忍者ブログ
ページトップへ
Top*Admin

[10753]  [10752]  [10751]  [10750]  [10749]  [10748]  [10747]  [10746]  [10745]  [10744]  [10743
2017/11/29 09:17 記事更新
コウノドリ[2]

TBSテレビ系・金曜ドラマ『コウノドリ[2] 命についてのすべてのこと』公式
第7話『母になる人生、ならない人生』、ラテ欄『母になる人生 母にならない人生 何が違うの?』かなり濃厚な第2弾
なお、原作:鈴ノ木ユウ「コウノドリ」(漫画)は未読。


仕事中に突然、小松(吉田羊)が倒れた。検査の結果、子宮の病気がかなり進行していることが判明。サクラ(綾野剛)と四宮(星野源)は子宮の全摘出がベストだと判断するが、小松は迷う。一方、下屋(松岡茉優)は異動先の救命科で何もできない自分を痛感していた。産婦人科には下屋の代わりに、仕事と子育てを両立させるシングルマザー・倉崎(松本若菜)が。彼女は優秀だが周囲に頼ろうとせず、サクラたちを心配させる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


脚本:坪田文(過去作/コウノドリ 第7,8話) ※第1,3,6話
   矢島弘一(過去作/毒島ゆり子のせきらら日記) ※第2,4,7
   吉田康弘(過去作/プラージュ) ※第5話
演出:土井裕泰(過去作/コウノドリ、重版出来!、逃げ恥) ※第1,2,5話
   山本剛義(過去作/Nのために、夜行観覧車) ※第3,4,7
   加藤尚樹(過去作/コウノドリ、ホワイト・ラボ) ※第6話

まえがき

一部の読者の皆さん、たいへんお待たせしました。さて、先日の第7話もいつもの濃厚な感想を書けなかったので、書き足りないかった部分を全力でフォローする、今や恒例?となった濃厚な感想の第2弾です。早速書きます。
  ※放送終了後も読み直して楽しめるような仕様にしてみました。

女性には、多様な健康観やQOL(生活の質)の欲求がある

既に視聴済みの読者さんや話題になっており知っている読者さんもいると思うが、今回はこれまでの本作で描いて来た「妊娠」「出産」「育児」と言うカテゴリーとは違った、周産期医療の中で「新生児科」と「産科」と並んで重要な「婦人科」に大きく関わる問題を扱うストーリー展開になっていた。

更に言えば、周産期医療を考える上で最も大切な「母性」を主題にした “女性ならではの人間ドラマ” が、この第7話となる。そこで、ドラマに入る前に管理人なりの考えた方を書いてみる。皆さんは「ウーマンズヘルス」と言う言葉をご存知だろうか。

元東京女子医科大学 看護学部 学部長、現在いわき明星大学 看護学部 学部長で、日本ウーマンズヘルス学会 学会長(公式)で、私も公私ともに25年以上のお付き合いのある母性看護学が専門の久米美代子先生によれば…

「ウーマンズヘルス」とは、「産む女性、産まない女性、産めない女性、外国人女性等、文化や価値観の違う女性たちの多様な健康観、多様なQOL(quality of life = 生活の質)の欲求を実現する」と言う意味。

第7話は、正に助産師・小松 留美子の “産む女性、産まない女性、産めない女性” の「人生の選択」を賭けた、小松の健康観や小松のQOL(生活の質)の欲求を、サクラたち周囲の人間たちがどう満たし実現するのか? その過程を視聴者全員が見守りつつ考える1時間となっていた。

こんなことを頭の隅に置いて、続きの感想を読んで頂ければ嬉しい限りだ。

全ては、ここから始まった!

さて、予告編でもサブタイトルを見ても、今回が大変にシビアでシリアスな物語になるのは既に承諾済みだ。そこで私が最初に注目したのは、この厳粛で重大な物語をどう語り始めるのか?すると、どうだろう。なんと、サクラが小松をお姫様抱っこして、検査室に連れて行くではないか!

鴻鳥「行きますよー」
小松「ちょっと恥ずかしいから下して」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

まずサクラのカッコ良さを見せて、小松を丁寧に女性扱いしている紳士な部分も盛り込んだ、僅か5秒程度のコミカルな1カットを使って、視聴者の緊張感を一瞬だけ解(ほぐ)すなんて! 本作は、このような緩急の付け方が本当に上手い。冒頭の1分半で本作が優れたドラマであることが一目瞭然だ。

いつもはサクラの背後に笑顔で立っている小松が…

検査結果が出て、診察室でサクラが小松に診断を下すシーンは印象的だ。いつもはサクラの背後に笑顔で立っている小松が、サクラの診断を聞いている間はずっと下を向いたままだからだ。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そして、小松は天を仰ぐように上を見て、「どうしたらいいんだろ?」と呟く。きっと、こぼれ落ちそうな涙をサクラに見せたくないような…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

