連続テレビ小説「ブギウギ」 （第55回・2023/12/15） 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube

第55回／第11週『ワテより十も下や』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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愛助（水上恒司）から「恋人になってください」と言われ、スズ子（趣里）は「ちょっと考えさせてほしい」と答える。それ以来、スズ子は恋に思い悩んでいた。一方、マネージャーの五木（村上新悟）からは村山興業を敵に回したくないので、波風を立てず、１０歳も年下の相手に本気になるべきじゃないと言われる。そんな思い悩むスズ子に、小夜（富田望生）は悩みを聞こうと、伝蔵（坂田聡）のおでん屋台で話をすることにする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

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原作：なし
脚本：足立紳（過去作/六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,拾われた男 Lost Man Found） 第1～8,11週
　　　櫻井剛（過去作/表参道高校合唱部!,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第9,10週
演出：福井充広（過去作/てるてる,家族純情きらり,ﾐｽ･ｼﾞｺﾁｮｰ） 第1,3,8週
　　　二見大輔（過去作/半分､青い｡,なつぞら,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第11週
　　　泉並敬眞（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,7,9週
　　　鈴木航（過去作/あさが来た,べっぴんさん,ｽｶｰﾚｯﾄ） 第4,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

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まえがき

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
（私のブログに来てくれて、ありがとうございます。）

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで！
（「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！）

