拍手コメントへ返信 （2018/10/23分）その2

ご来訪の上、拍手とコメントをありがとうございます！

いつもドラマや映画の感想にご賛同のWeb拍手やコメントを頂戴し、ありがとうございます。もちろん厳しいコメントも頂きますが、ブログ更新の励みになります。
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[拍手投稿]  たろさん （2018-10-23 20:26:52）
カーネーション:再放送 （第143,144回・2018/10/23） 感想

話としては、高齢で現役のデザイナーが病院でいいことを言う、感動物語という感じなのですが、最終回間近に、混乱していて、みっきーさんの感想を読んで、これまでの積み重ねを使わず、どこに着地するのか不安になってしまいました。

↓ここから管理人返信↓

完全に、第一部と第二部があったから見ていられる第三部となっているのが残念であり不安です。まあ、最終週にもうひと咲するかどうか？

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[拍手投稿]  たか子さん （2018-10-23 22:44:24）
拍手コメントへ返信 （2018/10/23分）

まず、言葉キツくなってしまったことをお詫びします。 いつもミッキーさんの感想をなるほど！そうかそうか、やいや、これは違うんじゃないか等々思いながら楽しく拝見しております。だからこそ安易な大人の事情があったと書いているのを見るのは辛いのです、

まず根拠ですが、脚本家の渡辺あやさん本人が１４年の記事が出た際に限定のツイッターでコメントしております。 限定であったためもう消されておりますがその時のまとめサイトはあります。 こちらにURを貼るのは失礼なできましたら検索をしていただくと助かります

さらにコシノジュンコさんの発言については 「おかあちゃん?小篠綾子物語』 のコメントを見ていただければわかります、 朝ドラ批判！と扇情的な文字が躍っていますがよく読めば決して尾野真千子さんの批判でないことがわかります。 以上が私の意見です。再度になりますが感情的な物言いで文を書いてしまい申し訳ありませんでした。

蛇足ですみません。おかあちゃん　コシノアヤコ物語の記事は東スポです。（ちなみに人の感想は違いますので気を悪くなさったら申し訳ないのですが私は夏木マリ編は蛇足と感じません。）

↓ここから管理人返信↓

事実確認は、時間のある時にやってみます。再度書きますが、主演交代劇の真実なんてドラマの内容とは無関係なので、興味はありあませんが。それこそ、大人の事情なんて蛇足以下のことかなと思います。だって、私はテレビの映っている内容でしか作品の出来を判断しないので…

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[拍手投稿]  ゆきこさん （2018-10-23 23:00:39）
まんぷく （第20回・10/23） 感想

ゆきこです まんぷくを見始めて初めて15分が長いなぁ…と感じました 今まで気にもしていませんでしたが、連ドラをみる上で、演出家の変更も視聴の楽しみの一つになるんだなぁと思った回でした 戦時下の悲惨な話は苦手なので、サクッと終わって、みんな無事に帰って来て欲しいです… だいたいこの辺りで、この時代のドラマって離脱してしまうので…

↓ここから管理人返信↓

戦争を切り抜けて生き延びるヒロインの姿も、朝ドラの楽しみの一つですよね。どうやら本作はそれを一週間（以上？）かけて描くようですね。確かに、戦後の食糧難がないとインスタントラーメンを発明できない訳です…

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拍手コメントへ返信 （2018/10/23分）

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[拍手投稿]  えりこさん （2018-10-23 09:22:01）
ハラスメントゲーム （第2話・2018/10/22） 感想

みっきーさんの薦めで気になり、二話を見ました。自然な流れで、納得がいく結果になり、とても面白かったです。正直、こちらのブログを読まなければ、ドラマの存在も知らなかったし、テレビ東京系にチャンネルを合わせることもなかったでしょう。ありがとうございました。

↓ここから管理人返信↓

当blogの感想を読んで番組を見て、感想まで書いた下さりありがとうございます。楽しんで頂けたようで、何よりです。

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[拍手投稿]  jさん （2018-10-23 11:39:42）
まんぷく （第19回・10/22） 感想

