ディレクターの目線blog

連続テレビ小説虎に翼 Part1 (2) (NHKドラマ・ガイド) ムック

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

吉田恵里香(著),NHKドラマ制作班(監修),NHK出版(編集) NHK出版 2024-7-25

￥1,430(記事投稿時)

★Amazonのなか見!検索で立ち読みできます!

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説「虎に翼」オリジナル・サウンドトラック Vol.1（メガジャケ付）

森優太日本コロムビア 2024-6-5

￥3,300(記事投稿時)

妄想映画｢ﾄﾗつば･ｱﾍﾞﾝｼﾞｬｰｽﾞ／ｳｨﾒﾝｽﾞ･ﾌｧｲﾄ｣

トラックバックは、下記の「ミラー & TB用ブログ」へお願いします。
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-15289.html

感想の趣旨について

当ブログの感想は、僭越ながら 「もっとこうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。

【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。

【すべての投稿されたコメントについて】
・当blogの『無断転載禁止＆まとめサイトへの引用禁止、コメント，トラックバック＆リンク・ポリシー』に基づき、不適切な書き込み（読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃）は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させていただく場合もございます。何卒ご理解・ご協力くださいませ。
・「名無しさん」のコメントは、基本的に対応いたしません。

【Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、忍者AdMaxについて】
・商品リンクや広告は「成果報酬型広告」です。
・私に少しポイントが入りますが、商品の値段は変わりません（謝）

#テレビ #テレビドラマ#ドラマ clear #ドラマ感想 #朝ドラ #連続テレビ小説 #映画 #映画レビュー #サザンオールスターズ #桑田佳祐 #VOWWOW #山本恭司 #おむすび

｢共感!｣｢納得!!｣なら"Web拍手"と一緒にﾎﾟﾁｯと…
｢違うでしょ?｣｢怒!!｣でも意思表示でﾎﾟﾁｯと…
押していただけると､うれしいです♪

◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます（感謝）

[35回]

これまでの感想を読む

コメント(0) △

連続テレビ小説「虎に翼」（第107回・2024/8/27）感想

2024/08/27 (Tue)11:10:47 ドラマ

NHK総合・NHK BS・ﾌﾟﾚﾐｱﾑ4K／連続テレビ小説『虎に翼』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第107回／第22週『女房に惚れてお家繁盛？』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

朋一（井上祐貴）とのどか（尾碕真花）に苦言を呈した寅子（伊藤沙莉）。航一（岡田将生）は自分にも寅子のように溝を埋めることができるのではと思い込んでいたと打ち明ける。寅子は自分も優未（毎田暖乃）と４年かけてなんとか関係を修復したのだから、一緒に頑張ろうと航一を励ます。そんな中、直明（三山凌輝）の頼みで、法律に興味のある子を集めた勉強会が開かれる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

今回‘も’朝から、重苦しいホームドラマで始まったが…

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

当記事投稿時点で、強い台風10号(サンサン)は鹿児島県の奄美地方に接近中です。
鹿児島県と沖縄県の一部が強風域に入っているとのこと。
比較的遅い速度で、週後半に日本列島を縦断する見込みらしいです。
暑さが一段落しましたが、週明けに向けて台風に備えたいですね。

今回‘も’朝から、かなり重苦しいホームドラマで始まった…

たしか、私が見続けているのは『トラつば・アベンジャーズ／ウィメンズ・ファイト』のはずだが（笑）

35歳と 28歳を "父と息子" と納得しながら見続けるのは…

そういえば、書こうと思っていて書かなかったことから書いてみる。

どうも「星家」が映像的に「家族」に見えないで困っている。

で、いろいろ調べたら、一つの原因にたどり着いた。

劇中の設定は別にして…
　・岡田将生さん　35歳
　・井上祐貴さん　28歳
　・尾碕真花さん　23歳　・ちなみに伊藤沙莉さん 30歳

再婚は別にして…
35歳と 28歳を “父と息子” と納得しながら見続けるのは、それなりの根性がいるのは、私だけ？だろうか。

優未の入学の日から、直明経由で仕事を描くのは少々強引…

重苦しいアバンタイトルは… スルー。

メインタイトル映像明けは、ようやくホームドラマらしく「朝ドラヒロインの子どもの中学校入学式の朝」の風景だ。

完全に「軽やかに楽しい朝ドラ」とはいえないが、梅雨の晴れ間といった感じで悪くない。

もちろん、校門の前での記念写真撮影も入学式自体も、外食でお祝い会もなしで、「猪爪家へ直行」は相当に強引だ。

但し、その猪爪家で、花江（森田望智）と玲美（菊池和澄）の “嫁姑のような同居” の話と、寅子（伊藤沙莉）と朋一（井上祐貴）＆のどか（尾碕真花）の同居を重ねたのは悪くない。

