テレビ東京系・ドラマ24『きのう何食べた? season2』
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第1話の感想。
なお、原作の漫画、よしながふみ「きのう何食べた?」(講談社「モーニング」)は、既刊21巻(2023年5月23日現在)を既読。
弁護士・筧史朗(西島秀俊)と美容師・矢吹賢二(内野聖陽)は“シロさん”“ケンジ”と呼び合う恋人同士。共に暮らし、幸せな食卓を囲み、和やかな時を過ごしている。2021年6月末。史朗は月2万5千円の食費が3日を残し限界を迎え絶望のどん底に。一方、賢二も体重が人生最高値を超え絶叫。おうち時間の増加に食品値上げ…何とかやりくりするか?賢二の健康を思い予算オーバーでも高い魚に手を出すか?史朗はひとり苦悩する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・よしながふみ「きのう何食べた?」
脚本:安達奈緒子(過去作/透明なゆりかご、コード・ブルー3、きのう何食べた?、朝ドラ「おかえりモネ」)
演出:中江和仁(過去作/きのう何食べた?、大豆田とわ子と三人の元夫) 第1話
松本佳奈(過去作/東京センチメンタルシリーズ、コタローは1人暮らしS1)
平田大輔(過去作/テレビドラマ不明)
音楽:福島節(過去作/「今夜すきやきだよ」音楽プロデューサー)
澤田かおり(過去作/きのう何食べた?、今夜すきやきだよ)
OPテーマ:大橋トリオ「カラタチの夢」
EDテーマ:Bialystocks「幸せのまわり道」
CP:祖父江里奈(過去作/孤独のグルメ2021~,しろめし修行僧,ジデカラ,初恋、ざらり)
※敬称略
『劇場版 きのう何食べた?』について、少しだけ…
知る人ぞ知る、よしながふみ氏の同名漫画を原作にした、西島秀俊さんと内野聖陽さんのダブル主演で実写化した連続ドラマの「season2」だ。
2019年に「season1」、2020年元日には「スペシャルドラマ」、そして2021年には映画化もされ、興行収入14.1億円の大ヒットとなったのは記憶に新しい。
というわけで、当ブログでは敢えて投稿しなかった『劇場版 きのう何食べた?』について、少しだけ書いてみようと思う。
"ドラマ" とは人間を描くこと、人間の本質を描くこと
『劇場版 きのう何食べた?』の終盤で、私が “ドラマ” を評価するうえで、最も大切なことを語るシーンがある。
それは終盤で、レストランでシロさん(西島秀俊)の誕生日をケンジ(内野聖陽)が祝った後の、夜の歩道を二人が歩くシーン。
ケンジがシロさんと一緒に生きることが「泣きたくなるくらいに幸せ」と言いつつも、ケンジに言うセリフ。
賢二「でもね シロさんと俺と 2人だけじゃダメなんだよ。
俺たち 2人だけで生きてるわけじゃないしさ」
朝ドラ『らんまん』の感想で、口が酸っぱくなるほど書いたことだが。
私は、「“ドラマ” とは人間を描くこと、人間の本質を描くことだ」と思っている。
主人公の活躍を描くことでも、登場人物たちの個々の人生を描くことでもない。
主人公が “ひとりの人間” として多くの人たちの中で生きていることや…
周囲の人たちの存在があってこそ、主人公が “ひとりの人間” として際立つことを描くことだと思う。
従って、敢えて書くなら、<主人公>は存在しても、<脇役>は存在しないってこと。
主人公と、共に生きる人々を “ひとつの世界観” で描くことで、人と人とのかかわりが描けるのだ。
その、人と人とのかかわりの中で、主人公も周囲の人たちも変化し成長する姿を描く。
これが、“ドラマ” だと私は思っている。
すべての登場人物を、愛らしく愛おしく感じる理由
それを基準に考えると。
今作の『season 1』も『劇場版』も、シロさんとケンジのふたりを主人公にしてはいるが、描いているのは、シロさんとケンジが生きている世界全体なのだ。
親やきょうだいや同僚や知り合いの中で生きるシロさんとケンジを、徹底的に描写するのが今作。
周囲のキャラクターたちの小さなエピソードも、すべてちゃんとシロさんとケンジに帰着する。
そして、ふたりは周囲のキャラのエピソードの影響を受けて、再び動き出す。
そして、今度はふたりのエネルギーを吸収して、周囲のキャラも動き出す。
このことが、本当に良くできている。
だから、登場するすべてのキャラクターに興味関心が湧くし、愛らしく愛おしく感じるのだ。
ダブル主人公なのに、むやみに話を広げない!
