君が心をくれたから （第2話・2024/1/15） 感想

フジテレビ系・月9『君が心をくれたから』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第2話『マカロンは恋と夢の味』の感想。

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奇跡の代わりに五感を奪われることを受け入れた雨（永野芽郁）は、太陽（山田裕貴）の病室へ。彼が手にしたマカロンの思い出に笑みをこぼす。案内人の千秋（松本若菜）から、五感を失うことは話していいが、奇跡や案内人について明かしていいのは太陽だけと聞かされた雨は、太陽にも全て隠すと決意。そんな中、雨は市役所職員の司（白洲迅）からパティシエを辞めるのかと問われる。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---

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原作：なし
脚本：宇山佳佑（過去作/主に泣いてます,信長協奏曲,家政夫のﾐﾀｿﾞﾉ3）
演出：松山博昭（過去作/鍵のかかった部屋,ﾄﾚｰｽ~科捜研の男,ﾐｽﾃﾘと言う勿れ）
音楽：松谷卓（過去作/映画｢ﾀｯﾁ(2005)｣,映画｢県庁の星(2006)｣）
主題歌：宇多田ヒカル「何色でもない花」
P：草ヶ谷大輔（過去作/ﾐｽﾃﾘと言う勿れ,ｺﾝﾌｨﾃﾞﾝｽﾏﾝJP,ﾗｳﾞｨｿﾝｸﾞ）
※敬称略

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ほかの作品の感想でも書いているとおり…

ほかの作品の感想でも書いているとおり…

不必要に、主要キャラクターの “死や病気”を盛り込むべきでない… と、私は思っている。

その上、“死や病気”を煽るような描写を続ける作品は好みではない。

いや、これだけの出演者を揃えたのなら、“一つずつ五感を” は要らないのでは？

ラストの５分間を見るだけでよい程度だが

“連ドラ” としては、前回でトラブルが発生し、奇跡が起こった “その続き” だ。

第1話よりも、“物語” として確実に進んでいるのは悪くない。

まあ、＜味覚がなくなった＞だけで、ラストの５分間を見るだけでよい程度だが。

回想シーンは、盛り込めば盛り込むだけ物語をぶち壊す！

それにしても、また時間軸の行ったり来たりだ。

前回で書いたように、これ見よがしの「学生服による青春回想」もテンコ盛りで（失笑）

散々、前回で書いたから、こっちもくどくなるまで書かないが。

そもそも「回想は物語でない」のだ。

だから、盛り込めば盛り込むだけ「物語をぶち壊す」ってこと。

だって、回想部分だけストーリーが進まないわけだから。

但し、作風や雰囲気を醸し出すには役に立つのは事実だ。

でも、やはり使う場所は限定すべき。

それでなくても、今作は “ほぼ長崎観光ビデオ” なんだから（笑）

今回での＜３つの大きな違和感＞について

ダラダラ書くのはやめよう。

今回で最大の違和感は…

逢原雨（永野芽郁）のキャラクターが、ほぼ別人格になったことだ。

“奇跡” を受け入れたから、前向きに、積極的な人になったってこと？

回想で “過去” を描く暇があるなら、もっと精査して “現在” を描け！ と、思うが。

もう一つの違和感は、雨と朝野太陽（山田裕貴）とのかかわり、ツーショットが少な過ぎる）こと。

公式サイトで “過酷な奇跡が引き起こすファンタジーラブストーリー！” と表明しているのだから、“今の雨と太陽” を盛り込むべきでは？

最後の違和感、というか不思議だったこと。

それは、今回で味覚が失われて…
「もっと頑張れば良かった」的なことを言っていたが。
味覚がなくなるのが分かっているのに、マカロン作っただけだったことだ。

あの～、“次” に＜嗅覚＞がなくなるんでしょ？
反省する割りに努力しないって？？？

ほんと、良く分からない…

あとがき

花火師になりたいけどなれない男性。

お菓子でみんなを幸せにした女性。

偶然の再会をきっかけに、故郷の長崎でお互いに頑張るだけで泣けたし応援できたと思いますが。

それこそ、長崎の美しいロケ地と、永野芽郁さんの泣き顔の名演技があれば…

※「文句があるなら見るな！」と言われそうなので、しばしコメント欄は封鎖して自己防衛します。

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【これまでの感想】
第1話 

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拍手コメント返信(2024/1/15):「ブギウギ(第71回)感想」※ホッコリしていただけたら幸いです…

