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連続テレビ小説「虎に翼」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『虎に翼』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第25週『女の知恵は後へまわる?』「土曜日版」の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


補導委託先として大五郎(増田怜雄)を店に迎えた道男(和田庵)と梅子(平岩紙)は、桂場(松山ケンイチ)が最近顔を見せないことを気にしていた。一方、法制審議会少年部会の委員となった寅子(伊藤沙莉)は、はじめから法改正ありきで議論を進めようとする部会にいらだつ。そんな中、若手の仲間たちと熱心に勉強会を開いていた朋一(井上祐貴)に突然異動が言い渡される。予想外の人事に、それが桂場の意向によるものなのか、寅子は思い悩む。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7,10,11,14,16,19,20,23,24
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8,13.18,22,25
   安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9,12
   伊集院悠(過去作/オーディオドラマ・FMシアター「告白の対価」静岡局制作) 第15
   相澤一樹(過去作/BSプレミアム:善人長屋 第5話のみ,単発:月食の夜は) 第17
   酒井悠(過去作/兵庫発地域ドラマ「あったまるユートピア」,FMシアター「ふたつのせかい」) 第21
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
裁判所考証:荒井史男(元名古屋高裁長官 定年退官)
風俗考証:天野隆子(過去作/ごちそうさん,花子とアン,スカーレット)
旧字考証:三浦直人(明治大学大学院 文学研究科 史学専攻 日本史学専修)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
ジェンダー・セクシュアリティ考証:前川直哉(福島大学 教育推進機構 高等教育企画室 准教授)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト 新窓で開きます
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り(本編):尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
語り(土曜日版):山下誠一郎(過去作/Eテレ「小雪と発酵おばあちゃん」)
副音声解説:山崎健太郎(過去作舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略



今週分の「土曜日版」を見て感じたこと、5つ

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

室内でも熱中症の危険があるとのこと。
こまめに水分補給してくださいね。

しかし、秋分の日の前日に熱中症注意のコメントを残すことになるとは思いませんでした。
もう、「暑さ寒さも彼岸まで」でなく、「猛暑寒さも彼岸まで」ですね(笑)

今週分の「土曜日版」を見て感じたこと、5つ。

●無駄が省かれたおかげで「本編」よりも、箇条書きが際立った

●「本編」に行間や余白がないために、より一層箇条書きが際立った

●「寅子の出演シーン」を全部つなげても「寅子の物語」にはなっていない

●最終週用に “よね” と “尊属殺” を強調しすぎ

●“美佐江” の役割が「土曜日版」でも不明瞭

きっと、聡明な読者様なら、上記の5つを読めば理解していただけると思う。

でも、それで終わっては読者様におんぶにだっこすぎるから、少し補足してみる。

というのも、実は、意外に「土曜日版」だけ見て、感想を読んでくださる読者様もいらっしゃるので。

もっともっと、思い切った編集をやって良かったと思う

まず、感じたのは。

良くも悪くも、「土曜日版=ダイジェスト版」は「本編」を超えない… だ。

確かに、「本編」よりも「土曜日版」のほうが “分かりやすい” ことは往々にしてある。

前回も書いたが、今週で描かれた “ネタ” は <11> あった。
※抜け落ちている可能性はあります(謝)

【1】香淑(ハ・ヨンス)は原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意
【2】寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が、大学院を中退した優未(川床明日香)を家で見守る
【3】朋一(井上祐貴)は最高裁事務総局から家裁に異動を命じられ…
【4】法制審議会少年法部会の委員となった寅子(伊藤沙莉)のいらだちや戸惑い
【5】明律大学女子部の女子会
【6】涼子(桜井ユキ)の司法試験のあれこれ
【7】近所に引っ越すことになった直明(三山凌輝)を祝う猪爪家でのホームパーティ
【8】寅子(伊藤沙莉)の名前を知る少女
【9】よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)と美位子(石橋菜津美)の裁判
【10】少年法改正
【11】尊属殺の解釈変更

<11> のうち、「土曜日版」では【1】【5】【6】【7】がカットされた。

当ブログ的に言うと、“トラつば・アベンジャーズ” と “猪爪家” が削除されたわけだ。

そのことによって、「寅子のお仕事ドラマ」に見えるかというと、そうでもない。

なぜなら、“星家” のくだりが残っているからだ。

まあ、 大人の事情があるのかもしれないが、「本編」で大人の事情への義理を果たしたとして。

「土曜日版」では、【9】【10】【11】だけを残す、英断をしても良かったと思う。

だって、香淑、涼子、さらに猪爪家も切り捨てたのだから、優未も航一も… と思うのだが。

今週だけなら、それなりに"ドラマ"として成立しているが…

それと、「土曜日版」を見ても、今一つ見えてこなかったのが、下のネット記事のこと。

「虎に翼」美佐江は美雪の母 赤い栞の手帳“遺言”に寅子&ネット絶句「狭い世界の特別」出産3年後の悲劇― スポニチ Sponichi Annex 芸能 新窓で開きます

これを「最終週まで目が離せません!」と思える人は別にして。

一体、何のためにこのエピソードを盛り込んだのだろう?

「とにかく、“事情や関係が複雑な家族” を描きたい!」からなら、しょうがないが。

いつも、 “連ドラ” の感想で書くことに、次のことがある。

「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」をつなげて描いてほしい

この真意は、一度劇中に登場したキャラクターは、画面に映っていないときでも(生き死に… にかかわらず)存在し続けているように描いてほしいという意味だ。

少し角度を変えると。

主人公の過去と現在と未来、主人公の誕生前と生と死の世界、これらも連続、連携しているように描いてほしいという意味だ。

だから、「本編」での感想でも繰り返したように。

がっつりと映像で描かなくてもいいから、さりげなく寅子が常に、「少年法改正」「尊属殺の解釈変更」「美佐江のその後」を気にしているように描いてほしかった。

それがあれば、「今週だけなら、それなりに “ドラマ” として成立している」に終わらなかったと思う。

とはいえ、最近では。

優三(仲野太賀)、はる(石田ゆり子)、直言(岡部たかし)も “ほぼ存在しない世界” になってしまったから、無駄な期待なわけだが。

美雪の「思ってて」が、気になってて(笑)

「愚痴や文句は不幸のもと」だから、また視点を変えてみる。

「本編」の感想で触れようか迷った“違和感” についてだ。

それは、「土曜日版」でも残っていた並木美雪(片岡凜)の審判の際のあるセリフ。

美雪「本当に悪いことしちゃったと思ってて」

この「思ってて」に、引っかかったのだ。

それは、下記の過去の投稿にリンクしている。

「~だと思っていて…」の話し方が、「なぜイラつくのか?」を考えてみたいと思っていて… 新窓で開きます

別に、美雪の言い回しにイラついたのでない。

昭和45年(1970)当時に、「思ってて」なんて言ったのか? の疑問だ。

私も、もう立派な小学生になっていたが、上記の投稿を書くくらいだから記憶にないのだ。

したがって、“私には” とても令和風の言い回しに聞こえてしまった。

普通に「悪いことをしたと思っています」「悪いことをしたと反省しています」でよくね? っと。

まあ、自分でも目糞鼻糞を笑っているとは思うが(苦笑)

ラスト2週で唐突に"美佐江と美雪のくだりを強調するなら…

それにしても、どうして、最終週直前になって、ほぼ最近まで封印してきた「少年法改正」「尊属殺の解釈変更」「美佐江のその後」の三本柱で、エピローグを構成しようとしたのだろう?