仰っていただいた通りだと思っています。「誰一人欠けることなく来週を迎えることを信じたい」。これまでの物語の中で登場人物一人一人がきちんと描かれていて、彼らに、彼女らに、視聴者である私たちが思い入れできる。だからこそ誰一人欠けて欲しくない。久しぶりに朝ドラを見ながら、信じようと強く思わされました。

（誰一人として共感できる人物がいない、登場人物皆にただただ不快感しかなかった前作の呪いから解き放たれるような気持ちでいます)

↓ここから管理人返信↓

現在、夕ドラとして再放送中の『カーネーション』でも、多くの魅力的な登場人物が戦争で退場しました。そう言うのが戦争なのは分かりますが、朝ドラくらいは、夢を描いても良いように思います。

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[拍手投稿]  いさべるさん （2018-10-23 13:14:06）
まんぷく （第20回・10/23） 感想

萬平さんが『福子』と呼び捨てにしたこと、私も違和感を覚えました。夫婦になって１年の時間経過を描きたいのか、はたまた時代背景的描写なのかわかりませんが、あれ？萬平さんキャラ変更？フィクションなのだから福子さんのままで良かったのになぁ、と思いました。

↓ここから管理人返信↓

ちょっとした説明があれば済んだ話ですけどね。でも、私は「福子さん」が萬平にはお似合いだと思っていたので、ちょっと残念でした。

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[拍手投稿]  はなおさん （2018-10-23 13:37:00）
まんぷく （第20回・10/23） 感想

今朝感じていた違和感が見事に指摘されていました。福ちゃんの振り返った顔とか、萬平さんの言葉遣いとか…。演出という視点で見るとガッテンです。今週は疎開も含めこんな雰囲気が続いてしまうのでしょうか。

↓ここから管理人返信↓

演出家の手腕次第ではないでしょうか。

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[拍手投稿]  てぃわんさん （2018-10-23 18:18:37）
まんぷく （第20回・10/23） 感想

今日の私の違和感を見事に解説して頂きました！そうなんですよ。咲姉ちゃんの夢枕シツコイから話進まないし、萬平さんは急に亭主関白になるし、福子の振り返って睨みも時間長くて復讐の鬼みたいだし…。なんか変でしたよね?。さっさと戦争終わらせてラーメン物語に進んで欲しいです。

↓ここから管理人返信↓

私も同感です！

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[拍手投稿]  舞子さん （2018-10-23 18:54:29）
まんぷく （第20回・10/23） 感想

昨日の食事のシーンからだと思いましたが、私も福子呼びに少し違和感を感じました。久しぶりに#ぷく絵を見たのですが、そちらのイラストでの萬平さんは、ふ、福子と照れながら呼んでいました。私の好みですが、初めの第一声は、ちょっと照れながら呼ぶというのでも良かったのにと　思いました。

↓ここから管理人返信↓

第一声は、一年の時間経過中の出来事ですから省略と言うことなんでしょう。一番、端折らない方が…いや、描けば微笑ましいシーンになるのに…。脚本に無くても、演出家が作っちゃえば良かったと思いますよ。

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[拍手投稿]  harukoさん （2018-10-23 19:46:22）
まんぷく （第20回・10/23） 感想

いつも興味深く拝読しております。 友達と別れた後の福子の表情は、怒り混じりでなく、ただただ不安な表情にした方が良かったなぁと、みっきーさんの感想を読んで改めて思いました。 詳しくないので分からないのですが…

これって、演出だけで変わるものなんですか？脚本で??な思いを抱いて振り返るみたいな感じでは書かれてないものなんでしょうか。 脚本家さんの意図をくんで演出しているのがズレてるだけなのか、脚本自体がそうなのか…どちらだろうと考えてしまいました。

↓ここから管理人返信↓

演出ですよ、演出。もっと正確に言えば、演出家の演技指導とカメラワークと編集によるものです。脚本には普通、具体的且つ詳細な、例えば表情のことなど書きません。それを指定するのが演出家の仕事だからです。脚本に「大泣きする」と書いてあっても、俳優にどんな泣き方をさせるのかは演出家の演技指導です。

