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連続テレビ小説「虎に翼」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『虎に翼』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第55回第11週『女子と小人は養い難し?』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


家事審判所と少年審判所の合併に関して、依然として説得を続ける寅子(伊藤沙莉)だが、うまく行かない。そこで、寅子は「東京少年少女保護連盟」のメンバーとして活動する弟・直明(三山凌輝)に賭けてみることに。少年審判所の壇(ドンペイ)と家事審判所の浦野(野添義弘)は果たして直明の言葉に耳を貸すのか。年明け1月1日の家庭裁判所発足に向けて、家庭裁判所設立準備室の面々の奮闘が続く。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:吉田恵里香(過去作/恋せぬふたり,生理のおじさんとその娘)
演出:梛川善郎(過去作/べっぴんさん,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第1,2,4,7,10,11
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘) 第3,8
   安藤大佑(過去作/とと姉ちゃん,となりのマサラ,やさしい猫) 第5,6,9
音楽:森優太(過去作/海の見える理髪店,あなたのブツが、ここに,忘恋剤)
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
法律考証:村上一博(明治大学 法学部 専任教授)
裁判所考証:荒井史男(元名古屋高裁長官 定年退官)
風俗考証:天野隆子(過去作/ごちそうさん,花子とアン,スカーレット)
旧字考証:三浦直人(明治大学大学院 文学研究科 史学専攻 日本史学専修)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
医事考証:冨田泰彦(過去作/育休刑事,らんまん.どうする家康)
ジェンダー・セクシュアリティ考証:前川直哉(福島大学 教育推進機構 高等教育企画室 准教授)
タイトルバック制作:シシヤマザキ(公式サイト 新窓で開きます
取材:清永聡(NHK解説委員:司法・事件・公文書管理・災害)
語り(本編):尾野真千子(過去作/カーネーション,長谷川町子物語,足尾から来た女)
語り(土曜日版):山下誠一郎(過去作/Eテレ「小雪と発酵おばあちゃん」)
副音声解説:山崎健太郎(過去作舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ)
制作統括:尾崎裕和(過去作/恋せぬふたり,鎌倉殿の13人)
※敬称略



どうして、アバンタイトルで敢えて時間軸を戻したのか?

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

実は、「実は…」「というのも…」のような、いわゆる「今から過去に遡って説明しますよ」の手法は、今作ではあまり見かけない。

恐らく、基本的に展開が早いから、一度進んでから後戻りするなんて、やっている時間がないのだ。

とにかく前へ、前へ…が、基本だから。

でも、今回は冒頭で語りの「というのも…」を入れて、時間軸を巻き戻した。

もちろん、こんなことはやらずに、冒頭で「二日前」とやれば済むことだ。

では、どうして敢えて時間軸を戻したのか?

答えは、次のくだりを強調するためだ。

寅子「これですよ これ」
語り「直明のキラキラに
 かけてみようと思い立ったのです」

ではなぜ、強調する必要があったのか?

それは、こうしないと、少なくてもアバンタイトルの主人公が寅子(伊藤沙莉)ではなく、弟・直明(三山凌輝)になってしまうからだ。

でも、この順番にすると。

●主人公の寅子がいたから、直明が「東京少年少女保護連盟」のメンバーとして活動と始めたと強調できる。

●「ご婦人や子供たちを救う」は、子供たちのこと…」は家事審判所と少年審判所の合併が目指していることが強調でき、それと「東京少年少女保護連盟」が同じなんだと、主従関係が強調できる。

この二つをやることで、今作、今週、今回の主人公が寅子であることと、「家事審判所と少年審判所の合併」がメインであることが、あらためて強調できるのだ。

全体の構成をしっかりと考えた脚本と演出

なぜ、金曜日のアバンタイトルの冒頭でやるのか?