まだ、「少年法改正」「尊属殺の解釈変更」については。

寅子が法曹界に足を踏み入れる前にかかわった “「法の世界」の先達たち” の二大巨頭である穂高重親(小林薫)と桂場等一郎(松山ケンイチ)が関係しているから、映像としては寅子が常に意識し続けた印象がなくても。

何とか好意的な解釈によって、「最後はこれで締めるのね」と理解はできる。

でも、美佐江と美雪のくだりは、“寅子の後悔” “寅子の懺悔” を描くなら、せめてもう少し “愛の裁判所” での寅子のお仕事を強調すべきだったと思う。

やはり、脚本が描きたいことを詰め込みすぎて進み。

「新潟編」を書き始めたころには収拾がつかなくなって、8月のお盆休みの前後あたりからの「ふたたびの東京編」の1か月間分は、遅筆が発生。

なんとかラスト1か月分を書き上げるために、泥縄的に描きたいことだけを選択して、まとめぜるを得なくなったのかも?

読者様からいただくコメントの中で多いのが…

最後に、読者様からいただくコメントの中で多いのが。

2024年7月5日放送の第70回での、穂高が寅子に最後の言葉、エールを送る場面のセリフに起因するもの。

穂高「佐田君 気を抜くな。
 君も いつかは古くなる。
 常に自分を疑い続け 時代の先を歩み
 立派な出涸(でが)らしになってくれたまえ」

この回は、終盤で穂高が尊属殺に関して、最高裁判決に書き記した判決意見が述べられる、今作でも大変重要な回だ。

説明するまでもないが。

寅子は、この穂高の「君も いつかは古くなる」で、これまでの「女性初」「若さゆえ」みたいな “甘え” から離脱し。

「女性法曹の先駆者」「ひとりの人間としての裁判官」として、<シン・佐田寅子> として歩み出す。

そう、この時点を今作の再スタートして、寅子が “立派な出涸らし” になれるのか否か? を丁寧に紡ぐのを見たかった… という意見が、実に多いのだ。

こうして、私も改めて文章化しアウトプットして、共鳴してしまった。

「“立派な出涸らし” になるための寅子の人生」を描く。

これだけで良かった… と、思う。

あとがき

私、4月9日放送の第7回で、今作の当初の印象を次のようにつづりました。

リーガルドラマの一面があるにはあるが、現状では実際の裁判シーンがあるわけでなく、もっと裁判の前段、「法律とは?」を描いているから、ハッキリ言って朝ドラとしては難しい部類だ。

今作が迷走するだいぶ前の初期のころ、本作が描こうとしているのは「法律とは何か?」だったのです。

そこの理念が、今週のエピソード群には完全に欠落しています。

せめて、最終週、金曜日でも良いので、ぜひとも帰着して「終わり良ければ総て良し」にしていただきたいです。


すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”



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連続テレビ小説「虎に翼」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『虎に翼』
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第125回第25週『女の知恵は後へまわる?』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
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桂場(松山ケンイチ)に真っ向から意見した航一(岡田将生)だが、心ならずも寅子(伊藤沙莉)にまで心配をかける事態を引き起こしてしまう。航一と寅子が帰宅すると、星家には子供たちが集まっていた。審判のあと、訪ねてきた佐江子(辻沢杏子)は、寅子に対して驚がくの事実を突きつける。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7,10,11,14,16,19,20,23,24
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8,13.18,22,25
   安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9,12
   伊集院悠(過去作/オーディオドラマ・FMシアター「告白の対価」静岡局制作) 第15
   相澤一樹(過去作/BSプレミアム:善人長屋 第5話のみ,単発:月食の夜は) 第17
   酒井悠(過去作/兵庫発地域ドラマ「あったまるユートピア」,FMシアター「ふたつのせかい」) 第21
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
裁判所考証:荒井史男(元名古屋高裁長官 定年退官)
風俗考証:天野隆子(過去作/ごちそうさん,花子とアン,スカーレット)
旧字考証:三浦直人(明治大学大学院 文学研究科 史学専攻 日本史学専修)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
ジェンダー・セクシュアリティ考証:前川直哉(福島大学 教育推進機構 高等教育企画室 准教授)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト 新窓で開きます
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り(本編):尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
語り(土曜日版):山下誠一郎(過去作/Eテレ「小雪と発酵おばあちゃん」)
副音声解説:山崎健太郎(過去作舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略



昨日に見た二つの番組中に、今作につながるキーワードが!

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

室内でも熱中症の危険があるとのこと。
こまめに水分補給してくださいね。

せっかく、『虎に翼』の感想を読みに来てくださった読者様には期待を裏切りますが。

昨日に見た二つの番組中に、今作につながるキーワードがあったので、今回はそこから書いてみますね。

寅子が "出世することに意味を持たせる" ほうが…

一つは、関東ローカルで再放送中のドラマ『踊る大走査線』(フジ/1997)で、昨日放送された第6話『張り込み 彼女の愛と真実』の一コマ。

まだ、若手刑事の主人公・青島俊作(織田裕二)には、法律とは別の “俺の正義” があって。

何かとそれを振りかざして警察組織内で暴走するのを。

教育係的な存在の大ベテラン刑事だが “ひら” の和久平八郎(いかりや長介)が、諭すセリフがこれ。

和久「正しいことをしたければ 偉くなれ!」

青島が警視庁でトップを目指す室井慎次(柳葉敏郎)の権力を利用とか、憧れを見せるときに言うセリフだ。

これを聞いて思ったのだ。

『虎に翼』も、テーマの一つに、学生時代から桂場等一郎(松山ケンイチ)が「正しいことをしたければ 偉くなれ!」と言い続けられた寅子(伊藤沙莉)をメインにして。

桂場自身も自分の言葉に苦しめられながら “法の正義” を目指し続ける… みたいなのでも良かったのでは? と。

これなら、「主人公のサクセスストーリー」「女一代記」という朝ドラフォーマットにも、すんなり当てはまるし。

何より、漠然と、かつ淡々と主人公が出世するよりも、「出世することに意味を持たせる」ほうが、 “ドラマ” として分かりやすいし、共感しやすいと思う。

さらに言うなら、最初から、ある意味で「寅子と桜庭のつかず離れずのバディのリーガルドラマ」で良かった… と、思う。

初期に比べて、味は濃くないけど存在感のある"出汁系"が…

もう一つは、深夜バラエティー番組『アメトーーク!』の昨夜の『芸人ドラフト会議』での一コマ。

4名の人気芸人が、架空の「自分が司会者の番組の共演者を選ぶ」という企画で。

多くの人たちが、ここぞとばかりに人気タレントをそばに置きたいとする中で。

千鳥のノブさんが、全国区的に有名でないタレントさんを指名したら。

アンタッチャブルのザキヤマさんがすかさず…

「ガス抜き系ね。やっぱり エース級ばっかりだとね チームも回らないのよ」

これ、無理やりだが、ここ2か月の『虎に翼』に当てはまると思う。

要は、本来は、サブのキャラクターなのに、それぞれのサブキャラがメインになるようなエピソードをつくって、並べてしまうから、キャラクターにもエピソードにも “ガス抜き系” がない! ってこと。

あれもこれも描きたいから盛り込むのは自由だが、やはり、それなりの “メリハリ” や “緩急” があるから、それぞれが際立つと思う。

この放送で、ザキヤマさんが「次の芸人を際立たせるには、直前に存在感はあるけど前に出ない “出汁系芸人”が必要」とおっしゃっていた。

この視点で『虎に翼』を見ると、本当に “出汁系キャラ” が、当初に比べると少なくなったなぁと。

むしろ、この2か月で “出汁系キャラ” や “お新香系キャラ” が、ほぼ全員 “おかず系キャラ” になり、むしろ “ご飯系キャラ”より目立っている。

そちゃあ、味だけは濃いけど、栄養バランスや見た目、満足感の意味では… ということだ(自粛)

今週は、連ドラとして "破綻" している

さて、前置きが思ったより長くなってしまったので、本編の感想はサクサクといこう。

ここ最近いただくコメントで、少し誤解されている節があるので、良い機会なので説明したい。

それは、連日のように書いているし、前回も書いた次のフレーズについて。

今回だけの単発ドラマ…
今週だけの週5回放送完結のプチ連続ドラマ…
としては、それなりに物語として成立しているし。
“ドラマ” に見えなくもない。

これは、第1回から先週まで描いて見せられたものを、全て “無し” すれば… という意味だ。

ハッキリ言うが。

半年間、25週間続いている “連ドラ” としては、≪整合性がとれていない≫≪論理的に破綻している≫と、受け取ってもらって構わない。

今回の感想は、上記の二点を中心に書いてみようと思う。

そこで、まずは。

今作を無理やりに “連ドラ” だとして捉えてみると、次のような三大疑問が浮かび上がるのだ。

第一の疑問:今週は"主人公・寅子の物語"として正解なのか?