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[拍手投稿]  たか子さん （2018-10-23 19:59:50）
カーネーション:再放送 （第139,140回・2018/10/19） 感想

申し訳ありません、夏木マリさんに変わったのは大人の事情ではなく、越野三姉妹も一切作品にくちをはさまなかった事は。しっかり明言されています。 この口をは出した、という記事は（カーネション）が舞台化された時、越野三姉妹からカーネションの母ははドラマとしては良かったが、あれはあくまでドラマ、あんなにいい母ではなかった。 という話を１４年にBSで再放送された際に曲解して記事に書かれたもので それに対してはきっぱりと否定されております。

夏木マリがあうあわないは個人の考え方ですが ミッキーさんの参考にしている記事は明らかに曲解された記事を元にしたもので 正直ドラマには口を出さなかった越野姉妹にとても失礼なものです。 たくさんの方が見るミッキーさん記事なので この大人の事情で、、、はこれからは出さないでほしいです

↓ここから管理人返信↓

たか子さんのおっしゃることが事実なのか、その根拠をきちんと明示して頂く必要があります。私が受け取った情報も、読者さんから教えて貰った情報ですから。個人的には、大人の事情なんてどうでも良いのです。むしろ、関心があるのは、この第三部が蛇足になった原因は何なのか…です。

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カーネーション:再放送 （第143,144回・2018/10/23） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『カーネーション』（公式）
第25週『奇跡』の『第143,144回』の感想。


※ 私は本作を初見なので、ネタバレ等のコメントは無視します。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。

---

【第143回】
奈津（江波杏子）が退院したと聞いて生活を心配する糸子（夏木マリ）。住所を知りたいが、教えてもらうことができない。そして祭りの季節がめぐってくる。優子（新山千春）、直子（川崎亜沙美）、聡子（安田美沙子）ら三姉妹、糸子の孫やひ孫、遠方からの客たち、たくさんの人々が小原家に集合する。祭りが終わると、ファッションショーの準備に拍車がかかり、糸子からデザイン画を見せられたモデルたちは生き生きと目を輝かせる。

【第144回】
ファッションショーのモデルをする患者や職員を集めて、ウオーキングの練習が行われる。ツエが必要な患者を龍村（辰巳琢郎）がエスコートすることが決まり、盛り上がる。相川（山田スミ子）は糸子（夏木マリ）に、末期がん患者の加奈子（中村優子）をモデルに加えるように頼む。相川は医療に限界を感じる中で、加奈子を元気づけたいと思っていたのだ。我が子を思い涙する加奈子に、糸子はショーでは「奇跡」を見せるように言う。
---上記のあらすじは[NHK番組表]より引用---

【第143回】

今回も "繋ぎ" とか "蛇足" と言わざるを得ない

本放送時は、2012年3月22日（木）で、第25週『奇跡』の4日目。前回の感想でも書いたが、今回は前回以上に、結局、物語は何も前進していない。だから “繋ぎ”。

脚本家は、糸子の奈津を心配する心情や、今でも奈津を大切な幼馴染として思う切なさを描いたつもりなのだろう。しかし、病院側が違法行為をするか、浩二が超偶然に見つけない限りは、奈津の住所は分からない訳で、その違法行為と超偶然をフィクションとして盛り込まないなら、やはり “繋ぎ” とか “蛇足” と言わざるを得ない。

糸子は、なぜ奈津を「身寄りがない」と決め付けたのか?

