拍手コメント返信（2024/12/2）：「全領域異常解決室(第8話)」 ※今作の“芹田の薬膳コーヒー”と“女性設定の月読命”を考える

ご来訪の上、拍手とコメントをありがとうございます！

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[拍手投稿]  グレース さん  （2024-12-02 14:31:19）
全領域異常解決室 （第8話・2024/11/27） 感想 

こんにちは、グレースです。先日は出雲国風土記の解説をありがとうございました。
私も、芹田さんのコーヒーは薬草茶だと思っていました。あるいはコビーくん(朝ドラではハーシーくんでしたね)が調合した薬膳コーヒーかとも思いましたが。

また、月読命は悲しい話でしたね。古事記では月読命は男性であり、ほとんど登場しないのですが、母親としてのエピソードにするため女性としたのでしょうね。それに、月の神は女性の方がしっくりくるのかもしれませんね。

人間よりも人間くさい神様たちの話、次回も楽しみです。

※当方にて適宜改行を入れさせていただきました。

↓ここから管理人返信↓

芹田(猿田毘古神)と村主(少名毘古那神)で薬膳コーヒー！

確かに、猿田毘古神の芹田と、薬の猿田毘古神の村主が合体して「薬膳コーヒー」という考え方は面白いですね。

ちょうど、昨日（12月1日）に、千葉県成田市で開催されていた、千葉県内を中心に16軒のペシャリティコーヒーを提供する「成田コーヒーフェスティバル　in LOCAL」なるイベントに妻と行って来ました。
それだけなんですけど（笑）

成田コーヒーフェスティバル(公式) Instagram 

古事記では「月読命」は剣を持つ「男性神」だけど…

それと。
確かに、古事記では「月読命」は剣を持つ「男性神」として登場します。

広大な夜空を支配して、月の満ち欠けと人々の生活や、特に農業に大きな影響を与える力を持っていると考えれば、力強い男性というほうが似合うんですよね。

ただ、その一方で、一般的な「月」のイメージ像は、特に東洋では古来から、「月＝満ち欠け」は「女性の体」と密接な関係があるとされているため、女性のイメージが強いかもしれません。

また、見た目の形を変える点などから妖艶な印象、大きくて柔らかな光を放つことから美しさや優しさの象徴となって、「月」をデザインモチーフにしたアクセサリーを身に着けることもあるので…

今作の「女性神」への入れ替えのもとになったのかもしれませんね。

今週（12月4日）は放送がお休みなので、ちょっと残念ですが、満月に近づいていく月を見ながら来週を待とうと思います。

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連続テレビ小説「おむすび」 （第46回・2024/12/2） 感想

NHK総合・NHK BS・ﾌﾟﾚﾐｱﾑ4K／連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第46回／第10週『人それぞれでよか』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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ヘアサロンヨネダがある神戸のさくら通り商店街で、夏休みこども防災訓練が行われることになり、結（橋本環奈）は役所の若林（新納慎也）から協力を頼まれる。結の同級生・菜摘（田畑志真）は、炊き出しのメニューをバーベキューにしたいと言うが、母の美佐江（キムラ緑子）から合コンのことばかり考えるなと、たしなめられる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

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原作：なし
脚本：根本ノンジ（過去作/正直不動産ｼﾘｰｽﾞ,相棒ｼﾘｰｽﾞ,ﾌﾙｰﾂ宅配便,ﾊｺﾂﾞﾒ）
演出：野田雄介（過去作/ｽｶｰﾚｯﾄ,ﾏｯｻﾝ,六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,舞いあがれ!） 第1,3,7週
　　　小野見知（過去作/ﾏﾁ工場のｵﾝﾅ,ﾄｸｻﾂｶﾞｶﾞｶﾞ,転･ｺｳ･生） 第4,6,10週
　　　松木健祐（過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!） 第2,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,ごちそうさん,おちょやん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ） 第8週
　　　大野陽平（過去作/｢ちむどんどん｣第9週のみ,｢舞いあがれ!｣第25週のみ） 第9週
　　　工藤隆史（過去作/｢舞いあがれ!｣第20週のみ）
　　　原田氷詩（過去作/｢おちょやん｣ 第17週のみ,｢舞いあがれ!｣第16週のみ）
音楽：堤博明（隣の家族は青く見える,ﾍﾞﾋﾞｰｼｯﾀｰ･ｷﾞﾝ!）
主題歌：B'z「イルミネーション」
語り(本編)：リリー・フランキー（過去作/｢なつぞら｣本編語り）
語り(土曜日版)：高瀬耕造ｱﾅｳﾝｻｰ（過去作/｢ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ｣本編語り）
副音声解説：山崎健太郎（過去作/舞いあがれ!,らんまん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,虎に翼）
制作統括：宇佐川隆史宇（過去作/岸辺露伴は動かないｼﾘｰｽﾞ,正直不動産ｼﾘｰｽﾞ）
　　　真鍋斎（過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男）
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動

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「イラっとする構成をどう思いますか？」にお答えします

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満（投稿時）になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

よって今週も、通常モードより、本気で歯に衣着せぬ感想を書きます。
※しばらくテンプレです…

週末に、通常の感想では書かないことを、下記の投稿で綴りました。

是非とも、まだ読んでいない方には、是非とも読んでいただきたいです。

朝ドラ「おむすび」第9週「支えるって何なん？」で見えた、新たな致命傷を胸熱で解説！ 

この投稿に、数名に読者様から非公開希望で下記のような似たコメントをいただきました。

「月曜日から木曜日では違和感だらけの内容で、金曜日で自分勝手な良さげな雰囲気でまとめて、次週は振り出しから始まるというイラっとする構成をどう思いますか？」

なかなか、的を射た意見であり、質問だと思います。

例えば、先々週の第8週『さよなら糸島　ただいま神戸』、いわゆる主人公たちが十数年ぶりに神戸に戻ってきた週ですね。

あの週は、かなり好意的に見れば、ギリギリで…　神戸市役所の職員で、米田家が営む理髪店の常連客・若林建夫（新納慎也）が言ったとおりの「神戸に暮らす人らの…　心の復興は　まだ遅れとるんです」に見えました。

