NHK総合・連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(公式)
第26週『花山、常子に礼を言う』『第156回/最終回』の感想。
なお、本作のモチーフで、大橋鎭子著『「暮しの手帖」とわたし』は既読。
花山の死後、常子はある晩、夢を見る。常子が会社にいくと、一人の男がいる。果たしてそれは幼い頃に常子が死に別れた父、竹蔵(西島秀俊)であった。常子は竹蔵に社内を案内し、「今はこの会社が自分の家族だ」と語る。竹蔵は常子の頭を優しくなでる。常子はとと姉ちゃんとしての人生を全うしたのだ…そして昭和63年。老女になった常子は今日も東京の町を駆け抜けていく…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
前回と昨日の『あさイチ』への更なる不信感,怒り,憤り…
前回に続いて…この記事を書いている時点で、前回の感想へのWeb拍手が127回に及んだことにお礼を述べたい。でも、この数は当blogへの共感よりも、本作やNHKやスタッフへの不信感、怒り、憤りが、数字に表れたと信じている。と言うことで、最終回だけにいつも通りの “ドラマ愛” で本作を見届けたい。
「最高に残念なアバンタイトル」だった…
結果的に月曜日から金曜日まで5日間も脇役「花山伊佐次」の死を散々引っ張って、且つ強引にお涙頂戴に描いておいて(結果的に私には何の効果もなく、むしろ苛立ちだけが心に残っただけが)、前回の「日本出版文化賞受賞」のおめでたいラストに続いて、最終回の冒頭も小橋家関係者全員でハッピーに乾杯でスタート。
もう、今更何を言ってもしょうがないが、サブタイトルにもまだ『花山、常子に礼を言う』とあるのに、全く花山(唐沢寿明)の死はおろか、存在にも触れずに最終回が始まったのには驚愕の一言。もう、今朝は何が起きても驚かない。そう言う覚悟をさせてくれた、敢えて言う「最高に残念なアバンタイトル」だった。
社員への労いの言葉もなく、ヨイショとセクハラの祝賀会
そもそも、このアバンでは「日本出版文化賞受賞」が、常子(高畑充希)一人の業績のように描かれているのに腹が立つ。もちろん、内々の祝賀会だから、「常子おばさんヨイショ合戦」で構わないのだが…
一応元社員を含めて鞠子(相楽樹)、美子(杉咲花)、水田(伊藤淳史)の3人がいるのだから、常子社長として「いえ、社員の皆さんのお陰で受賞できたのよ」と謙遜して欲しかった。それから「常子おばさんヨイショ合戦」を始めて欲しかった。
しかし現実は、あろうことか、水田による社長ヨイショと女の口説き方入門。それも我が子たちの目の前で、セクハラ紛いの言い方なのに妻たちまでまんざらでもない様子でコミカルな場面に。これで、やはり小橋一家はおかしいことと、こう言う家族を朝ドラに登場させる脚本がおかしいことが、最終回で証明された。
物語より、視聴者へのサプライズ演出と編集を優先したか
最終回は主題歌抜きでメインタイトルのみで、本編が始まった。また、「あなたの暮し出版」にいつも通りの日常が戻って来た、と思いきやいきなりファンタジー風演出。やや『あさが来た』の最終回を思い出させる(彷彿はさせてない) “黄泉の国人” の登場だ。
確かに、今は亡きとと(=父)・竹蔵(西島秀俊)が目の前に現れたのだから、真黒なビー玉のように目を見開いて驚くのは、至極当然の演技指導であり演技だ。しかし、ここは脚本で、常子に後姿を一目見ただけで「とと」であることを認識するように、常子の行動を制御するように書いて欲しかった。