もちろん、その流れ？で、直治（今井悠貴）の現状報告を入れたのも、＜画面に映っていない部分も、ドラマとしてちゃんと動き続けている＞の視点では悪くない。

寅子と亡き母・はる（石田ゆり子）の昔話を盛り込んで…

語り「家族になるにも夢を認めてもらうにも
　時間がかかるのだなあと思う寅子です」

と、如何にも「これから仕事を描きます」と言わんばかりの語りも許容範囲だ。

でも、この流れの続きで、直明（三山凌輝）の頼みで “寅子の仕事” に展開していくのは、これまた強引では？

予言どおりに、稲垣と小橋が登場！

ただ、視聴者から強引だと思われようが…
どうしても “この流れ” で盛り込むしかなかったのだろう。

それが、先週の感想で私が “予言” した、稲垣（松川尚瑠輝）と小橋（名村辰）だ。

先週分の感想を読んでいない読者様に簡単に説明すると。

先週、甘味処「竹もと」で開催された寅子の再婚式のくだりに集合した明律大学の同期メンバーにいた男性が、轟太一（戸塚純貴）だけだったという強烈な違和感だ。

だって、そもそも今作は “多様性” を描くドラマなのに、なぜ「轟だけ」だったし。

寅子が、学生時代だけでなく、就職した職場でも一緒に切磋琢磨して成長してきたのは「稲垣と小橋」だと描いてきたのは今作、吉田恵里香氏なのだ。

だから、「竹もと」にふたりがいなかったのは、スケジュール等の事情で。

きっと、来週（今週のこと）すぐに、脚本家の意地を通すために、稲垣と小橋に寅子へ協力させる展開を盛り込むと、予測したのだ。

そして、もしも盛り込まなかったら、吉田氏は自分が描いてきたことと、自分が描きたいことを天秤にかけて、後者を優先させたことになると書いたのだ。

吉田氏は、自分が描いてきたことを蔑ろにしていない

で、予言どおりに、正に「江戸の敵(かたき)を長崎で討つ」だ。
※「江戸の敵を長崎で討つ」とは、意外なところ、筋違いのことで、以前の恨みの仕返しをすること。

再婚式で、学生時代の先輩は動機が直明の依頼に応えるカタチで、寅子に協力したのを、しっかりと拝借しアレンジしてきた。

この度は、直明の頼みに寅子が協力するカタチで、稲垣と小橋を投入。

寅子「今日はありがとね」
稲垣「何言ってんだ水くさい。なあ？」
小橋「たまたま予定がなかったから来ただけだ」

もちろん、“これ” を再婚式でやれば良かったというのは、既に後の祭りだから言わないが。

でも、今回で分かったのは、吉田氏は自分が描いてきたことを蔑ろにしていないということだ。

そう、本当に一安心… である。

もちろん、偉そうに “予言” しただけに、当たってホッとした部分があるのも言うまでもないが（苦笑）

吉田氏は本気で「複雑な家庭環境のホームドラマ」を描く

さて、稲垣と小橋が登場したということは、「ここからは、お仕事ドラマ、リーガルドラマですよ」の合図に違いない。

●裁判官を夢見る女子生徒・丘崎春子（垂水文音）。

●戦災孤児でスリの少年・道男（和田庵）や、両親が離婚調停中に窃盗事件の加害者となった少年・栄二（中本ユリス）を彷彿させる粗暴な少年・大池玄太（斎藤汰鷹）。

●当初は一番おとなしかったがキャラ変を始める優等生風の益岡良助（岩田奏）。

いかにも、明確に役割分担された登場人物設定だ。

どうやら、残り５週間だろうが、吉田氏は本気で「複雑な家庭環境のホームドラマ」を描くようだ。

そして、ネタは「なぜ女性が働くの?」である。

決して悪いとは思わないが、「またやるの？」とは思ってしまった（汗）

星家の事情でも、「家庭裁判」を開けば良いだけでは？

これまで約４か月半以上にわたり、今作を見て感想を投稿してきたが、「こうしたら良いのに？」はたぶん書いたことはないと思う（記憶違いがあるかも？）

なぜなら、ず～～～～～っと評価してきたからだ。

でも、今回は「こうしたら良かったのに（過去形）」を書いてみる。

例えば、現在進行中の「星家の事情のくだり」について。

これ、今作が得意としており、寅子らしさもあり、先日も有効に活用された「家族裁判」を開けば良いだけでは？

それこそ、一進一退を続ける「原爆裁判」と重ねて、「第○回　家族会議をやります」と続けるだけで今作らしくなったと思う。

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

原爆裁判―アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子

山我浩(著) ? 毎日ワンズ 2024-6-5