でも先週は、震災で妻と娘を亡くし、商店街の中で孤立している‘ナベさん’こと渡辺孝雄（緒形直人）以外は　＜とっくに心の復興は終わっとります＞　という印象に描きましたよね。

で、今週の第10週『人それぞれでよか』のアバンタイトルのさら冒頭の「先週分の振り返り」では、また「神戸に暮らす人らの…　心の復興は　まだ遅れとるんです」の印象付けをする脚本によるナレーション処理と、今週の演出担当者（あとでツッコミ入れます！）の編集になっていたと思います。

ほ～ら、前述でご紹介した非公開希望の読者コメントのとおりなんです。

この異様な現象のことを私は、「脚本も演出も、ほぼ全部の内容を直前に “描いたつもり” で、勝手に進めているだけ」と評価してきたわけです。

この、“描いたつもり” こそが、視聴者置いてけぼりの　＜イラっとする構成＞　の根源です。

そう、これこそが　＜もう、連ドラの体を成していない＞　の元凶というわけです。

ホント、『おむすび』を見て感想を投稿してくださる読者様が、どんどん鋭くなっているのがうれしいですよ。

結,沙智,佳純も同年代なのに、震災を「あん時」というの？

アバンでの「先週分の振り返り」では、主人公を含めた神戸の人たちの心の復興は終わっていないという印象付けをやったのに…
メインタイトル映像の直前と直後の「夏休みこども防災訓練」の話題では、また　＜とっくに心の復興は終わっとります＞　に！（失笑）

先週末の金曜日で、作り手にとってはいい感じにしたのを受け取り、今週は先週も月曜から木曜を無視して、再び（三度か？）主人公を含めた神戸の人たちの心の復興は終わっていない…　の展開に。

まあ、「震災」と「震災のトラウマ」を盛り込んだのから、責任をもって活用して盛らないと困るは、困る。

ということで、次の矢吹沙智（山本舞香）のセリフで、「震災」と「震災のトラウマ」をグイっと拡張だ。

沙智「ねえ　あん時　みんな　どこおったん？」

引っ掛からない人は、全く引っ掛からないと思うが。

主人公の結（橋本環奈）が阪神淡路大震災に遭ったのが「6歳：1995年（平成7年）」で、劇中が「平成19年7月」だから計算上の結は 21歳で、震災は 12年前になる。

で、沙智も、湯上佳純（平祐奈）も年齢不詳ではあるが、同年代なのは間違いないはずだ。

結が「ほとんど記憶ない」って？

ここで、私がよく分からないことが三点だけある。

●震災を経験した人が、自分よりひどい被災を人に気軽に体験談を「思い出話」的に聞くことがあるのか？

●私には12年前は「まだ12年しか」と思うからだが、あれだけの震災のことを「思い出話」として片付けるってアリ？

もう、この脚本家は、こうでもしないと話を進めないのだろう。

ただ、そうだとしても、三つめの不可解な点は容赦できない。

結「ううん　大丈夫。ほとんど記憶ないし」

きっと、好意的な脳内補完をする人は「ムスビンは同級生たちに心配かけないようにウソを言ってるんだ。かわいそうだけど、ガンバレ！」と創作するのだろう。

しかし、45歳の森川学（小手伸也）が「朝　テレビをつけたら」と現実味を感じていないのは理解するとして。

結が「ほとんど記憶ない」って？

確かに、結が震災時のことをほとんど覚えていない設定にしないと、みんなで協力して炊き出しのメニューを作る展開にできないのは理解できる。

ただ、震災発生の瞬間だって、炊き出しの例のおむすびと、作ってくれた人への暴言だって、真紀ちゃんのことだって、ほぼ全部は “あった” と描いたのは、紛れもない今作なのでは？

だったら、回想シーンや、真紀ちゃんの話をするときだって、常に結には「よう覚えとらんだけど…」との印象付けも同時にやるべきだったのではないのか。

こういう雑な部分が　＜もう、連ドラの体を成していない＞　なのだ。

震災の話は我慢できるが、菜摘の扱い方が唐突すぎる!?

のちに書くことと矛盾するかもしれないが…
今回を全否定するのは簡単だ。

いや、全否定してもおかしくない “前週とはつながらない展開” ではある。

しかし、ここで全否定すると、「主人公が栄養士になる物語」をも全否定することと同義になってしまう。

確かに、「炊き出しの献立を作るのは栄養士でいいの？」の根本的な疑問もある。

でも、ここはグッと我慢をするしかないのかも？

だって、きっと、防災訓練で、結の父・聖人（北村有起哉）と渡辺さが仲直りするし、そうでないと「主人公が栄養士になる物語」が進まないから。

それに、商店街の人たちの「あん時」の体験談（回想シーン）は、少なくとも震災を扱うドラマとしては、決して無用ではないし。

というわけで、遠回りの言い回しになったが、受け入れるしかない。ふ～っ

ただ、よく分からないのは、やっぱり…　結の幼なじみで、美佐江（キムラ緑子）の娘‘なっちゃん’こと佐久間菜摘（田畑志真）（幼少期：今津里梨花） の登場だ。

以前に使った震災時の回想シーンにはなかった、「あん時」に菜摘が倒れるくだりだ。

そもそも、菜摘の存在は、先々週のほぼ初登場まで、今作にも、結にも影響を与えなかったのだ。

なのに、いきなり今回で？

ホント、一体何を描きたいのだろう？？？

結が学校を巻き込み商店街の炊き出しに貢献する展開なら…

ぼちぼち、まとめよう。

恐らく、この感じでは、「専門学校内での炊き出しの献立作成の課題」と「さくら通り商店街での夏休みこども防災訓練」は並行にして描かれるだけで、交わることはない（と思う）。

しかし、繰り返すが今作が「主人公が栄養士になる物語」であるなら。

せっかく、先週に佳純が米田家にお世話になるくだりを盛り込んだのなら。

佳純が「商店街の人たちと、うちらも一緒にやろうや」で、結の班だけでなく、管理栄養士の資格を持つ、結たちの担任教師・桜庭真知子（相武紗季）が先導して…
≪課外活動（課外授業や校外学習）≫　として、商店街支援を利用する展開のほうが、「主人公が栄養士になる物語」に相応しいのでは？