その方が、間違いなく「とと」と「とと姉ちゃん」の “密な関係” を表現できたはずだから。しかし、撮影現場の演出家は、「西島秀俊さん登場」の視聴者へのサプライズ演出と編集を選択した。お陰で、ここでもまた常子が非情な女、冷徹な娘の上塗りをしてしまった。あの第1週で病身の竹蔵を外出させたように…
「花山伊佐次」は、幻だったのか…
常子の「大きくなったと言いますか、歳をとりました」の台詞が、1階の実験室に虚しく響いたのは、前回の感想で触れた “登場人物たちに「年齢」が無い” ことが最大の原因。そのまま常子は、視聴者には一切必要のない会社説明。2階へ移動する会話の中に一瞬「花山さん」が登場するが、その後の記念写真は三姉妹だけ。
せめて、花山を含めた創業直後の写真でも良かったと思うのは、私が脳内補完をやり過ぎて花山への思いが強いからだろうか。きっとそうだ。だって、常子と武蔵のやり取りも、花山の存在を消してある歴史年表の読み上げてたし、ちっとも感情のやり取りを感じない台詞ばかりだから、「花山伊佐次」は幻だったんだ。
常子と竹蔵の再会を、あっさり風味の「夢オチ」にするか
しかし、常子と常子が尊敬する父との再会を、思いのほかあっさりした「夢オチ」で終わらせた演出にも正直不満。個人的には、「とと」が黄泉の国から帰ってくるのは、もっと常子が高齢で重篤な病気の中での夢や、死期が間もない頃の幻視で登場するべきだったのでは?驚けない「サプライズ」程お寒いものはないから…
最終回の最後が、最悪のシーンになるとは想定外だ
そして一気に昭和63年夏にワープ。第1回の冒頭のシーンの巻き戻し風に時間経過を描くと言う手法は、本作にしてはなかなか凝った脚本と演出。これ自体は間違っていないし、むしろ半年間の締めくくりには相応しい映像構成だ。第1回の映像が手元にあれば是非見て欲しい。いい感じにシンクロ(時代設定は、第1話の方がメイクや衣装がだいぶ若い)している。
しかし、褒めるのはここまで。第1回も最終回も常子の衣装は、白色のブラウスと紺色のパンツルックと揃えているが、髪型が違う。第1回はロングヘアで、最終回はポニーテールを丸くまとめたシニヨンスタイル。そう、如何にも年を取った風のヘアスタイルだ。まさか、最終回の最後が最悪のシーンになるとは想定外だ。
14年後?の70歳近い常子と思われるが、恐ろしいのは美子(杉咲花)を筆頭に施された、過激な老けメイクでの極端な老化の表現だ。これも前回の感想で触れたが、本作で一番やってはいけないことを最後の最後でやってしまった。
"今の高畑充希さんの全力疾走"と言う驚愕のラストカット
全く、劇中の時間軸相応の「経過した時間」を、俳優の演技で魅せる演出を微塵も感じない空虚で笑いも出来ない最後の出版社のシーンがそれだ。
それもなぜか最後の「どうしたもんじゃろのう」の常子を、手持ちカメラで押さえたのも必然性が感じられない。むしろ、常子の椅子からの立ちあがり方、前のめりで話しかける姿、階段を駆け下りるのも、ラストで公演を颯爽と走る姿にも、全く「老い」を感じさせない演出と演技が揺れるカメラで強調されちゃうから。
これが「いつまでも若い」と思わせるのが演出力であり演技力なのだが、鞠子も常子も冒頭の内々の祝賀会と全く変わりがない。そしてまさかのラストカットが、で高畑充希さんの全力疾走シーン。驚愕のラストカット(カメラもグラついてるし)として、朝ドラの歴史に刻まれるに違いない。
総括:ひと言で言うなら「雑と無責任」
さて、総括を書くまで1時間も掛かってしまった。急ごう。ひと言で言うなら「雑と無責任」だろうか。想像の域を出ないが、多分登場人物の初期設定を十分にせずに脚本と撮影を見切り発車した。その影響は第2週の運動会を過ぎた辺りから見え始め、母を含めた小橋一家のキャラが定まらないまま、最終回に至ったのでは?
