NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『ばけばけ』
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第20週『アンタ、ガタ、ドコサ。』の「ダイジェスト版(土曜日版)」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
トキ(髙石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)が熊本で新生活を始めるも、女中クマ(夏目透羽)との距離感や土地への違和感から不穏な空気が漂い始める…。司之介(岡部たかし)の密会、ヘブンの創作不調、そして焼き網紛失事件が一家の疑心を煽り、ついにはクマが辞意を示す中、丈(杉田雷麟)の懐中時計まで消え、混迷が深まっていき…。
------上記のあらすじは、当ブログのオリジナル------
原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレイヤーズ,きょうの猫村さん,一橋桐子の犯罪日記)
演出:村橋直樹(過去作/まれ,透明なゆりかご,サギデカ) 第1,2,5,7,13,14,19週
泉並敬眞(過去作/スカーレット,カムカムエブリバディ,ブギウギ) 第3,6,9,12,15,18週
松岡一史(過去作/まんぷく,心の傷を癒すということ,カムカムエブリバディ) 第4,8,10,16週
小島東洋(過去作/『ばけばけ』助監督) 第11週
小林直毅(過去作/『ばけばけ』助監督) 第17,20週
制作統括:橋爪國臣(過去作/青天を衝け,あなたのブツが、ここに,ブギウギ)
音楽:牛尾憲輔(過去作/チェンソーマン,僕の心のヤバイやつ,ダンダダン)
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
土曜日版ナレーション:北郷美穂子(NHK大阪アナウンサー)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
副音声日本語吹替:西地修哉(ヘブン担当)、木村はるか(リヨ担当)
タイトル写真:川島小鳥(過去作/未来ちゃん,SHISHAMOアートワーク)
タイトルロゴ:西沢和樹(instagram.com/nishizawa_k/)
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、川野秀昭、田中陽児|美術:山内浩幹、淀裕矢、向理沙、有本弘、和田岳秋|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、毛尾喜泰|技術:増田徹、備中正幸、酒井俊史|音響効果:松本有加、巽浩悦、吉田直矢|撮影:岩崎亮、関照男|照明:根来伴承、大西弘憲、武井美晴|音声:吉竹淳樹、稲垣雄二、大成友二、安河内裕斗|映像技術:前田惇徳、原幸介、山下健、若嶋なな、日野維乃|カラーグレーディング:原幸介、前田惇徳、山下健、日野維乃、若嶋なな|VFX:西垣友貴、神戸大樹、山田茂人、北島規、北島規、眞弓敬司|CG:大西智子、空閑卓海、古市百人、佐藤望、田邊亮哉、大関聡|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、大塚良子、厚朴美沙子、毛尾喜泰|装置:佐藤千織、坂口大吾、山中宏華、澤井洸、平松康、吉田隆広、布川紗生、大島櫻子|装飾:津村政幸、横田浩之、長洲史、横田浩之、高浪隆史、三好勇作、石井千尋|特殊効果:奥村陵、宮崎真有|衣装:横山智和、中村みのり、鍛元美佐子、横山智和、鍛本美佐子、石川カンナ|メイク:堀洋子、正田早百合、秋山直美、櫻井安里紗|持道具:楠正由貴、森上陽子、高屋友里|かつら:松本誠也、丹波峯子、山崎浩彦、栗野洋子|特殊メイク:江川悦子、権田日和、山埼佳子|特殊メイク協力:荒井律子、大谷美咲、山埼佳子|助監督:小林直毅、小島東洋、田中陽児、早川俊介、岡本拓大、後藤怜亜、大野陽平、小峰陸矢、上野香織、佐伯木乃実、畝岡歩未、増田愛海、野曾原明香、中元芽生|制作担当:木村晴治、長岡しのぶ、本田良太、森岡あゆみ、片山哲治、斎藤明日香、竹本航、徳岡美紀、奥山温子|取材:川野秀昭、鈴木航|編集:藤澤加奈子|記録:木本裕美|時代・風俗考証:刑部芳則|松江風俗考証:藤岡大拙|出雲ことば指導:多々納斉、松島彩|所作指導:藤間豊宏|料理指導:広里貴子|英語指導:塩屋孔章、ネイサン・ベリー、米倉リエナ|英字指導:前田祐加|眼科指導:大路正人、川村肇|怪談ばなし指導:玉田玉秀斎|茶道指導:有澤一男|三味線指導(タエ):菊央雄司|三味線指導(遊郭):長江浩子|アクション指導:中村健人|日本画指導:諫山恵実|絵画指導:苅谷昌江|華道指導:神前光園|造園:堤正和、宮崎昭徳|書道指導:今口鷲外
※敬称略
「大胆な編集の成功」と「本編の無駄の多さ」がよく分かる