特に、今週の演出担当は小野見知氏なのだから、絶対にそうするべきだったのだ。

だって、小野氏は、糸島フェスティバルの舞台シーンは “ハギャレンの一体化” を強調するべきだったのに、あろうことか “ハギャレンの町興し” を強調した張本人なのだ。

だから、今週だって、このままメインの舞台を商店街にしたら “商店街の人たちの復興” を強調してしまう可能性があるのだ。

本来は、専門学校に軸足を置いて “結が実践で、栄養士に一歩前進する” を強調するべきなのに…　ってこと。

これ、強引でもいいから、桜庭先生が「夏休みの課題は、班ごとに炊き出しの献立を作ってくること」なんて感じにして。

結が「ちょうどよかけん。うちが住んどー商店街で防災訓練があるけん、協力しながら炊き出しやらん？」で、先生と同級生を巻き込んで、それこそ糸島フェスばりにやったほうが、震災を扱うドラマとしても良かったのでは？

終わったことだが。

あとがき

終わったことですが。

これ、時間軸をいじらずに、震災発生の少し前から順にやっていたら納得できる流れになったかもしれませんね。

無理やりに “トラウマ” として盛り込もうとしたことが失敗のもとだったように思います。

炊き出しの “おむすび” に救われた主人公が、苦難を乗り越えて栄養士になるだけで良かったのでは？

繰り返しますけれど、終わったことですね。

いよいよ3か月めに突入しました。まだ見捨てない同志の皆様、一緒に見届けましょう！

『おむすび』を召し上がった後の　≪お口直し≫　に下記の感想をおすすめ！
朝ドラ「カーネーション」全151回分の感想リンク 
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」全112回分の感想リンク 

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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※上記のスタッフ表の続き

主人公のモデルの1人：松丸奨
　　　※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
　　　（過去作/｢Chef~三ッ星の給食~｣給食監修指導）
　　　※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
　　　ﾈﾀ元：松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日) 
タイトルロゴ制作：大島慶一郎（Keiichiro Oshima ）
タイトル映像：田向潤（過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV）
イラスト：サンレモ（ILLUSTRATOR サンレモ ）
振付：TAKAHIRO（欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風）
栄養学考証：中村丁次（神奈川県立保健福祉大学教員）
福岡ことは指導：坪内陽子（元MRT宮崎放送ｱﾅｳﾝｻｰ）
栃木ことは指：猪瀬光博（栃木県出身の俳優）
神戸ことは指導：辻葉子（兵庫県出身の俳優）
ギャルことば指導：Rumi（美容･ｷﾞｬﾙ評論家,今作ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ指導）
医事指導：矢木崇善（過去作/ｽｶｰﾚｯﾄ,舞いあがれ!,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,）
料理指導：広里貴子（過去作/ごちそうさん,まんぷく,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ,舞いあがれ!,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
書道指導：津吾井香奈（｢書道ﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽ甲子園｣指導など）
農業指導：德安出雲
理容指導：宮城丈二（兵庫県理容組合理事長）
警察指導：板東正敏子（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,おちょやん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
美術：西村薫（過去作/ﾄｸｻﾂｶﾞｶﾞｶﾞ,ﾊﾑﾗｱｷﾗ,舞いあがれ!）
技術・増田徹
音響効果：林恵太郎
助監督：藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
　　　小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
　　　竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー：南野彩子（NHK BSﾄﾞﾗﾏ｢ﾊﾟｰｾﾝﾄ｣ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ）
リサーチ：有川奈々絵（NPO法人 かごしまﾌｨﾙﾑｵﾌｨｽ）
撮影：竹内北斗（過去作/ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
　　　源拓哉（過去作/ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ）
照明：岡元昌弘（過去作/軍師官兵衛）
　　　橋村祐哉（過去作/べっぴんさんSP｢恋する百貨店｣）
音声： 渡辺暁雄
映像技術：山下健
カラーグレーティング：中井高人
VFX ：佐久間正泰
美術進行：鴫原広起
装置：内田健
裝飾：野崎次郎
衣装：早藤博
メイク：西口富美子
制作：原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー：菅原弘（過去作/天国にいちばん近い島,二代目はｸﾘｽﾁｬﾝ,ぼくらの七日間戦争）
※敬称略

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【これまでの感想】

第1週『おむすびとギャル』
1 2 3 4 5 土

拍手コメント返信（2024/10/2）：「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある 

拍手コメント返信（2024/10/3）：「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新) 

朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!? 

第2週『ギャルって何なん？』
6 7 8 9 10 土

第3週『夢って何なん？』
11 12 13 14 15 土

第4週『うちとお姉ちゃん』
16 17 18 19 20 土

朝ドラ「おむすび」：提灯記事に加え,ついに注意喚起までやる必死さ！でも,その前にやることがあると思う 

第5週『あの日のこと』
21 22 23 24 25 土

NHK連続テレビ小説「おむすび」：朝ドラが“リアルな大災害”を扱うたびに思うこと 

第6週『うち、ギャル、やめるけん』
26 27 28 29 30 土

第7週『おむすび、恋をする』
31 32 33 34 35 土

第8週『さよなら糸島　ただいま神戸』
36 37 38 39 40 土

第9週『支えるって何なん？』
41 42 43 44 45 土

朝ドラ「おむすび」第9週「支えるって何なん？」で見えた、新たな致命傷を胸熱で解説！ 

第10週『人それぞれでよか』

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海に眠るダイヤモンド （第6話・2024/12/1） 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok

第6話『希望の種』の感想。

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1963年、東京オリンピックを翌年に控え、多くの炭鉱が閉山する中、端島には平穏な正月が訪れていた。園芸部で活動に励む朝子（杉咲花）は、育てた鉢植えを鉄平（神木隆之介）に見せ、2人の距離は次第に縮まっている様子であった。一方、賢将（清水尋也）はある決意を胸に鉄平へ心情を打ち明ける。その頃、進平（斎藤工）とリナ（池田エライザ）は、仲を深めた末にある報告を告げるため荒木家を訪れる。
現代において、玲央（神木）は、いづみ（宮本信子）との血縁がないこと、そしていづみの本名が“朝子”であると知り、鉄平との関係を探るべく彼の10冊の日記を読み解く。その中の1冊には“種”のようなものが挟まれていて…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---