そして、キャラが確定しないまま、「テンポよく」の制作統括の号令の下、次から次へと「騒ぎ」を起こしては、ヒロインの鶴の一声で解決してまた次へと言う「騒動至上主義」に陥った。そのため、ヒロインの問題解決に必要な登場人物とそうでない者に分ける必要が出てきた。
それが、すべての登場人物を常子の「味方と敵」に分けること。味方は徹底的に常子に利用され、敵は用が済めば即刻退場となったり、強制的に再登場させられた。こうしてキャラクターの使い捨ても目に余るようになった。ここまでは「雑」に関する話。
さて、長くなるから(もうなってる!)ここで視点を変えてみる。物語は、常子の問題解決で、どんどん進んで行ったのだが、問題はその常子自身が「ストーリー」を持っていないことだ。常子自身も物語の流れの一部になってしまったってこと。そして、編集者の物語なのに編集作業が描かれない不可思議。それは、どうしてか?
様々なNHKのテレビ局としての大人の事情や、一部の俳優の自分本位の事情が、脚本に、演出に、次々と波及していき、全体的にプロの仕事として、連続性の乏しい主人公不在の「無責任」な朝ドラが完成したのではと推測する。ここで、犯人探しをするつもりはないが、名の通り「制作統括」の判断が最大の原因だろう。
あとがき
ついに終わりました。まだまだ書きたいことはあるので、気持ちと頭の整理が出来て、更に書く意欲がわいたら書こうと思います。それにしても、最終週は多くの読者の皆さんならたくさんのコメントや拍手を頂き、ありがとうござました。お陰で、何とか最終回の感想まで辿り着きました。
それに、家族や友人と泊りがけの旅行に行っても携帯電話で録画をチェックし、暇を見つけては記事を投稿してました。「旅行先まで来てブログ書くの?」と思いつつも私のブログ更新を温かく見守ってくれた家族や友人にも感謝です。
そして最後に、半年間こんな身勝手なブログにお付き合い下さりありがとうございました。次の『べっぴんさん』もいつまで続くかわかりませんが、よろしかったら、またのご来訪をお待ちしております。おっと、2時間経ってる(汗)
【追記 2016/10/03 06:36】 『「とと姉ちゃん」関連の"161"の投稿で書けなかったこと ~全156回の総括~』を投稿しました。
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【ポケット版】「暮しの手帖」とわたし (NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ 大橋鎭子の本)
花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部
しずこさん 「暮しの手帖」を創った大橋鎭子 (暮しの手帖 別冊)
大橋鎭子と花森安治 美しき日本人 (PHP文庫)
大橋鎭子と花森安治 戦後日本の「くらし」を創ったふたり (中経の文庫)
花森安治のデザイン
花森安治伝: 日本の暮しをかえた男 (新潮文庫)
花森安治 増補新版: 美しい「暮し」の創始者 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
【FC2ブログ】http://dmesen.blog71.fc2.com/blog-entry-7614.html
【Seasaaブログ】http://dmesen.seesaa.net/article/442414840.html
【これまでの感想】
[読書] 「暮しの手帖」とわたし (大橋 鎭子/著・花森 安治/イラスト・暮しの手帖社) 感想 ※平成28年度前期 NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』モチーフ,大橋鎭子の自伝
第1週『常子、父と約束する』
1 2 3 4 5 6
第2週『常子、妹のために走る』
7 8 9 10 11 12
第3週『常子、はじめて祖母と対面す』
13 14 15 16 17 18
第4週『常子、編入試験に挑む』
19 20 21 22 23 24
第5週『常子、新種を発見する』
25 26 27 28 29 30
第6週『常子、竹蔵の思いを知る』
31 32 33 34 35 36
第7週『常子、ビジネスに挑戦する』
37 38 39 40 41 42
第8週『常子、職業婦人になる』
43 44 45 46 47 48
第9週『常子、初任給をもらう』
49 50 51 52 53 54
第10週『常子、プロポーズされる』
55 56 57 58 59 60
第11週『常子、失業する』
61 62 63 64 65 66
第12週『常子、花山伊佐次と出会う』
67 68 69 70 71 72
第13週『常子、防空演習にいそしむ』
73 74 75 76 77 78
第14週『常子、出版社を起こす』
79 80 81 82 83 84
とと姉ちゃん あの第82話で「連続20%超え」が途切れたそうだ
第15週『常子、花山の過去を知る』
85 86 87 88 89 90
第16週『“あなたの暮し”誕生す』
91 92 93 94
「とと姉ちゃん」自己最高25.3%。これでテコ入れも期待薄か?
