NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『あんぱん』
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第130回/最終回/最終週(第26週)『愛と勇気だけが友達さ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
のぶ(今田美桜)の病室のドアを開けた嵩(北村匠海)は、にっこり笑うのぶの姿に胸がいっぱいになる。その後退院したのぶは、嵩に自分がいなくても大丈夫かと尋ね、今年の桜は見られないかもしれないとつぶやく。そんなことないと打ち消すように話す嵩は、たまらずのぶを抱き寄せる。やがて日本中の子どもたちのヒーローになったアンパンマン。のぶは最高の笑顔で嵩に言う。「嵩は、うちのアンパンマンや」と――。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
脚本協力:山岡真介(過去作/中園ミホ氏と共同脚本→万博の太陽,ザ・トラベルナース[2]) 第2~7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,26(最終)週
三谷昌登(過去作/あさが来た[京ことば指導],スカーレット 第21週,西郷どん[脚本協力]) 第8,10,12,14,16,18,20,22,24週
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1,3,5,8,11,12,17,22,23,26(最終)週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ) 第2,4,7,10,14,19,24週
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康) 第6,9,13,16,21週
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第15,20週
尾崎達哉(過去作/3000万) 第18週
日高瑠里(過去作/光る君へ/第31,42話のみ) 第22週※本来の「高」ははしごだか
榎本彩乃(過去作/NHKラジオFMシアター「アラカルト」,ここは今から倫理です。(演出部)) 第24週
中村周祐(過去作/「おかえりモネ」第17週のみ,「どうする家康」第46回のみ) 第25週
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
※敬称略
それぞれの生活を送る読者の皆様踏ん張って生きましょう!
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
私の近況報告何てする意味も、知りたい人もいるとは思わないですが。
前回の感想の投稿が、午後3時過ぎになったにもかかわらず、多くの読者様に拍手までいただいたので、プチ報告。
昨日の午前中、整形外科病院で脊椎と腰椎の定期検査の日で「悪化もしてないけど良くもなっていない」との診断で。
引き続き日々のリハビリと筋トレで暮らすことになったというだけ(笑)
30代半ばから腰椎椎間板ヘルニア、50代になって脊椎管狭窄症、さらに加齢による悪化もありますが、医師からも「手術する段階でないので、リハビリと筋トレ頑張って」ということで、日々通院しているわけです。
もちろん、私よりも重症・重大な病状を抱える読者様もたくさんいらっしゃると思うので、踏ん張って生きていきましょう!
最終回を見て「号泣した」「感動した」「まさに神回!」と思った人は、直ちにここから離れてください!
のぶと嵩の手術の葛藤も不安も、当日の描写すら一切なし…
さて、最終回を見終えた率直な感想は「やっと終わった」である。
ちなみに私の顔を見て「そんなにつまらなそうに見るなら見なけりゃいいのに」と妻は仕事に向かった(笑)
結局、昭和63年(1988)当時はがんの告知は患者本人ではなく家族に伝えられることが一般的でだったため。
やなせ氏は本当の病状を告げられず、「大丈夫、すぐ退院できる」と励ますしかなかったのわけだが。
そんな描写も前回の第129回(9月25日放送)の終盤で数カットあっただけ。
手術に向き合って悩むのぶ(今田美桜))も、心配に明け暮れる嵩(北村匠海)も、手術前夜も当日も、手術直後も全部なし。
もちろん、前回の感想に書いたとおり、今作が「夫婦どちらかの死や夫婦の死を結末にするとも思わなかった」し。
今作は「人の死」を結末にできるほど人間を描いていない!
それよりも、第127回(9月23日放送)では《生みの親も育ての親も一気に消して、わずか一枚の写真だけで片づける粗雑さは、命を処分品のように扱う脚本と脚本家の暴挙》でしかないと思うし。
同じ第127回で、八木(妻夫木聡)が妻子のいる男性兵士を可哀そうと描いた一方で、おいて、(濱尾ノリタカ)は妻子を可哀そうだと描かなかった(死に際に妻子の話をしなかった」に連結)のは、明らかに “いのちの大切さ” や “人間の本質” ダブルスタンダードに描いた、絶対にやってはならないミスなのだ。
また今作は、康太(櫻井健人)が敵の中国人老女から卵を強奪したことを、「たまご食堂開業」の感動秘話(美談)にすり替えたのも、人間を描くドラマとしてありえないミスである。
本来であるなら、康太は「本当は絶対にやってはいけないことだけど、戦争を理由にやってしまった、でもやはり許されることではない」と、康太は一生かけて十字架として背負うエピソードにするべきだったのだ。
そう、結局、今作は “相手を思う気持ち” や自分や大切な人が “死と直面した気持ち” をまともに描く能力がないのだ。
だから、当然「死を結末にするとも思わなかった」のは、「結末になんてできないから」だ。
名場面の予定が《ただの意味不明なぬいぐるみの擬人化》に
さて、早速「本編」の感想だ。
冒頭で、アンパンマンのキャラクターのぬいぐるみで病床のベッドで囲み、看護師さんらに配ったのは[史実]である。
しかし、これは、今作が多少なりとも「子どもを持たなかった夫婦」としての‘のぶ’と嵩を丁寧に描いていた上でやらないと、ただの《意味不明なぬいぐるみの擬人化》であり、事実そうにしか見えないのでは?
最終回だから[史実]を書いてしまうが。
やなせたかし氏は、妻の暢さんの死後、人生の新たな目標として「故郷・香北町に美術館を建てること」を定めた。
やなせ氏は「アンパンマンは自分たちにとって子どものような存在であり、その子に “家” を建てたい」と思ったのである。
その後、平成8年(1996)、二人の人生の証であり墓標ともされる「やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」が開館したのだ。
“ぬいぐるみの擬人化”で見えた《ただの史実の映像化》
何が言いたいのか?
これまで「子どもを持たなかった夫婦」を強調しない状況で《意味不明なぬいぐるみの擬人化》を盛り込むなら、最低限「アンパンマンの家を建てたい」まで描かないと本質的な意味がないのだ。
そう、これこそが《ただの史実の映像化》であり、やなせ氏と暢さんを冒涜している描写… であると思う。
戦争体験をから"逆転しない正義""アンパンマン"にするべき
ホント、長い!
