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連続テレビ小説「おむすび」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

『総集編 前編』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


2024年に放送された連続テレビ小説「おむすび」第1週~第13週までを85分にギュッと凝縮。ヒロイン結の青春から社会人として巣立つまでをまとめた総集編・前編。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1,3,7,13
   小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生) 第4,6,10
   松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,ごちそうさん,おちょやん,ブギウギ) 第8,12
   大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ) 第9,11
   工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
   原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/「なつぞら」本編語り)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
   真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動



いつもの ‘濃いめ’ でなく ‘薄味’ で…

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

ということで、「一つだけお願いがあります。朝ドラ『おむすび』のことは嫌いでも、私と当ブログも感想は “まだ” 嫌いにならないでください」と本日も叫びます!
※しばらくテンプレです…

基本的に、朝ドラの総集編の感想は投稿しませんが。

思い起こしてみれば、前作『虎に翼』の前半は、「これ、ここ数年の朝ドラで最も傑作になるかも!」なんて、大きな期待をしました(今となっては、思慮の浅い期待だったわけですが)。

しかし、その “根拠なき期待感” から、楽しみに見て感想を投稿したのが、『虎に翼』の『総集編 前編』でした。

そして、今作『おむすび』は、「これ、ここ数年の朝ドラで最も駄作になるかも!」なわけですね。

そこで、ここ最近、今作の感想に連日書かせていただいた “根拠あるそもそも論” をもとにして、『おむすび』の『総集編 前編』の感想を、備忘録代わりにさらりと書いてみようと思います。

はい、いつもの‘濃いめ’でなく‘薄味’で(笑)


第13週の「土曜日版」と同じ"印象操作"が「総集編」でも!

先日(2024年12月28日)放送、第13週『幸せって何なん?』の「土曜日版」を見た人ならピンと来たのでは?

前半最後の第13週の「土曜日版」は、こうだった。


月曜日から金曜日に描いたことは無視して、〈「本編」とは “むすび” つかないダイジェスト版としての土曜日版〉

要するに、月曜から金曜日の5回で受けた印象とは全く違う “別のドラマ” になっていたってこと。

詳しく知りたい方は、最下部のリンクから「土曜日版」の感想を読んでいただきい。

「土曜日版」の編集担当がやったのは、「印象誘導」や「感情設計」や「ストーリーテリングの再構築」の範疇を超えて、「印象操作」をしたのだ(と、私は考えている)。

簡単に言えば…

<味変した[おむすび]《一口目》である。


第13週の「土曜日版」は、「本編」を味変させた!

要するに、「本編」を “味変” させたのだ。

味変とは、「味を変化させる」の略で。
一般的には、B級グルメなどの料理に調味料などを加えて風味を変え、自分好みの味に仕上げること。

そう、第13週の『おむすび 土曜日版』は、B級以下のドラマに編集やナレーションを加えて印象操作をし、演出家が意図する味に仕上げたようなものだったのだ。

先週を思い出してほしい… 少なくとも「土曜日版」は次のような印象を受けたのでは?

肩を故障した翔也(佐野勇斗)は、自己逃避して “ギャル” になろうとするも、恋人の結(橋本環奈)から叱られて行き場がなくなる。

一方の結は、“ギャル” になろうとするくらいに自暴自棄になった恋人のために、交際のきっかけになった手料理で、恋人の心を救いつつ、結婚を決めることになった。

もちろん、こんなことを書いている私自身が「みっきー、嘘を書くな!」なのだが(苦笑)

しかし、先週の「土曜日版」では、「本編」を上記のような印象になるように味変した[おむすび]させたのだ。


塩おむすびが、石焼き風旨辛ビビンバおむすびになってる!?