しかし、小松はすぐに目の前のサクラに顔を戻して、突然こんな↓ことを言い出す。

小松「でも あれか。私から子宮がなくなっても
   世界が平和なら それでいいか ハッハッハッ」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

と、空元気でその場を繕うが、小松の心の中は暴風雨が吹き荒れ凍えるような寒さだったに違いない。すぐに下を向き神妙な面持ちの小松を見ていられない…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

救命に異動した下屋が進み道は、まだまだ険しい

メインタイトル明けは、前回で救急救命センターに異動になった下屋のくだり。救急搬送の患者が送られてくるが、下屋は処置室で全く使い物にならない。むしろ、処置の足手まとい。そんな時、ベテラン救命医の加瀬が「ライン取れ」と指示を出す。しかし、産婦人科では難なくこなしていたライン取りが出来ない。慌てる下屋。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そんな使えない下屋に対して、救命科部長の仙道から救命救急センターの洗礼↓が浴びせられる。

仙道「どうせ 妊婦のラインしか取れないだろ」

時間経過と共に患者の容体は悪くなる。そんな中で今度は加瀬が「心マやれ」と指示を出す。しかし、「浅い もっと深くだ。もっと!」と指示をして、ありったけの力で心臓マッサージをする下屋。その甲斐あって患者の呼吸が戻る。「何かあったときに お母さんと赤ちゃん両方を救える産科医になりたい」にはまだまだ遠い…

どんよりした気持ちを "心のスイッチ" 1つで切り替える小松

院内の屋外休憩スペースだろうか。前回でサクラと下屋が会話したベンチのある場所。あの時と90度違うベンチに小松が一人座っている。そこに下屋が通り掛かり、小松を見つけて嬉しそうに駆け寄る。

小松は恐らく一人で悩んでいたのだろう。そんなどんよりした気持ちを “心のスイッチ” 1つで切り替える小松は、真の看護師、助産師だと思う。いつも小松は自分の言葉で自身の気持ちと同時にその場の雰囲気を一瞬で変えてしまう魔法を持っているから。この場面でもこんな↓台詞がそれに当たる。

小松「いやあ すっかり 外の空気も冬だね」
下屋「私の心も すっかり冬ですよ」

小松自身の話に方向が向かないように、敢えて季節の話を持ち出して、下屋自身がここにいることに言及しないようにしているのだろう。いや、もしかしたら、下屋に「私の心も すっかり冬ですよ」と言わせて、愚痴を聞いてあげようとしているとさえ思える。小松のキャラクターが明確だからこそ書ける台詞だ。

そして、下屋の愚痴と熱い志を改めて聞いて、こんなこと↓を言う小松で、小松の人生の選択が小松をもってしても簡単で無いことが表現される。吉田羊さんの笑顔とも苦しいとも言えない複雑な表情が、視聴者の緊張感を高める…

小松「決断か… 下屋は 前に進んでるなあ」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松、サクラ、四宮が「女心」で戯れるのも楽しい

場面は産婦人科の医局。「産む(んだ)女性」であり「母になる人生」を選択した産婦人科医の倉崎が一人空回りしていた。早く仕事に職場に馴染もうとしつつ特別扱いもイヤ、しかし子育てとの両立もあっての意地っ張りだ。正に、“後ろ髪を引かれる” 思いの倉崎の小さな後ろ姿が印象的なカットだ。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

このシーンの最初に小松がサクラと四宮を相手に、母親になる選択をした女性の気持ちを話す場面にもグッとくるし、そのあとに “女心” で男2人をギャフンと言わせて、言い返されるくだりも本当に本作らしくて面白い。

小松「女手一つで子供を育てるって
   相当な覚悟がないと できないもん。
   ましてや 自分で それを決めたんだから」
鴻鳥「空回りしなきゃいいけど」
四宮「そうだな」
鴻鳥「うん」
小松「まったく… 分かってないなあ」
鴻鳥「うん?」
小松「そうは言っても 甘えたくても素直になれないのが
   女心ってもんなの そういうの分かんないから
   あんた達 いつまでたっても 彼女ができないんだよ」
鴻鳥・四宮「俺達の何を知ってるんですか?
小松「えっ!? まさか…」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

ソファーへ座る位置で、小松の心境が分かる演出

小松の自宅。ペットの金魚「宮本君」に餌を上げて、ソファーに座る小松。このカットの演出が面白いので管理人なりに解説しよう。

私が以前書いた『[演出プチ講座] 映像の掟~画面内の人物の位置や視線(目線)の向きには意味がある~』によれば、下手(画面左)向きの小松は「絶望や敗北感」を表していると読めるのはその通り。しかし今回の小松は画面のほぼ中央にいる。しかし、演出的には下手(画面左)の位置の小松で「不安や苦しさ」を表現したい。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そこで、上手(画面右)の半分に金魚鉢を大きく入れ込んだ。この部屋も小松の衣裳もほぼ白一色だし、小松が左隅に座るのは不自然。そこで、ソファーの下手側に色のアクセントに赤いクッションを置いて、上手のオレンジ色の金魚と対比させ、小松をギュッと閉じ込めた空間に押し込めて「不安や苦しさ」を表現したと考える。どうだろうか?