￥1,540(記事投稿時)

「中学生向けの勉強会」の流れも、少し変えても良かった

もう一つの、今回から始まった「中学生向けの勉強会」について。

グッドタイミングで優未が中学入学したのだから、わざわざ直明を絡めずに。

「女性の教諭が、男子中学生から誹謗中傷を受けた校内トラブル」のほうが生活感があって良かったのでは？

で、寅子が優未の中学校で、稲垣と小橋の協力を経て勉強会を開催すれば良いわけで。

前者は、今作らしさをきっちりと踏襲して、連ドラらしさを強調。

後者は、ネタは似たようでも、舞台を裁判所から中学校内に変えるだけで新鮮味が出る。

やはり、最後の１か月直前だから、ラストスパートの意味でも、少し変えても良かったと思う。

あとがき

勉強会を手伝っていた秋山真理子（渡邉美穂）、あくびをしてお腹を触っていたので、妊娠初期なのでしょうね。

「働く女性」を描く今作としては、「働く女性のための職場環境の是正」に奔走するトラちゃんを描くのかな？

「今」に通じるテーマで面白そうですね。

ただ、多少とっ散らかった印象にならないか、心配です。

第50回八千代ふるさと親子祭2024 花火大会ダイジェスト版【ディレクターズ・カット版】
※スマートフォンの方には「縦画面」に対応しています

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

NHK連続ﾃﾚﾋﾞ小説｢虎に翼｣ｼﾅﾘｵ集[全26巻]Kindle版購入

NHK連続ﾃﾚﾋﾞ小説｢虎に翼｣ｼﾅﾘｵ集[全26巻]Kobo版購入

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

NHK 連続テレビ小説『虎に翼』心に響く名言ブック (ぴあMOOK)

ぴあ (編集) あさ出版 2024-8-5

￥1,430(記事投稿時)

連続テレビ小説虎に翼 Part1 (2) (NHKドラマ・ガイド) ムック

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

吉田恵里香(著),NHKドラマ制作班(監修),NHK出版(編集) NHK出版 2024-7-25

￥1,430(記事投稿時)

★Amazonのなか見!検索で立ち読みできます!

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説「虎に翼」オリジナル・サウンドトラック Vol.1（メガジャケ付）

森優太日本コロムビア 2024-6-5

￥3,300(記事投稿時)

トラックバックは、下記の「ミラー & TB用ブログ」へお願いします。
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-15288.html

感想の趣旨について

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。

【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。

｢共感!｣｢納得!!｣なら"Web拍手"と一緒にﾎﾟﾁｯと…
｢違うでしょ?｣｢怒!!｣でも意思表示でﾎﾟﾁｯと…
押していただけると､うれしいです♪

◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます（感謝）

[35回]

これまでの感想を読む

コメント(0) △

マウンテンドクター（第8話・2024/8/26）感想

2024/08/27 (Tue)08:29:40 ドラマ

関西テレビ制作・フジテレビ系・新月10ドラマ『マウンテンドクター』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok

第8話『山岳医の正義と父としての愛情』の感想。

村松（岡崎紗絵）は麻酔科医への理解を得られず家を飛び出し、宮本（杉野遥亮）や仲間と飲んでいたところ、小松（向井康二）の息子・圭吾（湯田幸希）が登山の相談を持ちかける。心臓疾患を抱える圭吾は、母・凛（冨手麻妙）に反対されていたが、歩の提案でMMTの江森（大森南朋）の診察を受けることに。手術後、圭吾は登山へ行くが、途中で負傷者対応をしていた歩が離れている間に、圭吾が蜂に刺されアナフィラキシーを発症する。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