まとめよう。

今回の『総集編 前編』も、先週と同じ意味合いの味変した[おむすび]になっていたのだ。

早送り再生すると味変した[おむすび]が “そこまでやってはいけんレベル” なのが、よく分かる。

早送りで見ると、印象に残る映像は「主人公・結と、恋人・翔也」しかないのだ。

そして、そこから受ける印象は、「結と翔也の恋愛ドラマ」となっていたのだ。

そして、下記の三要素はほぼ “超薄味” に残留する程度で。

 ●糸島東高校の書道部の部活
 ●博多ギャル連合(通称:ハギャレン)のパラパラダンス
 ●神戸栄養専門学校時代の栄養士のお勉強

それなりの “やや出汁が利いた味付け” だったのは。

 ●幼少期の結の阪神淡路大震災の体験
 ●結の姉・歩(仲里依紗)の震災のトラウマと家族の関係

「本編」では、専門学校入学あたりから徐々に “濃いめ” になった「結と翔也の恋愛ドラマ」を…

「総集編」の味変により、無駄を削除して「結と翔也の恋愛ドラマ」を明瞭に仕立て直したのだ。

もちろん、「本編」を見てきた私を含めた読者様は「えっ、塩おむすびが、石焼き風旨辛ビビンバおむすびになってるよ!?」だと思う。

でも、「総集編」だけ見た人なら、「こういう内容だったんだ!」と言っての納得はできるはず。

だから… そう、困るのだ。


味変した[結]の"恋バナ"と"家族コント"に不安しかない…

続いては、味変した[おむすび]《二口目》である。

すでに、第14週の予告編や、現在放送中のミニ番組『おむすび年末年始PR』をご覧になった人はお気づきのはずだ。

年明けからは、「結と翔也の恋愛ドラマ」が中心の「米田家と四ツ木家のドタバタ家族コント」になるのは、ほぼ確定だろう。

好き嫌いはあると思うが、「結と翔也の恋愛ドラマ」が中心の「米田家と四ツ木家のドタバタ家族コント」は、きっと既定路線だから受け入れるしかないし。

これまでの内容を鑑みれば、「結が栄養士になって…」だけで3か月も引っ張れる体力が、今作にないことも分かる。

だとしても、恋バナと家族コントに致命的な脆弱性を感じて仕方がない。

だって、味変した[おむすび]を素直に受け取れば、結の興味関心の対象が “翔也だけ” に味変されているからだ。

そう、味変した[ヒロイン結]は、さほど他人にも過去にも興味はないだけでなく。

恋愛によって得られる「心惹かれる気持ち」や「胸の高鳴り」すらも乏しい人に感じられるのだ。


この先の結がここまで極端な"翔也だけの人"になると…

最後の、味変した[おむすび]《三口目》は。

主人公が、書道部や野球部は別にして、ギャルも、震災も、栄養士も、料理も、ほぼほぼ興味関心がないように見える原因だが。

もちろん、それらの映像が相当量カットされていることも要因の一つではあるが。

一番は、「心惹かれる気持ち」や「胸の高鳴り」すらも乏しい人に仕立ててしまったことで…

家族やご近所さん、同級生や同僚たちにも、熱い思いや優しい心を抱かない(抱けない)人に見えてしまっているからだ。

さすがに、結がここまで極端な “翔也だけ” になると、よほどうまいことをやらないと、視聴者から「応援したい」と思われる主人公になるのは難しいと思う。


あとがき

上記のことは、あくまでも私が『総集編 前編』から、残りの半分を予想したにすぎません。

ただ、年明けしばらく、特に結婚するまでは「結と翔也の恋愛ドラマ」が中心の「米田家と四ツ木家のドタバタ家族コント」になるんでしょうね。

せめて、結が “翔也だけ” だとしても、これ以上「翔也のお仕事ドラマ」の印象は薄めるべきだと思います。

でも、きっと今作は “米田家の呪い=困っている人を放っておけない” を突然持ち出して、「翔也を支えるムスビン」をやるんでしょうけどね。

これ以上、「自分が興味を持てないことには無関心」「自分にとって重要でないことは気にしない」は強調しないほうが良いと思いますけど。

そのためには、いつも言うように、「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」がリンクしているように描くしかないと思います。


みっきーの“栄養”チャージ中!(第11回)

昨日(12/29)、恒例の「幸先詣」へ妻と成田山新勝寺に行ってきました。

2025年から御朱印集めを始めようと思いまして、記念すべき “お初” を新勝寺さんの本尊 不動明王にしました。

年末年始は、人が大勢来るので基本的に「書き置きしたものに、日付のみ手書き」なのですが。

早朝に行きましたら、全て手書きで印まで押していただけました。

「これから頑張って集めてください」とのお言葉をいただき、ありがたい一日を過ごしました。

皆様も、年末年始、体調に気を付けてお過ごしください。

成田山新勝寺の御朱印


文中の博多弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
博多弁に変換 | 恋する方言変換 | BEPPERちゃんねる 新窓で開きます


『おむすび』を召し上がった後の ≪お口直し≫ に下記の感想をおすすめ!
朝ドラ「カーネーション」全151回分の感想リンク 新窓で開きます
朝ドラ「カムカムエヴリバディ」全112回分の感想リンク 新窓で開きます


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連続テレビ小説「おむすび」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
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第13週『幸せって何なん?』「土曜日版」の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


翔也(佐野勇斗)は怪我でまともに投球できなくなり、結(橋本環奈)がいる関西を離れ実家の栃木へ帰る。聖人(北村有起哉)からそっとしといてやれと言われ、結は翔也を気にしないよういつもより仕事に集中するが、1週間経っても翔也から何の連絡も来ない。そんな折、立川(三宅弘城)が結に、栄養士の視点で献立を作ってレシピを見直すよう言う。同僚の原口(萩原利久)は、結の頑張りがようやく評価されたと喜び、二人で新たな仕事に邁進していく。
------上記のあらすじは、公式サイトより引用------


原作:なし
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1,3,7,13
   小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生) 第4,6,10
   松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,ごちそうさん,おちょやん,ブギウギ) 第8,12
   大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ) 第9,11
   工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
   原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/「なつぞら」本編語り)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
   真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動



自分とは違う意見の記事を読むことは良いことです

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

ということで、「一つだけお願いがあります。朝ドラ『おむすび』のことは嫌いでも、私と当ブログも感想は “まだ” 嫌いにならないでください」と本日も叫びます!
※しばらくテンプレです…

当ブログでは、『感想の趣旨について』として次のように掲げさせていただいております。


作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。

なので、これから書くことは、あくまでも「いろんな人、いろんなメディアがあるなぁ」と関心たことを伝える記事として書くので、読者の皆様もそのつもりでお読みくださいませ!

