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連続テレビ小説「エール」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第2週『運命のかぐや姫』の 『第7回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


大正12年。のちに裕一の運命の人になる音(清水香帆)は、まだ11歳。元陸軍の獣医で、今は馬具を卸す仕事をしている父・安隆(光石研)と母・光子(薬師丸ひろ子)のもとで、姉の吟(本間叶愛)と妹の梅(新津ちせ)とともに、豊橋ですくすくと自由に育っていた。ある日、音のクラスで最高学年恒例の学芸会の演目を決めることになる。音の提案がきっかけで、演目は「竹取物語」に決まるが、翌日の役決めで…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

アバン冒頭の"和暦表記"に加えて"地名表記"に秘められた…

アバンタイトルが、私としてはかなり意外な冒頭で始まった。これまで、本作のアバンのファーストシーンのファーストカットには、第1回は「紀元前一万年」、第2回は「明治四十二年」、第3回は「大正八年」と “和暦表記” だけで、第4~6回は “和暦表記” が無かった。

そして、この第7回では、画面の中央に縦書きで「大正九年 福島・川俣」と “和暦表記” に加えて “地名表記” が加わった。それも、「福島・川俣」は、裕一(石田星空)の母・まさ(菊池桃子)が生まれた土地で、ここ最近描かれた場所とは違う。

だから、“和暦表記” に加えて “地名表記” を加えた可能性もあるが、もしかして…の、謎解きは続きを見てからにしようと思う。

時間が巻き戻されて、「音の幼少期の物語」が始まった!

さて、アバンタイトルで描かれたのは、これまた意外に第4回(2020/4/2)で描かれた、裕一が川俣の教会で出会って一目惚れ? をした音(清水香帆)の物語。それも、教会の聖歌隊として舞台に上がる前の時代。

そう、前回までと時間が、時代が巻き戻されて、「音の幼少期の物語」が始まった。従って、当然の如く、過剰なナレーションが投入され説明に次ぐ説明だらけで始まったが、今回はそれほど気にならなかった。

2人の演出家を、「裕一パート」と「音パート」で分けている可能性…

しかし、音が父・安隆(光石研)に背中を押されて、教会の聖歌隊に近づいていく場面での、スローモーションの使い方や、音を真後ろから狙うカメラアングルなどを見て「もしかして…」の答えのヒントが見つかった。

そして、主題歌明けのテロップ「大正一二年 愛知・豊橋」。更に、全体的に第1週よりも明るい雰囲気や、『鼻/芥川龍之介』の本のアップを真正面からしっかりと映すカット割りなどからして、「もしかして…」の答えが分かった(多分、正解だと思う)。

それは、今週の演出は二人体制であること前回で書いた。そして今日の前半の4分程の映像を見て、恐らく、第1週を手掛けた吉田照幸氏が「福島に暮らす幼少期の裕一パート」の演出担当で、今週から担当の松園武大氏が「豊橋に暮らす幼少期の音パート」の演出担当なのだ、きっと。

脚本家交代劇の本当の理由は、「演出家を分けたい」が理由?

そう考えると、いろいろなことが見えて来る。

まず、祐一と音への演出家を分けて描くと言うのが、放送前からの演出部の作戦であるとすれば、演出部(演出家たちのいる部署)は、今作が、「昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而と、歌手としても活躍したその妻・古関金子をモデルにした夫婦二人三脚の波乱万丈の生涯の物語」と分かった時点で、祐一と音を明瞭に描き分ける作戦として、演出家を分けることを決めたに違いない。

だから、演出家は、当初の脚本家に対して、「裕一と音を週単位や日単位等でキッチリと区切って、二人が結婚するまでを描くことを要求した可能性がある。それに反対した当初の林宏司氏が脚本を辞退した…と捉えると、いろいろ辻褄があって来やしないだろうか。

因みに、この予想が当たっていれば、主人公(今作の場合は裕一)の一代記を “夫婦の二人三脚で描く” のは『マッサン』、『あさが来た』、『まんぷく』など大阪制作が多く、東京制作では『ゲゲゲの女房』以来となる。

演出家を最初から分担制にして描けば、効率も良いし映像も

その後の様々なカットやシーンも、明らかに前回までと違う。確かに、「豊橋に暮らす幼少期の音パートは、こうやって演出しよう!」と演出部が事前に協調しておけば済む話だが、そう簡単に出来ることではない。

大体、同じ舞台設定でも、演出家Aが担当すると主人公が優しくて、演出家Bが担当すると主人公に共感出来ないシーンが多いとか、あの時はああしなかったのに、今度はこうやっている…みたいな “差” は出てしまう。

だったら、最初から、分担制にして描けば、両家族の違いを分かり易く表現出来るし、ドラマ的にはメリハリがついて楽しくなる。これが事実なら、かなり演出部は「働き方改革」を利用した挑戦的な「創り方改革」をしているのかも知れない。

