テレビ東京系・ドラマ24『生きるとか死ぬとか父親とか』(公式サイト)
第1話〔全12回〕『結婚とか 独り身とか』の感想。
なお、原作のエッセイ、ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』は、未読。
トッキーことトキコ(吉田羊)はラジオ番組「トッキーとヒトトキ」のパーソナリティー。アナウンサー・東(田中みな実)を進行役に、ディレクター・中崎(オカモト“MOBY”タクヤ)、構成作家・近田(森本晋太郎)、音響担当・遠山(ヒコロヒー)らと番組をつくっている。人気はリスナーからの「お悩み相談コーナー」だが、実はトキコも自由奔放な父親・哲也(國村隼)のことで悩んでいた。ある日、トキコは父親についてエッセーを書こうと決める。そこには亡き母親(富田靖子)の人生と、哲也への愛憎相半ばする思いがあり…。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:ジェーン・スー『生きるとか死ぬとか父親とか』
シリーズ構成:山戸結希(過去作/映画「溺れるナイフ」、映画「21世紀の女の子」、映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」)
脚本:井土紀州(過去作/私立探偵・濱マイク シリーズ、ダムド・ファイル シリーズ)
演出:山戸結希(過去作/映画「溺れるナイフ」、映画「21世紀の女の子」、映画「ホットギミック ガールミーツボーイ」) 第1話
演出:菊地健雄(過去作/仮面同窓会、この男は人生最大の過ちです)
音楽:Vampillia
OP主題歌:高橋優 「ever since」(unBORDE / Warner Music Japan)
ED主題歌:ヒグチアイ 「縁(ゆかり)」(ポニーキャニオン)
山戸結希監督の演出を大人向けの作品で見てみたかった…
2019年劇場公開の映画『ホットギミック ガールミーツボーイ』が、本作のシリーズ構成とメイン演出を担当している山戸結希監督。映画自体は、ティーンエイジャー向けの作品で私にはピンと来なかった。
しかし、山戸監督の個性的な台詞回しによるテンポの良さ、音楽の巧みな使い方、長回しと短いカットの積み重ねで生み出すカメラワークの面白さは、どこか光るものを感じた。だから、若者向けでない、むしろ大人向けの作品で32歳の若い女性演出家の手腕を見たかったのだ。
ラジオ番組のスタジオシーンがリアルに再現!
それと、原作は未読だが、本作の原作者であり、モデルとなっている音楽プロデューサーで作詞家でコラムニストでもあるジェーン・スー氏のラジオ番組、TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』は、私が毎日愛聴している『たまむすび』の前番組で、昼12時から15分間の人気コーナー『相談は踊る』は、毎回楽しみにしている。
もちろん、ジェーン・スーさんの屈託のない軽妙なトークも楽しい。そして、本作では、ラジオ番組のスタジオシーンがリアルに再現されるとの事前情報があり、そちらも期待をして見始めた。
敢えて言うなら、独身の娘と高齢の父との『俺の家の話』
さて、内容は、母親を20年前に亡くした「独身のカリスマ」と呼ばれる40歳代半ばの女性ラジオパーソナリティー&エッセイストと、老いていく父親との関係が描かれるホームドラマと言った感じだろうか。
敢えて言うなら、独身の娘と高齢の父との『俺の家の話』だ。とても、パーソナルな親子の話と、相談者から送られてくる人生相談の話の2つで構成されている。
そして、この2つは一見なんの繋がりも無いように見えるが、実は「より、自分の思い通りに生きたい」と望みながらも、時に臨んだのと違う方向や間違った方向に進んでしまうこともあり、そう言う紆余曲折こそが人生そのものである… と、物語っているような第1話だった。
人生のペーソス、メランコリック、センチメンタルが溢れた作品
恋愛、仕事、そして家族と向き合う人々を描く本作。主人公の聡明な言葉も相まって、人生は口当たりの良い、耳障りの良い言葉だけでは語れないと言う、人生のペーソス(哀愁)やメランコリック(憂鬱さ)やセンチメンタル(感傷的)が溢れた作品に仕上がっていた。