更に今作がスゴイのは、主人公がダブルだということ。
ダブル主人公だから、基本的に単独主人公よりも描くべき世界は広くなる。
なのに、それぞれの家族と、個々の関係者、そして共通の知り合いの3種類をうまく絡ませて、二つの世界を巧みに重ねているのだ。
高校数学に例えると…
●全体集合(シロさんとケンジが生きる世界)
●部分集合(シロさん、ケンジの、それぞれの世界)
●共通部分(シロさんとケンジが共有する世界)
この3つが毎回うまく描かれるから、決して「マンションの一室の物語」に終わらない。
でも、描いていることは、シロさんとケンジのめっちゃプライベートばかり。
この、小さな世界を描きながらも、生きていれば誰もが経験する環境の変化や身体的・精神的な変化を描く広さをもつのが最大の魅力だ。
そして、この辺の絶妙さが、私が今作を称賛する理由なのだ。
映像的に「マスク」がないほうがしっくりくる
前置きが長くなったが、ここから「season2」の第1話の感想を。
劇中の時間は、2021年6月末から始まった。
※二人の部屋、スーパー「アキヨシ」のカレンダーが「2021年7月」になっている。
6月末といえば、東京都が東京五輪のパブリック・ビューイングを中止を発表(6月19日)。
翌月の7月1日から9月30日まで92日間のコロナ感染拡大の第5波で、「コロナは夏も拡大する」が定説になったころだ。
劇中では、「マスク着用」の様子は描かれていないが。
ケンジの「おうち時間増えたし」のセリフがあったように、やんわりとコロナ禍を匂わせてはいる。
更に、何気ない日常を描く今作としては、最近の物価高騰や中小企業の倒産も、さり気なく盛り込まれている。
やはり、フィクションの世界だからこその面白味を追求すると、映像的に「マスク」がないほうがしっくりくると思う。
日常の中に僅かでも良いから楽しみを見出そうとするのが…
いろんな考え方があると思うが。
第1話から、前述した「小さな世界を描きながらも、生きていれば誰もが経験する環境の変化や身体的・精神的な変化を描く広さをもつ」が、しっかりと映像化された。
特に、食費と健康は、アラフィフに突入すると本当に大きな問題だ。
若ければ、引っ越しだ、転職だ… と住環境や職場環境を変えてテコ入れするのは容易かもしれない。
しかし、家庭があって、家族がいて、仕事もそれなりの立場になるとテコ入れは難しい。
そんな中での、体重、コレステロール、物価は上がるのに、給料は思うように上がらないからこその生活の工夫だ。
そして、ただ生活を工夫するだけでなく、その中に僅かでも良いから楽しみを見出そうとする点だ。
日々のスーパーでの買い物、店員さんとのやり取りなんて、家族とも、職場関係とも違う異世界の楽しみがある。
私も、スーパーが大好きで、今作のようにコロナ禍に行きつけのスーパーが閉店して、別のスーパーに行ったら馴染みの店員さんに再会したことも実際にある。
この辺の、生活感の盛り込み方も実に自然でいいと思う。
劇中に登場する "スーパーマーケット" について
スーパーの話題になったから、ちょっと脇道に入ってみる。
「season1」では、シロさんが行きつけのスーパーはスーパー「中村屋」だった。
ご存知の方も多いと思うが、ロケ地になっていた実在の東京・新小岩のスーパー「中村屋」が、73年間の歴史に幕を下ろし、2020年9月20日(日)に閉店した。
そのため「中村屋」として撮影することが不可能になったのか、『劇場版』では、スーパー「ニュータカラヤ」として登場。
これ、原作では、そもそも「中村屋」でなく「ニュータカラヤ」だから、原作回帰というわけだ。
そして、「season2」では、その「ニュータカラヤ」も閉店した設定となり、シロさんの行きつけはスーパー「アキヨシ」になる。
ロケ地も、千葉県千葉市にある「石毛魚類 みつわ台店」に変更されたようだ。 別に、ドラマの感想には直接関係ないが(苦笑)
「いろいろ変わっていくけど わるいことばっかじゃないよ」
長くなったから、そろそろまとめよう。
いろいろと、今作で好きな部分はあるが、今回でいうなら次のケンジのセリフが好きだ。
賢治「いろいろ変わっていくけど
わるいことばっかじゃないよ」
ケンジのポジティブ思考が、ネガのシロさんを心理的に救うシーンだ。
やはり、年齢を重ねると “変化” をネガティブに思ってしまうことが多くなると思う。
そんな中でも “変化” をポジティブに受け入れて、前進するのは見習いたいところだ。
今回は、第1話ということで大きく話は動かなかったが、今後の展開が楽しみな “連ドラ” だ。
あとがき
アラフィフに突入した男性同士の二人暮らしならではの変化や問題を描くようですね。
「season1」よりも、料理シーンもじっくり丁寧に作り込まれている感じがしました。
健康、買い物、食事と、相手を思いやる二人の愛情の深さに癒されます。
やはり、人間の本質を描く “ドラマ” として良くできていると思います。
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NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
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第5回/第1週『ワテ、歌うで!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
花咲音楽学校の受験に失敗した鈴子(澤井梨丘)は酷(ひど)く落ち込んでいた。そんな時、梅吉(柳葉敏郎)から道頓堀に新しくできた梅丸少女歌劇団(USK)のことを教えられる。梅吉は鈴子をUSKの公演に連れて行くことにした。劇場でトップスターの大和礼子(蒼井優)や橘アオイ(翼和希)の踊りを見て感動した鈴子は、梅丸少女歌劇団に入りたいと心に決める。試験の日、鈴子は意気揚々と会場へ向かうのだが…
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1週
櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに)
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1週
二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ)
泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ)
鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット)
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん)
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略
前回と今回、ちゃんと "連ドラ" になっている
ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
(私のブログに来てくれて、ありがとうございます。)
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで!