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―――ここまで、ごあいさつ―――
今回の、今週の「ダイジェスト版」を見て分かったことが二つある。
一つは、《かなり大胆な編集を敢行し、それなりに成功している》ということ。
もう一つは、《如何に「本編」に無用な部分が多かったか》ということ。
今回は、この二点について絞り込んで感想を書いてみる。
まさかの「主人公家族の不満」の“ほぼ全部を削除”
まず、一つめの《かなり大胆な編集を敢行し、それなりに成功している》。
週5放送の「本編」の印象で強く残るのは以下の三点だったようだったと思う。
●「新章」だからこその、新生活の始まり
●新天地に引っ越してきた新生活への愚痴
●主人公らの新しい女中への不平不満
この三要素を強調しながら、「焼き網紛失騒動」を中心に、犯人捜しをやる “探偵もの” を主軸に仕立てたのが、今週の「本編」だった。
確かに、最終的に “相当強引に” ヘブン(トミー・バストウ)が日本人の心の温かさを知るエピソードに帰着させ、「かまどの隙間」のオチまで作ったが。
所詮、強調していたのは「主人公家族の不満」と「焼き網紛失騒動」だけである。
しかし、「ダイジェスト版」では、まさかの「主人公家族の不満」の “ほぼ全部を削除” を遂行した。
前半の「1/3」で、「ヘブンが新しい文筆活動が進まない」というパッとしない現状を提示。
中盤の「1/3」では、「騒動を客観し続けるヘブン」を提示。
終盤の「1/3」では、「ヘブンが日本人の心を知って、低迷期からの脱出」を提示した。
要するに、15分間を使って必死に「ヘブンの物語」であると言い切った! のだ。
このことが《かなり大胆な編集を敢行し、それなりに成功している》という理由である。
今週を「ヘブンの物語」と位置付けるなら、半分以上は無用
続いて、《如何に「本編」に無用な部分が多かったか》について、
実際にどの程度の尺を削除したのか分からないが、週5放送の半分以上はカットしたと思う。
それくらいに、今週を「ヘブンの物語」と位置付けるならば、無用だったということになる。
もちろん、よく見れば、よくよく考えれば、懐中時計と財布ごときで、日本人の心に気づいたとするのは強引だ。
物語として鑑みれば、実に雑であり、結論ありきの不足分だらけの物語だ。
その上、脚本も演出も、どの部分を強調するべきかで、明らかに失敗し、過ちを犯したのだ。
だって、本来「ダイジェスト版」で言いたいことを「本編」でも言いたいのなら、「主人公家族の不満」と「焼き網紛失騒動の犯人捜し」をここまで強調する必要はなかったのだ。
例えば、女中クマ(夏目透羽)が「泥棒に焼き網を盗まれた」と騒いで、トキ(高石あかり※高=はしごだか)たちが外部からの泥棒逮捕に翻弄する中で、ヘブンが家族で助け合う心に感動する… でもよかったわけである。
要は、妙に “考察系ドラマ” 風のことをやれば視聴者が喜ぶだろうなんて下心を出すから、「ヘブンの物語」のためには無駄ばかりになったのだと思う。
もちろん、今週の小林直毅氏の演出によるエピソードのメリハリの付け方が適切でないから、、「ヘブンの物語」が薄まったことは言うまでもない。
あとがき
高石あかりさんやトミー・バストウさんの負担を減らしたいという「NHKの働き方改革」を全面的に否定はしません。
大人の事情で、クマ役の夏目透羽さんを登場させて、花を添えたいと企むのも否定はしません。
でも、「トキの物語」「ヘブンの物語」「トキとヘブンの物語」に見えなければ、プロとして失格、失敗ですよ。
当然、「ダイジェスト版ではできたからよい」なんて言わせませんから。
残り5週間、そろそろトキがヘブンの執筆活動を手助けしないと、怪談本作成のくだりも高速で進んで終わると思います。
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テレビ朝日系・金曜ナイトドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』
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第7話『Lost Cat Days 探偵』の感想。
一ノ瀬洋輔(松田龍平)が暮らす探偵事務所兼住居「ゆらぎや」に、ある雨の日、1匹の猫が迷い込む。猫探しを生業としながら、過去のトラウマで猫が苦手な洋輔は対応に苦慮するが、南香澄(片山友希)ら同居人はすっかり歓迎ムード。14歳の北由香里(川上凛子)の助言を受け、洋輔は恐る恐る猫と向き合い、“イズミ”と名付けて溺愛するようになるが、その頃、西ヶ谷温泉に猫の刺青を背負う怪しい男(山本浩司)が現れ、事態は思わぬ方向へ転がり始める…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:沖田修一(過去作/0.5の男) 第1,2話
近藤啓介(過去作/今日もふたり、スキップで) 第4,7話
守屋文雄(過去作/キツツキと雨※沖田修一と共同脚本) 第3,5,6話