それに、糸子が「身寄りはないよって」と言っていたが、第17週の第95回で糸子が35歳の昭和23年（1948）に、奈津は桜井竹夫を再婚をしているから、子どもがいる可能性もあるのに、なぜ「身寄りがない」と決め付けたのか良く分からない。

普通に糸子と奈津が再会して、盛り上げるだけで良かった…

とにかく、折角先週が良い流れで来ていたのだから、今週は普通に糸子が奈津と再会して、昔話に花を咲かせて…と、話を広げるだけで良かったと思う。

【第144回】

もはや「子育て奮闘記」でも「一代記」でも無いような…

本放送時は、2012年3月23日（金）で、第25週『奇跡』の5日目。時は、平成13年（2001）10月。糸子、88歳。まあ、言いたいことは分かる。高齢者でも末期のがん患者でも、元気な姿を見せれば周囲が喜んでくれる。そして、老いが奇跡だってこと。

でも、本作って、そう言うことを伝えるドラマだっけ？ ってことだ。もはや「子育て奮闘記」でも「一代記」でも無くなってやしないか…

昔はﾊﾞﾘﾊﾞﾘの洋裁師だった天才おばあちゃんの奮闘記なの?

総婦長の相川が「医療には限界があり、それがジレンマ」と言っていたが、それに対して糸子が「服かて知れてます」と話し出したが、あれって論点がずれているような。

結局、「晩年編」になって先週でかなり洋服のことを描いてしまったから、今週は「奇跡の物語」に強引に洋服を絡めている印象が強い。「晩年編」だけの作品なら、「昔はバリバリの洋裁師だった天才おばあちゃんの奮闘記」として悪くないと思う。でも、何か違うような…

あとがき

どう評価したら良いのか分かりません。どうして、ここへ来て新たな登場人物を投入して、死を目前にした末期がん患者を使って（お涙頂戴とは言いませんが）、これまでと違うテーマを描いたのかが解せないのです。それこそ、新キャラの吉沢加奈子を奈津に置き換えるだけで良かったのに…って思うのですが。

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【これまでの感想】

第1週『あこがれ』
1,2 3,4 5,6
第2週『運命を開く』
7,8 9,10 11,12
第3週『熱い思い』
13,14 15,16 17,18
第4週『誇り』
19,20 21,22 23,24
第5週『私を見て』
25,26 27,28 29,30
第6週『乙女の真心』
31,32 33,34 35,36
第7週『移りゆく日々』
37,38 39,40 41 42
第8週『果報者』
43 44,45 46,47 48
第9週『いつも想う』
 49 50,51 52,53 54
第10週『秘密』
55 56,57 58,59 60
第11週『切なる願い』
61 62,63 64,65 66
第12週『薄れゆく希望』
67 68,69 70 71,72
第13週『生きる』
73,74 75
第14週『明るい未来』
76 77,78 79
第15週『愛する力』
80 81,82 83,84 85
第16週『揺れる心』
86 87,88 89,90 91
第17週『隠しきれない恋』
92 93,94 95,96 97
第18週『ライバル』
98 99,100 101,102 103
第19週『自信』
104 105,106 107,108 109
第20週『あなたを守りたい』
110 1111,112 1113,114 115
第21週『鮮やかな態度』
116 117,118 119,120 121
第22週『悔いなき青春』
122 123,124 125,126 127
第23週『まどわせないで』
128 129,130 131,132 133
第24週『宣言』
134 135,136 137,138 139
第25週『奇跡』
140 141,142

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まんぷく （第20回・10/23） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』（公式）
第4週『私がみつけます！』の 『第20回』の感想。


※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
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昭和19年夏。日本の戦況は次第に悪くなり、克子姉ちゃんは4人の子どもを連れて、忠彦さんの田舎に疎開することになりました。福ちゃんと萬平さんは疎開を提案しますが、鈴さんは「家を守らないと」の一点張り。年が明け、大阪から少し離れた天王寺で空襲が！しばらくして大阪上空にやってきた戦闘機が降らせたものは…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

やはり、演出家の交替が、吉と出るか凶と出るか…か?

時は、昭和19年（1944）の夏。アバンタイトルでは戦況が悪化して、克子が4人の子どもを連れて、忠彦の田舎に疎開して行く。克子たちを背中を心配そうに見送る福子と萬平と鈴の3人。何となく、そう何となくなのだが、この時の3人の表情の意味が分からなかった。いや、分り難かった。

そう言えば、第4週目で演出家が交代したことは前回の感想で書いた。そして演出的な違いも殆どなく安心したとも書いた。しかし、今回のアバンを見る限りでは、その考えを少しだけ修正せざるを得ないかも知れないと感じたアバンだった。今回は物語と演出や演技にも注目して見ようと思う。

萬平が、福子を「お前」と表現したことに驚いた!