それは、今週が花岡(岩田剛典)の死ではじまり。

‘タッキー’こと多岐川幸四郎(滝藤賢一)のクセの強さで “主人公とメイン” が薄まっているからに他ならないと思う。

そう、いうなれば、“金曜日の冒頭で引き締めに入った” ということだと思う。

この辺も、全体の構成をしっかりと考えた脚本ゆえのテクニックだ。

そして、演出も脚本の意図を汲み取って、うまい感じに映像化している。 それは。

語り「なんてキラキラした目」

直明の“キラキラした眼差し”に、女性たちはおろか、オッサン連中まで、昭和なら「ズキンドキン」、今風なら「ズキューン」なわけだ。

この演出、これらの演技によって、今週はややもすれば「タッキー劇場」「多岐川劇場」「滝藤賢一劇場」で終わるところを、これで、寅子を含めた猪爪家のホームドラマで見せて(show)魅せる(fascinate)“今作らしさ” の復活だ。

やや強引、やや早計なのは間違いない。

ただ、「花岡の壮絶死」と「タッキー劇場」から一気にまとめるとなると、これくらいの刺激性は必要だと思う。

花岡の妻・奈津子が描いた絵画で、家族や家庭の幸せは…

中盤では、前回に登場した花岡の妻・奈津子(古畑奈和)が描いた絵画が登場した。

アルバート・ホーナー(ブレイク・クロフォード)から寅子がもらい。

それを、寅子が花岡の家族に差し出したチョコレート。

それを半分にして分け合う大人と子どもの手。

花岡家に笑顔が訪れた瞬間であり。

家族や家庭の幸せは “内製化できる部分” もあるが。

人から人へのリレーとつながりによってもたらされるものもあるということ。

"花岡の死を美化しない"姿勢を明確にしたのがスゴイ!

そのことを、しっかりと伝えた上で多岐川に次のことを言わせた。

多岐川「人間 生きてこそだ。
 国や法 人間が定めたもんは
 あっという間に ひっくり返る…。
 ひっくり返るもんのために
 死んじゃあならんのだ。
 法律ちゅうもんはな
 縛られて死ぬためにあるんじゃない。
 人が幸せになるためにあるんだよ」

もう、これで最終回でも良いくらいの説得力あるセリフだ。

でも、これで終わっては、いささか “きれいすぎる”と思う。

それに、「法は人が幸せになるためもの」 は、今作の大きなテーマの一つだから、終わってしまうのだ。

でも、でも、やはり、吉田恵里香氏は多岐川にキツイひとことを加筆した。

多岐川「幸せになることを諦めた時点で
 矛盾が生じる。
 彼が どんなに立派だろうが
 方を司る我々は 彼の死を非難して
 怒り続けなければならん。
 その戒めに この絵を飾るんだ」

きっと、吉田氏は何のためらいもなかったと思う。

あったとすれば、周囲のスタッフは「ここまで言わせて世間は大丈夫?」があったかも。

でも、この追加分がなければ、普通の、並みの朝ドラであり、ヒロインになってしまう。

しかし、この “花岡の死を美化しない” 姿勢を明確にしたことで、今作らしい朝ドラになったし、「謙遜しすぎのトラちゃん」から今作らしい寅子がよみがえったと思う。

そして、いかなるドラマであっても「死は美化しちゃいけない」と思う。

これは、私が常日頃言っている「やたらと “死や余命”“病気や障がい”を盛り込むな!」にも通じる概念だ。

盛り込むなら、今回のようにネタや設定で終わらせずに、メッセージを込めるべき。

まあ、やるべきことをやっただけだが、それをやれないドラマが多いから、今作を秀逸だと評価したくなるのだ。

上野駅前のシーンを後出しにした秀逸な脚本と演出

そして、秀逸な展開は、終盤でもこれまであまりやってこなかった「実は…」を使ってきた。

汐見「朝鮮から なんとか引き揚げてきて
 上野の駅に降り立った時 思ったんだって」

後付けの、後出しの、説明のための回想シーンだ。

いつもの私なら「回想シーンは、ドラマでも物語でもない!」と一喝するが。

ここは、繰り返しになるが、秀逸な展開と構成だと評価せざるを得ない。

なぜなら、この前段での、多岐川の “花岡の死を美化しない” 姿勢と、奈津子の最後の絵画を買った思いの根底に、“自分は子供たちに差し出すものがなかった” という情けなさや後悔や未練の念が根底にあることが判明したからだ。