ご来訪の上、拍手とコメントをありがとうございます！

いつも ドラマや映画の感想へ、ご賛同のWeb拍手やコメントをいただきまして、ありがとうございます。

時には厳しいコメントも頂きますが、ブログ更新の励みになっております。

なお、"Web拍手のコメント"へ返信をする機能がないため、このような「お返事ページ」でお返事をいたします（謝）

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[拍手投稿]  やまちゃん さん  （2024-01-15 23:02:47）
連続テレビ小説「ブギウギ」 （第71回・2024/1/12） 感想 

私は、みっきーさんの、プロならではの考察を読むのを楽しみにしています。
みっきーさんの文章からは、単なる批判はない、「もっとこうすればよくなるのに」という『ブギウギ』への愛情が感じられるからです。
いろいろと大変かと思いますが、これからも鋭い考察を読ませていただければ幸いです。

※当方にて適宜改行を入れさせていただきました。

↓ここから管理人返信↓

やまちゃんさん、いつもコメントをありがとうございます。
なかなか、すべてをご紹介できずに申し訳ございません。

称賛三昧の感想のほうが、書くのも、読むのも、楽しいし、有意義なのは分かっています。

ただ、当ブログを続ける理由の一つが「日本のドラマの品質を高めたい！」があるので、やたらと褒めるのは意味がないので。

というわけで、今後も本音で褒めて、ツッコんでいこうと思います。

嬉しいので、今回から新しいキャプチャー画像にいたします。
ホッコリしていただけたら幸いです。

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連続テレビ小説「ブギウギ」 （第72回・2024/1/15） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube

第72回／第16週『ワテはワテだす』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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復学した愛助（水上恒司）は、スズ子の公演に触発され一層勉学に励んでいた。そして、公演が再開して以来、スズ子（趣里）たちには依頼が殺到し、毎日休みなくステージで歌う日々が続いていた。しかし、楽団員からは、予定が合わないという話や、遅刻や早退する者も出てきていた。さらに、小夜（富田望生）までも体調が悪いと早退する日が続き始める…。そんな楽団の本当の状況を知ったスズ子は、ある大きな決断をする。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

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原作：なし
脚本：足立紳（過去作/六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,拾われた男 Lost Man Found） 第1～8,11,12週
　　　櫻井剛（過去作/表参道高校合唱部!,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第9,10,13～16週
演出：福井充広（過去作/てるてる,家族純情きらり,ﾐｽ･ｼﾞｺﾁｮｰ） 第1,3,8,13,14週
　　　二見大輔（過去作/半分､青い｡,なつぞら,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第11,12週
　　　泉並敬眞（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,7,9週
　　　鈴木航（過去作/あさが来た,べっぴんさん,ｽｶｰﾚｯﾄ） 第4,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10,15,16週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

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土曜日版の感想に Web拍手をくださった16名の読者様に感謝

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
（私のブログに来てくれて、ありがとうございます。）

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで！
（「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！）