当ブログでは、称賛記事を安定的に次々と掲載してくださる「リアスサウンド 映画部」の記事をご紹介します。

この記事では、これまた、セルフプロモーションがとてもお上手な今作の制作統括の宇佐川隆史さんの素晴らしいコメントが紹介されています。


2024年最後の放送となった第65話では、プロ野球への道を絶たれ弱気になっていた翔也(佐野勇斗)に、結が「うちは翔也に幸せにしてもらおうなんて思っとらん。2人で幸せになる。なにがなんでも2人で幸せになる。やけん、うちと結婚してください」と逆プロポーズ。翔也は「あぁ」と笑顔を見せ、見事なハッピーエンドを迎えた。

 第12週から漂っていた不穏なムードを吹き飛ばすポジティブな展開について、制作統括の宇佐川隆史は「年末を意識して作ったことは間違いないです」と打ち明ける。

出展:“年末年始”にガチッとハマった『おむすび』の仕掛け ハッピーエンドの金曜日の狙いを聞く|Real Sound|リアルサウンド 映画部 新窓で開きます

私のような極端なへそ曲がりには、次のようなことしか言えません。

「のらりくらり進んできたら、いつの間にかケツに火が付いたんで、強引に “文句あるか!” とねじ伏せただけでしょ?」

次の「リアスサウンド 映画部」の素晴らしい称賛記事もご紹介したいです。


テーブルに並べられた食器のセットが一人分増えるラストの演出もとてもよかった。栄吉と佳代、結、そして翔也の分。食卓を囲む家族が一人増えたことを示している。第1話の冒頭から何度も登場してきた米田家の台所でプロポーズシーンが行われること、2024年の放送が締めくくられることは、改めて見事と言わざるを得ない。

出展:『おむすび』プロポーズの場所はなぜ台所だったのか? “原点”に立ち返った年内最終回|Real Sound|リアルサウンド 映画部 新窓で開きます

私なんぞの、酒は酔っぱらえればいい、食べ物はおなかいっぱいになればいいという栄養や味付けなどのグルメとは程遠い人間には、次のようなことしか言えません。

「栄養士以前に、愛する人に食べてもらう立場として、炒め物を炒める前に、サラダを盛りつけようよ。あっ、神戸栄養専門学校では炒め物も煮びたして味をしみこませるってか!」

私、以前にも書きましたが、一般財団法人インターネット協会認定のインターネット利用アドバイザーの第1回認定者のひとりでして。

その立場で申しますと。

ネット上では、自分の考えに似た意見がたくさん表示される「エコーチェンバー現象」がありまして。

特に、SNSでは、好きなことや似ている人同士がつながりやすい傾向になります。 取得する情報が “自分好み” に偏る傾向になるので、注意が必要です… と、講演では訴えます。

ですから、こうやって自分とは違う記事を読むことは良いことです キリッ!


結は、「翔也に幸せにしてもらおう」って思っていたの?

「あんた、見た目によらずロマンチストだよね」

これ↑、高校の同級生でもある妻がいつも言うことだ。

もちろん、私は‘のびしろしかないわ!’だから、誉め言葉として受け取っているし。

このロマンチストが、仕事上でも「そのアイデア、グッときますね」につながると信じている。

冒頭から、なぜ、自分語りをしちゃったのか?

金曜日(第64回)で、結(橋本環奈)が恋人・翔也(佐野勇斗)に、次のようなセリフを言って結婚に進む展開があった。


結「うちは 翔也に…
 幸せにしてもらおうなんて思っとらん。
 2人で 幸せになる」

しかし私は、皆様に次のように提案をした。

結「うちが好きなんは野球選手ん翔也じゃなく
 夢ばあきらめん翔也やけん!」

そんなの「甘っちょろいよ」と言われれば、それまでだが。

私の感覚は、(男性の)翔也に(女性の)自分(結)が幸せにしてもらおうなんて思っていない… の意味に受け取った。

しかし、さあ、今日も皆様とご一緒に「そもそもぉ~」と行きまっせ!(Why? 関西弁?)


そもそも、今作は「かかあ天下」を踏襲してきたのでは?

