NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『風、薫る』
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第118回/第24週『環』の感想。
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※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
亀吉(三浦貴大)と再会した環(瀧七海)。直美(上坂樹里)は亀吉を追い返そうとするのだが、亀吉にはどうしても環に渡したいものがあった。渡されたものは、ある人からの手紙だった。環はもう一度父と話したいと決意して...。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
脚本:吉澤智子(過去作/ドリームチーム,幸運なひと,くるり~誰が私と恋をした?~) 第1~24週
佃良太(過去作/舞いあがれ!,それってパクリじゃないですか?) 第23,24週
脚本協力:佃良太(過去作/舞いあがれ!,それってパクリじゃないですか?) 第20~22週
演出:佐々木善春(過去作/ごちそうさん,マッサン,あさが来た) 第1,4,8,11,12,19週
新田真三(過去作/あさが来た,べっぴんさん,トクサツガガガ) 第2,6,10,18,24週
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,おむすび) 第5,9,13,17,22週
松本仁志(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。) 第3,7,14,15,20,23週
内田貴史(過去作/ちむどんどん) 第16,21週
平竣輔(過去作/本作第16週の助監督) 第20週
門脇陸(過去作/本作第18週の助監督) 第22週
髙橋実香(過去作/本作第17週の助監督) 第22週
制作統括:松園武大(過去作/とと姉ちゃん,半分、青い。,ちむどんどん)
宮本えり子(過去作/なつぞら,エール)
音楽:野見祐二(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り(本編):研ナオコ
土曜日版ナレーション:石橋亜沙(NHK東京アナウンス室)
※敬称略
主人公や登場人物に惹かれないまま消化不良で進む終盤
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―――ここまで、ごあいさつ―――
そもそも、ダブル主人公の一人である一ノ瀬りん(見上愛)にも小川直美(上坂樹里)にも大きな興味がない。
なのに、その娘の環(瀧七海)、その上での離婚した元夫(父)の亀吉(三浦貴大)と祖母・貞(根岸季衣)を持ち出されても、全く興味が湧いてこない。
そんなキャラクターを用いて、さらに文字が書けない元女郎‘夕凪’こと魚住セツ(村上穂乃佳)と貞を強引に重ねて “お涙頂戴” をやったところで、一滴の涙もこぼれない。
ここまで約7分間、事実上のメイン主人公である‘りん’を一切封印して、ダラダラと描いてきた。
確かに、一般的な朝ドラの「残り3週目」と言えば「ほぼ消化試合」であることは間違いない。
つまり、「作る側がただ残りの放送枠やスケジュールを処理しているだけ」の状態のことだ。
しかし、本作は実質的には「ほぼ消化試合」にもなっていないのだ。
いやむしろ例えるなら、「ほぼ消化不良状態」である。
要するに、「観る側が展開に納得がいかずスッキリしない」状態ということだ。
しかも、セツは経営者である直美に “タメ口”、いや “上からの物言い” で不快感増し増しになった。
演出の違和感や雑な映像づくりが集中を邪魔する作品