(「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです!)
前回と今回、ちゃんと “連ドラ” になっている。
例えば、主題歌明けの風呂に入っている鈴子(澤井梨丘)と釜焚きをするゴンベエ(宇野祥平)とのやり取り。
前回では、鈴子の歌や存在が、周囲の人たちの生きる力や癒しになっていることの集大成として描かれた。
今回は、た。
こうして、放送のタイミングやシチュエーションを同じにすることで、「前回は、ああだったのに…」という比較が簡単にできる。
と同時に、前回と今回という直近の放送にすることで、人生山あり谷ありも描くことができる。
短いシーンではあるが、冒頭からの両親とのやり取りと合わせて、ホームドラマらしいいいシーンだと思う。
道頓堀の甘味処「白梅」の看板に、『らんまん』思い出す…
梅吉(柳葉敏郎)から道頓堀に新しくできた梅丸少女歌劇団(USK)のことを教えられ。
梅吉が鈴子をUSKUSKの公演に連れて行くことにした際の繁華街のシーンに、馴染みのある店の名前が登場した。
梅吉の上手(画面右)にある、甘味処「白梅」の看板だ。
©NHK
朝ドラファンなら、前作『らんまん』の主人公・万太郎が一目惚れして結婚した妻・寿恵子の実家が、和菓子屋「白梅堂」だったのは記憶に新しいはず。
©NHK
これが、演出や美術スタッフの遊び心だとすれば、大阪放送局と東京放送局のコラボということになる。
先日の『雉真繊維』の広告と合わせて、朝ドラファンには嬉しい演出だ。
映画『フラガール』にも、松竹歌劇団(SKD)が登場
脱線ついでに。
劇場でトップスターの大和礼子を演じたのが蒼井優さん。
蒼井優さんとダンスといえば映画『フラガール』(2006)。
劇中で蒼井さん演じる紀美子がフラの指導を受けるのが、松雪泰子さん演じる平山まどかで、松竹歌劇団(SKD)で踊っていた訳ありダンス教師という設定。
そう、今作のUSKのモデルである大阪松竹少女歌劇団 (OSSK) 現在の日本歌劇団(OSK)は姉妹劇団なのだ。
ダンス映画好きなら、ここも一つの見どころというか、関心事だ。
「梅丸少女歌劇団養成所」の校門でウグイスの鳴き声が被る
本編に戻ろう。
USKを受験することになった鈴子だが、ナント受験日を一日間違ってしまう。
で、「梅丸少女歌劇団養成所」の校門のアップで、梅の花があしらわれた校章が映り、そこへウグイスの鳴き声が被る。
「梅にウグイス」をもじっているわけだが、これ、ただ面白いだけでない。
「梅に鶯」は、古代中国の漢詩が由来で、日本では伝統的に「絵になる良い取り合わせ」「仲の良い関係」を表すとして、絵画や詩歌にも使われる。
こうやって、さり気なく日本の文化を盛り込むのも悪くない。
更にいえば、鈴子のモデルである笠置シヅ子さんが「松竹楽劇部生徒養成所」に、半ば押しかけで入団したのは史実どおり。
でも、こういう感じで描かれると、大阪のおばちゃんパワーも、鈴子の才能もしっかり見えて悪くないと思う。
本当に流れがスムーズ
さて、第1週目の「本編」が終わった。
好みはあると思うが、本当に流れがスムーズだ。
第1回で “未来” が見えているし、多くの人は展開も想像できる中で、一つずつ踏み固めるように展開が積み上げられるから、しっくりくる。
従って、当初はどうなるか分からなかったが、少なくとも脚本と演出には大きな不満はなかった。
今作の、"歌" と "歌声" の見せ方と魅せ方のうまさ
特に、劇中に盛り込まれる “歌” と “歌声” の見せ方と魅せ方のうまさは、5回を見ただけでも分かる。
比べる意味はほとんどないが。
今期放送中の『パリピ孔明』(※感想の投稿はなし)も、劇中で “歌” を扱いドラマではある。
でも、今作のほうが、“物語” の中に、きっちりと “歌” が盛り込まれている。
更に、“歌” をはじめとしたエンターテインメント全体を、視聴者に描写しつつハートをつかもうとしている。
異論反論あると思うが。
やはり、劇中で “歌” を扱う時は、俳優が歌う “歌声” が観客を惹きつけるのではなく。
その役の “歌声” が、劇中のほかの役を魅了しているように描かないと、意味がないと思う。
その意味で、鈴子の歌声が周囲の人たちを魅了しているように描く方向性は間違っていないし。
この調子で進んで行くなら、今後の舞台やレビューのシーンにも期待できると思う。
あとがき(その1)