本編は「14分44秒」しかないが、30分以上あるように感じた。
で、結局、最終週、最終回を見て思ったことを書いてみる。
そもそも、今作は「偶然に高知新聞社で知り合って、一目惚れで結婚」の[史実]を改変(私は「改悪」だと思いますが)してまで、のぶと嵩を幼なじみの設定して “のぶと嵩のふたり” をセットであると強調してスタートしたのだ。
だったら、最終回まで徹底的に “のぶと嵩のふたり” をセットで描き続けるだけでよかったし。
それだけが、脚本家や演出家や制作統括がやるべき “まともな仕事” だったのだ。
そして、ふたりの戦争体験を通じて、のぶは‘愛国のかがみ’、嵩は‘戦時下の飢餓状態’から “逆転しない正義” を導き出し、それを具現化するものを “アンパンマン” にするべきだったと思う。
しかし、今作における‘ふたり’の幼なじみ、元を含む同僚、夫婦であることですら、ピンポイントでしか利用しなかった。
特に困ったのは、のぶが代議士秘書になってから、「のぶの物語」に嵩の居場所(存在感)がほぼ皆無だったことだ。
結婚するまでの嵩は、赤いバッグを持って‘のぶ’のことを思い続けていた印象はあるが。
のぶのほうは、嵩よりも、高知出身の代議士‘ガード下の女王’こと薪鉄子(戸田恵子)や鉄子の事務補助員・世良則雄(木原勝利)の顔色を伺い、戦争孤児にばかり注視し、あとは八木(妻夫木聡)と語り合っただけなのだ。
しかし、今作は、八木の戦争体験談から、強引に “逆転しない正義” を導き出したのだ。
もちろん、映像的にも‘のぶ’は “逆転しない正義” にピンと来ていない様子のまま… である。
「辻褄合わせは、最終週でしかできない!」
まとめよう。
今作がやるべきことは、たった一つ。
のぶと嵩の‘ふたり’の戦争体験を通じて、のぶは‘愛国のかがみ’、嵩は‘戦時下の飢餓状態’から “逆転しない正義” を導き出し、それを具現化するものを “アンパンマン” にするべきだったのだ。
こんな簡単で単純な “流れ” すら、[史実]があるのにできないのはプロとしてどうかと思うが。
そして、プロであるから、ラスト1か月分の脚本になって気づいたのだろう?
「自分たち、こんな簡単で単純な “流れ” すら描いてなかった…」と。
でも、中園ミホ氏は思い付きで(面倒だから書きませんが)あれこれと9月の第1~3週に盛り込んでしまった。
そこで、「辻褄合わせは、最終週でしかできない!」とも分かったに違いない。
のぶは‘愛国のかがみ’の十字架を背負って生きてきたの?
そこで、今作の脚本家と演出家と制作統括が取った作戦が《のぶは “逆転しない正義” を正しく理解している》である。
それが、前回第129回に盛り込まれた《‘愛国のかがみ’の復活・焼き直し》だ。
これによって、これまた強引に《のぶはず~っと‘愛国のかがみ’の十字架を背負って生きてきた》と印象誘導(特定の印象を持たせるように方向づけること)をやったのだ。
もちろん、だいぶ前に前述した記者時代、秘書時代、孤児絡みで描いたが、結婚後は‘ミスターロマンチック’こと柳川強氏の演出でお花畑に描いてきたのが今作なのだ。
一方の嵩だって、《嵩は四六時中‘戦時下の飢餓状態’に苦しみ抜いた》とは描かれていない。
確かに、時々呪文のように「逆転しない正義」を口にすることはあったが、それが “アンパンマン” に結びつく最重要要素であると描いたのは、終盤になってからなのだ。
全26週でラスト1週間だけがマシのを"連ドラ"とは言わない!
今回の二度目の、まとめよう… だ。
確かに、終盤(特に最終週)だけを見れば “アンパンマンを生み出したやなせ氏と暢さんの夫婦の物語” のドラマ化に見える。
ギリギリで、“アンパンマンを生み出した嵩の‘のぶ’の夫婦の物語” にも見える。
しかし、全130回、全26週の、終盤の5回、1週間だけがマシなドラマを “連続ドラマ” とは言わないのでは?
3割の高校生が「面倒くさい」から連ドラを最後まで見ない!
「本編」に対した内容がないので、脱線してみるが、今作と違ってちゃんと『あんぱん』に帰着するので読んでいただきたい。
2025年9月14日に下記のアンケート結果が公表された。
令和の現役高校生の6割以上が「今年テレビドラマを見ていない」という結果に | ワカモノリサーチ
なんと、「高校生の62.5%が2025年のテレビドラマを見ていない」という私にとっては驚愕で恐怖しかないアンケートだ。
しかし、私が注目した驚愕の事実は「30.1%の高校生が “途中で離脱” した」という事実だ。
さらに驚かされたのが「特に多かったのが《めんどくさくなった》」である。
そこで、『あんぱん』の最終回の感想らしい流れにしていく。
「推しが出ていても、めんどくさくなった」の意見も!
上記のアンケート詠むと次のようなことが見えてきた。
「途中で離脱した」を回答した三大理由が「めんどうくさくなった」「面白くなくなった」と「展開が読めて飽きてきた」で。
中でも興味深いのは「推しが出ていても、めんどくさくなった」と感じる高校生もいたことだ。
結局、この現象の根っこは “若者のテレビ離れ” なのだ。
だって、アラ還(アラウンド還暦=60歳前後の世代のこと)世代なら「推しを見たいのなら、見逃し配信などあとから視聴できるのに」と思うのでは?
しかしどうやら、若者は「推しはリアルタイムで見たい。そして、SNSでリアタイで与転びを共有したい」のようなのだ。
居間でテレビを見る時間は“自由がない拘束時間”
視点を変えてみる。
そもそも、学校から帰宅した若者の自由時間は「自分の部屋でひとりで自分が好きな動画を見たり、SNSを楽しむ時間」で。
テレビ画面でテレビをリアタイ視聴するとなると、自分の部屋を出てテレビの前に一定時間居座る必要がある。
そりゃあ、自由時間の割に “自由がない拘束時間” であり、結果 “面倒くさい時間” になっているように思う。
もちろん、スマホやタブレット画面でリアタイ視聴する場合は事情が変わってくるが。
物語や構成や展開が、集客力のあるサブキャラと俳優寄りに
こう考えると、《平日の毎朝15分間だけ放送される朝ドラ》は “若者が見やすい映像コンテンツ(テレビドラマ)” か?
一般的な連ドラであれば、推しが(「準」も含む)レギュラーであれば、毎週毎回ほぼ出演するから見ることができる。
しかし朝ドラは「推しが出る日も、出ない日も、途中退場することも」あるのだ。
でも、NHKサイドは、人数的に頭打ちの高齢者より “若者向け” に移行するのも分かる… ということになる。
だ、か、ら、ここ数年の朝ドラは「若い視聴者の集客力ある出演者頼み」になっているのでは?