まるで、別のドラマを見ているような楽しさがある

例えば、7分頃の小学校で開催される学芸会の演劇の演目を決めるシーン。紙芝居風のアニメーションで音の空想を表現した。第1週には明らかに無かった表現だ。そして、学級内の生徒の描写も明らかに違う。

もちろん、どもっておどおどしている裕一に対して、ハキハキと男尊女卑に反対する音は人格が違うから映像も違ってくるのは当然だが、しかし、どうもメリハリの付け方が、今回の方がずっと強い。

これは、とても良いこと。第1週が少々重苦しい展開だったのに対して、第2週が大正デモクラシーの時代であっても、まだまだ「性差」があった時代を、明るく前向きな少女を主人公に描くのは、まるで別のドラマを見るような楽しさがある。うん、なかなか演出部の作戦は成功していると思う。

裕一パートと音パートの明瞭な描き分けが、いい感じだ!

ただ、演出家で「裕一と音」を描き分けると言う作戦は遂行されていても、きちんと共通認識されている部分は、ちゃんと引き継がれている。例えば、屋外ロケ撮影の多用、自然光の利用など。

しかし、9分頃の満月に、『竹取物語』のかぐや姫コスプレの音が重なって、その上から大体に妹の梅(新津ちせ)が『竹取物語』の本を画面に突っ込んで、音と一緒に視聴者を現実に引き戻したくだりなんて、先週では見られなかった楽しい演出。

また、「福島に暮らす幼少期の裕一パート」よりも、親の仕事の違いはあるものの、 軍に納品する馬具の製造販売を行う仕事のカットが度々挿入されるのも、労働を描くと言う意味で、祐一パートとの違いが明瞭。本当にいい感じだ。

白い城壁と緑の木々と日差しの強弱のある良いロケ地

11分頃のシーンは実に良かった。妹に借りた『竹取物語』を読んで、きっと音なりに “役作り” までして主役の選考会に臨んだに違いないことは、音を見ていれば分かる。そんな音が主役のかぐや姫に選ばれず、「おじいさん その2」に選ばれてグズっているところへ、心配した父・安隆(光石研)がやって来る。

ここのロケ地も、「祐一たちの小川」に負けず劣らずの、白い城壁と緑の木々と日差しの強弱のある良いロケ地だ。

木漏れ日と照明を使った、音が台詞を言うカットが良かった

自然光の木漏れ日によって場所場所で明暗が出来ているところへ、更に照明さんが演出をして、音がかぐや姫の台詞を言う奥行きのある音が際立ったカットは、とても美しかった。

カット頭から音のアップにせず、最初は引き目のバストショット(胸から上)で音を背景の中から浮かび上がらせて、台詞が進むのに合わせてカメラが音に近づくことで、よりキッチリと音にピントが合いながら寄りのサイズになっていく。この辺のテクニックも巧いと思う。

グズる音を説得する安隆のシーンも美しく感動的だった!

そして、音の台詞のシーン直後、父の安隆を演じる、名バイプレーヤーの光石研さんが言うからこそ、なお一層説得力のある、見応え十分な場面があった。

 音「せっかく 梅がくれた『竹取物語』一生懸命 読んだのに」
安隆「おじいさんの役は 嫌か?」
 音「嫌だよ! だって『これは なんと かわいい子じゃ』って
   それだけだよ セリフ
   それ かぐや姫 関係ないじゃん
   桃太郎でも使えるよ」
安隆「フフッ。そうだな
   ほいでも 音が かぐや姫だったら
   おじいさん役は 誰か ほかの人がやるんだよな?」
 音「(大きく頷く)」
安隆「その人が嫌々演じとったら どう思う?」
 音「『ちゃんとして』って思う」
安隆「だろ? 人には みんな役割がある
   誰もが主役をやれるわけじゃない
   だけど 主役だけでも お芝居はできん
   必ず それを支える人がいるんだ」
 音「そんでも… わたしは…」
安隆「今回は残念だった
   だけど 何の役だろうと お父さん 楽しみだよ」

「必ず それを支える人がいるんだ」の時の夕日のハレーションをわざと入れたカットや、その直後の音の横顔に夕日を逆光で当てて髪にエッジを作り、音の顔の立体感を表現したカットなど、前作では見ることの出来なかった自然光を丁寧に活かした美しいショットだ。

そして、教会で琴を弾くのを忘れていたと言って、ど~んと引いたロングショットも良かった。裕一の世界はやや狭苦しく暗い表現を多用して、音の世界はやや広めで明るい表現を多用して、二人の違いを明瞭に描く作戦。とにかく成功していると思う。

「吹替なし」の歌唱シーンも今後の楽しみの一つ…

そして、ラストの2分で、世界的オペラ歌手・双浦環(柴咲コウ)が登場。今回の歌唱シーンは口パクに、柴咲コウさんの声をアテレコ処理したものだった(エコー処理をする必要があったからだと思う)が、本作は基本的に「吹替なし」が謳い文句。それだけに、歌唱シーンも今後の楽しみの一つだ。

