NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第22週『うちの大切な家族だす』の 『土曜日版』の感想。
※ 本作は、2021/04/14 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を
竹井千代(杉咲花)が出演するラジオドラマ「お父さんはお人好し」は、果物屋を営む夫婦とその十二人の子どもたちが巻き起こすホームドラマで、千代と漫才師の花車当郎(塚地武雅)が夫婦役だった。第1回の放送は大好評で、見事に女優、竹井千代は復活を遂げた。「お父さんはお人好し」の人気は上々で、千代は大家族のお母ちゃんとして人気者になっていく。一方、天海一平(成田凌)は、脚本が思うように書けず、苦しんでいた。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
本編の満足度が高ければ、「土曜日版」の満足度も高くなる
N「女優として再出発を決めた千代ちゃんの運命が大きく動き始めます」
これまで放送された22週の中で、私の評価では最も完成度が高かった「第22週」。従って “ええとこ取り” をしている「土曜日版」でも、文字通り “ええとこ取り” で、いい感じに仕上がっていた。今週は5回分全てを録画保存しているが、どこを削除したのか分からない程に、上手く編集されていた。
もちろん、千代(杉咲花)に関わる部分と、最終週に必要となる一平(成田凌)のくだり以外を、徹底的に削除して、約14分間にまとめたと言って良いだろう。
とにかく、演出が抜群に良いから、印象が薄いシーンが削られているだけ。だから、“ええとこ取り” 以上に、スッキリと見応えのある内容だった。やはり、本編の満足度が高ければ、「土曜日版」の満足度も高くなる… と言うことだ。
総括気味だが本作が描きたかった"3つ"のことを書いてみる
さて、来週(最終週)が、どのような展開で、そして最終回を迎えるかわからないから、気分が良いうちに少しだけ、本作の感想をまとめておこうと思う。
本作が描きたかったことは、脚本家自身にしかわからない。しかし、この「第22週」に於ける 「千代の復活劇」、「栗子の退場劇」、「ラジオドラマの内容」、「千代と春子の新たな関係」を見れば、自ずと見えて来たものがある。それは、大きく3つだ。
1つは、ホームドラマの中の “家族” を通して描かれる “お母ちゃん” の存在の大きさ。
もう1つは、千代が女優や喜劇や芝居を通して描かれる「女の一代記」としての波乱万丈。
そして3つ目が、脚本家の長澤(生瀬勝久)が千代に言った「生きてさえいれば」と言う “諦めない気持ち” と、ラジオドラマの台詞にもあった「お帰りなさい」と言う “人への温もり” や “癒しの心” の大切さだ。
千代にとっての「理想のお母ちゃん像」みたいなものが映像に反映されていたら…
1つ目については、描かれていないとは言わない。しかし、きちんと描いたかと言えば、ノーと言わざるを得ない。やはり、もっと「家族」、特に、今週のような展開を当初から企画していたのなら、千代と父テルヲと弟ヨシヲ、そして栗子との関係は、もっと丁寧に描くべきだった。
なぜなら、千代と一平の間には子どもがいないから、その部分にも触れるべきだったし、触れた上で千代にとっての「理想のお母ちゃん像」みたいなものが映像に反映されていたら、今週はもっと感動出来たと思う。
主人公が自分の将来を決めると言う最も大事な部分が曖昧だったのが残念過ぎる…
2つ目の「女の一代記」についても、残念しかない。特に残念なのは、千代が「岡安」へ奉公に出てから、どうして役者になりたいと思ったのか? なぜ、喜劇をやろうと思ったのか? いつから自分の芝居でみんなを幸せにしたいと思ったのか? 主人公が自分の将来を決めると言う最も大事な部分が曖昧にしたまま最終週を迎えるのは、流石に残念過ぎる。
「生きてさえいれば」と「お帰りなさい」は、もっともっと活かすべきだった…
そして、3つめだ。長澤の「生きてさえいれば」と言うのは、千代と父テルヲとの関係修復にも使えたし、弟ヨシヲの悪の道からの改心にも使えたはずだ。また、「お帰りなさい」だって、弟ヨシヲの帰国に浸かっても良かったし、高城百合子と小暮にも使って良かったと思う。
だって、「生きてさえいれば」だから、千代は栗子との関係修復が出来たし、千代と春子の絆にも繋がった。きっと、「お帰りなさい」なんて、最終週では、最も重要なキーワードになるかも知れない。道頓堀の人たちへ錦を飾るように帰って来る千代に「お帰りなさい」になるだろうから。
脚本に書かれていないニュアンスを、勝手に演出家毎に付加するから、おかしくなった…
脚本が良くないのは当然のこと、今さら言ってもしょうがない。しかし、演出家の違いによって、ここまで仕上がりや完成度が違うと、演出の問題は “今さら” では済まされない。
やはり、演出家の違いによって、強調したり印象付けたりする部分が違い過ぎたのだ。千代だって、「生きてさえいれば」と言う気持ちで、辛い時や苦しい時も踏ん張って来た。それはわかっている。脚本には、そのように書かれているのはわかるから(台詞とト書きは見えて来るから)。
でも、演出で、その踏ん張りが、ただ怒鳴っているだけに見えたり、時には脅しているように見えたり、押し付けをしているように見えたりしたのだ。脚本の台詞には、そこまで書かれていないのに。
俳優を目立たせ、演じる役のキャラクターを必要以上に強調し過ぎたから…
特に、本作のメイン・ディレクターを始め多くの演出家が、物語を紡いで登場人物の人生を描くことよりも、俳優を目立たせ、演じる役のキャラクターを必要以上に強調し過ぎたために、キャラクターの見せ場づくりの方に注力してしまったと思う。
だから、比較的、脇役は覚えているが、肝心の千代や一平についての印象が薄いのだ。まあ、今さら言っても、しょうがないが…
あとがき
今週は、本当に良く出来た一週間でした。いよいよ、次週が最終週。これまでのことは忘れて、第22週のイメージを引き摺って行きましょう!