演出も演出で、特に今週担当の新田真三氏の団子屋「田之上屋」にいる “役名なき客” の演技指導がどうしようもない。
言葉で表すのは難しいが、ひと言で言うなら “役名なき客” が「存在が違和感だらけ」となるだろう。
しゃべれば、いかにもセリフを言っている感じだし、無言の場合でも妙な存在感を表して、空気感を破壊する。
例えば、環と亀吉の近く似た「何度も茶を飲む男性客」は、存在が気になりすぎて、ただでさえ頭に入りにくい会話劇が、さらに頭に入ってこないレベルだ。
もちろん、亀吉の髪形や無精ひげも、明らかにやりすぎである。
重箱の隅を楊枝でほじくれば、店の緑色の暖簾は “風で揺れて” いるのに、店の真横にある植木の葉は1ミリも揺れていないとか。
しかも、二人ともBS(バストショット=腰から上を映す適度な距離感の画面)のサイズの構図ばかりを繰り返すため、会話にリズムがない。
つまり、演出家が《映像で見せて(show)魅せる(captivate)》をやるつもりがないのだ。
よって、視聴者が好意的に見ようと努力したところで、所詮は「ほぼ消化不良状態」以下にしかならないのだ。
史実に頼るだけでなく物語として見せる工夫が必要な理由
これ以上「本編」について、わざわざ書くことはない。
そこで、正確には「残り2.5週」となったので、「24.5週」分の気になっている事柄について書いてみる。
テレビドラマでは歴史上の出来事や実際の人物を参考にする場合、あらかじめ決まった年表(史実)に沿って物語を進める必要がある。
そのためストーリーの流れが不自然に途切れたり、登場人物の行動に一貫性がなくなったりすることは、ある程度避けられない面がある。
しかし、本作の一番の問題は、歴史的な出来事をただ並べるだけで、一つのつながった物語として描き切れていない点にある。
「史実を知っている立場」として、制作者側も視聴者側も割り切れない場合が多いが、ドラマという形式である以上、思い切った表現の工夫が求められるのだ。
ふたりの主役を描くなら物語の一体感を大切にしたい
特に「ダブル主人公」の作品では、それぞれの人生の出来事をそのまま並べるとストーリーが二つに分散してしまう。
その結果、一人の人物をじっくり掘り下げる時間が減り、全体の印象がどうしても浅くなってしまう。
さらに、歴史的な事実や過去の記録に縛られすぎると、ドラマとしての面白さが損なわれてしまう危険性がある。
したがって、二人の主人公を扱うときこそ、事実の追従よりもストーリーの一体感を優先する思い切りの良さが必要になるのだ。
バディもののようにふたりを組ませる脚本の工夫がほしい
例えば刑事ドラマや探偵ドラマにおける「バディもの」を参考にするのだ。
二人の主人公を常に一緒に行動させることで、ストーリーを一つに集約できる。
これは歴史(史実)を変えてしまうような不自然な改変ではなく、「脚本の仕掛け」や「物語の見せ方」の上での優れた工夫といえる。
つまり、実話をもとにしたドキュメンタリー映像とは異なり、フィクションの劇作品だからこそ表現の自由を生かした組み立てが可能になるのだ。
事実との違いを細かく気にする人の意見にとらわれず、楽しさを求める多くの視聴者のために物語としての質を高めるべきであった。
心の変化を深める事前のていねいな下準備が欠かせない
今回でも、家族や周囲との人間関係をあらかじめ丁寧に描いていれば、より感動的な展開になったはずである。
過去の場面からのつながりや背景となる説明が不足していたため、登場人物の感情の変化についていきにくい場面の連続であった。
もちろん本来であれば、作品の大きな見せ場となり得る重要な場面だっただけに、事前の描写が足りなかった点は非常に悔やまれる。
やはり、人物同士の関係性をじっくりと温めておく下準備がなければ、作品全体の締めくくりとしてふさわしいボリューム感は創出不可能なのだ。
感動を生むために人物の関係性を軸にした物語をつくる