95 96
第17週『常子、花山と断絶する』
97 98 99 100 101 102
第18週『常子、ホットケーキをつくる』
103 104 105 106 107 108
第19週『鞠子、平塚らいてうに会う』
109 110 111 112 113 114
第20週『常子、商品試験を始める』
115 116 117 118 119 120
第21週『常子、子供たちの面倒をみる』
121 122
朝ドラ「とと姉ちゃん」の高い視聴率と増える厳しい意見の“ねじれ”を考える
123 124 125 126
第22週『常子、星野に夢を語る』
127 128 129 130 131 132
第23週『常子、仕事と家庭の両立に悩む』
133 134 135 136 137 138 138(その2)
第24週『常子、小さな幸せを大事にする』
139 140 141 142 143
朝ドラ「とと姉ちゃん」 やはり「暮しの手帖」関係者も怒り心頭だった
144
第25週『常子、大きな家を建てる』
145 146 147 148 149 150
第26週『花山、常子に礼を言う』
151 152 153 154 155
【"2025年1月期/冬ドラマの期待度" を投稿&更新しました】
2025年1月期/冬ドラマの期待度の視聴予定&期待度! 配役,スタッフ,概要などの情報も満載!?の内容を更新しました。読者の皆さんの見逃したくない連ドラを見つけるお役に立てれば幸いです。
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
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- 無題
そうなんです。そうなんです。
そしてその雑の集大成が今日の最終回。
心に何も残っていません。
終わってくれてよかったです。
- Re:無題
コメントありがとうございます。
共感して下さって、ありがとうございます。
やっと放送が終わりました。
そして、私の視聴も感想も終わりました。
でも、ホッとしたと言うよりも
まさしく且つ奇しくも
「どうしたもんじゃろのう」って気分です(苦笑)
- 無題
社員が作家さんへの原稿依頼に間違いがあったときの「そういうのは電話じゃなくて直接謝りに行かなきゃ」???
今まで全く描いてこなかったのにここでそういうこと言わすんだ…
年齢不詳な常子、水田のモテ講座、夢オチなのかどうかすらよくわからなかった演出、オープニングからエンディングまで違和感しかなかったです。
こんなに終わって欲しかった朝ドラ初めてでした。
みっきーさん、本当にいつもありがとうございました。
- Re:無題
コメントありがとうございます。
>ととに「花山さんと4人で立ち上げた会社」と説明してたのに写真には姉妹だけ…。以前4人で写ってる写真ありましたよね!?意味不明過ぎる…
普通、最初に4人の起業時の写真を出して、
ラストに、三姉妹の写真の順番ですよ。
これもまた、いつの「順序が違うから意味まで違っちゃう作戦」ですね。
>社員が作家さんへの原稿依頼に間違いがあったときの「そういうのは電話じゃなくて直接謝りに行かなきゃ」???