そもそも論1球目》として。

前作『虎に翼』なら「男女同権」「男女平等」を第1週から描き続けたから、このセリフにたどり着くのは納得できる。

しかし、今作『おもすび』で脚本家や演出家や制作統括らが描き提示してきた世界観は「かかあ天下」「妻の尻に敷かれている夫」では?
 ※「かかあ天下」とは、一家の中で妻が夫よりも強い権力を振るっていること

そして、結は、佳代(宮崎美子)と栄吉(松平健)の祖父母夫婦、愛子(麻生久美子)と聖人(北村有起哉)の両親を見て、1ミリも矛盾を抱いたり、違和感を覚えたり、下記のようなセリフを言うような設定になっていただろうか?

結「うちは旦那さんと 対等な夫婦になるけん!」

もうすでに月曜日(第61回)分で “連ドラ” として崩壊しているのだ。

それを証明するセリフが、奇しくも「土曜日版」のアバンタイトルに、編集担当(誰だか知りません)が残した次のセリフだ。


翔也「もう… 野球できねえかもしんねえ」
結「うそよね…?」

その結の、「うそよね…?」が何だかしっくりこないし、冷酷に感じてしまうのは私だけだろうか。

まあ、「20代のころなら、こんな感じでしょ」も理解できなくはないが。

確かに「信じられない!」という驚きをストレートに表現したのは構わないのだ。

でも、この場面、「本編」でも「うそよね…?」の直後に、「翔也…」と呼ぶだけでメインタイトル映像になり、タイトル明けは「球場のベンチで語る二人」になって…

結は、肩の故障のことをもっと前に教えてくれなかった翔也を責める展開になったのだ。


結は「翔也がそげん悩んどーとに気づかんやった」では?

長くなったから、まとめよう。

これ、作り手がどんな意図だろうと、好意的に解釈しようと。

映像どおりに解釈すれば、結は、<肩の故障を恋人も私に隠していたなんて嘘だよね> としか受け取れないのだ。

で、ロマンチストのみっきーは、次のように考える。

結「翔也が そげん悩んどーとに気づかんやった。
 ごめんね。うち 恋人失格やね」

こう↑じゃないの! って。

いいや、そもそも論2球目》として。

極論を言えば、これを結が言った瞬間に、翔也のほうから「俺と結婚してくんねえが!」でよかったのだ。

まあ、そうなると月曜日だけで済んじゃうわけだが(笑)

結局、主人公の肝心要の一つである “恋愛観” や “結婚観” ですら、まともに描けていない。

これが、半分が終わった今作の現状なのだ。

そして、これで年明けから「結の結婚」を描こうというのだから、見る前から仕上がりの予想はできるような…


今週だけでも結は立川に認められないほうがよかったような

話は、結が、社員食堂の責任者である立川(三宅弘城)に、唐突に認められるくだりに進む。

いかに唐突で意味不明なのかは、先日に言及したので書かない。

しかし、ここが「本編」が徹底的に次を踏襲しているが分かる展開だ。

脚本家も演出家も制作統括も、ムスビンに愛はあるんか?
脚本家も演出家も制作統括も、サブキャラクターにも愛はないんか!

なぜなら、今週末に結婚させる設定のヒロイン・結と、結婚相手となる翔也を、「天国と地獄」「天と地」「陽と陰」「光と影」に提示する必要があるのかと思うのだ。

週末には結婚を決める二人なのだし、今作は結に「2人で 幸せになる」と言わせると分かっている立場だ。

だったら、いいや、そもそも論3球目》として。

むしろ、今週中だけでも、結も立川らに認められず悩むくらいはやってもよかったのでは?

まあ本来なら、「肩の故障でプロ断念」には「重大なミスをやって栄養士資格はく奪のピンチ」くらいでないと釣り合わないが。

別に、結が、演者の橋本環奈さんが悪いのではない。

こうやって、結だけがトントン拍子に成功する展開ばかりを積み重ねるほど、結に共感も感情移入もできないし。

果ては、「翔也、本気で結と “むすばれる” 気なの!?」と、部外者の一人して心配になるのだ(笑)


三花の新店出店と、渡辺の映えシューズ人気を絡めれば…

「本編」の感想で書き忘れたことを書いておく。

ネットの「#おむすび反省会」界隈でも、評判がよろしくない‘ナベさん’改め‘ナベベ’こと渡辺孝雄(緒形直人)の豹変について。

豹変したことは、ハッキリ言って、どこをどういじっても違和感のてんこ盛りを修正することは不可能だ。

しかし、“連ドラ” として、この「第13週」として、何とか意味があるように描こうとはできるのだ。

例えば。

‘チャンミカ’こと三花(松井玲奈)が新しい店を出店できた理由に一工夫したらよかったのだ。

歩(仲里依紗)が製造依頼してナベさんが作った「映えシューズ」を「ガーリーズ 一号店」で売ったら大ヒットして大儲けしました… としたら、よかったと思うのだ。

ナベべのファッションコーディネートもチャンミカがやったことにしたらよかったと思うし。

もちろん、「アロハシャツのどこがギャル?」はごもっともだが。


緒方直人さんを“平成ギャル男”に変身させていれば…

そもそも論4球目》として。

これだけ「ギャル」が「まずは見た目から」と描いてきたのが今作なのだから。

緒方直人さんに今作お得意の‘金髪メッシュのウルフカット風カツラ’を装着させて、衣装はアメカジ・サーフ系で、黒塗り肌にごっついアクセを身につけさせて “平成ギャル男” に変身させるべきだったのだ。

だって、松平健さんも、北村有起哉さんも、すでに辱めを受けたのだから、やっても何らおかしくない(笑)

当然、「本編」でも、語りでその旨を語りで追加するだけも構わない。

それがあれば、ナベさんが急変したことも、翔也が三花の店を偶然訪問したのも、墓参りのあざとさも、少しは消せたのでは?