今作、金曜日のラストで次週の予告編が流れるんですね。
「週5放送」が始まった『エール』(NHK/2020年度前期)から『カムカムエヴリバディ』(NHK/2021年度後期)は土曜日版で。
『ちむどんどん』は金曜日に予告編。
再び『舞いあがれ!』(NHK/2022年度後期)と『らんまん』(NHK/2023前期)が「土曜日版」だったように思います(間違えたらごめんなさい)
敢えて、「土曜日版」を見せるためや、公式SNSに誘導するために、予告編を金曜日に見せないよりも。
すっきりと金曜日の最後にくっつけたほうが、視聴者も無駄な手間が省かれて良いと思います。
その分、「土曜日版」を見る人は減ると思いますが、見てもらいたいなら努力せよ! ってことだと思います。
あとがき(その2)
今回から、なんちゃって大阪弁のあいさつを加えてみました。
それと、ブログ開設16周年ってことで、感謝の気持ちも…
サザンオールスターズ45周年ライブビューイングで分かった「ありがっとう!!」のホントの意味<感謝!当ブログ16周年>
結びに
ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。
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サザン45周年茅ヶ崎ライブに延べ27万人が熱狂!
当ブログの常連の読者様には説明不要だと思うが。
わたくし、国民的人気バンド・サザンオールスターズのデビュー当時からの大ファン
で、応援団(サザンのファンクラブは「応援団」が正式名称)の会員でもある。
結婚してからは、妻も応援団員となり、夫婦で応援している。
そんなサザンオールスターズが、ボーカル&ギター・桑田佳祐(67)の出身地である神奈川県茅ケ崎市で、デビュー45周年を記念する『茅ヶ崎ライブ2023」茅ヶ崎公園野球場)を、2023年9月9月27日(水)、28日(木)、30日(土)、10月1日(日)に開催した。
全公演4日間で会場と、後半2日間の全国230館を超える映画館でのライブビューイングを合わせて、延べ27万人が熱狂した。
サザン過去2回のライブビューイングは盛り上がらなかった
で、今回投稿するのは、いわゆる「ライブレポ」ではなくて、久し振りの「ライブビューイング・レポート」ってやつだ。
というのも、サザン関連では過去に2度のライブビューイングが開催された。
1度目は『桑田佳祐 ライブ in 神戸&横浜 2011 ライブ・ビューイング in シアター』で、恐らくこれがサザン関連で初。
2度目が『サザンオールスターズ 年越しライブ2014「ひつじだよ!全員集合!」ライブビューイング』で、年越しライブを中継した。
どっちも参戦したのだが、お世辞にも “盛り上がらない!” のだ。
今から10年前後も前出し、サザンのファンは中高年層が多い(笑)から、「どうやって映画館で盛り上がるの?」「派手に盛り上がって、一人だけ浮かない?」みたいな感じで。
殆どの観客が、普通に映画を見るように “鑑賞” していた。
ただ、映画と違うのは、多くのファンがライブグッズを身にまとい、お行儀よく座って見ていたこと(苦笑)
そんなトラウマがあるから、妻は「どうせ、盛り上がらないんでしょ…」と、やや否定的。
でも私は、「サザンの45周年を、サザンのメンバーやファンたちと “同じ時間” で共有してお祝いできるなんて、幸せじゃん!」ということで、応援団経由で夫婦で応募して2日分をゲット。
3度目の今回は、自分たちが盛り上げようと思って参加した
ライブビューイングをご存知でない方に説明すると。
ライブ会場と各地の映画館が相互の中継でつながっているわけではない。
茅ヶ崎で行われているコンサートがリアルタイムで一方的に映画館に配信されるのを “鑑賞” するだけだ。
従って、“お初” の人は、「拍手していいの?」「声を出して応援していいの?」「歌ってもいいの?」、そう思うはず。
でも、私と妻は決めていた。
隣の席や周囲が “鑑賞体制” でも、私たち二人はできるだでいつものライブと同じにしようって。
そこで、ライブグッズも事前にすべて購入して、キャップからTシャツ、タオルから法被(はっぴ)まで全身サザンの装いで劇場に到着。
ちなみに、劇場によくあるデジタル案内板には何の表示もない。
スクリーンの入り口に1枚の紙が貼ってあるだけ。
偶然、隣の席に知り合いが!
