日本テレビ系・スペシャルドラマ『俺の話は長い~2025・春~』
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後編『其の三 暗号資産とお好み焼き』『其の四 さくら餅と判子』の感想。
【其の三 暗号資産とお好み焼き】
満(生田斗真)が家の売却を提案し、岸辺家は揺れる。房枝(原田美枝子)は秋葉家で同居し、満はアパートを探し始める。光司(安田顕)は満との同居を提案するが、女三人に反対される。その後、光司のバンド『ズタボロ』再結成が話題になり、綾子はその裏に複雑な事情があることを示唆。満は光司のために春海(清原果耶)をライブに誘う作戦を考える。
【其の四 さくら餅と判子】
売却契約を控え、岸辺家は引っ越し準備を進める。房枝はガトーショコラを焼き、春海はカップを持ち帰ろうとする。満は海星(杉野遥亮)と酒を酌み交わし、「成長か衰退か」と自問する。契約当日、房枝が判を押そうとする中、満は春海と遺影前でさくら餅を食べる。岸辺家と『ポラリス』の運命は…
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:金子茂樹(過去作/前作,世界一難しい恋(セカムズ),もみ消して冬,コントが始まる,コタツがない家)
演出:中島悟(過去作/前作,セカムズ,すきすきワンワン!,それってパクリじゃないですか?)
音楽:得田真裕(過去作/前作,家売るオンナシリーズ,アンナチュラル,インハンド,監察医 朝顔)
主題歌:SUPER EIGHT「友よ」
CP:荻野哲弘(過去作/霊媒探偵・城塚翡翠,逃亡医F,GO HOME~警視庁身元不明人相談室~) ※敬称略
登場人物の成長をカメラアングルやカット割りの違いで表現
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―――ここまで、ごあいさつ―――
前作を受けては、本当の意味での「ザ・ファイナル」とも言えるし。
「第二章(次章)」のためのイントロにも受け取れるし。
いずれにしても、「落としどころは、そこしかない」とこに落ち着いた… そんな感じだ。
とにもかくにも、前編の感想にも書いたが。
《特にこれといったことは起こらない》 が “今作らしさ” だから、ストーリーに関して特に言いたいことはない。
逆に、演出については、随所に “今までと違う” が見て取れた。
例えば、今作らしくなさまざまなカメラアングル。
俯瞰からや低い位置から… と、特に自宅以外のシーンではいろんなアングルがあり、「前作や前編と後編は違う」感じを漂わせ、結末への期待感を高めた。
とは言っても、想定内の結末ではあるが。
まあ、超好意的に受け止めれば「個々のキャラクターの成長」を、カメラアングルやカット割りの違いで表現したわけだが。
じっくりと1クールで《特にこれといったことは起こらない》を見たい!
それでもやっぱり、レギュラー5人だけで 《特にこれといったことは起こらない》 で物語を構成するには限界があるのかも? と思ってしまった。
だって、正確に言えば、《特にこれといったことは起こらない》 だとしても、前編では「春海の帰省」、後編では「実家売却」の二つも騒動が起きているのだ。
まあ、他のドラマのように、物語を進行するために、「死や病や余命」「障がいや余命」「事件や災害」を盛り込むよりは、ごく自然な事件だから、日常描写として間違ってはいないが。
う~ん、なんか、まとまらないな。
その理由は、私自身よく分かっているつもりだ。
「数年に一度でいいから、岸部家や秋葉家の変化や成長を見続けたい」の立場では、大いに評価したい。
が、その一方で、「わざわざ騒動や事件を盛り込むなら、他のホームドラマと大差ないから、〈次〉で終わりでもいいかな」と思うからだ。
いいや、私の本音はこうだ。
「ちゃんと、1クール(3か月=全10回前後)で、じっくりと 《特にこれといったことは起こらない》 を見せてほしい」
この本音を感想の締めくくりにしようと思う。
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【これまでの感想】
前編
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朝田のぶ役の永瀬ゆずなさんの自己紹介に感服した話!
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本当は、第6回の感想の「あとがき」で披露しようとしたのだが。
明日は、朝からいろいろあるので、先行配信という感じで。
もしかすると、主人公・朝田のぶの幼少期を演じ中の永瀬ゆずなさんが、今週で出演が終わってしまうと思うので。
見逃し配信にも間に合うよう、皆様に伝えたいことを書いてみる。
先週末(2025年4月5日)放送された『土スタ あんぱん特集▽ゲスト 浅田美代子』にVTRゲストで出演された永瀬ゆずなさんが、自己紹介する際に次のように言っていた。
「朝田のぶさん役の永瀬ゆずなです。
のぶさんは うれしいときは うれしさ120%で
喜怒哀楽がとてもおっきくて 分かりやすい子」
※生放送字幕は正確性に欠けたので、私の聞き取りで書きました
お気づきになっただろうか?
自分が演じる役を「朝田のぶさん」「のぶさん」と “さん付け” なのだ。
よく、朝ドラの(特に最近の)主演俳優が自分が演じる役を説明するときは “ちゃん付け” というケースを多く耳にする機会が多いと思う。
※ある程度の経験や知名度がある主演俳優が “ちゃん付け” するのは、愛着の表現であり否定するつもりはありません。
しかし、ゆずなさんは「朝田のぶさん」「のぶさん」と呼んだのだ。
これ、自分が演じた(演じ中の)役が「主人公だから」という愛情や敬意だけでなく。
《いただいた役を大切に演じた(演じ中)》 なのが、すっごく伝わってきたのだ。
だって、「朝田のぶ役の永瀬ゆずなです」はお仕事すぎるし。
「朝田のぶちゃん役の永瀬ゆずなです」だと軽すぎると思うのだ。
と同時に、自分のあとから “主演俳優” として「主人公・朝田のぶ」を演じる大先輩の今田美桜さんへの尊敬と自身の謙遜ができる人なんだなぁと。
「親や事務所の人が教えたのでは?」との意見もあろうが、それならそれで、「しっかりとした親やスタッフに恵まれていることは悪くない」と思う。
9歳で〈尊敬と謙遜と満足と感謝〉ができることがスゴイ!
