今回を見て少しは似た方向を狙っていることが見えてきた。

従って、若干のあざとさはあるものの、このまま “恋バナ” をメインにして、時どき “ラブコメ” 要素で進んで行けば気にならなくなると思う。

また、かつての恋人が… 的な展開なども既視感は漂うが、そもそも “恋バナ” の紆余曲折はそういうものだし。

とにかく、全体的に丁寧に作り込まれている上に、俳優さんたちも適材適所の役どころをうまく演じているため、かなり満足だ。

特に評価したいのは、メインの二人を含めた登場人物たちの “微妙な変化” をしっかりと丁寧に描写していること。

“微妙な変化” が描かれているからこそ、「続きが見たくなる」のだ。

あとがき

出演者が… とか、見た目が… とか、そういう否定的なコメントはもうどうでもいいです。

せっかく見ているのですから、楽しみましょうよ。

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第1話 第2話

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連続テレビ小説「らんまん」 （第22回・2023/5/2） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク：Website、NHK高知局応援ページ、東京もご当地！首都圏の「らんまん」情報、Twitter、Instagram
第22回／第5週『キツネノカミソリ』の感想。

 

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。

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演説会に参加し、収監されてしまった万太郎（神木隆之介）。厳しい取り調べを受けている逸馬（宮野真守）のもとに連れていかれ、仲間だと認めろと問い詰められるが・・・。一方、竹雄（志尊淳）から話を聞いたタキ（松坂慶子）らは、万太郎を助けるべく高知の警察署へと向かう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：なし
脚本：長田育恵（過去作/ﾏﾝｺﾞｰの樹の下で､群青領域､旅屋おかえり）
演出：渡邊良雄（過去作/ｹﾞｹﾞｹﾞの女房､花燃ゆ､まんぷく） 第1～3週
　　　津田温子（過去作/龍馬伝､西郷どん､いだてん） 第4,5週
　　　深川貴志（過去作/とと姉ちゃん､半分､青い｡､ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ）
音楽：阿部海太郎（過去作/恋せぬふたり）
撮影：西鍵真治（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ､ﾏｯｻﾝ､べっぴんさん､まんぷく）
照明：前田藍里（過去作/大阪発地域ﾄﾞﾗﾏ｢ｱｵｿﾞﾗｶｯﾄ｣）
主題歌：あいみょん「愛の花」
語り：宮崎あおい
植物監修：田中伸幸（現・国立科学博物館､高知県立牧野植物園[2000-2015]）
制作統括：松川博敬（過去作/篤姫､てっぱん､ｶｰﾈｰｼｮﾝ等の演出担当､ｴﾝﾃﾞｨﾝｸﾞｶｯﾄ）
※敬称略

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祖母タキが"荒野の用心棒"に見えたのは私だけ（笑）

あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
（私のブログに、よくぞいらっしゃいました。）

あしが管理人の “みっきー” やか！
（私が管理人の “みっきー” です！）

これだけよく出来たドラマだから、私がとやかく書くのも野暮なことだが。

やはり褒めたいのは、“連ドラ” として緻密に考えられて作られているいくつかの点だと思う。

一つ目は、祖母タキ（松坂慶子）の微妙な変化の描写についてだ。

お分かりのように、タキの万太郎（神木隆之介）と姉の綾（佐久間由衣）に対する思いは、幼少期から少しずつ変化している。

特に、「おまんら 2人 めおとになれ」の一言から後は、丁寧に変化が描写されてきた。

従って今回の最大の見せ場であり、注目すべきシーンは次のセリフだった思う。

タキ「孫を『能なし』呼ばわりしたら 許さんぞね！」

もちろん、今や万太郎の最大の理解者で協力者はタキだから、何らかで大活躍を見せるとは思っていたが。

まさか、警察署長が古くからの知り合いで、警察官を “極道の妻たち” の如く怒鳴りつけるとは思わなかった。

ここ数日は出番が少なかっただけに、このセリフで存在感を輝させたのはよかった。

また、ドラムロール風のイントロから始まる劇伴も、セリフの直後ではバンジョー風の音が鳴って、雰囲気はマカロニ・ウエスタンだ。

「マカロニ・ウエスタン」とはイタリア製の西部劇のことをいうが、蛇足として映画『西部悪人伝』（イタリア・スペイン/1969-70）では、ライフルを仕込んだバンジョーを武器に闘うヒーローが登場した。