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-12380.html
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
◆関連投稿:「批判・批評」でなく、より映像作品を楽しむための「感想」を書き続ける“7つ”の理由

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。
【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。
【すべての投稿されたコメントについて】
・当blogの『無断転載禁止&まとめサイトへの引用禁止、コメント,トラックバック&リンク・ポリシー』に基づき、不適切な書き込み(読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃)は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させていただく場合もございます。何卒ご理解・ご協力くださいませ。
・「名無しさん」のコメントは、基本的に対応いたしません。
【Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、忍者AdMaxについて】
・商品リンクや広告は「成果報酬型広告」です。
・私に少しポイントが入りますが、商品の値段は変わりません(謝)
#テレビ?#テレビドラマ#ドラマ clear?#ドラマ感想?#朝ドラ?#連続テレビ小説?#映画?#映画レビュー?#サザンオールスターズ?#桑田佳祐?#VOWWOW?#山本恭司?#おむすび
「共感!」「納得!!」なら"Web拍手"と一緒にポチッと…
「違うでしょ?」「怒!!」でも意思表示でポチッと…
押していただけると、うれしいです♪
◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます(感謝)
テレビ東京系・ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』(公式サイト)
第5話〔全12回〕『嫉妬とか 愛情とか』の感想。
なお、原作のエッセイ、ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』は、未読。
父親について執筆しているエッセイがネタ切れになってきたトキコ(吉田羊)。幼いころ父と楽しく遊んだ思い出がないという話から、東(田中みな実)に提案され、父(國村隼)と二人で動物園に行くことに。しかし自由気ままに歩き回る父に振り回されるばかりで良いエピソードなどとても作れそうにない。ところが帰りに寄った昔なじみの店で、トキコの知らない昔の父の仕事話や幼い頃の2人のエピソードを知らされることに。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』
シリーズ構成:山戸結希(過去作/映画「溺れるナイフ」、映画「21世紀の女の子」、映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」)
脚本:井土紀州(過去作/私立探偵・濱マイク シリーズ、ダムド・ファイル シリーズ)
演出:山戸結希(過去作/映画「溺れるナイフ」、映画「21世紀の女の子」) 第1,2話
:菊地健雄(過去作/仮面同窓会、この男は人生最大の過ちです) 第3,4,5話
音楽:Vampillia
OP主題歌:高橋優 「ever since」(unBORDE / Warner Music Japan)
ED主題歌:ヒグチアイ 「縁(ゆかり)」(ポニーキャニオン)
劇中の相談コーナーと、トキコの日常が、しっかりとリンク
今回のエピソードと言うか、40分間の構成、これまでの本作で最も凝った感じを覚えた。
序盤で、父親とのエッセイのネタ切れに悩むトキコ(吉田羊)を描いて、いつもの劇中ラジオ番組「トッキ―とヒトトキ」の人気コーナー「今週のお悩み相談コーナー」で、ラジオネーム:悪い習慣さん(女性)が幸せそうな家族といる子どもの写真を見ると、「未婚で子供がいないから、子供のいる家庭を羨んでいるのか?」との悩みに…
トキコが自身の類似体験を持ち出して、自分が父・哲也(國村隼)との幼少期に父親と楽しく遊んだ思い出が無いことから、アナウンサー・東七海(田中みな実)の提案で、動物園に行くと言う展開。
これ、しっかりと、劇中の相談コーナーと、トキコの日常がリンクしている。こう言うスムーズな展開もあるのかと思うと、益々、本作に面白味を感じてしまった…
タクシー代の6,500円のくだりも良かった
タクシー代の6,500円のくだりも、さり気なく “介護あるある” って感じだ。まあ、私の場合は既に実の両親は他界しており、介護もだいぶ前に卒業しているが。
それでも、ああやって、娘が誘ったのだから、娘に支払ってもらえば良いって考えるのは当然だし。それよりも何よりも、親が自分を頼ってくれることへの満足感と言うか、親への恩返しと言うか、悪い気分で無かったことだけは、鮮明に覚えている。
動物園で動物の値段を披露するくだりは、笑ってしまった
父・哲也が、経済雑誌の「動物の値段」の一覧表を大切に持っては、その動物の前で値段を披露するくだりは、笑ってしまった。
あれに似た経験がある。私に、某ファミレスの新メニュー作成担当をやっている知人がいて、その人と食事に行くと、「これ、原価○円、利益率○%」とか、すぐ言う。彼女に言わせると “バイヤーあるある” だそうだ。つい、原価計算してしまうと。
まあ、お店も儲けてなんぼなのだが、やはり的確に原価を言われると、レジでお金を払う時、「こんなに!」と思ってしまう、私は心が小さいのだ、きっと…
終盤の構成も、実に巧みだった
父の古い友人・沼田(菅原大吉)がやってる “とんかつ屋” へ行くことに。
トキコ(M)「食事のあとに 口の周りを しつこく拭くクセは
父が私に残したものだった