さて、「産めよ、殖やせよ」の新聞記事の際の拍子木の音の演出も、ちょっと場違いな感じで始まった本編。蚊帳の中で、福子が萬平の腰を気遣って摩る場面なんて、朝ドラの割にアダルトチックな描写で新鮮味を感じたのだが、それ以上に新鮮味、いいや違和感の方が正しいかも…と思ったのが、萬平のこの台詞だ。

萬平「お前は いい奥さんだ。僕は幸せだよ」

あれ？ 萬平は福子と二人きりの時も「福子さん」と読んでいたはず。どうやら描かれていない新婚生活の1年間で、二人きりの時は「お前」と呼ぶようになったようだ。まあ、劇中の登場人物が妻をどう呼ぼうと勝手だが、唐突だったから驚いてしまった。

そして何より、萬平が「お前」と言うかな？ と言う、これまでとの連続性も気になった。終盤では萬平は「福子」と呼び捨てにする。亭主関白を表現したかったのだろうか？ いずれにしても、萬平には「福子さん」が似合っていると思う。『花子とアン』で夫の英治が、妻をずっと「花子さん」と読んだように…

映像的には面白いが、ここまで何度も再登場させるなら…

そして、6分過ぎ、三度目か？ 鈴の夢の中だか、鈴の幻視だか、幽霊なのかは分からないが、亡くなった咲姉が登場。早々に退場して残念だった内田有紀さんが見られるのは嬉しいが、ここまで度々登場するなら退場させなくても良かったのでは？ と思ってしまう。因みに、終盤でも福子の夢枕に咲姉が立つシーンもあったし。

本作が史実に寄せて書いているのは理解するが、本作は飽くまでモデルのいるフィクション。それに、この時点でもかなりのフィクションが盛り込まれている。だからこそ、こんなに何度も登場させるなら…。もちろん、こう言うのがドラマらしい表現だし、映像だから出来る面白さなのは重々承知。でも、やっぱりここまで何度も登場させるなら…

振り返る福子のアップに "奇妙さ" を感じてしまった…

時は昭和19年（1944）秋。11月24日。東京が空襲され、福子の友人も田舎へ疎開すると言う。どんどん福子の周囲の人たちが、徴兵や疎開で自分の下から離れていく。そんな悲しみの中で道に掛る「今ぞ決戦の時！一億総動員」の横断幕を見た福子が、来た道を振り返るアップが、大変気になってしまった。

戦争に対する怒りや、知り合いがバラバラになる悲しみや、戦地に赴いている人たちの安否を思う不安さなどが、入り混じった複雑な感情をこのアップの1カットで表現したのだろう。それは分かる。分かるのだが、これまでに見たことのない福子の表情だっただけに「これ、福子だよね？」と奇妙に映ってしまった。

もしかしたら演出家交替の「凶」の部分かも知れない

確かに戦争に対する福子の心情を描写するのは大切なことだ。しかし、これまで3週間見て来た福子、特に萬平が憲兵隊に無実の罪で投獄された時にも見せなかった “怒りの表情” をここで使っちゃうのはどうかと思う。

これ、もしかしたら演出家交替の「凶」の部分かも知れない。きっと第3話までの演出家なら、安藤サクラさんにここまでの眼力の演技を要求しなかったと思う。もちろん、今回だけのことかも知れない。

しかし、全体的にはコミカルな描写の中に時々織り交ぜられるシリアスとのバランスが絶妙だった（敢えて、過去形にする）本作とは、明らかに異質な演出と演技。これが続くようだと、演出家（週）単位での品質に差が出る可能性が大ってことになる。そうならないことを願うばかりだ。