>今まで全く描いてこなかったのにここでそういうこと言わすんだ…
モチーフとなった大橋鎭子は、そもそもこう言う「行動力の人」なんです。
原稿の依頼も書店の開拓も、全部自分の足でやった女性。
それを描かず、まるで最後にお詫びのようにこの台詞。
ホント、「実在した人物を描く心得」がなってません。
>年齢不詳な常子、水田のモテ講座、夢オチなのかどうかすらよくわからなかった演出、オープニングからエンディングまで違和感しかなかったです。
ホント、違和感しか無かったですね。
>みっきーさん、本当にいつもありがとうございました。
こちらこそ、最終回までお付き合い下さりありがとうございました。
- お疲れさまでした
いつか、良くなっておもしろくなってきた、と報告してくれるかな、と期待して毎日ブログは読んでいましたが、残念ながら全くその気配なし、だったのですね。
以前から書いているように私は、「ゲゲゲの女房」から朝ドラへの興味が復活したので、年度上半期にトンデモ作品が多いのが悲しいです。何とかならないものなのでしょうか×××。
- Re:お疲れさまでした
コメントありがとうございます。
番組は見ずに、当blogだけ読んで下さり、ありがとうございました。
>以前から書いているように私は、「ゲゲゲの女房」から朝ドラへの興味が復活したので、年度上半期にトンデモ作品が多いのが悲しいです。何とかならないものなのでしょうか×××。
私は『あまちゃん』から朝ドラ再デビューなので、
( “ほぼ” も含む)新人女優さんが演じる朝ドラを観たいです。
人気者、超多忙な女優さんでは、
今回の二の舞になる可能性は捨てきれませんから。
- 無題
「丁寧な暮らし」を謳う雑誌づくりの物語のはずが…
皮肉にも恐ろしく雑に始まり、雑に終わってしまいましたね。
「モチーフ」のオイシイところだけは都合よくつまみ食いし、まるで自分達が創作したかのように堂々と映しておきながら、肝心のヒロインの地道な努力シーン(私はここを観たかった…)は書く力量がないからかバッサリとカットし、突然の大成功シーン。3分クッキングか?
社会経験をお持ちでない裕福な育ちの脚本家サンなので、会社や家庭での一般常識が要るシーンも突っ込みどころありまくり。
新入社員研修でこのドラマを流し、「社会人として改めるべき言動を述べよ」と問うための恰好のNGビデオのようです。
こんなので、彼らは今後「朝ドラのヒロイン、脚本家」を名乗れてしまうのですね。
恐ろしい世の中です。
- Re:無題
コメントありがとうございます。
>こんなので、彼らは今後「朝ドラのヒロイン、脚本家」を名乗れてしまうのですね。
>恐ろしい世の中です。
あとは、本作の脚本家の作品を今後見るかどうかですね。
私は、彼にも “上” からの圧力もあったと思うので、
次回作があれば、見てみようと思いますが。
- 西島秀とと、常子に礼を言う
あ、もうセットかたずけちゃいましたか。
笑いを取るキャラ?というより寒い笑いを呼ぶキャラ水田の常子ヨイショに、うんざり。
常子も「みんなのおかげ」の一言もないのは予想通り。料理も相変わらずな顔ぶれ、お祝いで赤飯は無いの?
編集室から、いきなりみんなが消えた…ホラー?
1階にいる男は何者?
こっそりラ王カップ麺を食べて…いや、まだ発売されていないか。
後ろ姿見ただけで、「とと!」とわかりませんか?常子さん。「あの〜」じゃないっての…
花山の名前が出ながらも、見せた写真は三姉妹だけってのが一番違和感。
しかし、ととは君子からは何にも聞いてないようで。あ、あの世で違う男と駆け落ちでもしましたか。
「とと姉ちゃん」最後にまたその名前を強調しましたね。どや姉ちゃん、トホホ姉ちゃん…もう最終回だから何でもいいですか。
目覚めたら、なんて立派なお部屋。色褪せぬ色紙、いつまでも新品のようで、こちらが夢のよう。
「一からやり直しじゃない?」それは自虐ギャグですか?
どこか他局で、きちんと暮らしの手帖の世界をドラマに作ってくれませんか?
老女とは思えぬ常子の走りっぷりに「終わった!終わったわ!終わったわよ!!」と、終戦の常子のようにはしゃいでいるのは自分だけでしょうか?