それは 父が 幼い私のそばにいた時間が
あったということの証しであり
もはや 埋めようがないと思っていた欠損は
ほんの少しだけ 埋まった」
終盤の構成も、実に巧み。本当は、トキコが父と出掛けて、大収穫だったのは、「クセが父親譲り」だったこと。なのに、そのことは、ドラマとしては描かれても、劇中の「相談コーナー」では話さないってこと。
だって、老いた父親と中年女性が動物園に行った理由は、父のことを書くエッセイのネタを仕入れることだったのだから、ラジオでは言わずにエッセイで書く。なんか、ちょっとしたことだが、エッセイストでラジオパーソナリティもやっている主人公のドラマらしさが、垣間見れた楽しく、ホンワカしたエピソードだった。
あとがき
今回のサブタイトルは最初の『嫉妬とか 愛情とか』から、最後には『嫉妬とか 愛情とか 絆とか』になりましたね。正に “クセが親子の絆” ってこと。個性的なトキコと、更に個性的な父・哲也のやり取りに、亡き父との思い出がいろいろ浮かんで来て楽しかったです。次回にも、期待します。
それと、エンディング主題歌の、ヒグチアイさんが歌う「縁(ゆかり)」が、もう脳内ヘビロテしてしまって、先日、デジタル配信で購入してしまいました。歌声、とても素敵です。耳馴染みが良いと言うか、聴き心地が素敵歳うか。それに、お風呂で鼻歌に歌うのにちょうどいいんです…
ヒグチアイ / 縁 【Official Music Video】
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-12379.html
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
◆関連投稿:「批判・批評」でなく、より映像作品を楽しむための「感想」を書き続ける“7つ”の理由

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。
【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。
【すべての投稿されたコメントについて】
・当blogの『無断転載禁止&まとめサイトへの引用禁止、コメント,トラックバック&リンク・ポリシー』に基づき、不適切な書き込み(読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃)は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させていただく場合もございます。何卒ご理解・ご協力くださいませ。
・「名無しさん」のコメントは、基本的に対応いたしません。
【Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、忍者AdMaxについて】
・商品リンクや広告は「成果報酬型広告」です。
・私に少しポイントが入りますが、商品の値段は変わりません(謝)
#テレビ?#テレビドラマ#ドラマ clear?#ドラマ感想?#朝ドラ?#連続テレビ小説?#映画?#映画レビュー?#サザンオールスターズ?#桑田佳祐?#VOWWOW?#山本恭司?#おむすび
「共感!」「納得!!」なら"Web拍手"と一緒にポチッと…
「違うでしょ?」「怒!!」でも意思表示でポチッと…
押していただけると、うれしいです♪
◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます(感謝)
TBS系・金曜ドラマ『リコカツ』(公式サイト)
第4話『誕生会が地獄絵図へ… 全員離婚の結末は!?』の感想。
異動した咲(北川景子)は人気小説家・水無月連(白洲迅)の担当に指名され、厳しくも充実した日々を送っていた。一方、紘一(永山瑛太)は咲の元カレ貴也(高橋光臣)と対面してから、彼女への想いに変化が生じ、リコカツの一環として咲の母・美土里(三石琴乃)の誕生会を新居で開こうとを提案する。しかし、貴也だけでなく、紘一を慕う上官・純(田辺桃子)なども勢揃いし、パーティーは思いもよらない結末を迎える…!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:泉澤陽子(過去作/あまんじゃく2018,2020、お迎えデス。、ブラックスキャンダル、大恋愛)
演出:坪井敏雄(過去作/凪のお暇、カルテット、わたナギ、恋あた) 第1,2話
鈴木早苗(過去作/3年B組金八先生ファイナル) 第3話
韓哲(過去作/ATARU、IQ246、コウノドリ、集団左遷!!) 第4話
小牧桜(過去作/この恋あたためますか)
音楽:井筒昭雄(過去作/民王、99.9、トクサツガガガ、妖怪シュアハウス、書けないッ!?~脚本家)
主題歌:米津玄師「Pale Blue」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
冒頭"約4分間"のマルチ撮影での俳優陣の"間"が素晴らしい
毎回書いて恐縮だが、知らない読者さんがいたら、知って見る方が断然に楽しめるドラマだから。それは、本作が、TBSではドラマ『渡る世間は鬼ばかり』でしかやっていない、カメラ6台を使ったマルチ撮影を咲(北川景子)と紘一(永山瑛太)の自宅のシーンへ取り入れていることだ。
この収録技法によって、一連の芝居(演技)を1度で撮影するため、実際に俳優同士が台詞の掛け合いをしている “間”が、全て収録され、ドラマに生きて来るのだ。恐らく今回では、冒頭から紘一が部屋に閉じこもる直前の咲のガッカリした表情のアップまで、約4分間を一気に撮影している。
咲の母・美土里(三石琴乃)が咲に追い出され、紘一が「新婚旅行おめでとう」のカードを見るタイミングが絶妙にカット割り(正確には「スイッチング(切り替え)だが)されているから、間違いないと思う。
子役を含めて、6人の流れる演技を、録画があるなら是非見直して欲しい。紘一のドアフォンのピンポンを何度も押すタイミングと、その他の人たちの演技の “間” が絶妙だから。
恋愛小説家の話を聞いて帰路に就く咲の"BGM"に注目!