感想に入る前に…

先週末の「土曜日版」の感想に Web拍手をくださった 16名の読者様に感謝します。

「ほぼ褒めない」ことが分かっているのに、最後まで読んでくださり、その上で拍手まで。

本当にうれしかったです。

実は、先週は内容がイマイチだったので、毎日本音で書くのを躊躇していたんです。

読者様だって私だって、褒めたいですし、そういう作品を見たいですし、感想も読みたいし、書きたいですし。

私ほどの文才があれば（苦笑）、ウソで褒めちぎるなんてお茶の子さいさいなんですよ。

でも、それをやったら、全部おしまいでしょ？ って。

『リアルサウンド』というエンタメ情報サイトがありまして。

ここは、ほぼ褒めまくり、褒め殺しばかりで、あまり信用していませんが（汗）

先週の『ブギウギ』には、下記の辛辣な投稿がありました。

『ブギウギ』戦後描写のわずかな違和感　“歌”の表現が素晴らしいからこそ気になるポイント｜Real Sound｜リアルサウンド 映画部 

別に、「先週を褒めちゃダメ」「先週を評価するのは変」ではないんです。

実は、普通に見ている人の中に違和感を覚えた人が多かったってことを言いたいんです。

決して、期待するのを諦めているのでも、こき下ろしているのでもないってことなんです…

テロップとナレーションがなかったら、「一体いつ？」状態

先週の月曜日が、玉音放送だったから「昭和20年（1945）8月15日」で。

今回のメインタイトル明けが、先週末から３か月後の「昭和21年（1946）4月」。

と、テロップで書かれての「新章」だ。

それにしても、困ったことに “戦後らしさ” が映像のどこにも見当たらない（失笑）

テロップとナレーションがなかったら、「一体いつ？」状態だ。

もう少し何とかできなかったのか？

ナレーションでの時代説明と状況解説が多めなのは良いこと

とはいえ、逆に褒めるとすれば。

最近の今作としては、ナレーションでの時代説明と状況解説が多めなのは良いこと）だ。

だって、映像で見せるつもりがないなら、音で聞かせて納得させるべきだからだ。

「先週とは違って、今週は 時代背景を絡めて“物語” を描きます」との意思が伝わってきた。

昭和31年（1956）7月17日、この前年の1955年、終戦から10年目にしてGDP（国内総生産）が戦前の水準を上回ったことから、政府が経済白書で「もはや戦後ではない」と宣言したのはご承知のとおりだ。

そして今作も「もはや戦後ではない」と言わんばかりに「新章」への突入だ。

というわけで、私も、戦後すら終わったと思い込むことにする（苦笑）

先週で無理やり戦争に収拾を付けたことに納得させる月曜日

もう残り半分を切ったから書いてしまうが。

笠置シヅ子が『東京ブギウギ』の大ヒット以前に、
既に国民的喜劇俳優エノケンの演技指導を受け喜劇女優として評価され。
世間では「女エノケン」として認められ、
自他ともに歌って踊れるコメディエンヌになるまでの…

シヅ子のサクセスストーリーの一部を描くのだろう。

「新章」であることを強調するべく、楽しいことが大好きな羽鳥善一（草彅剛）、的確なマネージメントをする山下（近藤芳正）をはじめ。

「新章」らしい新キャラの‘喜劇王・タナケン’こと棚橋健二（生瀬勝久） も参戦し。

主人公・スズ子（趣里）が、あれよあれよといわんばかりに騒動に巻き込まれて翻弄される姿がコミカルに描かれた。

繰り返すが…

既に「もはや戦後ですらない！」のだから、これくらい戦争を無視しても納得だ。

もちろん、面接でのスズ子の態度含めて「ありえない！」と感じる人はいると思うが。

要するに…

これを月曜日から描きたかったから、先週で無理やり戦争に収拾を付けたことに納得だ。

まあ、この納得が良いか悪いかの判断は敢えて書かないが（苦笑）

あとがき

え～～と、第1回から見ている人は分かっていると思いますが。

スズ子は女の子を生んでシングルマザーとして人気歌手をやるんですよね。

そこを、敢えて見せなかったほうが良かったと思っちゃいました。

その “未来” を描かなかったら、＜結婚も波瀾万丈の一部＞として、もっと柔軟に描けたんじゃないかって。

今さらですけど…

みっきーの植物図鑑（第188回）「いちごの日」

一昨日の土曜日(1/13)、千葉県北西部は夜から夜中にかけて雪が降りました。

早朝の日の出前、ウォーキングした時の気温は「－２度」で。

畑が一面雪で覆われていました。

この景色を見て、ふと思い浮かんだのが「かき氷」のいちご味。

それに今日「１月15日」は「いちごの日」です。

ということで、先日に続いて日曜日に農協の直販所で見つけたいちごが「よつぼし」です。

2017年に品種登録されたばかりの新しいいちごです。

形は小ぶりですが、ギュッと詰まった食感、濃厚な味わい、ジューシーな食べ応えがあります。

この「よつぼし」の特徴は、何といっても世界でも珍しい「種から育てるいちご」な点です。

普通は、苗やツルから育てるので、冬から春に実がなります。

でも、種から育てる品種なので、１年中いつでも計画的に栽培できます。

まだまだ、市場では少なく高級ないちごですが、お安く買えてよかったです。

皆様も「いちごの日」に、おいしいいちごに出会えますように！

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで！』
1 2 3 4 5 土
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
第3週『桃色争議や！』
11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 土
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38 39 40 土

朝ドラ「ブギウギ」の"♪楽しい～お方もぉ～～～"もCD化! 劇中歌を集めた「福来スズ子 傑作集」発売決定  

"史実"朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の東宝移籍騒動ミステリー 

朝ドラ「ブギウギ」オリジナル・サウンドトラック Vol.1★2023/12/20発売!!  