まさか、『ブギウギ』でも開始２か月半で、次のようなことを書かなくてはいけなるなるとは…

「恋バナ、大好き！」「何が何でもスズちゃんを応援したい!!」の人たちには申し訳ないですが、ほぼ褒めません（汗）

軽蔑するつもりはないですが、「この内容で満足」した人は気分良く今日１日を過ごしたいなら読まないことをお勧めします。

なぜ、小夜は五木と同じ立場なの？

今回、いやこの度の「スズ子の初恋物語」が、これまで描いてきた『ブギウギ』をちゃんと踏襲していなことにお気づきだろうか？

最も合点がいかないのが、なぜ、付き人の小夜（富田望生）がマネージャーの五木（村上新悟）と同じ “スズ子と愛助の恋仲を否定する立場” の設定なのか？ だ。

“ドラマ” として、更に “年の差カップル” や “格差カップル” の恋バナとして…

＜あちこちから反対されている＞の設定が恋愛感情を盛り上げるのは理解はする。

ただ、普通に考えれば、スターのスズ子（趣里）と、ベテランでもない付き人との上下、主従の関係を考えれば…

「楽団」の運命を握っているといっても過言でないマネージャーの五木と同じ立ち位置なのは不自然では？

劇中の、小夜の年齢設定が不明だから確かなことはいえないが。

少なくても、見た目ではスズ子より年下（むしろ、愛助と同年齢に見える）の小夜が、憧れの人、スズ子の恋を応援しないって？？

「こうすれば良かったコーナー」を開設するなら

それこそ、思い出せば分かるとおり。

梅丸少女歌劇団（略称・USK）時代のリリー白川（清水くるみ）の男遊び？ や。

梅丸楽劇団（略称・UGD）時代の秋山美月（伊原六花）とダンサー・中山（小栗基裕 ex：s**t kingz）との悲恋や。

それこそ、スズ子とやり手演出家の松永（新納慎也）との恋バナもどきだって。

今作らしく、朝ドラらしく、いい感じの恋バナを創り出してきたのに… だ。

それこそ、「こうすれば良かったコーナー」を開設するなら。

五木が小夜に「スズ子に諦めるように説得しなさい」と尻を叩くだけで良かったと思う。

そして、小夜が「オレは、スズ子さんに幸せになってほしいからヤダ！」と言い返したが… と、やっていれば満点だったのだ。

「対立構造」は単純明快のほうが、どんでん返しが面白い

それと、＜あちこちから反対されている＞の設定を何が何でも創出したいとはいえ。

今回のおでん屋の場面で、晩熟型のスズ子とは違って小夜は恋愛経験が豊富だと描かれ。

更に、愛助（水上恒司）と同じ、スズ子の大ファンで、ストーカー系で（笑）

性差別の意味ではなく、同じような地方出身の苦労人の女性という立場も描かれているのだから。

スズ子の初恋を心から応援、後押し、祝福する設定こそが “普通” なのでは？

なのに、前回からの毒舌の延長線上で猛反対するのは “不自然”だと思うが。

むしろ、五木や 坂口（黒田有）を “怖い大人” や “口うるさいおっさん” にして、単純に小夜は “同性の味方” で良かったと思う。

「対峙構造」「対立構造」は単純明快のほうが、どんでん返しした際に面白味が増すのだから。

スズ子の"恋の伝道師"は、伝蔵よりチズのほうが適任では？

更によく分からなかったのが。

スズ子の “恋” を後押しするのが、おでん屋の伝蔵（坂田聡）って？（苦笑）

年齢も性別も立場も経験も違うのに？

別に、伝蔵だから “恋の伝道師＝恋の伝蔵師” と洒落たわけではない（笑）

それこそ、恋の伝道師、恋愛の指南役としてうってつけなのは、下宿屋の女将・チズ（ふせえり）のほうでは？

馴れ初めに始まって、離婚危機のネタや、夫婦ほっこりネタなどを織り交ぜて。

「恋愛に憶病になっちゃだめだよ」「好きな人と一緒にいるのが一番さ」って、スズ子を洗脳しちゃう（楽）

でもって、小夜も「オレ、スズ子さんの付き人なんかやってる場合じゃねえな」で、「付き人なんかって！」じゃないの!!!

小夜は、愛助にスズ子を奪われたくないから反対するなら…

今回も繰り返すが、［史実］をそのままドラマ化しただけでも面白くなるのだ。

そこを、敢えて［史実］にはほぼ記録がない弟子や付き人を登場させて、オリジナル恋バナに仕立てるなら、もっと説得力があるうえに、面白くて感動できないと意味がないのでは？

これ、よく見れば分かるが、スズ子と愛助（恋仲）、愛助と坂口（親子）、坂口と五木（業界の上下関係）、五木とスズ子（楽団経営）、この４つの人間関係は、いたって “普通”） で。

“ドラマ” の人物関係としては実にバランスが良いのだ。

でも、そこへ小夜が入ると、バランスが崩れてしまう。

どう考えても、小夜はスズ子を応援するほうが無難だし自然なのに。

それこそ、愛助にスズ子を奪われたくないから反対するなら、そう見えるように描くべきだと思う。

あとがき

褒めないついでに（笑）

愛助も、もっと丁寧に人格描写をやってほしいです。

それこそ「大変なご時世」なのですから、愛助の苦悩もあったと思うし。

なんか、恋バナが始まって、いや小夜が目立つようになって、以前に雰囲気が壊れつつあるのが本当に残念です。

なんとか、年内に巻き返してほしいです。

でも、この恋バナ、確実に年内いっぱいは引っ張ると思うので、巻き返しは年明け？

だから、趣里さんが紅白歌合戦出演どうこうなんて言ってる場合じゃないって書いたんです（困）

まずは、明日の「土曜日版」の編集で、小夜の印象をどう変えるのか、変えないのか、注目ですね。

みっきーの植物図鑑（第183回）

先日訪問した、‘歴博’こと国立民族歴史博物館の「くらしの植物苑」での写真です。

この植物、この花、何か分かりますか？

ヒントは、今回の私の感想…「かなり毒を吐きました」です。

いつご紹介しようかと機会を待っていたのが、このキンポウゲ科トリカブト属「ツクバトリカブト（筑波鳥兜）」。

あの保険金殺 人事件で使用された猛毒を持つトリカブトです。

筑波山で見つかった品種なので「ツクバ」が入りますが、東北南部から中部地方にかけて自生します。

「トリカブト（鳥兜）」とは、「鳳凰」がもとになった舞楽の常装束で用いられる装飾品の一つ（被り物）のこと。

織田信長の鎧兜の頭（かしら）も「鳳凰」からデザインされたので、どこか花の形が似ているような？

ほかのトリカブト属との違いは、葉に深い切り込みが入って３つに分かれること。

猛毒があるのは「根」ですが、干して消毒すると神経痛にきく漢方薬にもなりますが、やはり注意が必要です。

トリカブト全般の花言葉は、「騎士道」「栄光」「人嫌い」「厭世家」「復讐」。

トリカブトは、英語でも「Monkshood（青い紫花のずきんを被った修道士）」、「Helmet flower（カブトの花）」とも呼ばれており。

人と接する機会の少ない「修道士」から「人嫌い」、「兜」のイメージから「騎士道」「栄光」、「猛毒」から「復習」となったようです（怖）

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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【これまでの感想】

第1週『ワテ、歌うで！』
1 2 3 4 5 土
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
第3週『桃色争議や！』
11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
第7週『義理と恋とワテ』
31 32 33 34 35 土
第8週『ワテのお母ちゃん』
36 37 38 39 40 土

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第9週『カカシみたいなワテ』
41 42 43 44 45 土
第10週『大空の弟』
46 47 48 49 50 土

［史実］朝ドラ「ブギウギ」関連・『♪ アイレ可愛や』と笠置シヅ子の生涯で唯一の恋愛相手のコト 

第11週『ワテより十も下や』
51 52 53 54

朝ドラ「ブギウギ」 水上恒司の実家“村山興業”関連の新キャラを【史実】と共に解説！更に朝ドラ「わろてんか」との関連も!! 

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