そして、ドラマは、第3話まで、何となく “いい雰囲気” になってきたのに、紘一の「言いわけしなくていい。離婚するのだから」で、ふり出しへ。この辺の “一区切り感” と言うのか、一進一退、散歩進んで二歩下がる的な、連ドラならではの回の重ね方が上手いと思う。
更に物語は、カリスマ恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の新作の企画の話を聞いた咲が、「もしかして 私達 まだ 間に合うのかな?」と、紘一に対するモヤモヤしたし気持ちを抱えながら帰宅する。その時の劇伴が、3曲構成のフランツ・リスト作曲「愛の夢」の第3番「おお、愛しうる限り愛せ」。何と言う絶妙な選曲センス。
リスト作曲「愛の夢」の第3番「おお、愛しうる限り愛せ」
因みに、このリスト作曲「愛の夢」の第3番「おお、愛しうる限り愛せ」は「ピアノ独奏曲」として有名だが、本来はソプラノのための「独唱歌曲」として書かれた作品だ。従って、歌詞がある。そのことを少し書いてみる。ご存知の方には、釈迦に説法であろうが。
この曲は恋愛のことを歌った曲ではない。敢えて言うなら人間愛だ。内容は、こんな感じ。
大切な人が死んで、その人のお墓の前で嘆き悲しむ時は来るものだ。だから今、目の前にいる大切な人を愛しうる限り愛しなさい。そして、自分に心を開く人がいたら、その人に尽し、決して悲しませてはいけない。また、言葉には気を付けよ。悪い言葉は容易に口から出てしまう。
例え「おお、神よ、それはあなたの誤解です」と謝罪しても、神は嘆いて立ち去ってしまう… と言う内容だ。
だから、もう、この選曲を聞いただけで、今回がこれまでと違った結末になることが予想出来る。もちろん、「愛の夢・第3番」を知っている人だけだが。また、そこが良いじゃないか。誰もがわからない仕掛けがあるのも…
両親の離婚劇が、主人公の離婚劇へ見事にフィードバック!
物語は、特に、咲がモヤモヤを抱えながら、離婚も咲の母の誕生日パーティーの準備の淡々ようと進めているように見える紘一が丁寧に描かれて行く。離婚と言う “別れ” と、誕生日会と言う “お祝い” と言う、相反する準備を進めた。そして、パーティーが終わったあと、咲と紘一が両親の離婚の “修羅場” を目の当たりにして、大きな決断をする。
紘一「離婚はやめよう」
咲「何言ってるの だって…」
紘一「君が傷つく姿を もう見たくない」
泣いている咲が顔をあげて、紘一の後頭部がフレームインした直後に、米津玄師さんが歌うイントロ無しの主題歌「Pale Blue」の「ずっと…」の歌い出しがカットイン。ここも絶妙なタイミング。もう「あそこしかない!」って感じだ。
今までは、相手の存在意義や価値を再認識すると言う “カタチ” で、離婚する気持ちがブレる… と言うエピソードだった。
しかし、今回は、「だが まだ君の夫だ」とか、「だって 私… まだ… あなたの妻だから」と言う迷いの台詞でなく、離婚は決意しているのだが、両親の離婚の現実を見て、二人の気持ちが変化した様子が丁寧に、且つコミカルに描かれた。これこそ、両親の離婚劇が、主人公夫婦の離婚劇に、ちゃんとフィードバックしたってことだ。
そして、中盤で書いたリスト作曲「愛の夢」の第3番「おお、愛しうる限り愛せ」にも、しっかりと帰着している。お見事としか言いようがない。
咲の元カレと、紘一の後輩で階級上の一ノ瀬の存在理由
これまで、「何のために、この人いるの?」と思っていたが、実は本作にとって、咲の元カレと同じ理由で、程良いアクセントと言うか、お口直しだなぁと思ったのが、紘一の航空救難団での後輩・一ノ瀬純(田辺桃子)だ。
後輩だが、紘一が「1等空曹」で、一ノ瀬が「3等空尉」だから「全17階級」ある自衛官では “7階級も上” のバリバリの上司と言う設定だ。そんな一ノ瀬が、世間の目も気にせず、ドカドカと他人の懐に入り込んだり、結婚している男にちょっかいを出そうとしたりする。それを、元カレが阻止。でも、ここにも、モヤモヤが。
この2人がいることで、ドラマに僅かだか現実味が加わる。そこがいい。まあ、この2人の言動には好き嫌いはあると思うが…
全話の構成が相当にしっかり作り込まれている
第4話になったから、少し全体の構成について、私なりの考えを書こうと思う。
本作の咲と紘一は、偶然に知り合って結婚した。まあ、言ってしまえば、一目惚れで結婚したわけだ。だから、結婚後に生活のリズムや価値観や考え方が違い、そこから生まれる違和感を互いに、少しずつ埋め合わせて来たわけだ。空いた穴を少しずつ埋めて来たから、離婚すると決めた気持ちが揺らいで来た。
そして、今回のエピソードで大きなポイントなのは、「咲の両親の離婚」と言うトラブルが、咲と紘一へ “同時”に “同じこと(離婚)” が起きたことだ。これまでは、違和感だらけだったのに、今回のトラブルは、咲と紘一が “同時に共有可能” な問題に直面したってこと。
そして、リコカツ中の咲と紘一が、自身のリコカツを見つめ直した… と言う展開になっていたのだ。当初は、3組も “リコカツ” を盛り込んで、何をする気なのかわからなかった。しかし、今回を見て、両親の離婚が娘たちの離婚を阻止することになると言う展開は、全話の構成が相当にしっかり作り込まれている証拠だ。
なかなか見応えのある連ドラに、更になってくれると思う。
あとがき
この状況で、元カレを絡めるんですね。一体、今後、どんな展開になるのやら。また、今回から、腎臓機能障害の発見により佐野史郎さんが降板され、平田満さんが代役になっておられました。佐野史郎さんの元気な姿を、また拝見したいです。
どうやら、金曜日の夜の連ドラは、『半径5メートル』も本作も、『生きるとか死ぬとか父親とか』も、大人向けの作品が多くて、嬉しい…
最後に、リスト作曲「愛の夢」の第3番「おお、愛しうる限り愛せ」の動画をご紹介します。珍しくバリトンが歌っており、日本語歌詞もやや恋愛の方向に振ってあるのは気になりますが…
井上雅人(バリトン)、小瀧俊治(ピアノ) / リスト:愛の夢 第3番「おお、愛しうる限り愛せ」S.298
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-12378.html
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
◆関連投稿:「批判・批評」でなく、より映像作品を楽しむための「感想」を書き続ける“7つ”の理由

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。
【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。