セイロン(スリランカ)に伝えられた、いわゆる南伝仏教のパーリ語経典(原始仏典)「スッタニパータ」に書かれたブッダ(仏陀)の言葉に次のようなものがあって。
〈尊敬と 謙遜と 満足と 感謝と
適当なタイミングで教えを聞くこと
これがこよなき幸せである〉
私なりの解釈は。
「心のあり方を整えることが、毎日の生活を豊かにする」というメッセージであり。 「物質的な豊かさより、心の充実こそが現代でも変わらぬ幸せの鍵だ」ということだと思う。
私なんて、つい「ありがとう」を言うのを忘れるし。
成功しても「みんなのおかげ」も忘れるし。
「これで十分」を忘れて欲張るし(汗)
50歳も下のゆずなさんに感服だ。
お気づきの方もいらっしゃると思うが、永瀬ゆずなさんはデビュー当時「加藤柚凪」という芸名で。
テレビドラマ『監察医 朝顔シリーズ』(フジ/2019-2022)で、朝顔(上野樹里)と真也(風間俊介)の長女「桑原つぐみ」を演じていた演技派子役なのだ。
このたびの朝ドラ出演で、さらに活躍の場が広がってほしい若き俳優さんになったのは間違いない!
土スタ『あんぱん』特集▽ゲスト 浅田美代子|NHKプラス
●本放送:2025/4/5(土) 午後1:50-午後2:50
●配信期限 :4/12(土) 午後2:50 まで
あとがき
永瀬ゆずなさんの自己紹介に感動するのって、私だけですかね。
一緒に見ていた妻は、「誰かの指導があったにしても、これだけしっかり話せるのがすごいよ」と話していましたね。
この流れで言いますと。
日曜日(4/6)放送の『ボクらの時代』(フジ)のゲストが、4月4日公開の映画『片思い世界』で共演する広瀬すずさん、杉咲花さん、清原果耶さんの3人で。
お三方とも、朝ドラでヒロインを演じた主演俳優さんですよね。
やり取りを聞いて、やっぱり、大所帯のトップを担う人は、覚悟が違うなあって。
明日から、『あんぱん』の今田美桜さんの味方も変わると思います。
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NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『あんぱん』
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第1週『人間なんてさみしいね』の「ダイジェスト版(土曜日版)」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
昭和初期、高知の町中をものすごい勢いで走る少女、「ハチキンおのぶ」こと朝田のぶ(永瀬ゆずな)。朝田家はのぶの祖父・釜次(吉田鋼太郎)が石屋を代々営んでいるが、継ぐ気がない父・結太郎(加瀬亮)は商事会社で国内外を飛び回り、のぶに「女子も大志を抱け」と語る。一方、幼い時に父・清(二宮和也)を病気で亡くした柳井嵩(木村優来)は、母・登美子(松嶋菜々子)に連れられて御免与町にある柳井医院を営む伯父・寛(竹野内豊)の家に引き取られ、転校先の小学校でのぶに出会う。そんな矢先、朝田家に激震が走る。
------上記のあらすじは、公式サイトより引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ)
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康)
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに)
尾崎達哉(過去作/3000万)
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
P:中村周祐・舩田遼介・川口俊介
美術・ロゴデザイン:伊達美貴子(過去作/まんぷく,青天を衝け)
技術:久野裕大(過去作/どうする家康,3000万)
音響効果:畑奈穂子(過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり)
撮影:山口卓夫(過去作/青天を衝け,17才の帝国)
照明:斎藤知久(過去作/いよっ!弁慶)
音声:北原悠介(過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~)
音楽録音:高橋清孝(過去作/火の鳥2024アニメ)
映像技術:吉永勇(過去作/なつぞら,虎に翼)
カラーグレーディング:松﨑梨絵(過去作/なつぞら,おかえりモネ)
VFX:田中貴志(過去作/劇場版トリリオンゲーム)
助監督:伊藤嘉文(過去作/ももさんと7人のパパゲーノ)
制作担当:征矢吉裕(過去作/ひよっこ)
特殊造形:江川悦子(過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら)
編集:松屋周平(過去作/鎌倉殿の13人,3000万)
記録:武田朝子(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
特殊メイク:松岡象一郎(過去作/映画「ヘルタースケルター」「トリハダ」)
美術進行:高橋秀樹(過去作/篤姫)
装置:田村英一郎
装飾:神戸信次(過去作/【推しの子】-The Final Act-)
衣装:澤谷良(過去作/花子とアン,なつぞら,)エール
メイク:田畑千奈味(過去作/ひよっこ,青天を衝け)
かつら:秋庭優一(過去作/桶狭間)
時代考証:天野隆子(過去作/ゲゲゲの女房,花子とアン,スカーレット)
風俗考証:刑部芳則(過去作/エール,ブギウキ,虎に翼)
土佐ことば指導:西村雄正(過去作/らんまん)
所作指導:藤間貴雅(過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ)
製パン指導:竹谷光司(Bakery&Cafeつむぎ@千葉県佐倉市)
漫画指導:山根青鬼
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
P:中村周祐(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
舩田遼介(過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋)
川口俊介(過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ)
※敬称略
※法令、条例、規則などからの引用や固有名詞は対象としていません
今作は「秀作の予感が漂ういい作品」なので…
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
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―――ここまで、ごあいさつ―――
今週の「本編」の感想では、「火曜日から金曜日までメインタイトル映像と主題歌の1分12秒要らなくないですか?」と問題提起をさせていただきました。
「土曜日版」の感想のみ読んでくださっている読者様に簡単に説明しますと。
そもそも、私は、今作自身の内容と「タイトルバック映像と主題歌」が合っていない(不似合いだ)と感じておりまして。
さらに、そもそも、今作は「秀作の予感が漂ういい作品」なので、「1秒1フレームでも長く見たい」から「月曜日以外必要?」と問題提起したわけです。
それに、視覚障がい者で常連読者様のグレースさんから、下記のご意見をいただきまして、改めて「議論をする価値がある」と認識した次第です。
拍手コメント返信(2025/4/4):あんぱん(第5回) ※「スタッフとキャストのテロップは要らない」なんて書いていません…|ディレクターの目線blog
なぜ、この話題を「土曜日版」の感想の冒頭に書いたのかと申しますと。
この『あんぱん』の「土曜日版」では、「タイトルバック映像と主題歌」は「僅か12秒だけ」だったからです。
ですから、「本編」だって、スタッフとキャストの紹介だけ、映像と副音声で工夫すれば、「要らなくないですか?」の答えが導けるかもと思ったわけです。
もちろん、「土曜日版」には、そもそも「副音声」がないので、《副音声に配慮しなくていい》 のもあるとは思いますが。
むしろ私は、NHKとしてひとりでも多くの人が楽しめるように、「土曜日版にも副音声をつけるべき」だと思っておりますが。
"第1週は,御免与駅で始まり御免与駅で終わる"をさらに強調
今作から、NHKが「土曜日版」を「ダイジェスト版」と表記するようになったので、当ブログも表題はそれに準ずるが、「土曜日版」も同じ意味として使っていこうと思う。
さて、「ダイジェスト版」を見て最初に「なるほどね」と感心したのが。
「本編」でもそうなっていたが、「ダイジェスト版」ではさらに強調されていた 《第1週は、御免与駅で始まり、御免与駅で終わる》 だ。
ガチガチに 《月曜日が御免与駅で始まって、金曜日が御免与駅で終わる》 ではないが。
朝ドラなら『すずらん』(NHK/1999前期)、邦画なら『駅 STATION』(東宝/1981)や『鉄道員(ぽっぽや)』(東映/1999)や『起終点駅 ターミナル』(東映/2015)などが 《駅で始まって、駅で終わる》 として思い浮かぶ。
で、「駅」を題材やモチーフに使う作品に共通しやすいのが、《駅を、人生という列車の始発と終点として位置付ける》 ことだろう。
そして、さらに共通しやすいのが、‘終点となる駅は、翌日に始発の駅になる’ことから、仏教的思想の‘人の魂は輪廻転生する’に由来して、《駅は “生きていること” を実感できる場所》 とするケースだ。
もちろん、作品によっては、駅が自分が亡くなったことを自覚する場所(三途の川のような意味合い)とする作品もある。
しかし、(私は私なりに自然だと思いますが)無理やりに今作に紐づけするなら、《御免与駅は「生きちゅう」を身にしみて感じる場所》 として定義付けをやり始めていると感じた。
ちなみに、「生きちゅう」は、現在進行形である‘生きている’の意味の土佐弁。
「ごめん駅」より「ごめんよ駅」のほうが、ピッタリ!