でも、決して、暗くて重苦しいドラマではなく、むしろ、日頃に溜まった心の中の重荷を、見終えた時にス~ッと軽くしてくれる作品になっていた。特に、エンドクレジットに流れるエンディングソングであるヒグチアイさんの「縁(ゆかり)」を、トキコ(吉田羊)と父親・哲也(國村隼)が口ずさむ映像は、ホッコリさせくれた。
あとがき
テレ東、金曜深夜の『ドラマ24』枠としては、かなり異色作と言えると思います。コロナ禍で、恋愛、仕事、結婚、家族、介護、老後、死など普段よりもいろいろ心にのしかかる重荷を、ちょっと軽くしてくれるような作品になって行ったら良いと思います。
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NHK総合・ドラマ10『地上波特別版 70才、初めて産みます セブンティウイザン。』(公式サイト)
第2話〔連続3回〕『タバコやめますか?パパやめますか?』の感想。
なお、原作の漫画・タイム涼介『セブンティウイザン』は、未読。BS放送版も未鑑賞。
夕子(竹下景子)にうながされ出産準備をする朝一(小日向文世)。だが、実感もなければ覚悟もできていない。だから、母子手帳をもらいに訪れた役場では、担当の黄桜(伊藤歩)から喫煙をとがめられた気がして面白くない。だが、病院で医師の鬼子母(中村梅雀)に見せられたわが子の映像に感動。若夫婦に混じっての「ママパパ教室」では、悪戦苦闘しながらも育児を学んでゆく。そんなある日、予定日を待たずに夕子が破水してしまう
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・タイム涼介『セブンティウイザン』
脚本:本調有香(過去作/映画「月と雷」、映画「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」)
演出:渡辺一貴(過去作/龍馬伝、平清盛、ガラスの家、まれ、岸辺露伴は動かない)
音楽:村松崇継(過去作/だんだん、昭和元禄落語心中、竜の道 二つの顔の復讐者)
主題歌:茉奈 佳奈「いのちの歌」(子どもたちの合唱をフィーチャーした新バージョン)
まるで2話分を1つにまとめたような凝縮感!
第1話『脳梗塞ではありません、つわりです』も、かなりセンセーショナルな内容だったが、この第2話『タバコやめますか?それともパパやめますか?』は、かなり凝縮された印象が強かった。前半と後半でエピソードが大きく異なった感じで、まるで2話分を1つにまとめたような凝縮感を味わえた。
前回より"高齢"であることの描写が抑えられたのも良かった
まず、前半は夕子(竹下景子)にうながされ出産準備をする朝一(小日向文世)が、徐々に父親としての自覚を持ち始めるエピソード。市役所での担当者・黄桜(伊藤歩)と夕子のやり取りからも、前回よりも “高齢” であることの描写が抑えられ、意外と普通の高齢出産のドラマのように感じた。
まあ、あまり「70歳」を強調したところで、所詮は “非現実” を描いているのだから、これ位の “高齢” 扱いの方が、グッと見やすくなったと思う。
朝一の元上司・鰯田部長が朝一に送った"エール"も良かった
そして、前半のキーパーソンは、朝一の元上司・鰯田部長(吉澤健)だ。
鰯田「いいな。いや~ これから子育てかよ。
いや~ 羨ましいよ。青春だ。ハハハハ…」
病院裏の喫煙所で、偶然再会した鰯田に、妻の出産の報告をする朝一。部長職から定年退職をして病院の清掃係をしている鰯田の上記の台詞によって、朝一の “父親としての自覚” が本作的に目覚めた。特に良かったのは、朝一が父親になることを「青春」と表現したこと。
これが現実なら、「羨ましいよ」とか「青春だ」なんて軽々しく言えない。それが現実。でも、フィクションの世界だからこそ、夕子と朝一にとって、超高齢出産が “青春” になる。ここ、ドラマらしくて好きなシーンだ。
鰯田が朝一に送った"子育ては未来をつくること"の重み…
また、鰯田が周産期センターの待合室のような場所に、朝一を連れて来るシーンも良かった。
鰯田「ここにあるのは未来なんだよな。
俺たちみたいに先がねえんじゃなくてさ。
君は違うか。君は違うよな。江月君… 長生きしてくれよ」
部長職から現役を退いたらブルーカラーの仕事しかなかった鰯田が、元部下で(恐らく年下の)朝一に「長生きしてくれよ」と言う。朝一が長生きすることは、我が子と一緒に未来を歩む時間が1秒でも長くなることを意味する。
もしかすると、鰯田元部長は子育てを終え孫もいるかも知れない。だからこそ、 “子育ては未来をつくること” であるのを、朝一に伝えたかったのだと思う。ここも、なかなかグッとくるシーンだった。