「マウンテンドクター」メモリアルブック

東京ニュース通信社あさ出版 2024-09-20

￥2,750(記事投稿時)

【Amazon.co.jp限定】ドラマ「マウンテンドクター」オリジナルサウンドトラック(メガジャケ付)

原作：なし
脚本：高橋悠也（過去作/仮面ﾗｲﾀﾞｰｴｸﾞｾﾞｲﾄﾞ,ﾐﾗｰ･ﾂｲﾝｽﾞ,ｻﾞ･ﾊｲｽｸｰﾙﾋｰﾛｰｽﾞ）
演出：国本雅広（過去作/ﾃﾞｶﾜﾝｺ,ｶﾝﾅさーん!,青のSP） 第1,2,4,7話
　　　高橋貴司（過去作/青のSP,ｼｯｺｳ!!~犬と私と執行官~ 第7話のみ） 第3,5,6話
　　　保坂昭一（過去作/転職の魔王様第8話のみ） 第8話
主題歌：Official髭男dism「Sharon」
音楽：林ゆうき（過去作/緊急取調室.Believe-君にかける橋-）
※敬称略

最も意味不明なのは、「村松典子のホームドラマ」のくだり

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

室内でも熱中症の危険があるとのこと。
こまめに水分補給してくださいね。

ほぼ「山の便利屋のホームドラマ」に成り下がった今作に、今さら書くことはないのだが。

まず、今回の脚本で最も意味不明なのは、「麻酔科医・村松典子のホームドラマ」のくだりだ。

大人の事情なのか、岡崎紗絵さんの出番を確保しなければいけないようだが。

流石に、１ミリも進展していないのはやりすぎ、いいや、やらなすぎでは？

そもそも、山岳医療チーム「MMT（マウンテン・メディカル・チーム）」に１ミクロンも無関係なのだから、盛り込んだのなら少しは前回との違いを描いてもらわないと、ただただ困る。

二番目に、意味不明なのは、「学童で登山」のくだり

二番目に、意味不明なのは、「学童で登山」のくだり。

きっと、こちらも大人の事情で、焼き鳥屋「しんちゃん」店主・小松真吾（向井康二）の出番を作る必要があるのだろう。

だとしても… だ。

いくらなんでも、「学童で登山」以外に、小松（向井康二）の息子・圭吾（湯田幸希）が登山の相談を持ちかけるエピソードを思いつかなかったのか!?

もちろん、主人公を何とか山に行かせて、圭吾と、軽装で入山した登山者の “二択を迫る” をやりたかったのは大いに理解する。

例えば、町内会の夏の行事でもいいし、同級生たちと夏の思い出づくりでも良いと思うが。

とりあえず、信濃地域では「学童で登山」がフツーだと好意的に解釈しておこう。

演出部３人のコンセンサスがとれていない？

脚本ばかりに注目するのもなんだから、演出にも注目してみよう。

冒頭の焼き鳥屋「しんちゃん」の店内のシーンが、これまでで最も “狭苦しく見えた” のは、撮影と編集のせいだ。

クレジットには、今作の演出は今回が初担当の「演出　保坂昭一」とあった。

もう詳しく書かないが、要するに‘練習’ということだ。

演出の問題点を全部挙げたら、夜になってしまうから一つだけ。

とにかく、一部の「引きの画」を除いて、ほぼ全てのカットのサイズが引き気味のミディアムショット（太ももから上）ばかり。

因みに、印象的な「顔のアップ」を使わないことと合わせて、もう一人のサブ監督である高橋貴司氏と同じ。

これ、３人いる演出担当の “全員が同じ” なら諦めるが、メイン監督である国本雅広氏だけ “違う” のが大問題なのだ。

要するに、演出部でコンセンサスがとれていない証拠。う～～～～ん

安定感抜群の「トラブル依存症候群」だが、そこは悪くない

いよいよ、感想のまとめだ。

今回を見た人なら、お分かりになったと思う。

宮本歩（杉野遥亮）が圭吾に心臓手術を勧めて、学童登山に帯同すると決めた時点で “話は終わっている” ことを。

だって、あとは、当ブログがダメ出しし続ける、トラブル依存症候群（人間描写が蔑ろにしてまで、物語の構築を騒動ばかりに依存するドラマづくりのこと：「騒動至上主義」改め）をやるだけなのは、百も承知だから。

というわけで、お決まりの… 「ハチに刺された！」と「軽装登山者のケガ」の同時トラブル発生だ。

これについては、悪い展開だと思わない。

「宮本が電話に出ない！」が二度目なのはやり過ぎ!!!