こんなことにも思いをはせると、第1回の感想と重複するが。
劇中に登場した御免与町(ごめんよちょう)とした脚本家や制作統括の思いも見えてくるような気がする。
そもそも、この設定は、やなせたかしさんが育った高知県長岡郡後免町(ごめんちょう)(現:南国市)に由来していると推測している。
それを、脚本家や制作統括が「御免与町」とアレンジしたと思うのだ。
でも、これ、まっさらな気持ちで『あんぱん』を見直してみると、(あえて平仮名表記します)「ごめん駅」より「ごめんよ駅」のほうが、ピッタリだと思えてくるのだ。
だって、「ごめん駅」だと、駅にいない人や見送る人が「ごめん」と “深く謝罪” しているような印象になるが。
「ごめんよ駅」なら、「あ、悪い悪い」「ちょっとゴメンね」「すまんね~」みたいな、ちょっと相手への深刻度を下げる “ひとへの気遣い” があるような感じが伝わると思うのだ。
長くなったが、「ダイジェスト版」の冒頭から「御免与駅」を強調する編集はなかなか良いと思う。
より「土曜日版」が,のぶが崇にとってアンパンマン仕立て!
さて、前章では「ダイジェスト版」を見て最初に「なるほどね」と感心したことを書いたので。
今度は、「ダイジェスト版」を見て、次に「なるほどね」と感心したこと、「そういう編集方針なのね」と思ったことを書いてみる。
それは、「本編」ではほぼ感じることがなかったのが。
幼い時に父・清(二宮和也)を病気で亡くしたちょっと気が弱くて自信のない柳井嵩(木村優来)が、母・登美子(松嶋菜々子)に連れられて御免与町にある柳井医院を営む伯父・寛(竹野内豊)の家に引き取られるという、崇の “試練や課題” を強調する編集だ。
そして、さらに強調されたのが。
崇の困難を解決するために、すい星のごとく走って登場するのが、持ち前の男勝りで勝気な性格から‘ハチキンおのぶ’‘韋駄天おのぶ’とも呼ばれる朝田のぶ(永瀬ゆずな)に見えるような編集だ。
そう、「本編」よりも「ダイジェスト版」のほうが、のぶが崇にとっての正義の味方、そう “アンパンマン” 仕立てになっているのだ。
これ、一度見ただけでは気づきにくいが、二度、三度と見ると納得できると思うので、時間に余裕がある読者様は見返していただきたい。
『アンパンマン』の世界観であり、ストーリーフォーマット
そして、今作が第1回から「主演は今田美桜さんで、演じるのは朝田のぶ」だけど、全体の構成やイメージは「朝田のぶと柳井隆のダブル主人公の物語」になっていると書いてきた。
「ダイジェスト版」もそのことを裏付けるように、「のぶが崇にとっての正義の味方」であることと同時に。
朝田家に激震が走る悲劇に見舞われたのぶを描く中で、「崇も、のぶにとっての正義の味方」として強調された。
普通なら、「のぶが崇にとっての正義の味方」と「崇も、のぶにとっての正義の味方」をやって終わってもいいのに、今作はさらに、もう一人の “正義の味方=アンパンマン” を投入したのだ。
それが、朝田家にあんぱんを持ってきた風来坊のパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)だ。
草吉が、自身が焼いたあんぱんで、『アンパンマンのマーチ』の歌詞に登場する「生きる よろこび」を分け与えた。
そう、これこそが、『アンパンマン』の世界観であり、ストーリーフォーマット(一定の構造や枠組み)になっているのだ。
©やなせスタジオ,NHK
それに、「朝田のぶ」が初回から着ている赤褐色の着物、今田美桜さんになってからの‘のぶ’は黄色まで配色されて、どう見たって本家の “アンパンマン” がモチーフになっているとしか思えないのだ。
これ、第1回の冒頭で「アンパンマンを生み出した夫婦の物語」としっかりと提示したからこそできること。
最近の朝ドラは、半分を過ぎたあたりから着地点はおろか、何を描きたいのかも不明瞭になる作品が多い中、第1週でここまで世界観を強調し、かつ定型化したのは、優れた脚本の大切な要素である “強い物語” に大きく寄与すると思うし、“ブレない朝ドラ” にも必ず役立つと思う。
崇の「のぶと父との思い出の絵」が、のぶの"心の支え"に!