- Re:西島秀とと、常子に礼を言う
コメントありがとうございます。
最後の最後まで、よくわからない作品でした…
- 無題
最後くらいは感動的なフィナーレになるかもと期待した私がバカでした。
今から書くものは、みっきーさんに負けず劣らず長い物になるかと思いますが、何とぞご勘弁ください。
私がこのドラマに対して違和感というか、イヤだなと思うのが、肝心のドラマに力を注がずに、違う形で視聴者への印象操作をするところです。ネットを使って「ととロス」が心配されるというニュースを流したり、小橋三姉妹が至るところで「私達は仲が良く現場もいい雰囲気」というアピール←だからいいドラマだし、皆さんこのドラマを好きになってねというメッセージ、そして、今日のととの涙。今までの常子の苦労を思って泣けたのだろうけど、常子の苦労を観ていないこちら側としてはポカーン。中学生の学芸会…いえそれ以下ですよ。
こんな酷いものを皆んなから受信料取って作っておいて、感動しろという強制。
昨日のあさイチ、ご覧になった方の話では、例の防空頭巾でチューチュートレインの映像だけではなく、カットされたキスシーンがスタッフの間のLINEで流れたとか、監督が役者に「チューしたい?」とか聞いたとか、そういうのを高畑さんが嬉々として話していたとか。
観なくて良かった。国会中継のために短縮されてたにも関わらず、もうこれ以上いいわという内容のようでした。あっ、防空頭巾でチューチュートレインも、木村さんが多忙で疲れていた高畑さんを元気づけようとやったことらしくて、ここも感動しなければいけないところのようです。
さっき中学生の学芸会以下と言いましたが、訂正します。小学生以下でした。
「チューしたい?」と聞いた監督、それを平気で笑いながら話す高畑充希さん…幼稚園児ですか?
アタマが幼児の人達が集まって作った朝ドラ、そりゃ、大の大人の鑑賞に耐え得るはずありませんよね。
次の「べっぴんさん」は、脚本家の方があまり好きな方ではなく期待もしてなかったのですが、予告編を観て、丁寧に作られているなという印象を持ちました。画面が全体的に明るかったのも良かった(「とと」は何となく暗かったですね。スタジオ撮影が多かったからなのかな?)何よりヒロインの女の子の初々しさ、懸命さに好感が持てました(高畑充希さん、やたらと物慣れたベテラン風を吹かせていたけれど、若いのに太々しさしか感じられなかった。やたら自信だけは感じられたけど、その結果がアレ)。やっぱりヒロインは、応援したいという気持を起こさせる人じゃないとダメですね。
来週からの半年間が楽しいものでありますように。
- Re:無題
コメントありがとうございます。
>やっぱりヒロインは、応援したいという気持を起こさせる人じゃないとダメですね。
そうだと思います。
>来週からの半年間が楽しいものでありますように。
前情報では、脇役陣が弱いので視聴率的には厳しいかも?
なんて情報ですから、
むしろ、がんばって面白い作品を作ってくれたら良いですね。
- 無題
- Re:無題
コメントありがとうございます。
ことごとく、予想を裏切られてみたいですね。
でも、この最終回を予想するの難しかったと思います。
- 無題
一般的な世間には受け入れられているのです。
そのドラマの悪口を書き立て、信者に賛同を得ている記事は
信者でない者やこの作品を気に入っている者からしたら
不愉快極まりないものです。
不満点をたらたら書きなぐることなど誰にでもできます。
誰にでもできるネガティブ記事を書いてドヤ顔するよりも、
ディレクターさん目線の一般人には気づかない
目からウロコが落ちるような記事を書いていただけませんか?