あとがき

たぶん、演出家を使い分けているのは間違いなさそうですね。別のドラマを見ているような楽しさと美しさでした。恐らく、子役時代は第2週まででしょうが、演技達者な子役が演じる幼少期は問題なさそうですね。

あとは、第3週からの大人版へ、どう繋がって行くのか? 第1週が暗くて地味で見るのが辛かった人も、子役の音パートは見て楽しいかも知れません(先の展開は知りませんが)。


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連続テレビ小説「エール」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第2週『運命のかぐや姫』の 『第6回』の感想。


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家が貧しく昼間も学校に行かず家業を手伝っている鉄男(込江大牙)は、学校もやめるという噂。鉄男が父親からひどく叱られているのを目撃した裕一(石田星空)は鉄男のことを心配していた。翌日、鉄男が裕一の前に現れるのだが…。一方、源蔵(森山周一郎)は茂兵衛(風間杜夫)に跡取りを急げとプレッシャーをかける。三郎(唐沢寿明)は、茂兵衛(風間杜夫)からの融資を受けざるを得ないことになるのだが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

「先が見たくなる」仕上がりのアバンタイトル

今回の僅か40秒程度のアバンタイトルを見て、今週も “イケそう” な気分で始まった『エール』の第2週。

その理由は、土曜日の「1週間の総集編」よりも、実にコンパクトに編集され、劇伴の選択もピアノの単音を活かしたシリアスな曲調で、土曜日を見ずに金曜日の続きで月曜日を見る視聴者に対して、私がいつも言っている「先が見たくなる」仕上がりになっていたと思うから。

第2回は、いきなり善治の衝撃的なこの台詞↓で幕を開けた!

主題歌明け、金曜日で、父・三郎(唐沢寿明)に高価な「妹尾楽譜」を買ってもらった裕一(石田星空)が、いじめっ子の太郎(田村継)と史郎(細井鼓太)に、“青い” 袋に入った楽譜を奪われてしまい、楽譜を取り返そうと体格の大きい太郎に向かっていく裕一だが歯が立たない。

そこに偶然居合わせた鉄男(込江大牙)がケンカの仲介役を買って出て、太郎たちが退散して行った。学校では “乃木大将” と呼ばれるガキ大将の鉄男に、鉄男が落として行った “青い” 表紙の「古今和歌集」を返すことを決心して、鉄男の家に行くと、鉄男が魚屋「魚治(うおはる)」の店主で父の善治(山本浩司)から暴力を受けているのを、つい見てしまう。ここまでが金曜日。

本来なら、この金曜日のラストシーンをもう少し週明けに盛り込んで編集しても良いのに、今回の演出はそれを敢えて選択せず、いきなり、善治の衝撃的なこの台詞↓で幕を開けた。

善治「親に口答えなんか 100年早えわ!
   もっと稼げ! 稼ぐまで帰ってくんな!
   おめえは魚屋だ。色気出すんでねえ!」

鉄男が家で書いていたであろう「詩」を書いた紙を、ぐしゃりと握り潰して鉄男に叩き付ける善治。「魚屋に勉学は要らねえ!」ではなく「おめえは魚屋だ。色気出すんでねえ!」が胸にグサッと刺さった。親が子どもの人生を決めつけ押し付ける。何とも衝撃的なシーンだ。散らばった紙には、こう書いてあった。

   空にかかれし 満月の
   地上に落ちて はかなくも
   光里包みて 紅燈の
   小袖を濡らす 涙雨

「詩」が書かれた一枚の紙が、ポツリポツリと降り始める大粒の雨に濡れていく。その紙を裕一が拾い上げる時には、ザーザーと降る雨。裕一が鉄男に本を変えそうとするが、見られたくない自分の姿を見られてしまった恥ずかしさからか、大声で鉄男が裕一を追い返す。裕一が去った後、家の前に本が入った肩掛けカバンと壊れたハーモニカを見つける鉄男。

これ、単純に見ちゃうと、見られたくなかった鉄男と、見ちゃいけないものを見ちゃった裕一の切ないシーンに捉えてしまうと思う。でも、ここには、きちんと「経済格差」がしっかりと描かれていて、誰もが自分のなりたいものになれない “不条理” が、誰にでも平等に降り掛かる “土砂降りの雨” で見事に描かれた。

なぜなら、本来ならここで裕一は傘を持って雨を凌ぐ展開もアリなのに、それをしないと言う選択は、祐一と鉄男の家には経済的な格差はあるが、傘がなければ “二人共、土砂降りの雨に濡れる” わけだから。中々、考えられた脚本だとも思う。

小川の上での裕一と鉄男の距離感の見せ方の演出が良かった

「家に戻って来た裕一」と「融資の相談に銀行へ行く三郎」のシーンはそこそこに(この辺の放送尺の使い方も悪くない)、雨が上がった例の小川に降りる階段のある場所。実に自然が美しいシーンだ。