ただ、“ドラマ” として「これでいいの？」と思うことはある。

それは、「子どもたちには自分が帯同します」と言い出し、周囲の協力と信頼を勝ち取って山に入ったのに… これでいいの？

ここから、山の如し問題は山積だが。

百羽譲って、主人公が軽装の登山者に必要以上に関わるのは「いい人すぎる」と好意的に解釈しても。

勤務の一環で「MMT」のユニフォームを着ている主人公が、スマホに出ないのはやり過ぎでは？

これ、第5話『夜の山で熊による襲撃事件発生!MMTに新たな試練』と全く同じだと思う。

あのときは、山好きだった亡き妻の足跡をたどり登山を楽しんでいる心臓病の患者・宇田（螢雪次朗）が山頂付近でクマに襲われて、緊急電話をかけてきたのに、わざわざ家の中で、二階にスマホを置いて一階にいる設定で “電話に出られない” をやった。

「目の前の出来事に集中できる人」と解釈しておくが…

で、今回は… である。

いくら、終盤で「小松から責め立てまくられる宮本」と「江森岳人（大森南朋）から怒られる宮本」を組み込みたいとしても。

救急だろうが何だろうが、責任をもって帯同している医師なら、すぐに電話に出る設定でないと無理がありすぎ。

そもそも、第5話を教訓に反省、学習、見直しをやらなかったってコト？

いくら「いい人すぎる」としても、医師として「責任感がなさすぎる」と思う。

おっと、「目の前の出来事に集中できる人」と解釈しなくちゃ！！！

あとがき

医療ドラマなのに、ここまで緊張感や緊迫感がないのも、珍しいと思いますよ。

映画『闇金ドッグスシリーズ』、園子温監督の映画『新宿スワン』や『みんな!エスパーだよ!』で斬新な演技を見せてくれた冨手麻妙さんが、小松の息子の母・凛を演じておられました。

雰囲気が変わって驚きましたが、ヌルイ演技が多い今作の中で、ピリッとしたお芝居が良かったです。

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

林ゆうきポニーキャニオン 2024-9-4

￥3,630(記事投稿時)

妄想映画｢ﾄﾗつば･ｱﾍﾞﾝｼﾞｬｰｽﾞ／ｳｨﾒﾝｽﾞ･ﾌｧｲﾄ｣

トラックバックは、下記の「ミラー & TB用ブログ」へお願いします。
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-15287.html

【これまでの感想】
第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話

感想の趣旨について

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。

【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。

｢共感!｣｢納得!!｣なら"Web拍手"と一緒にﾎﾟﾁｯと…
｢違うでしょ?｣｢怒!!｣でも意思表示でﾎﾟﾁｯと…
押していただけると､うれしいです♪

◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます（感謝）

[12回]

コメント(1) △

連続テレビ小説「虎に翼」（第106回・2024/8/26）感想

2024/08/26 (Mon)13:18:21 ドラマ

NHK総合・NHK BS・ﾌﾟﾚﾐｱﾑ4K／連続テレビ小説『虎に翼』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第106回／第22週『女房に惚れてお家繁盛？』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

星家で暮らしはじめた寅子（伊藤沙莉）と優未（毎田暖乃）。航一（岡田将生）の長男・朋一（井上祐貴）、長女・のどか（尾碕真花）とはまだぎこちない雰囲気だ。百合（余貴美子）が星家の家事全般を引き受けていることに疑問を感じた寅子は、つい苦言を呈してしまう。一方、地裁では判事補の秋山（渡邉美穂）から懐かれていた。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