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原作：なし
脚本：野木亜紀子（過去作/重版出来!,逃げ恥,ｱﾝﾅﾁｭﾗﾙ,ｺﾀｷ兄弟と四苦八苦,MIU404)
演出：塚原あゆ子（過去作/ｱﾝﾅﾁｭﾗﾙ,MIU404,最愛,下剋上球児） 第1,4,6話
　　　福田亮介（過去作/恋つづ,俺の家の話,Get Ready!） 第2,3話
　　　林啓史（過去作/拾われた男） 第5話
　　　府川亮介（過去作/恋愛のすゝめ,ﾌﾞﾗｻﾞｰ･ﾄﾗｯﾌﾟ） 音楽：佐藤直紀（過去作/教場ｼﾘｰｽﾞ,海猿,ｺｰﾄﾞ･ﾌﾞﾙｰｼﾘｰｽﾞ,ﾌﾞﾙｰﾓｰﾒﾝﾄ）
Ｐ：新井順子（過去作/着飾る恋,MIU404,最愛,下剋上球児）
　　　松本明子（過去作/婚姻届に判を捺しただけですが,ｵｰﾙﾄﾞﾙｰｷｰ,ﾄﾘﾘｵﾝｹﾞｰﾑ）
医療監修：山岸俊介/ｲﾑｽ東京葛飾総合病院（過去作/ﾌﾞﾗｯｸﾍﾟｱﾝ1）
主題歌：King Gnu「ねっこ」
※敬称略

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「好意的な脳内補完」は、頭の中だけの"妄想ドラマ"なのに

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
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私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

数話前から「こういうストーリーだと思います」と、必死に今作を擁護するコメントが届くようになりました。

でも、そう思うのは自由ですが、自分以外に伝えたところで意味はないのですよ。

私の真意は、以前に下記の投稿にキッチリと書きましたので、知りたい方はお読みくださいませ。

「好意的な脳内補完」とは、前後の映像では分からないことを、勝手に推測して創造し（つくって）、あたかも映像で描かれたように思いこむこと。

よって、強めに書くなら、「好意的な脳内補完」は、その人の頭の中にあるだけの “妄想ドラマ” でしかないのです。

連続テレビ小説「おむすび」 （第40回・2024/11/22） 感想 ※｢行間を読む｣と｢好意的脳内補完」の違いにもお答えします 

映像で、ドラマで伝えるべきことを、新井Ｐが自ら発信!?

前回は、少しは誉めるところがあったのに。

今回は、ほぼ全編が、脚本と演出の都合と事情で、視聴者そっちのけで、屋上園芸の話に転嫁して終了。

実は、直前に下記のネット記事を読んで、（前回で引用したのと同じ意味で）『らんまん』と『おちょやん』パートで満足感を補完してくると期待したのだ。

■新井順子プロデューサーのコメント
5話から4年の月日が流れた6話は、番組史上最高にピュアな回。さまざまな想いを抱えた登場人物たちが、自身の想いと向き合い、決断し、行動する。がんばれがんばれ、と応援したくなります。

出典：『海に眠るダイヤモンド』第6話は「史上最高にピュアな回」　ドラマPが見どころ語る | ORICON NEWS 

まあ、新井順子プロデューサーが能動的に殊勝なコメントを野に放つときは、およそ自身がない時だと私は理解している。

したがって、予想よりも世間の評判も視聴率も振るわないから、映像で、ドラマで伝えるべきことを、自分から発信しているのだろう…

というわけで、武士の情けで、これ以上やたらと責めるのはやめておく。

第1話から "日記と種" を強調するだけで良かったのでは？

この感じの脚本は、きっと撮影前に全巻完成しいるはずだ。

だって、SFXや CGの作り込み作業があるから、逐次書いていては作業が追い付かないから。

しかし、上記のような事情があるから、新井Ｐとしても脚本の野木亜紀子氏としても、何とか補強の必要は感じているのだ。

そこで、前回はかなり秀逸だった冒頭の「前回‘まで’の振り返り」を充実させる泥縄？ だ。

前回は、第1話から第4話までをコンパクトにまとめてきたから、かなり分かりやすかったから評価したのだが。

今回は、「ほぼ前回‘だけ’の振り返り」になってしまった。

いや、恐らく今回では、これまで以上に「現代パート」と「過去パート」を “日記と種” で重ねているから、「もう第1～4話までの振り返りは不要」との判断に違いない。

しかし、出演者なのか、スタッフなのかは別にして “推し目当て” で脳内補完している人は別にして。

私を含めた、ごく少数のそうでない人は、「こうやって今さら重ねるなら、第1話から “日記と種” を強調するだけで印象は良くなったのでは？」と当然考えたのでは？

まあ、今回は武士の情けでこれ以上書かないが、ひと言、もったいない…　である。

演出の塚原あゆ子氏と俳優陣が頑張った（と想像する）描写

感想の切り口を変えてみる。

私は、今作の公式SNSは一切目にしないので、どこかに書いてあるかもしれないが、知らん！

で、こんな状況でも、演出の塚原あゆ子氏と俳優陣が頑張った（と想像する）描写を採り上げてみる。

13分ごろ、正月の挨拶に炭鉱員・一平（國村隼）が鷹羽鉱業の職員で賢将（清水尋也）の父・辰雄（沢村一樹）に会いに、古賀家を訪れ、会話する場面だ。

一平と辰雄の背後の火鉢の上の餅の炎が上がるタイミング！

最初、一平と辰雄はカメラ手前のテーブルで着座の姿勢で飲食している。

途中、一平が立ち上がり、窓際にある火鉢の横へ立って移動する。

火鉢の上の餅から “炎” が上がり、一平が餅をひっくり返す動作で、辰雄も火鉢の横に移動する。

これ、リアルタイムで見ていた際は、「なんて絶妙なタイミングで餅から炎があがるんだ！」と思ったのだ。

だって、國村隼さんと沢村一樹さんのセリフと動きが “餅の炎)” とシンクロしているから。

でも、録画を見直して、分かった。

これ、餅から炎が上がるカットの直前に、鉄平（神木隆之介）と幼馴染の賢将のツーショットのインサートカットがある。

そう、恐らく、撮影は一平と辰雄の会話劇を一度中断し、スタッフが餅から炎が上がる準備をしてから、國村さんが椅子から立ち上がる動作から別カットで撮影している（と思う）のだ。