遊び心がある演出に、何となく、タキが “荒野の用心棒” に見えたのは私だけだろうか（笑）

政治結社「声明社」の団結力の描写も見逃せない

これに付随するよかった点は、「万太郎を理解する登場人物」として、タキと今回再登場した捕らわれの身である逸馬（宮野真守）を続けて登場させたことだ。

警察官を怒鳴りつけるという点では二人はほぼ同じだが、逸馬のほうはあくまでも万太郎を釈放させようとする同志、友情のようなもので、タキの肉親の愛情とは異なる。

更に細かいことを言えば、牢屋の前を通り過ぎようとする万太郎に、怒号が飛び交う牢獄の奥から出て来た結社の一人の男に注目だ。

逸馬の側近で演説会場にもいたキャラクターで、セリフ無しで「行け」と目配せだけして、万太郎も軽く頷く。

この辺の政治結社「声明社」の団結力の描写も見逃せない。

タキの"親代わり"としての心情が丁寧に確実に伝わってきた

終盤の森の中での休憩シーンもよかった。

市蔵「牢らあゆうところは 丈夫なお人が行くとこですき。フフフ…」

タキの右腕、番頭の市蔵（小松利昌）のこのセリフから始まるシークエンスだ。

冷静に優しく万太郎を諭すタキの “親代わり” としての心情が丁寧に確実に伝わってきた。

そして、万太郎の次のステップにもうまくつなげたと思う。

あとがき

“ドラマ” として実に丁寧な描写ですし、“連ドラ” として着実に積み上げていっている感じがします。

万太郎と竹雄の絆もしっかり描かれおり、特に不満はありません。

で、気になるのは「次はどうなるの？」です…
正に、先が見たくなるドラマです…

みっきーの植物図鑑

さあて、皆様、この写真に写る花は何でしょう？

今朝、近所の畑で撮影しましたが、

答えは、ホウレン草の花です。

野菜売り場はもとより、畑でも普通は花が咲く前に収穫するので、実は見られるのはレアだとか。

因みに、ホウレン草は雌雄異株で、雄花と雌花は別の株にできます。
写真の手前に大写しになっているのは雄花です。

結びに

ほなな～！また来とうせ。
それでは、また来てね。

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【これまでの感想】

第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 土
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 土
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 土
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 土
第5週『キツネノカミソリ』
21 

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合理的にあり得ない～探偵・上水流涼子の解明～ （第3話・2023/5/1） 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・新 月10ドラマ『合理的にあり得ない～探偵・上水流涼子の解明～』
公式リンク：Website、Twitter、Instagram

第3話『確率的にあり得ない』の感想。

なお、原作の小説、柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』は未読。

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8カ月前。探偵事務所を開いた涼子（天海祐希）の元に、美容家の樹里亜（水野美紀）のクリニックであざを消す施術を受けて逆に悪化したという女性・真紀（市川由衣）がやって来る。海外での整形手術費用を樹里亜から奪ってほしいという。樹里亜がイケメンの秘書を探していると知った涼子は、道端で出会ったさえない青年（松下洸平）を変身させ、秘書に据える。彼こそ後にバディとなる貴山だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：小説・柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』
脚本：根本ノンジ（過去作/相棒ｼﾘｰｽﾞ､監察医朝顔ｼﾘｰｽﾞ､正直不動産）
演出：光野道夫（過去作/BOSS 2ndｼｰｽﾞﾝ､後妻業） 第1,2話
　　　二宮崇（過去作/正義の天秤､つまらない住宅地のすべての家） 第3話
　　　倉木義典（過去作/推しの王子様､僕の大好きな妻!）
音楽：眞鍋昭大（過去作/SUITS[1,2]､姉ちゃんの恋人､PICU､夕暮れに､手をつなぐ）
主題歌：ざきのすけ。「彼は誰どき」
プロデューサー：萩原崇（過去作/後妻業､DIVER-特殊潜入班-）
　　　清家優輝（過去作/しろめし修行僧､ｽﾀﾝﾄﾞUPｽﾀｰﾄ）
※敬称略