第一の疑問は。

今週で描いてきたこと、今描いていることは「主人公・寅子の物語」として正解なのか?

あえて「主人公・寅子」と書いたのは。

「連ドラの主人公の物語」と「今作の中人人物である佐田(猪爪)寅子というひとりの人間の物語」として正しいのかという両方の意味を含んでいる。

そこで、ざっと、今週の「時間経過の嵐」と「騒動メドレー」を、今作より丁寧に、かつ簡潔に「見事な箇条書き」にしてみた(笑)

●香淑(ハ・ヨンス)は原爆被害に遭った外国人への支援を始めることを決意
●寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が、大学院を中退した優未(川床明日香)を家で見守る
●朋一(井上祐貴)は最高裁事務総局から家裁に異動を命じられ…
●法制審議会少年法部会の委員となった寅子(伊藤沙莉)のいらだちや戸惑い
●明律大学女子部の女子会
●涼子(桜井ユキ)の司法試験のあれこれ
●近所に引っ越すことになった直明(三山凌輝)を祝う猪爪家でのホームパーティ
●寅子(伊藤沙莉)の名前を知る少女
●よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)と美位子(石橋菜津美)の裁判

そして。

●少年法改正
●尊属殺の解釈変更

(抜けもあると思うが)上記の「11のネタ」の幾つに寅子がガッツリと関わっているのか? なのだ。

"ドラマ"が描くべきことなんてそんなに難しいことではない

私は、よく「ドラマとは、人間を描くもの、人間の本質を描くもの」だと主張している。

その本質は何なのか?

その「人間」を、あえて「主人公という人間」と解釈するとすると。

「ドラマとは、主人公を描くもの、主人公の本質を描くもの」となる。

それは、どういうことなのか?

主人公が、日常の中に突然現れた非日常によって、何かに目覚め。
その目的を達成するために紆余曲折、試行錯誤しながらも。
必死に生き抜く姿…

だと、私は思っている。

そのために、脚本家(演出家を含めて全スタッフに共通することだが)は。

主人公の目的と、目的を達成するまでの過程を、丁寧に描けばいいのだ。

自分が尊敬、目標、愛する人を頭に浮かべて、私に教えて!

例えば。

私が、あなたに「あなたが尊敬する人、目標にしている人、大好きな人を簡単に説明して教えてください」と質問したとする。

あなたは、どう答えるか?

それが、ドラマの脚本の仕事 “基本の基” (プロットのようなもの)と同じなのだ。

今、誰でもいいから、尊敬、目標、愛する人を頭に浮かべて、管理人に魅力を伝えようとしてみてほしい。

その “ドラマ”、その “物語” に登場させる必要がないなと判断した人物やエピソードは、基本的に必要ないことが分かると思う。

「時間経過の嵐」と「騒動メドレー」が失敗だった理由

私は、どんなドラマの感想を書くときでも、主人公やサブキャラクターに対して、それを全部やることにしている。

そこで、「要らないな」と思ったものは、私にとっては基本的に「要らない」のだ。

では、『虎に翼』と「佐田(猪爪)寅子」の今週はどうなのか?

少なくとも、私の目には先週あたりから次のように見えて映っている。

◆寅子が大学入学前に「法律家になる」の決意は、今週の寅子にも宿り続けているのか?

◆寅子が「新憲法」を出会った際の「すべて国民は法の下に平等であって」の精神をいかしたストーリーになっているのか?

◆恩師たちから教わった「道徳は道徳。法は法である」「出涸らし」「雨垂れ」「法の独立」「愛の裁判所」をはじめ。
桂場の「今の君の『はて?』は 非常に重い 周りを動かす力がある」や。
寅子自身が言った「「おかしいと声を上げた人の声は  決して消えない」
これら、今作が強調してきたコトを、本当に描き続けてきたのか?

誠に残念ではあるが、そうはなっていないと思う。

私が「時間経過の嵐」と「騒動メドレー」を揶揄したように。

次々と時間経過をして、事件やトラブルを描くことにプライオリティーを置いた。

そのことで、目まぐるしい展開になると同時に、個々のエピソードが(印象も存在感も)弱くなった。

その上で、寅子がほぼ関わっていないようなエピソード(=サブキャラの出番が増えるネタ)を組み入れ続けた。

だから、結果的に「連ドラの主人公の物語」と「今作の中人人物である佐田(猪爪)寅子というひとりの人間の物語」として、正しい選択だったとは言い難いのだ。

第二の疑問:ネット界隈で話題の"回収"は本当に必要なのか?

第二の疑問は。

ネット界隈で話題の “回収” は本当に必要なのか? だ。

前回の感想で、次のように書いた。

「まとめる」とは、「一度始めたら、責任をもって終わらせろ!」

ここで重要なのは、「一度始めたら、責任をもって終わらせろ!」の塩梅だ。

結局、全部の結末を描こうとすることも、「まとめる」のとは真逆の愚行だってことなのだ。

聡明な読者様なら「その先は言わなくても分かる」だと思う。

でも、少しだけ書く。

今作が、大量なネタを盛り込んで、多くのネタが尻切れトンボで宙ぶらりん状態だ。

しかし、その一つひとつを “回収” する必要があるのか? と思うのだ。

具体的に言えば、「回収したところで、ドラマや物語として意味や価値があるのか?」ってこと。

もちろん、寅子が女学校時代から、大学生時代から、裁判官になり立てのころから、“長年にわたって気になっていた” や “ず~っと心のどこかに詰まっていた” ような事象なら、最終章だから「まとめる」も意味でそれなりの意味はあると思う。

でも、言っちゃ悪いが、「少年法改正」だって「尊属殺の解釈変更」だって、寅子が常に気がかりだった案件として、描いてこなかったのが、今作の脚本家や演出家、制作統括なのだ。

もしかすると、ネット界隈で「華麗な回収だ!」「きれいに謎が解けた!!」なんて、褒めてもらいからかもしれない。

しかし、主人公が興味関心ないことを、視聴者に答えだけ提示したところで、繰り返すが「主人公・寅子の物語」ではないのだ。

第三の疑問:最後に寅子に"後悔"させても意味がないのでは?

長くなったから、第三の疑問。

それは、最後の最後で寅子に “後悔” させても、何の意味もないのでは? だ。

きっと、脚本家も「もう “寅子の物語” ではないなぁ」と察したのだと思う。
だって、今作の前半を書くことができる優秀な脚本家なのだから。

そのことが分かるセリフとナレーションがあった。

一つめは、中盤での寅子が桂場に言うセリフ。

寅子「法律を知った若い頃の
 本当の自分に戻ったようなんです」

二つめは、終盤の手紙にかぶるナレーション。

語り「私のせいで…」

二つのことを、1話の中に盛り込んでいるからごまかしているわけだが。

前段の、寅子の桂場への思いは、強引ではあるが “それなりに” 納得はできる。

しかし、後段の美佐江について、寅子が “ず~っと心のどこかに詰まっていた” とするのは強引すぎる。

きっと、ネット界隈では「驚愕の事実」「重く苦しくて泣いた」となるのだろう。

しかし、そもそも “泣ける結末” が必要なのか? と同時に。

さらに、そもそも “美佐江のくだり” が必要だったのか? と思うが。

恐らく、「私は美佐江のその後が心配で心配で」なんて感情移入しまくった視聴者が、勝手に美佐江の人生を創作したから「悲しいけど結末が分かってよかった」だろうが。

そんなのは、みんなが見ている『虎に翼』ではない!