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そして、「頓服薬」を飲んで言う、この小松の一言が何とも寂しい…

小松「私の餌は これか」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

同期会で "いつもの小松" を演じる小松に泣けて来る…

小松の入職20周年の同期会。全員が助産師だ。そして、小松以外は結婚し子育て中のようだ。そして、幹事で小松の仲良しの武田 京子が妊娠を報告。この時点で小松が決断をしていたかどうかは不明だが、結末を知ってこの場面の小松を見ると、表面的に “いつもの小松” を演じる小松に泣けて来る…

小松「よしっ 武田のおなかの子は 私が取り上げたる!」
武田「頼んだ!」
友人「こりゃ 小松も負けてらんないね」
小松「いいのよ 私は 自分の子じゃなくてもさ
   新しい命の誕生を手助けする毎日に
   幸せを感じてんだから」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

それにしても、武田役の須藤理沙さんは『救命病棟24時シリーズ』でずっと看護師・桜井ゆき 役を演じていたから、助産師役も自然に受け入れられた。役のイメージって強いのだなあ…

同窓会の帰路で1人歩く小松のカットも良く出来ていた

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

同期会の劇伴を引き摺ったまま、小松がとぼとぼと買い物をして歩く姿を足元からパンアップ。この足元、歩幅は広く力強いが、カメラが表情を映すと最初に下を見てから上を、そして前を見る。まだ心の中には迷いがあるが、前述の「下屋は 前に進んでるなあ」と重なって、小松も前には進んでいると言う意味だろう。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そして、偶然にメディカルソーシャルワーカーの向井とその子供たちと交差点で出会う。妊婦や母親を支えるこの2人の会話は、いつも現実味があっていい。そして、向井は常に仕事柄、リアルな物言いをするが、この時の向井は小松のこの質問↓に即答できない。

小松「お母さんになる人生と お母さんにならない人生
   何が違うのかな?」
向井「ああ… えっと… えっ…」
小松「フフッ… ごめん いいや」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

答えに困るのも、「産む(んだ)女性」であり「母になる人生」を選択した向井なら当然かも知れない。しかし、そんな質問をする小松を不思議に思う向井の表情もなぜか心に残る…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

倉崎で描く、シングルマザーが働く歯がゆさ

場面変わって、産婦人科医局の問題児?倉崎の乱。自己中心的な考え方で、チームワークを乱す倉崎。女心の分かっていないサクラと四宮が手を焼くと言う訳だ。このシーンの冒頭から、ずっと倉崎の乱を静かに傍観している小松。いや、倉崎を見守っていると言うのが正解だ。その答えが次のシーンにある。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松が、倉崎に "心のマッサージ" をする…

病院の食堂。どうしても感情的になってしまう我が身に自己嫌悪なのか、正しいことは分かっているのに認めたくない自分に悩むのか、倉橋がため息をつきながら椅子に腰を下ろす。倉橋のあとを追って来た小松が、突然に倉橋の肩を揉んで、心のマッサージをするシーン。今回の中でも好きなシーンの1つだ。

小松「お客さん 肩凝ってますね。
   もうちょっと力を抜いて仕事しましょうか」
倉橋「心がけてはいます。でも… なかなか うまくいきません」
小松「なら… 職場の仲間に もう少しだけ頼ってみましょうか。
   そうすれば大丈夫です」
倉橋「それができれば 苦労しないですけど」
小松「まっ ゆっくりやっていきましょう」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

非現実こそが、劇中の "チーム医療" を現実に見せる

続いて、食堂に下屋もやって来る。下屋や積極的に肩もみをするように小松にアピール。「仕方ないなあ」と心のマッサージを受ける。前半は、下屋の背中をさすって彼氏がいないことをピタリと当てて、しかめっ面ばかりの倉崎に笑顔が戻るくだり。こう言うの、いいよね。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そして、後半も倉崎の時と同様に「肩の力 抜いて 仕事してみたら どうですか?」と下屋にアドバイスをするが、下屋は倉崎のように小松の言葉を素直に受け取らない。いや、この↓台詞を聞けば、受け取る訳にはいかないと言うのが正解だろう。