「本編」の感想では触れなかったが、「ダイジェスト版」では語りを使って強調していたので言及しておこう。
語り「崇の心を支えていたのは
得意な絵を描くこと
東京での家族の思い出でした」
ここ、2025年4月3日放送の第3回で、伯父の寛が「こじゃんと絵を描け」という印象的なシーンの一部だが。
「本編」には上記の “語り” はないのだ。
しかし、「ダイジェスト版」では、崇の心の支えが “絵を描く” と “家族の思い出” であると、しっかりと強調してきた。
だから、終盤での「御免与駅」で崇が見届けた…
《のぶちゃんが、大好きなお父さんと分かち合った最後の瞬間》
《のぶちゃんが、大切な父さんと最後に笑い合った日》
《のぶちゃんが、愛しちゅう父ちゃんと過ごした最後のほっこり時間》
上記の瞬間を切り取った「家族との思い出の絵」が、のぶの “心の支え” になったことが、より納得できるし。
そういう物語を紡いでいくのだろうと推測もできる。
『花子とアン』の《想像の翼を広げる》と強烈に結びついて
こうして見終えて分かるのは、「ダイジェスト版」の編集や、語りでの補強や補完もうまくいっていると思う。
もちろん、これが、脚本の中園ミホ氏が過去に手掛けた朝ドラ『花子とアン』における 《想像の翼を広げる》 と強烈に結びついているであろうことも、容易に推測できる。
決して、現実を見ない、現実逃避ではなく。
人は、全てを経験できないし、全てを受け入れることも難しいが。
でも、過去を思い出したり、未来を想像して思いをはせることで、過去は過ぎ去ったこととして終わらずに、いまと未来につながっていく、「ここが ホカホカする」と思えるのだ、きっと。
… と。
あとがき
「ダイジェスト版」のナレーション担当は、「本編」と同じ林田理沙アナウンサーでしたね。
それと、時間的に我慢するしかないですが。
第1回の冒頭にあった「アンパンマン」の原型とされる1970年発売の短編童話集『十二の真珠―ふしぎな絵本―」に登場した “ぽっちゃり系ヒーロー” のモノクロアニメが削除されていたのは残念でした。
これで今作は全話を録画保存するしかない! ですね(笑)
来週も、時々妻の通院に付き添いますので、投稿時間は不規則になりますが、よろしくお願いいたします。
※文中の土佐弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
土佐弁に変換 | 恋する方言変換 | BEPPERちゃんねる
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第5回/第1週『人間なんてさみしいね』の感想。
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※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
結太郎があの世に旅立ち、悲しみに暮れる朝田家。しかし、のぶ(永瀬ゆずな)は一粒の涙も流さなかった。そんなのぶを元気にしたいと悩む嵩(木村優来)に、寛(竹野内豊)は「それが生きちゅうことや」と優しく語る。あくる日、表情なく居間に座り込んでいたのぶは、不意に立ち上がって駅まで全力で駆けていく。息を切らせながら必死に父を探すのぶに、駅に居合わせた嵩が歩み寄りある1枚の絵を差し出す。それを見たのぶは…。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ)
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康)
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに)
尾崎達哉(過去作/3000万)
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
P:中村周祐・舩田遼介・川口俊介
美術・ロゴデザイン:伊達美貴子(過去作/まんぷく,青天を衝け)
技術:久野裕大(過去作/どうする家康,3000万)
音響効果:畑奈穂子(過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり)
撮影:山口卓夫(過去作/青天を衝け,17才の帝国)
照明:斎藤知久(過去作/いよっ!弁慶)
音声:北原悠介(過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~)
音楽録音:高橋清孝(過去作/火の鳥2024アニメ)
映像技術:吉永勇(過去作/なつぞら,虎に翼)
カラーグレーディング:松﨑梨絵(過去作/なつぞら,おかえりモネ)
VFX:田中貴志(過去作/劇場版トリリオンゲーム)
助監督:伊藤嘉文(過去作/ももさんと7人のパパゲーノ)
制作担当:征矢吉裕(過去作/ひよっこ)
特殊造形:江川悦子(過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら)
編集:松屋周平(過去作/鎌倉殿の13人,3000万)
記録:武田朝子(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
特殊メイク:松岡象一郎(過去作/映画「ヘルタースケルター」「トリハダ」)
美術進行:高橋秀樹(過去作/篤姫)
装置:田村英一郎
装飾:神戸信次(過去作/【推しの子】-The Final Act-)
衣装:澤谷良(過去作/花子とアン,なつぞら,)エール
メイク:田畑千奈味(過去作/ひよっこ,青天を衝け)
かつら:秋庭優一(過去作/桶狭間)
時代考証:天野隆子(過去作/ゲゲゲの女房,花子とアン,スカーレット)
風俗考証:刑部芳則(過去作/エール,ブギウキ,虎に翼)
土佐ことば指導:西村雄正(過去作/らんまん)
所作指導:藤間貴雅(過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ)
製パン指導:竹谷光司(Bakery&Cafeつむぎ@千葉県佐倉市)
漫画指導:山根青鬼
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
語り(本編):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
語り(土曜日版):
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
P:中村周祐(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
舩田遼介(過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋)
川口俊介(過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ)
※敬称略
今回は特に「アバンタイトル」の余韻を味わいたいのに…
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
『あんぱん』が始まってから、思いのほかたくさんの Web拍手をいただいております。
でも、きのうの第4回は約3割程度少なかったんですね。
その理由は推測するしかないのですけれど、「メインタイトル映像と主題歌について言及したからかな?」と思っております。
が、拍手が減ったくらいで私は “まだ” 主張を曲げるつもりはありません。
いやむしろ、今回を見て、次の思いをさらに強くしました。
「アバンタイトル」の余韻を味わいたいのに、現実に引き戻すだけで邪魔ではないのか!