意外だったのは、中盤で、夕子の過去を描いたこと
とにかく意外だったのは、中盤で、夕子の過去を描いたこと。夕子の若いことの辛い人生を描いたと思ったら、若き日の朝一の出会いに繋がった。
更に驚いたのは、若き日の朝一を演じたのが、小日向文世さんのご子息である小日向星一さんだったこと。ドラマでは稀にあるサプライズではあるが、年齢が大きなテーマとなっている本作では、知らなかった分も含めて驚いたし、センスの良いキャスティングだったと思う。
鰯田が言った「未来」と子どもの名前「みらい」が繋がった
そして、夕子と朝一の出会いから結婚の流れで、一気に現代に繋がって、これまた意外な展開だったのは、朝一の定年退職のお祝いを夕子が渡す日が、「夕子の70歳(古希)の誕生日」と言う展開。理屈抜きで、ホッコリした。
ファミリーレストランでファミリーの話。ベタではあるが、生まれて来る子どもの名前を「みらい」と決める部分まで含めて、鰯田の台詞ときっちり繋がったエピソードとして、とても良かった。
終盤の感動的な夕子の言葉とコミカルな演出が相性抜群!
終盤で良かったのは、次の夕子の台詞だ。
夕子「私は ほかのお母さんより
あなたのそばにいる時間が とても短いと思うから。
それでも あなたに捧げる愛は 絶対に誰にも負けません。
あなたに会うために ずっとずっとずっと待ってたんです」
中盤で描かれた、若い頃苦労をした夕子が70歳になって手にした “幸福” を、お腹の中の子どもと、朝一へ感謝の言葉で伝えるシーン。とても、シリアスで感動的なシーンだが、朝一が立ち聞きしていると言うコミカルな演出も功を奏して、前述の通りの、凝縮された45分となった。
あとがき
「過去のある女」が、運命の男性と出会って、70歳で “未来” を手にする… とても良く出来た夫婦の物語でした。
フィクションだから描ける世界を上手に使って、ある意味で、マイノリティー(多様性)を受け入れることが出来るか出来ないかを見極めるドラマになっているかも知れませんね。もちろん、「フィクションだと分かっていても受け入れらない」と言う人がいるのは当然です。
でも、フィクションだからこそ、その世界に自分の身を投じて、自分なら夕子や朝一にどんな声を掛けるのか? どんな態度をするのか? シミュレーションするのも、本作の楽しみ方かも知れません…
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【これまでの感想】
第1話
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第90回/第18週『うちの原点だす』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
一平(成田凌)の電報で再結集した鶴亀家庭劇の面々。瓦礫の中でも芝居はできると、道頓堀の復興まで、旅一座として日本中を回るという新たな船出を決める。一方、亡き父・福助のトランペットと向き合おうとする一福。千代(杉咲花)は旅立つ前に、福富楽器店があった場所で、みつえと福助の結婚のきっかけとなった芝居「マットン婆さん」を公演したいと提案する。みつえに笑ってほしい。願いを込めて、千代は舞台に立つのだった…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:小谷高義(敬称略)
第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。
みつえを立ち直させるのに喜劇を使うあざとさが気になって
アバンタイトルの冒頭で千代(杉咲花)が芝居『マットン婆さん』を家庭劇が演じることを、こう言っていた。
千代「みつえと福助が一緒になった時の芝居だす」
こう言う台詞を聞くと、今回の15分間は、作り手にとっては「ほら、ちゃんと劇中劇を活かした展開になっただろう!」と、してやってりの顔が浮かんで来る。でも、私には、金曜日の締めくくりと言う意味でも “あざとさ” しか感じなかった。
その理由は簡単だ。本作は、喜劇や芝居を劇中に取り入れて描く朝ドラであることは、ヒロインが日本中に有名な女優になる物語であることから、誰でも予測がつくことだ。しかし、本作で「劇中芝居」が効果的に使われたことが、何回あっただろう?