そして、それ以上に美しかったのが、裕一が置き忘れた肩掛けカバンと壊れたハーモニカを修理して持って来た上に、自分のことを「筋を通す男」と言った鉄男の正直な気持ちと謝罪の気持ちだ。

カメラを二人の立ち位置から低い場所に据えて、足元が見えない位まで煽ったカメラアングルを選んだことで、ロングショット(引きの画)なのに二人の少年が大きく見える。更に引きの画は、パンフォーカス(手前から奥までピントが合っている)。そして、手元と二人の顔のアップは背景をボカしたカット。

この背景の魅せ方の違うアップと引きの画の切り返しだからこそ、二人の距離感が、少しずつ縮まって行くのが分かる。ここも中々の演出だ。

祐一と鉄男の友だち関係を描きたいと言う意図が伝わる場面

三郎とまさ(菊池桃子)が金策に走るシーンも、藤堂先生(森山直太朗)と久志(山口太幹)のシーンも、徹底的に短めにして挿入。この辺の構成(編集かも?のメリハリの付け方も上手いと思う。今の本作では、祐一と鉄男の友だち関係を前面に描きたいと言う作り手の意図がしっかりと伝わって来るから。

そして、詩を書くのを諦め掛かている鉄男に、先日藤堂先生から教わった「得意とは何か?」を引用して、祐一なりに鉄男の力になりたいと頑張る姿が愛おしい。

鉄男「親父が許さねえ」
裕一「でも 詩を書ぐのは得意なんでしょ?
   人より ほんの少し努力することが
   つらぐなくて ほんの少し簡単なこと。
   それが得意なことだって 藤堂先生 言ってた。
   しがみつけば 必ず道は開ぐって。大将 詩人になれるよ!」
鉄男「バカ言うな」
裕一「いや 絶対なれる!」
鉄男「うるせえ。母ちゃんや弟の面倒も見なきゃなんねえ。
   おめえとは違うんだ」
裕一「でも…!」
鉄男「おめえ 明日食うもんの心配したこと あっか?
   明日食うものがねえ。弟に食わせるものがねえ。
   そんな心配したこと あっか?
   俺は毎日だ。毎日毎日 明日食うもんの心配してんだ」
裕一「なら 僕の家の…」
鉄男「バカにすんな! 俺は乞食じゃねえ!」
裕一「ごめん」

そして、あんな詩を書く鉄男だから、きっと裕一の気持ちが分からないはずが無い。でも、「俺は乞食じゃねえ!」と突っ張る。この辺の経済的な格差と、二人のモノの考え方の違いを、このやり取りが上手く描写した。書かれた台詞と言うより、登場人物が発した言葉に聞こえる。こう言う部分も褒めたいところだ。

「問題解決能力に長けている」主人公の朝ドラは面白くなる

そして、更に褒めたいのは、この主人公・裕一に学習能力があること。先生に言われたことを自身で咀嚼して、今回は鉄男の詩にメロディーをつけて励まそうと言うところまで昇華しちゃう。ある意味、「問題解決能力に長けている」一面が見える。こう言うタイプが主人公の朝ドラは、大体面白くなるケースが多い。

逆に、「学習能力がない」、「問題解決力に乏しい」主人公は、物語が他力本願になって脇役主導の予定調和になる。最近の前2作は正に後者。と言うわけで、少々期待感が高まって来た…

"夜逃げ→裕一の歌→藤堂先生→ハーモニカ→音"の流れが良い!

展開は激変。鉄男の村野一家が、近所に借金するだけして夜逃げした。山の中で野宿する村野一家。それを知った裕一は、山の頂近くの高い所まで登って来て、父に買ってもらった五線帳の「浮世小路行進曲 詩・村野鉄男 作曲・古山裕一」と書かれたページを開いて、夕景の山々と川の流れる街並みに向かって、歌い出す。

この裕一の歌声が鉄男に届いたのか分からないが、普通ならここで「つづく」としても良いと思う。しかし本作には続きがあった。時間軸を巻き戻して、夜逃げ前の鉄男が藤堂先生に相談する夜のシーンへ。そこで、藤堂先生が「俺は ないものを追ったんだ」と、鉄男には「自分の才能から逃げるな」と諭すシーンがインサートされた。

そして場面は、再び山頂近くで「浮世小路行進曲」をハーモニカで吹く裕一と山中の鉄男をカットバックしながら、ラストシーンは第4回に登場した教会で出会った音(清水香帆)が裕一の運命の人であることも描かれて終了。なかなか、充実した15分間だった。

演出家二人体制で、週を跨いでもスムーズに物語が流れた!