でも、鉄平と賢将のカットが自然に挿入されている上に、國村さんと沢村さんの演技のつながりが絶妙だから、全く違和感がない（と思う）のだ。

全く見当はずれかもしれないが、「現場のスタッフやキャストは視聴者のために頑張っている」と好意的に解釈したほうが、月曜日から私も頑張れる！　のだ（笑）

あとがき

さすがに、これを “番組史上最高にピュアな回” と表現するには無理がありませんかね（笑）

だから、前回も書いたとおり、青年・鉄平（神木隆之介）と 島の食堂「銀座食堂」の看板娘・朝子（杉咲花）のピュア・ラブストーリーで良かったのでは？　と。

＜竹井千代＞　的な…　気が強くちゃっかりとしているが、家族思いのしっかりした性格の朝子が。
＜槙野万太郎＞　風な…　植物と人間をこよなく愛す鉄平と。

夫婦力を合わせて、長崎・端島に植物園を開園する、いかにも『日曜劇場』らしいフィクションのサクセスストーリーで（苦笑）

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【これまでの感想】
第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 

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連続テレビ小説「おむすび」 （第9週・土曜日版・2024/11/30） 感想

NHK総合・NHK BS・ﾌﾟﾚﾐｱﾑ4K／連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram

第9週『支えるって何なん？』の「土曜日版」の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

---

米田家を離れしばらく姿を見なかった歩（仲里依紗）が、突然現れる。今は古着のバイヤーをやっていて海外のあちこちで仕事をしていたが、中学時代の友人・チャンミカ（松井玲奈）が元町で古着店をやっているのがわかり、そこに卸す仕事で神戸に来たと言う。歩は震災で亡くなった親友の真紀のお墓参りに行き、そこで真紀の父・渡辺孝雄（緒形直人）に会うが、もうここには来ないでくれと孝雄に言われてしまう。
------上記のあらすじは、公式サイトより引用------

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原作：なし
脚本：根本ノンジ（過去作/正直不動産ｼﾘｰｽﾞ,相棒ｼﾘｰｽﾞ,ﾌﾙｰﾂ宅配便,ﾊｺﾂﾞﾒ）
演出：野田雄介（過去作/ｽｶｰﾚｯﾄ,ﾏｯｻﾝ,六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,舞いあがれ!） 第1,3,7週
　　　小野見知（過去作/ﾏﾁ工場のｵﾝﾅ,ﾄｸｻﾂｶﾞｶﾞｶﾞ,転･ｺｳ･生） 第4,6週
　　　松木健祐（過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!） 第2,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,ごちそうさん,おちょやん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ） 第8週
　　　大野陽平（過去作/｢ちむどんどん｣第9週のみ,｢舞いあがれ!｣第25週のみ） 第9週
　　　工藤隆史（過去作/｢舞いあがれ!｣第20週のみ）
　　　原田氷詩（過去作/｢おちょやん｣ 第17週のみ,｢舞いあがれ!｣第16週のみ）
音楽：堤博明（隣の家族は青く見える,ﾍﾞﾋﾞｰｼｯﾀｰ･ｷﾞﾝ!）
主題歌：B'z「イルミネーション」
語り(本編)：リリー・フランキー（過去作/｢なつぞら｣本編語り）
語り(土曜日版)：高瀬耕造ｱﾅｳﾝｻｰ（過去作/｢ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ｣本編語り）
副音声解説：山崎健太郎（過去作/舞いあがれ!,らんまん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,虎に翼）
制作統括：宇佐川隆史宇（過去作/岸辺露伴は動かないｼﾘｰｽﾞ,正直不動産ｼﾘｰｽﾞ）
　　　真鍋斎（過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男）
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動

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今週は再び「本編」の粗を誇張して、余計に不可解な流れに

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満（投稿時）になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

よって今週も、通常モードより、本気で歯に衣着せぬ感想を書きます。
※しばらくテンプレです…

どうやら、「土曜日版」の編集担当は、専属がいるわけでなく、その週の演出担当か、助監督あたりが、毎週交代で担当しているのかも？

そう思うのは、先週の「土曜日版」は「本編」の粗を見事に隠しつつ、雑な脚本の流れを上手に辻褄合わせまでやった見せたのに対して。

今週は、毎度のように「結の出番を極力集めてつなぎ合わせた」のは同じだが、「本編」の粗を誇張して、余計に不可解な流れにしてしまっている。

今回はその辺に絞り込んで書いてみる。

なぜ、ナレーション追加でうまく補強＆軌道修正しないの？

まず、「土曜日版」では削るべきだった翔也（佐野勇斗）の愚痴をほぼ全部残してしまったこと。

食事を、高校では管理されていたけど、会社は自由だから食べすぎちゃう…　のくだりと。

結（橋本環奈）が、翔也の献立を考えると言い出す…　くだりだ。

確かに、今作お得意の “あとから辻褄合わせをする” で、結に後悔はさせるが。

でも、これを残したことで、翔也も結も　＜学習能力に乏しい人＞　が強調されてしまったのだ。

こんなのだって、語りで「先輩投手の澤田のアドバイスを受けて、献立を結に相談」くらいを入れておけば、「また？」にはなるが、「先輩を見習って」の印象もつくから、プラスマイナスゼロ近くにまでは持っていけると思うのだ。

それを「マジか！　それは助かる！」「アスリートの食事やったら…」とやるから、結も翔也も他力本願にしか見えなくなるのだ。

沙智が＜口先だけで偉ぶるもが、実践では責任感の欠ける人＞に!?