私の記憶に残っているのは劇団「山村千鳥一座」の千代の初舞台である演劇「正チャンの冒険」、喜劇団「鶴亀家庭劇」の初公演『マットン婆さん』、そして、「須賀廼家万太郎一座」と「鶴亀家庭劇」の一騎打ち。この3つ位しかないのだ。もちろん、京都撮影所時代の「劇中映画」などもあるにはあるが、それでも全部合わせも1時間はないと思う。
そう言う現状で、「みつえと福助が一緒になった時の芝居だす」と言う理由だけで、劇中芝居を持ち出すのは、今週のエピソードとしては成立していても、あざとさや、奇を衒った感じであることには間違いない。こうならないためにも、もっと劇中の芝居と、登場人物たちの生活をリンクさせるストーリーを作るべきだったと思う。
千代が一平に抱く感情は、偉そうな態度では表せないと思う
また、アバンタイトルで千代が一平(成田凌)に言った場面も気になった。
千代「あんた いつから そんな聖人君子になりはった?」
最近、読者さんからのコメントで、「杉咲花さんの演技が下手なのか上手いのか良くわからなくなった…」と言うのを頂く機会が増えた。私は、杉咲花さん自身の演技プランと言うよりも、その週の担当の演出家による演技指導の影響ではないかと答えている。
今回のこのシーンの千代も、百歩ゆすずって見てもドヤ顔。ここでの千代の心情って、夫として、座長として信頼して来た一平への信頼や尊敬、そして妻としての包容力まで含んでいるように思う。そのような感情は、偉そうに上から言う態度とは正反対の、柔らかく包み込むような叱咤激励だと思うのだが…
今観客の衣装までパリッとし過ぎて、まるでファンタジー
そして、主題歌明け。と言うか、アバンタイトルからもず~っと同じだが、戦後まもなくで、着ている着物は戦中と同じだが、全員の衣装が洗濯済みでアイロン掛けもバッチリ完了。こう言う衣装が画面に映る度に、「本作はフィクションではなく、ファンタジーだなぁ」と思ってしまう。今回に至っては、芝居を見に来ている観客まで全員パリッとしちゃって(笑)
こんなのだって、前回の『人形の家』の暗唱シーンをご近所迷惑な大芝居の設定にせずに、千代が井戸端で家族の着物の洗濯をしつつ、涙を堪えて一人芝居をするだけで、戦争の悲惨さや千代の無念さが伝わったと思う。なんでもかんでも偉そうにやることが、気丈だとか頑張っていると言う表現(演技)ではないと思うのだが…
シズがみつえに、強引に喜劇を見て笑えと言うのに違和感…
4分頃、シズ(篠原涼子)が娘のみつえ(東野絢香)を半ば強引に喜劇を見て笑って来い… みたいなことを言っていた。ここで三つの疑問が湧いた。
一つは、単純に、父親と夫を一度に亡くしたみつえの容易に立ち直れない気持ちを慮れば、「喜劇を見て笑え」と言うのは母親としてどうなのかと。母親らしい、それこそ “無償の愛” のような見守り方や励まし方があるように思うのだ。
もう一つは、「喜劇を見て笑うと元気になる」みたいな構造を使うなら、もっともっと前から。そのようなエピソードを積み重ねるべきではなかったのかと言うこと。私の印象だと、喜劇によって人間関係が分断したり、女優だから偉そうとか、そう言うものしか感じないのだ。だから、もっと以前から、それこそ、千代が弟・ヨシヲ(倉悠貴)を更生させる時に喜劇を使うとかしたら良かったと思う。
みつえが悲しみから立ち直ることと、喜劇の笑うことは違うような…
そして、三つ目に気になったのが、今度は、みつえの一幅(西村竜直)への “無償の愛” と言うか。まあ、そもそも、みつえと一福の “母子の強い絆” そのものが描かれていないのが致命的なのだが。
だとしても、やはりここは、みつえが母の手一つで一福を育て上げると言う強い母としての目覚めであり、その上での “無償の愛” で母子二人三脚で生きて行くと言うオチにした方が良かったのでは?