あとがき

いやあ、いろんな意味で。
もちろん、悪い意味で… ですが、すごい1週間でした。

どうも、この場に及んでも、航一の使い勝手に悩んでいるようですね。

あの場面も、寅子と桂場だけのほうが、説得力もあったし、“ドラマ” としても良かったのに。

きっと、「まとめる」ことをあきらめたので、せめて「回収しよう」に方向転換したと思うことにします。

来週は超多忙になりそうなので、毎朝4時間超も割けないので。
全5回分の感想は投稿できないかもしれません。

まあ、書くこともないと思いますけど。

それと、今週で『トラつば・アベンジャーズ/ウィメンズ・ファイト』の看板は下ろします…

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連続テレビ小説「虎に翼」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『虎に翼』
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第124回第25週『女の知恵は後へまわる?』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


寅子(伊藤沙莉)の名前を知る少女は同級生の少年を突き落とした疑いで調査を受けていた。寅子は調査官の音羽(円井わん)とともに、少女の審判を行う。星家に顔を出した朋一(井上祐貴)は、航一(岡田将生)と寅子に本心を打ち明ける。一方、なかなか進まない美位子(石橋菜津美)の裁判に、轟(戸塚純貴)は時間がかかっているのは良い兆候だと美位子を励ます。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7,10,11,14,16,19,20,23,24
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8,13.18,22,25
   安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9,12
   伊集院悠(過去作/オーディオドラマ・FMシアター「告白の対価」静岡局制作) 第15
   相澤一樹(過去作/BSプレミアム:善人長屋 第5話のみ,単発:月食の夜は) 第17
   酒井悠(過去作/兵庫発地域ドラマ「あったまるユートピア」,FMシアター「ふたつのせかい」) 第21
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
裁判所考証:荒井史男(元名古屋高裁長官 定年退官)
風俗考証:天野隆子(過去作/ごちそうさん,花子とアン,スカーレット)
旧字考証:三浦直人(明治大学大学院 文学研究科 史学専攻 日本史学専修)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
ジェンダー・セクシュアリティ考証:前川直哉(福島大学 教育推進機構 高等教育企画室 准教授)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト 新窓で開きます
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り(本編):尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
語り(土曜日版):山下誠一郎(過去作/Eテレ「小雪と発酵おばあちゃん」)
副音声解説:山崎健太郎(過去作舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略



今回の感想の大きなテーマの一つが、「まとめる」

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

室内でも熱中症の危険があるとのこと。
こまめに水分補給してくださいね。

今回の感想の大きなテーマの一つを「まとめる」にしようと思います。

そこで、今回の感想を、より楽しんでいただくために、下記の昨日の投稿を予習として読んでいただけると助かります。

今作が、「猪爪家と星家をどう描けば良かったのか?」についての “そもそも論” のダイジェスト版になっています。

というわけで、今回はお読みいただいている前提で進めます。

拍手コメント返信(2024/9/18):虎に翼(第123回) ※猪爪家と星家をどう描けば良かったのか?の“そもそも論”書きます! 新窓で開きます

"この仕上がりで、十分です" と満足できる人はしあわせ!!

大前提として、先週からだろうか、こう書き続けている。

今回だけの単発ドラマ…
今週だけの週5回放送完結のプチ連続ドラマ…
としては、それなりに物語として成立しているし。
“ドラマ” に見えなくもない。

と。

もちろん、「騒動至上主義」改め、トラブル依存症候群(人間描写が蔑ろにしてまで、物語の構築を騒動ばかりに依存するドラマづくりのこと)を患っていることに変わりはないが。

したがって、あえて書くが “この仕上がりで、十分です” と満足できる人はしあわせだし。

<ほかの場所で> 大いに楽しんで、称賛し合えば良いと思う。

今回で強調したいのは、"悪いのは脚本家だけではない"コト

面倒だから、今回で描かれた個々の騒動については書かない。

で、今回の 15分間を見て、再認識&再確認したこと。

それは、「今日も散乱中」である。

平らかに表現するなら「秩序だっておらず、ぐちゃぐちゃである様子」と、なる。

それと、今回で強調したいのは、“悪いのは脚本家だけではない” ということ。

テレビドラマを「総合芸術」と評するにはいささか歯がゆいが。

イマドキでいうなら「チームプレー」「全員野球」的な、たったひとりで創作できるものではない「テレビドラマ」だから、結果は、制作統括、いやNHK総局長をはじめ、関係者全員の責任なのだ。

そこを、踏まえた上で。

いろいろと盛り込みたいのは、脚本家だけではない。

下記の報道を読めば、“全員” がもあれやこれやを盛り込んで悦に入っているのが分かるはずだ。

NHK総局長 朝ドラ「虎に翼」社会問題描写を評価「しっかりと描いて受け入れていただいている」― スポニチ Sponichi Annex 芸能 新窓で開きます

普通大人なら自分が"おいしく食べられる分量"を知っている

話を戻そう。

いろいろな要素を盛り込むのは勝手だ、とは書いた。

でも、これも口が酸っぱくなるくらいに言い続けているが。

エピソードの取捨選択ができない(やる気がない)なら、数を限定すべきなのだ。

私は好みでないから行かないが、世間で流行している「食べ放題」にたとえよう。

行く前、料理を目の前にしたときは、「もとを取るぞ!」「倒れるまで食うぞ!!」と意気込んだところで。

所詮、大食い選手権の常連でもない限り、だいたい “おいしく食べられる分量” なんて決まっているのだ。

そう、ここで大事な考え方が、“おいしく食べられる分量” を知っているかどうか?

まあ、普通の大人なら、自分が “おいしく食べられる分量” を知っていると思う。

だから、食べたいものを適量持ってきて食べると思う。

8月;満腹状態/9月:食べすぎによる消化不良と腹痛状態

上記の思考回路を、脚本や演出、そのほかのスタッフが『虎に翼』の制作現場でやるだけで良かったのだ。

視聴者が “楽しく感動できるエピソードの分量” を計算して、それだけを盛り込むだけで良かったということだ。

でも、もうお分かりだろう。

このスタッフは、「もとを取るぞ!」「倒れるまで食うぞ!!」と意気込んだ。

その結果が。

8月の満腹状態であり。

9月の食べすぎによる消化不良と腹痛状態なのだ。

もう、「何をおいしく食べたのか?」なんてどうでもよくて、「とにかく、今の腹痛を何とかしたい!」ということだ。

だったら、「最初から満腹になるくらい食べるな」となるわけだ。

一度始めたら、責任をもって終わらせろ!

少し、細かく説明しよう。

様々な要素を盛り込むことは、否定しない。

むしろ、そのほうが楽しくなるなら大いに歓迎だ。

しかし、先日も書いたとおり「朝ドラの放送期間は、半年間で終了」と決まって、走り出しているのだ。

だったら、続編はない前提で、盛り込んだ全ての要素を「まとめる」努力をすべきでは?

ここで、誤解してほしくないのは、「まとめる」のと、いわゆる世間の間違った解釈を含めた「回収」とは違うってこと。

私がいう「まとめる」とは、「一度始めたら、責任をもって終わらせろ!」ってだけ。

こう書くと信者が「じゃあ、一度登場したキャラは全員死ななきゃいけないの?」なんて言いそうだ。

しかし、それはある意味で真理である。

名もなきキャラクターやエキストラは別にして、役名があり、数回にわたって主人公や、主人公に近いサブキャラクターにそれなりの影響を与えたキャラはその後をフォローすべきだと思う。

これを、こんなこともやれないプロが増えているから、ドラマが面白くなるのだが。

全部の結末を描こうとするのは、「まとめる」と真逆の愚行

ここで重要なのは、「一度始めたら、責任をもって終わらせろ!」の塩梅だ。

今の『虎に翼』は、無理やりにでも「一度描いたから、責任をもって回収しています!」状態なのだ。

しかし、言っちゃ悪いが。

たとえば前回と今回のこと、今になって、<主人公の名を知る謎の女学生> を登場させて、何になるの?