演出:沖田修一(過去作/フルーツ宅配便) 第1,6話
近藤啓介(過去作/今日もふたり、スキップで) 第3,4,7話
東かほり(過去作/映画「とりつくしま」) 第5話
音楽:池永正二(過去作/0.5の男,パーセント)
主題歌:My Hair is Bad「ここで暮らしてるよ」
※敬称略
温泉街にたたずむ、つかみどころのない探偵
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―――ここまで、ごあいさつ―――
なんと、《次週(次回)が最終回》ということで、今回の感想に加えて、総括っぽいこともやってみたい。
本作が、私のお眼鏡にかなう今期の連ドラが少ない中で、私の心をグイっとつかんで離さないことは、毎回書いているとおりだ。
主演を務める松田龍平さんが演じる主人公の一ノ瀬洋輔(松田)は、探偵でありながら発明家という顔も持っている。
舞台は地方の温泉街にある、今はもう営業していない古い旅館だ。
そこで暮らす洋輔は、いつもぼんやりとしていて、何を考えているのかさっぱり分からない。
そう、この、毎回見ていても、ず~っとつかみどころのない不思議なキャラクターこそが本作の最大の魅力なのだ。
犯人は人間じゃない?常識破りの事件解決
本作で起きる事件は、普通の「探偵もの」とは全く違う。
例えば、今回の第7話で事件を引き起こした犯人は人間ではなく、いろいろあって人間と意思疎通できる「タレント猫」なのだ。
そんな信じられない状況に対し、洋輔は自ら作り出した「猫語翻訳アンテナ」」という道具を使って立ち向かう。
この発明品のおかげで猫と会話ができ、犯行の理由を聞き出すという、とんでもない展開が繰り広げられる。
そして、この「猫と話せる」は、第5話にあったお湯と会話できる「OU(お湯)翻訳」と同じ系統であり、この《事件解決の肝が‘意思疎通’》という点が、今作が並大抵の「ヒューマンドラマ」とは違う由縁だ。
フツーの「探偵もの」であれば、細かなヒントを集めて論理的に犯人を追い詰めるものだが、本作はその枠組みを大きく飛び出している。
あえて物語の構成を《事件解決の肝が‘意思疎通’》のみに絞り込むことで、謎解きよりも、ゆったりと流れる時間や、どこか頼りない空気感を楽しむ作り)になっているのだ。
バラバラな要素が溶け合って生まれる、心の軽さ
本作の独特な空気を作っているのは、物語の設定だけではない。
松田龍平さんという役者が、演技を超えてただそこに存在しているかのようなたたずまいが、見る人をリラックスさせてくれるからである。
たとえ事件がスッキリ解決しなくても、洋輔の人間性も持ち味は変わらない。
その変わらなさが視聴者に安心感を与え、「また来週もこの温泉街をのぞいてみたい」と思わせるのだ。
「探偵」「温泉街」「発明」という本来なら結びつかないような3つの要素が絶妙に混ざり合うことで、個々の単語が持っている定番の印象をうっすらと残しつつ、考察系ドラマでもなく、温泉街が舞台ののほほんドラマでもなく、発明で世界を変える壮大なエンタメでもない、ふわふわとした心地よい感覚が生まれているのだ。
この “浮遊感” こそが、多くの人を夢中にさせる最大級の見せ場であると思う。
ドラマファンとして見逃せない、聞き逃せないポイント
今回の《事件解決の肝が‘意思疎通’》は、前述のとおり “タレント猫” だ。
そして、今回の撮影に駆り出された二匹の猫も “タレント猫” である。
タレント猫を起用して、タレント猫の撮影現場での要求を描くという、なんともパラドックスな世界が第7話の見どころだ。
そして、ドラマファンとして見逃せない、聞き逃せないポイントもあった。
例えば、温泉宿「ゆらぎや」に迷い込んだグレーのはちわれ猫で、有名なタレント猫のテディだと判明したタレント猫「イズミ/テディ(たわし)の声が、人気声優の悠木碧さんだった。
また、テディが所属する動物タレント事務所「アニマルドリームプロモーション」代表・阿仁丸を演じたのが赤星昇一郎さんで、昭和世代なら、1980年台の深夜バラエティー番組で一世を風靡した『ウソップランド - 怪物ランド』でお馴染みだろう。
ちなみに、映像業界的には「タレント猫」というより「ペットモデル」ということが多い。
そして、今回登場した二匹の猫のペットモデルの演技力もなかなかのものだったことも添えておきたい。
あとがき
一見バラバラに見える要素が重なり合うことで、視聴者の心が軽くなるような不思議な感覚が生まれているんですよね。
このような新しいタイプの作品がもっと増えれば、ドラマの楽しみ方がさらに広がるのでしょう。
次回が最終回で、ついに洋輔の母の母・一ノ瀬恵美(原田美枝子)が登場します。
どんな発明品が登場するのかを含めて楽しみです。
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
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※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