※アバンタイトルとは、いくつかの専門的な意味がありますが、この場合は「番組の冒頭やタイトルの前に入れる映像」のこと。
この思いは、(金曜日はありませんでしたが)月曜日から木曜日までの最終カットの最後の5秒間に、「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の宣伝テロップが(小さいですが)重ねられているのことへの下記の不満と同じです。
「本編」の余韻を味わいたいのに、現実に引き戻すだけで邪魔
その理由は、感想の最後に書きます。
お膳持ちをするのぶの表情を、あと1秒長く見たかった…
「本編」の感想だ。
今回も、私には意外に映った「前回の振り返りなし」のスタート。
私は、「前回の振り返りなし」の 《葬列(野辺送り)シーン》 から始まったのは悪くないと思う。
もしも、前回の、持ち前の男勝りで勝気な性格から‘ハチキンおのぶ’‘韋駄天おのぶ’とも呼ばれる朝田のぶ(永瀬ゆずな)と、商事会社に勤めるのぶの父・朝田結太郎(加瀬亮)との、特に「御免与駅」でのやりとりと。
柳井診療所の院長をつとめる町医者、嵩の伯父・柳井寛(竹野内豊)が朝田家に結太郎の訃報を伝えに来たシーンを盛り込んでから、《葬列シーン》 にしたら、明らかに “お涙頂戴” に映ったに違いないと思うからだ。
それをやっちまったら、「死や余命 、病気や障がい、現実に遭った災害を必要以上に盛り込むべきでない」に完全に抵触してしまうのだ。
でも、回想を入れずに “物語を先に進める” を優先したことで、今作が 《ヒロインの父の死を描く》 のではなく、《ヒロインの父の死を乗り越えるヒロインと朝田家を描く》 になったのだ。
それを、映像で訴えかけてきたのが、次のナレーションだ。
語り「のぶは泣きませんでした。
一粒の涙も出なかったのです」
この直後の野辺送りで、母・朝田羽多子(江口のりこ)の後ろを長女(第一子)としてお供物を持つお膳持ちをするのぶの表情がちゃんと見えるカットが、残念ながら約2秒しかない。
そして、例の目まぐるしい映像へ。
ここは、大人の事情があるにせよ、チーフ監督の柳川強氏には「あと1秒延ばして」て、0.5秒でいいからフェードアウトして、タイトルに行ってほしかったし、できる演出家だと思う。
それくらい、しっかりと描いてほしかったし、ちゃんと見たかったのだ。
蛇足だが、このような「余韻を味わいたい」が皆無だった前作に比べれば、ぜいたくな悩みであるのは間違いない。
何気に「夢」というキーワードを盛り込み続けてきている
メインタイトル映像明けは、今作が第1回から踏襲している「のぶと崇のダブル主人公の物語」だ。
今作の脚本が巧みなのは、のぶと崇が同一画面にいなくても、物語の世界がつながっていると感じさせることだ。
これは、第1回の冒頭で “のぶと崇の未来” を視聴者に提示していることも大きいが。
私は、何気に「夢」というキーワードを盛り込み続けてきていることが影響していると感じている。
今回も、あえて崇と信に対してではなく、亡くなった結太郎への思いの言葉として、医師の寛に託された。
寛「子供の頃から…
自分の夢を必死に追いかけた。
それが 結太郎の喜びながや」
さらに、「朝田石材店」三代目で のぶの祖父・朝田釜次(吉田鋼太郎)の友人で団子屋の主人・桂(小倉蒼蛙)を登場させて、今作のマクガフィン(McGuffin)となるであろう “あれ” も託した。
桂「うちの店のだんごや。
くらばあは あんこに目がないじゃろ」
まず、マクガフィンとは、物語の中で登場人物が強く追い求めるが、実際のストーリーの展開やテーマには直接影響しない要素のことで、サスペンスの神様・名匠アルフレッド・ヒッチコック監督の造語。
例えば、日本の作品では。
映画『天国と地獄』(1963)の「身代金」が、登場人物の心理や社会的な対立の源になる。
映画『ルパン三世 カリオストロの城』(1979)の「ゴート札の偽札原版」をめぐる話だが、ルパンとクラリスの関係性を描くには別のものに置き換え可能。
ドラマ『古畑任三郎』シリーズ(1994~)の「 事件の発端となる凶器、証拠品など」は、作品の味付け的要素として機能する。
ドラマ『半沢直樹』シリーズ(2013~)の「不正融資の証拠」や「極秘書類」は、「正義と復讐を描く」上では、キャラクターの心理描写や社会的メッセージとて機能している。
で、いまのところの今作のマクガフィンは「あんこ」だ。
もちろん、タイトルが『あんぱん』だから “あんこ” であるが。
今さら、私が解説するまでもないが、『アンパンマン』における “あんこ” には、大きく下記の三要素が含まれていると考えられる。
●生命力・エネルギーの源
●他者への愛と自己犠牲の象徴
●日本らしい温かみと調和の体現
ほ~ら、すでに、この団子屋の桂が持参した “だんごのあんこ” が “単なるパンの中身(この場合は団子)以上の象徴的な意味” を利用しているのだ。
要するに、『アンパンマン』の存在意義そのものを、いろいろな要素に振り分け、散りばめながら、「愛と勇気があふれ、全身で生きる喜びを感じる物語」にしようと試みているのかも? ということだ。
これは、ますます今後の展開が楽しみだ。
「大切な人として生まれ、生きてくれたこと」にも感謝!
さて、主要な登場人物の劇的な死を描きつつも、“物語を先に進める” を優先したのは「悲しみに暮れるのぶ」だ。
崇「どうしたら のぶちゃんに
元気になってもらえるのかな。
僕にできることはないのかな」
寛「そればっかりは 医者にも治せん。
『時』という薬しかない。
でも それが生きちゅうことやないかえ」
崇「生きちゅうこと?」
寛「生きちゅうき… 苦しいがや
生きちゅうき… いつか元気になって
きっと笑える日が来るがや」
普通の朝ドラなら「悲しみに暮れるのぶ」と「前に進むのぶ」を「7:3」くらいで描くと思う。
でも、今作は「のぶと崇のダブル主人公の物語」に仕立てているようだから、崇を利用して「悲しみに暮れるのぶ」を描いたわけだ。
それも、「死の恐怖」ではなく。
この前段で、風来坊のパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)を活用して次のことを言わせて。