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もはや、コスプレ好きの探偵のコメディドラマのよう…

冒頭で貴山伸彦（松下洸平）が次のように言っていた…

貴山「わかりやすく言うと
　　　性別不明のゆるキャラ的存在かと」

わたし的には二人とも「仕事にかこつけて七変化を楽しむコスプレイヤー」にしか見えないが（笑）

更に、既に「法律や常識を無視した超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント」ではなく、「コスプレ好きの探偵のコメディドラマ」だと思って見ているから、トリックがどうだって、全体の構成や映像がチープだって、殆ど気にならない。

というわけで、これといった感想もない。

設定が無意味だし、謎解きシーンも痛快さが足りな過ぎる…

ただ、ちょっとだけに気になったことを二点だけ。

一つは、第3話にして完全に “元弁護士” も “IQ140” も関係なくていいの？ っとことだ。

メインの二人がこの調子だから、当然に新人アシスタントなんて存在の必要すらないような。

いや、いるとその場面だけ『しもべえ』（NHK/2022）になるから困る（苦笑）

とにかく、こんな状況で縦軸を盛り込まれても、興味が湧かないのだが…

もう一つは、今回の終盤の謎解きシーンについて。

謎解きが始まるまでは周囲の客が反応したりしなかったりで、いざ主人公の演説シーンになるといつの間にか客がいなくなってる（笑）

こんな中途半端はやめて、社長が「大事な契約だから今日は貸し切りにしました」として、主人公たちは「有名な予言者がいると聞いて無理やり入れてもらいました」でいいのでは？

どうせ、辻褄合わせしたって合わないわけだから（困）

あとがき

天海祐希さんも松下洸平さんも聡明な俳優さんたちですから、今作が迷走しているのは完パケ（完成品）を見なくてもお分かりだと想像します。

それだけに、もっと脚本と演出は本気で取り組んでほしいです。

もちろん「原作があるので…」かもしれませんが、Amazonサイトでレビューが‘★3.8’なら、実写ドラマ用にもっと手を入れてもよいのでは（未読ですが）

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風間公親－教場0－ （第4話・2023/5/1） 感想

フジテレビ系・フジテレビ開局６５周年特別企画・月9『風間公親－教場0－』
公式リンク：Website、twitter、Instagram

第4話『孤独の胎衣』の感想。

なお、原作の小説、長岡弘樹 著の『教場0　刑事指導官・風間公親』と、『教場Ｘ　刑事指導官・風間公親』で、両方とも既読。

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娘のゆかり（諏訪結衣）を育てながら職務との両立に奮闘する聖子（新垣結衣）は、風間（木村拓哉）の指導の下、人気工芸家の浦真（淵上泰史）が自宅で殺害された事件を捜査。発見時には死後4日ほどたっていた。やがて捜査線上に大学生の千寿留（生見愛瑠）が浮上。2日前に自宅アパートで出産したという千寿留は、父親は浦真だと話す。アパートの大家は千寿留に赤ん坊への虐待疑惑があると証言するが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：小説・長岡弘樹『教場0　刑事指導官・風間公親』、『教場Ｘ　刑事指導官・風間公親』
脚本：君塚良一(過去作/教場I,II､踊る大捜査線ｼﾘｰｽﾞ､課長島耕作ｼﾘｰｽﾞ)
演出：中江功（過去作/教場I,II､ｷﾞﾌﾄ､ﾌﾟﾗｲﾄﾞ､Dr.ｺﾄｰ診療所ｼﾘｰｽﾞ） 第1～4話
　　　西岡和宏（過去作/ﾙﾗｼﾞｴｰｼｮﾝﾊｳｽII､元彼の遺言状）
音楽：佐藤直紀（過去作/教場I,II､海猿､ｺｰﾄﾞ･ﾌﾞﾙｰｼﾘｰｽﾞ､救命病棟24時[5]）
※敬称略

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いくらフィクションでも。もはやメルヘンか…

感想の冒頭から “そもそも” の話をするのもどうかと思うが…

今回のエピソードにおける最大の疑問点を指摘しておく。

それは、一緒にリアタイ視聴していた助産師の妻の次の一言に端を発する。

「自宅や公衆トイレで一人で出産する妊婦さんは結構いるけど
　いつ出産になるか分からない妊婦さんが
　人を一撃で殺せるほどの重さのモノを頭の高さに持ち上げて
　頭一つ大きな体格の男性を殺せるのかなぁ？
　それに産後に動き過ぎだと思うよ。
　まあ、心身ともに元気なんだろうね（失笑）」