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いまだ焼き網も犯人も見つからない。互いに互いを疑う松野家の空気に耐え兼ね、自分が犯人と疑われていると感じたクマ(夏目透羽)は女中を辞めると言い出す。必死になだめるトキ(髙石あかり)やヘブン(トミー・バストウ)たちの静止も振り切り、家を飛び出そうとするクマ。その時、丈(杉田雷麟)の懐中時計が今度は盗まれたと発覚する。しかし、事件当時クマにはアリバイがあることが発覚し、犯人捜しは混迷を極める。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
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小林直毅(過去作/『ばけばけ』助監督) 第17,20週
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プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、川野秀昭、田中陽児|美術:山内浩幹、淀裕矢、向理沙、有本弘、和田岳秋|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、毛尾喜泰|技術:増田徹、備中正幸、酒井俊史|音響効果:松本有加、巽浩悦、吉田直矢|撮影:岩崎亮、関照男|照明:根来伴承、大西弘憲、武井美晴|音声:吉竹淳樹、稲垣雄二、大成友二、安河内裕斗|映像技術:前田惇徳、原幸介、山下健、若嶋なな、日野維乃|カラーグレーディング:原幸介、前田惇徳、山下健、日野維乃、若嶋なな|VFX:西垣友貴、神戸大樹、山田茂人、北島規、北島規、眞弓敬司|CG:大西智子、空閑卓海、古市百人、佐藤望、田邊亮哉、大関聡|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、大塚良子、厚朴美沙子、毛尾喜泰|装置:佐藤千織、坂口大吾、山中宏華、澤井洸、平松康、吉田隆広、布川紗生、大島櫻子|装飾:津村政幸、横田浩之、長洲史、横田浩之、高浪隆史、三好勇作、石井千尋|特殊効果:奥村陵、宮崎真有|衣装:横山智和、中村みのり、鍛元美佐子、横山智和、鍛本美佐子、石川カンナ|メイク:堀洋子、正田早百合、秋山直美、櫻井安里紗|持道具:楠正由貴、森上陽子、高屋友里|かつら:松本誠也、丹波峯子、山崎浩彦、栗野洋子|特殊メイク:江川悦子、権田日和、山埼佳子|特殊メイク協力:荒井律子、大谷美咲、山埼佳子|助監督:小林直毅、小島東洋、田中陽児、早川俊介、岡本拓大、後藤怜亜、大野陽平、小峰陸矢、上野香織、佐伯木乃実、畝岡歩未、増田愛海、野曾原明香、中元芽生|制作担当:木村晴治、長岡しのぶ、本田良太、森岡あゆみ、片山哲治、斎藤明日香、竹本航、徳岡美紀、奥山温子|取材:川野秀昭、鈴木航|編集:藤澤加奈子|記録:木本裕美|時代・風俗考証:刑部芳則|松江風俗考証:藤岡大拙|出雲ことば指導:多々納斉、松島彩|所作指導:藤間豊宏|料理指導:広里貴子|英語指導:塩屋孔章、ネイサン・ベリー、米倉リエナ|英字指導:前田祐加|眼科指導:大路正人、川村肇|怪談ばなし指導:玉田玉秀斎|茶道指導:有澤一男|三味線指導(タエ):菊央雄司|三味線指導(遊郭):長江浩子|アクション指導:中村健人|日本画指導:諫山恵実|絵画指導:苅谷昌江|華道指導:神前光園|造園:堤正和、宮崎昭徳|書道指導:今口鷲外
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最初から、クマが焼き網を買って補充すればよかった?
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冒頭から「今週は何だったの?」状態である。
なくなった焼き網をご主人様の許可なく一女中のクマ(夏目透羽)が “買える” のであれば、最初から “買えば” 騒動にならずに済んだのでは?
もちろん、騒動にした張本人は正木(日高由起刀)だが。
また、よく分からないのは、「クマは自腹で焼き網を買って騒動を鎮圧した」のか、「クマには日用品の買い物は許されていた」のかだ。
前者であればクマが気の毒だし、後者であれば前回で書いたとおりにヘブン(トミー・バストウ)がクマに焼き網を買い増すように指示するだけで、騒動は必要なかったことになるからだ。
トキやフミが、辞めたいクマを引き留める理由が分からない
もっと、よく分からないのは、トキ(高石あかり※高=はしごだか)や司之介(岡部たかし)やフミ(池脇千鶴)がクマを引き留める理由である。
だって、本作は、トキたちが家事をやらせてくれないクマを、明らかに “煙たがっていた” と描いてきたのだ。
場面によっては、クマが嫌がらせのようにトキたちを排除していように、今週の小林直毅氏の演出は表現してきたのだ。
だったら、トキのほうから辞めると言い出したのは、トキたちにとって飛んで火にいる夏の虫状態なのでは?