映像的な手法としては、今回より前に仕込んでおいて、今回で再び引っ張り出して強調する作戦もできる。

でも、金曜日の結末をドラマチック(まるで劇を見るような悲喜こもごもなさま)というよりも。

センセーショナル(人の感情・感覚を強くゆすぶる性格をもつさま)やインパクトを与える意味では、後出しで一度きりのほうが断然効果的だ。

周囲の均衡を図り、公平で、強引に物事を運ばないのが寅子

偉そうにしていたって <差し出してくれるものがない大人は “大人” じゃない> と。

いいや、<差し出せるものがある大人を “大人” と認めてくれるんだ> と。

汐見「『俺が逃げずにいられるものを見つけたぞ』って。
 子供たちを幸せにしたい。
 そのために もう死んでも逃げない。
 彼らのために
 残りの人生を全てささげよう。
 未来に種まく仕事をしよう」

ラストは、久し振りに“トラつば・アベンジャーズ” の再結成を見たような思いだ。

見る人によっては、多岐川が目立ちすぎに見える、見えたかもしれない。

しかし、よく考えれば分かることだが。

寅子というヒロインは、目立つ発言や行動が印象的なキャラクターだが。

基本的には、誰か指導者的な登場人物に導かれ、その人に共感したり反発したりしながら、自分の進むべき道を歩んでいくキャラクターだ。

だから、過去の朝ドラヒロインたちが、何でもかんでも「だからよー」で押し切ったり、周囲の意見を聞かずに「空を飛ぶ!」と言い出したり、特に根拠もなく「ワテがワテが」と前にも出ない。

基本的に、周囲の均衡を図り、公平で、強引に物事を運ばないのが寅子。

その設定を今週も守り切った… そういうことだと思う。

あとがき

さて、今週の「土曜日版」は楽しみですね。

どこを残して、どこを削るのか?

やり方次第で「多岐川劇場」「滝藤賢一劇場」になりますから。

きっと、うまく編集してくれると思います。


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拍手[35回]

夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」

NHK総合・夜ドラ『柚木さんちの四兄弟。』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第12話/第3週〔全8週・全32話〕の感想。

なお、原作(漫画)である藤沢志月『柚木さんちの四兄弟。』は未読。
2023年10月から12月までAT-Xほかにて放送されたテレビアニメ(DVD BOX 発売中)も未鑑賞。



ある日、いつものように霧島家にやってきた岳(永瀬矢紘)。だが、待っていた虎次郎(イッセー尾形)は、いつもとは服装や喋り方が全く違っていた。虎次郎とは別人なのではと不審に思った岳は、ある作戦でそのことを見破る。実は、男は虎次郎の双子の兄・龍次郎だった。アメリカに住んでいるという龍次郎と岳は、一緒にカリフォルニアロールを作ったりして仲良くなる。そして岳は、龍次郎から虎次郎の意外な過去を知らされる。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---


原作(漫画):<藤沢志月『柚木さんちの四兄弟。』
脚本:荒井修子(過去作/和田家の男たち,カナカナ,パパとムスメの7日間)
演出:瀬田なつき(過去作/声ガール!,あのコの夢を見たんです。) 第1,2
   伊野部陽平(過去作/いつかティファニーで朝食を,受付のジョー) 3
   玉澤恭平(過去作/水は海に向かって流れる)
   菊池俊次(過去作/家、ついて行ってイイですか?)
音楽:王舟(過去作/コタキ兄弟と四苦八苦,阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし)
制作統括:三本千晶(制作統括初
   樋渡典英(過去作/育休刑事(デカ))
   渡辺悟(過去作/褒めるひと褒められるひと)
P:北林督世(プロデューサー初
※敬称略



こういう回もありか

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
当ブログに来てくださり、ありがとうございます。

以前も書いたが。

イッセー尾形さんと岳(永瀬矢紘)のやり取りを見ると、どうしてもドラマ『コタローは1人暮らし』を思い出してしまう。

原作は『コタローは1人暮らし』のほうが3年早いし。

不遇な子どもとご近所さんの風変わりなおじいちゃんの設定も、イッセー緒方さんが一人二役も同じだし。

とはいっても、今作の今回は、前回の青春の恋バナにつながるエピソードになっていた。

そして、意外にほっこり…

まっ。こういう回もありか。

というか、ぼちぼち毎回感想を投稿するのは厳しいかも…

【注】原作(漫画)やテレビアニメ版のネタバレのコメント、お控えください。


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拍手[5回]