もちろん、この程度もやらない(やれない)から、ほぼ全ての要素、エピソードが “連ドラ” なのにつながって見えないのだ。


ひと休み…

ああ、疲れた(読者も皆様も疲れたと思います)

実は、これを書く直前、近くの農協直販所に年末年始の野菜とお餅の買い出しに行ってきた。

午後は、妻が義母の介護に実家に帰っているので、我が家の大掃除だ。

だから、今作の感想に時間も労力も割く余裕も、あまりない。

いや、番外編のそもそもとして、読むほうも大変だろうが、書くほうも意外と大変なのだ。

というわけで、「本編」では突っ込まなかった部分は、これでおしまいにする。


今回の15分間を見て、新たな伝説ができた!

さて、ここからは「土曜日版」として…
さらに、過去3か月分の最終週のダイジェスト版(「総集編」のダイジェスト版はありませんので)としての感想を書いてみる。

今作は、これまで。

月曜日から木曜日に描いたことは無視して、〈“むすび” つかない金曜日〉 と。

第1回から第49回まで描いたことは無視して、〈“むすび” つかない2007年 再びの神戸編〉 をやってきたことは、すでに言及済みだ。

そして、前回で。

これまでの描写と 〈全く “むすび” つかない〇〇(お好きな単語を入れてください)〉 にまで到達したことも示した。

で、今回の15分間を見て、新たな伝説ができた。

それが。

月曜日から金曜日に描いたことは無視して、〈“むすび” つかないダイジェスト版としての土曜日版〉 である(失笑)


今回は完全に“印象操作”のレベルにまで到達しちゃった!

これまで、13回の「土曜日版」が放送されたわけだが。
今回は完全に “印象操作” のレベルにまで到達したといってよいだろう。

実は、これまで「印象操作」という単語は、あえて使わずにきた。

それは、「印象操作」が、当事者あるいは第三者の他者からの印象を、自身の意図どおりに操るように試みる行為で、よくない印象が強い言葉だから、感想にはふさわしくないと避けてきたのだ。

その代わりに使用していたのが、「印象誘導」や「感情設計」や「ストーリーテリングの再構築」という言い回しだったのだ。

ではなぜ、ここまで私が書いたのか、丁寧に解説してみる。


「ダイジェスト版でやれるなら本編でやってよ」と切に願う

「本編」の5回分を見た人なら分かったと思う。

編集と語りによって、「本編」とは全く異なる “ドラマ” に仕立てている… と。

物語(流れや展開)だけでなく、演出面(雰囲気や心証)まで “異なるテレビドラマ” に作り替えた! と。

今週は、チーフ監督・野田雄介氏の担当だから、他に口出しできないからなのか、やりたい放題だったと言いたいくらいのやりすぎ、改変のし過ぎ… である。

もちろん、野田氏が必死に <自分がやった仕事の尻拭い> をやりたい気持ちは分かる(編集に野田氏の意見が反映されるのかは分かりません)。

それに、私を含めて聡明な読者様なら、「本当は、こういう感じにしたかったんだよね」と本編を見ているときから、気づいていたはずだ。

そう、そもそも論5球目》として、簡潔に言ってしまえば(言葉は悪いですが)。

「ダイジェスト版でやれるなら、本編でやれよ!」ってこと。

同時に、そもそも論6球目》として(言葉はキツイですが)。

「撮影前に脚本がダメって判断できるのなら、事前準備段階と撮影現場で修正しろよ! プロだろ?」ってこと。

もちろんこの言葉は、現場の演出家だけでなく、むしろ放送する全ての責任者である制作統括にぶつけたい言葉だとも言っておきたい。


ここまで、「本編」と別物の「土曜日版」にしていいのか?

少し冷静に書いてみよう。

先週までの「土曜日版」の編集と語りは、ある程度は(良し悪しは別にして)脚本と脚本家に敬意を払う感じもあって、脚本における不具合を修正するレベルで止まっていたのだ。

だから、「結局、ダイジェスト版もこの程度にしか作れない」だったわけ。

でも、「本編」をまとめたものをダイジェスト版とするなら、誤解を恐れずに書けば。

分かりにくさ、意味不明さなども含めて残してこそ、ダイジェスト版なのでは? と思うのだ。

もちろん、大前提として「分かりやすく描け!」と矛盾しているのは承知だ。

しかし、「一週間のまとめ」であるなら、良い部分も悪い部分も全部ひっくるめて… が、正しいのでは?