結局は、見たくもない喜劇を千代の顔を立てる感じで見に行って、笑って元気になりましたとさ… では、あまりに陳腐な母子芝居のような。一福がトランペットを吹けてしまうくだりも、少しは感動すると思ったが、それも無かった…
あとがき
先日の夕方頃から、かなりの提灯記事が出て来ましたね。そりゃあ、毎回の視聴率が16.5%を行ったり来たりしているのですから、NHKも必死なのでしょう。
きっと、今日の午後も「一福のトランペットで泣いた」とか「みつえが立ち直って良かった」と提灯記事が並ぶと思いますが、それらの記事への反応や共感の少なさを見れば、やらない方が好意的に見ている人たちが気楽に見られると思います。様子見モードは提灯記事の内容まで読みませんが…
それにしても、こんなに駆け足で戦前~戦中~戦後と進ませてしまうなら、来週からは、いっそのこと昭和30年くらいまで10年飛ばして、活躍する場を芝居や演劇から、映画やテレビに移行した頃まで進めたら良いのに。でも、今回の大山社長の話っぷりでは、数年後に家庭劇が戻って来るとは思いますが…
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フジテレビ系・木曜劇場『レンアイ漫画家』(公式サイト)
第1話/初回15分拡大『恋愛ミッション始動! 愛を知らない天才恋愛漫画家と愛を知りたい迷える女子』の感想。
なお、原作の漫画・原案/企画:西田大輔(AND ENDLESS)、作画:山崎紗也夏『レンアイ漫画家』は、未読。
久遠あいこ(吉岡里帆)が働く『あかり葬祭』では、若くして亡くなった刈部純の葬儀が営まれていた。純は、あいこの高校時代の初恋相手。あいこは先輩社員から純の忘れ形見の息子、レン(岩田琉聖)の面倒を見るよう指示される。あいこがレンにあいさつをしていると、黒のパーカーでフードを被った大柄な男がやって来る。
あいこがレンに誰かと尋ねると、伯父だと答えた。純の兄、刈部清一郎(鈴木亮平)だった。葬儀にそぐわないその風体に、親戚たちは変人にレンが育てられるのか?とあきれている。あいこが、そんな声を聞いているとレンがいなくなった。 高所にいるレンを見つけたあいこは、その姿に純を重ねる。
あいこは高校時代に純に何回も告白して交際してもらったことなどをレンに話し、思わず涙目に。そんなあいこに、清一郎は不躾(ぶしつけ)にも「レンアイしろ!」と言い放って詰め寄る。あいこは思わず清一郎を突き飛ばしてしまった。
清一郎にケガをさせたことが原因で葬儀社を解雇されてしまったあいこ。職探しも難航する中、出版社の向後達也(片岡愛之助)と名乗る男は、あいこに仕事を依頼したいと持ちかけ、ある豪邸に連れて行く。そこであいこを迎えたのはなんと清一郎だった。
清一郎は正体を隠して大ヒット漫画『銀河天使』の連載を続ける人気少女漫画家だという。その漫画のネタのために疑似恋愛のミッションを依頼されたあいこは…。
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原作:漫画・原案/企画:西田大輔(AND ENDLESS)、作画:山崎紗也夏『レンアイ漫画家』
脚本:松田裕子(過去作/花咲舞が黙ってない、東京タラレバ娘、正義のセ)
演出:石川淳一(過去作/リーガル・ハイ、海月姫、絶対零度[4]) 第1話
小林義則(過去作/駐在刑事season2、絶対零度[4])
淵上正人(過去作/HOPE~期待ゼロの新入社員~、妄想彼女)
音楽:末廣健一郎(過去作/Dr.DMAT、貴族探偵、ストロベリーナイト・サーガ)単独作品のみ
約10年前の原作の割に、レビューの少なさが気になったが…
原作は未読。と言うことで、Amazonで感想を調べてみたら、2010年12年から2012年1月に発刊された約10年前の原作の割に、レビューの少なさが気になったが。原作はともかく、脚本家も演出家も、それなりの布陣で臨んでいるから、ラブコメ食傷気味の私でも、且つ、期待度が星1つとは言え、少しは期待をして見始めたのだが…
"疑似恋愛で100万円"の初期設定が、感覚的に無理だった…
設定は、ドラマらしいあり得ないものだが、大人気の天才少女漫画家が孤高の男性で、漫画のネタのために崖っぷち女子を巻き込んで、100万円を払って疑似恋愛させると言う初期設定に落胆。いくら、フィクションの世界だからあり得ないことも許容するが、この設定については感覚的に無理。
流石に、お金を払って疑似恋愛させるのも、する方もどうかしているとしか見えなかった。