主演もすでに認知度も人気もある有名タレントを起用し、脇役とサブキャラクターには若い視聴者の集客力ある出演者を揃えるだけでなく。
物語や構成や展開までも、集客力のあるサブキャラと俳優寄りになってきている。
朝ドラがサブキャラ頼みのアドリブ演技で焦点ボケして…
そのもっとも顕著なのが今作『あんぱん』である。
なにせ、主人公・のぶの夫こそ “日本のみならず世界の老若男女に絶大な集客力を持つやなせたかし氏” を起用しているのだ。
やなせ氏のモデル嵩と妻の‘のぶ’を描けば「老若男女」の「老男女」を獲得し、サブキャラを描けば「若男女」を獲得できる。
ほ~ら、《やなせたかし氏×集客力ある若いタレント》で十分にキラーコンテンツになっているのだ。
そして、リアタイ視聴しない(できない)若い視聴者向けには、せっせと放送直後にSNSでオフショットを公開。
決して、本編の内容は書かずに、オフショットで満足させて、推しが出るのかでないのかを提示して、そのまま見逃し配信に誘導する作戦だ。
私にはムカムカしかしないことだが、冷静に分析すれば “うまい仕掛け” であり。
NHKもスタッフも “そもそも最初から内容で勝負するつもりはない” ということにしか見えないのだ。
私の主張をまとめよう。
日本のテレビドラマの大代表作であり、制作費や視聴率から見ても、現在のテレビドラマをリードしている(していく)『朝ドラ』が、サブキャラの話を集客力ある俳優のアドリブ演技でお茶を濁しているようでは○○である。
この続きは、読者の皆様一人ひとりが○○を埋めてほしい…
余韻がつくれないなら"エンドカードあり"にすればよかった
最後に、今作の全130回を録画している私が気付いたことを書いてみる。
ひと言、毎回の終わりにあった “エンドカード” があったほうがよかったと思う
今作の制作統括の倉崎憲チーフ・プロデューサー(CP)は第1回の放送直後にこう話していた。
「あんぱん」初回 大吉も気づいた異例の試み 朝ドラ恒例エンドカードなし CP語る狙い「5秒とはいえ」 - スポニチ Sponichi Annex 芸能
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2025/03/31/kiji/20250330s00041000161000c.html?page=1
「エンドカードなし」の意図について、倉崎CPは「5秒(エンドカードの表示時間)とはいえ、たった15分の朝ドラにおいては貴重な尺ですから、ドラマ本編に足すことで、より豊かな表現、物語を視聴者の皆さまにお届けしたいという思いです」と明かした。
映像制作のおいて、総尺が5分だろうが3時間だろうが「たかが5秒、されど5秒」なのだ。
結局、「5分を埋めるため」に無駄な尺を残したことで、間延びや助長を促したのでは?
最初は「ほいたらね」で5秒くらい埋まると思ったけど、「ほいたらね」がふさわしくない内容のときは余韻すら作れなかったのだ。
もちろん、私は前回の感想に書いたように《今作に余韻は作れない!》と思いっている。
たとえ、やったとて、《余韻の暴走》にしかならないやら、やるべきでないのは間違いないが。 ※ちなみに、《余韻の暴走》とは、本来余韻として残すべき空白が、制御を失って語りすぎてしまった印象のこと。
主題歌頼みのラスト演出、半年の締めにしては浅すぎる
今回の三度目の、まとめよう… だ。
余韻を創出したところで暴走させることしかできないのだから、だったら “エンドカード” でキリっと毎回締めくくればよかったと思う。
それでも描く内容、見せるべき内容がないなら、毎回のメインタイトル映像を「月曜日版」にすれば10数秒も稼げるし。
最終回だって、主題歌のヴォリュームを上げれば盛り上がるなんて、半年間のラストの演出としては愚の骨頂である…
あとがき(その1)
しっかし、前作『おむすび』よりもわずかにマシで終わるとは(汗)
やなせたかしさんがモデルから見続けた人もたくさんいるでしょうし。
「推しが出てる」から見続けた人もたくさんいるでしょう。
でも、ここまでモデルを冒涜し、メイン以外で集客して何の意味があるんでしょう?
ドラマ(朝ドラ)が「出演者を見せるための映像」なら、撮影期間と放送時間を短縮すれば、「だったら出たい、出させたい」業界人が集まって、すごいのができるんじゃないですか?
例えば、一般的な連ドラのように「3か月で1作品」か、少し長めで「4か月で1作品」にするば、現状の脚本家や演出家や制作統括の能力からしても、面白い朝ドラができる可能性はあると思いますよ。
あとがき(その2)
一応、最後は前向きにまとめてみました。
読者の皆様、半年間お付き合いいただきありがとうございました。
次作『ばけばけ』で、またお会いしましょう… ほいたらね。
明日の「ダイジェスト版」の感想も書くつもりです。
そうそう、『あんぱん』のおかげで、やなせたかしさんや暢さん、アンパンマンの奥深いところを知ることができたことが、唯一の収穫です!
「中学生にも伝わる… 徹底的かつ丁寧な解説」でつづった「読まなきゃ損!」の自信作(しかも、無料!)。
実在したモデルがある作品のドラマ化に興味がある人には、超おすすめです。
↓ ↓ ↓
【読む価値、爆アリ】朝ドラ「あんぱん」終了記念!次作「ばけばけ」に託す…《無名の妻を輝かせる実在夫婦ドラマ成功術》
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土佐弁に変換 | 恋する方言変換 | BEPPERちゃんねる
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【"2025年4月期/春ドラマの期待度" を投稿&更新しました】
【2025年10月期/秋ドラマ】の視聴予定&期待度! 配役,スタッフ,概要などの情報も満載!!の内容を更新しました。読者の皆さんの見逃したくない連ドラを見つけるお役に立てれば幸いです。
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第129回/最終週(第26週)『愛と勇気だけが友達さ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
2年がかりで完成したテレビアニメ「それいけ!アンパンマン」が放送され、のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)をはじめ、それぞれが思いを巡らせる。こうしてアンパンマンとやないたかしの名は日本中に広まることとなる。嵩は人気漫画家となり、スケジュールの調整をするのぶ。そんなある日、のぶが出かけた先は…。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
脚本協力:山岡真介(過去作/中園ミホ氏と共同脚本→万博の太陽,ザ・トラベルナース[2]) 第2~7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,26(最終)週
三谷昌登(過去作/あさが来た[京ことば指導],スカーレット 第21週,西郷どん[脚本協力]) 第8,10,12,14,16,18,20,22,24週
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1,3,5,8,11,12,17,22,23,26(最終)週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ) 第2,4,7,10,14,19,24週
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康) 第6,9,13,16,21週
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第15,20週
尾崎達哉(過去作/3000万) 第18週
日高瑠里(過去作/光る君へ/第31,42話のみ) 第22週※本来の「高」ははしごだか
榎本彩乃(過去作/NHKラジオFMシアター「アラカルト」,ここは今から倫理です。(演出部)) 第24週
中村周祐(過去作/「おかえりモネ」第17週のみ,「どうする家康」第46回のみ) 第25週
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
※敬称略
朝ドラファンなら、下記の「三つ」が頭をよぎったのでは?
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
貴方が朝ドラファンであれば、次の「三つ」が頭をよぎったのでは?
●メインタイトル映像が冒頭にきたこと
●月曜日以外の途中に入るタイトル映像が「約15秒間」なのに対して
●平日の冒頭バージョンは2秒長い「約17秒」であること
さらに、この「三要素」だけで、さらに次のことを思ったのでは?
●最終回直前回なのに「わずか2秒間」でも「もったいない=描きたいとがある」とは考えていないこと
●次回の最終回では主題歌&クレジットをラストにくっつけるのだろう?