Believe-君にかける橋-

テレビ朝日系・木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』
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第8話『おかえり…妻、最後の願い』の感想。



「龍神大橋」建設現場の崩落事故を計画したのはあろうことか、橋の設計者・狩山陸(木村拓哉)に全責任を被せた「帝和建設」。そして、その後ろにはもっと大きな存在が…!? 狩山は一体、何をしようとしているのか。まるで人が変わったかのような狩山の声色から鬼気迫る感覚を感じ取り、不安に駆られる玲子(天海祐希)。やがて、ある決意を固めた玲子は狩山に「うちに帰ってきて」と懇願するが…。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---


原作:なし
脚本:井上由美子(過去作/緊急取調室1~4、遺産争族、BG~身辺警護人~)
演出:常廣丈太(過去作/緊急取調室1~4、BG~身辺警護人~) 第1,2,3,6,8
   樹下直美(過去作/未解決の女シリーズ、帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし) 第4,5,7
音楽:林ゆうき(過去作/DOCTORS~最強の名医、緊急取調室1,2)
主題歌:MAN WITH A MISSION「I'll be there」
EP:三輪祐見子(過去作/DOCTORS~最強の名医3、刑事7人,おっさんずラブ)
※敬称略



はじめに、お断りを…

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今回も、今作の感想については他の作品と違う立ち位置で書くことにしたので、その旨を事前に書いておく。

「何らかの理由で好意的に見ている人は別にして」
と、いつも書いている私。

今期も私基準でつまらない作品はバッサリ切り捨ててきた。

が、一つくらいは仏心で好意的に見てみようと思う。

今作が描きたかったことが分かった狩山のセリフ

まさか、この程度で「全米が泣いた!」「涙腺崩壊!!」なんて思った人が当ブログは読まないと “Believe”しているが。

さて、既にほぼ興味を失っているから、惰性と、一部の出演者を応援する意味でだけ見ている。

そこで、この最終回直前回をみて “ようやく” 分かったことがある。

もしかすると、とっくに気づいていた読者様もいるかもしれないが。

それは、脚本家、プロデューサー、主演の木村拓哉さんが今作の最大の見せ場としてやりたかったのは。

●狩山陸と妻・玲子の本音が行き交う熟年夫婦の会話劇

●木村拓哉さんと天海祐希さんの長尺の演技合戦

だったのだ。

そのことは、次の主人公のセリフでピーンときた。

狩山「修正できない設計図はないから」

これまでの7話分に見当たらなかった、印象的なセリフだ

井上由美子氏の脚本には、必ずといってよいほど、主人公に印象的なセリフがある。

もちろん他の脚本家も似た点はあるが。

特に、木村拓哉さんと天海祐希さん主演のドラマには、決めゼリフとは別に、必ず作品の根幹に結び付くセリフを盛り込む。

それも、ほぼ必ず “さり気なく” だ。

でも、今作は、これまでの7話分に見当たらなかった。

このことは、過去7分の感想中に、一度も狩山のセリフを引用、言及しなかったことからも明らかだ。

逆にいえば、脚本家はこれまで主人公に敢えて “印象的なセリフ” を書かなかった… しかないのだ。

そう考えれば。

サブタイトルである「君にかける橋」だって、妻の余命への希望の橋にも受け取れるし。

事件が解決した暁の新居建設こそが、「君にかける橋」とも受け取れる。

従って、恐ろしいくらいの茶番劇ではあるが、自分から見た限りは「これをやりたかったのか…」と受け入れるしかない。

その意味では、最大の擁護として「丁寧に描き切った」ということにしておく。

無理やりに、謎解きパートなんて作らなくても…

擁護は終わり。
では、いつもどおりに? 辛口の意見、手厳しい指摘、辛辣なツッコミとやらを、やってみる。

繰り返しになるが、今回の「緋山夫婦の対話劇」「木村拓哉さんと天海祐希さんの個性が光る芝居合戦」が、敢えて書くが世間でいう<考察厨>が喜ぶような謎解きパート以外での最大の見せ場だとすれば。

今作は、実質的にお二人のダブル主演だったのだ。

まあ、冷静に見れば、黒木正興(竹内涼真)を加えたトリプル主演だ。

もちろん、3人とも所属事務所が違うから、個々に見せ場を作る必要はあるだろう。

その上、多くのサブキャラを演じる俳優陣も、主役級が揃えられている。

もうお分かりだろう。

無理やりに、<考察厨>が喜ぶような謎解きパートなんて作らなくても、木村さんと天海さん、上川隆也さんと斎藤工さん、小日向文世さんと田中哲司さんがいるのだから、いくらでも大ヒットドラマが作れたと思うのだ。

それこそ、この政治や財界が混とんとしている今、映画『オーシャンズ』シリーズのような大作を作ったら当たったのでは?