ごく一部の視聴者が喜ぶだけでは?

結局、全部の結末を描こうとすることも、「まとめる」のとは真逆の愚行だってことなのだ。

そう、意味のない低次元の回収をいくつも盛り込んだところで、“ドラマ” として何の価値も意義もないってことだ。

こんな『虎に翼』で良かったのでは?

冒頭で紹介した投稿にも書いたが、私はこんなドラマで良かったと思っている。

「フツーの女性としての生き方」に疑問を持ち、金融事件に巻き込まれる父を救えなかった無念さから女性法律家を目指すサラリーマン一家の長女の寅子(伊藤沙莉)と。

生まれたときから厳格な法曹家庭で育った航一(岡田将生)の夫婦が。

戦前戦中戦後を二人三脚で弱い立場を救うために気に抜いたリーガル&ホームドラマ。

それこそ「史実」をなぞるなら、寅子が新潟赴任する 16年前に航一と再婚する設定にして。

寅子は航一との間にも子どもを授かって、裁判官、夫婦、母、そしてひとりの女性、ひとりの人間としてたくましく生きていく法律一家のホームドラマで良かったと思う。

次のようの下準備、下ごしらえをやるだけで良かった

まあ、「そんな普通の朝ドラにはしたくない!」とのことだろう。

だったら、「新潟編」の終盤での「雪の降る中での再婚のプロポーズ」をやったあとで、次の要素を丁寧に描いて、「原爆裁判」「尊属殺」「少年法改正」の下準備、下ごしらえをやるだけで良かったと思う。

●寅子の仕事全般

●猪爪家の同居問題、寅子と優未の同居による星家の内部分裂、両家のコミュニケーション

●寅子と “トラつば・アベンジャーズ” を含めた同期たちとのコミュニケーション

要するに、「寅子の物語」と「寅子のコミュニケーション」の描写不足なのだ。

寅子のお仕事を丁寧に描いていれば。

「原爆裁判」「尊属殺」「少年法改正」だけでなく、山田轟法律事務所の関係だって、寅子の職場の部下たちとのやり取りだって、もっと「見たい!」となっただろうし、何より「そこまで描いてくれるんだ!」となったと思う。

寅子が中心となった猪爪家と星家の情報交換や意思疎通が丁寧に描かれていれば。

子どもたちやきょうだいによる「家族会議」「家族裁判」の解決策だってアリだし、そういう自己解決能力を描くことも、今作らしさにつながったと思う。

さらに、寅子と大学同期が密に会わなくても。

そこそこ連絡を取り合っている設定にしておけば、「久しぶりぃ~」が唐突にならかなったと思うし。

今回に限って言うなら、今回のよね(土居志央梨)の部分だけでも、先日提案した「朝ドラ全15週案」の「前後編の間のスピンオフ2週」でやっても満足できたと思う(惜しい…)

「エピソードの適切な取捨選択」をやれば良かっただけ

今作の上層部らが、脚本家の「描きたい!」「盛り込みたい!」を最優先にしたこと自体は全面的には悪くないとしても。

それに乗じて、エピソードの盛り込みもやりすぎた。

だから、繰り返すが「エピソードの適切な取捨選択」をやれば良かったのだ。

それをやらぬまま突っ走ったから、ラストの2週間が、「ほぼ主人公不在」に近いエピソード群にせざる得なくなった。

そりゃあ、冷静に見ても、寅子が入る余地は、ほんのわずかしか残っていないわけだから。

というわけで、「まとめる」つもりがない(と思えるような)展開と構成をやっておきながら、「第25週だから‘最終章’風」に「まとめる」を必死にやったところで、半年間も続いた “連ドラ” の最終章にはならないのだ。

火曜日の「ドラマ10」枠や「土曜ドラマ」でやるべきだった

恐らく、こんな感じで今週も最終週も進むと思うから、早めに総括風をやって、当ブログは時すでに遅しとならぬよう「まとめる」をやってしまう!

完全に想像の域を出ない… と、自己防衛策を張っておいて。

きっと、「新潟編」での、「友情結婚」や航一の「総力戦研究所での机上演習」あたりまでは。

寅子の結婚観や戦争観、「倫理と正義と法」に対する思考など、いわゆる「主人公・寅子の物語」になっていたと、私も思う。

ただ、「ふたたびの東京編(第20週~)」からは、脚本家が描きたい、主張したいことを、劇中の設定と登場人物を利用して描いただけ… だった思う。

そうなったら、もう “ ドラマ=人間を、人間の本質を描くこと” でも、“主人公の物語” でもないのだ。

「脚本家が描きたい、主張したいことを、劇中の設定と登場人物を利用して描く」のなら、単一テーマの短期間の連ドラが、最適なフォーマットなのだ。

そう、朝ドラの王道である「ひとりの女性の一代記的フォーマット」にはなじまないのだ。

それこそ、ドラマ『恋せぬふたり』や、ドラマ『生理のおじさんとその娘』のように… ってこと。

NHKに頼んで、火曜日の「ドラマ10」枠や「土曜ドラマ」でやるべき内容だったと思う。

あとがき

もう、7年以上、週2回、整形外科病院の専任の理学療法士さんに診てもらっています。

「今月は、次の3つのストレッチでお尻の硬さを頑張って取りましょう」なんて指導を受けるんです。

で、1か月間、毎日1時間、必死に家でリハビリをやるわけですが、思うように効果が表れません。

でも、療法士さんはこう言いますよ。

「そちゃあ、60年近く硬かったお尻が、数か月で柔らかくなるなんて奇跡ですよ(笑)」って。

「でも、続けないとどんどん固くなるから、努力はやったほうがいいですよ」と。

“連ドラ” も似ていると思うんですね。

半分くらいまではいろいろな方向に話が進んで、柔軟性があるし、楽しい。

でも、話が進展し尽くしたり、盛り込みすぎてくると、柔軟性が削がれ始める。

そのときに、仕事を少しセーブするとか、ストレッチして、体力づくりをやれば良いですけど。

怠ると、あとあとになって痛くなったり、動きづらくなったり。

今の『虎に翼』を見て、「何事も過ぎたるは猶及ばざるが如し」を痛感します。

今日も、4時間超かかりました。
ので、明日は2時間以内、いいや1時間以内を目指します!

おまけ(スィーツ編)

先週末の土曜日が、「実父の十三回忌法要」でした。

母も妹も亡くなって、私方の親せきはほぼいないので、妻と姪っ子の3人だけの法要でした。

で、仏前へのお供え物をデパートに買いに行って、ふと目に入って買っちゃったのがこれ。

季節限定 メロンゴーフレット

子どものころ、親におねだりした風月堂のゴーフレットの「季節限定 メロンゴーフレット」ですって!

いやあ、メッチャおいしくて、コーヒーよりも紅茶が合いましたよ。


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第123回第25週『女の知恵は後へまわる?』の感想。


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明律大学女子部の一同が久しぶりに寅子(伊藤沙莉)の家で顔を合わせる。涼子(桜井ユキ)は司法試験に挑戦していた。皆が学生時代を懐かしく思い出す。直明(三山凌輝)一家が近所に引っ越すことになり、猪爪家ではささやかなお祝いが開かれる。少年法改正について様々な意見を集めていた寅子は、東京家裁の廊下で思いがけない人物に出くわす。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7,10,11,14,16,19,20,23,24
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8,13.18,22,25
   安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9,12
   伊集院悠(過去作/オーディオドラマ・FMシアター「告白の対価」静岡局制作) 第15
   相澤一樹(過去作/BSプレミアム:善人長屋 第5話のみ,単発:月食の夜は) 第17
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※敬称略



皆さん、もやもやのたまり方がピークに近づいてませんか?