コミカルと真面目が混在して、どっちつかずな感じが否めず
それでも、最後まで見てみたが、これって、ラブコメなのだろうか? なんか、所々にコミカルな部分と真面目な部分が混在して、メリハリがあると言うより、どっちつかずな感じばかりで。また、第1話だからやむを得ないが、説明が多過ぎた上に、15分間も拡大したために、ドラマとしてのテンポも悪くて、最後まで見るのもしんどかった…
あとがき
吉岡里帆さんは、いつもこんな感じの役ばかりなので気になりませんでしたが、『テセウスの船』での好演以来の鈴木亮平さんの無駄遣いっぷりには、大いにガッカリしてしまいました。それにしても、疑似恋愛で100万円って、設定が稚拙な上、今のコロナ禍の経済事情を考えると、ちょっとジューマンラブコメとして楽しめそうにないので、第1話で離脱します。出演者を目当てにドラマを見る人には楽しめるかも…
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第89回/第18週『うちの原点だす』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
昭和20年8月15日、日本は戦争に負けた。相変わらず、床に伏せたままのみつえ(東野絢香)。無気力な一平(成田凌)。縁側に座ったままの一福。千代は、何とか一福に寄り添おうとするが、一福の「嘘つき」という言葉に、図らずも心を揺さぶられる。自分たちの芝居で高揚し、戦争に送り出された兵隊たちは無駄死にだったのか。自分たちは、嘘つきだったのか。戦争で最愛のものを失った人々を前に、自分たちには何ができるのか…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●作:八津弘幸 ●脚本協力:吉田真侑子 ●演出:小谷高義(敬称略)
第14週から視聴モードを「好意的な解釈」から「様子見」に格下げしております。
冒頭の、「草むらで泣く千代」に必然性はあったのか?
先日の感想でも言ったように、映像、特に特殊なドラマでない限り、その放送回のワースト・カット、ファースト・シーンでは、学校でも遅かったように「5W1H(いつ、どこで、だれが、なにを、どうした」を描くべきである。それは脚本家や演出家に余程の意図がない限り “映像の掟” としてやるべきこと。
しかし、今回のワースト・カット、ファースト・シーンは、何やら草原に座り込んで、きれいな服を着た女性が泣いているだけ。ここに「戦争」や「戦中」が見えるだろうか。まあ、ぎりぎり千代(杉咲花)の服の胸に「名札」が縫い付けてあるから、少しは分るが。
でも、私なら、こう描く。先日に登場した農家の嫁(岡部尚子)(因みに、クレジットタイトルには氏名はなかった)が千代に「元女優かなんか知らんけどな」と罵声を浴びせたカットを3秒入れて、今回のワースト・カット、ファースト・シーンに繋げる、絶対に。
だって、そうしなければ、千代が何が原因で泣いているか分からないから。こう言う手抜きが、どんどん朝ドラから連続性を削り取って行くのだ。
語りは「たくさんの人たちが泣きました」と言っているのに
先日惜しくも亡くなられた偉大な脚本家・橋田寿賀子氏は、「ドラマを主に見る人は、家庭で忙しくしている主婦の人たち。テレビを見ながら食事の支度をしたり、子供の面倒を見たりしながら楽しんで下さっている。だから、私はト書きに『悲しい表情の○○』とは書かない。その登場人物に「悲しい」と言わせちゃう。その方が分かり易いでしょ?」と、先日の追悼番組でもインタビューの様子が流れた。
この脚本術には賛否両論あるが、「朝ドラ」に関しては、私は賛成する部分の方が大きい。その意味で、2番目のシーン、そう、何やら瓦礫の中で、遠くの方に「日の丸」の国旗が見えて、市中の人たちが並んで、やや首を垂れているシーンだ。そこへこんな語りが被っていた。
N「昭和20年8月15日 日本は戦争に負け たくさんの人たちが泣きました」
2シーン目の最初のカットはロングショット(引きの画)だから、列になっている人たちが泣いているようには見えない。膝から崩れ落ちる男はいたが、泣き声は聞こえない。2番目のカットは千代の家で一平(成田凌)が無気力に畳の上に大の字で寝ているが、目は開いているが泣いてはいない。
3カット目は床に伏したままのみつえ(東野絢香)も泣いてない。4カット目の縁側に座る一幅(西村竜直)は背中で泣いてもいない。そして、オープニング映像。もう、冒頭から嘘ばかりなのだ。誰も泣いていないのに、「たくさんの人たちが泣きました」って?