30分前に劇場に入ると、会場内はちらほらって感じ。
手すりが目の前のお気に入りの中央席が当たって待っていると、隣に座る男性が声をかけてきた。
なんと、妻の病院の同僚医師だった。
そこで、「3人だけは、いつもどおりに盛り上がりましょう!」と確認し合って、いざスタート。
17時に、スクリーンに茅ヶ崎のライブ会場の引きの画が映し出された。
映画館では「おお!」という歓声とともに、大きな拍手が起こった。
しかし、その後、会場にいる観客たちの笑顔や、茅ヶ崎の美しい景色が映し出されると、会場がす~っと静かになった。
やっぱり、みんなに漂っているのだ… 「自分たちはライブ会場にいない」という、疎外感や惨めさに似た感情だ。
そうそう、 過去2回も嫌というほど味わったやつだ。
過去2度のライブビューイングでは見たことのない光景
しばらくすると、サザンのライブではお馴染みの、ハイテンション気味の女性アナの声での場内アナウンスが始まった。
「なお本日は茅ヶ崎ライブ様子がライブビューイングで、全国の映画館とつながっております!」
スクリーンの中のたくさんの観客がカメラに向かって手を振り拍手喝さいしていた。
私のいる映画館でも、「わあ!」という声と同時に大きな拍手が。
そして、カメラを指差したカメラ目線の桑田さんが次のように言った。
「今日はライブビューイングで全国から10万人の人が見てくれております!ありがとうございま~す!」
その声に、映画館の観客が一気に盛り上がった。
過去2度のライブビューイングでは見たことのない光景だ。
その後も、桑田さんの MCは随所でライブビューイングの観客を意識した語りかけがあった。
「ライブビューイングで見ている自分のを意識してくれているんだ」
映画館にいた全員に聞いたわけではないが。
少なくとも、「桑田さんをはじめサザンオールスターズのメンバーみんなも、茅ヶ崎会場の観客たちも、ライブビューイングで見ている自分のを意識してくれているんだ」と感じたと思う。
だから、セットリストが進むにつれて、映画館の観客も、手拍子で応援し、小声で唄う人も増えたのだと思う。
もう、私たち3人席は立ちあがっていないだけで、いつものライブ観戦同様に、メンバー紹介にツッコんで、お約束の “フリ” を堂々とやって、スクリーンの中のサザンに手を振っていた。
敢えてセットリストは載せないが。
新曲『歌えニッポンの空』では、映画館の観客も全員で「ありがっとう!!」の掛け声で一体感が創出された。
また、『東京VICTORY』では、イントロの「Ohh ohh…」で、ほぼ全員の観客が拳を突き上げた。
もちろん、『勝手にシンドバッド』では、「今何時?」の小声での大合唱も(笑)
"意識してくれている人がいる"だけで、空間を超えられる!
さて、ここからが、この投稿で本当にいいたかった、伝えたかったこと。
映画館でのライブビューイングは、YouTubeのライブ配信のようにコメントを残すことも、「いいね」で意思表示もできない。
スマホも使用禁止だから、SNSに思いを投稿することもかなわない。
しかし、“自分の存在を意識してくれている人がいる” という自己承認欲求を満たされるだけで、空間を超えられるってことなのだ。
読者の皆様、ホントに感謝します「ありがっとう!! 」
これ、ライブビューイングだけでなく、このブログだってそうではないか。
当ブログでも、手間と時間を要してまで「Web拍手」を押してくれたり、コメント投稿をしてくれる読者様がいる。
「いつも読んでます」「これからも楽しみです」と応援し続けてくれる読者様もいる。
当ブログを開設したのが、2007年9月30日で、この10月から “16年目” に突入した。
もちろん、この16年間、自分が書きたいかから、書きたいことを書いてきたのは間違いない。
しかし、わざわざネット検索したり、ブックマークに登録してまで読んでくださっている読者様がいるから、「また書こう」というモチベーションが上がってくるのも事実。
いや、意外と反応が少なかったり、ゼロだと落ち込むのだ。
というわけで、一人でも読者がいるだけで「意識してくれているんだ」と感じるだけでホントうれしいのだ。
ありがっとう!!
