連続テレビ小説「ブギウギ」 （第119回・2024/3/20） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube

第119回／第25週『ズキズキするわ』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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水城アユミ（吉柳咲良）に「ラッパと娘」を歌わせてほしいと頼まれたスズ子（趣里）は、困ってしまい結論を出せずにいた。記事にまでなってしまったため、スズ子は、羽鳥善一（草彅剛）に相談に行く。しかし、羽鳥は、そんな大事なことを軽く言わないでほしいと、厳しい言葉を投げかける…。一方、愛子（このか）は、体育の時間のかけっこが楽しみで学校に行っていたが、ある日、落ち込んで帰ってくる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

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原作：なし
脚本：足立紳（過去作/六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,拾われた男 Lost Man Found） 第1～8,11,12,17～19,22～25週
　　　櫻井剛（過去作/表参道高校合唱部!,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第9,10,13～16,20～22週
演出：福井充広（過去作/てるてる,家族純情きらり,ﾐｽ･ｼﾞｺﾁｮｰ） 第1,3,8,13,14,19,20,25週
　　　二見大輔（過去作/半分､青い｡,なつぞら,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第11,12,18,22～24週
　　　泉並敬眞（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,7,9,17週
　　　鈴木航（過去作/あさが来た,べっぴんさん,ｽｶｰﾚｯﾄ） 第4,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10,15,16,21週
　　　小島東洋（過去作/鹿児島発地域ﾄﾞﾗﾏ｢この花咲くや｣のみ） 第22週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