やはり、今週の演出、演技指導の失敗だと思う。
演出、演技指導で、手伝わせてもらえないトキやフミは残念だけど、雇われの身であるクマの立場も分かるから… と、トキやフミが苦笑いするような描写を差し込むだけでよかったのだ。
そう、金曜日の展開を理解していたなら、演出家として仕込んでおくべきだったと思う。
まっ、小林氏に言っても馬の耳に念仏だろうが。
家族全員が「クマも嘘はつかない」と考えて行動するべき
司之介「女中言っても わしらの家族だけん」
この司之介のセリフも、思い切り空を切ったと思う。
だって、松野家、ヘブン邸には、第70回(2026年1月9日放送)の家族対面式の場面で「嘘はダメ」という家訓のようなものがある‘設定’なのだ。
だったら、家族全員が「クマも嘘はつかない」と考えて行動するべきなのだ。
よって、焼き網がなくなった時点で、犯人捜しをする以前に、ヘブンが家族の一員であるクマに「嘘はダメ」と宣言したらよかったのだ。
その上で、フミが「クマが知らないというなら、そうでしょう」と言えば済むことだし。
トキが「これから、家のことはみんなでやりましょう」だし。
フミが「松江の本場のしじみ汁の作り方を教えてあげるわね」なのでは?
そして、延いては、トキたちとクマが一緒に家事をやることが、トキとヘブンが一緒に散歩に出かける描写とリンクしていくのでは?
どうやら、必死に「探偵もの」として一週間を引っ張り続けたいがあまりに、本作で最も消えかけていた人間としての、家族としての “優しさ” や “温もり” を蔑ろにしたことに気づかなかったと思う。
だから、ネット界隈の盛り上がりも今一つだし、《家族の中に盗人がいると疑う》という内容そのものが見終えたあとも何となく殺伐とするのである。
松野家の日常の中で“日本人の心”を盛り込めばよかった
とにかく、もやもやする一週間であり、第100回だ。
個人的には、懐中時計、財布による “優しい嘘” だとしても、《家族の中に盗人がいると疑う》は完全に消えてないわけで。
だから、当初から一貫して「嘘はダメ」だから、「家族の誰も疑わない」として、〈かまどと壁の隙間〉を探せばよかったのでは?
まっ、そうなると、第78回(2026年1月21日放送)にあった〈隙間に落とした箸〉と似たような感じになってしまうが。
これはこれで、好意的な伏線回収としちゃえば済むわけで。
結局、ヘブンが感動したのは “優しい嘘” ではなく、「ニホンジンノ ココロ」なのだ。
だったら、わざわざ騒動を起こすことなどせずに、松野家のありふれた日常の中で “日本人の心” を盛り込めばよかったと思う。
だって、正木と丈(杉田雷麟)の “優しい嘘” だって、見ようによっては「家族だから」というより「若い女性だから」にも見えるわけで。
それなら、いっそ、トキやフミが「私が隠しました、捨てました」と “優しい嘘” で、クマをかばったほうがよかったと思う。
もちろん、その場合は、前述したように、演出で、トキとフミがクマを、クマがトキとフミを「本当は邪魔だと思ってはいない」としっかりと強調しないとダメだと思うが。
あとがき
今週、ず~っと、サブタイトル『アンタ、ガタ、ドコサ。』の意味を考えていたんですね。
最後まで見れば、「あなたは、どこ(の人)ですか?」という意味合いで、《クマの物語》であるってことのようです。
ならば、「クマは、どんな人ですか?」の答えとなるような、クマの人物紹介に徹したほうがよかったと思いますね。
思い切って、「女中クマが見たヘブン一家」のようなスピンオフ週的なものでも悪くなかったかも?