今週の演出担当は、なかなか期待が持てそう

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

室内でも熱中症の危険があるとのこと。
こまめに水分補給してくださいね。

今日は月曜日。

そのファーストカットが、桜舞い散る… 桜の花が咲く木ナメの星家の玄関先の引きの画。
※「ナメ」とは、カメラ手前に被写体の一部を入れる構図のこと。

もう、この丁寧な季節と状況描写を見ただけで、先週から演出担当が交代したことが分かる。

２カット目は、上手（かみて：画面右）にレトロなフロアスタンド、下手（しもて）にキャンドルスタンドナメだが。

このカットが工夫されていることが、３カット目の真逆の位置からのアングルの引きで分かる。

そう、２カット目は３つの写真立ての後ろ（スタジオセットでエメラルド色のタイル張りの絵画風？になっている部分）からのアングルなのだ。

なぜ、こんなアングルにしたのだろう？

恐らく、寅子（伊藤沙莉）と優未（毎田暖乃）を、航一（岡田将生）ら星家の人間たちよりも “奥” に配置することで “最も小さく見える” ようにしたかったからだと思う。

だって、やはり、週の始まりだから、星家で暮らしはじめた寅子と優未の “まだぎこちない雰囲気” や “多少の気まずさ” を表現したいと思ったからではないだろうか？

今週の演出担当は、なかなか期待が持てそうだ。

場所,季節,時間,各キャラの個性を花や調度品や衣装で表現

昭和31年（1956）春。

航一の長男・朋一（井上祐貴）と長女・のどか（尾碕真花）がブルー系の衣装で、冷静さや知的さ、内向的を表現か。

一方の寅子と優未はレッド＆オレンジ系で、若々しさやエネルギッシュ、幸福感に溢れた元気を表現。

百合（余貴美子）はグリーンとオレンジの反対色の組み合わせで、個性的な人柄を。

航一は、アイロンがきいている襟が印象的な細いマルチ・ストライプのシャツで、清潔感とオシャレへのこだわりを。

約2分27秒のアバンタイトルだが、場所と季節と時間、各キャラクターの個性を、花や調度品や衣装で表現した演出家は…

以前も書いたが。

男装の山田よね（土居志央梨）を構築したり、劇中に女性の生理や月経を持ち込んだ回を担当した橋本万葉(はしもとまよ)氏だ。

今作の脚本担当である吉田恵里香氏とは、特集ドラマ『生理のおじさんとその娘』（NHK／2023）以降、阿吽の呼吸的なコンビネーションが光るディレクターだ。

ということで、いろんな意味で “演出には” 安心できそうだ。

「説明は、ドラマでも物語でも非ず」だから…

メインタイトル映像明けも、徹底的に先週分から変化した状況説明三昧だ。

●一風変わった星家の習慣…
●「原爆裁判」が一進一退の現状…
●新キャラである判事補の秋山（渡邉美穂）の紹介…

まあ、「淡々としている」といえばそれまでだが。

それでも、10分過ぎの朋一のひと言で、なだらかな起承転結に “プチ転” だ。

朋一「母親面はやめてください」

そして、あれこれあって。

優未「私はお母さんにも
　悪いところあったと思うよ」
寅子「自分を棚に上げていたわね」

何となくではあるが、“今作らしい着地点” に帰着したという感じだ。

自分でも筆が進まない、キーボードを打つ手が遅いのは自覚している。

だって、流石にこの内容では書くこと、書けることがほとんどないからだ。

そう、「説明は、ドラマでも物語でも非ず」だからだ。

「複雑な家庭環境のホームドラマを描きます」の執筆宣言？

もちろん、今日が “月曜日” であることを考えると通常運転だから大きな不満はない。

とにかく、この15分間で理解できたのは、脚本家が「ここからは、複雑な家庭環境のホームドラマを描きます」の執筆宣言だ。

最近、複雑な家庭のことを「機能不全家族」なんて言い方をする。

脱線しすぎるから、知りたい人は検索してほしい。

Wikipedia には、次のように書いてある。

機能不全家族は「子育て」「団欒」「地域との関わり」といった、一般的に家庭に存在すべきとされる機能が、健全に機能していない家庭の問題を指す。

この機能不全家族において最も被害者となるのは、自らに生活力が無いため、その家庭から脱出することができない子供である。子供は、周囲に適合しにくかったり、様々な問題を引き起こす場合がある。