(若年層の視聴率は期待できないなら)6人全員が中年のカッコイイ義賊で、悪事を働くやつらから金品を奪って困っている人に配り、自分たちも豪遊しちゃう… みたいな。

もちろん、イマサラだが…

あとがき

私が常日頃書いている「騒動至上主義」にする必要なんて全くなかったと思いますよ。

これだけの魅力的な俳優陣が揃っているなら、正直、脚本なんて素人が書いても、もっとネットニュースの話題になるはずです。
だって、この内容でも視聴率は9%あるのですから。

なのに… ということは、それぞれの推しのお客さんしか楽しめていないわけですよ。

おっと、私は楽しめていませんから、そういうひともいるでしょう。

要は、邪道ではありますが、俳優を見せて魅せるドラマを作るべきだった… そういうことだと思います。


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冒頭から面白い展開だ。

とはいっても、久し振りの上に、「なぜ?」な再登場だから、ネタ晴らしは引っ張って当然だ。

また、今週は多岐川(滝藤賢一)の強烈なキャラクターに、やや寅子(伊藤沙莉)らしさが抑制されてしまっている。

そこで、「はて?」を使って “らしさ” の創出だ。

細かいことだが、闇雲にいつもの感じで「ヒャンちゃん、何で!?」と寅子が崔香淑(ハ・ヨンス)に食って掛かると、“34際の寅子らしさ” が削がれてしまう。

なかなか、巧みな脚本と演出だ。

短いシーンだが、これも今作らしさを生み出すいいシーン

主題歌明けは、前回の感想の「あとがき」で期待したどおりの運びに進んだ。

きっと、よい意味での部外者である母・はる(石田ゆり子)を利用して、寅子が平常心になれば “今作らしさ”は戻ってくると思います。

それを証明してくれたのが、裁縫をやりならの はるの次のセリフだ。

はる「そうしなければいけなかったんでしょう。
 (中略)私も直言さんと一緒になる時
 故郷の友人と縁を切りました。
 生きていれば いろいろありますよ」

「またか」と思うかもしれないが。

こうして、セリフ内であっても、退場した直言(岡部たかし)を登場させることで、今作がホームドラマであることが再確認できると同時に。

寅子が生まれる前のエピソードを盛り込むことで、「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」がつながっていると感じられる。

更に、いろいろと知っているからこそ憶測をしてしまう寅子と、細かいことは知らないが人生の先輩として理解を示す はるの対比もできるし。

異なる見方をする直明(三山凌輝)と花江(森田望智)を加えることで、それぞれの生き方をする猪爪家も描けている。

短いシーンだが、これも今作らしさを生み出すいいシーンだ。

"不遇のヒャンちゃん"ではなく、"無力の寅子"をうまく強調

翌朝の「家庭裁判所設立準備室」で、‘タッキー’こと多岐川幸四郎(滝藤賢一)の右腕・汐見圭(平埜生成)と寅子が崔香淑について話すくだりもなかなか良かった

寅子「ヒャンちゃんのことは
 彼女自身から聞きたいので」

もちろんこれは、4月17日放送の第13回で、「カフェー燈台」のマスター・増田(平山祐介)が よね(土居志央梨)の身の上話をしようとした際に寅子(伊藤沙莉)が次のように言ったことにつながっている。