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室内でも熱中症の危険があるとのこと。
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本日が “お初” の読者様は分からないと思うので、少しだけ解説込みでお話を。

前々回の感想への Web拍手が「39(今は 45)」で。

以前から私は、拍手が「30」を切ったら(=私への共感者が激減したら)、今作を愛をもった厳しい視点で最後まで見捨てずに見る人たちの “本気の管理人と読者様たちの集い” になりますよ! と、冗談まじりの本気で書いてきました。

ちなみに、前回の感想への拍手は「49」です。

別に、拍手が増えたから運営側からポイントがもらえるわけでもありません。

むしろ、管理人としては共感してくださる読者さんを減らすような記事を投稿しているわけですから、管理上はマイナスしかありません。

でも、そう、私は、某政党のトップを決める選挙の立候補者のごとく、票集めの目的で意見を変えることも、世間に迎合するつもりはありません

今回も、通常安全運転で参ります、よろしくお願いします。

おっと、今日は、辛口感想コース料理のデザートして、季節のスィーツネタを用意しているので、最後までお楽しみくださいませ(笑)

では、下書きから投稿まで「4時間の超大作」をどうぞ。

ネット検索で初訪問してくださる方が先週あたりから微増!

前段のように、お初の読者様に配慮したのは、ネット検索で初訪問してくださる方が先週あたりから微増しているからだ(汗)

であるから、今回はその辺を少し意識して書いてみる。

まず、細かい部分に入る前に、8月から始まったと思われる「想定外の体たらく状態」の原因を、私なりに考えたので、簡単にまとめてみる。

これまで書いたことと重複するが、「まとめ」なのでご容赦を。

「今回だけ、今週だけを見ている視聴者」にとっては…

まず、擁護できることがあるとすれば。

「今回だけ、今週だけを見ている視聴者」にとっては、それなりに「法律家たちとその家族のドラマ」として見えていると思うことだ。

主人公がいろいろなことに悩みながら、仲間たちと何かを遂げようと頑張る物語に、見える人はいると思う。

ただ、もう、レモン汁より口が酸っぱくなるほどに繰り返しているように。

私は、私に共感してくださる読者様が見ているのは、「連続ドラマ」「NHK朝の連続テレビ小説」なのだ。

だから、絶対に譲れないのは、設定も事情も状況も “連続している” “つながっている” という大前提だ。

別に、「伏線と回収」をやれなんて、今となっては “やれなくなった” スタッフに要求はしない

でも、せめて、主人公が今の立場になる前や、学生時代とは “連続している” “つながっている” ように描いてほしい… それだけのこと。

だって、今作は今となっては最良の自己防衛ともいうべき「主人公の幼少期がない!」のだ。

だから、主人公の女学校時代からの「30~50年間」を描くだけで良いのだ。

『ブギウギ』より圧倒的に盛り込まれるネタも人物も多い!

まだ、愚痴は続く。

最近の朝ドラは「女一代記」的な、いわゆる「誕生、結婚、出産、老後、死」という「70~80年間前後」を描く作品は減っている。

ちなみに、前作『ブギウギ』は、ざっくりになるが主人公の5歳の幼少期から、歌手引退の56歳のおよそ「50年間」が描かれた。

一方、『虎に翼』は、寅子の誕生日の設定は今作に登場しないが、各方面の憶測から「大正3年(1914)」とされている。

そして、第1回の放送が「昭和6年(1931)」で、今回の序盤が「昭和46年(1971)」であるから、25週間を要して「40年間」を描いたことなる。

前作を見た人なら、もしかすると、とっくに気づいていると思う。

『ブギウギ』よりも『虎に翼』のほうが、圧倒的に盛り込まれているネタも、登場人物も多い… と。

したがって、作り手の立場として考えれば。

様々な要素を “連ドラ” として連携、連続、連動しているように映像化するのは、優れた “才能”“経験”“労力” が必要だし。

細心の注意を払わないと、瞬く間に “違和感のオンパレード” に陥りやすい、たいへん難しい作品なのだ。

そう、“気合”“気力”“思い入れ” だけではつくり込めない新しいチャレンジの朝ドラが『虎に翼』だと思うからこそなのだ。

長くなったが、今回の15分間の感想は、上記のことを頭の隅っこに置いて、読んでいただきたい。

小道具のリアリティーにも細心の注意を払っていただきたい

さて、アバンタイトルから行こう。

私が最初に気になったのは、会議をやっているテーブル上の「二輪のヒマワリの一輪挿し」だ。

ここ最近、『らんまん』から継続中の『みっきーの植物図鑑』が「第238回」で止まっているが(汗)

それくらい、植物が大好きな一面もあるのが管理人である。

ヒマワリに限ったことではないが、特にヒマワリの切り花を長持ちさせる上で、注意すべき4つのことがある。

●できるだけ不要な葉っぱは取り除く。
 ・花瓶の中で水を吸う部分に葉が残っているのは論外。

●毎日水を替えて、できれば花瓶も洗って清潔に。

●水の量は少なめが原則。
 ・ヒマワリの茎には細かい産毛のようなものでおおわれており、常に水に浸っていると雑菌が繁殖して腐る原因になる。
 ・よって、ヒマワリは花瓶の3センチくらいまで水を入れる。

●直射日光やエアコンの風が当たらない、風通しの良い涼しい場所に置く。
 ・日差しの強い場所は花瓶の水温が上がりやすく、水不足や水腐れを招くので。

映像をよく見ると、花瓶の中の茎に葉がついているし、水も10センチ近く入っている。

きっと、優秀なフラワーコーディネーターが担当しているのだろうから、映像が正解だと思うが。

豪華なスタジオセットも大切だが、小道具のリアリティーにも細心の注意を払っていただきたい…

美術スタッフが語る「虎に翼」セットの世界 「俳優さんのお芝居や華やかな衣装を際立たせるため、セットのトーンはグッと抑えています」 | ステラnet 新窓で開きます

ひまわりを長持ちさせるコツとは?水揚げ・お手入れの方法を解説|Flower Smith Market 新窓で開きます

「いつもやっている」ように描いてこなかったから…

ヒマワリも気になるが、ここのやり取りで最も気になったのは、次のやり取りだ。

寅子「私は家裁の力を信じてる。
 愛の裁判所を守りたい」
綾子「本当に守ろとしてきましたか?」
寅子「えっ?」

あの~~~ぉ。

もしかして、この調査官・音羽綾子(円井わん)のセリフに絶大なる説得力を持たせるために、これまで「愛の裁判所」を封印したってこと?

寅子が、本気で仕事に取り組んでいないように “わざと” 描いたってこと?(苦笑)

だから、今作は “連ドラ” なのだから、“連続している” “つながっている” ように描いてほしいのだ。

先週だか先々週だかから始まった「少年法改正」のくだりに入った時点で。

しかも、多岐川(滝藤賢一)が生きている時点から、寅子が多岐川の遺言でもある(と、私は思っている)「愛の裁判所」を幾度も話させておくべきだったのだ。

そして、若い部下たちに「愛の裁判所」を多岐川に代わって教える。

こんな簡単な表現で、寅子が “本当に家裁を守ろうとしている” ように見えたのだ。

そう、大事なのは「守ろうとしていた」でなく、「守ろうとしている」ように描くことだったと思う。

これが、“連続している” “つながっている” ように描くという本質なのだ。

そんな基本の基すら、もはや難しくなっているから、アバンの「家裁での身内の話し合い」ですら、とってつけたようにしか見えないのだ。

「いつもやっている」ように描いてこなかったから、綾子のもっともらしい意見ですら「最終直前週だから?」「今さら?」に見えるのだ。

「家裁での会議」に続いて「猪爪家の家族会議」も違和感

メインタイトル映像開けは、超、超、超、久しぶりの猪爪ファミリーの登場だ。

昨夜(9/17)放送の NHK歌番組『うたコン』に、直明 役の三山凌輝さんが「BE:FIRST」のメンバーとしてラップとダンスを披露していた。

まさか、毎日放送している『虎に翼』で見る機会が減ったと思ったら、まさかの『うたコン』で見ることになった。
細かいことだが、いかがなものかと思う。

で、今作のほう。

語り「直明一家が近所に引っ越すことになり
 今日は その ささやかなお祝いです」

とにかく、「描きたいことは、描くの! キリッ!!」で、ある。

描きたい、盛り込みたいのは勝手だが。

最後に見た印象的な猪爪家は、9月2日放送の第111回で、昭和34年に直明(三山凌輝)と玲美(菊池和澄)の間に子供が産まれて、ますますにぎやかになった猪爪家以来だ、