結局、脚本が盛り込んだ要素が大量な上に、演出が適切でなくせわしないがために、ごちゃごちゃしただけだったような。
これ、明日の「ダイジェスト版」でどこまで修正するのかお手並み拝見ですよ。
●三之丞(板垣李光人)モデル“静かなる光” → こちら
●錦織(吉沢亮)モデル“八雲+セツとの友情” → こちら
●妾か女中か?“八雲が求めた女中の条件” → こちら
●八雲はモラハラ夫?“繊細で偏屈な素顔” → こちら
●八雲先生が"英語"で伝えた日本の文化 → こちら
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フジテレビ系・木曜劇場『プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮』
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第7話『離婚保険を調査せよ! 金メダリスト夫婦が突然の離婚!?』の感想。
誰もいないチャペルに純白のドレス姿の凛(岡崎紗絵)が現れ、視線の先に立つ人物が示唆される一方、1週間前のオフィスでは理想の夫婦と称される大河内夫婦に“離婚保険”の疑念が浮上する。天音(玉木宏)は深山(小手伸也)と調査に乗り出し、突然離婚を告げられた広也の困惑を知る。さらに凛が目を離した隙にみつ葉(鈴木誉)が失踪し、街中で佐久間(渡部篤郎)と捜索する事態となり、幸せの裏側と不穏な影が交錯していく…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:大石哲也(過去作/遺留捜査シリーズ) 第1~3,6話
小島聡一郎(過去作/青のSP,遺留捜査(第7シーズン)) 第7話
演出:星野和成(過去作/未来への10カウント,シッコウ!!~犬と私と執行官~) 第1~3,6話
守下敏行(過去作/相棒,元科捜研の主婦) 第4,5話
岸川正史(過去作/じゃない方の彼女,ギルガメッシュFIGHT) 第7話
音楽:得田真裕(過去作/俺の話は長い,家売るオンナシリーズ,アンナチュラル)
主題歌:東京スカパラダイスオーケストラ「崖っぷちルビー (VS. アイナ・ジ・エンド)」
※敬称略
脚本も演出も“初担当”が、これまでで最も本作らしかった
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私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
感想を投稿するつもりはなかったが、ブライダル業界の端くれとしてだけ見てみた。
以前にも書いたと思うが、やはり、予想したとおりで、「おじさんだけ」のほうが圧倒的によい。
もちろん、「面白い」という意味ではない。
なぜなら、これまでの天音蓮(玉木宏)と栗田凛(岡崎紗絵)のバディでは、どうしても「主と従」の関係になってしまい、実質的に有効な調査をしているのは天音だけだったのに、天音と深山俊雄(小手伸也)のバディになると、俄然と《ちゃんと調査している》に見えるからである。
逆に失敗だったのは、妙に栗田を強調してしまったこと。
今回は、栗田お休み会にすればよかったと思うが。
まあ、それでも、過去の6話に比べたら、《保険調査会社を描いたドラマ》に見えたのは朗報だ。
ただ、私が思うに《深山の離婚した家族の話って必要?》ということ。
確かに、“離婚” というキーワードで共通項にしているのは理解するが、家族を出さなくても「深山は離婚経験がある」と強調すれば済むわけで。
とはいえ、第7話にして、脚本も演出も “本作初担当” に交代したわけだが、繰り返すが、これまでで最も “本作らしかった” とは思う。
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話
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NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『ばけばけ』
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第99回/第20週『アンタ、ガタ、ドコサ。』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
朝食のトーストを焼く、焼き網がなくなった!?正木(日高由起人)の発言により、犯人探しが始まってしまう。トキ(髙石あかり)やヘブン(トミー・バストウ)、家族の一同は正木の推理を聞くことに。みなの注目の中、正木は一人一人の動機を推察していく。はじめは冗談と笑っていた一同も次第に互いに互いを疑いはじめてしまう。いったい、誰が焼き網を隠したのか?
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレイヤーズ,きょうの猫村さん,一橋桐子の犯罪日記)
演出:村橋直樹(過去作/まれ,透明なゆりかご,サギデカ) 第1,2,5,7,13,14,19週
泉並敬眞(過去作/スカーレット,カムカムエブリバディ,ブギウギ) 第3,6,9,12,15,18週
松岡一史(過去作/まんぷく,心の傷を癒すということ,カムカムエブリバディ) 第4,8,10,16週
小島東洋(過去作/『ばけばけ』助監督) 第11週
小林直毅(過去作/『ばけばけ』助監督) 第17,20週
制作統括:橋爪國臣(過去作/青天を衝け,あなたのブツが、ここに,ブギウギ)
音楽:牛尾憲輔(過去作/チェンソーマン,僕の心のヤバイやつ,ダンダダン)
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