寅子「よねさんの話を
 よねさんが いないところで
 よねさんじゃない人から聞くのは
 違うと思うんです」

サクサクと展開するために、強引に汐見が語り出すのだってできるのだが、寅子が一度断ることに連ドラしての連続性が担保される。

その上で。

汐見「彼女から 話してほしいと言われているんだ」

これで、崔香淑が自分から語れない深い事情であることも分かるし。

何よりも、このシークエンスで作家が伝えたいのは、「不遇のヒャンちゃん」ではなく、「無力の寅子」だってことなのだ。

だから、“トラつば・アベンジャーズ” の回想シーンの中のヒャンちゃんは必要だけど、汐見香子となった崔香淑は(厳しい言い方になるが映像としては)必要ないってことだ。


多岐川を下から見上げる寅子のアップが実によかった

それよりも重要なのは、次のやり取りと、寅子のアップだ。

多岐川「この国に染みついている
 香子ちゃんへの偏見を正す力が
 佐田君にあるのか?
 ないだろ。
 だったら黙ってろ」

画面中央で、下手(しもて=画面の左側)上をガッとにらみつけるような寅子のアップだ。

私の『映像の掟』 新窓で開きますに準ずれば。

寅子が、強者でも弱者でもなく、誰が上か下でもなく、中立というより宙に浮いた存在であるという位置で。

寅子の視線が左上を凝視することで、怒りの表情の中に絶望感と敗北感を表現し。

且つ、カメラアングルが俯瞰気味で寅子を上から見下ろすことで、寅子が多岐川に救いを求めているようになっている。

このカットだけで、いいやセリフがないからこそ適切に選択されたカット割りであり、カメラアングルと構図なのだ。

この寅子のワンカットがあるから、次の多岐川に説得力が生まれる。

多岐川「助けてほしいかどうか分からん人間に
 使う時間は君にはない」

先日での、いろんな事情で切羽詰まった状況の寅子を知る多岐川なりの最大の忠告もそうだが。

多岐川「今 この日本には
 愛の裁判所が必要なんだ」

この、多岐川の寅子への “最強のエール” が、寅子の目線を動かす。

普通、どアップはあまり長時間使うのは推奨しないが、今回に限っては、長尺の寅子のアップがあったから、寅子の心情の変化が、セリフでなく目線の動き、表情だけで表現できた。

こういうのも、“テレビドラマ” なのだから <映像で見せて(show)魅せる(fascinate)べき!> をちゃんとやり切っているということだ。

「ぴんぴん体操」は事実どおり

時は、「昭和23年(1948)11月末」に。

で、超忙しいと言いつつも、みんなで「ぴんぴん体操」だ。

いかにも、滝藤賢一さんのアドリブに見えるが(笑)

先日、下記の投稿でも触れたが、参考文献によると「ぴんぴん体操」は事実どおりだ。

朝ドラ「虎に翼」多岐川幸四郎(滝藤賢一)のモデルは“家庭裁判所の父”宇田川潤四郎さん?「花子とアン」との意外なご縁も! 新窓で開きます

ホント、これを本当にやっていたのだから、多岐川のモデルである宇田川潤四郎さんが最強なのだ!

人は、生きているから変えられるし、変わることもできる

ここに桂場(松山ケンイチ)が登場し、更に先日は新聞機器での登場だった亡くなった花岡(岩田剛典)の妻・奈津子(古畑奈和)が登場。

正直、この「花岡の死の回収」って必要? そう思いつつ見ていた。

でも、結論からいうと、この回収はあったほうがよかったと思う。

その理由は、簡単にいうと、<戦争の犠牲で夫を亡くした妻> という同じ境遇である寅子と奈津子だからこそのセリフのやり取りがあったから。

奈津子「お互い頑張りましょうね。
 子供たちのために」

もちろん、「子供たち」には“我が子” の意味もあるだろうが、広義での “戦争孤児・戦争遺児” も含まれているはずだ。

これによって、寅子が開設に奮闘している家庭裁判所設立の意味が、より出てきた

新聞写真で終わらせず、寅子と面会させる展開は、6月10日放送の第51回での、次の桂場のセリフにつながる

桂場「我々が あいつのためにすることは
 泣くことじゃない

6月11日放送の第52回での、花岡を「大バカたれ野郎」と称した多岐川のセリフにもつながる。

多岐川「人間 生き残ってこそだ」

人は、生きているから変えられるし、変わることもできる。

今作らしい、テーマだ。

あとがき

“謙虚すぎる寅子” はいなくなりましたが、まだ “遠慮深い寅子” は健在ですね。

金曜日で “控えめな寅子” が純度の高い正論で、反対派を論破するのか?