●で、今回と次回(最終回)で‘いわゆる最終章の完成’である
というわけで、ルーティン作業をやっておこう… 今回は「昭和63年(1988)10月3日」だ。
ちなみに青前回の第128回(9月24日放送)の終盤が「昭和63年(1988)秋」だった。
それなら、前回のテロップは「昭和63年(1988)9月」でよかったような(重隅突きです)
盛り込んだ全要素を急場しのぎ断捨離でまとめた後半10分!
さて、個人的には次ののぶ(今田美桜)のセリフが、今回と次回を “最終章の完成” に思えた。
のぶ「お父ちゃん。
うちの夢は
アンパンマンが かなえてくれたみたいや」
もちろん、納得は1ミリもしていないが、「このセリフで終わりしていいよ」が本音である。
だって、どう好意的に解釈しても “のぶの夢” すらよく分からないのだ。
もう、この時点で今作が “人間ドラマ” として致命的に終わっているのだが。
その上で、「かなえてくれた」といわれたとろで “何がかなったのか?” でしかないのだ。
よって、「このセリフ以降」を、本音の私は《余韻の暴走》と位置づけ、外面よき筆者としては《後日譚の余情》としておく。
ちなみに、《余韻の暴走》とは、本来余韻として残すべき空白が、制御を失って語りすぎてしまった印象のこと。
《後日譚の余情》は、必死に “説明” ではなく “情緒” して語られる “その後” を盛り込むことで、物語の輪郭をやさしくなぞって(強引に「回収」としておきます)くる」物語の輪郭をなぞっているの意味。
まあ、良くも悪くも《盛り込んだ全要素を急場しのぎ断捨離でまとめた後半10分》ということである(笑)
世界的創作者が題材なのに“創作の情熱”を粗末にした駄作
私は、当初から、朝ドラ『あんぱん』は、単純に『アンパンマン』の大ヒットがゴールではないと思っていたし、そうではないと期待もしていた。
だからと言って、夫婦どちらかの死や夫婦の死を結末にするとも思わなかったのだ。
なぜなら、死を結末にしても「アンパンマンの正解は今も続いている」のは周知の事実であるから、ドラマの作劇としては面白くないと思うからだ。
であるから私は「“逆転しない正義” を具現化する作品に到達することがテーマ」になるのでは? と期待した。
しかし、ふたを開けて見れば、ただひたすらに「成功者の実話ベースだから安心して見られる」だけであり。
公式サイトには、こう書いてあるにもかかわらず。
“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。
確かに「やなせたかし氏と妻の暢さん」の[史実]は過程を描かず見出しだけ描いたのは認めるが。
印象強く残っているのは、のぶと嵩(北村匠海)以外の関係者(=サブキャラクター)や、テレビ的に集客力があるゲストのことばかりだったのでは?
今回の後半? の10分近くだって、サブキャラと集客力あるゲスト頼みだったと思う。
もういいや、まとめよう。
世界的に有名な創作者をモデルにしているのに、ここまで “創作への情熱” や “夫婦の絆” を粗末に扱った朝ドラは見たことがない!
俳優を応援したいと思えるほうがキャラも自然と応援できる
明日の放送後は、おそらく「ロスゼロ!」で「『あんぱん』なんて振り返りたくない!!」だと思うし。
先日も書いたとおり、すでに私の期待は次作『ばけばけ』に移っているので、朝ドラのヒロイン役について少し書かせていただく。
なぜ、私が『ばけばけ』に期待を寄せるのか?
それは、ヒロイン「松野トキ」役の髙石あかりさんが、私を含めて一部の人たちには認められているとしても、前々作の伊藤沙莉さん、前作の橋本環奈さん、今作の今田美桜さんと比べれば、まだ多くの人に認知されておらず、たくさんのCMに出まくっているとは言えない立場の俳優さんだからだ。
当然、髙石さんのファンからは「?」「!」だろうが。
これでも『ベイビーわるきゅーれシリーズ』はテレビドラマ版も劇場版も全て鑑賞済みなくらい髙石さんを評価するひとりだ。
話を朝ドラに戻す。
今作が、前作『おむすび』と同様の “大人の事情” によって撮影期間や場所、演じる年齢などが制限されるのは、企画発表の時点で誰もが想像できたはずだ。
そして、前作も今作も “仕上がり” は、ご覧のとおり… である。 その意味では、『虎に翼』や『らんまん』はキャストもスタッフも本当に頑張ったと思うし、努力は大いに認めたい。
であるから、やはり撮影が長丁場になる朝ドラは、比較的スケジュールに余裕がある俳優さんに演じてもらいたいと願う。
もちろん「演技が心配…」がなくもないが、「ベテランだって心配な人は山ほどいる」のは今作でも証明されたし(汗)
何より、年齢はともかく、(表現が難しいですが)発展途上で伸びしろがたくさんある俳優さんを起用したほうが、朝ドラだからこそ “応援しやすい” と思う。
やはり、「中の人(演じる人)」を応援したいと思うほうが、「演じる役(登場人物)」も自然と応援できると思うのだ。
あとがき
もしかすると、久しぶりに「木村優来さん」を見たと喜んでいる人もいるでしょうね。
ドラマ好きなら、春ドラマのテレ朝『天久鷹央の推理カルテ』や、現在放送中のフジテレビのドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』の第4話(2025年8月12日放送) で誘拐事件の関係者役で好演していたのをご存じだと思います。
個人的には「木村優来さん」は「昭和の雰囲気が漂うお坊ちゃま」が似合う俳優として…
向井理さん、松坂桃李さん、町田啓太さん、吉沢亮さん、杉野遥亮さん、水上恒司さん、中川大志さんに続いてほしいです(今作の出演者以外で)
最後に。
きょうの午前中は整形外科病院での定期検査の日で脊椎と腰椎の検査をやりまして、「大きな変化はないので継続治療」になりました。
千葉北西部は今朝ぐっと涼しくなったので、たくさんの患者さんが押し寄せて、いつもの3倍の時間がかかり遅くなりました… ごめんなさい。
昨晩、急きょ、今作が「アニメ化と夫婦の葛藤」を雑に描きそうだと分かりましたので、補足記事を投稿しました。
今思えば、全部今作では描いてません(困)
朝ドラ「あんぱん」アンパンマン誕生からテレビアニメ化――やなせたかし氏のアンパンマン哲学と創作者としての苦悩、暢さんとの夫婦の絆
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【忠告】
朝ドラ『あんぱん』の先の展開のネタバレは基本的にありませんが。
やなせたかし(柳瀬嵩)氏と、『アンパンマン』のアニメ化に尽力した日本テレビの若手プロデューサー・武井英彦氏、やなせ氏の妻・暢さんの[史実]について触れます。
あとから「読むんじゃなかった…」がないよう、読む際は自己責任でお願いします。
※以下、敬称は部分的に使い分けをします。
朝ドラ『あんぱん』は残り3回で一気に進んでしまったが…
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私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』も、ついに残すところ2回のみとなった。
最終週(第26週)『愛と勇気だけが友達さ』の第128回(2025年9月24日放送)では、漫画『アンパンマン』をテレビアニメ化したいとテレビプロデューサーの武山恵三(前原滉)が訪ねてきて…
なんだかんだって、いつもどおりにサクッと2年の時間経過後に、テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」が放送されるところまで一気に進んだ。
そこで、当ブログでは、朝ドラ『あんぱん』が意図的にすっ飛ばして無視した “制作依頼から放送の数年間” を中心に、[史実]を各種資料をもとに掘り下げてみる。
なお、過去に投稿した「史実の解説記事」と重複する点は、初見の読者様もいらっしゃるのでご容赦いただきたい。