朝ドラ「ブギウギ」の“花田家”と“はな湯”の［史実］を知ると＜ドラマ＞の奥深さが更に見えてくる！ 

第9週『カカシみたいなワテ』
41 42 43 44 45 土
第10週『大空の弟』
46 47 48 49 50 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」関連・『♪ アイレ可愛や』と笠置シヅ子の生涯で唯一の恋愛相手のコト 

第11週『ワテより十も下や』
51 52 53 54 55 土

朝ドラ「ブギウギ」 水上恒司の実家“村山興業”関連の新キャラを【史実】と共に解説！更に朝ドラ「わろてんか」との関連も!! 

朝ドラ「ブギウギ」 笠置シヅ子と最愛の人“吉本穎右”との出会いから○○までを【史実】と共に解説！更に新説「シヅ子のマネージャー２人説」も!! 

第12週『あなたのスズ子』
56 57 58 59 60 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の孤独な出産とこびない人生観が“ブギの女王”へのし上げた！ 

第13週『今がいっちゃん幸せや』
61 62 63 64

連続テレビ小説「ブギウギ」 （総集編 前編・2023/12/29） 感想 ※六郎にちなんで亀のお話も… 

第14週『戦争とうた』
65 66  土
第15週『ワテらはもう自由や』
67 68 69 70 71 土
第16週『ワテはワテだす』

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さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～ （第1話/初回25分拡大スペシャル・2024/1/14） 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第1話/初回25分拡大スペシャル『それが彼の運命』の感想。

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俊平（西島秀俊）は、20代の頃から海外で活動してきた指揮者。音楽に対して常に情熱的に向き合う才能豊かな人物だったが、5年前の‘ある事件’をきっかけに、家族は俊平のもとを去り、俊平自身も音楽界から離れていた。ある日、数十年ぶりに帰国した俊平は、市役所に勤務する娘・響（芦田愛菜）、高校生の息子・海（大西利空）と5年ぶりに再会。久々の同居生活を海は無邪気に喜ぶが、響の態度は冷たい。そんな折、俊平は市役所職員で市民オーケストラの団長を務める古谷（玉山鉄二）から、指揮者就任を頼まれる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：なし
脚本：大島里美（過去作/花燃ゆ,凪のお暇,妻､小学生になる｡）
演出：坪井敏雄（過去作/凪のお暇,ｶﾙﾃｯﾄ,わたﾅｷﾞ,妻､小学生になる｡） 第1話
　　　富田和成（過去作/ﾏｲﾌｧﾐﾘｰ 第5話のみ）
　　　石井康晴（過去作/逃げ恥,ﾗｽﾄﾏﾝ-全盲の捜査官-,ﾌｪﾙﾏｰの料理）
　　　元井桃（過去作/※地上波ﾄﾞﾗﾏ演出歴なし）
音楽：菅野祐悟（過去作/ﾃｾｳｽの船,危険なﾋﾞｰﾅｽ,罠の戦争,ゆりあ先生の赤い糸）
撮影監督：神田創（過去作/怪奇恋愛作戦,ｶﾞｰﾙｶﾞﾝﾚﾃﾞｨ,罠の戦争,鎌倉殿の13人）
音楽監修：広上淳一（東京音楽大学教授）
全面協力：東京音楽大学
料理監修：vita（過去作/下剋上球児,いちばんすきな花,ゆりあ先生の赤い糸,ﾏｲ･ｾｶﾝﾄﾞ･ｱｵﾊﾙ,ﾌｪﾙﾏｰの料理,ﾄｸﾒｲ!警視庁特別会計係,うちの弁護士は手がかかる）
主題歌：アイナ・ジ・エンド「宝者」
※敬称略

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西田敏行さんの出演シーンがほぼすべて着座だったので…

西田敏行さんの出演シーンがほぼすべて着座だったのだとても心配…
お芝居もテンションもアドリブも歌声もお元気そうで何よりだが。

早速、本編の感想だ。

●市役所勤務のヒロインが…
●関係者の天才指揮者(マエストロ)と共に…
●解散危機の地元のポンコツ交響楽団(オーケストラ)の再生と…
●自身と家族のやり直しを描く…