こんなのは、まだいいほうだ。

問題山積は、‘サッチン’こと沙智（山本舞香）がかかわりはじめたころからだ。

まず、黄いくら素人といえど、結も翔也も「量」を連呼し、それを編集で残すから、いまだに「栄養＝量の過不足」になってしまっていること。

だから、このあとの沙智の…　体重、体脂肪、筋肉量などの話に展開するわけだが。

この「土曜日版」の編集では、沙智が体重、体脂肪、筋肉量などを結に知るべきだと言った直後に、「靴屋」を挟んで、沙智が結が作った献立表を前に自分語りをやって、ギャル談義で一件落着してしまっている。

まあ、「本編」もこんな感じだったから、この程度にしか編集できないにしても。

せめて、「本編」での最大の違和感を「その後、結は翔也と体づくりについて話し合い、沙智と新たな献立を完成覚ました。それから一か月後…」くらいのナレーションを入れて、補強すべきでは？

ホント、これを見て、どれだけの人が「月曜日から見てみようかな」と思うのだろう？？？

あとがき

この感想を投稿する直前に、第9週『支えるって何なん？』の総括をやりました。

そちらを読んでくだされば、この「土曜日版」が全く「本編」のフォローになっていないことはお分かりいただけるはずです。

昨晩に下書きをして、今朝早起きをして完成させた力作です（笑）

朝ドラ「おむすび」第9週「支えるって何なん？」で見えた、新たな致命傷を胸熱で解説！ 

来週も、引き続きよろしくお願いいたします。

『おむすび』を召し上がった後の　≪お口直し≫　に下記の感想をおすすめ！
朝ドラ「カーネーション」全151回分の感想リンク 
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」全112回分の感想リンク 

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※上記のスタッフ表の続き

主人公のモデルの1人：松丸奨
　　　※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
　　　（過去作/｢Chef~三ッ星の給食~｣給食監修指導）
　　　※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
　　　ﾈﾀ元：松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日) 
タイトルロゴ制作：大島慶一郎（Keiichiro Oshima ）
タイトル映像：田向潤（過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV）
イラスト：サンレモ（ILLUSTRATOR サンレモ ）
振付：TAKAHIRO（欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風）
栄養学考証：中村丁次（神奈川県立保健福祉大学教員）
福岡ことは指導：坪内陽子（元MRT宮崎放送ｱﾅｳﾝｻｰ）
栃木ことは指：猪瀬光博（栃木県出身の俳優）
神戸ことは指導：辻葉子（兵庫県出身の俳優）
ギャルことば指導：Rumi（美容･ｷﾞｬﾙ評論家,今作ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ指導）
医事指導：矢木崇善（過去作/ｽｶｰﾚｯﾄ,舞いあがれ!,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,）
料理指導：広里貴子（過去作/ごちそうさん,まんぷく,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ,舞いあがれ!,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
書道指導：津吾井香奈（｢書道ﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽ甲子園｣指導など）
農業指導：德安出雲
理容指導：宮城丈二（兵庫県理容組合理事長）
警察指導：板東正敏子（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,おちょやん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
美術：西村薫（過去作/ﾄｸｻﾂｶﾞｶﾞｶﾞ,ﾊﾑﾗｱｷﾗ,舞いあがれ!）
技術・増田徹
音響効果：林恵太郎
助監督：藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
　　　小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
　　　竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー：南野彩子（NHK BSﾄﾞﾗﾏ｢ﾊﾟｰｾﾝﾄ｣ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ）
リサーチ：有川奈々絵（NPO法人 かごしまﾌｨﾙﾑｵﾌｨｽ）
撮影：竹内北斗（過去作/ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
　　　源拓哉（過去作/ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ）
照明：岡元昌弘（過去作/軍師官兵衛）
　　　橋村祐哉（過去作/べっぴんさんSP｢恋する百貨店｣）
音声： 渡辺暁雄
映像技術：山下健
カラーグレーティング：中井高人
VFX ：佐久間正泰
美術進行：鴫原広起
装置：内田健
裝飾：野崎次郎
衣装：早藤博
メイク：西口富美子
制作：原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー：菅原弘（過去作/天国にいちばん近い島,二代目はｸﾘｽﾁｬﾝ,ぼくらの七日間戦争）
※敬称略

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【これまでの感想】

第1週『おむすびとギャル』
1 2 3 4 5 土

拍手コメント返信（2024/10/2）：「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある 

拍手コメント返信（2024/10/3）：「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新) 

朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!? 

第2週『ギャルって何なん？』
6 7 8 9 10 土

第3週『夢って何なん？』
11 12 13 14 15 土

第4週『うちとお姉ちゃん』
16 17 18 19 20 土

朝ドラ「おむすび」：提灯記事に加え,ついに注意喚起までやる必死さ！でも,その前にやることがあると思う 

第5週『あの日のこと』
21 22 23 24 25 土

NHK連続テレビ小説「おむすび」：朝ドラが“リアルな大災害”を扱うたびに思うこと 

第6週『うち、ギャル、やめるけん』
26 27 28 29 30 土

第7週『おむすび、恋をする』
31 32 33 34 35 土

第8週『さよなら糸島　ただいま神戸』
36 37 38 39 40 土

第9週『支えるって何なん？』
41 42 43 44 45 

朝ドラ「おむすび」第9週「支えるって何なん？」で見えた、新たな致命傷を胸熱で解説！ 

×

朝ドラ「おむすび」第9週「支えるって何なん？」で見えた、新たな致命傷を胸熱で解説！

©NHK

「本編」や「土曜日版」では書かない深掘りをやってみます

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
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―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満（投稿時）になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