さて、意外なことに、第2週目なのに演出家が、第1週目担当の吉田照幸氏に加えて、松園武大氏の二人体制になった。これが、「週5回放送」になったために、週の半ばで交代するのか分からないが、とにかく明らかになったのは、週を跨いでも、物語としても、ドラマとしても、流れに “途切れのなく” て “継ぎ目の分りに難い” と言うこと。

要は、「週5回放送」が “一区切り” と言う感じでなく、週を跨いでもドラマが続いているってこと。これは演出家二人体制よりも驚きだ。このまま、ドラマが週を跨いでも、内容があまりサブタイトルに引っ張られずに進むとしたら、余計に「総集編の土曜日」の存在意義が変わって来ると思う。いろんな意味で、今後が楽しみだ。

あとがき

安心して見られる朝ドラですね。今週は、もう少し音楽が前に出て来るのを期待します。


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連続テレビ小説「エール」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第1週『初めてのエール』の 『土曜日版』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
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昭和を代表する作曲家となる古山裕一(窪田正孝)と、その妻・音(二階堂ふみ)。音楽とともに生きた夫婦の物語「連続テレビ小説『エール』」の土曜版。朝ドラが大好きで自称「朝ドラおじさん」のバナナマン日村勇紀が、この一週間の内容を振り返ってナビゲート。ドラマを見ながら、泣いたり笑ったり、ときには突っ込みを入れたりしながら、平日放送を見た人にも、土曜に初めて見る人にも、楽しめるように解説する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

『土曜版』には、期待と不安の半々だったが…

朝ドラが大好きで自称「朝ドラおじさん」と言う大宣伝をして登場したバナナマン・日村勇紀氏だし、折角「NHKの働き方改革」のために「週5放送」にしたのだから、何故これまで日曜日に再放送していたのを、わざわざ作り込んで作り直すのか不安だった。

誰かが書いたナレーション原稿を日村氏が読んだだけで意味不明…

ただ、逆に「働き方改革」なのにタレントを読んでわざわざ「土曜版」として再構成するなら、もっと、斬新な日村氏の切り口で、解説なりダメ出しなりをするのかと期待したのだが。結果は、誰かが書いたナレーション原稿を日村氏が読んだだけ。それも、折角良い仕上がりの本編に被せるような演出で、正直意味不明。

日村氏にした意味が無いし、ふざけたナレは本作に合わない

そもそも、これまでの総集編ですら、ナレーションを担当するアナウンサーの声質やキャラクターで、本作の雰囲気がぶち壊されることもあったわけで、更にこの程度の “タレントの原稿棒読み” では、日村氏を起用する意味が無いと思う。

もちろん、声質やタレントについては好みがあろうが。私にとって日村氏はテレビに出過ぎていて食傷気味だし、あの “ふざけたナレーション” は本作には合わないと思う。

朝ドラ送りと朝ドラ受けを超える、スタイルの工夫が必要だった…

もしも、「働き方改革」が俳優だけで、スタッフには余裕があるなら、同じバナナマンの設楽統氏である必要は無いと思うが、せめて、ナレーションでなく、会い方を用意して「会話形式」で、番組冒頭、中盤、最後の3か所にだけ登場させて…

『おはよう日本』の “朝ドラ送り” と『あさイチ』の “朝ドラ受け” くらいの、独自性を出した方が良かったと思う。

あとがき

予告編を見るために、録画視聴はすると思いますが、感想は面倒なので書かないと思います。それと、金曜日の放送で予告編が放送されませんでしたが、予告編がない方が新鮮だし、「先が楽しみ」になるような気もして来たので、「土曜版を見ない」と言う選択肢も “アリ” かなと考えています。


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新規投稿"2026年夏ドラマ一覧" を更新しました】
【2026年夏ドラマ】7月スタートの地上波ドラマ一覧!感想投稿予定リストも!!! 新窓で開きます内容を更新(一部の作品に「スタッフ一覧」を追加)しました。読者の皆さんの見逃したくない連ドラを見つけるお役に立てれば幸いです。

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ドキュメンタリードラマ「猫探偵の事件簿」 (2020/4/3) 感想

NHK総合・ドキュメンタリードラマ『猫探偵の事件簿』公式
『カワイイ愛猫がいなくなった!そんな時頼りになるスペシャリストが猫探偵。迷いネコと飼い主と探偵との感動実話をドキュメンタリードラマ化!心温まる癒やしの物語をどうぞ』の感想。



 東京・神奈川を拠点にする猫探偵の藤原博史さん。イヌやインコ、もふもふ系のペット全般を手がける探偵だが、中でもネコの捜索を得意とし「カリスマ猫探偵」とも呼ばれている。これまで扱った膨大な依頼の中から珠玉のエピソードを厳選、実際の関係者のインタビューなども交えてドラマ化した。主人公役の俳優・甲本雅裕と、スタジオジブリ「魔女の宅急便」のジジの声でもおなじみの声優・佐久間レイとの軽妙なやりとりも見どころ

エピソード1「天井に消えた?」
 引っ越しの最中、マンションの部屋から忽然と姿を消した黒猫・バニラ。バニラを探す父娘の胸には秘められた切ない思いがあった。一向に見つからないバニラ。相談されたフジワラは、ある盲点を発見、実に意外な場所が怪しいと睨む。はたして無事、見つかるのか?!