【1】生い立ちと作品の思想――「顔を分け与えるヒーロー
やなせたかし氏は大正8年(1919)に生まれ、戦時中に飢えを経験した。
やなせ氏はその体験から、「本当の正義とは飢えた人に食べ物を与えることだ」という考えを持つに至った。
これが『あんぱんまん』の根本的な思想であり、主人公が自らの顔(あんパン)を分け与えて人を救うという設定につながっている。
【2】初出(絵本)――1973年の絵本として刊行
『あんぱんまん』は昭和48年(1973)、フレーベル館の月刊絵本『キンダーおはなしえほん』10月号に掲載されて初めて公表された。
以後、子ども向け絵本として各地で読まれるようになった。
【3】1976年初期の舞台――ミュージカル化と音楽家の関与
昭和51年(1976)にミュージカル『怪傑アンパンマン』が初演された。
作曲や舞台音楽にはいずみたく氏らが関わり、舞台での観客反応がキャラクター設定や物語展開に影響を与えた。
特に、舞台での反応から悪役(後の〈ばいきんまん〉)などが具体化していった。
【4】アニメ化への複数の打診と一時的な頓挫
昭和50年代の後半、絵本『あんぱんまん』がじわじわと人気を広げるなか。
テレビ関係者の間でも「この作品を映像化したい」という声が高まり始めた。
昭和59年(1984)には、NHKや民放、いくつかの制作会社からやなせたかし氏にアニメ化の打診が届いた。
しかし、話は一筋縄では進まなかった。
NHK側からの企画は一時期具体化したものの、放送枠や制作体制の都合などで最終的に立ち消えとなった。
民放でも、関係者の間に「主人公が自分の顔を食べさせる」という設定がテレビ向きではないとの懸念があり、社内の合意を得るまでに時間を要した。
当時のテレビアニメは、ヒーローが悪者を倒して勧善懲悪を描く路線が主流であった。
そのため、アンパンマンの「自分を削って他人を助ける」という哲学は、既存のヒーロー像とはあまりに異質であり、視聴率やスポンサーを重視する放送局にとっては未知の挑戦だったのである。
やなせ氏自身も、安易な映像化には慎重であった。
「原作の理念を守れるか」「表現が変質しないか」という不安を抱え、複数の企画が持ち込まれても即答はしなかった。
アニメ化の道のりは、想像以上に長く険しいものとなったのである。
【5】日本テレビ側の粘りとプロデューサー・武井氏の役割
そんな中、日本テレビの若手プロデューサー・武井英彦氏が粘り強く企画を推進した。
武井氏は、幼稚園や保育園で『あんぱんまん』の絵本が子どもたちに熱心に読まれていることを実地調査で確認。
「この作品には必ずテレビで通用する力がある」と確信したという。
しかし、局内では「視聴率が取れない」「内容が奇抜すぎる」と反対意見が多く、企画会議では何度も否決されかけた。
放送時間帯やスポンサー探しも難航。
「何をやっても2%しか視聴率が取れない」とさえ言われた時間帯しか空いていなかったという証言も残っている。
それでも武井氏は諦めなかった。
幼児教育関係者からの支持や、原作の哲学に感動した社内の一部スタッフとともに、少しずつ理解者を増やしていった。
局内の会議室で何度も企画を練り直し、こう主張を繰り返し訴え続けたのである。
「アンパンマンは単なる子ども向け作品ではなく、深いメッセージを持つ現代的ヒーローである」と。
【6】やなせ氏の懸念と最終的な合意
やなせ氏が抱えていた最大の不安は《作品の根幹が歪められること》であった。
主人公が自らの顔を分け与える――この「自己犠牲による救済」という哲学は、戦中の飢えを知るやなせ氏が長年温めてきたものであり、どんなに魅力的な企画が提示されても、この核心が失われるならば意味がないと考えていた。
過去には「顔のパンを食べさせる設定は分かりにくい」「もっと単純に悪者を倒すヒーローにしてほしい」といった変更要求が出たと伝えられている。
やなせ氏はそのたびに首を縦に振らず、「アンパンマンが暴力で敵を倒すような話には絶対にしたくない」と主張した。
転機となったのは、制作会社と日本テレビ側が「やなせ氏の哲学を尊重する」と明言したことである。
さらに、長年の盟友であり舞台版でも共演してきた音楽家・いずみたく氏が「この作品は必ずアニメにすべきだ」と背中を押し続けたことも大きかった。
加えて、昭和63年(1988)当時、妻の暢さんが乳がんで闘病しており、「テレビ放送を暢さんに見せてあげたい」という個人的な願いも、やなせ氏の決断を後押ししたといわれている。
やなせ氏は最終的に、制作陣が「顔を分け与えるヒーロー」という核心を守ること、そして子どもたちに向けたメッセージ性を損なわないことを条件にアニメ化を承諾した。
【7】テレビ放送開始と予想外の反響
こうして昭和63年(1988)10月3日、日本テレビ系列で『それいけ!アンパンマン』が放送を開始した。
当初は関東ローカルの夕方枠、視聴率が伸び悩むとされる時間帯でのスタートだった。
局内でも「大きな数字は期待できない」との声が強かったが、初回放送の視聴率は予想を上回る約7%を記録。
放送後には幼児層を中心に大きな反響が寄せられ、徐々に放送エリアは全国へ拡大していった。
放送開始からわずか1年後の平成元年(1989)には、文化庁芸術祭で優秀番組賞を受賞。
教育性と独自性を兼ね備えた作品として高く評価され、作品の評価は子ども向けアニメの枠を超えて広がっていった。
武井氏や制作スタッフが積み重ねた努力、そしてやなせ氏が守り抜いた哲学が、確かな形で視聴者に届いた瞬間であった。
【8】主題歌とやなせ氏の関与――メッセージの継承
やなせ氏はアニメ化を許可した後も、作品の中心に深く関わり続けた。
象徴的なのが主題歌『アンパンマンのマーチ』である。
この歌はやなせ氏自身が作詞を担当し、「なんのために生まれて なにをして生きるのか」という印象的なフレーズを盛り込んだ。
この言葉には、やなせ氏が人生を通して抱いてきた「人は誰かを喜ばせるために生きる」という思想が込められている。
やなせ氏は生前、「子どもたちにこそ、人生の意味を問いながら成長してほしい」と語っていた。
アンパンマンが自己犠牲で他者を助ける物語と、この主題歌のメッセージは一体であり、やなせ氏の哲学を最も純粋な形で伝える役割を担っている。
こうしてアニメ『それいけ!アンパンマン』は、単なるキャラクターアニメではなく。
作者が戦争体験から得た人生哲学を映像と音楽に込めた「生き方の物語」として。
子どもたちだけでなく大人にも強い印象を与え続ける作品となったのである。
【9】キャラクター創出の経緯――ばいきんまん・おむすびまんなど
舞台や読者の反応を受けて、やなせ氏は物語に「敵役」を導入する必要を感じ、ばいきんまんを創作したと伝えられている。
アンパンマンのキャラクターたちが、パンやあんこなど “食べもの” をモチーフにしているのは、やなせ氏が「子どもにとって最初に大切なことは “食べる” こと」だと考えたからである。
生きるために、まずは食べる。
人間として何も教わらないうちから、本能としてそれを求めるという点を、やなせ氏は強く意識していたのだ。
やなせ氏は、アンパンマンの物語をつくっていく中で、「かたき役(敵役)がいないと話が引き締まらない」と思い至った。
そして、あんパンという “食品” を主人公にするなら、その対になる敵は「食品の敵」がいいのではないかと考えたのである。
また、「パンばかり描くことへの配慮」から和食側のキャラクターとしておむすびまんを登場させたというエピソードもある。
【10】暢さんの病気とその後の経緯
昭和63年(1988)秋、暢さんは乳がんと診断され、余命三か月を告げられる。
※当時はまだ、がんの告知は患者本人ではなく家族に伝えられることが一般的でした。
やなせ氏は本当の病状を告げられず、「大丈夫、すぐ退院できる」と励ますしかなかった。
奇跡的に一時は回復し、山登りや茶道の稽古も再開したが、病魔は着実に進行していた。
平成5年(1993)7月、『アンパンマン』20周年記念パーティーに参加できぬまま、同年11月22日、暢さんは75歳で永眠した。