下屋「ウフフ… 私には 肩の力を抜いている時間がありません。
   学ばなきゃいけないことが 多すぎます」
小松「そうしたら もう少し自分を認めてあげましょうか」
下屋「うん?」
小松「一日の終わりに 「よく頑張りました」って
   自分に声をかけてあげてください」
下屋「はい」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そして、我が家の周産期医療従事者が見ていて「スゴイ!」と言ったのが下屋が肩を、倉崎が小松の腕をマッサージする場面。「ドクターが助産師にこんなことをするなんてあり得ない」と。でも、この非現実こそが、劇中の “チーム医療” を現実に見せる。現実にないことが起こるのがドラマだから…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松が初めて患者として仕事を振り返る素晴らしい台詞

場面はペルソナ総合病院のエントランスホール。退院する家族を元気に見送る小松が、その勢いで四宮を「シノリン」と呼んでしまう微笑ましいシーン。しかし、その直後の四宮と小松の会話が興味深い。「産婦人科医と助産師」の関係から「産婦人科医と1人の患者」に変化するくだりだ。

小松「みんな不安なんだよね。
   産科に入院してくるお母さんも退院したお母さんも
   私さ 自分がこういう立場になって改めて思ったんだ。
   ちゃんと お母さん達に寄り添えてたのかなあって」

助産師歴20年、とり上げた赤ちゃん4,000人の小松が、子宮腺筋症と卵巣チョコレート嚢胞を患って、初めて患者の立場になって自分の仕事を振り返る素晴らしい台詞だ。しかし、4,000人とは凄い数字だよね。私が演出した結婚披露宴が通算約22年で2,000組、でも我が家の周産期医療従事者は約30年で5,000人以上らしい(驚)

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

おっと、話が逸れたので本作に戻そう。助産師として益々やる気を見せる小松に、産婦人科医として四宮が言う台詞が、さり気なく優しくて好きだ。

四宮「小松さん それよりも まず
   自分のことを 考えてあげてください」
小松「えっ?」
四宮「助産師としてじゃなくて」
小松「ああ… うん うん」

実は、私は「○○してあげる」と言う言い回しに、とても違和感を覚える。いるでしょ?料理番組で「肉を良く揉んであげましょう」とか。ここでも四宮が「考えてあげてください」と言う。でも、ここの用法は年下の医師が年上の助産師に言い難いことを言わなくてはいけないと言う事情が良く表されている台詞になっている。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そして、そう言われた小松の少し小さく感じた背中が痛々しいし、悲しそうだったのも印象的だ。

左右から壁が、サクラと四宮を押しつぶすようなカット

場面は病院の屋上で、日の当たらない左右から壁が、サクラと四宮を押しつぶすような画角のカット。上手の壁が無ければ2人の気持ちが前向きに見えるが、そこを壁が塞いでいることと、奥の空の曇天が2人の重苦しさを上手に表現している。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

束の間の "母親気分" を味わう小松

場面は産婦人科の医局。倉崎が子供を迎えに定時で帰ろうとすると担当の患者が急変し、今日こそは帰らないと言う。サクラと四宮でフォローするから帰るように促すが、倉崎の気持ちはモヤモヤしたまま。そこへ小松がチームの一員として助け船を出す。

小松「もし よければ… 私がユリカちゃんのお迎え行こうか?」
倉崎「えっ?」
小松「鴻鳥先生 ここがチームなら
   こんな協力の仕方も ありだよね?」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

ナース服にダウンジャケットを羽織って、ユリカを迎えに来た小松。そのお蔭で、倉崎は主治医として患者と向き合える。そんな倉崎のオペを前立ちで支援する四宮。束の間の “母親気分” を味わう小松が病院に戻り、コットに入るユリカをあやす姿を見る寂し気なサクラの表情が心に刻まれる…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松が、BABYの演奏で決心をする "大人のファンタジー"

次のシーンはまるで “大人のファンタジー” であると同時に “大人のリアルな現実” と言う相反する状況が幻想的に描かれており、第7話のシーンの中でもとても好きな場面。サクラが小松に何かしてあげられることはないかと、屋上にアップライトピアノがあるレストランへ小松を誘い、BABYがピアノを弾くシーンだ。

鴻鳥「今日は 小松さんのためだけに弾きますよ」
小松「え~っ!?」
鴻鳥「何かリクエストありますか?」

小松はある曲のイントロを単音で弾くのを聞きながら…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松「私 BABYの曲で これが一番好きなんだよね」

そして、BABYが弾くのが『candle』と言う曲。因みにこの曲は『TBS系 金曜ドラマ「コウノドリ」オリジナル・サウンドトラック』には収録されておらず、本作のピアノテーマ・監修・音楽を担当をしている清塚信也氏のアルバム『For Tomorrow』の2曲目に収録されている。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