もちろん、語りが「その次の日」と言ったから、冒頭の千代の涙は敗戦が原因でない。こう言う小手先の無意味な印象操作をやるから、つまらないのだ。昭和20年8月15日を描くなら、一平の家で、4人揃って玉音放送を聞くだけで良いのだ、それも、ごく普通に、普通に。それをやらずに奇を衒って千代の泣き顔から始めるからあざとく見えるのだ。
やっと、何から何まで "キレイ過ぎる" 戦争が終わった…
さて、愚痴ばかり書いていると、こちらの気持ちも塞ぐから、一つだけ良いことを書いておける時に書いておかねば。それは主題歌明けの千代とシズ(篠原涼子)と宗助(名倉潤)の3人が居間? で語るシーン。もちろん、前回の同じシーンと同じ時に撮影したからと言う一面もあるが、3人の衣装が同じだった。
少なくとも今回は前回の翌日以降だから、別の着物を着ていても良いのだが、意図的なのか撮影スケジュールが功を奏したのか、同じ着物だった。これによって、「衣装持ち」の印象は払拭出来た、パチパチ。でも、相変わらず着物は新品同様で、汚れもなし。
あの~、せめて、せめて、千代は草むらの中で地面に手足をついて号泣したのだから、袖の端っことか土で汚れているとか “汚し” を出来なかったのだろうか。このシーン、千代の衣装だけでも少しで良いから美術さんの “汚し” の技術が活かされていたら、ファースト・シーンを入れた意味が出て来るのに。
ホント、何から何まで “キレイ過ぎる” 戦争が終わった… と言う印象しかない。
千代に"手柄"を与え過ぎるから、説得力のないシーンになる
で、みつえ。確かに心労は分からなくもないが、そもそもそんなに心が弱い設定で無いし、息子がいる立場なのだから、いつまでも “お嬢様気取り” で寝ておらず、むしろ、千代に「まだ、寝とき」と言われても、「一福のために、頑張らないと」と起きて来るのが “普通” だと思う。
まぁ、どうでも良いと言えば、それまでだが。でも、この “普通” をやっていれば、みつえが息子に父親の戦死を説明して、母子がこれから生きて行く目標とか共通意識を描けたと思う。でも、本作は千代に説得させた。正直、これは失敗だったと思う。
確かに千代が言っていたように、千代は福助のことを「小さい頃から よう知ってる」かは別にして、それなりに知っているのは認める。でも、父親を負けた戦争で亡くした息子に対して「あいつ」とか「臆病者」呼ばわりするのは、如何なものかと思う。
もちろん、千代らしい歯に衣着せぬ台詞なのは分かるが、それこそ “普通” に毎日見ている視聴者なら、一福が父親を「臆病者」なんて思っていないことは十分に分かるし、今回の縁側で背中を丸めて、一平たちと距離を置いているだけで、伝わるのでは?
前述の橋田寿賀子氏の言葉を借りれば、むしろ、福助の死が無駄でなかったことや、家族のために戦ったことを一番わかっているのはみつえであり、一福なのだから、千代が一福に掛けるべき言葉は、前回でみつえに「ほっといて」と言われたような「一福、いつまで泣いてんのや!」みたいなデリカシーのない台詞であって、そんなデリカシーの欠片もない千代に対して、一福が涙を流しながら「父さんは…」と自分の気持ちを喋って反論することでは?
そして、一歩先に進む力が自分の言葉から生まれることを描くべきでは? でも、一福の気持ちを一福が喋るから説得力があるのであって、赤の他人が、土足で踏み込んで、それも、さも「何でも お見通しだす!」みたいに説得するのは、大きなお世話にしか映らない。
何時(なんどき)も主人公に “手柄” を与えようとするから、説得力も納得も出来ないシーンの連続になることを、まだ脚本家は気付かないのか?