やなせ氏は病床の妻の手を握り続け、心肺停止の瞬間を見届けた。
あとがき
朝ドラ『あんぱん』の残り2回は、のぶ(今田美桜)が病院で診察し、おそらく[史実]どおりに「奇跡的に一時は回復し」まで描くと思われます。
ということは、上記で掘り下げた内容は「ドラマではほぼ描かれることはない」はずです。
やなせ氏の哲学と、暢さんの思いが、この記事を読んだ人だけにでも伝わっってほしいです。
子どもがいない夫婦の大先輩として、クリエーターの端くれの神様のような存在として、そしてやなせ氏と暢さんをリスペクトする一人の人間として…
※アイキャッチ画像内、キャラクターは著作権上、あえて “彼ら” に寄せていません。
参考・出展
■『新装版 わたしが正義について語るなら』(ポプラ新書)(著)ポプラ社
■『やなせたかし はじまりの物語: 最愛の妻 暢さんとの歩み』(ムック)(著)高知新聞社
■『アンパンマンの遺書』(岩波現代文庫)(著)やなせたかし
■『痛快!第二の青春 アンパンマンとぼく』(講談社)(著)やなせたかし
■『慟哭の海峡』(角川書店)(著)門田隆将
■『やなせたかしのしっぽ』(小学館)(著)越尾正子
■『人生なんて夢だけど』(フレーベル館)(著)やなせたかし
■『アンパンマン伝説』(フレーベル館)(著)やなせたかし
■『ボクと、正義と、アンパンマン なんのために生まれて、なにをして生きるのか』(PHP研究所) (著)やなせたかし ■『何のために生まれてきたの?』(PHP研究所) (著)やなせたかし
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NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『あんぱん』
公式リンク:Website|X(旧Twitter)|Instagram
第128回/最終週(第26週)『愛と勇気だけが友達さ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
ある日、アンパンマンをテレビアニメ化したいとテレビプロデューサーの武山(前原滉)が訪ねてくる。だが嵩(北村匠海)は、アンパンマンを傷つけられたくないと言って断ってしまう。諦めきれない武山は一週間後にまたやってくる。不在だった嵩にのぶ(今田美桜)が彼の熱意を伝えると、嵩はようやく引き受けることに。嵩は主題歌の歌詞も担当し、書き上げた歌詞をのぶに見せると、のぶの目に涙が。歌詞に込められた想いとは――。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
脚本協力:山岡真介(過去作/中園ミホ氏と共同脚本→万博の太陽,ザ・トラベルナース[2]) 第2~7,9,11,13,15,17,19,21,23,25,26(最終)週
三谷昌登(過去作/あさが来た[京ことば指導],スカーレット 第21週,西郷どん[脚本協力]) 第8,10,12,14,16,18,20,22,24週
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1,3,5,8,11,12,17,22,23,26(最終)週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ) 第2,4,7,10,14,19,24週
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康) 第6,9,13,16,21週
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第15,20週
尾崎達哉(過去作/3000万) 第18週
日高瑠里(過去作/光る君へ/第31,42話のみ) 第22週※本来の「高」ははしごだか
榎本彩乃(過去作/NHKラジオFMシアター「アラカルト」,ここは今から倫理です。(演出部)) 第24週
中村周祐(過去作/「おかえりモネ」第17週のみ,「どうする家康」第46回のみ) 第25週
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
※敬称略
"3人の母性の死"を写真1枚で片付ける粗雑さは致命的な欠陥
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
すでに、今作の総括を始めてしまっている当ブログです(笑)
そこで、昨日は「二つの総括」の記事を投稿しました。
一つは、2回連続で描かれた「写真屋店主ネタ」における史実との乖離に違和感を覚えたという話です。
実在モデルの店主はアンパンマンを息子に読み聞かせていたのですが、ドラマでは孫に変更されました。
脚本の詩的変換(ポエム化)は感動を狙った演出と解釈できますが。
史実の意味を損なう改変は慎重であるべきで、創作と事実の境界を明示する責任が制作者にはあるという主張をつづりました。
朝ドラ「あんぱん」写真屋店主ネタ、史実のすり替えか?それとも再構成・改変か? ドラマの“事実”と“創作”のせめぎ合いを考える
二つ目は、読者様の質問に故輝カタチで、母子関係や命の重みを軽視した脚本に対する私の強い信念をつづりました。
とにかく今作は、主人公含めて登場人物の描写が浅く、戦争や人間性の本質を描く力が欠如していると感じます。
特に、前回の第127回(9月23日)で “三人もの母性の死” を「写真一枚で片付ける粗雑さ」と「命の処分品化」で片付けたのは、人間の本質を描くべきドラマ、その脚本家が絶対にやるべきでない致命的な欠陥であると思います。
拍手コメント返信(2025/9/23):朝ドラ「あんぱん」(第127回) ※母子関係と命をも粗雑に扱う脚本--人間の本質を捨てた『あんぱん』の致命的欠陥
とりわけ、『母子関係と命をも粗雑に扱う脚本--人間の本質を捨てた『あんぱん』の致命的欠陥』は、いつもは「拍手コメント返信は読まない」の読者様にも読んでいただきたいコンテンツです。
「朝ドラ名場面スペシャル 夫婦で紡いだウル&キュン物語」
まだ、本編の感想は書かない(笑)
昨夜(9月23日)に、NHK総合で『朝ドラ名場面スペシャル 夫婦で紡いだウル&キュン物語』が放送された。
『虎に翼』『ひよっこ』『マッサン』『あぐり』『ゲゲゲの女房』『らんまん』から夫婦の名シーンを紹介した特番だ。
あの後半でグズグズになった『虎に翼』ですら夫婦の名場面はあったし、今作と同じ漫画家を題材にした『ゲゲゲの女房』にも忘れがたい夫婦の物語があったことを思い出した。
と同時に、この番組を見て分かったのは、「『あんぱん』には夫婦の名シーンが見当たらない…」である。
もちろん、残り2回に潜んでいる可能性はあるが、望みが向こう側が透けて見えるくらいに薄いのは読者様もお気づきだと思う。
ちなみに、この番組で一番良かったのは「夫婦の名シーン」の上にスタジオ出演者のリアクションのワイプや音声がなかったこと。
ご本人に罪はないの大前提で、横澤夏子さんや鈴木奈穂子アナの泣き顔のワイプで名場面をけがしてほしくない… のだ。
朝ドラ名場面スペシャル 夫婦で紡いだウル&キュン物語
https://www.nhk.jp/p/ts/PM1R224X76/
本放送:9/23(火) 午後7:30-午後8:50
見逃し配信リンク:NHKプラス![]()
配信期限 : 9/30(火) 午後8:50 まで
朝ドラで数多く描かれた夫婦の物語。その中から、出会い、プロポーズ、二人三脚で乗り越える苦難、永遠の別れなどとっておきの名シーンを一挙公開!さらにヒロインを演じた伊藤沙莉や有村架純のインタビューも。朝ドラ好きが集うスタジオは涙、涙の大トーク大会に!9月29日にスタートする朝ドラ最新作「ばけばけ」の見どころは出演している阿佐ヶ谷姉妹がたっぷり紹介する。
なぜ、嵩と武山の会話にのぶを割り込ませるの?