今後の作品づくりにおいては、史実の年表に頼りすぎず、登場人物の関係性を軸にした構造へと再構築することが欠かせない。
主人公が複数いる場合には別々の行動を追うのではなく、一つの目標に向かって協力する場面を増やして軸を統一すべきである。
また、終盤の重要な展開に向けて、序盤から家族関係や心理変化を丁寧に積み重ねる配慮が求められる。
視聴者が感情を移入しやすい背景描写をしっかり整えることで、作品としてのまとまりと感動が大きく高まるはずである。
あとがき
本作の失敗の原因は、「史実に捉われすぎる制作姿勢」と「ダブル主人公を生かせない構成」に尽きるかなと思います。
歴史的背景や事実に縛られるあまり、フィクションとしてのドラマ性や人物描写の深みが損なわれてしまったのです。
逆に、歴史を無視した創作部分で、ダブル主人公を効果的に利用できていないために、誰を描いているのか分かりにくいですね。
さらに、「看護を描かず」に「恋愛要素ばかりをてんこ盛り」にしたことで、何を描くドラマなのかも見えなくなりました。
もう、どうにもならないと思います…
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第10話『闇カジノの内通者を支援せよ』の感想。
かつての上司・山崎創(渡部篤郎)を探す黒木夏海(小池栄子)は、横浜の闇カジノに山崎が現れるとの情報を得て現場へ向かう。河口真二郎(眞島秀和)とともに張り込む中、店の内通者・紗耶香(中村里帆)が運営側から暴行を受け、逃げ出してくる。夏海たちは紗耶香を保護するが、「家に帰ると殺される」と怯える彼女は激しく取り乱し…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:井上由美子(過去作/緊急取調室1~4,ハラスメントゲーム,BG~身辺警護人~)
演出:河毛俊作(過去作/新宿野戦病院,謎解きレトリック) 第1,2,5,9話
清矢明子(過去作/新宿野戦病院,最後の鑑定人) 第3,6,8,10話
柳沢陵介(過去作/新東京水上警察,Dr.アシュラ) 第4,7話
音楽:菊地成孔(過去作/岸辺露伴は動かない)
主題歌:chilldspot「ドラマ」
※敬称略
「最終回直前の引き延ばし展開に思うこと
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物語はいよいよ最終局面を迎えており、次回が最終回となる。
ところが、最終回へ話を続けるためなのか、物語の展開がわざと複雑にされている印象を受ける。
本来であれば前回の放送時点で解決しておくべきだった問題が、そのまま引き延ばされているのだ。
もちろん、連続ドラマである以上、物語が次回へ続くこと自体は決して悪いことではない。
しかし、前回の放送があやふやで不完全な終わり方だっただけに、今回の引き延ばしには違和感を覚えてしまった。
やはり、前回の物語の中でスッキリと描き切るべきだったのではないだろうか。
「被害者支援」が「犯人捜し」に隠れてしまっていないか?
また、物語の内容が警察の捜査ドラマに寄りすぎている点も気になるところだ。
主人公が目的を持って自発的に動くこと自体は、作品を面白くするための大切な要素である。
しかし、本作の根底にあるテーマは、辛い目に遭った人々を助ける被害者支援のはずだ。
となれば、主人公が行動する最大の理由は、自分のためではなく困っている他人のためでなければならない。
そこで、制作側は主人公に犯人を追わせることで支援を描こうとしているのだが、その表現のバランスがうまくいっていないのだ。
主人公がまるで警察官のように捜査へ没頭しているため、周囲からは自分自身のために動いているように見えてしまうのだ。
その結果、本来の目的であるはずの被害者を救う姿がかすんでしまっている。
「見せ方」の工夫ひとつで物語はもっと面白くなったはず!