土曜日版ナレーション:北郷美穂子(NHK大阪アナウンサー)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
副音声日本語吹替:西地修哉(ヘブン担当)、木村はるか(リヨ担当)
タイトル写真:川島小鳥(過去作/未来ちゃん,SHISHAMOアートワーク)
タイトルロゴ:西沢和樹(instagram.com/nishizawa_k/)
プロデューサー:田島彰洋、鈴木航、川野秀昭、田中陽児|美術:山内浩幹、淀裕矢、向理沙、有本弘、和田岳秋|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、毛尾喜泰|技術:増田徹、備中正幸、酒井俊史|音響効果:松本有加、巽浩悦、吉田直矢|撮影:岩崎亮、関照男|照明:根来伴承、大西弘憲、武井美晴|音声:吉竹淳樹、稲垣雄二、大成友二、安河内裕斗|映像技術:前田惇徳、原幸介、山下健、若嶋なな、日野維乃|カラーグレーディング:原幸介、前田惇徳、山下健、日野維乃、若嶋なな|VFX:西垣友貴、神戸大樹、山田茂人、北島規、北島規、眞弓敬司|CG:大西智子、空閑卓海、古市百人、佐藤望、田邊亮哉、大関聡|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、大塚良子、厚朴美沙子、毛尾喜泰|装置:佐藤千織、坂口大吾、山中宏華、澤井洸、平松康、吉田隆広、布川紗生、大島櫻子|装飾:津村政幸、横田浩之、長洲史、横田浩之、高浪隆史、三好勇作、石井千尋|特殊効果:奥村陵、宮崎真有|衣装:横山智和、中村みのり、鍛元美佐子、横山智和、鍛本美佐子、石川カンナ|メイク:堀洋子、正田早百合、秋山直美、櫻井安里紗|持道具:楠正由貴、森上陽子、高屋友里|かつら:松本誠也、丹波峯子、山崎浩彦、栗野洋子|特殊メイク:江川悦子、権田日和、山埼佳子|特殊メイク協力:荒井律子、大谷美咲、山埼佳子|助監督:小林直毅、小島東洋、田中陽児、早川俊介、岡本拓大、後藤怜亜、大野陽平、小峰陸矢、上野香織、佐伯木乃実、畝岡歩未、増田愛海、野曾原明香、中元芽生|制作担当:木村晴治、長岡しのぶ、本田良太、森岡あゆみ、片山哲治、斎藤明日香、竹本航、徳岡美紀、奥山温子|取材:川野秀昭、鈴木航|編集:藤澤加奈子|記録:木本裕美|時代・風俗考証:刑部芳則|松江風俗考証:藤岡大拙|出雲ことば指導:多々納斉、松島彩|所作指導:藤間豊宏|料理指導:広里貴子|英語指導:塩屋孔章、ネイサン・ベリー、米倉リエナ|英字指導:前田祐加|眼科指導:大路正人、川村肇|怪談ばなし指導:玉田玉秀斎|茶道指導:有澤一男|三味線指導(タエ):菊央雄司|三味線指導(遊郭):長江浩子|アクション指導:中村健人|日本画指導:諫山恵実|絵画指導:苅谷昌江|華道指導:神前光園|造園:堤正和、宮崎昭徳|書道指導:今口鷲外
※敬称略
どうしても「探偵もの」にしたいとしても…
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―――ここまで、ごあいさつ―――
冒頭から、頭痛の種である。
劇中に、わざわざ「探偵小説」なる単語を盛り込んだのだのだから、どうしても「探偵もの」にしたいのだろう。
正木「近頃の皆様を見ていると…。
すいません。
誰が盗んでも おかしくないなと」
繰り返すが、どうしても「探偵もの」にしたいのは理解はできる。
だって、本来の[史実]における「八雲の窃盗事件」は「朝ドラ」で扱うには、少々センセーショナルだから、「焼き網盗難事件」というやんわりした内容に改変してまで盛り込んだのだから。
もしも、「八雲の窃盗事件」に興味があるなら、昨夜に投降した「補足記事」を読んでいただきたい。
朝ドラ「ばけばけ」小泉八雲が熊本で空き巣被害!危機一髪の銃撃戦寸前? ![]()
そもそも、正木というサブキャラを大して知らないから…
話を本作に戻す。
私が冒頭で「頭痛の種」と言ったのは、冒頭での正木(日高由起人)の発言だ。
またまた、繰り返すが、脚本や演出は、正木を “名探偵コナン” にでも仕立てたいのだ。
しかし、いくらなんでも、たかが “居候” の立場で、世話になっている家人にいう言葉ではないでは?
いいや、そもそも、少なくとも「私」は、正木という登場人物をほぼ何も知らない。
ヘブンの教え子の一人で、英語が話せて、悪人ではない… 程度のサブの中のサブキャラクターでしかないのだ。
だって、ヘブンの教え子の一人としてだって、錦織(吉沢亮)の弟・丈(杉田雷麟)との違いだって、「錦織の弟じゃないほう」というだけなのだ。
なのに、正木を “名探偵コナン” にでも仕立てたいだけで、ここまでの “無礼者” に描くのはどうかと思うが。
下準備を一切やらないサブキャラには説得力がない
いや、この部分の問題はこんな小さなことではない。
一応、松野家の一大事に動かす登場人物であるなら、サブのサブキャラであっても、事前に「どんな人物であるか?」をきっちり提示すべきではないのか!
それこそ、「異様に正義感が強い」とか「探偵小説が好き」とか、以前から描いておくべきだったのでは?
そういう「下準備」「下ごしらえ」を一切やらずに、この発言を盛り込むのは乱暴すぎるし、不自然でしかないのだ。
もちろん、この程度でも「面白くなってきたぞ」の視聴者はいると思うが。
私としては、ドラマ制作、脚本執筆の基本の基だと思うことをやれない時点で、頭が痛いのである。
「主人公を休ませたい」がために、サブキャラで尺を稼ぐ
しかし、ここまで描くネタがないのか!
それとも、「何も起こらない物語」を踏襲するために、どうでもいい話を盛り込むのか!
それでも、正木の推理披露で真犯人が指摘されればまだしも。
ただただ、一視聴者でも見当がつくような陳腐な推理をダラダラと8分間以上も!