もう少し平(たい)らかに書くと。

主に、子どもにとって自分の家庭や家族が安全な場所でないとき、子どもはできるだけ安全に生き延びようと背伸びをするってことだ。

これを別の表現をすると “アダルト・チルドレン＝子どもらしい子ども時代を生きられなかった人たち” となる。

今作が、今週から描く星家が「機能不全家族」であるかは、全く分からない。

でも、冷静に考えると、違った見方ができる。

これまでの朝ドラは、ラスト２か月くらいになると主人公の子どもたちが成長し、非行や事件や事故に巻き込まれる “親を悩ませる騒動” が描かれる時期なのだ。

そう考えれば、風変わりな騒動というだけで、驚くことではない… ともいえる。

ただ、「寅子の仕事、偉業は描かないの!?」との思いは募るが。

あとがき

いただいたコメントを読ませていただくと、次のような意見が意外と多いです。

「悪くはないけど、できれば朝ドラは気軽に見られて、笑って泣けて感動できるほうがいい」

一方で、クリエーターの端くれとして思うコトは。

これだけ大胆に伝えたいことをテレビドラマ、それも朝ドラに盛り込んで「様々な問題を考えさせる朝ドラ」を続行しているのは、凄いと思います。

これ、昨今のいわゆる “考察系ドラマ” とは異なりますもんね。

ただ、現実として、残り５週間しかないのに「様々な問題を考えさせる朝ドラ」のままでいいの？ とは思いますけれど。

もう少し、明るく楽しく… でも罰は当たらないと思いますが（笑）

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

原爆裁判―アメリカの大罪を裁いた三淵嘉子

山我浩(著) ? 毎日ワンズ 2024-6-5

￥1,540(記事投稿時)

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

NHK連続ﾃﾚﾋﾞ小説｢虎に翼｣ｼﾅﾘｵ集[全26巻]Kindle版購入

NHK連続ﾃﾚﾋﾞ小説｢虎に翼｣ｼﾅﾘｵ集[全26巻]Kobo版購入

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

NHK 連続テレビ小説『虎に翼』心に響く名言ブック (ぴあMOOK)

ぴあ (編集) あさ出版 2024-8-5

￥1,430(記事投稿時)

連続テレビ小説虎に翼 Part1 (2) (NHKドラマ・ガイド) ムック

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

吉田恵里香(著),NHKドラマ制作班(監修),NHK出版(編集) NHK出版 2024-7-25

￥1,430(記事投稿時)

★Amazonのなか見!検索で立ち読みできます!

管理人・みっきーがお薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心してご購入していただけます!

【Amazon.co.jp限定】連続テレビ小説「虎に翼」オリジナル・サウンドトラック Vol.1（メガジャケ付）

森優太日本コロムビア 2024-6-5

￥3,300(記事投稿時)

トラックバックは、下記の「ミラー & TB用ブログ」へお願いします。
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-15285.html

感想の趣旨について

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。

【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。

｢共感!｣｢納得!!｣なら"Web拍手"と一緒にﾎﾟﾁｯと…
｢違うでしょ?｣｢怒!!｣でも意思表示でﾎﾟﾁｯと…
押していただけると､うれしいです♪

◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます（感謝）

[37回]

これまでの感想を読む

コメント(0) △

ブラックペアンシーズン2 （第7話・2024/8/25）感想

2024/08/26 (Mon)10:37:11 ドラマ

TBSテレビ系・日曜劇場『ブラックペアンシーズン2』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok

第7話『手術失敗!裏取引の罠!!』の感想。

※原作(小説)である海堂尊「ブレイズメス1990」、「スリジエセンター1991」は、未読。

天城（二宮和也）が不在中、佐伯（内野聖陽）はウエスギモータース会長・上杉歳一（堺正章）の緊急手術を行い、命を救ったが、看護師長の藤原（神野三鈴）は佐伯の様子を心配する。会長の息子・歳弘（城田優）は天城に手術の失敗を依頼。彼は父の引退を望んでいた。一方、佐伯は副院長の江尻（大黒摩季）と治験コーディネーターの美咲（田中みな実）と会食し、遠隔診療の研究を応援する。天城による会長のオペは全日本医学会会長選の日に決まる。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---