エピソード2「癌の父のために」
 病気の父から預かった猫・ルンが逃走してしまった娘。大事な手術を目前に、ルンが見つからなければ父の命も危ないと思い詰める。残された時間はわずか3日。はたしてフジワラの推理が、奇跡を起こすのか?!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビと、公式サイト]より引用---


原作:なし
脚本:服部隆(過去作/猫探偵の事件簿1,2、正しいロックバンドの作り方)
演出:吉川久岳(過去作/猫探偵の事件簿1,2、映画「ひ・き・こ 降臨」)

2018年に放送された再放送で、『2』も2019年に放送済み

本作は、2018年12月19日(水)夜9時からNHK BSプレミアムで既に放送された『猫探偵の事件簿』の地上波初放送。因みに、第2弾『猫探偵の事件簿2』も、既にNHK BSプレミアムで2019年9月18日(水)夜10時から放送済み。私は、両作品共に未見。

主人公のモデル・猫探偵の藤原博史サンの"著書発売"に合わせて?

更に、 主人公には、実在の人物がおり、東京・神奈川を拠点にする猫探偵の藤原博史さん。で、その藤原さんの著書が、2020年2月24日に発売されたのを受けての(NHKなのに)宣伝番組的な要因で地上波での再放送になったと思われる。

ドキュメンタリー部分と再現ドラマを混ぜ合わせた構成

内容は、「ドキュメンタリードラマ」と銘打っているだけあって、猫探偵の藤原博史さんと2つのエピソードの実際の猫と依頼者のドキュメンタリー部分と、再現ドラマを混ぜ合わせた構成だった。

エピソード1は、イマイチだった…

エピソード1「天井に消えた?」は、猫探しの部分はそれなりに楽しかったが、依頼者の親子の自分勝手さが強調され過ぎて、イマイチだった。

エピソード2は、人間とペットの関係の大切さが見えた!

逆に、エピソード2「癌の父のために」は、 猫探偵フジワラ(甲本雅裕)と、依頼者の病気の父から預かった猫・ルンが逃走してしまった娘が、まるで凸凹コンビの “相棒” のようになって猫を探す様子がコミカルに描かれ、正に『猫探偵の事件簿』に偽りなし! の内容。

特に、病気で年老いた父と、猫と自己表現が苦手な娘の “親子愛” も丁寧に描かれて、人間とペットの関係の大切さを見たような気がした。

ドキュメンタリー部分も癖の強いナレーションも不要では?

ただ、ドキュメンタリー部分が必要だったかは微妙だった。それなら、ドキュメンタリー部分は削除して、単純に「ドラマ3話構成のオムニバス形式」の方が、より猫と人間の不思議な関係性や、ペットを愛する人たちの心情がストレートに伝わったと思う。それに、癖の強いナレーションも、少々邪魔に聞こえたのが残念…

あとがき

猫は、散歩や躾をしなくてはいけない犬よりも飼う場合のハードルの低さと、日本の住環境の変化で犬が飼いづらい環境が増えて、数年前から、犬より猫をペットにする人が増えていると言うのは聞いたことがあります。ただ、そんな統計学上からは見えて来ない、「猫に惹かれる人が増えている理由」がボンヤリと見えて来た。そんな作品でした。

因みに、動物が逃げての私でも最後まで見て楽しめる作風に仕上がっていたことも添えておきます。


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連続テレビ小説「エール」

NHK総合・連続テレビ小説『エール』公式サイト
第1週『初めてのエール』の 『第5回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


日本は急激な不況に見舞われ喜多一の経営が行き詰ってしまう。三郎(唐沢寿明)は、経営を立て直すために必要な金を借りようと奔走するが、ことごとく断られてしまい、頼むべきところはまさ(菊池桃子)の兄の茂兵衛(風間杜夫)しか残されていなかった。一方、裕一は作曲を楽しむようになり三郎から楽譜を買ってもらう。しかし、そんな裕一を妬むいじめっ子の太郎(田村継)と史郎(細井鼓太)が楽譜を奪ってしまい…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

突飛なアバンは主題歌明けへの期待感を高めるのに十分成功!

福島の県下有数の老舗呉服屋「喜多一」の暖簾に、前回のアバンタイトルに登場した「連続テレビ小説」のタイトルの出し方で始まった第5回。

これまでの朝ドラならば、あと1日、土曜日があったのだが、今作から「本編は週5、土曜日は週の振り返り」となるため、これを週の終わりと受け取るべきか、土曜日の解説を含めて1週間なのか、微妙なところだ。

しかし、何はともあれ、やはり、ナレーションが無い方が、明らかにドラマらしい雰囲気が漂う。今回も映画『ピンクパンサー』風の劇伴から始まって、怪しげに「喜多一」の店内をのぞき込む藤堂清先生(森山直太朗)からスタート。

そして、コケる三郎(唐沢寿明)で主題歌へ。唐沢寿明さんの名演技におんぶにだっこの1シーンだが、前回のラストからの繋がりとは思えぬ、突飛なアバンは、主題歌明けへの期待感を高めるのには十分成功したと思う。こう言う、期待感の持たせ方はとても良いと思う。