まるで夢見心地の中でBABYの『candle』を聴く小松。そんな小松をサクラが励ます。

鴻鳥「小松さんがピンチのときは いつでも弾きますよ」
小松「言ったな」
鴻鳥「僕は ずっと小松さんに助けられてきましたから。
   その恩は 忘れません」

そして、曲が終わると同時に、小松の目に涙が溢れている。そして、小松が背中越しにサクラにこう言う…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松「鴻鳥先生 私 決めたよ。悔しいけど 仕方ない。
   これが私の人生だ うん」
ついに、小松は「子宮全摘出」を決意する。そんな小松に今度はサクラがピアノでなく、言葉で応援歌を語り出す…
鴻鳥「あまり頑張りすぎないでください。
   頑張ってる小松さんも好きだけど
   頑張ってない小松さんも大好きです」
小松「ヒヒッ…」
鴻鳥「だから 一人で全部抱え込まないで
   みんな…小松さんの味方ですから」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松「私は恵まれてるね。
   苦しいとき 手を差し伸べてくれる人が
   こんなに近くにいるんだから。
   数日間 お休みするけどさ よろしくね。
   パッと取って パッと帰ってくるから」

この直後、重い雰囲気をパッと晴らすように、小松がサクラに「結婚しちゃおうか」と言うくだりも、こんな時までその場の空気を読んで気を遣う小松の神経の細かさが丁寧に描かれる。本当に良く出来たシーンだ。だって、サクラがBABYでなければ、成立しない場面だから。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

麻酔のタイミングを自分で決める小松に感動した

我が家の周産期医療従事者が、第7話で好きだと言っていたのが、小松の「子宮全摘出」のオペが始まってから術後の病室のシーンの一連のくだり。まず、オペの始まる前に麻酔薬を入れる場面で、麻酔科医の手を掴んで “今の自分” と向き合って “今の自分” を心に刻み込んで、“次の自分” になる決意をする場面だ。

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松「ちょっと待って フーッ… ちょっと待って…」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松「よし 大丈夫 お願いします」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そして、居ても立っても居られないサクラと四宮が、お互いのカップ焼きそばとジャムパンを顔を見合わせただけで、無言で交換するシーン。2人は背後から逆光で映るのが心に沁みる…

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

カップ焼きそばとジャムクリームパンの存在に涙…

そして術後の小松の病室。麻酔から覚めると傍らにあるサイドテーブルの上に、カップ焼きそばと「プレミアム ホイップクリーム入り ジャムパン」が置いてあるのを、小松が見つける。

小松「食えるわけねーだろ」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

途中に心配する向井のカットも入ったりして、チームがきちんと描かれた上に、みんなに愛されている小松も丁寧に描きつつ、ちゃーんとコミカルなオチも用意してある。お見事!と言うしかない。

子どものいない家庭や一人暮らしの日本での生き難さ

カップ焼きそばと「プレミアム ホイップクリーム入り ジャムパン」のカットから、金魚の宮本君のアップに切り替わると退院した小松の部屋と分かる仕掛けもニクイ。退院お見舞いに向井がやって来たのだ。このシーンでは、子どものいない家庭や一人暮らしの日本での生き難さも語られる。

小松「身寄りがない人って 生命保険入るにも苦労するんだよ。
   自分の保険さえ 簡単に かけられない」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松「だから 親も兄弟も夫も子供もいない私にとって
   子宮は 最後の頼りだったんだ」

この↑小松の台詞を聞いて、今世間を騒がせている「年収800万円超・子供なし世帯への増税案」の検討や、自民党の山東昭子・元参院副議長の「子供を4人以上産んだ女性を厚生労働省で表彰」の発言などが気になってしまった。

確かに日本の少子化は深刻化し歯止めをかけなくてはいけない。しかし、どんなに願っても「子供を産めない」女性も存在する訳で、やはり配慮に欠いていると言わざるを得ない。そして、小松が、支えてくれる仲間がいることは「すげえ心強いんだよ」と心痛な思いから奮い立とうとするのを察した向井が、小松を励ます。それもちょっぴりユーモアを添えて…

向井「だって… 私 ずっと 小松さんの友達だから」
小松「うん」
向井「おばあちゃんになっても 一緒に温泉 行きたいから。
   生命保険の受取人も 私でいいから」
小松「それは嫌だよ。何でだよ?おかしいだろ」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

小松の職場復帰の場面は、徹底的に明るく前向きに

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

場面は、無事に職場復帰した小松。元気に挨拶をするが、仲間たちは敢えて小松を無視して働く素振りをするのが楽しい。そんな仲間の中から最初に声をかけるのがサクラ。

鴻鳥「小松さん お帰りなさい」
小松「ただいま」
四宮「もっとゆっくりしててくださいよ。
   せっかく静かだったのに」
小松「もうっ 四宮先生 いじわる言って。
   鴻鳥先生は 寂しかったよね?」
鴻鳥「いや 僕も仕事はかどりましたよ」
小松「鴻鳥先生まで そんなこと言って
   頭 焼きそばにしてやる」
鴻鳥「小松さん これ以上 天パがひどくなったら
   どうするんですか」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