よって今週も、通常モードより、本気で歯に衣着せぬ感想を書きます。
※しばらくテンプレです…

この投稿では、いつもの「本編」や「土曜日版」では書かない深掘りをやってみます。

恐らく、「本編」の感想を毎回読んでくださっている読者の皆様には、いつもの感想では書かない部分を楽しんでいただけるとともに。

私の真意も、より分かっていただけると思います。

当ブログにおける「ドラマ」の定義を詳細に解説します

テレビドラマの楽しみ方は人ぞれぞれだ。
だから、私も当然、それを強制するつもりも、否定するつもりもない大前提で。

当ブログでは、常に　＜ドラマとは、人間そのものを描くこと＞　と定義している。

この場合の「ドラマ」とは、「映像作品としてのテレビのドラマ」ではなく。

「ドラマ」とは、人間の言動、感情、葛藤を中心に描いた物語の形式のこと。

したがって、私のいう「ドラマ」は、演劇、テレビ番組、映画、ラジオなど多様な媒体で表現される。

また、私の定義における「ドラマ」には、架空の状況や登場人物を通して、テーマやメッセージを伝える手段でもある。

したがって、私のいう「ドラマ」には、テーマ性が必要で、テーマを持たない作品は「ドラマ」でないとしている。

そして、「ドラマ」には、下記の4つの特性と要素がある。

　【1】テーマ：社会的、道徳的、個人的な課題を探求する。
　【2】登場人物：多面的な性格を持つキャラクターを通して共感や感情移入を引き出す。
　【3】物語性：事件や人物の変化、成長を描く。
　【4】演出：セリフ、演技、映像表現などを通じて感情や物語を効果的に伝える。

まず、上記の4つを念頭に置いておいていただきたい。

「登場人物の魅力」を決めるのは「登場人物への信頼性」

この中でも、一般的な「ドラマの魅力」とされるのは、＜【2】登場人物＞　ではないだろうか？

なぜなら、きっと私を含めて多くの人が、「ドラマの魅力」は「登場人物の魅力」だと感じるからだと思うのだ。

そして、「登場人物の魅力」を決める大事な要素の一つが、「登場人物への信頼性」だ。

主人公に限らず、劇中のたった一人であっても、そのキャラクターのやることを見たい、言うことを聞きたい、過去を知りたい、未来を追いかけたいと思えれば、意外とそれが「ドラマの魅力」になるものだ。

そこで、脚本家や演出家が最大限に注意するべきは、それぞれの登場人物が正直で言動に整合性や統一性があり、視聴者を（ストーリー的にではなく、人間として）裏切ることなく、信頼してもらい続けるように描くことだ。

ここまで書けば、察しの良い読者様ならピンときたのでは？

ギャルを＜口先だけの無責任者＞と定義づけてしまった瞬間

第9週『支えるって何なん？』は、ドラマの制作者が最大限に注意するべき　＜視聴者に対して、登場人物を信頼し続けてもらうために、言動に一貫性を保つ＞　を、ほぼ全ての登場人物に施さなかった！　のだ。

要するに、視聴者に言わせれば、信じるに足りない人間像に描いてしまったから、信用できない…　だ。

例えば、栄養専門学校の‘サッチン’こと沙智（山本舞香）だ。

結（橋本環奈）が、恋人で社会人野球の選手である翔也（佐野勇斗）の献立作りしているのに、元アスリートで元拒食症患者としてアドバイスを与える重要な設定だ。

ここからは、あえて、ざっくばらんな表現を使わせていただくのをご理解いただきたい。

沙智は、自分の経験と体験から、週の前半では、同級生に対しても偉そうに専門性を語り、同級生を蔑んだキャラだ。

しかし、金曜日では、翔也の体脂肪率や筋肉量はおろか、翔也がどんなフィジカルケアや肉体改造をしたいのかという目標や構想を知ってから口を出すべきだったのだ。

それを、今作お得意の “後出し” で、偉そうに結に指導する場面を盛り込んでしまった。

この描写によって、アスリートのための栄養学の知識と栄養士になりたいという情熱と過去の経験に、少しだけ同情し共感しても良いかなと思っていた沙智ですら…

あれだけ同級生たちに機嫌が悪そうに不平不満を吐きまくっていた割に、いざ自分がやるときには大事なことが抜けても気づかない人の印象付けをやってしまったのだ。

こんな金曜日の前半を描いた後で、結に「サッチンは　ギャルやん。うちと同じギャルやん」と持ち上げさせたところで、

ハギャレンたちや、姉の歩（仲里依紗）と同じ、＜口先だけで偉ぶるものの、実践では責任感に欠ける人＞　のレッテルを張ったと同じなのだ。

渡辺以外は＜とっくに心の復興は終わっとります＞では？

これに似た、やからしは‘ナベさん’こと渡辺（緒形直人）でもある。

市役所の職員・若林（新納慎也）が結の父・聖人（北村有起哉）に「神戸に暮らす人らの…　心の復興は　まだ遅れとるんです」と言っていた。

きっと、渡辺はこのセリフをストレートに落とし込んだ登場人物の設定なのだろう。

ただ、問題は若林のセリフの中の「神戸に暮らす人ら」の「ら」なのだ。

赤少なくとも、「神戸編」から登場している「神戸に暮らす人ら」の映像表現は、＜とっくに心の復興は終わっとります＞　になっているのでは？

いや、トラウマを抱えながらも神戸に帰ってきた「米田家の人ら」だって、＜とっくに心の復興は終わっとります＞　に「神戸編」からなっているのでは？

むしろ、渡辺の次にトラウマを引きずっているのは、結のようにすら見えるくらいに。

困ったことに金曜日、たった一日だけで、若林の発言と、渡辺の言動が乖離しているのだ。

金曜日で辻褄合わせをすればよいと思い込んでいるの？

ぼちぼち、（「土曜日版」を見る前に、あえて）今週の「本編」の総括もしておこう。

「本編」の感想でも書き続けたように、今作は “連ドラ” として大切な下準備、下ごしらえを雑に描いても、金曜日で辻褄合わせをすればよいと思い込んでいるとしか言いようがないのだ。