『リバーサルオーケストラ』（日テレ/2023冬）とは似ても似つかない…（苦笑）

TBSの新作ドラマ、日曜劇場『さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～』の第1話の感想だ（汗）

スタッフは万全の体制、キャストもほぼ漏れがない安定感で

前述のように、昨年放送された “あれ” と設定は似ているが。

地元オーケストラへのかかわりを通じて
不器用な父と娘の絆と人生の再構築と再出発を描く
アパッシオナート(情熱的)なヒューマンドラマのようだ。

脚本とメイン監督は、『凪のお暇』（TBS/2019）や『妻、小学生になる。』（TBS/2022）のコンビ。

そのほか、音楽、撮影監督、主題歌担当など、スタッフは万全の体制。

キャストも、安定感抜群のベテラン勢と、人気の中堅どころと、新鮮な若手を配置して、ほぼ漏れがない。

従って、問題になりそうなのは 、“あれ” との既視感と、出演者への好みだろう。

やたらと＜回想シーンを盛り込まない＞と＜縦軸や考察要素をちらつかせない＞に注意すれば、『日曜劇場』らしい、豪華で、月曜からの活力をもらえる作品になると思う。

中心に描くことを＜主人公の家族＞と明確に強調した

意外と？ 良かった点を挙げてみる。

一つめは、“あれ” と違って、中心に描くことを＜主人公の家族＞と明確に強調した点だ。

俳優陣のラインナップを見れば、 主演の西島秀俊さんと、ほぼメインの芦田愛菜さんの出番をもっと多めにして。

玉山鉄二さんや石田ゆり子さんをこれ見よがしに出して…

廃団の危機にある市民オーケストラ「晴見フィルハーモニー」のメンバーの私生活部分も盛り込んで… と、やりそうだが。

あくまでも、俊平（西島秀俊）、市役所に勤務する娘・響（芦田愛菜）、高校生の息子・海（大西利空）の３人家族に重点を置いて描いていた。

今回のテーマ曲(と、いうべきか？)である『運命』の解説のくだりでも、ティンパニ奏者の大学生・内村菜々（久間田琳加）の過去の盛り込みもサクッとやって済ませていた。

恐らく、今後は、「一人＝１クラシック曲」みたいな構成になり、人物描写が複雑に絡まるとは思うが。

時間延長した第1話で、全体をスッキリまとめたのは大いに評価したい。

全体をスッキリまとめた、見せた… 映像的な配慮

全体をスッキリまとめた、見せた… 映像的な配慮もあった。

実は、事前の「番宣」では、メインは俊平と響で。

二人に絡むのは、団長兼ファゴット奏者で晴見市役所観光課の職員・古谷悟史（玉山鉄二）と、トランペット奏者で響と同じ市役所の観光課勤務。森大輝（宮沢氷魚）とプロオーケストラのフルート奏者・倉科瑠李（新木優子）の三人が強調されていた。

しかし、今回の字幕を見て、最重要人物はカフェ「うたカフェ二朗」の店主で晴見フィルハーモニーの最古参・小村二朗（西田敏行）であると、TBSが表明していたのだ。

それが分かったが字幕放送の文字色だ。

字幕放送 (じまくほうそう)とは 主な表現や番組ごとの特色【ピクシブ百科事典】 

主人公演じる西島さんが主人公用の「黄色」は当然だが。

芦田さんの「青色」と、西田さんの「緑色」は共に準主役用で、二番手、三番手となる。

このことから、今作の中心人物は上記の三人であると、TBSが主張しているのだ。

そして実際の映像も、そうなっている。

簡単にいえば、作り手の考えと放送された内容に乖離がないってことで、しっかり意図どおりに作り込まれていることを意味する。

劇中に登場した落語「大工調べ」「あくび指南」プチ解説

小難しい話が続いたから、ここでひと休み。

劇中に、響が夢中になっている落語家として柳亭小痴楽（本人役） が顔出しし、二つの演目が登場した。

一つめは、冒頭近くで自転車通勤中の響が聴いていた「大工調べ」。

「大工調べ」の内容は、大工の与太郎と家主の源六の、家賃滞納にまつわる言葉の行き違いが原因で起こった騒動。

恐らく、父と娘の “行き違い” に重ねていると思われる。

二つめは、役所の食堂で響きが聴いていたのが「あくび指南」。

「あくび指南」は、八五郎は習い事の好きな熊五郎に誘われて「あくびの指南所」に行くが、熊五郎がなかなか “あくび” がでなくて “あくび” をしちゃうという考えオチの話。