だって、「土曜日版」で各週のディレクターが <自分がやった仕事の尻拭い> をやれるとなったら、今以上に「本編」で手抜きをするのは目に見えているのだから!

さすがに、ここまで視聴者に対して印象操作をやるのは、公共放送局として恥じるべきだし、考えるべきだと思うが。


「合コン」と「パラパラダンス」が全削除する前に…

さらに、冷静に書いてみる。

「土曜日版」の編集スタッフが <本編スタッフがやらかした仕事の尻拭い> をやったのは間違いない。

その最たる尻拭いが、今作の「土曜日版」史上 <徹底的に無駄を削ること> だ。

恐らく、これまでの「土曜日版」では、視聴者が知る由もない “大人の事情” によって削除できないシーンやカットが、明らかに少しは残っていた。

しかし今回は、お気づきのとおり、「合コン」と「パラパラダンス」が全削除の対象になっていた。

そもそも論7球目》として。

削除対象になった「合コン」と「パラパラダンス」だって、積極的に見たいとは思わないが、話の流れ、今週の構成において、脚本家は一定の意味を持たせたことは理解できるのだ。


今作が踏襲してきたのは「ギャルは見た目から入る」では?

「合コン」は、何かとお節介なおばちゃん・美佐江(キムラ緑子)の娘‘なっちゃん’こと菜摘(田畑志真)の、結への気遣いを具現化したことで、ちゃんと近所に愛される主人公にリンクしているのだ。

ただ、問題は、結にとって相当パーソナルな話題を、結に無関係な‘男性たち’に伝え、その‘男性たち’に無関係な翔也を否定させ、結の問題点まで指摘させたことだ。

明らかに、(恐らく)再登場しないであろうエキストラには役割が大きすぎるし、それ以前に違和感しかないのだ。

だから、全カットは当然のことになる。

「パラパラダンス」だって、「ギャル」の大先輩で教祖的な存在の‘アユ’が直々に「ギャルとは何ぞや」のお告げを語り、翔也も、もれなく “ギャル教信者” になることだって。

今作がこれまで描いてきたことと、ちゃんとリンクしているのだ。

ただ、そもそも論8球目》として。

前述のように今作が踏襲してきたのは「ギャルは、見た目から入る」なのだ。

であるから、本質を考えれば「パラパラ」ではなく、アユとチャンミカによる “翔也の見た目のギャル男化” をやるべきだったのだ。

それをやらない(やれない)から、ただただ意味不明なパラパラをダラダラと魅せられた印象しか残らない。

したがって、「土曜日版」では全カットになるのは当然なのだ。


「栄吉のカラオケ」と「佳代の豚とタマネギのニンニク炒め」

「合コン」と「パラパラダンス」でやっちまった失敗を、二度あることは三度あるにギリギリで寸止めしたのが「栄吉のカラオケ」と「佳代の豚とタマネギのニンニク炒め」だ。

どちらも、長年連れ添った老夫婦として、幼少期からの結を親代わりに育ててきた孫育をやった祖父母だからこその、応援歌であり、励ましの言動なのは、今さら書くまでもないことだ。

これに類することは、削除されなかった「立川の回心」だって、突き詰めれば、立川なりの励ましの言動なのだ。

ただ、「本編」では、立川の改心への経過の描写不足による唐突感によって、意味不明にしか見えなくなったのだ。

土曜日版」では削除されていた、結の幼なじみであり、元高校球児の陽太(菅生新樹)と結の元クラスメイトの恵美(中村守里)との交際報告も、脚本上は意味があったのだ。

「会社を辞めて、新たな夢に向かう」「2人で一緒に夢を」なんて、これからの結と翔也につながる可能性を秘めたエピソードになっているのだ。

ただ、陽太に関しては、社会人になって以降、ことごとく唐突に、幼なじみ特権でしか登場しないから、削除されたのだろう。

やはり、「本編」での表現が間違っていた… そういうことになるのだ。


あとがき

お昼を過ぎたので、まとめます(汗)

この「土曜日版」を見て、改めて思うのは。

「ダイジェスト版でやれるなら、本編でやれよ!」ってこと。

「撮影前に脚本がダメって判断できるのなら、事前準備段階と撮影現場で修正しろよ! プロだろ?」ってことです。

15分間に短縮できる能力があるなら、(描くべきポイントは理解しているのですから)薄めるのは簡単のはずですし。

語りを追記して補強と補完ができる余力があるなら、先日も書きましたが、高瀬耕造アナウンサーに「本編」もやってもらってもよいと思います。

いいや、それくらいやって、並の朝ドラになるかどうかの瀬戸際に追い詰められていると思いますよ。

とりあえず「がんばれ!」としか言いようがありません。


みっきーの“栄養”チャージ中!(第10回)