そして、全くジャンルも規模も違うけど、ライブビューイングを通して、一方通行気味になりがちなブログの存在意義を再確認させてくれたサザンオールスターズ、そのスタッフ、そしてファンの人たちにも…
ありがっとう!!
映画館でいただいたお土産(クリアファイルとヒートテック引換券)
あとがき
サザン45周年に気持ちが行き過ぎて、当ブログの16周年をつい忘れそうになりました。
いつも、こんな身勝手なブログを読みに来てくださり、拍手やコメントまでいただき、ありがとうございます。
ぼちぼち「こんなブログはこの世に要らないかな? 」と思いますが、もう少し続けてみようと思います。
もう少し、日本のドラマが良くなるまで…
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NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
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第4回/第1週『ワテ、歌うで!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
自分の将来について悩んでいた鈴子(澤井梨丘)は、ツヤ(水川あさみ)から言われた「自分がこれやと思うことで生きていくんや」という言葉を思い出していた。悩む鈴子にゴンベエ(宇野祥平)は鈴子の歌が好きだと伝える。鈴子は、歌うことが好きだということに改めて気がつき、花咲音楽学校に行きたいと進路を決める。次の日から鈴子は歌や踊りの稽古に励み、いよいよ花咲音楽学校の試験当日を迎える!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:足立紳(過去作/六畳間のピアノマン,拾われた男 Lost Man Found) 第1週
櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!,あなたのブツが、ここに)
演出:福井充広(過去作/てるてる,家族純情きらり,ミス・ジコチョー) 第1週
二見大輔(過去作/半分、青い。,なつぞら,カムカムエブリバディ)
泉並敬眞(過去作/まんぷく,スカーレット,カムカムエブリバディ)
鈴木航(過去作/あさが来た,べっぴんさん,スカーレット)
盆子原誠(過去作/カーネーション,とと姉ちゃん,おちょやん)
音楽:服部隆之(過去作/王様のレストラン,翔太の寿司,のだめカンタービレ,HERO)
歌劇音楽:甲斐正人(過去作/映画「蒲田行進曲」(松竹/1982)劇伴担当)
舞台演出:荻田浩一(過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家)
ロゴ・OP映像:牧野惇(過去作/東京パラリンピックのオ-プニング映像)
主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略
今回の鈴子は、癖の強さは残しつつ若干薄めに仕立てられ…
前回の感想では、鈴子(澤井梨丘)のキャラの癖が強すぎて、大人版がどれほどになるのか少し心配だと書いた。
しかし、今回の鈴子は、癖の強さは残しつつ、若干薄めに仕立てられた。
やはり、大声を出す、怒鳴る、早口でしゃべるなんてのは、決して褒められる演技でも何でもない。
もちろん、その作品やその時に必要な演技であれば問題はない。
しかし最近のドラマは、大声や早口を名演技や感動と視聴者をミスリードする。
その結果、せっかく脚本家が作ったセリフが、“言葉” にならず “セリフ” で終わる。
だから、登場人物の言っていることが、心に伝わらないし、響きもしない。
そう考えると、時と場合によって大声や怒鳴るのは必要としても。
視聴者に鈴子の気持ちを伝えようとするなら、大声や怒鳴らなくても、“鈴子らしさ” を身にまとった “言葉” にすべき。
その点で、今回はとても良かった。
繰り返すが、前回のような自己主張をする際などの大声は効果的。
要するに、前回と今回は、脚本と演出と俳優が、うまく演技を切り替えて見せているってこと。
期待を込めて書くと、前回と今回のように適材適所で巧みに “クセ” と “らいさ” を表現してくれると、ここ最近の朝ドラとはさらに一線を画す仕上がりになると思う。
主題歌明けの鈴子とゴンベエのやり取りは、ある種の集大成
演技の話は専門外なのでこれくらいにして、内容のこと。