熊五郎がほぼ無理やりに八五郎を指南所に連れて行くことと、響きが‘推し’を大輝に説明するくだりがリンクして見えた。

「夏目家」の「２階へ続く曲がった導線の階段」にも注目

また、美術セットでいうと。

「夏目家」のメインセットに設置されていた「２階へ続く曲がった導線の階段」が見えているのが良かった。

二階を作るのは最近のドラマの流行りではあるが。

今作のように比較的長い導線が見える階段は少ない。

この長めのアプローチがあることで、登場人物の後ろ姿で見せる感情が伝わりやすかった。

ここの階段シーン、今後も注目したい。

初めて"学生服を着ない社会人"に挑戦している芦田愛菜さん

最後に、あまり書かないし書きたくない俳優のこと。
※専門外のうえ、熱狂的ファンが…（困）

今作、芦田愛菜さんがどう演じるのか注目している。

これまでの芦田さんは「愛菜ちゃん」らしい優等生的な役や演技が多かった。

更に、日本のテレビドラマ史上最年少で初主演、ドラマ『マルモのおきて』ではゴールデン帯の連続ドラマ史上最年少で主演を務め “大人気子役” としての地位を確立している。

でも今作の「夏目響」役では、初めて “学生服を着ない社会人” に挑戦している。

それも、優等生とは一味も二味も違った “親子関係がこじれた娘” だ。

第1話を見た限りでは、ストレートな演技が響に似合っており、柔軟な西島さんのお芝居と相乗効果で “こじらぜ親子” がいい感じだった。

今後の演技も楽しみだ。

あとがき

いちばん評価するのは「時間延長をあまり感じさせなかった」ことです。

不用意に「回想」「過去」を盛り込まず。

説明に必要な分量だけ盛り込んで、あとは「今」を丁寧に描写。

西島さんの家事シーンなんて、ドラマ『きのう何食べた？』を彷彿させつつ、ドジなところが新鮮でしたしね。

やはり、主人公と主演俳優を的確にしっかりと＜映像で見せて(show)魅せる(fascinate)べき！＞です。

あとは、“あれ” の既視感を払しょくさすれば。。。だと思います（笑）

※『日曜劇場』の感想で褒めないと、熱狂的な信者から誹謗中傷コメントがくるのでコメント欄はしばらく閉鎖しておきます…
そのうち、開放するつもりですが。

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連続テレビ小説「ブギウギ」 （第15週/土曜日版・2024/1/13） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube

第15週『ワテらはもう自由や』の「土曜日版」の感想。

 

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

---

終戦を迎え、スズ子（趣里）はやっとのことで東京の自宅へ戻ってきた。物資がなく苦しい生活ではあるが、愛助（水上恒司）と平和な日々を送っていた。やがて、劇場も再開、スズ子はその記念公演に出演することとなる。同じく鹿児島から東京に戻ってきた茨田りつ子（菊地凛子）、上海から命からがら戻ってきた羽鳥善一（草彅剛）とも再会。本来の歌手・福来スズ子として、新たな一歩を踏み出し始める。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

---

原作：なし
脚本：足立紳（過去作/六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,拾われた男 Lost Man Found） 第1～8,11,12週
　　　櫻井剛（過去作/表参道高校合唱部!,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第9,10,13～15週
演出：福井充広（過去作/てるてる,家族純情きらり,ﾐｽ･ｼﾞｺﾁｮｰ） 第1,3,8,13,14週
　　　二見大輔（過去作/半分､青い｡,なつぞら,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第11,12週
　　　泉並敬眞（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,7,9週
　　　鈴木航（過去作/あさが来た,べっぴんさん,ｽｶｰﾚｯﾄ） 第4,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10,15週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

---

「そのとおり！」と感じた人は、先は読まないほうが良い

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
（私のブログに来てくれて、ありがとうございます。）

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで！
（「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！）