ここ数年、年末年始の準備は「妻が実家」「私が自宅」の役割になっておりまして。
私たちには子どもがいないので、分担しています。

と言っても、実家のおせちは通販で買って、煮物とお雑煮は妻と義母と義妹が。
我が家の煮物は私、お雑煮は妻、おせちは蒲鉾と伊達巻と栗きんとんを買うだけですけど(笑)

今朝は、地元の農協の直販所の開店前に並んで、全部地元の野菜で揃えました。

赤お安いだけでなく、新鮮でおいしいし、農家さんの顔が見えるのは、何よりも安心できますね。

それでは、少し早いですが、『おむすび』の感想の今年は最後なので、ひとまず… 来年もよろしくお願いします。

地元の野菜


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【記事修正】
管理人の単純な算数ミスで、そもそも 〈そもそも論は10連投!〉 になっておりました(汗)

連続テレビ小説「おむすび」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第65回第13週『幸せって何なん?』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


結(橋本環奈)は、スナック・ひみこで佳代(宮崎美子)と話し、栄吉(松平健)とただいるだけで幸せと聞いて翔也(佐野勇斗)のことを思い出す。それから米田家の台所に立ち、夕飯に豚肉と玉ねぎのニンニク炒めを作るが、その最中にも、結の脳裏には翔也と最初に出会った時からこれまでに至る様々な思い出が駆け巡っていく。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1,3,7,13
   小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生) 第4,6,10
   松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,ごちそうさん,おちょやん,ブギウギ) 第8,12
   大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ) 第9,11
   工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
   原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/「なつぞら」本編語り)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
   真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動



『おもすび』と一人ひとりの読者様にも愛を込めて書きます

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

ということで、「一つだけお願いがあります。朝ドラ『おむすび』のことは嫌いでも、私と当ブログも感想は “まだ” 嫌いにならないでください」と本日も叫びます!
※しばらくテンプレです…

いよいよ、朝ドラ『おむすび』も、今週で前半が最後ということで、世間もネット界隈も当ブログも、何となく「久しぶりにネタにしようか」「恐る恐る見てみようかな?」な雰囲気が漂ってきました。

まあこれも、年の瀬の風物詩として好意的に受け取りましょう。

とは思ったところで、間もなく前半が終了する年末の数回で、<積極的に食べる気がしないおむすび> が <何個でも食べたくなるおむすび> に激変することは、残念ながらありませんでした(理由は、あとから書きます)。

こんな現状なのに、今回の、今回の感想を、もしかすると今日が仕事納めという超多忙な中でも読みに来てくださった方もいると思います。

もちろん、世間の賑わいとは別に、いろんな状況下で2024年の年の暮れ、そして新年を迎えようとしている読者様もいらっしゃるはずです。

また、来月1日で発生から1年を迎える能登半島地震の被災地から読んでくださっている方もいらっしゃいます。

そこで、今年最後の朝ドラ「本編」の感想は、いつも以上にネチネチと、そしてバッサリと、その上で、『おもすび』に、一人ひとりの読者様にも愛を込めて書こうと思います。


祖母の言動で、画面にいない祖父の存在を感じられる描写!

まず、もう理由はあえて書かなんが、今年の我が家のモットーは「やりたいこと、やれることは先延ばししない!」だった。
人間、いつ何が起こるか分からないのだから、後悔先に立たずってこと。
こう書いている割に、好きなものを最後に食べる… をやめられないのだが(汗)

いやあ、何回ぶり、何週ぶりだろうか?

これを「よかったこと」にしないと、もう最終回までないかもしれないので、朝ドラ大好き人間同士の歳末助け合いって感じで、プチ褒めを “二つも” やってみる。

それは、一つめ前回の感想のあとがきの次の記載に由来するプチ褒めだ。


翔也を見つけた歩と、翔也を放置した結が、“携帯電話で連絡を取り合っている風” に見せるだけでよかったんです。

「あたしが翔也に本物のギャルを教えるから」と、仲里依紗さんの演技で提示するだけで、妹と姉、糸島と神戸がつながるのです。

橋本環奈さんは無言でうなずく演技だけやれば、「お姉ちゃん、ありがとう」「翔也、ごめんね」と伝わったと思いますよ。

そう、ラストの「♪君といつまでも」のカラオケの画面を見る結の意味も、違って見えたはずですよ。

舞台設定がバラバラだから、話もバラバラになる… それだけのこと。

別に、仲さんと橋本さんが同一画面に収まっていなくても、心はつながっていると映像でいくらでも示せたと思います。

これは、前回で「糸島の妹」と「大阪の姉」が姉妹なのにリンクしていないから、ドラマとして面白味が生まれないことを言及した部分だ。

今回では、祖母の佳代(宮崎美子)の言動によって、画面に登場していない祖父の栄吉(松平健)の “存在” を感じられる描写があった。

アバンタイトルで、カラオケを歌う栄吉の回想シーンがあったものの、その後の佳代のセリフや態度によって、物理的な栄吉の存在だけでなく。

佳代にとって、長年連れ添ったパートナーとしての意味合いまで見えた。

そう、脚本上や演出的な処理でいくらでも <‘いない’を‘いる’にできる!> ということだ。


祖父母を強調したことで祖父母だからできる「孫育」も強調

<‘いない’を‘いる’にできる!> を脚本、演出、俳優の演技でやれば、次の三つまで漏れなく付いてくる!