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予想どおりというか、予想以上というか…

私のブログに来てくれて、ありがとうございます。
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！

予想どおりというか、予想以上というか。

想像以上に、スタッフは今日が祝日であること、次回と合わせて１回分なことを、意識しているようだ。

それは、今回がメインタイトル映像から始まったことからの推理だ。

まあ、アバンで話の腰を折られるより、ずっと良いとは思うが。

それに、前回の感想で先読み推察したとおり、母と娘を “かけっこ” に見立てて重ねるのも、ほぼ間違いなさそうだ（笑）

"ドラマ" として、ここ数週間の中で相当丁寧に描いている

いろんな点において、好みはあると思うし。

かなり強引な展開に困惑する人もいると思うし。

史実を知っていれば、モヤモヤする人がいるのも理解はできる。

ただ、冷静に見れば「スズ子の物語」、「右肩下がりを迎えたスズ子の紆余曲折秘話」の “ドラマ” としては、ここ数週間の中では、相当丁寧に描いていると思う。

前述した、スズ子（趣里）と愛子（このか）を “かけっこ” に見立てて重ねるのも、如何にも “ドラマ” ではあるが。

そもそも “ドラマ” なのだから、重ねられるならキチンと重ねるべきだから悪くない。

スズ子を歌以外の騒動で利用しまくるなら…

「歌うことで元気になる人たちのドラマ」「歌を聴くことで元気になれる朝ドラ」であることが弱まっているのは気になるが。

逆に、「歌を作る人たちのドラマ」「歌を唄う人たちのドラマ」「歌にかかわる人たちのドラマ」は強まっている。

作曲家の羽鳥善一（草彅剛）と妻・麻里（市川実和子） のスズ子を思うやり取りなんて、いい感じだ。

羽鳥「『ラッパと娘』は 君と僕の歌なんだよ。
　あの歌は 君が歌ってこそ完成してるんだ。
　もっと 大切にしてほしいね」

やや、唐突感はあるが。

それでも、今回の羽鳥夫妻のやり取りを通して、作曲家・羽鳥善一を‘ブギの女王’福来スズ子が落ち目になっていることを自覚し、苦悩していることが伝わった。

特に良かったのは、スズ子の才能に最初に惚れ込んだ作曲家としての羽鳥のスズ子への強い信頼感や期待感が見えたこと。

こういう言い方はしたくないが。

スズ子を歌以外の騒動で利用しまくるなら、羽鳥で “歌” や “ワクワク” を描くしかないのだ。

今回は、"フィナーレ" に向かう "ワクワク" を創出

スズ子以外で “歌” や “ワクワク” を描くという意味で、茨田りつ子（菊地凛子）を活用したのも、いいアイデアだ。

やはり、今作でスズ子に上から目線での物言いで奮い立たせることができるのは、限られている。

だが、大和礼子（蒼井優）と橘アオイ（翼和希）は過去の人だ。

となると、現状で茨田りつ子くらいしかいないのだ。

そんな りつ子らしい、尻を叩く、げきを飛ばす、ハッパをかける、気合を入れるセリフがこれだ。

茨田「この仕事 ワクワクした気持ちが
　なくなったら おしまいよ」

スズ子を奮起させるだけでなく。

“ドラマ” の進むべき方向性を視聴者に提示したセリフでもある。

このまま、ヒロインのスズ子が終わらない。。。と。

残り１週半となった “フィナーレ” に向かう “ワクワク” を創出したと思う。

食事シーンに、タケシと小田島親子は不要だった

褒めてばかりだと気持ちが悪いから、気になった点も書いておくと。

後半の食事シーンにほかならない。

家政婦の大野晶子（木野花）が一つの食卓を囲むのも、「家政婦なのに？」なのに。

その上で、通いの柴本タケシ（三浦りょう太）まで食卓を囲んでいるのも「通いなのに？」なのに。

小田島親子が普通に食べてる！！！

いや、細かいことは言いたくない。

ましてや、今作は「この世はな 義理と人情で出来てんねん」なのだから、みんなで夕食は悪くはないとは思うが。

でも、下記の、スズ子と愛子、タケシと小田島（水澤紳吾）のやり取りは納得しがたい。

タケシと小田島が、"一生懸命は無駄"的な発言をする？？？

スズ子「負けたって ええやんか。
　一生懸命走れば ええだけや」
愛子「一生懸命やったら 余計に負けとうないわ」
タケシ「だよなあ。一生懸命やって負けたら ２倍 傷つくぞ」
大野「余計なごど言うんでねえ！」
小田島「まあ でも 本当のことですからねえ」

そもそも、タケシは生まれつき集中力不足で、スズ子の稽古中も居眠りや放心状態であるなど “一生懸命” とは真逆のキャラクターだ。

そして、小田島なんて、息子がいるのに欲望を抑えきれずに、未遂とはいえ元犯罪者なのだ。

確かに、某ドラマのサブタイトル『1回しくじったらダメですか?』ではないが（笑）

タケシと小田島が、愛子や息子の前で “一生懸命は無駄” 的な発言をする展開は納得しにくい（怒）

むしろここは、常連さんの読者様の大好物「こうしたら良かったのにコーナー」を開催するなら。

スズ子の「一生懸命走れば ええだけや」、愛子の「一生懸命やったら 余計に負けとうないわ」が、タケシと小田島にチクりと刺さり、ばつが悪い… という表現にするべきだったと思うが。

もちろん、「食事シーンにタケシと小田島親子を加えない」が最良、最善策なのは言うまでもない。

いや、もっと “自然な展開” は、愛子が帰宅したときにスズ子が諭し、逆に愛子にスズ子が諭される展開だが。

まあ、大勢で食事をすることが “義理と人情” の最善の表現だと思い込んでいるならしょうがないが（失笑）

あとがき

ちゃんと、タケシと小田島の “キャラ設定” を鑑みて書いてるんですよね、ふ～～っ

でも、サブキャラだから、もうどうでもいいです。

とにかく、“スズ子と歌” をしっかり描いてくれれば…

その意味では、台頭してきた新人歌手・水城アユミ（吉柳咲良）との直接対決に挑むベテラン歌手・スズ子を描くなら…
「東京ブギウギの大ヒット」や「羽鳥善一二千曲パーティー」で終わらせなかった意味も価値もあると思います。

みっきーの植物図鑑（第206回）

「菜花」というと、普通は「菜の花」を思い浮かべますよね。

でも、きのう農協直販所に行ったら「小松菜の菜花」を見かけました。

今の時期、小松菜がとてもおいしいですよね。

一般的に葉っぱを食べる小松菜ですが、花を食べる目的で栽培したそうです。

いわゆる「菜の花の菜花」より収穫も少なく、次期も短いようですね。

早速、お浸しにして食べてみました。

菜の花よりも、ちょっぴりほろ苦さが強くて、そこがまた “春の旬” って感じ。

菜の花よりも、葉がとても柔らかく、筋っぽくないのも特徴です。

マヨネーズで和えると、苦みが和らいで違った味わいがあります。

お近くのお店で見つけてみてはいかがですか？

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで！』
1 2 3 4 5 土
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
第3週『桃色争議や！』
11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
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31 32 33 34 35 土
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36 37 38 39 40 土

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連続テレビ小説「ブギウギ」 （総集編 前編・2023/12/29） 感想 ※六郎にちなんで亀のお話も… 

第14週『戦争とうた』
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第15週『ワテらはもう自由や』
67 68 69 70 71 土
第16週『ワテはワテだす』
72 73 74 75 76 土
第17週『ほんまに離れとうない』
77 78 79 80 81 土
第18週『あんたと一緒に生きるで』
82 82 83 84 85 86 土
第19週『東京ブギウギ』
87 88 89 90 91 土
第20週『ワテかて必死や』
92 93 94 95 96 土
第21週『あなたが笑えば、私も笑う』
97 98 99 100 101 土
第22週『あ～しんど♪』
102 103 104 105 106 土
第23週『マミーのマミーや』
107 108 109 110 111 土
第24週『ものごっついええ子や』
112 113 114 115 116 土
第25週『ズキズキするわ』
117 118 

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感想の趣旨について

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