その後、猪爪家の人たちの出番を(ほぼ)作らず。

さらに、「時間経過の嵐」で時間ばかりを進めてしまったため、「近所に引っ越す」が唐突すぎる。

今作は、これまでたくさんのホームドラマの要素を盛り込んできたのだから。

直明と麗美の子どもを、花江(森田望智)が孫のように可愛がるも、家が手狭になって… くらいの “家庭の過程” は描いても罰は当たらなかったと思う。

前回も書いたが。

「起承転結」の「転=子どもが産まれてにぎやかになりました」で視聴者にインパクトを与え、2週間半も放置したのちに「結=引っ越すことになりました」で “納得してください” というのは、ホント強引すぎると思う。

展開が強引だから、本来は猪爪家のお家芸、お約束、あるあるだっだ「家族会議」すら不自然に見えるのだ。

「家裁での会議」に続いて、「猪爪家の家族会議」も違和感だらけとは、困ったものだ。

イマドキの表現をするなら「女子部の女子会」だが…

むかしの人はよく言ったものだ、「二度あることは三度ある」と。

それが具現化されたのが、イマドキの表現をするなら「女子部の女子会」だ。

またまた時間経過して「昭和46年(1971)夏」となった。

ただ、小さな違和感を覚えるのは、語りで「女子部のメンバーが集まっています」なのに、轟(戸塚純貴)がいることだ、

好意的に解釈すれば、よね(土居志央梨)と同じ職場だから… とは、なるし。

さらに好意的に解釈すれば、新潟時代があるから航一(岡田将生)がいても… とも、なる。



女子会の会場は、星家でなく「笹竹」の一択では!?

しかしだ、どう好意的解釈しても解せないのが、なぜ会場が梅子(平岩紙)と道男(和田庵)が奇跡のコラボで経営をはじめた寿司と和菓子のお食事処「笹竹」じゃないのか! ってことだ。

経営者が梅子なんだから、涼子(桜井ユキ)と玉(羽瀬川なぎ)が先着して、梅子と喫茶「ライトハウス」の自慢料理や新潟の郷土料理を一緒に作る光景なんて、絶対に見たかったし。

家族同然と描いてきた道男の人間として、料理人としての成長も見たかったし。

さらに、今一つ解せないのは、轟が合流したのに、小橋(名村辰)と稲垣(松川尚瑠輝)がいないって?

一応、寅子と‘ヒャンちゃん’こと崔香淑/汐見香子(ハ・ヨンス)が、小橋と稲垣には長年にわたって隠し事をしていたから呼びづらいってことにしておくが。

まあ、現場の本音は、「料理が苦手の妻の夫は料理をするものです」を盛り込みたかっただけだと思うが。

そうだとしても、よねと轟が来た途端に二階へ行く “ワケ” があるのだから、「なぜ、笹竹じゃないの?」の疑問は1ミリも払しょくされないが、いいや。

そしてラストは、昨今の考察好きに迎合した連ドラがよくやる「思わせぶり」と「どんでん返し」と「はき違えた伏線と回収」か? (失笑)

あとがき

盛り込みすぎて、どのネタをどうまとめるかを、見失った結果、「思いついたことを書いて、結末としましょう」って感じですね。

どうせ、今日も「よねさん作成の練習問題に日本中が泣いた!!」「戦慄のラスト2分!」なんて記事が躍るんでしょうけど。

必死すぎて…

おまけ(季節のスィーツネタ)

一つめは、いつも義理の母の介護のときに持参する、千葉県成田の銘菓「黒平まんじゅう本舗」の季節限定のおまんじゅうのお話です。

季節のおまんじゅうは「各味が1か月限定」なので、写真は奇跡なんですよ。

奇跡の2種類同時発売

9月16日の「敬老の日」は、8月限定の「緑茶まんじゅう」と9月限定の「芋栗まんじゅう」が同時に買えました。

店員さんに聞くと「特別に売ってます」とのことでした。

妻の実家に到着して、義母に季節のおまんじゅうを渡したら、「今日、デイサービスでもらったのをあげますよ」って。

紅白の「ひよこ」

小さな箱に、紅白の「ひよこ」が入っていました。

「ひよこ」は、今年112歳なので、「長寿のお菓子」として売り出しているそう。

妻とふたりでいただきましたが、お義母さんが食べないと意味がないような(苦笑)

お粗末様でした…(笑)

ひよ子の敬老祝菓子 公式ひよ子オンラインショップ 新窓で開きます

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拍手[53回]

連続テレビ小説「虎に翼」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『虎に翼』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第122回第25週『女の知恵は後へまわる?』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


法制審議会少年法部会の委員となった寅子(伊藤沙莉)は、はじめから法改正ありきで議論を進めようとする部会にいらだつ。折に触れて多岐川(滝藤賢一)のことを思い出すのは、桂場(松山ケンイチ)も同じだった。一方、航一(岡田将生)は、よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)の事務所を訪ね、美位子(石橋菜津美)の事件について聞く。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7,10,11,14,16,19,20,23,24
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8,13.18,22,25
   安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9,12
   伊集院悠(過去作/オーディオドラマ・FMシアター「告白の対価」静岡局制作) 第15
   相澤一樹(過去作/BSプレミアム:善人長屋 第5話のみ,単発:月食の夜は) 第17
   酒井悠(過去作/兵庫発地域ドラマ「あったまるユートピア」,FMシアター「ふたつのせかい」) 第21
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
裁判所考証:荒井史男(元名古屋高裁長官 定年退官)
風俗考証:天野隆子(過去作/ごちそうさん,花子とアン,スカーレット)
旧字考証:三浦直人(明治大学大学院 文学研究科 史学専攻 日本史学専修)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
ジェンダー・セクシュアリティ考証:前川直哉(福島大学 教育推進機構 高等教育企画室 准教授)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト 新窓で開きます
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り(本編):尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
語り(土曜日版):山下誠一郎(過去作/Eテレ「小雪と発酵おばあちゃん」)
副音声解説:山崎健太郎(過去作舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略



今作を最後まで見捨てるつもりは… ない

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

朝ドラの感想への Web拍手が「30」を下回るようになったら、私を含めた “本気の読者の集い” になると(笑)
投稿時点の前回への拍手が「31」なので、もうすぐです(爆)

直近で上↑を書いたのが、2024年8月30日(金)の感想。

それ以降、読者の皆様を過大なる応援によりまして、40回台、50回台もありました。

そして、下書きの時点での前回の感想への Web拍手数が、祝日にもかかわらず「39」もいただきました。

というわけで、今作を最後まで見捨てるつもりがない “本気の管理人と読者様たちの集い” まで、もうすぐです(笑)