ほぼ全ての事象を “描いたつもり” で進めては、金曜日で “まとめたつもり” になっているのだ。

思えば、これまでの全ての週が、月曜から木曜日まで視聴者に提示した内容と、金曜日が乖離していた（いる）のだ。

そして、金曜日で “まとめたつもり” になって、またゼロから描き始めて。

また、金曜日で “まとめたつもり” になって…　の連続。

そうか、今作は「つもりの連続のドラマ」ということか。

なぜ、連ドラなのに、連続した週でここまで内容が違うの！

「土曜日版」の感想前になるが、番外編の感想だから、次週、第10週『人それぞれでよか』にちょっぴり触れてみる。

先週は、好意的に見れば、ギリギリで「神戸に暮らす人らの…　心の復興は　まだ遅れとるんです」に見えたのは認める。

でも今週は、渡辺以外は　＜とっくに心の復興は終わっとります＞　と描いたのだ。

そして、どうやら来週は　＜ナベさん以外の人たちの心の傷かて、やっぱ癒えとらんわい＞　とやるようだ。

なぜ、連続ドラマなのに、連続した週でここまで内容が違うのか！

登場人物は信用できず、物語の展開も信用できなければ、何を頼りに毎日見ればよいのか、誰でもいいからスタッフを問いただしてみたいのは、私だけだろうか？

あとがき

ネット界隈では、あまりにも内容が酷いので、「＃おむすび反省会」界隈からも離脱する人が増えているとか？

気持ちは、よ～く分かります。

でも、前作『虎に翼』がラスト2か月で急降下したのですから、逆にこれから巻き返す可能性もゼロではないと思うんですね（期待を込めて）

というわけで、引き続き『おむすび』は食べ続けてみようと思います（笑）

『おむすび』を召し上がった後の　≪お口直し≫　に下記の感想をおすすめ！
朝ドラ「カーネーション」全151回分の感想リンク 
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」全112回分の感想リンク 

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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【"2025年1月期/冬ドラマの期待度" を投稿＆更新しました】
2025年1月期/冬ドラマの期待度の視聴予定＆期待度! 配役,スタッフ,概要などの情報も満載!?の内容を更新しました。読者の皆さんの見逃したくない連ドラを見つけるお役に立てれば幸いです。

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作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。

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◎Web拍手のために、こんな下まで来てくだり、本当にありがとうございます（感謝）

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※上記のスタッフ表の続き

主人公のモデルの1人：松丸奨
　　　※1983年千葉県生まれの栄養教諭・管理栄養士
　　　（過去作/｢Chef~三ッ星の給食~｣給食監修指導）
　　　※人物像作成のための取材を受けた複数名の1人であると判明(2024/10/9)
　　　ﾈﾀ元：松丸奨@men's管理栄養士 [@matsumarurecipe] (2024年9月30日) 
タイトルロゴ制作：大島慶一郎（Keiichiro Oshima ）
タイトル映像：田向潤（過去作/きゃりーぱみゅぱみゅ,くるり,緑黄色社会MV）
イラスト：サンレモ（ILLUSTRATOR サンレモ ）
振付：TAKAHIRO（欅坂46,日向坂46,櫻坂46,ゆず,SEKAI NO OWARI,藤井風）
栄養学考証：中村丁次（神奈川県立保健福祉大学教員）
福岡ことは指導：坪内陽子（元MRT宮崎放送ｱﾅｳﾝｻｰ）
栃木ことは指：猪瀬光博（栃木県出身の俳優）
神戸ことは指導：辻葉子（兵庫県出身の俳優）
ギャルことば指導：Rumi（美容･ｷﾞｬﾙ評論家,今作ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ指導）
医事指導：矢木崇善（過去作/ｽｶｰﾚｯﾄ,舞いあがれ!,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,）
料理指導：広里貴子（過去作/ごちそうさん,まんぷく,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ,舞いあがれ!,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
書道指導：津吾井香奈（｢書道ﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽ甲子園｣指導など）
農業指導：德安出雲
理容指導：宮城丈二（兵庫県理容組合理事長）
警察指導：板東正敏子（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,おちょやん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
美術：西村薫（過去作/ﾄｸｻﾂｶﾞｶﾞｶﾞ,ﾊﾑﾗｱｷﾗ,舞いあがれ!）
技術・増田徹
音響効果：林恵太郎
助監督：藤玲衣,影浦安希子,山田陽介,畑本健太
　　　小峰陸矢,亀井優成,長澤康貴,佐伯木乃実
　　　竹原朋加,林祐香,増田愛海,野曽原明香,福崎功真
スケジューラー：南野彩子（NHK BSﾄﾞﾗﾏ｢ﾊﾟｰｾﾝﾄ｣ﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰ）
リサーチ：有川奈々絵（NPO法人 かごしまﾌｨﾙﾑｵﾌｨｽ）
撮影：竹内北斗（過去作/ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ）
　　　源拓哉（過去作/ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ）
照明：岡元昌弘（過去作/軍師官兵衛）
　　　橋村祐哉（過去作/べっぴんさんSP｢恋する百貨店｣）
音声： 渡辺暁雄
映像技術：山下健
カラーグレーティング：中井高人
VFX ：佐久間正泰
美術進行：鴫原広起
装置：内田健
裝飾：野崎次郎
衣装：早藤博
メイク：西口富美子
制作：原田潔,岡本剛毅,中津琢,扇谷愛理,杉山遥人,高田寛之
プロデューサー：菅原弘（過去作/天国にいちばん近い島,二代目はｸﾘｽﾁｬﾝ,ぼくらの七日間戦争）
※敬称略

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【これまでの感想】

第1週『おむすびとギャル』
1 2 3 4 5 土

拍手コメント返信（2024/10/2）：「おむすび」(第3回) ※“ギャル文化”には、圧倒的な“ポジティブパワー”がある 

拍手コメント返信（2024/10/3）：「おむすび」(第4回) ※「虎に翼」の総括、「おむすび」結のモデルと脚本家について深掘り解説します(更新) 

朝ドラ「おむすび」未だに“姉と妹の子ども時代の初期物語”がないのは…ある事情で追って“伝説のギャルのスピンオフ”をやるから!? 

第2週『ギャルって何なん？』
6 7 8 9 10 土

第3週『夢って何なん？』
11 12 13 14 15 土

第4週『うちとお姉ちゃん』
16 17 18 19 20 土

朝ドラ「おむすび」：提灯記事に加え,ついに注意喚起までやる必死さ！でも,その前にやることがあると思う 

第5週『あの日のこと』
21 22 23 24 25 土

NHK連続テレビ小説「おむすび」：朝ドラが“リアルな大災害”を扱うたびに思うこと 

第6週『うち、ギャル、やめるけん』
26 27 28 29 30 土

第7週『おむすび、恋をする』
31 32 33 34 35 土

第8週『さよなら糸島　ただいま神戸』
36 37 38 39 40 土

第9週『支えるって何なん？』
41 42 43 44 45 

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