それとも、猪爪ファミリーと家庭裁判所設立準備室の仲間たちで解決策を見出すのか?

私としては、後者のほうが今作らしいと思いますけど。

お手並み拝見ですね。

みっきーの植物図鑑(第235回)

昨年もご紹介しましたが、これは今朝の「タイサンボク(泰山木)」の花です。

タイサンボクの花は初夏を告げる花で、6~7月に白い花をつけます。

タイサンボクは大きいと 20m以上の樹高にもなります。

うちの近所のタイサンボクは 4mくらいあって、花が上向きに咲くのでなかなかうまく写真が撮れません。

花言葉は、堂々とした立派な樹木の佇まいと、爽やかで甘い香りの白い花から、「威厳」「前途洋々」です。

タイサンボク

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夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」

NHK総合・夜ドラ『柚木さんちの四兄弟。』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第11話/第3週〔全8週・全32話〕の感想。

なお、原作(漫画)である藤沢志月『柚木さんちの四兄弟。』は未読。
2023年10月から12月までAT-Xほかにて放送されたテレビアニメ(DVD BOX 発売中)も未鑑賞。



階段上り競争のあとから、宇多(泉有乃)にはなぜか元気がない。宇多と遊べなくなった湊(山口暖人)も元気がなく、隼(藤原大祐)や岳(永瀬矢紘)は心配する。そして尊(大野遥斗)も実は大いに悩んでいたが、自分の気持ちを隠し続けるなんて間違ってると二階堂(山城琉飛)に背中を押され、ある決意をして宇多のもとへと向かう。クラスの皆が見守る中、尊が宇多に語った思いとは…。ついに尊の秘密が明らかになる。
---上記のあらすじは、公式サイト等より引用---


原作(漫画):<藤沢志月『柚木さんちの四兄弟。』
脚本:荒井修子(過去作/和田家の男たち,カナカナ,パパとムスメの7日間)
演出:瀬田なつき(過去作/声ガール!,あのコの夢を見たんです。) 第1,2
   伊野部陽平(過去作/いつかティファニーで朝食を,受付のジョー) 3
   玉澤恭平(過去作/水は海に向かって流れる)
   菊池俊次(過去作/家、ついて行ってイイですか?)
音楽:王舟(過去作/コタキ兄弟と四苦八苦,阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし)
制作統括:三本千晶(制作統括初
   樋渡典英(過去作/育休刑事(デカ))
   渡辺悟(過去作/褒めるひと褒められるひと)
P:北林督世(プロデューサー初
※敬称略



全編が、ほぼモノローグ大会でも…

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尊(M)「と ひと事みたいに
 ナレーションをしている俺も
 どうしていいのか分かりません」

冒頭のクールな次男・尊(大野遥斗)のモノローグ、これ面白い。

やはり、これだけ全編がほぼモノローグ大会になると、少々説明臭くなる。

でも、こうして “ドラマ” であることを表現することで、ドラマらしさができてきて面白味になる… というわけだ。

久し振りに、"セカチューブーム"なる社会現象を思い出した


尊「俺は俺らしく… 湊を愛す!」
五十嵐「宇多じゃなかったのか」

先日、朝ドラ『虎に翼』で、いきなり「BL展開!?」がトレンド入りして話題になったが(苦笑)

こちらの夜ドラ『柚木さんちの四兄弟。』では「子供たちで BL展開!?」とざわざわしたが、こっちは正真正銘の “兄弟愛” で “推し活” だそうだ(笑)

それにしても、アラ還(あらかん)オッサンには、兄が弟への思いを学友に宣言しちゃうのが、ホント新鮮だ。

こういうの、昭和では内に秘めるというか、「お前が大切だ、大事だ」とは言っても、「愛す!」は言わなかったから。

久し振りに、“セカチューブーム” なる社会現象を思い出した。

あとがき

きれいに、まとまったと思います。

そろそろ、また「イッセー尾形劇場」を見てみたい…

【注】原作(漫画)やテレビアニメ版のネタバレのコメント、お控えください。


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シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
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[た]
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
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[は]
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
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[や]
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
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