あとがき

前回では目立ちませんでしたが、今回で渡邊良雄氏と安達もじり氏の、特にシリアスな演出の差が明らかになりましたね。第3週までの渡邊氏は、シリアスの中にファンタジーと言うか優しさや人間の情をちょっと添えて、厳粛さや重大さを強調しました。萬平投獄の数々の場面を思い出せばお分かり頂けると思います。

で、今週の安藤氏のシリアスの演出は、深刻さや重厚さを演出しています。確かに今週は戦争と言う巨大な恐怖を描いている訳ですから、一個人の投獄生活とは違いますが、この演出の違いは無い方が良いに決まってます。だって、視聴者は誰が演出家かなんて意識せずに見て、違和感だけが少しずつ溜まっていく可能性があるからです。

その意味でも、早く戦後に進んだ方が良いと思いました。そして、まだ第4週目ですから、各演出家同士で連携を取れば、まだまだ容易に改善できると思います。

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ハラスメントゲーム （第2話・2018/10/22） 感想

テレ東系・テレビ東京開局55周年特別企画 ドラマBiz『ハラスメントゲーム』（公式）
第2話『勃発! パート一揆!』の感想。
なお、原作 井上由美子「ハラスメントゲーム」(河出書房新社）は未読。

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開店を3日後に控えた「マルオースーパー」の東京・品川店で、満寿子（余貴美子）ら18人のパート従業員が突然辞めると言い出す。秋津（唐沢寿明）の巧みな話術により、社長・丸尾（滝藤賢一）のセクハラが原因だと判明するが、詳細は分からない。しかも、丸尾は身に覚えがないのだという。一方で、女性社員に対する満寿子らの「世話焼きハラスメント」も明らかに。話を聞いていた真琴（広瀬アリス）は、丸尾のある言葉を思い出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：井上由美子「ハラスメントゲーム」(河出書房新社）
　　　江上剛人生に七味あり」（徳間文庫）
脚本：井上由美子（過去作/まっしろ、遺産争族、BG～身辺警護人～）
演出：西浦正記（過去作/名前をなくした女神、きんぴか） 第1,2話
　　　関野宗紀（過去作/医師たちの恋愛事情、オトナ女子）
　　　楢木野礼（過去作/SUMMER NUDE、独身貴族）
主題歌：コブクロ「風をみつめて」

前回以上に面白かった第2話

今回も、ハラスメントと言うシリアスな問題を描くドラマの主人公を明るいキャラクターにした上に、そのコンプラ室長自身がハラスメントし放題の個性的で笑えるきゃあクターにしたのが、前面に押し出された面白さはそのまま。

また、シリアスもコメディも自由自在に演じられる唐沢寿明さんが、バイタリティーのある主人公を演じるのもそのまま。だから、前回同様、いや、前回以上に面白かったのは当然だ。

説明過多と15分拡大が無くなって、称賛に値する作品へ

しかし、今回の第2話で驚いたことがある。それは、説明過多になり過ぎてしまう第1話と言う条件と、「15分拡大」が無くなっただけで、過剰説明が完全に排除されて、必要な描写のみが集結して、びっくりするようなタイトでテンポの良い作品に仕上がった。その上、コミカルとシリアスのバランスも絶妙で、これだけでも称賛に値する仕上がりだ。

"秋津流の大岡裁き" が更に冴えた結末に大いに納得

そして、前回でも面白かった「大岡裁きのような人情味のある結論」だが、今回はベテランのパート・大竹満寿子を始めパートさんたちに親身に寄り添って、型通りの解決方法を選択せず、パート同士の問題解決だけでなく、「マルオースーパー」が抱えた根本的な問題解決まで、あくまでも “秋津流” の大岡裁きが更に冴えた。

あとがき

欲を言えば、秋津と真琴の掛け合いが、もっとたくさん見たかったです。でも、第2話で、ここまで完成度を高めて来たのは素晴らしいです。視聴率は『SUITS/スーツ』の半分以下ですが、面白さは本作の方が倍以上だと思います。多くの未見の人に見て欲しい作品です。

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