木曜日で花咲音楽学校を不合格になるから、金曜日で新展開を提示して、月曜日から子役編の第2週目という計算なのだろう。
やや、展開が早すぎる感じはするが、なにせ第1回で “未来” を見せているから、無駄に引っ張る必要もないとの判断だろう。
前回までで、歌が大好きであること、鈴子の歌がみんなの笑顔をつくること、踊りが好きで、風呂屋のお手伝いも描いてきた。
従って、今回の主題歌明けのゴンベエ(宇野祥平)とのやり取りは、それらの集大成といえる。
ゴンベエによって、鈴子の声の魅力を改めて描いたなんて、いい感じだ。
鈴子のスローモーションから始まる"ミュージカル仕立て"
そして、ゴンベエらの言葉に自分の進路を決めるくだり。
基本的に回想シーンの多用は褒めないが。
今回の風呂掃除のシーンでの回想は別。
その理由は、この場面が鈴子のスローモーションから始まる “ミュージカル仕立て” だったからだ。
普通の “ドラマ” の中にミュージカルを挿入するのは違和感しかない。
でも、回想シーンとスローモーションがあったことで、この場面だけ他とは違うという印象が付けられた。
これまでも、普通の “ドラマ” の中に、“演劇仕立て” が挿入される朝ドラはたくさんあった。
しかし、エンターテインメントの世界を描く今作は、今後もっとあると思う。
それを考えると、先々でこのような自然なインサートをやれるのは期待が高まる。
我が子が将来への夢を持つことを否定しない両親と家族たち
ホームドラマとしても、良かった点がある。
それは、父・梅吉(柳葉敏郎)と母・ツヤ(水川あさみ)のやり取りだ。
ツヤ「自分で生きる道 見つけて… 偉いわ」
我が子が将来への夢を持つことを否定しない両親。
その夢を支えようとする両親、そして、家族たち。
前作も似たような部分はあるが、今作のほうがベタでストレート。
全体の作風を考えても、両親の立場や態度も、これくらいベタで良いと思う。
半年間続く"連ドラ"の"つかみ"としても、かなり秀逸な構成
試験の中で歌う鈴子の声をバックに、鈴子の健闘を祈る梅吉や弟・六郎(又野暁仁)、ゴンベエのカット。
鈴子「ワテは 生まれた時から 歌と踊りが大好きで」
とにかく、この4回分、余計な騒動を盛り込むことなく、不必要にわき道に逸れることもなく、物語の行ったり来たりも繰り返さず。
描くべきことを、真っすぐにテンポ良く描いてきた。
次回で描かれるであろう大きな転換期を含めて、鈴子、花田家、町の人々の紹介としても、半年間続く “連ドラ” の “つかみ” としても、かなり秀逸な構成だと思う。
松竹楽劇部、現在のOSK日本歌劇団と、宝塚歌劇団の違い
史実を書くと、「フィクションなんだから、どうでもいい」という人はいると思う。
そういう人は、読まなくて構わない、
でも私は、敢えて笠置シヅ子さんをモデルにしたフィクションを作っているのだから。
史実と比べて、フィクションとしてどんな工夫が施されているのかを考えるのも、作り手たちへのリスペクトの一つだと思う。
だから、勝手に書く。
ヒロイン鈴子のモデル・笠置シヅ子は、香川生まれの大阪育ち。
幼少期から日本舞踊などを習い、両親が営んでいた銭湯の脱衣場で歌や踊りを披露するうちに近所で評判になった。
小学校を卒業した1927年(昭和2年)に宝塚音楽歌劇学校を受験する。
歌唱力と踊りは文句なしだったが、低い身長と痩せ型体形のため、学校側が過激な寮生活に耐えられないのではと不合格に。
その直後、道頓堀の「松竹楽劇部生徒養成所」に、半ば押しかけで入団する。
この「松竹楽劇部生徒養成所」(後に大阪松竹少女歌劇団=OSSK に改名)が、『ブギウギ』に登場する「梅丸少女歌劇団(USK)」のモデルと考えられる。
というわけで、松竹楽劇部、大阪松竹少女歌劇団 (OSSK) 現在のOSK日本歌劇団と、宝塚歌劇団の違いを簡単に書いてみる。
●OSKは少人数で、日本各地の劇場で、レビュー形式の公演を行う。
●宝塚は規模が大きく、専用劇場を持ち、芝居とレビューを組み合わせた公演を行う。
※レビュー形式とは、歌やダンス、コメディ、漫才などのエンターテイメント要素を組み合わせた観客を楽しませるために多彩なエンターテインメント要素を組み合わせた舞台形式
●OSKは個人契約制で、宝塚は社員契約で始まってタレント契約。
これ以上はネタバレになるといけないから書かないが。
あとがき
世間の評判は、半分半分って感じでしょうかね。
私の周辺では、「まだまだ分からない」が多いです。
ここから先は、もう “好み” の問題かもしれませんね。
コテコテの大阪が舞台のベタな朝ドラを好きかどうか?