草吉「たった一人で生まれてきて
たった一人で死んでいく。
人間って そういうもんだ」
実はこのセリフ、ご存じの方もいると思うが。
やなせたかし氏が1976年に発表した詩集『人間なんてさびしいね』に収容されている下記の詩がもとになっていると思われる。
『人間なんてさびしいね』
やなせたかし
心と心がふれあって
なんにもいわずにわかること
ただそれだけのよろこびが
人生至上の幸福さ
たったひとりで生まれてきて
たったひとりで死んでいく
人間なんてさびしいね
人間なんておかしいね
公式サイトの下記にも、脚本の中園ミホ氏が引用している。
【あんぱん】中園ミホさん やなせたかしさんとの不思議な縁【NHK朝ドラ公式】
これ、いろいろな解釈、受け取りができると思う。
私は、「自分として生まれてきたこと」「自分として生きてこられたこと」に感謝しつつ。
亡くなった人が「自分にとって大切な人として生まれてきたこと」「自分にとって大切な人として生きてくれたこと」にも感謝を忘れちゃいけないと受け止めている。
例えば、そう考えれば、大人で医師の寛が、子どもの崇に「生きちゅうき(生きているから)」と諭すの、傷ついている崇の心(寛が崇の心臓を指しますね)につける最良の薬だと思う。
これも蛇足だが、第1週のサブタイトル『人間なんてさみしいね』は、やなせたかし氏の詩からのオマージュだったのだ。
崇が「のぶと結太郎の最後の瞬間」を描いた絵を手渡す場面
冒頭で、今作のチーフ監督で、今週担当の柳川強氏を「できる演出家」と書いたのが証明されたのが、10分過ぎだ。
「御免与駅」で、崇が「のぶと結太郎の最後の瞬間」を描いた絵を手渡す場面だ。
田舎道を駅に向かって走るのぶは、明るく元気な劇伴を張り付け、機関車の汽笛まで追加してお盛り上げておいて。
父が見つからないと知る過程で、背後の音をどんどん消していき。
駅舎内に長~~く伸びるのぶの影を俯瞰のアングルで一瞬見せて、ほぼ無音にし。
服がこすれ合う音が聞こえるくらいの静寂の中で、崇がのぶに絵を見せ、手渡す。
遠ざかる汽笛、手前でのぶの粗い息遣い、そして、涙と笑顔でスケッチブックを抱きしめる。
この辺から、木管楽器の柔らかな音色の劇伴が、のぶの心に引っかかっていたものをふわ~と消していくような演出で。
「食べり!」と食べ物を押し付けることが「人助け」とした前作がかすんで見えるくらいの、よくできた脚本と演出と俳優の演技だ。
もう、こちらを “柳井家の呪い=困っている人を放っておけない” にしたほうが…
どんな感じでいつまで、あんぱんと屋村草吉が登場するのか
終盤11分過ぎに、再びパン職人の草吉が登場して、『あんぱん』と下記の三要素を強調だ。
●生命力・エネルギーの源
●他者への愛と自己犠牲の象徴
●日本らしい温かみと調和の体現
一般的に、作品名を劇中の登場人物に言わせるのは野暮な脚本と演出とされる。
そう、「それを言ったらおしまいよ」的に、「セリフで言っちゃったら意味ないじゃん」だからだ。
しかし、今作は、第1回で『アンパンマン』を登場させている上で、今回の序盤で “あんこ” を盛り込んだから、むしろ、やらないほうが不思議くらいなのだ。
そして、この言葉に帰着させた。
のぶ「ここが ホカホカする」
見事に、今作のタイトル『あんぱん』を回収した! と言っても過言でない。
こうなると、どんな感じで、いつまで「あんぱん」と屋村草吉が登場し絡むのかも見逃せない。
「メインタイトル映像と主題歌」の続き…
最後に、「メインタイトル映像と主題歌」の続き。
まず、今一つだと思うのは、映像の冒頭の動きが激しいために、刺激が強すぎてアバンが薄まるから。
RADWIMPS(野田洋次郎)の個性である言葉をギッチギチに詰め込んで、複雑なリズムと躍動感あるコード進行のアップテンポな楽曲で、刺激が強いから… もある。
他にもある。
RAD=野田洋次郎氏の世界観で、好みが分かれるし、そこをどうこういうつもりはない。
でも、映像やイベントのディレクターの端くれとして、見るたび聞くたびに「そもそも、これ、映像と音楽の世界観って合ってるの?」って思ってしまう。
映像が先か、音楽が先かの議論はどうでもいい。
いまや、責任者が全体の尺を決めて、「最初の4小節は未来に突き進む感じで」「ラストの8小節は紙飛行機に乗ったヒロインが夕陽に浮かぶアンパンマンを笑顔で見上げて終わる」みたいに、映像作家と音楽作家に同時発注して、合体させてから微調整をするなんて、私の本業である「一度きり」のホテルイベントのオープニング映像だって、別発注で一体化させるのはよくやることだから。
だから、「なぜ、制作統括はこの映像と主題歌を発注したの?」と思うわけだ。
なぜ、ここにこだわるのか?
だって、おそらく、あと120回はこの体験と経験をし続けるわけなのだ。
残りの120回の感想の冒頭で毎回書くのは本望でないから、第1週にきっちり書いておこうと思ったわけ。
あっ、ちなみに私は、前回からリアルタイム視聴はやめた。
放送終了直後、メインタイトル映像部分だけ飛ばして再生できるように編集してから、見ることにした。
だから、「おいおい!」って思った瞬間に、タイトル映像明けに飛べます!
以降、基本的に「メインタイトル映像と主題歌」については書きません。
あとがき
本当に、丁寧に作り込まれていると感じます。
例えば、13分過ぎ、のぶの祖母・朝田くら(浅田美代子)があんぱんを食べた後、草吉がのぶにあんぱんを渡しますが、永瀬ゆずなさんが「あっ、ハイ分かりました」って感じで、わずかにおどおどしますね。
その直後、阿部サダヲさんがゆずなさんに「ほら」って感じの合図も出します。
で、映像のほうは、いつのまにか母・羽多子(江口のりこ)があんぱんを持って食べている(笑)
もしかすると、おばあちゃんに渡した流れで、お母さんにのぶが配る段取りだったのかもしれません。
前段で、妹たちはあんぱんを持っていますので。
でも、浅田美代子さんのお芝居がよかったので、演出上でそっちを優先した編集になったのかも?
浅田美代子さんの後半のセリフがアドリブで段取りが変わってしまった可能性もありますね。
しかし、細かい段取りや辻褄合わせよりも、全体の流れや雰囲気重視でいいと思います。
そのほうが、世界観がブレないと思います!