【すべての投稿されたコメントについて】
・当blogの『無断転載禁止&まとめサイトへの引用禁止、コメント,トラックバック&リンク・ポリシー』に基づき、不適切な書き込み(読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃)は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させていただく場合もございます。何卒ご理解・ご協力くださいませ。
・「名無しさん」のコメントは、基本的に対応いたしません。
【Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、忍者AdMaxについて】
・商品リンクや広告は「成果報酬型広告」です。
・私に少しポイントが入りますが、商品の値段は変わりません(謝)
#テレビ?#テレビドラマ#ドラマ clear?#ドラマ感想?#朝ドラ?#連続テレビ小説?#映画?#映画レビュー?#サザンオールスターズ?#桑田佳祐?#VOWWOW?#山本恭司?#おむすび
「共感!」「納得!!」なら"Web拍手"と一緒にポチッと…
「違うでしょ?」「怒!!」でも意思表示でポチッと…
押していただけると、うれしいです♪
◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます(感謝)
NHK総合・ドラマ10『半径5メートル』(公式サイト)
第二号〔連続10回〕『出張ホスト百人斬り』の感想。
目覚めたら山辺(毎熊克哉)とベッドを共にしていた風未香(芳根京子)。以来、山辺はただ泊まりに来ては朝、会社に行くということを繰り返し、風未香を混乱させる。ある日企画会議で女性用風俗が話題になり、風未香は宝子(永作博美)と共に様々な「出張ホスト」とのデートを体験取材することに。そんな中、デスクの丸山(尾美としのり)は、宝子が取材した利用者の中に妻の絵美(片岡礼子)がいることに気づきがく然とする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:橋部敦子(過去作/救命病棟24時1,2、僕シリーズ3部作、僕らは奇跡でできている)
脚本協力:藤平久子(過去作/下町ロケット、これは経費で落ちません) 第2話
演出:三島有紀子(過去作/映画「ビブリア古書堂の事件手帖」、石坂線物語~華の火~) 第1,2話
岡田健(過去作/盤上のアルファ、西郷どん、とと姉ちゃん)
黛りんたろう(過去作/鼠、江戸を疾る、ぬけまいる~女三人伊勢参り)
北野隆(過去作/いだてん、不要不急の銀河:助監督)
音楽:田中拓人(過去作/カフェ・スカンジナビア、ビターシュガー)
挿入歌:「5 meters」(作詞:三島有紀子 / 作曲:田中拓人)
前回の振り返りは、あった方が良かった
前回の振り返り… ないんだ。まず、驚いてしまった。これだけ多くの連ドラが、中盤を迎えている時点で、遅く始まった連ドラだから、個人的には “視聴者に優しく” 第1話の振り返りくらい入れた方が良かったと思う。もちろん、脚本と演出が、ワンシーン目のインパクト重視でやったのは理解するが。やはり、見やすく作ると言うのも大事なわけで…
最後まで見ないと完成図が全く予想が出来ない挑戦的な構成
金曜深夜、テレ東で放送中のドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』のサブタイトル的に言うと、『男とか 女とか 癒しとか』。そんな感じのNHKドラマ10『半径5メートル』の第2話。最後まで見ないと、40分以上に亘って描かれたジグソーパズルのような細々したパーツが、どんな完成図になるのか全く予想が出来ない構成。かなり挑戦的だ。
もっと、主人公が仕事をしているように見えないと本末転倒
そう言う挑戦的な構成だから、正直 “不満要素” はある。例えば、風未香(芳根京子)が取材をしているように見えなかったこと。まあ、本当は、今回の致命傷とも言うべきは、そこだけ。取材をしているのか、個人的悩み相談をしているのか、映像から判断しづらかった。やはり、宝子(永作博美)がカメラで隠し撮りをしているだけでは物足りない。
それと、もう一つ。45分と言う放送尺を考えると、若干、盛り込み過ぎな点。特に山辺(毎熊克哉)の尺が長過ぎる。これによって、益々、風未香が取材ではなく、最後の語りの部分以外は仕事すら本気でしているようには見えなくなった。
山辺の出番を減らして、宝子を増やせば、元に戻ると思う
その原因かどうかはわからないが、第2話には、藤平久子氏が脚本協力としてスタッフに加わっている。なんのために増員したのかわからないが。明らかに、前回よりも橋部敦子氏脚本らしい “社会性” を盛り込んだヒューマンドラマ色が薄まった。恐らく、山辺の出番を減らして、宝子を増やすだけで、元に戻ると思うが…
橋部敦子氏の脚本と三島有紀子の演出の相性は抜群に良い
とは言え、「出張ホスト百人斬り」の企画から、「ホストの存在意義」は話を展開して、丸山デスク(尾美としのり)と 妻・絵美(片岡礼子)の夫婦関係へ繋げて、前述のような『男とか 女とか 癒しとか』へ帰着させたのは、やはり橋部敦子氏の脚本らしい。
また、三島有紀子の演出で描かれた、ひたむきに、悩みながら、でも柔軟性をもって生きる人々は第1話と同様に見応えがあった。
出張ホストから合い鍵と加齢臭へふんわり着地…が心地良い
「出張ホスト」と言う、普通に生活していたら “いかがわしい職業” の代表格のような職業人を題材にして、恋愛に不器用な若い男女の行き違う気持ちのやり取りや、セックスレスの熟年夫婦の愛のカタチの在り方を、合い鍵と加齢臭へ、ふんわりと着地させたのは、やはり「橋部敦子 脚本 × 三島有紀子 演出」ならではの世界観。
ほのぼのとしたテンポ感と、ちょっとレトロな映像美で、コミカルに笑えつつも、現代社会で表面化して来ない部分を上手く表に拾い上げて、視聴者と一緒に「半径5メートル」の小さくて大きな世界を観ようよ、と言うメッセージが伝わって来るドラマだ。
あとがき
もう少し交通整理をして、主人公の仕事をきちんと見せるだけで、第1話のような面白さは戻ると思います。次回に、期待します。
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-12377.html
【これまでの感想】
第1話
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
◆関連投稿:「批判・批評」でなく、より映像作品を楽しむための「感想」を書き続ける“7つ”の理由