このような問題が生じている原因は、映像や物語の魅せ方という作劇と演出の工夫不足に他ならない。
被害者を助けるという本来の目的をしっかり強調していれば、もっと魅力的で納得できる作品になったはずだ。
さらに、最近の流行に合わせようとしたのか、話を不必要に難しく見せようとしている点も悔やまれる。
実際には同じような場面や説明が何度も繰り返されているだけで、根本的な物語の構造自体はとても単純なのだ。
ちょっとした見せ方の工夫や整理を行うだけで、視聴者へ伝わる印象は大きく変わったのに悔やまれる。
※読者様からのリクエストで書いていますので、最終回の感想も気分次第で投稿します。
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【これまでの感想】
第1~3話 第4話 第5,6話 第7,8話 第9話
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第117回/第24週『環』の感想。
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恵風看護婦会にりん(見上愛)の元夫の亀吉(三浦貴大)が突然現れる。元夫と知らないしのぶ(木越明)は次々と質問を投げかける。一方、佳枝(相田翔子)の家でりんの派出看護を見学することになった環(瀧七海)は、りんのある姿に疑問を持って...。
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ドラマを見始めるきっかけと、作品への興味について考えてみた
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当ブログでは毎度、季節の変わり目には、次の季節に見て感想を投稿予定の連続ドラマを紹介する記事を投稿している。
その際に、どのテレビドラマを鑑賞するかどうかは、作品に対して関心を持てるかどうかが最初の大きな分岐点となる。
私の場合は、第一に主演を含めた俳優の好き嫌い、第二に担当脚本家の好き嫌い、第三にジャンルの好き嫌いでおおよそ決めている。
しかし、多くの人たち、しかも現代では、動画配信サービスによる番組宣伝や、ネットニュースにおけるコメントやSNSでの評判、公式サイトの告知などを通じて魅力を感じた時に、人々は番組を楽しみ始めると思う。
昭和の時代であれば、身近な友人や知人からの評判が大きな影響を与えていたが。
とはいえ、情報の伝わり方が多様化した現在においても、直観よりも客観的情報に頼るという根本的な仕組みは変化していないと思う。
つまり、いつの時代であっても、《対象への興味が湧くかどうか?》が全てての始まりなのである。
ただし、作品に触れ始める(見始める)ことと、その後に鑑賞を継続するかどうかは全く別の問題なのだ。
ドラマに引き込まれる理由と、今の朝ドラに感じること
連続して放送される作品、連ドラにおいては、視聴者を飽きさせないための「脚本の仕掛け」や「物語の見せ方」が欠かせない。
序盤でいかに視聴者の心を掴み、物語の世界へ引き込めるかが作品の成否を大きく左右するのである。
そして、いわゆる “ツカミ” の優劣によって、作品に強い魅力を感じれば最後まで見届けることになるが、逆に惹きつけられる要素が乏しければ、途中で見るのをやめてしまうのが自然な流れだ。
この視点で朝ドラ『風、薫る』を見てみれば、残念ながら、今回の放送回における最大の問題点はまさにこの部分に存在していた。
つまり、《これまでの習慣の延長線上で見ているからこそ耐えられている》だけであり。
《第1週に抱いていた面白さ》からは遠く離れてしまっているのが現状なのだ。
キャラクターを描く大切さと、話の進め方の難しさ
さて、今回の15分間、いつも以上に “‘りん’の看護” に関しては、画面から脚本家や演出家や制作統括の丁寧な姿勢が伝わってきた。
しかし、取り上げられている題材自体、要するに、ダブル主人公の一人である一ノ瀬りん(見上愛)の一人娘・環(瀧七海)そのものが視聴者の関心を惹きつけにくい(つまらない)内容にとどまっている。
さらに問題なのは、これまでほとんど人物像が描かれてこなかったキャラクター「環」を中心に物語が進行しているのに、環の人間的な魅力を引き出す工夫も不十分である。
くわえて本作は、[史実]を過度に優先するあまり、劇中での時間経過を急速に早めてしまう傾向がある。