確かに‘ことわざ’としては「鼬の最後っ屁（困ったときに非常手段に訴えること）や「火事場の馬鹿力（危機的な状況で、普段は想像できないような力を無意識に発揮すること）」があるくらいだから、一応フィクションとしてはアリだと思う。

また、それがアリだしないと、犯行後の不自然極まりない言動もデキたといい難いし。

ただ、流石に犯行自体がメルヘンすぎると、その先がほとんど頭に入って来ないのだが（苦笑）

まあ、他にもあちこちきになったことはあるが「フィクションだから」ということで野暮なことは言いっこなしにしておこうと思う。

今回も焦点ボケのゆる～くて冴えない内容で…

さて、本編の感想だ。

ひとことで表すなら、「今回も焦点ボケのゆる～くて冴えない内容」)ということか。

序盤は、風間公親（木村拓哉）の新人刑事の隼田聖子（新垣結衣）への厳しい態度が見えたから、「やっと今回はマジの‘風間道場’が見るかも？」と期待をした。

但し残念なことに、中盤での捜査一課の事務員・伊上幸葉（堀田真由）のセリフで崩壊し始めた。

伊上「この間の事件のときだって
　　　風間さんはお見通しでしたよ。
　　　家庭で何かあって 捜査に集中できなかったこと」

結局、前回と同じ内容と同じような「シングルマザーの隼田をみんなが大目に見ている」ような展開になってしまった。

もう終わったからどうでもよいが、前回で風間が隼田に「家庭と捜査は切り離せ！」くらいの指導をしてほしかった… だけのことだ。

なぜなら、第1,2話の風間の瓜原潤史（赤楚衛二）への態度とあまりに違い過ぎるからだ。

とはいえ、前回に続いて、捜査一課の刑事である谷本進一（濵田崇裕(ジャニーズWEST)）と尾山柔（結木滉星）の瓜原への態度とあまりに違う隼田への接し方は “連ドラ” としては異様だと思うが。

それこそ、今どきというなら第1話から「なんだ、今度の教官のバディは男かよ」くらいに愚痴をこぼしてもよかったと思う。

あとがき

それにしても、まるで焼き印のように “偶然に” 火傷のあとが残るなんて（笑）

もう、フィクションではなく、メルヘンだと思って見た方が良さそうですね。

まあ、黄最後に風間が千寿留（生見愛瑠）にお灸をすえたのが唯一の褒めポイントかも？

さて、最終章でなく第5話で、以前は風間公親の部下で、共に捜査をしていた遠野章宏（北村匠海）で『教場シリーズ』のキーパーソンが早くも登場。

一体、全話がどんな構成なんでしょう？

私は原作も既読のに…　コメント欄封鎖します

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連続テレビ小説「らんまん」 （第21回・2023/5/1） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『らんまん』
公式リンク：Website、NHK高知局応援ページ、東京もご当地！首都圏の「らんまん」情報、Twitter、Instagram
第21回／第5週『キツネノカミソリ』の感想。

 

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。

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植物学の道に進むと決めた万太郎（神木隆之介）は、綾（佐久間由衣）にも「自由に生きてほしい」と伝える。綾も峰屋のために生きると宣言。二人は、今日選んだ道を悔やまずに歩むことを誓い、竹雄（志尊淳）もそれを見守るのだった。佐川に帰る前に、早川逸馬（宮野真守）の演説会に参加した三人。思いがけず登壇することになった万太郎だが、突如乱入してきた警官隊に捕らえられてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：なし
脚本：長田育恵（過去作/ﾏﾝｺﾞｰの樹の下で､群青領域､旅屋おかえり）
演出：渡邊良雄（過去作/ｹﾞｹﾞｹﾞの女房､花燃ゆ､まんぷく） 第1～3週
　　　津田温子（過去作/龍馬伝､西郷どん､いだてん） 第4,5週
　　　深川貴志（過去作/とと姉ちゃん､半分､青い｡､ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ）
音楽：阿部海太郎（過去作/恋せぬふたり）
撮影：西鍵真治（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ､ﾏｯｻﾝ､べっぴんさん､まんぷく）
照明：前田藍里（過去作/大阪発地域ﾄﾞﾗﾏ｢ｱｵｿﾞﾗｶｯﾄ｣）
主題歌：あいみょん「愛の花」
語り：宮崎あおい
植物監修：田中伸幸（現・国立科学博物館､高知県立牧野植物園[2000-2015]）
制作統括：松川博敬（過去作/篤姫､てっぱん､ｶｰﾈｰｼｮﾝ等の演出担当､ｴﾝﾃﾞｨﾝｸﾞｶｯﾄ）
※敬称略