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。
【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。
【すべての投稿されたコメントについて】
・当blogの『無断転載禁止&まとめサイトへの引用禁止、コメント,トラックバック&リンク・ポリシー』に基づき、不適切な書き込み(読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃)は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させていただく場合もございます。何卒ご理解・ご協力くださいませ。
・「名無しさん」のコメントは、基本的に対応いたしません。
【Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、忍者AdMaxについて】
・商品リンクや広告は「成果報酬型広告」です。
・私に少しポイントが入りますが、商品の値段は変わりません(謝)
#テレビ?#テレビドラマ#ドラマ clear?#ドラマ感想?#朝ドラ?#連続テレビ小説?#映画?#映画レビュー?#サザンオールスターズ?#桑田佳祐?#VOWWOW?#山本恭司?#おむすび
「共感!」「納得!!」なら"Web拍手"と一緒にポチッと…
「違うでしょ?」「怒!!」でも意思表示でポチッと…
押していただけると、うれしいです♪
◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます(感謝)
NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト)
第110回/第22週『うちの大切な家族だす』の感想。
※ 本作は、2021/04/14 にクランクアップ(撮影終了)しています。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
「お父さんはお人好し」の1時間特別版の放送当日。放送開始30分前にようやく最終原稿が届く。入院していた脚本家の長澤(生瀬勝久)自らが持ってきたのだった。長澤をねぎらう千代(杉咲花)と当郎(塚地武雅)だったが、すぐに放送準備に入るのだった。この日の物語は、戦争で大陸に渡った夫と終戦後も音信不通だった次女・乙子に医者との縁談が持ち上がるというもの。戦争未亡人に焦点を当てた話にラジオの前の聴衆も息をのむ
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:佐原裕貴(敬称略)
第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。
今週の佐原裕貴氏の演出は、とにかく"さり気なく"ていい
今週担当の演出家・佐原裕貴氏の演出が、脚本家の意図を正しく汲み取って演出(演技指導も含む)をしていること。佐原氏の演出(特にカメラワークや編集や劇伴の付け方)が “私好み” であることは、月曜日からずっと書いて来たことだ。
そして、今週に入ってからWeb拍手を送って下さっている20名以上の読者さんも、同じように思っていると思う。所々に入っている、さり気ない演出が良いなと。
アバンタイトルの編集も、さり気なく凝っていた
例えば、アバンタイトルの冒頭だ。前回の終盤で、栗子(宮澤エマ)が春子(毎田暖乃)の面倒を千代(杉咲花)に見てもたいたいと願い出るシーン。前回では、下記の千代の台詞のシーンは、千代と栗子の二人だけだった。
千代「血がつながっていようと いまいと
そんなこと どうでもよろしいのや」
しかし、今回のアバンでは、ラジオドラマ「お父さんはお人好し」の打合せ室? で千代が出演者たちを見守るようなカットに入れ替わっていた。
千代と栗子の会話の時間設定は、特別版の放送4日前で、春子が登校した直後で、栗子が花籠を渡すから千代も出勤する前。従って、小鳥のさえずりも効果音で入るから、かなり早い時間帯の朝であることが推測できる。そして、今回のワンカット目の本番開始30分前を表す「6時30分」の丸い針時計。
しかし、この時点では、「本番に対して何日前なのか?」は分からない。でも、千代は栗子とのやり取りが頭から離れないと言うことだけ提示している。「何日経ってるの?」と思わせてから、脚本家の長澤(生瀬勝久)がやって来て、このシーンが1時間特別版の放送当日の本番30分前であることがわかる。
ここ、これまでだったら、ワンカット目の時計のアップに「1時間特別版の放送当日」のテロップか、黒衣(桂吉弥)のナレーションが入ったと思う。でも、敢えて説明しない。前回を見た視聴者なら、4日間、千代が栗子の言ったことや栗子の具合を心配したことがわかると言う、ちょっと突き放した演出になっている。でも、それで良いのだ。
『おちょやん』の感想で次のように書くのは、初めてかも知れない。演出は足し算ではダメなのだ。とにかく、必要最小限まで引き算する。そのことで、視聴者に伝えたいことだけが選別され残る。そう言う、演出の当然やるべきことが成されているのだ。
出演者たちが黙読するシーンの行進曲風の劇伴の選曲もいい
長澤が台本を持参して、出演者たちが黙読するシーンに、軽妙な行進曲風の劇伴がついていた。深刻でもなく、神妙でもなく、緊張でもなく、何となく楽しい雰囲気。
長澤と出演者だけが知っている1時間特別版の内容が、視聴者に「きっと楽しいストーリーなんだ」と想像させる。それも、劇伴一つで。この劇伴があるから、長澤と当郎(塚地武雅)のコミカルなやり取りも映えるし、録音ブースへの流れも行進曲によってスムーズに進む。選曲、いいと思う。
録音ブースのシーンでのマイクについて一言
さて、一部のネット上で、録音ブースのシーンで、演者たちがマイクから離れすぎているのに違和感を覚えるとの意見を拝見した。劇中でマイクスタンドに付けられているマイクが本物かどうかわからないが、外見から想像すると、恐らく「RCA 77DX型 マイクロフォン」のダミーモデルだと思われる。
これは、1949年にアメリカから輸入されたリボン型可変指向性マイクロフォン。詳しい説明は省略するが、リボン型マイクは、とてもナチュラルな音質で録音できる特徴がある。そして、オンマイク(マイクに口を近づけない)にせず、むしろオフマイク(マイクから一定の距離を置く)ことで、周囲の音を広く自然に録音できるのが特徴。
もちろん、「可変指向性」のため、録音領域は調整できる。とにかく。当時のNHKの現場技術者は音質の良さに思わず驚きの声を上げたと言う代物だ。