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第4回/第1週『人間なんてさみしいね』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
結太郎(加瀬亮)が出張でひと月家を空けると知り、のぶ(永瀬ゆずな)は寂しさと同時に母親(松嶋菜々子)がいなくなった嵩(木村優来)を案じる。結太郎出発の日。駅まで見送りにきたのぶに、結太郎は「夢はゆっくり見つけたらえい」と話し、離れがたい様子ののぶの頭に自分のソフト帽を載せる。嵩と草吉(阿部サダヲ)はそんな親子を遠くから見つめていた。それからひと月後のある晩、柳井医院に電話が鳴り響き…
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ)
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康)
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに)
尾崎達哉(過去作/3000万)
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
P:中村周祐・舩田遼介・川口俊介
美術・ロゴデザイン:伊達美貴子(過去作/まんぷく,青天を衝け)
技術:久野裕大(過去作/どうする家康,3000万)
音響効果:畑奈穂子(過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり)
撮影:山口卓夫(過去作/青天を衝け,17才の帝国)
照明:斎藤知久(過去作/いよっ!弁慶)
音声:北原悠介(過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~)
音楽録音:高橋清孝(過去作/火の鳥2024アニメ)
映像技術:吉永勇(過去作/なつぞら,虎に翼)
カラーグレーディング:松﨑梨絵(過去作/なつぞら,おかえりモネ)
VFX:田中貴志(過去作/劇場版トリリオンゲーム)
助監督:伊藤嘉文(過去作/ももさんと7人のパパゲーノ)
制作担当:征矢吉裕(過去作/ひよっこ)
特殊造形:江川悦子(過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら)
編集:松屋周平(過去作/鎌倉殿の13人,3000万)
記録:武田朝子(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
特殊メイク:松岡象一郎(過去作/映画「ヘルタースケルター」「トリハダ」)
美術進行:高橋秀樹(過去作/篤姫)
装置:田村英一郎
装飾:神戸信次(過去作/【推しの子】-The Final Act-)
衣装:澤谷良(過去作/花子とアン,なつぞら,)エール
メイク:田畑千奈味(過去作/ひよっこ,青天を衝け)
かつら:秋庭優一(過去作/桶狭間)
時代考証:天野隆子(過去作/ゲゲゲの女房,花子とアン,スカーレット)
風俗考証:刑部芳則(過去作/エール,ブギウキ,虎に翼)
土佐ことば指導:西村雄正(過去作/らんまん)
所作指導:藤間貴雅(過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ)
製パン指導:竹谷光司(Bakery&Cafeつむぎ@千葉県佐倉市)
漫画指導:山根青鬼
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
語り(本編):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
語り(土曜日版):
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
P:中村周祐(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
舩田遼介(過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋)
川口俊介(過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ)
※敬称略
あえて回想とナレーションを利用した「前回の振り返り」
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
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―――ここまで、ごあいさつ―――
冒頭から「のぶと崇のダブル主人公」を強調した登校シーンから始まった。
ちゃんと配置され動かしているエキストラの小学生や通行人によって、学校があるのはカメラの後ろ方向で、御免与駅があることが分かる)映像設計だ。
さらに、一般的にはアバンタイトルで「前回までの振り返りのダイジェスト版」を入れてもいいのに、今作では、あえて回想とナレーションを利用して振り返って見せた。
前作でも書いたが、今作でも下記の主張は変わらない。
回想シーンは、ドラマでも物語でもない。
ただの後出しの言い訳(説明)に過ぎない!
モノローグは、セリフに非ず。
ただの感情の説明に過ぎない!
さらりと前回の振り返りをやって、先への期待感を創出!
しかし、もうお気づきだろう。
このアバンでの回想は「のぶが思い出したこと」となっており。
ナレーションも「のぶの心情の代弁」となっており。
どちらも、ゴリゴリの前回までの説明だから、この使い方が正しいのだ。
逆に、単純に前回のダイジェスト版だけをアバンに採用し、メインタイトル映像明けに、語りで「翌日…」みたいに、父・結太郎(加瀬亮)が出張でひと月家を空けると知りった主人公・のぶ(永瀬ゆずな)から始まったら、ちょっと興ざめしたのでは?
だって、今作はまだ始まったばかりなのだから、視聴者に「物語は確実に前進している」と提示するべきなのだ。
それでなくても、(私はよいと思っていますが、一般的には過去の朝ドラと比べて)物語の展開が穏やかで緩やかだから、「のんびり歩んではいますが、前に進んでいます」のアピールをしたほうがいいのだ。
だって、多くの人が「子役時代もずっと見ていたいけど、今田美桜さんと北村匠海さんも早く見たい…」だろうから、「どっちにしても進みますよ」を感じさせるのは、視聴者に期待をさせる意味で有効だと思うからだ。
とはいえ、私の推測では、今田さんと北村さんが登場するのは、第2週の金曜日か第3週目からだと思うが。
そう、来週末までは、永瀬ゆずなさんと木村優来さんの演技を楽しめると思う。
前回の「のぶと崇のシーソー」と呼応し合うシーン
前回の感想で、「のぶと崇のシーソー」のラストシーンを、あなたが演出家なら「崇が上で止める」と「のぶが上で止めるか」のどっちを選ぶか? なんて質問をしてみた。
で、今作も私も選んだのは、「体は小さい崇だって、のぶに支えられてばかりじゃない!」と感じにしたいから「のぶが上で止める」にしたと書いた。
あのラストカットが効果的に働いたのが、次ののぶのセリフの部分だ。
のぶ「崇は うちが守るって約束したがや」
このセリフの直前は、「のぶと崇が向き合うカット」で、のぶの身長が崇より高いことが強調される。
若干だが、のぶが崇を見下ろす目線で話しかけるのだ。
で、上記のセリフのカットが、「崇ナメの、やや目線を下向きに話すのぶ」だ。
※「ナメ」とは、カメラ手前に被写体の一部を入れる構図のこと。
永瀬ゆずなさんと木村優来さんの身長差10cmをいかして…
要するに、のぶと崇は普通に立って映ると、身長差から「のぶが上で止める」と似た目線配置になる。
だから、前回のラストでは、のぶの目線が見えない構図で「のぶが上で止める」をやった。
そのことで、崇が下から見上げる目線ではあるが、必死にのぶに心配をかけないようにしている… と映るのだ。
そして、シーソーによって同じ目線の高さになって、お互いに「のぶちゃん!」「ハハッ 何で? 崇」と呼び合い。
でもって、そのシーソーを受けて、今回では、のぶが崇の目をしっかり見つめて「崇は うちが守る」と言うからグッとくるのだ。
ちなみに、プロフィールを見ると、のぶ役の永瀬ゆずなさんの身長が「133センチ」で、崇役の木村優来さんが「123センチ」で、身長差が10センチ。
さらに補足として、今田美桜さんが「157センチ」で、北村匠海さんが「177センチ」。
このことからも、子ども時代の映像で身長差を活用した映像にするのは、当然意図的にやっている… ということであり。
延長線上には、今田さんと北村さんへ交代したらしたで、身長差をいかした映像がある… ということでもあるわけだ。
こんな視点でドラマの撮影現場を想像するのも楽しいと思う。
結太郎「のぶは 足が速いき いつでも間に合う」
前回では、崇に伯父・寛(竹野内豊)がかける言葉が、今後の崇の人生に影響を与えると同時に。
今作の「崇の物語」が進んでいく方向を提示した。
寛「崇 こじゃんと絵を描け。
好きなものはやればやるばあ
こじゃんと好きになる」
今回では、旅立つ直前の商事会社に勤めるのぶの父・朝田結太郎(加瀬亮)の次のセリフが似た役割だ。
結太郎「海の向こうやったら
男に負けんばあ活躍しゆう女の人が
こじゃんとおる。
日本も じき そういう時代が来る。
女子(おなご)も遠慮せんと 大志を抱きや」
のぶ「はい!」
このセリフ、前回の寛と同様に、おとなが子どもを導く関係性をうまく表現していると思う。
でも、やはり、「主人公は、ほぼダブル」でも、基本的に「主演=今田美桜」だ。
それに、現時点ですでに崇には “絵の才能” があると描かれているが、のぶにはそこまでの印象付けはなされていない。
でも、だからこそ、次の結太郎のセリフが効果を発揮する。
結太郎「のぶは 足が速いき いつでも間に合う」
のぶ「うん」
もちろん、今作は「日本初の女子陸上メダリスト・人見絹枝物語」ではない。
よって、のぶが自身の本当の「うちの夢」を見つけるのは、だいぶ先にあるというフラグになっているのだろう。
この辺の、のぶと崇のちょっとした描き分けが、「ダブル主人公」だからこその面白さでもあると思う。
まさか、来週が、某迷作朝ドラのごとく『うちの夢って何なん?』にならないことだけを祈るばかりだ(笑)
余談だが、のぶのモデル「小松暢さん」は、大阪の旧制阿部野高等女学校時代は「韋駄天おのぶ」の異名を持つ短距離ランナーだったそうだ。
結太郎がのぶに帽子をかぶせて渡した瞬間を見た万太郎が…
何となく予想はできていたが、結太郎が… である。
当ブログとしては「第1週目から、ここに挑んできたか!?」の心境だ。
“死や余命” 、“病気や障がい” 、“現実に遭った災害” を
必要以上に盛り込むな!