3方向の障子の明るさの違いが実にリアルで日本家屋らしい演出

さて、アバンタイトルでは、藤堂先生がいた暖簾の外側は夕方とは言えぬ「午後の太陽のまだ高い」白っぽい明かりで、店内は電灯による橙色系の色で、屋外と店内の違いを照明で表現していた。

そして、藤堂先生が案内された「蓄音機」がある居間は、どうやら3方向に障子があって、真正面は縁側に沿っていて明るく日が射し、下手(画面左)側は玄関に通じる廊下に面しており少し外光が入り、上手(画面右)側は廊下などに面しておらず恐らく隣の部屋に続いているため奥が暗くなっている。

この3方向の障子の明るさの違いが、実にリアルで日本家屋らしい演出をしたと思った。

第1週は「明日が見たい」と思わせる"伏線"の張り方が、巧み!

藤堂先生が三郎に、蓄音機は素晴らしい買い物であると褒めていると、裕一(石田星空)が学校から帰って来る。ここでの、藤堂先生と裕一のやり取りが面白かった、と言うか新鮮だった。

多くの朝ドラでは、主人公に何らかの “才能” があって、幼少期にそのネタ振りがあって、成長する過程の中で “才能” に本人が目覚めたり、他人が認めたりするのに、本作は違った。第3回で、 裕一に「(得意なものは)そのうち見つかるさ」と励ますシーンを受けてのやり取りだ。

藤堂「古山 前に聞いたよな? 得意なものは何かって」
裕一「はい」
藤堂「見つかったんじゃないか?」
裕一「えっ?」
藤堂「人より ほんの少し努力するのがつらくなくて
   ほんの少し簡単にできること それが お前の得意なもんだ
   それが見つかれば しがみつけ 必ず 道は開く」
裕一「はい!」

ここ、いいね。前段で藤堂先生は、三郎とまさ(菊池桃子)に「裕一君には類いまれな音楽の才能があります」と、きっちりと裕一の才能の内容を告げているのに、祐一自身にはそこまで踏み込まずに、祐一自身に才能の気付かせようとしているのが。

これでまた、この先どうやって裕一が自分の “類いまれな音楽の才能” に気付いて行くのかの楽しみが出来た。そう、やはり、第1週は「明日が見たい」と思わせる伏線をどんどん張るべき。それが直近に回収されようが、かなり先になろうが、「明日が見たい」と思わせるのは重要だと思う。特に、今作から「土曜日と日曜日の、2日間も進展がない」のだから。

今回も、ナレーションが入った途端に、雰囲気ぶち壊し…

藤堂先生に息子が褒められたのを、夜、泣きながら喜ぶ三郎とまさの寝室のシーンのあとの、授業開始のベルの音と「信夫小学校」の校門を入れ込んだ緑豊かな情景カットが実に美しかった。

因みに、この「信夫小学校」のロケ地は、実際に福島県にある大正時代に建てられた木造校舎の旧門谷小学校で、40年以上前に廃校になり、今は建を使用して地域おこしのイベントなどが行われているそうだ。

まっ、説明はそれ位にして、やはり、ナレーションが入って来ると、折角良かった5分までの雰囲気が、残念ながらぶち壊しになるのは、前回と同じだ。

確かに、朝ドラは朝の忙しい時間帯だからテレビ画面を見ていない人にも内容が伝わるようにナレーションを多めにする…と言う根拠は理解するが、これだけ視聴方法が多種多様化している現在では、字幕としても邪魔(もちろん、聴覚障がい者への配慮は必要だが、ここ数日の本作を見る限りでは、映像を見ているだけで十分に理解出来るように映像化されていると思う)だから、もっと削ったら良いと思う。

裕一と久志の"まだ見えぬ運命の糸"を感じさせるやり取り

学校では、既に裕一の作曲の才能が、同級生たちに認められていることが描かれて、祐一がハーモニカ部にも入部したことも、ナレーションがクドいから、映像はサクッと編集したのも演出の妙。そして、時間はさっさと放課後になって、家への帰路をハーモニカを拭きながら歩く裕一に、礼のハイカラな少年・久志(山口太幹)が背後から近づいて来る。

裕一「君… いつも突然いるね」
久志「存在感はあるのに 気配を消すのは得意なんだ」

この辺のファゴット? を使ったユーモラスな劇伴に合わせて、ハイカラで蝶ネクタイの不思議な少年の雰囲気づくりと、祐一との “まだ見えぬ運命の糸” を感じさせるやり取り、そして前述の「明日が見たい」と思わせる伏線の張り方の巧さ。やはり、ナレーションが無い方が断然に面白い。