また、録音ブースのシーンを良く見ると、天井からもマイクがぶら下がっている。このことで、バンド演奏やブース内の空気感を一体的に録音していることがわかる。と言うわけで、映像のように、演者とマイクとの距離は適度に空いていて正解だと思う。
どうしても気付いて欲しい演技指導と演技がシズの怒鳴る声
今回で、どうしても気付いて欲しい演出、演技指導がある。それは、6分頃、「岡福うどん店」で、皆が集まってラジオドラマを聞いているシーン。みんなが、ドラマの内容に関して賛否両論を言い出した際の、シズ(篠原涼子)の次の怒鳴った台詞だ。
シズ「やかましい! 聞こえまへんがな!」
これまで、シズが大声で怒鳴る場面は多い。比率で言えば、千代と同等かも知れない。怒鳴った方が、方言の下手さがバレ難いから多用すると言う、大人の事情もあっただろう。しかし、怒鳴るのを多用すればするほど、千代もシズも、短気で怒鳴って制圧する人みたいな印象が付いてしまった。
でも、今回のシズの「やかましい!」は、どうだったろう? きっと、これまでのシズより、若干怒鳴りを抑えめにして、顔をアップにすることで怒鳴っているのを強調した。こう言う演出、こう言う演技だから、大声に意味が出る。
特に、今週のシズは大声が少ないから、余計に今回の大声で、千代の成長を見守りたいと言うシズの心情が、大声で表現された。ここの、篠原涼子さんのほんの少しだけ大音量にならない手前の怒鳴り声を聞き直してもらいたい。
「血縁の家族の物語」としての一つの着地点として悪くない
終盤で、栗子の死をナレーション処理して、栗子の遺影のカットも使わずに、位牌や戒名も強調せず、千代と春子の新しい人生への第一歩をメインに描いたくだりも良かった。きっと、これまでだったら、父テルヲと千代の母の写真と、栗子の写真を三つ並べたカットが入ったと思う。戒名のアップもあったに違いない。
でも、今週はなかった。なるで、立つ鳥跡を濁さず… のような感じで。栗子が春子を千代に託した思いだけが、二人のやり取りから読み取られた。更に、本作が描いて来た、好き嫌いや異論反論もあろうが、「血縁の家族の物語」としての、一つの着地点として、春子が千代の養子になると言うのは、意外ときれいに収まったと思う。
あとがき
今週は、良かったです。「第1回から、こんな感じで見たかった」のが本音です。
例えば今週なら、「千代の女優復帰」、「栗子の退場劇」、「春子の存在」、「ラジオドラマ」、「千代の応援団」、「一平と寛治」など。結局、1週間に複数のエピソードを盛り込んでも、何が一番重要で、どうやってメリハリをつけて、全てをバランス良く魅せるか。それが演出家の腕次第ってことです。
一部の脇役に演出家が思い入れ強く演出するとか、脚本家が主人公よりも脇役のストーリーに思いを強く書くとか、そう言う大人の事情が、この体たらくになった原因だと思います。でも、今週の一週間だけでも、良い感じのエピソードがあったのは見続けて良かったと思います。
さて、いよいよ来週が最終週。「千代推し」のメイン・ディレクターが担当しなければ良いですが。「脇役推し」も脚本家とのせめぎ合いですかね。いずれにしても、一平を助けて、シズたちと再会、きっとラジオドラマのスタッフも舞台に駆けつけて… なんて、ハッピーエンドにして欲しいです。
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
管理人・みっきー お薦めする商品を、Amazonと楽天市場から安心して ご購入して頂けます!
|
「楽天市場」からのおすすめ商品や企画
「Amazon」からの最新のお知らせ
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-12376.html
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
◆関連投稿:「批判・批評」でなく、より映像作品を楽しむための「感想」を書き続ける“7つ”の理由

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
・投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。
【すべてのコメントの「非公開希望」について】
・表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。
【すべての投稿されたコメントについて】
・当blogの『無断転載禁止&まとめサイトへの引用禁止、コメント,トラックバック&リンク・ポリシー』に基づき、不適切な書き込み(読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃)は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させていただく場合もございます。何卒ご理解・ご協力くださいませ。
・「名無しさん」のコメントは、基本的に対応いたしません。
【Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、忍者AdMaxについて】
・商品リンクや広告は「成果報酬型広告」です。
・私に少しポイントが入りますが、商品の値段は変わりません(謝)
#テレビ?#テレビドラマ#ドラマ clear?#ドラマ感想?#朝ドラ?#連続テレビ小説?#映画?#映画レビュー?#サザンオールスターズ?#桑田佳祐?#VOWWOW?#山本恭司?#おむすび
「共感!」「納得!!」なら"Web拍手"と一緒にポチッと…
「違うでしょ?」「怒!!」でも意思表示でポチッと…
押していただけると、うれしいです♪
◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます(感謝)
- 最新記事
- 楽天市場広告
- アーカイブ・ブログ内検索
- おすすめ本(感想の記事有り)※随時更新中
●写真,アート関連
●自己啓発,マナー関連
●QOL(人生の質),LGBT関連
●企画書,文章関連
●心理学,犯罪関連
●寺院,神社,仏教関連
●中世ヨーロッパ関連
●その他
※その他のおすすめ本の記事は、“こちら” から…
- 当ブログについて
- 管理人 自己紹介
ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
ホテルでイベント、パーティー、
映像コンテンツ等の演出を手掛ける。
活動拠点は東京と千葉の有名ホテル等。
- コメントありがとうございます
- 現在、感想執筆中の連ドラ一覧
〔月曜日〕
●フジ 21:00 119エマージェンシーコール(第5話)
〔火曜日〕