原作：海堂尊「ブレイズメス1990」、「スリジエセンター1991」
脚本：槌谷健（過去作/ﾌﾞﾗｯｸﾍﾟｱﾝ1,下町ﾛｹｯﾄ,ｲﾝｼﾞﾋﾞｼﾞﾌﾞﾙ） 第1～3,5～7話
　　　守口悠介（過去作/AKBﾎﾗｰﾅｲﾄ,ｵｰ･ﾏｲ･ｼﾞｬﾝﾌﾟ!,左利きのｴﾚﾝ） 第2,4～7話
脚本協力：穴吹一朗（過去作/Dr.DMAT,親ﾊﾞｶ青春白書,競争の番人） 第6,7話
演出：西浦正記（過去作/ﾊﾗｽﾒﾝﾄｹﾞｰﾑ､名前をなくした女神､ｺｰﾄﾞﾌﾞﾙｰ） 第1,2,5,7話
　　　加藤亜季子（過去作/ﾉｰｻｲﾄﾞ･ｹﾞｰﾑ特別編1,VIVANT） 第3,6話
　　　伊東祥宏（過去作/ｵｰﾙﾄﾞﾙｰｷｰ,ﾗｽﾄﾏﾝ-全盲の捜査官-） 第4話
音楽：木村秀彬（過去作/ﾌﾞﾗｯｸﾍﾟｱﾝ,ｸﾞﾗﾝﾒｿﾞﾝ東京,ﾗｽﾄﾏﾝ）
ＣＰ：伊與田英徳（過去作/半沢直樹ｼﾘｰｽﾞ）
Ｐ：武藤淳（過去作/TOKYO MER~走る緊急救命室~.Get Ready!）
医療監修：山岸俊介/ｲﾑｽ東京葛飾総合病院（過去作/ﾌﾞﾗｯｸﾍﾟｱﾝ1）
主題歌：小田和正「その先にあるもの」
※敬称略

最終章に向けて、ほぼ全編が "事情と状況説明" で終了

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

室内でも熱中症の危険があるとのこと。
こまめに水分補給してくださいね。

特段、改めて感想として投稿するべきことはないのだが。

第7話となり、そろそろ最終章が近いのは間違いない。

そこで、最終章でたくさんの芽が出るように、必死に〔種まき＆水やり〕の１時間だ。

というわけで、ほぼ全編が “事情と状況説明” に費やされた。

おかげで、進展したのは佐伯（内野聖陽）が全日本医学会会長に選出されただけ… である。

とはいっても、展開、映像、俳優などの今作らしさは一応担保されていて、大きな不満はない。

そりゃあ、脚本が三人がかりでメイン監督だから、そうでもないと困るが。

ミスを描いても、天城は「私、失敗しないので！」だから

ただ、いろいろとよく分からないことはある。

例えば、今回には天城（二宮和也）が手術に失敗する騒動が盛り込まれた。

こう言っては元子もないが、誰がどう見たって考えたって、テレ朝『Doctor-X 外科医・大門未知子』の大門未知子同様に、今作の天城雪彦も、「私、失敗しないので！」なのだ。

脚本家や演出家たちは「視聴者は好意的に見てくれるはず」と思って、結末を引っ張っているつもりかもしれないが。

所詮は「天城は失敗しない！」だから、ただの “先送り”、“引き延ばし” にしかならないのだ。

まあ、先送りや引き延ばしも、『日曜劇場』らしさとして許容しておくが。

ドラマの流れとして"佐伯が操作する"は間違っていないが…

もう一つだけ、よく分からない点を挙げて終わりにする。

そもそも、最先端医療AI “エルカノ” の進化系である “エルカノ・ダーウィン” は、「誰でも神の手になれる」が売りなのでは？

だったら、既に「佐伯式」という画期的な術式で世界的な評価を得ている佐伯教授が操作する意味がないような？

もちろん、ドラマの流れとしては「佐伯が操作する」は間違っていない。

でも、心臓外科の分野で世界的権威とされている佐伯が使いこなしただけで、エルカノ・ダーウィン” の優位性や有用性が表現されたとするのは、う～んもやもやする。

あとがき

原作（未読）があるのに、第7話で既にネタ切れを感じるのですが…

それと、あまり言いたくないですが、多くの出演者さんの演技が学芸会みたい…

あっ、言っちゃった…

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”