その結果として、一つひとつの出来事や人物の心理変化が雑に扱われ、感情移入に必要な掘り下げが圧倒的に不足してしまっているのだ。
つまりは、事前に丁寧な背景描写や準備を行わないまま進行しているため、視聴者が展開についていけず、作品を楽しめない事態に陥っているのである。
主人公の不在と描写不足で、物語の軸がブレてしまう理由
こうした下準備、下ごしらえの乏しい状況であるにもかかわらず、本来は物語の中心であるはずの主人公‘りん’の登場機会が極めて少なくなっている。
さらに、もう一人の主人公である小川直美(上坂樹里)なんて、ほぼ事務員レベルである。
‘りん’と直美が蚊帳の外状態である今週の様相は、まるで《スピンオフ週》を見せられているかのような印象を与えている。
要するに、作品としての軸が完全にブレてしまっているのだ。
「母の仕事を知りたい娘」「娘の将来を考える母」という部分についてだけは丁寧な作風自体は評価できる。
だが、これまでに積み重ねてきた《描写の不足》という《連続ドラマ特有のツケ》が、ここへ来て一気に表面化したと言わざるを得ない。
物語を面白くするために、大切にしてほしい改善のポイント
作品の魅力を取り戻すためには、まず歴史的な事実関係を詰め込むことよりも、登場人物たちの感情や人間関係を丁寧に描くことが求められる。
特に、新しい展開を迎える際には、視聴者が登場人物に感情移入できるよう、あらかじめ丁寧な下準備と十分な背景描写を行うことが不可欠である。
また、主人公を中心に据えた物語の軸をしっかりと保ち、本筋から外れた印象を与えないような構成の工夫が望まれる。
あとがき
「医者じゃない」「病気は治せない」「看病婦とは違う」「女中でもない」「看護に終わりはない」などと、もっともなことを常々セリフに盛り込んでいますが、残り3週間を切っても、未だに「医師と看護婦と看病婦」「女中と派出看護」の違いを明瞭に描いてはいないんですよね。
先日も、「日射病」だと決めつけたと思えば、「医者に見せろ」と都合よく使い分けますし。
今回も、「7年も」とセリフにありましたけど、そんなに長期間であったようにちっとも感じませんしね。
それと、積み重ね、積み上げの部分で言うと、直美の息子・明と、しのぶ(木越明)の息子・茂が「きょうも生きている」という描写が随所にないために、都合よく出番のある時だけ出てくるように見えて、人間味が極端に薄く感じます。
そして今更ですけど、本作って本当に「家族」を描くのが下手だなぁって痛感している次第です。
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第8話『さよなら、はかり建築事務所』の感想。
はかり建築設計事務所に建築基準法違反のクレームが入り、調査が終わるまで建築許可が下りない事態に陥る。古瀬義親(北村一輝)の仕業を疑う麻生縁(志田未来)は、ドンヒョク(セヨン)に連絡。警察署の接見室で浦真鷲直人(GACKT)と対面したドンヒョクは、10年前の都市開発を巡る古瀬の過去を語り始める。一方、追い込まれた事務所で縁は抗議を訴えるが、呉田利静(竹財輝之助)の姿が見当たらず…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:吉髙寿男(過去作/ザ・ハイスクールヒーローズ) 第1,2話
市東さやか(過去作/真夏のシンデレラ) 第1,2話
阿部沙耶佳(過去作/東京P.D.警視庁広報2係) 第3,8話
萩森淳(過去作/クジャクのダンス、誰が見た?) 第4話
北浦勝大(過去作/サバ缶、宇宙へ行く) 第5,8話
鈴木洋介(過去作/絶対零度~情報犯罪緊急捜査~) 第6話
金沢達也(過去作/ナンバMG5) 第7話
演出:三橋利行(過去作/コンフィデンスマンJP,もしもこの世が舞台なら…) 第1,2,6話
下畠優太(過去作/真夏のシンデレラ,もしもこの世が舞台なら…) 第3,4,7話
林徹(過去作/大奥,黄昏流星群) 第5,8話
撮影監督:佐光朗介(過去作/映画「たたら侍」,映画「ミックス。」)
照明:加瀬弘行(過去作/映画「キングダム シリーズ」,映画「ミックス。」)
主題歌:GACKT「STAND ALONE」
※敬称略
最終章への期待が高まる一方で課題も残る
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ドラマにとって一番の山場である重要な場面で、つたない日本語に加えて外国語(韓国語)に対する日本語の字幕を画面に出すという手法は、はたして映像として効果的だったのだろうか?