映像で描いてないとしても、語りに言わせちゃうか…


語り「朋一のこと 桂場のこと
 少年法や家裁のこと…。
 考えることが盛りだくさんな寅子です」

確かに先週から、次から次へとトラブルだらけの “騒動メドレー” 仕様。

だから、寅子(伊藤沙莉)にとって悩み事が多いようには “見える” のは間違いないし。

「悩み事や騒動が盛りだくさんの寅子」には見える… が。

今一つ、「考えることが盛りだくさんな寅子」には見えていなかったのが前回まで。

というわけで、思い切って “語り” に “考えている” と言わせたわけだ。

映像で表現していない時点で、尾野真千子さんの戯曲朗読劇とほぼ一緒だと言わざるを得ないのだが(苦笑)

今週だけ見ている視聴者に対しては、間違っていないが…

ただ、今回は、メインタイトル映像開けにも、しつこいくらいに “考えることが盛りだくさんな寅子” のカットを組み入れた。

「純度の低い正論」「石を穿(うが)つ雨垂(だ)れ」「穂高イズム」などの単語を並べて。

きっと、7月5日放送の第70回へリンクさせたかったのだろう。

第70回は、穂高(小林薫)の退任記念祝賀会の翌日、寅子と穂高が互いの立場から遠慮なく気持ちをぶつけ合い。
「穂高先生は眠ったまま 穏やかに亡くなられました」の語りで、穂高の死を描き。
甘味処「竹もと」で、桂場(松山ケンイチ)、久藤(沢村一樹)、多岐川(滝藤賢一)、寅子が献杯する内容だ

前述の穂高の死を告げる語りの前半部分へ、どうにかして “つなげたい” のだろう。

語り「寅子が少しだけ 家裁の理想に近づいた頃…」

わざわざ、「多岐川の亡霊」改め、今作お得意の “イマジナリー・タッキー” を登場させて、必死に「家庭裁判所の本来の、理想の在り方」「司法の独立性」を訴えている。

「家庭裁判所の本来の、理想の在り方」「司法の独立性」を土台として、法制審議会少年法部会で発言する寅子を強調する脚本も演出も間違っていない。

おっと、正確に書くなら「今週だけ見ている視聴者に対しては、脚本も演出も間違っていない」だ。

寅子が抱えている案件の全てに、経緯の描写が足りていない

なぜ、回りくどい言い回しで「正確に」とやったのか?

それは、今作がこれまで「5か月半も放送と続けてきた連続ドラマ、連続テレビ小説だから」だ。

もう少しかみ砕けば。

前段の “語り” にあった「考えることが盛りだくさんな寅子です」に至る過程や いきさつ の描写が “連ドラ” として不足していたと感じるから。

もちろん、「全く描いていない」とは思わない。

それなりに、“騒動の渦中にいるトラちゃん” は描かれてはきたが、「あの程度で良いの?」と思うのだ。

「桂場への怒り」「法制審議会少年法部会での反論」は、もちろんのこと。
「よね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)の尊属殺案件」も。
「朋一(井上祐貴)の家裁への異動辞令」だって。

今、寅子が抱えている案件の全てに、経緯の描写が足りていないのだ。

「転」でインパクトを与え、「結」で納得しろは強引すぎる

でも、脚本と演出は、十分に経緯は描かれたとして、物語を進めていると思う。

前回も書いたが。

団子や寿司ではないが、ちゃんと “下準備” や “下ごしらえ” をやってほしかった。

「起承転結」の「転」で視聴者にインパクトを与え、「結」で納得してくださいというのは、いかんせん強引すぎると思う。

今回の終盤での航一(岡田将生)へのよねの発言だって、もっと裁判の経緯や美位子(石橋菜津美)とのかかわりを丁寧に描いていたら、さぞかし説得力のある言葉になっていたと思う。

やはり、盛り込みすぎによって、描くべきことが埋もれてしまった… のではないだろうか。

管理人が考える究極のNHK朝ドラ救済案!!

最後に、昨夜遅くに投稿した下記の記事の補足をやりたい。

拍手コメント返信(2024/9/16):新宿野戦病院(最終回),ビリオン×スクール(最終回),虎に翼(第121回)にお答えします ※ついに解禁!管理人が考える究極のNHK朝ドラ救済案!! 新窓で開きます

なぜなら、分家である「緊急時&トラックバック用ブログ」だけ読んでいる読者様は気づけないから。

そう、実は「分家は、ここ本家のコピペではい!」のだ。

前編8週と後編7週の全15週、間に2週分のスピンオフを挟む

さて、その記事で書いた「ついに解禁!管理人が考える究極の NHK朝ドラの救済案!!」とは。

結論から言うと。

一つの作品単位の放送期間の単位を「全15週」とし。
「前編の8週と後編の7週に分け」て。
さらに、前編と後編の間に「2週分のスピンオフ」を挟む… という案だ。

昭和のころの連ドラは「1作品=週1回で1年間」ないし、「1作品=週1回で半年間」が多かったのをご存じの読者様も多いと思う。

でも、おそらく下記の3つが原因で、今の「1作品=3か月、全11話前後」になったと推測している。

●いろんな意味での作り手たちの能力不足
●速い時代の流れに追従するためと、働き方改革
●飽きっぽい視聴者、タイパ重視の視聴者の急増に迎合するため

だったら、思い切って「放送期間を短くする」わけだ。

さらに、最近の朝ドラあるあるである「中だるみ現象」の緩和策として、中盤に「休憩時間」を設ける。

そこを、若手脚本家や演出家の練習台や、芸能事務所のごり押し、様々な大人の事情のはけ口にするのだ。

で、後半に向けて立て直しを図る。

このパターンなら、多少の前後の期間の長さをいじって、「前半を子役ちゃんによる幼少期パート」「後半を大人パート」と切り替えることもできる。

今作に当てはめれば、「前半を“トラつば・アベンジャーズ” や戦中まで」とし、「後半を戦後の寅子の活躍とアベンジャーズ再集結」でも可能だったのだ。

これくらい、思い切った改革をやらないと、「朝ドラは変わらない」と思うのは、期待しすぎだろうか?

あとがき

前回も少し例を挙げましたが。

昨日は、前2日間より、大量のア●記事が投稿されていましたね。

制作統括や脚本家へのインタビュー、登場人物のモデルの解説も増えましたけど。

ついに、あの『リア●サウ●ド』の必死なア●記事なんて、各演出家を褒めてますから(笑) いよいよ、当ブログのお家芸が…(汗)

『虎に翼』のクオリティを担保した“画面演出” 随所に見られた映像的な工夫を振り返る|Real Sound|リアルサウンド 映画部 新窓で開きます

ハッキリ言いますが、「本編の場外」は、『虎に翼』ではありませんので!

今夜は「中秋の名月」で、明日が「満月」です。

【満月カレンダー】2024年9月18日(水)の夜が“ハーベストムーン(収穫月+スーパームーン”ですが、“中秋の名月”ではない! 新窓で開きます

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家政夫のミタゾノ[2]
家政夫のミタゾノ[3]
家政夫のミタゾノ[4]
家族ノカタチ
家族の旅路 家族を殺された男と殺した男
学校のカイダン
家庭教師のトラコ
彼女はキレイだった
神の舌を持つ男
カムカムエヴリバディ
からかい上手の高木さん
カルテット
監獄学園
監獄のお姫さま
監察医 朝顔
監察医 朝顔[2]
カンナさーん!
危険なビーナス
岸辺露伴は動かない
季節のない街
偽装の夫婦
偽装不倫
貴族探偵
きのう何食べた?
きのう何食べた? season2
義母と娘のブルース
きみが心に棲みついた
君と世界が終わる日に
キャリア~掟破りの警察署長~
99.9‐刑事専門弁護士‐
99.9-刑事専門弁護士-[2]
共演NG
今日から俺は!!
風間公親-教場0-
競争の番人
京都人情捜査ファイル
きょうの猫村さん
きょうは会社休みます。
行列の女神~らーめん才遊記~
嫌われる勇気
キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木
緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
緊急取調室[4]
金田一少年の事件簿N(neo)
銀と金
グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
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刑事7人
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
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[さ]
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
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[た]
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
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[は]
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
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[や]
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
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