個人的には、放送前に制作統括の福岡利武氏が「これまでの朝ドラにはないほどの歌と踊り」が出てくると語っていたので、そこに至るまでは様子見かなって思います。
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第3回/第1週『ワテ、歌うで!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
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鈴子(澤井梨丘)のお節介がきっかけで、タイ子(清水胡桃)が松岡(湯田大夢)のことが好きだということが松岡たちにバレてしまう。タイ子は芸者の子どもだと、松岡たちにバカにされてしまうのだが…。昭和元年、年が明け、もうすぐ小学校も卒業。皆が卒業後の進路について話し始めている。鈴子は、てっきり自分は実家の銭湯の手伝いをするものだと思っていたのだが、タイ子の一言で自分の将来について悩み始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
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主題歌:中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り:高瀬耕造(NHK大阪アナウンサー)
制作統括:福岡利武(なつぞら,青天を衝け)
櫻井壮一(過去作/おちょやん,あなたのブツが、ここに)
※敬称略
BK朝ドラらしく徹底的に"義理と人情の世界"を描いている
『ブギウギ』が始まって、まだ3回ではあるが。
第1回で、母・ツヤ(水川あさみ)がいった「この世はな 義理と人情で出来てんねん」を踏襲中だ。
とにかく、徹底的に “義理と人情の世界” を描いている。
ここ最近のNHK大阪放送局(JOBK)がつくる朝ドラとしては、至って王道路線だ。
子供たちのちょっとしたいざこざの着地点も、ほっこり&さらりとかわした感じで悪くない。
最初の3回として、“物語” としては無難に進んでいると思う。
子供時代の鈴子のキャラのクセが強すぎるのが気になる…
ただ、“テレビドラマ”、“朝ドラ” として、ちょっぴり気になった、いや第1回から気になっていることがある。
それは、鈴子(澤井梨丘)のキャラクターのクセが強すぎることだ。
今のところは、両親を含めた大人と話す場面と、同級生ら子供たちの中で話す場面で、キャラが使い分けられてはいる。
前者は「元気で明るくて」で、後者は「ハイテンションで物怖じしない」という感じだろうか。
このこと自体は、そんなに気になってはいないのだ。
親や親友には本音と同時に弱いところを見せるけど、それ以外には虚勢を張って頑張っちゃうみたいのは、ある意味で自然な感じもするからだ。
大人の鈴子は、どのくらい癖が強いキャラになるのか?
しかし、“テレビドラマ”、“朝ドラ” として。
番宣や第1回で見せている(見せた)趣里さんが演じる “大人の鈴子” は、どれくらいクセの強いキャラに仕立てるつもりなのか?
ここが、本当に気になってしょうがない。
これ、同じBK制作の朝ドラ『舞いあがれ!』(NHK/2022年度後期)の従順で慎重すぎるヒロイン “舞” もどうかと思ったが。
朝ドラ『ちむどんどん』(NHK/2022年度前期)のやたらと熱くて自己中心的なヒロイン “暢子” の二の “舞” にならないか不安がよぎる。
やはり、朝ドラが面白いと思えるのは、私は、“ヒロインへの共感” という感動があるからだと思う。
第1回の感想に書いたように、前作が静かに語りかけるような作風だったから、今作が賑やかに感じるのはあるにはある。
でも、「朝から元気がもらえる」「朝からテンションが上がる」と、「朝からうるさい」「朝から疲れる」は、人によっては紙一重のはず。
恐らく、今作の大きな見どころは、大人版になってからの「エンターテインメントの世界」を描くパートだ。
その部分については、脚本家、演出家、俳優を見れば、うまいさじ加減でやってくれるとは思う。
ただ、そうでない部分、日常のさり気ない会話劇なども、うまくやってくれそうかは、この3回分では未知数だ。
やはり、もう少し見てみないと、鈴子が暢子になるかどうかは見極められない(苦笑)
あとがき(その1)
連日のように、制作統括や脚本家がネットに記事を挙げていますが、まだそんなにやらないほうが良いと思います。
始まったばかりで、中の人があれこれ事情説明するのは見苦しいというか、必死過ぎるといいますか。
あとがき(その2)
前回の感想で、私が朝ドラ『カムカムエヴリバディ』(NHK/2021年度後期)に触れた、本当の理由を書きますね。
実は、前回の9分頃、風呂屋での鈴子と母の会話の中で、下の広告が映り込みました。
©NHK
一人目のヒロイン・安子(上白石萌音)が嫁いだ稔(松村北斗)の実家が経営するのが『雉真繊維』で。
フィクションの世界、朝ドラの世界では、当時、『キジマたび』は大人気の生活用品だったと描写されていたので、小道具として使ったのだと思います。
時代設定を考えると、前回の時の安子は1歳くらいだと思いますが。
因みに、『雉真繊維』のモデルは『トンボ学生服』とされています。
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深夜食堂[3]
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
- 過去の連ドラの感想記事一覧(た~な)
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(ま行)
舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
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