肝入りの『人形の家』の台詞の暗唱シーンも、空振り三振…
さて、5分頃だろうか、千代が玄関先で身体を丸めて、地面に手をついて座っている。カメラは何故か手振れのハンディカメラ。かなり長めの無音の芝居があって、唐突に始まったのが、ヘンリック・イプセンが書いた戯曲『人形の家』の台詞の暗唱だ。
『人形の家』を読むために、一平が千代に文字を教えたことを、ここへ来て持ってきたわけだ。恐らく、戦後になって、この『人形の家」を千代が暗唱するシーンは、当初からの脚本家の目論見だったのだろう。
ただ、残念なことに、演技指導か演技の問題かハッキリしないが、弁護士ヘルメルと主人公での妻ノラの2人分の役の台詞を喋っていたのだろうが、ほぼどちらも同じ演技と言うか芝居と言うか。 “心に溜まっていたものを吐き出す感じ” のつもりだろうが、私には憂さ晴らしで声を張り上げているようにしか見えなかった。
せめて、ご近所さんが「なんやの?」と外に出て来たら…
それと、『人形の家』の劇中の台詞と、千代が「芝居を続けたい」と言うことを重ねて、千代は間違っていなかったと言いたいのだろうが、なんか肩透かしを食らった感じで終わったのが残念。これをやりたかったら、もっと「鶴亀家庭劇」の場面でも、ちゃんと劇中の台詞と千代の言葉をリンクするような仕掛けを何度もやって来ないと。
唐突にやられても、今回だけ見た人は何のことだか分からないでは済まないのが朝ドラだと思う。これまで「カタルシス」の「カ」の字も無かったのに。これも、脚本家の自己満足で終わったと言うことだ。
せめて、せめて、ご近所さんが「なんやの?」と外に出て来て、千代の芝居に見惚れる位の描写があったら、何となく千代の演技力は凄いことだけは伝わったのに…
千代と一平だけは違う世界に生きている夫婦と言う印象が…
とにかく、このシーンは脚本、演出、演技がいずれも致命的に良くない。舞台風の演出にして強調し印象付けしようとしたのだろうが、字幕を読まないと聞き取り難い程に早口で、その上標準語で、涙交じりの声で怒鳴られても、ご近所さんが出て来ない時点で、余計に千代と一平だけは、違う世界に生きている夫婦と言う印象が強まっただけだったと思う。
得意の箇条書きで戦前と戦後を直結した方が良かったのかも
こう言うのをやることが最初から予定されていたのなら、もっと丁寧に主人公の夢や内面を描いて、千代が(一応)道頓堀では売れている女優としてだけでなく、一人の女性、一人の人間として、視聴者が応援したくなる、共感してしまうように描けば良かっただけのこと。
しかし、本作は、主人公を「機転が利いて、身近なトラブルを解決しちゃうヒロイン」にしてしまった。
そのために、主人公の活躍の場面はあるが、描かれるのは騒動全体の方が多いから、「何事にも首を突っ込む」と言う印象が強まってしまった。その状態で、今回の一福への声掛けや、『人形の家』をやったところで、「千代は、一体なにをやってるの?」と言う印象しかない。
これ、『おちょやん』がお得意の箇条書きで、戦中を飛ばして、戦前と戦後を直結した方が良かったのでは? みんなが出征して行って泣いて、戦死して泣いて、戦後の復興に頑張ると、3行で書けてしまうのだから。
あとがき
戦時中を生きたのに、戦中を描かない朝ドラの方が、新鮮だったかも知れません。だって、千代自身に戦争の影が落ちて、苦悩したり死にたいような思いをしたわけでは無いですから。ただ、「いつも通りに、家庭劇がやれない」と言う不満だけですからね。まあ、やっと戦争が終わったので、次に進んで欲しい… それだけです。
そうそう、終盤で千代がみつえに言った「あんたに構てられへん」も、デリカシーの無い台詞に聞えてしまいましたね。好意的に解釈すれば、強く突き放すことで、みつえに奮起させると思えますが、何しろ今は「様子見モード」なので、益々千代へ共感出来なくなりました。せめて、応援したくなる千代にして欲しいです…
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悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(ま行)
舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
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六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
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