いよいよ、本編の感想だ。
とにかく、数分間に一度の安定のペースで「?」の連続だ。
例えば。
のぶ「武山さんは どのキャラクターが
お好きなんですか?」
描きたいこと、描いていることは分かっているつもりだ。
しかし、なぜ、アンパンマンをテレビアニメ化したいとテレビプロデューサーの武山恵三(前原滉)が嵩に許諾を得ようとやってきて話している最中に、のぶ(今田美桜)をわざわざ介入させる脚本を書くのだろう?
先日の女性編集者・本間詩織(平井珠生)の際は《のぶがアンパンマンを売り込む設定》があったから、ごり押し介入もやむなしだったのは認める。
もちろん、一部の視聴者から「“のぶのおかげ” のやりすぎ!」と反感を買っていたが。
《のぶはアンパンマンの全てに口を出す設定》が唐突すぎる
しかし、今回は、武山Pが《アンパンマンを売り出してくれるという設定》だ。
ここでも、のぶを強引に割り込ませたいのなら、ず~っと以前から《のぶはアンパンマンの商品化に全部口を出す設定》に描いておくべきでは?
そういう積み重ねをないがしろにして、連続性がない箇条書きをやり続けるから、残り3回でも連ドラとして破綻するのだ。
例えば、《のぶはアンパンマンの全てに口を出す設定》を、嵩が生み出した、いや、のぶと嵩の子どものような尊い存在に対しての強い愛情であると位置づけ、プロポーズをするときから「嵩さんのために」の “妻の愛情” を強調しまくればよかっただけなのだ。
そうすれば、第126回(9月22日放送)での羽多子(江口のりこ)のひと言に意味が出て、輝きすら放ったのだ。
羽多子「嵩さんとのぶは 長いことかかって
アンパンマンという子供を生んで
一生懸命 育ててきたがやね」
もちろん、令和の時代に表現の工夫は必要だが、もっとも前から《のぶと嵩の夫婦には子どもが授からない》を印象付けておくべきだが。
数々のキャラをゼロから生み出す苦しみを描かないのに?
さらに、そもそも論 《その1》 として、唐突に〈かびるんるん〉〈フケツマン〉と言われても困るのだ。
言うまでもないが、武山の‘アンパンマン愛’を描く目的であることは百も承知だ。
それでも、今作は前回でナレーションに「嵩は、こうして数多くのキャラクターが誕生していく」と言わせたのだ。
まるで、嵩が “無尽蔵にキャラを創出できる万能画像生成AI” のように、クリエーターを描くドラマとして、最も大切な「ゼロからの生みの苦しみを描くこと」を捨てたのだ。
だから、現実のコンテンツ『アンパンマン』を知る人は別にして、朝ドラ『あんぱん』を純粋に見ている視聴者には「〈かびるんるん〉〈フケツマン〉って誰?」でしかないのでは?
なのに、そこを利用して強引に話を展開するから、残り3回になっても、今作に1ミリも感情移入できないのだ。
これだって、サブキャラクターのどうでもいいエピソードを削って、それこそ〈ばいきんまん〉を始め主要なアンパンマンキャラの誕生秘話を「1キャラ=1話の週5放送」でスピンオフにしても良いくらいなのに。
ちなみに、来週に今作の「スピンオフ=特別編」の放送が決定しているが、とっくに “朝ドラだから習慣で見ているだけ” の私は1秒も見るつもりはないが…
原作の主旨や原作者尊厳を傷つけられることを描かないのに
異様な描写は、まだまだ続くよ、どこまでも… である。
嵩「前にも一度 アニメ化の話があってね」
え~~~と、これ↑を映像化するのがテレビドラマ、『あんぱん』が最優先でやるべきなのでは?
原作作家がテレビ放映のためのアニメーション化によって、原作の主旨や原作者の尊厳を傷つけられることを描かずして、日本を代表するコンテンツ作家であるやなせたかし氏を描くことができるのか!(おっと、熱くなりすぎました・謝)
「美術スタッフのミス」ではなく「脚本のチョンボ」では?
落ち着くために、重箱の隅をほじくってみる。
メインタイトル映像明け、数日後の設定で武山が柳井家を突然訪れる場面で、のぶが「武山さん?」と驚く場面がある。
のぶが完全にドアを開け、武山の顔を認識してから「武山さん?」と言うのだが。
これ、フツーの描写なら、のぶがドアを開ける直前にドアスコープ(のぞき穴)から武山を認識した瞬間に言うべきでは?
おそらく、美術スタッフさんが「ドアスコープなしの玄関ドア」を準備して撮影に臨んだから、こんなへんてこな映像になったと推測ができる。
いいや、早合点してほしくないのは、これが「美術スタッフのミス」ではなく「脚本のチョンボ」であると思える点だ。
今回の時代設定は「昭和60年(1985)8月」で、実際の我が家がそうだったように、当時(1960年初頭)の都市部での集合住宅(団地・マンション)では、玄関ドアにドアスコープが徐々に導入された時代で、新築マンションでない設定であれば、なおさら‘ない設定’が妥当なのだ。
しかし、きっと、脚本家は「昭和60年だからのぞき穴あるよね」で書き進めたのでは?