いつまで続くか分からないと書かれていますが、
どうせべっぴんさんも結局最後まで誰にでもできる
不満記事をたらたら書き続けるんでしょうね(笑)。
- Re:無題
コメントありがとうございます。
お返事を伝える手段が「公開する」しかないので公開します。
当blogに、いろいろご期待下さりありがとうございます。
ただ、わたしへの誹謗中傷や
読者の皆さんを「信者」と愚弄する発言、
また「視聴率が良いんだから、一般的な世間には受け入れられている」
を理由にした私にはどうでも良いコメントは、
これからも即刻削除致します。
- 無題
やっと終わりましたねー。
最後まで感動もなく、唐突にツネコが
走り出してエンド・・・。
今まで幾度となく猪突猛進で、自ら動き回る様子をよく見せていたら効果的だったのでしょうが・・・。必死で動き回るようすを見た記憶がないのですが・・・。
いつも台詞やナレーションですませてしまうので心が動かないんですよね。
それにしてもネットでも批判的だったのは
「スキヤキ事件」初めての給料でお肉を刈田はいいけど、遠慮して森田屋さんが断ったらそのまま受け止めて二階で自分達だけスキヤキ食べるくだりは驚愕・・・。
人の心がないのか?それとも笑いどころとでも思っているのか?と、脚本家演出家らは
サイコパスではないかとさえ思いましたが
一事が万事、このドラマには人の心というものが欠けているので、感動できないのですね。そういう人がドラマを作るってどうなんだろう?なまじ視聴率が良かったらしいので
反省の機会もないようですね・・・。
- Re:無題
コメントありがとうございます。
>反省の機会もないようですね・・・。
次回作、次々回作で、この作品で得たいろんなものを
反映させた楽しい作品になることを期待します。
- とと姉ちゃん満足度アンケート
http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/entertainment/25782/vote?r=1
私の名前をクリックしても行けます
- Re:とと姉ちゃん満足度アンケート
コメントありがとうございます。
80点上が、全体の45%です。
やはり、面白いと思っている人が半数近くですよ。
出演者のファンがいるとしても…
ただ、ほぼ中間層がいなくて、
0点が2割近くいるのが、特徴的なんでしょうか。
(他の作品の評価がわかりませんので)
この結果を見る限り、
作り手は、客ウケする作品を作る方が良いと考えますね。
連続性や人物描写や時代考証やモデルへのリスペクトより、
テンポよくいろいろな人が次から次へと登場する作品。
それで、良いのでしょうか。
そんなことを考えました。
- お疲れさまです
脚本の方
「何を書いても良い」と言われたのなら
大橋さん達の話ではなく
ご自分のお笑い芸人として大成出来ずに 脚本家に転じた経緯や諸々を自伝的ドラマにした方が
面白い お話に出来たんじゃないかなと
思いました
- Re:お疲れさまです
コメントありがとうございます。
今回の題材は「制作統括」の人からの提案だったようですね。
まあ、誰が選んだにしても、
実在の人物を題材にするなら、
もっと注意して欲しかったですね。
- 唐沢さんの姿勢
どこかで唐沢さんが「どんなに脚本が、演出が悪くても、唐沢ならなんとかしてくれるだろう」と言われるかもしれないから諦めない。」とコメントされていて、なんだろう、このクールの朝ドラに何人かきっと見切りをつけながら視聴率あることに安心して惰性を許した人たちにこの言葉を聞かせたいと心底思いました。役者がここまで思って演じているものを構成で台無しにする悲しさ。
他のひととは違うかもしれないのですが、私は最終回アバンの最初にやはり2つ前の花山さんの「ありがとう」の映像が欲しかったです。クドすぎますかね^^;
- Re:唐沢さんの姿勢
コメントありがとうございます。
仕事で返信が遅くなり、申し訳ございません。
ホントは、花山ももっときちんと描かれるべきでしたし、
そう言う想定で、唐沢寿明さんが配役されたはず。
しかし、すべてが、その場しのぎの思い付きで、
ただの脇役になりました。
残念と言うしかありません。
- 雑と無責任
雑と無責任でも 視聴率が取れて 満足してる視聴者が半数近くいたのですね。
ドラマが酷いと思うのと共に この朝ドラを指示して楽しんでる方々にまで はあ?と常識を疑うような感情まで 持っていました、私(笑)
言葉遣いが丁寧だとか、靴を揃えるシーンをやたら入れるとか、家族で敬語とか、彼女たちのそれらはちっともささやかで丁寧でないことを見抜いていた視聴者のつもりです。恩を仇で返す無礼が沢山盛り込まれていましたよね。
こちらに来て 同じような感想を持つ方々のコメントに共感していました。どなたかが信者だとコメントされてましたね(笑)
信者でななく同志?仲間?ファン?では??
みっきーさんは とても優しく丁寧に批評されていると思っています。その記事たちに この朝ドラと同じような雑と無責任な嫌悪感を感じるようなら こちらにコメントなどしません。
次回の感想記事も楽しみにしています。
- Re:雑と無責任
コメントありがとうございます。
仕事で返信が遅くなり、申し訳ございません。
>こちらに来て 同じような感想を持つ方々のコメントに共感していました。どなたかが信者だとコメントされてましたね(笑)
>信者でななく同志?仲間?ファン?では??