本来であれば、作品の結末や重要な事件の導入部分などは視聴者へ向けてわかりやすく伝えることが重要であり、そうすることで見終わったあとのすっきりとした納得感を与えることができるのに… である。
また、今回は物語の後半から、もう一人の主人公である麻生縁(志田未来)が本格的に活躍し始めたことによって、以前よりも内容が理解しやすくなった側面がある。
しかしながら、結局のところ外国語や片言の日本語ばかりが強く記憶に残ってしまい、登場人物たちの細やかな人間性がぼやけてしまった点は否めない。
もしその仕掛け(企画? 設定?)が物語に不可欠でないのであれば、全体の雰囲気を急激に変えてしまうような突飛な仕掛けは避けるべきであったのだ。
さて、第8話そのもの、そして第8話までの展開全体を見渡してみよう。
すると、最終章の始まりとしては悪くない流れであったと言える(次回が最終回でないのが驚きであるが)。
とは言え、連ドラの最終章直前になってから急に不動産や建築といった要素を本格的に絡め始める構成の不自然さは大いに目立つ。
それなら最初から物語の中心に据えるべきであり、主人公の建築士という設定をただの飾りとして終わらせるべきではなかった。
つまり、全体の構成や描き方をほんの少し工夫するだけで、さらに「建築士 兼 探偵のドラマ」として魅力的な作品に仕上がった可能性があったのだ。
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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話
"2026年秋ドラマ一覧" を更新しました】
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NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『風、薫る』
公式リンク:Website|X(旧Twitter)|Instagram
第116回/第24週『環』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
シマケン(佐野晶哉)の突然の来訪に驚くりん(見上愛)。直美(上坂樹里)に呼ばれてりんは仕事に戻るが、環(瀧七海)がシマケンを呼び止める。卒業後の進路に悩む環はりんの仕事にも興味を持っていて...。そんなある日、恵風看護婦会に怪しい男(三浦貴大)がやってくる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
脚本:吉澤智子(過去作/ドリームチーム,幸運なひと,くるり~誰が私と恋をした?~) 第1~24週
佃良太(過去作/舞いあがれ!,それってパクリじゃないですか?) 第23,24週
脚本協力:佃良太(過去作/舞いあがれ!,それってパクリじゃないですか?) 第20~22週
演出:佐々木善春(過去作/ごちそうさん,マッサン,あさが来た) 第1,4,8,11,12,19週
新田真三(過去作/あさが来た,べっぴんさん,トクサツガガガ) 第2,6,10,18,24週
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,おむすび) 第5,9,13,17,22週
松本仁志(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。) 第3,7,14,15,20,23週
内田貴史(過去作/ちむどんどん) 第16,21週
平竣輔(過去作/本作第16週の助監督) 第20週
門脇陸(過去作/本作第18週の助監督) 第22週
髙橋実香(過去作/本作第17週の助監督) 第22週
制作統括:松園武大(過去作/とと姉ちゃん,半分、青い。,ちむどんどん)
宮本えり子(過去作/なつぞら,エール)
音楽:野見祐二(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り(本編):研ナオコ
土曜日版ナレーション:石橋亜沙(NHK東京アナウンス室)
※敬称略
朝ドラの伝統である子どもの描写が抱える課題と必要な前提
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人の‘みっきー’です!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
朝ドラでは、物語の序盤で主人公の幼少時代を取り上げ、終盤に差し掛かると主人公の子どもを描く展開がひとつの伝統的な流れとなっている。
しかしながら、最近の作品群においては、このお決まりのパターンが作品の魅力を損なう足かせや災いのように作用してしまっている。
当然ながら、子どもの存在を作品内で表現すること自体が間違っているわけではない。
ただし、そこには主人公が親として歩む姿や、その子どもの成長過程をしっかりと丁寧に描写するという重要な前提条件が成立している… という大前提でしか成り立たないのだ。