そこへ、下屋が走ってやって来る。こうして、きちんと下屋が来るのが良いね。そして、あれこれ語らせず、泣き顔を抱擁で全てを表現しちゃうのも。

小松「もう そんな顔しないの はい スマイル! スマイル!」
下屋「お帰りなさい」
小松「ありがと」

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

これで終わるかと思いきや、まだまだ終わらない小松の復帰劇。今度は病室に置いてあったカップ焼きそばと「プレミアム ホイップクリーム入り ジャムパン」のお礼と洗礼の笑えるくだりもお見事だ。

鴻鳥「おいしかったですか?」
小松「うん 二人の優しさを感じながら
   おいしくいただきました」
四宮「なら よかった。
   あれ 賞味期限 切れてたんですよ」
小松「ペッ! ペッペッ!」
鴻鳥「僕のも ギリギリだったんで」
小松「クッソ… でもね 今の小松留美子は
   何を言われても へっちゃらだよ。
   目指すは日本一 いや 世界一の助産師だい!

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

コウノドリ[2] 「第7話」の感想 ~かなり濃厚な第2弾~
©TBS

最後は、無事に現場復帰した明るい小松が描かれて良かった。そして、第7話の小松を通して、子宮筋腫の定期検査や早期治療の重要性や、独身の女性が子宮を全摘することがどう言う意味を持つのか、そして多種多様な女性の生き方を、女性だけでなく男性も考えさせられる感動のストーリーに仕上がっていた。

あとがき

次回は、自意識過剰で自信家の「白川の乱」が描かれるようですが、この投稿ではこれ以上は触れるのをやめておきます。さて、前回の第6話では下屋の産婦人科医としての人生の選択が描かれ、今回の第7話は小松の身寄りのない独身女性の人生の選択が描かれました。

何れも未だ男性社会に於ける女性たちの多様な健康観、多様なQOL(生活の質)の欲求を実現するお話でもありました。こう言うテーマを本作が真面目に真正面から扱うのは素晴らしいです。一人でもたくさんの人に考えて欲しいことですから。

最後に。第6話(濃厚版)に 145回、第7話(通常版)に 120回ものWeb拍手やたくさんの応援コメントを頂戴し、ありがとうございました。今回は演出面や「ウーマンズヘルス」など説明が多かったかも知れませんが、やはり小松を通して描かれた「女性のQOL(生活の質)、また倉崎を通して描かれた「働く女性のもどかしさ」は、みんなで考えていきたいです。
引き続き当blogは、『コウノドリ』を全力で応援します。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ blogram投票ボタン くる天-人気ブログランキング あとで読む


             

★ケータイの方は下記リンクからご購入できます。
TBS系金曜ドラマ『コウノドリ』公式ガイドブック (ヤマハムックシリーズ185)
コウノドリ 命がうまれる現場から
妊娠出産ホンマの話 嫁ハンの体とダンナの心得 (講談社+α文庫)
B077GYMKJ4 TBS系 金曜ドラマ「コウノドリ」The Best Tracks オリジナル・サウンドトラック
For Tomorrow 清塚信也
TBS系 金曜ドラマ「コウノドリ」オリジナル・サウンドトラック
ピアノ・ソロ コウノドリ/オリジナル・サウンドトラック (オフィシャル・スコア) 清塚信也
たまごクラブ 2017年12月号 [雑誌]

トラックバックは、下記の「ミラー & TB用ブログ」へお願いします。
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-8848.html


【シーズン1の感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 最終回


【第2シーズンのこれまでの感想】
第1話 第1話(濃厚版) 第2話 第3話 第3話(濃厚版) 第4話 第4話(濃厚版) 第5話 第5話(濃厚版) 第6話 第6話(濃厚版) 第7話


感想の趣旨について
当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃目的ではない ことをご理解ください。

【すべてのコメントの「投稿時の文字数」について】
投稿の際は、できれば文字数200以内のご協力をお願いいたします。

【すべてのコメントの「非公開希望」について】
表題か本文中に「非公開希望」と書いてくださると助かります。

【すべての投稿されたコメントについて】
当blogの『無断転載禁止&まとめサイトへの引用禁止、コメント,トラックバック&リンク・ポリシー』に基づき、不適切な書き込み(読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃)は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させていただく場合もございます。何卒ご理解・ご協力くださいませ。

【Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイト、忍者AdMaxについて】
商品リンクや広告は「成果報酬型広告」です。
私に少しポイントが入りますが、商品の値段は変わりません(謝)