ご理解、ありがとうございます。
信者なら、私が教祖ってこと?
何教の?
何を布教して何を目指してるって言うんでしょ???
>みっきーさんは とても優しく丁寧に批評されていると思っています。その記事たちに この朝ドラと同じような雑と無責任な嫌悪感を感じるようなら こちらにコメントなどしません。
またまた、ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
>次回の感想記事も楽しみにしています。
>
- 追記 結局、関連本が売れればいいのか?
実際にNHKにクレームを入れたのは、監修された元編集者の方。
暮らしの手帖社は、帯に主演女優の写真とNHK朝ドラタイトルが入っている本が、ドラマ内容がどうあれ売れればオッケーということなんでしょう。
でもこれって、創始者の方の信念と矛盾していませんか?
以前、期待外れだったが本当の暮らしの手帖を知るチャンスにすると書きましたが、古本屋で関連本を買うことにしました(笑)
- Re:追記 結局、関連本が売れればいいのか?
コメントありがとうございます。
仕事で返信が遅くなり、申し訳ございません。
>でもこれって、創始者の方の信念と矛盾していませんか?
そうなんです。
私が、最終回の感想で書き切れなかったのは!
早急に、『とと姉ちゃん』の再総括の記事を書きますので、
是非、読んでみて下さい。
>以前、期待外れだったが本当の暮らしの手帖を知るチャンスにすると書きましたが、古本屋で関連本を買うことにしました(笑)
真実を知りたいと言う人を増やしたことが
皮肉にも本作の唯一の功績だと思います。
- お疲れさまでした&TBありがとうございました
そこから『ちりとてちん』あたりまではドラマの質と視聴率が反比例していました。
(『ちりとて』はあの頃は最低視聴率)
なので、今だに私は数字というものを信用できていません(^^;)
次作がどうなるか分かりませんが、どちらであってもそれなりに楽しめれば良いですね。
みっきーさんの感想、楽しみにしていますし、大変参考になります。
これからもよろしくお願いします
- Re:お疲れさまでした&TBありがとうございました
コメントありがとうございます。
仕事で返信が遅くなり、申し訳ございません。
>そこから『ちりとてちん』あたりまではドラマの質と視聴率が反比例していました。
>(『ちりとて』はあの頃は最低視聴率)
>なので、今だに私は数字というものを信用できていません(^^;)
結局、「視聴率=質」では決してない。
それが言いたくて、私はブログを続けてます。
これからもよろしくお願いします。
- 最終回 客寄せパンダに とと涙
そもそも、竹蔵が常子をずーっと見守っていたなら、あんな会社内をわざわざ案内する必要はないはず。
私が脚本家なら、こんなサプライズ出演にします。
あなたの暮らし社で、受賞祝いの宴を終えた常子。
(ここを描かず、家でのつまんないコントな祝い場面って何なんでしょう?)
書店に立ち寄り、「あなたの暮らし」コーナーで語らう女性客を見て微笑む。
その時常子の横を「私も、いつも見ていますよ、あなたの暮らし」と囁き通り過ぎる男性が。(顔はハッキリは映さない)
その声と後ろ姿にハッとした常子、男性を追いかけるが見失ってしまう。
「とと、ありがとうございます」と、心で父に感謝する常子。
週のタイトルは、「常子、竹蔵に礼を言う」
私なら、こんな描き方が好みですが、肝心の本編は超・期待外れの朝ドラでした。
「とと姉ちゃん 大ハズレだよ ロト姉ちゃん」
- Re:最終回 客寄せパンダに とと涙
コメントありがとうございます。
もう終わった作品ですから、
ホント、何を言ってもしょうがないですよ。
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【"2025年1月期/冬ドラマの期待度" を投稿しました】
2025年1月期/冬ドラマの視聴予定&期待度! 配役,スタッフ,概要などの情報も満載!?の内容を更新しました。読者の皆さんの見逃したくない連ドラを見つけるお役に立てれば幸いです。
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ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
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