一代記で子どもを描く難しさとドラマを盛り上げるための工夫
ひとりの人物の生涯を辿る物語、いわゆる「一代記」、朝ドラでは「女の一代記」を制作する場合、子どもという存在もまた主人公の人生を構成する不可欠な要素となり得る。
そのため、ストーリーの中にバランスよく取り入れることができれば、間違いなく作品全体を大きく盛り上げる要素として機能する。
それに対して、無理やり子どもに関する展開を組み込んでしまった作品では、かえって話の展開を妨げる結果に陥っている。
例えば、『純と愛』(NHK/2012年度後期)、『べっぴんさん』(NHK/2016年度後期)、『おむすび』(NHK/2024年度後期)などが失敗例として挙げられる。
こうした失敗を防ぐために、あえて子どもの要素を深く掘り下げない選択をする作品も数多く存在している。
名作に学ぶ子ども描写の成功パターンと視聴者を納得させる秘訣
子どもを盛り込んだ成功例と言えば、『らんまん』(NHK/2023年度前期)は子供たちを親たちを支える役割として描いた。
また、大成功例としては、世代交代を行い子どもが次の主人公として物語をつないだ『カムカムエヴリバディ』(NHK/2021年度後期)、実在するモデルの子どもが非常に有名であるため徹底的にその成長を描いた『カーネーション』(NHK/2011年度後期)などが挙げられる。
これら二つの成功例は、他の作品とは一線を画す特別な実績を残している。
『カムカム』と『カーネ』は別にしても、世間で高く評価されている作品の多くは、子どもの要素を無理に詰め込まず、描く場合であっても控えめな表現にとどめている。
急に取って付けたような展開にしてしまうと、視聴者に強い違和感を与えてしまうからである。
無理な子ども設定が裏目に?本作の課題とより良かった展開
本作に関しても、無理に子どもの要素を組み込む必然性はどこにも存在しないと思う。
なにせ、娘・環が生まれた際の印象が薄いばかりでなく、薄いのに強引に成長させては次々と演者が交代するため、感情移入する間がなかった。
やはり、本業である看護や看護婦という職業描写自体が不十分なままであるにもかかわらず、子どもの成長の描写を無理やりに盛り込んでしまった点は大きな不満である。
また、劇中において主人公が親として子どもに向き合う姿がほとんど伝わってこないため、最終的には親としての適性を疑われても仕方ががないレベルにまで来ているのだ。
それこそ、初期設定から、ダブル主人公を二人とも孤児で、赤ん坊のころから教会で助け合って成長してきたバディで、結婚もせず、看護婦で自立の道に励んだとしたほうが、より自然で魅力的な作品になったと考えられるのだ。
ドラマの満足度を上げるために見直したい描写の優先順位
物語の満足度を高めるためには、本筋である職業描写と子どもを描くエピソードの優先順位を明確に整理することが必要だ。
具体的には、主人公の本業である看護の現場を第一に深く描写し、その上で子どもを描く場合は脇役として控えめにとどめるか、あるいは親としての成長を軸に据えて時間をかけて描写する手法が有効である。
さらに、作品のテーマに合わせて不要な設定を削ぎ落とす思い切りの良さを持つことで、全体に統一感が生まれ、視聴者がより深く感情移入できるドラマへと改善されると考えられる。
あとがき
さあ皆様、『風、薫る』のことは忘れて、次の『ブラッサム』に思いをはせましょう。
ということで、きのう早速『ブラッサム』の補足記事の第1弾を投稿しました。
予習を兼ねて読んでみることをお勧めします!
朝ドラ『風、薫る』の次はこれ!『ブラッサム』ヒロイン・葉野珠(演・石橋静河)のモデル・宇野千代とは?4度の結婚と波乱万丈の生涯|ディレクターの目線blog ![]()
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極主夫道
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まれ
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未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
未解決の女 警視庁文書捜査官[3]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
御上先生
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
名探偵のままでいて
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
問題物件
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
リブート
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか
皆様のおかげで、2026年6月24日に4000万アクセス達成をいたしました。(御礼の投稿