もちろん、前回の感想で書いたように「主人公を休ませたい」がために、「サブキャラで尺を稼ぐ」をやっただけなのだ。
それに付き合わされる身にもなってほしいものだが。
家長であるヘブンが鶴の一声で決着をつければよかった
この「焼き網盗難騒動」だって、使いようによっては意味を持たせることだってできたのだ。
例えば、ヘブン(トミー・バストウ)がこう言えば済んだのだ。
ヘブン「アタラシイ アミ ハヤク カイマショウ」
そもそも、松野家は富裕層なのだから、焼き網一枚で右往左往する経済状況ではないはずだ。
いや、本作は、ここ数か月はただひたすらに《松野家は富裕層である》としか描いていない。
だったら、正木の推理なんて盛り込まずに、家長であるヘブンが鶴の一声で決着をつければよかったのだ。
そうすれば、正木を含めた居候学生三人と、女中・クマ(夏目透羽)を含めた現在の松野家の人間観海や経済状況が明瞭に描けたのだ。
だって、本作は「新章」が始まったばかりなのだから、このような騒動を利用して《キャラや状況を描く》をやるべきだったと思う。
しかも、本作は、クマなんて何の説明もなく、しれーっと登場させていたのだから。
相変わらず、演出は“異様”のオンパレードで…
演出については、書こうと思う以前にイライラしすぎて、そのつもりはなかったが。
脚本だけをツッコんでもいけないので、少しだけやっておく。
例えば、次のカットだ。
©NHK
このシーンで視聴者に見せるべきは「熊本には書きたい題材がないとぼやくヘブン」だ。
しかし、画面の手前に異様な大きさで、しかも意味不明にぼかした‘かつら装着’のロバート(ジョー・トレメイン)を入れ込むから、奥にいるヘブンが全く強調できていない。
しかも、先日解説したダイアローグカットによって、会話のリズムが単調で面白みがない。
終盤の次の編集も変である
©NHK
フツーに考えれば、ここには「トキの見た目の風景」がワンカット必要では?
だって、ヘブンがトキに見せようと連れてきた場所なのだから、「トキの見た目の風景」を入れて、それに視聴者を共感させないと意味がない。
しかし、小林直毅氏の演出は「第三者の見た目の風景」である。
これでは、視聴者が感情移入できないのだ。
このほかにも、いいやほぼ全編の演出が的外れで見ていられないどころか、話に集中できない。
ホント、どうかしていると思う。
この程度では、15分間を見終えても《何も残らない》
最後に。
第1回から見てきた私は、主人公・トキと松野家の家族には、もっと “思いやり” や “温かさ” があったと思って見てきた。
しかし、松江時代より裕福になったこと、熊本という新天地に引っ越してきた瞬間から、“思いやり” や “温かさ” がなくなった… という描写、表現になっているのが気になるのだ。
この度の「焼き網盗難騒動」なんて、その最たるものだ。
でも、今回のラストでは、唐突に “サンポ” を盛り込み、次の、本作のテーマにごく隣接するキーワード、セリフまで盛り込んだ。
トキ「この場所のこと… 書く できないですか?」
言っているセリフ、描いていることそのものは間違っていない。
しかし、前段で、あれだけ「夫婦間でも信用していない」と描いておいて、窃盗犯も見つからないのに、終盤で「夫婦」を盛り込むのは違和感しかない。
というか、恐らく、「ホントに書きたいこと」と「尺増しのために書いていること」がうまくかみ合っていない(できていない)のだ。
だから、15分間を見終えても《何も残らない》である。
あとがき
登場人物の性格をきちんと説明しないまま物語を進めるのは、見ていて不自然に感じました。
カメラの使い方も、視聴者が物語の世界に入り込めるような工夫が足りないように思います。
以前のような家族の温かさがなくなり、ただ時間を稼ぐための話が増えているのはとても残念です。
厳しいことを書きましたが、それはこのドラマがもっと良くなってほしいという願いからです。
次回からは、見終わったあとに何かが心に残るような、丁寧な物語を期待しています。
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偽装不倫
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恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
- 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~し)
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
最後から二番目の恋
最後の鑑定人
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
ザ・ロイヤルファミリ
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
19番目のカルテ(最終回)
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(す~そ)
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
スティンガース 警視庁おとり捜査検証室
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
最後から二番目の恋
続・続・最後から二番目の恋
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
- 過去の連ドラの感想記事一覧(た~な)
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
ちょっとだけエスパー
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京サラダボウル
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
波うららかに、めおと日和
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
「PJ ~航空救難団~』
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
僕達はまだその星の校則を知らない
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか
- 過去の連ドラの感想記事一覧(ま行)
舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
御上先生
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
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モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
皆様のおかげで、2026年1月16日に3,900万アクセス達成をいたしました。(御礼の記事)