「病院の待合室」や「被災地の避難所や仮設住宅」などの
テレビで見ている人に配慮し、表現は慎重にするべき!
特に、感情を刺激するような表現や描写こそ、
演出がやりたいようにやるのではなく、
受け手の心理を読み解いてやるべき!
ざっと調べてみると、この10年で主人公の親が早い段階で亡くなるのは、下記の4作品。
●『とと姉ちゃん』(NHK/2016年度前期)小橋常子(高畑充希)の父・小橋竹蔵(西島秀俊)=第1週(第5話)
●『べっぴんさん』(NHK/2016年度後期)坂東すみれ(芳根京子)の母・坂東はな(菅野美穂)=第1週(第5話)
●『ちむどんどん』(NHK/2022年度前期)比嘉暢子(黒島結菜)の父・比嘉賢三(大森南朋)=第2週(第6話)
●『らんまん』(NHK/2023年度前期)槙野万太郎(神木隆之介)の母・槙野ヒサ(広末涼子)=第1週(第5話)
列記したとて、なんということはないが。
『べっぴんさん』は、亡くなった後も、菅野美穂さんが「天国からすみれを見守っている」体で語りをやるし。
『らんまん』は、母ヒサが大好きだった花「バイカオウレン」が万太郎の植物分類学への道を切り開くきっかけになるから存在理由はある。
しかし、他の2作品は、あまり早期段階で退場した意味が薄い。
もちろん私は「意味ある退場」にしてほしいと思うし。
きっと、結太郎がのぶに帽子をかぶせて渡した瞬間を見た万太郎が、風来坊のパン職人・屋村草吉(阿部サダヲ)の麦わら帽子との思い出を重ねて、一発逆転でのぶを助ける… と強く期待している。
「メインタイトル映像と主題歌」って、毎回必要?
『あんぱん』が、朝ドラとしては久しぶりに「エンドカードなし」になったことは、第1回の感想で書いた。
前作でいうなら、最後の約5秒の「“栄養”チャージ中!」コーナーだ。
私の基本的な立場は「エンドカード不要」だ。
理由も簡単で、「本編」の余韻を味わいたいのに、現実に引き戻すだけで邪魔だからだ。
今作では「エンドカード」の尺を利用し、「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の宣伝テロップ入りのラストカットになっている。
これについての私の立場は「賛成:反対=7:3」である。
理由は、僅か5秒程度でも「本編」の映像が長く見られるし、余韻を味わうにも効果があるから「賛成7」。
逆に、せっかくの映像に番組タイトルと宣伝テロップが重なることによる画面の見にくさと見苦しさで「反対3」。
しかし、それでも「エンドカードあり」よりは、ずっとマシだと思っている。
一方で、「毎回必要?」と今作になって一層思うのが「メインタイトル映像と主題歌」だ。
主題歌、歌手のファンは別にして、今作くらい「本編」の内容と乖離している「メインタイトル映像と主題歌」なら、「月曜日だけ」でよいのでは? と思うのだ。
秀作の予感がするからこそ 1フレームでも長く見せてほしい
月曜日は「1分32秒」は演出担当が変わるから放送やむなしとしても。
毎回、火曜から金曜日は「1分15秒」も「本編」の内容と乖離している映像と音楽を見せて聞かせる意味があるのか? ってこと。
だったら、百歩譲って、「冒頭で静止画のロゴ」と最後の5秒で「主要出演者名と主要スタッフ名のテロップのみ」にしてほしいのだ。
前作は、お口直しが必要だったから(汗)エンドカードがあっても気にならなかったが。
秀作の予感がする今作だからこそ、1秒1フレームでも長く見せてほしいのだ。
半年間の放送の途中でもいいから、NHK上層部は英断していただきたい、いや、すべきだ。
だって、前作であれだけ多くの視聴者に嫌な思いと落胆を強いたのだから!
あとがき
「かなり史実を変えてありますね」が正直な印象ですね。
でも、「史実と違う」「史実通りに描け」とは基本的に思いません。
だって、フィクションと銘打って放送しているわけですし。
最近の「モデルありの朝ドラ」は、史実との違いを補足するような番組も放送する傾向にあるので。
今作も放送してくれれば、今作も、やなせたかしさんと小松暢さんの人生にさらに興味を持てると思うので。
だって、本当に、やなせさんと暢さんご夫婦の話は『アンパンマン』の原点だからです。
下記で、私が読んだ数冊の関連書籍でおすすめの2冊をご紹介します。
それと、我が家の桜の鉢植え「大南殿(オオナデン)」がほぼ満開になりました!
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ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか
皆様のおかげで、2025年3月5日に3,700万アクセス達成をいたしました。(御礼の記事)