玉音放送を聞いて…
空襲や死の恐怖からやっと解放された登場人物たち。

やっと戦争が終わった…
だから好きな音楽ができる時代が戻ってきた。

スズちゃんは新たな一歩を踏み出すし。
楽団員たちも、小夜ちゃんも、自分の道を歩み出す。

そんな “次の時代” を感じさせる感動のエピソード集の「土曜日版」だった。

のように、超が付くくらいに好意的に解釈中の人にとっては、サクサクとまとめられた… と、思ったはずだ。

「そのとおり！」と感じた人は、この先は読まないほうが良いと思う。

これでは、次週のための "引き継ぎ" でしかないような…

（いつものことだが）今回も本音で感想を書いてみる。

「本編」の感想で書いたとおり…

次週からの新章に向けて、無理やりに話を展開させて区切りをつけた感じしかなかった。

その理由は簡単なこと。

個々のエピソード、例えば…

玉音放送、闇市と米兵、上海の羽鳥、次々舞い込む公演の依頼、久しぶりに歌うスズ子の躊躇いと開放感、夫婦愛、師弟愛、楽団の騒動など

一つひとつは “ドラマ” とまではいかないにしても、終戦間際のエピソードとしては決して悪くない。

というか、ほぼ朝ドラが描く終戦間際のお約束みたいなものばかりだから、間違っていない。

ただ、冷静に見れば分かるが、ほぼ “流れ” や “連続性” が感じられない。

エピソードの箇条書き、歴史的な出来事を年代順にまとめた歴史年表のように見えてしまった。

これでは、次週のための “引き継ぎ” でしかないような。

私の案なら、数十秒間のアバンタイトルで足りると思う

これくらいの、ありきたりな “状況の変化” なら、月曜日の冒頭で次のナレーションを入れて。

Ｎ「終戦から○か月、スズ子たちの公演は大盛況でしたが。
　　小夜も楽団員も、新たな一歩を踏み出し始めました…」

そのあとに、「今日が‘福来スズ子とその楽団’の最終公演や！」のセリフを被せて、

『ラッパと娘』のステージを数カット入れるだけで、概略は伝わるのでは？

アバンタイトルで、数十秒間あれば足りると思うが。

エピソードの取捨選択の適切さの欠如

以前に『らんまん』のときにも書いたが。

［史実］のエピソードを多めに引用する朝ドラでよくやってしまう失敗。

それが、＜エピソードの取捨選択の適切さの欠如＞になる。

「いい話だから」と盛り込み過ぎるから、焦点がぼやけてしまうのだ。

今週なら、「劇場再開の記念公演」と「楽団解散公演」をくっつけたら良かったのでは？

で、茨田りつ子の『別れのブルース』で、様々なコトからの “別れを惜しん” で。

スズ子の『ラッパと娘』で大団円のエンディング！！！

これなら、先週と同様に二日間もあれば、やれたと思う（苦笑）

あとがき

小夜と米兵さんのくだりは、来週へ回して。

今週は、お父ちゃん、「はな湯」の関係者たち、香川の親戚、元下宿のチズ夫妻、おでん屋の伝蔵さん、梅丸の仲間たちの “それぞれの笑顔” を盛り込んで。

NHK大阪局が制作する朝ドラらしく、“義理と人情” をテンコ盛りにして、陽気で和やかにやってほしかったです。

そして、戦争で “生き残ったキャラたち” が “生き生きと前に進む姿” を描いたら良かったと思います。

奇しくも、令和６年のお正月に放送している朝ドラとしても…

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで！』
1 2 3 4 5 土
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
第3週『桃色争議や！』
11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 土
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38 39 40 土

朝ドラ「ブギウギ」の"♪楽しい～お方もぉ～～～"もCD化! 劇中歌を集めた「福来スズ子 傑作集」発売決定  

"史実"朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の東宝移籍騒動ミステリー 

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朝ドラ「ブギウギ」の“花田家”と“はな湯”の［史実］を知ると＜ドラマ＞の奥深さが更に見えてくる！ 

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41 42 43 44 45 土
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46 47 48 49 50 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」関連・『♪ アイレ可愛や』と笠置シヅ子の生涯で唯一の恋愛相手のコト 

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［史実］朝ドラ「ブギウギ」笠置シヅ子の孤独な出産とこびない人生観が“ブギの女王”へのし上げた！ 

第13週『今がいっちゃん幸せや』
61 62 63 64

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第14週『戦争とうた』
65 66  土
第15週『ワテらはもう自由や』
67 68 69 70 71 

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