鉄男とも"まだ見えぬ運命の糸"を感じさせるやり取り

裕一と久志が、ガキ大将の鉄男(込江大牙)が「この前 おめえから買った魚 腐ってたぞ!」とオジサンに押し倒される場面に通り掛かる。土下座して謝る鉄男。いつもは、威張り散らしている鉄男の情けない姿を見てしまった裕一と、見られちゃった鉄男にも、どことなく鉄男とも “まだ見えぬ運命の糸” を感じさせるやり取りも良かった。

慌ててその場を去った鉄男が、“青い” 表紙の「古今和歌集」をその場に忘れて行ってしまったのに気付いた裕一に、久志が鉄男が「学校をやめる」と言う噂を話す。本を久志に返して貰おうとすると、既に久志の姿はない。「君… いつも突然いるね」を受け~ての、突然いなくなる…と言う展開も面白い。

母まさの、二人の息子に関する伏線の張り方も良かった

そして、ドラマは10分頃から突然にシリアス展開へ。三郎が経営を立て直すために必要な金を借りようと奔走するが、悉く断られて、頼むべきところはまさの兄の茂兵衛(風間杜夫)しか残されていなかった。

そして、まさが、兄に頼むのは良いが、二人の息子に関することを知っておいてもらう必要があると。出生の秘密なのか、養子縁組の話なのか分からないが、ここでも「明日が見たい」と思わせる伏線の張り方の巧さを魅せたと思う。

映像だけで魅せる"少年たちの芽生えたばかりの友情"の描写

まさとの会話の翌日か? 昼間に、作曲を楽しむようになった裕一が、三郎に高価な「妹尾楽譜」を買ってもらう。しかし、高価な品を買ってもらい、学校では女子たちに作曲して人気が出て来た裕一を妬む、いじめっ子の太郎(田村継)と史郎(細井鼓太)が、“青い”袋に入った楽譜を奪ってしまう。

楽譜を取り返そうと太郎に向かっていく裕一だが歯が立たない。そこに偶然居合わせた鉄男がチラリと映る。その時の鉄男が読んでいる本は、前段で裕一が拾った “青い” 表紙の「古今和歌集」よりも、小ぶりで “くすんだ湖緑色” の本だ。と言うことは、まだ、祐一は本を鉄男に渡していない可能性があることが映像から分かる。

なのに、鉄男はケンカの仲介役を買って出て、太郎たちが退散して行く。そこで、鉄男が裕一を助けた理由を話すシーンも良かった。

鉄男「初めて 本気で声出したな」
裕一「えっ?」
鉄男「勘違いすんな。その声に免じて 助けてやっただけだ」

と、言い残して裕一に背中を向けて去って行った鉄男。そして、帰宅した裕一が机の引き出しを開けると、正に鉄男の “青い” 表紙の「古今和歌集」が。この辺の、映像だけで魅せる “少年たちの育ち始めたばかりの友情” の描写も、私は好きだ。

チョイ引きの裕一のラストカットが印象的だった…

そして、ラストシーンは、本を返しに鉄男の家の前までやって来た裕一が、鉄男が魚屋「魚治(うおはる)」の店主で父の善治(山本浩司)から暴力を受けている様子。驚く裕一のアップで終わるあと思いきや、藁で編んだ荷物に隠れた、バストショット(胸から上)の、やや小さめの裕一のまま終了。

これ、録画を幾度か見直して気付いたのだが。今回のラストカットが、祐一の どアップだと、次週の予告編が繋がらないと少々変な感じがしたと思う。でも、本来は今回が以前の土曜日、週の最終日だから予告編があっても良いのに「無い仕様」だった。だから、敢えてチョイ引きの裕一で終わらせたのには納得がいった。

裕一のおどおどした感じと、少しずつ成長していく感じの丁寧な描写が良かった。そして、映像的な演出と、子役たちの演技は、現時点ではとても良いと思う。

あとがき

伏線の張り方が巧みですね。見せ過ぎず匂わせる…さじ加減が良いと思います。第1週の俳優と映像は、ほぼ満足です。ただ、まだまだ、演出と脚本の微妙な “ズレ” を感じます。そこが早く無くなると良いなって思います。

そして、予告編がありませんでした。と言うことは、土曜日は単なる「1週間の振り返り」だけでなく、予告編もあるのでしょうか? まあ、取り敢えず初回の土曜日は見てみようと思いますが、予告編だけ見るために土曜日の見ようとは思わないので(公式サイトで見られるはずですから)。本編の姑息な尻拭いと、予告編での視聴率稼ぎの15分間にはならないことを願います。


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男性
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東京下町生まれ千葉県在住。
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グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
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刑事7人
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~し)
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[さ~し]
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
最後から二番目の恋
最後の鑑定人
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
ザ・ロイヤルファミリ
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
19番目のカルテ(最終回)
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
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[た]
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
田鎖ブラザーズ
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵さん、リュック開いてますよ
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
ちょっとだけエスパー
終のひと
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京サラダボウル
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
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[は]
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ばけばけ
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
「PJ ~航空救難団~』
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
僕達はまだその星の校則を知らない
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
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[や]
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
リブート
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか

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