●NHK 22:00 東京サラダボウル(第7話)
〔水曜日〕
●テレ朝 21:00 相棒season23(第16話)
●フジ 22:00 問題物件(第6話)
〔木曜日〕
▼感想の投稿なし
〔金曜日〕
●TBS 22:00 クジャクのダンス、誰が見た?(第5話)
〔土曜日〕
●NHK 22:00 水平線のうた(3/1~)
〔日曜日〕
●TBS 21:00 御上先生(第5話)
〔月~木 (夜ドラ)〕
▼感想の投稿なし
〔月~土 (連続テレビ小説)〕
●NHK 08:00 おむすび(第20週・土曜日版)
- リンク集
- 忍者ブログ広告
- 過去の連ドラの感想記事一覧(あ,い)
Iターン
愛してたって、秘密はある。
相棒 season13
相棒 season14
相棒 season15
相棒 season16
相棒 season17
相棒 season18
相棒 season19
相棒 season20
相棒 season21
アイムホーム
IQ246~華麗なる事件簿~
アオイホノオ
仰げば尊し
青のSP-学校内警察・嶋田隆平-
悪党たちは千里を走る
あさが来た
阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし
アシガール[再](2020)
明日の君がもっと好き
明日の約束
明日、私は誰かのカノジョ
アトムの童
あなたには帰る家がある
あなたのことはそれほど
あなたの番です
あなたのブツが、ここに
あのコの夢を見たんです。
アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~
anone
アバランチ
A LIFE~愛しき人~
アライブ がん専門医のカルテ
アルジャーノンに花束を
OUR HOUSE
アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋
アンチヒーロー
アンナチュラル
アンメット ある脳外科医の日記
家売るオンナ
家売るオンナの逆襲
生きるとか死ぬとか父親とか
生田家の朝
居酒屋ふじ
遺産争族
遺産相続弁護士 柿崎真一
石子と羽男-そんなコトで訴えます?-
医師たちの恋愛事情
イチケイのカラス[
いつかこの雨がやむ日まで
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
五つ星ツーリスト~最高の旅、ご案内します!!
いつまでも白い羽根
一橋桐子の犯罪日記
イノセンス~冤罪弁護士~
今からあなたを脅迫…
遺留捜査[4]
院内警察
インビジブル
インハンド
- 過去の連ドラの感想記事一覧(う~お)
嘘解きレトリック
嘘の戦争
美しき罠~残花繚乱~
ウチの夫は仕事ができない
ウチの娘は、彼氏が出来ない!!
奪い愛、冬
海に眠るダイヤモンド
浦安鉄筋家族
ウロボロス
VIVANT(ヴィヴァン)
営業部長 吉良奈津子
エイジハラスメント
ST 赤と白の捜査ファイル
Nのために
エルピス-希望、あるいは災い-
エール
エンジェル・ハート
エンディングカット
オー・マイ・ジャンプ
王様に捧ぐ薬指
大豆田とわ子と三人の元夫
おかえりモネ
おかしの家
掟上今日子の備忘録
奥様は、取り扱い注意
「おこだわり」、私にもくれよ!!
おじさんはカワイイものがお好き。
おちょやん
おっさんずラブ-in the sky-
お義父さんと呼ばせて
侠飯~おとこめし~
オトナ高校
オトナ女子
お兄ちゃん、ガチャ
姉ちゃんの恋人
オー!マイ・ボス!恋は別冊で
お迎えデス。
表参道高校合唱部!
おやじの背中
親バカ青春白書
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ[2]
俺の家の話
俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?
俺のスカート、どこ行った?
俺の話は長い
お別れホスピタル
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
女たちの特捜最前線
女はそれを許さない
- 過去の連ドラの感想記事一覧(か~く)
カーネーション
怪奇恋愛作戦
怪盗 山猫
カインとアベル
帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし
架空OL日記
顔だけ先生
家政夫のミタゾノ
家政夫のミタゾノ[2]
家政夫のミタゾノ[3]
家政夫のミタゾノ[4]
家族ノカタチ
家族の旅路 家族を殺された男と殺した男
学校のカイダン
家庭教師のトラコ
彼女はキレイだった
神の舌を持つ男
カムカムエヴリバディ
からかい上手の高木さん
カルテット
監獄学園
監獄のお姫さま
監察医 朝顔
監察医 朝顔[2]
カンナさーん!
危険なビーナス
岸辺露伴は動かない
季節のない街
偽装の夫婦
偽装不倫
貴族探偵
きのう何食べた?
きのう何食べた? season2
義母と娘のブルース
きみが心に棲みついた
君と世界が終わる日に
キャリア~掟破りの警察署長~
99.9‐刑事専門弁護士‐
99.9-刑事専門弁護士-[2]
共演NG
今日から俺は!!
風間公親-教場0-
競争の番人
京都人情捜査ファイル
きょうの猫村さん
きょうは会社休みます。
行列の女神~らーめん才遊記~
嫌われる勇気
キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木
緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
緊急取調室[4]
金田一少年の事件簿N(neo)
銀と金
グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
- 過去の連ドラの感想記事一覧(け、こ)
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
- 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~そ)
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
- 過去の連ドラの感想記事一覧(た~な)
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(ま行)
舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか
- テレビドラマ 人気ブログランキング
皆様のおかげで、2024年9月9日に3,600万アクセス達成をいたしました。(御礼の記事)