PVアクセスランキング にほんブログ村

「共感!」「納得!!」なら"Web拍手"と一緒にポチッと…
「違うでしょ?」「怒!!」でも意思表示でポチッと…
押していただけると、うれしいです♪
にほんブログ村 テレビブログへ

◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます(感謝)

拍手[183回]

この記事にコメントする

コメント非公開希望の方は、お手数ですが「非公開希望」と書いて下さると助かります。

※当blogの「コメント,トラックバック&リンク・ポリシー」に基づき、不適切な書き込み(読む人を不快にさせる内容、誹謗中傷、特定の個人への攻撃)は、恐れ入りますが管理人の判断で、非公開、または削除させて頂く場合もございます。何卒ご理解・ご協力下さいませ。

お名前
タイトル
メール
URL
コメント
文字色
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
※なお、送られたコメントはブログ管理人が承認するまで公開されません。
新しい記事へ  Newer |  * HOME *  | Older  古い記事へ
  • 楽天市場広告
  • アーカイブ・ブログ内検索



  • おすすめ本(感想の記事有り)※随時更新中
●映像関連
おすすめ本 映画原作派のためのアダプテーション入門
おすすめ本 人を惹きつける技術 -カリスマ劇画原作者が指南する売れる「キャラ」の創り方-
おすすめ本 映画術 その演出はなぜ心をつかむのか
おすすめ本 物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術
●写真,アート関連
おすすめ本 日本の色 売れる色には法則があった!
おすすめ本 もっとおいしく撮れる! お料理写真10のコツ
おすすめ本 写真図解でわかりやすい マンネリを打破する 写真上達の教室
おすすめ本 アート鑑賞、超入門! 7つの視点
●自己啓発,マナー関連
おすすめ本 自分の幸せについて向き合う機会を与えてくれる本〔超定番から絶版まで全5選〕
おすすめ本 10秒でズバッと伝わる話し方
おすすめ本 男女脳戦略。男にはデータを、女にはイメージを売れ
おすすめ本 察しない男 説明しない女 男に通じる話し方 女に伝わる話し方
●QOL(人生の質),LGBT関連
おすすめ本 新版 大人の発達障害に気づいて・向き合う完全ガイド
おすすめ本 LGBTの子どもに寄り添うための本: カミングアウトから始まる日常に向き合うQ&A
おすすめ本 LGBTってなんだろう? -からだの性・こころの性・好きになる性-
おすすめ本 わたしは13歳、学校に行けずに花嫁になる。: 未来をうばわれる2億人の女の子たち
●企画書,文章関連
おすすめ本 形容詞を使わない 大人の文章表現力
おすすめ本 社外プレゼンの資料作成術
おすすめ本 伝え方が9割 2
おすすめ本 「そのひと言」の見つけ方 -言葉を磨く50のコツ-
●心理学,犯罪関連
おすすめ本 心理学でわかる ひとの性格・感情辞典
おすすめ本 見てすぐわかる犯罪地図 なぜ「あの場所」は犯罪を引き寄せるのか
おすすめ本 怒らないクスリ: 専門医が語る、心が楽になる処方せん
●寺院,神社,仏教関連
おすすめ本 おじさん仏教
おすすめ本 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
おすすめ本 刺さる言葉 「恐山あれこれ日記」抄
●中世ヨーロッパ関連
おすすめ本 西洋絵画の鑑賞事典-名画のすごさが見える
おすすめ本 知識ゼロからの名画入門
おすすめ本 図説 中世ヨーロッパの暮らし
●その他
おすすめ本 ゼロから分かる! 図解落語入門
おすすめ本 産声のない天使たち
おすすめ本 精神科、気軽に通って早めに治そう
おすすめ本 超辛口先生の赤ペン俳句教室
その他のおすすめ本の記事は、“こちら” から…
  • 当ブログについて
フリーランスのホテル宴会(婚礼含む)&映像ディレクター"みっきー"が、テレビ、映画、CM、ディズニー、音楽などエンターテインメント全般の感想を綴ります。愛するが故に、記事により毒を吐きますがご勘弁を。


  • 管理人 自己紹介
【ハンドルネーム】
みっきー
【性別】
男性
【職業】
宴会/映像ディレクター(フリーランス)
【自己紹介】
東京下町生まれ千葉県在住。
ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
ホテルでイベント、パーティー、
映像コンテンツ等の演出を手掛ける。
活動拠点は東京と千葉の有名ホテル等。
  • コメントありがとうございます
[11/21 かえちゃん]
[11/20 なんなん]
[11/20 ぴのこ*]
[11/20 南高卒]
[11/20 おにぎり]
[11/18 めぐみ]
[11/16 だいさっく]
[11/16 パインル]
[11/16 みさたま]
[11/15 パインル]
[11/15 パインル]
[11/15 セニャ]
[11/14 世界の村上]
[11/13 ゆう]
[11/13 世界の村上]
  • 現在、感想執筆中の連ドラ一覧
【感想執筆中】(最新の感想リンク)
〔月曜日〕
●フジ 21:00 嘘解きレトリック(第7話)