そして、その違和感を演出の柳川強氏が「のぶがドアスコープをのぞき込む風の芝居をつけ」てごまかした。
おっと、 ‘ミスターロマンチック’がドアスコープをロマンチックに描いたわけである(苦笑)
ここまで《嵩がのぶのことを信用している》と描き切るなら
重隅突きは辞めて、本編に戻って怒りってみる(笑)
嵩「僕はね
あなたのことも テレビ局のことも
まだ信用していません。
でも… うちのかみさんのことは
信用してるんです」
え~~~と、これ↑を映像化するのがテレビドラマ、『あんぱん』が最優先でやるべきなのでは?
あれっ? デジャヴ??
ここまで《嵩が‘のぶ’のことを信用している》と描き切るなら。
詩集の朗読、山頂での歌、中園ミホ氏が憑依した少女のくだりもなしにして。
『ゲゲゲの女房』をベースに、次の四つの要素を「起承転結」化しつつ再構築してもよかったと思う。
●一目惚れから始まる職場結婚のリアル
●極貧生活の泣き笑いエピソード
●夫の才能を信じて経理や家庭を一手に担う妻と、売れたい漫画家の支え合う夫婦像
●成功後も変わらぬ信頼と絆と夫婦愛
「うちのかみさんのことは信用してるんです」に説得力がない
まだ2回も残っているので決めつけは良くないが、決めつけちゃおう!
今作がダメだったのは、戦争を生き抜いた昭和の庶民のリアルな暮らしと、夫婦のきずなを描いた「ヒューマンドラマ」である点を、夫婦以外のサブキャラの物語でぶち壊した上に。
単純な「サクセスストーリー」としても、[史実]の盛り込み方を箇条書きに描きすぎて盛り上げることすらもできなかったことだ。
そして、最も致命的だと思うのは、「漫画家の妻」という特殊な立場を、普遍的な夫婦愛として昇華させることができず、「あれこれ仕事を渡り歩いた結果、茶道の師匠になった妻」に帰着させたことだ。
やはりここは、フィクションなのだから、のぶに “カリスマ的” な存在に仕立てるべきだったと思う。
そう、「うちのかみさんのことは 信用してるんです」がウソに聞こえないように。
「信用してません」となったことを描くべき
もう一つ、ツッコミを入れておく。
それは、今作は、そもそも論 《その1》 として、 義弟までテレビ関係者に仕立てているのに、「テレビ局のことも まだ信用していません」と手のひらを返したことだ。
またまたデジャヴになるが、「信用してません」となったことを描くべきでは?
あれだけ「頼まれた仕事は断らない」を描き続けておいて、ラスト3回で態度をガラリと変えるのは、さすがに物語の流れを無視しすぎである。
それこそ、ミュージカル『怪傑アンパンマン』の成功から丸2年も時間経過させないで、その間に「あちこちからテレビアニメ化の依頼があった」とし、のぶと嵩の “アンパンマンを傷つけさせない情熱” を描きまくるだけでよかったと思う。
まっ、やればいいことをやらないのが今作であるが。
のぶ「うち 歌詞を読んじょったらメロディが浮かんだき」
後半の話は… もう、どうでもいいレベルだ。
ここまでおかしな展開にするなら、最初から嵩が武山の企画書に感動してアニメ化を承諾し、自ら進んで「アンパンマンのマーチ」を書けばよかったと思う。
で、のぶが歌詞を読んで…
のぶ「うち
歌詞を読んじょったらメロディが浮かんだき
作曲をするき!」
で、よかったのでは?
ちなみに、嵩が歌詞の一部を書き直すのは[史実]のまんまである。
あとがき
備忘録として… 終盤で「昭和63年(1988)秋」に時間経過して終わりましたね。
いや、今作が何よりも誰よりも、モデルとなった人たちやアンパンマンをリスペクトしていないという異様なドラマになりました。
前述しましたが、「特別編」をつくる労力と時間とお金があるなら、本編をまともに作ってほしかったというのが本音です。
次回の感想は諸事情で遅くなると思います…
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第10話『SPY スパイ』の感想。
スティンガースは、バンジャタン共和国の後継者候補ラマバティの暗殺阻止のため、危険な任務に挑んでいた。乾(藤井流星)が囮となり襲撃を受ける一方、ラマバティ本人も狙われるが二階堂(森川葵)が救出する。西条(玉山鉄二)は、日本警察に裏切り者が潜んでいると語り、スティンガース創設の真意を明かす。土橋首相はラマバティの亡命を決定し、捜査を警視庁に一任。二階堂は乾に「秘密の任務」を託す。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:徳尾浩司(過去作/おっさんずラブシリーズ,恋はDeepに,ライオンの隠れ家)
演出:松原浩(過去作/高嶺の花,しずかちゃんとパパ) 第1,2話
中島悟(過去作/セカムズ,すきすきワンワン!,それパク,俺の話は長い) 第3,4,7,9話
伊藤彰記(過去作/過保護のカホコ,35歳の少女,家庭教師のトラコ.セクシー田中さん 第5,6,8,10話
)
音楽:林ゆうき(過去作/緊急取調室,Believe-君にかける橋-,マウンテンドクター)
主題歌:パイロット「マジック」
オープニング曲:harha「マスカレード」
編成P:水戸祐介(過去作/世にも奇妙な物語'23,24)
P:松原浩(過去作/理想の息子,高嶺の花)
大庭佑理(過去作/ACMA:GAME アクマゲーム シリーズ)
難波利昭(過去作/何曜日に生まれたの,俺の話は長~2025・春~)
制作協力:イカロス(過去作/news every.,ぐるぐるナインティナイン,マツコ&有吉 かりそめ天国)
※敬称略
三部作の最終章の“中”として“何とか引き延ばし”に成功
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
夏ドラマの最終回が「9月30日」と超遅いのも、この作品が「全11話も」あることも、現状を踏まえると強気すぎるフジテレビの姿勢も、いま私が最も “検証” したいことだが(苦笑)
連ドラの最終章が「前後編」なのはよく見かけるが、まさかの「前中後編」「三部作」である。
しかし、最終回のオチは「誰が謎の工作員なの?」「スティンガースは解散するの?」だけだから、そこに向かって “ひたすらに引き延ばし” という内容だ。
まあ、今作のパターンは「最後でのどんでん返し」だから、最終回の終盤10分を見ればよいわけだが(困)
それでも、いろいろとネタを盛り込んで “何とか引き延ばし” に成功したと言えるだろう。
今回で意外だったのは、毎回大量に盛り込まれてきた “小ネタ” が関口欣二郎(杉本哲太)限定でしか登場しなかったこと。
このおかげで、おふざけ度が下がって、まるで《おとり捜査を描いた警察ドラマ》に見えたのは朗報… か?
それにしても、ここまで内容らしきものがないと「あとがき」で書くこともありません…(涙)
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ファイトソング
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不便な便利屋
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保育探偵25時
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ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
僕達はまだその星の校則を知らない
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか
- 過去の連ドラの感想記事一覧(ま行)
舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
御上先生
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
問題物件
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
皆様のおかげで、2025年9月7日に3,800万アクセス達成をいたしました。(御礼の記事)