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子役を使った幼少期を丁寧に描き積み重ねてきたことの功績

あしのブログに、ようきんしゃったなぁ。
（私のブログに、よくぞいらっしゃいました。）

あしが管理人の “みっきー” やか！
（私が管理人の “みっきー” です！）

前作までだったら、今作も “騒動至上主義” か？ と、悔やむところだが。

今作では、これまで期待がしぼんだことはないから、万太郎（神木隆之介）と綾（佐久間由衣）が祖母タキ（松坂慶子）へ本心を伝えるまでの “一つの山場” として期待している。

綾「お互い 今日選んだ道を悔やまんこと」
万太郎「うん。悔やまん。竹雄 おまんが証人じゃき」
竹雄「お二人は 前だけ向いちょってください。
　　　後ろは わしがおりますき」

万太郎、綾、そして竹雄（志尊淳）の指切りげんまんが妙に微笑ましい。

やはりこれは、子役を使って丁寧に幼少期を描き積み重ねてきたことの功績だ。

3人の絆を描くには必要だったということだ。

むせぶ霧、漲る思い、零れる日本酒、滲む墨汁、届かぬ葉…

さて、今週も津田温子氏の演出だ。

映像美が、どことなく “朝ドラ” よりも “大河ドラマ” 寄りに感じる。

まあ、これはこれでよいと思う。

例えば、霧がむせぶ夜に、牢獄で漲（みなぎ）る思い、ひょうたんから零れる日本酒、垂れて滲む墨汁、手が届かぬ緑の葉…

いずれもが、夜明け前の… 形容しがたい不安や不満や情熱といった抑え込まれたエネルギーを感じるイメージカットが紡いでいく。

ポエジーなセリフや、詩集の朗読、短歌の発表会ではなく、映像で視聴者を刺激して想像させる演出だ。

こういう演出は、常に老若男女問わず分かりやすさを最重視する “朝ドラ” にしては珍しいが、大型連休中でいろんな人がそれぞれの場所で見る可能性があるから、“朝ドラ” の多様性とは大げさになってしまうが、チャレンジするにはいい機会だと思う。

「キツネノカミソリ」について

さて、今週のサブタイトルになっている「キツネノカミソリ」について、プチ情報を。

キツネノカミソリ（「狐の剃刀」と書く）は、本州から九州に生育するヒガンバナ科の植物。

ヒガンバナと同様に、花が咲くときにはスイセンに似た葉がなく、直立した茎に花がついたように見える。

花言葉は「妖艶」だが、実はヒガンバナと同様に毒性があり口にしてはいけない。

秋のお彼岸の頃に花を咲かせる意味で、ご先祖様との縁を感じる花だ。

さて、今週は誰がキツネノカミソリを見つけて、どんなエピソードになるのか楽しみだ。

©写真AC

あとがき

災難続きの万太郎ですが、これくらいの紆余曲折は “ドラマ” なのであった方がよいと思います。

もう、これといって不満はないので、あまり書くことはありません（苦笑）

みっきーの植物図鑑

今朝、ちょっと歩いた先にある畑にあった「ネギ坊主」です。

4月中旬から5月上旬によく見かけるネギに咲いた「花」ですね。

調べたら花言葉があって、「笑顔」「ほほえみ」「愛嬌」だそうです(^^)

結びに

ほなな～！また来とうせ。
それでは、また来てね。

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【これまでの感想】

第1週『バイカオウレン』
1 2 3 4 5 土
第2週『キンセイラン』
6 7 8 9 10 土
第3週『ジョウロウホトトギス』
11 12 13 14 15 土
第4週『ササユリ』
16 17 18 19 20 土
第5週『キツネノカミソリ』

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