〔火曜日〕
●NHK 22:00 宙(そら)わたる教室(第7話)

〔水曜日〕
●テレ朝 21:00 相棒season23(第5話)
●フジ 22:00 全領域異常解決室(第7話)

〔木曜日〕
●テレ朝 21:00 トラベルナース[2](第5話)

〔金曜日〕
●TBS 22:00 ライオンの隠れ家(第6話)

〔土曜日〕
感想なし

〔日曜日〕
●TBS 21:00 海に眠るダイヤモンド(第4話)

〔月~木 (夜ドラ)〕
感想なし

〔月~土 (連続テレビ小説)〕
●NHK 08:00 おむすび(第39回)

  • 忍者ブログ広告
PR
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(あ,い)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
[あ]
Iターン
愛してたって、秘密はある。
相棒 season13
相棒 season14
相棒 season15
相棒 season16
相棒 season17
相棒 season18
相棒 season19
相棒 season20
相棒 season21
アイムホーム
IQ246~華麗なる事件簿~
アオイホノオ
仰げば尊し
青のSP-学校内警察・嶋田隆平-
悪党たちは千里を走る
あさが来た
阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし
アシガール[再](2020)
明日の君がもっと好き
明日の約束
明日、私は誰かのカノジョ
アトムの童
あなたには帰る家がある
あなたのことはそれほど
あなたの番です
あなたのブツが、ここに
あのコの夢を見たんです。
アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~
anone
アバランチ
A LIFE~愛しき人~
アライブ がん専門医のカルテ
アルジャーノンに花束を
OUR HOUSE
アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋
アンチヒーロー
アンナチュラル
アンメット ある脳外科医の日記
家売るオンナ
家売るオンナの逆襲
生きるとか死ぬとか父親とか
生田家の朝
居酒屋ふじ
遺産争族
遺産相続弁護士 柿崎真一
石子と羽男-そんなコトで訴えます?-
医師たちの恋愛事情
イチケイのカラス[
いつかこの雨がやむ日まで
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
五つ星ツーリスト~最高の旅、ご案内します!!
いつまでも白い羽根
一橋桐子の犯罪日記
イノセンス~冤罪弁護士~
今からあなたを脅迫…
遺留捜査[4]
院内警察
インビジブル
インハンド
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(う~お)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(か~く)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
[か]
カーネーション
怪奇恋愛作戦
怪盗 山猫
カインとアベル
帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし
架空OL日記
顔だけ先生
家政夫のミタゾノ
家政夫のミタゾノ[2]
家政夫のミタゾノ[3]
家政夫のミタゾノ[4]
家族ノカタチ
家族の旅路 家族を殺された男と殺した男
学校のカイダン
家庭教師のトラコ
彼女はキレイだった
神の舌を持つ男
カムカムエヴリバディ
からかい上手の高木さん
カルテット
監獄学園
監獄のお姫さま
監察医 朝顔
監察医 朝顔[2]
カンナさーん!
危険なビーナス
岸辺露伴は動かない
季節のない街
偽装の夫婦
偽装不倫
貴族探偵
きのう何食べた?
きのう何食べた? season2
義母と娘のブルース
きみが心に棲みついた
君と世界が終わる日に
キャリア~掟破りの警察署長~
99.9‐刑事専門弁護士‐
99.9-刑事専門弁護士-[2]
共演NG
今日から俺は!!
風間公親-教場0-
競争の番人
京都人情捜査ファイル
きょうの猫村さん
きょうは会社休みます。
行列の女神~らーめん才遊記~
嫌われる勇気
キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木
緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
緊急取調室[4]
金田一少年の事件簿N(neo)
銀と金
グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(け、こ)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
刑事7人
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(さ)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
[さ]
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(た~な)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
[た]
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(は)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
[は]
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
2014年以前の連ドラの記事は、検索窓で探して下さい。
[や]
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか

※ 読者の皆様へ。ご利用の前に 「無断転載禁止&まとめサイトへの引用禁止、コメント,トラックバック&リンク・ポリシー」 をご一読くださいませ。
Copyright © ディレクターの目線blog All Rights Reserved.  (since 2007/09/30)
Produced By エム・ティー・ファクトリー  *Powered by 忍者ブログ
忍者ブログ [PR]

皆様のおかげで、2024年9月9日に3,600万アクセス達成をいたしました。(御礼の記事