 ●俳優のスケジュールを合わせなくても、“一緒にいる”  ように作れる
 ●むしろ “一緒にいない” ことで、両者の思いを描ける
 ●“一緒にいない” 登場人物を視聴者が想像する楽しみや期待感がつくれる

前回は、奇をてらったパラパラの直後だっただけに、決して悪くなかった(と思う)栄吉のカラオケ「♪君といつまでも」まで、松平健さんを客寄せパンダに利用するという大失態をやった。

でも、今回の “一緒にいない栄吉” をつくり出すことで、簡単&分かりやすく前回での “祖父が的を孫を心配する” を提示することができたのだ。

そう、祖父母だからできる「孫育」というやつだ。
 ※ここで教育論をやるつもりはありませんので、興味がある方は下記のリンクをご参照ください。
参考:祖父母は親ではないから 尾木ママらが説く正しい“孫育” | AERA dot. (アエラドット)  新窓で開きます

ちなみに、<‘いない’を‘いる’にできる!> は片方の俳優の演技に依存しなくてもできる。

簡単なのは、ナレーション、語りを活用する方法だ。

前回を例にするなら、語りで「結が自分のことを心配して姉に相談した気持ちに応えようと、翔也は立ち上がりました」と、翔也(佐野勇斗)がパラパラを踊る直前に被せるだけで成立したのだ。

なぜ、今回のエピソードの直接の関係者以外で出来て、当事者に出来ないって?

こういう点が、脚本家も演出家も制作統括も、精査しきっていない証拠であり。

細部にこだわらない、緻密さに欠けることこそが、今作の最大の欠陥であり、欠点の根拠でもある。

あっ、当然だが、語り役は「本編」用のリリー・フランキーのスケジュール調整が難しければ、「土曜日版」用の高瀬耕造アナでも問題ないことも添えておく。


今回は珍しく、第1回から直前回まで描いたことを基礎に!?

もう一つのプチ褒めは、5分までの <結と翔也のあゆみ> の表現だ。

これまでも『おむすび』は、下記の愚作を平然とやってきた。

 ●月曜日から木曜日に描いたことは無視して、 〈“むすび” つかない金曜日〉  をやる
 ●第1回から直前回まで描いたことは無視して、 〈“むすび” つかない連ドラ〉  をつくる

しかし、メインタイトル映像を抜けば実質約4分間だけだったが、次のように作り込みがしてあったのだ。

第1回から直前回まで描いたことを基礎にして、過去のエピソードを 〈“むすび” 関連付けた金曜日&連ドラ〉  に!

これなら、今回を初めて見た人なら、こう思えるに違いない。

料理下手なヒロインが、恋人の野球選手にスタミナ料理を作って夢を応援して、愛を育んできたアオハルな朝ドラ!!

もちろん、これは正しくない(困)
 ※困る要素も、後述します

しかし、これまでの  〈全く “むすび” つかない〇〇(お好きな単語を入れてください)〉  よりはマシである。


下準備なしで、主人公が糸島へ向かわせるのには無理がある

久しぶりに、『おむすび』でプチ褒めを全力のオーバースローで二連投もやったので肩が故障してしまった(笑)

肩への負担に配慮して、ここからはいつもどおりに、欠点をあぶり出すような地を這うアンダースローで投げてみる。

どうか、今日だけは読者の皆様もみっきーのキャッチャー(女房役)となって、球を受け止めていただきたい。
 ※じゃあ、投げますよぉ!

そもそも論一投目》、結が糸島に行った(帰った)理由が解せない。
青色は、冷静さや論理性を象徴し、物事を根本的に捉える思考を表す
 ※茶色は、大地や根を象徴する色で、物事の根本や基礎をイメージ

だって、脚本家も演出家も制作統括も、今作も、神戸に家族をはじめ、ご近所さんたちや友だち、関西に地域を広げれば、神戸栄養専門学校時代の仲間や、職場の同僚たちがいると、描いたばかりなのだ。

さらに、なぜか結は自発的にではなく、父や姉の指示どおりに糸島へ傷心旅行へって?

「じゃあ、結はどこへ行ったらよかったの?」なんて愚の骨頂みたいな質問が来ると困るので先手を打っておく。

そもそも論二投目》祖父母は前述のとおりに今回のエピソードの直接の関係者以外なのだ。

だから、身内だってだけで主人公が向かうのには無理があるわけだ。

これだって、先日書いたように、第1回から第64回「糸島」という舞台を、〈結の原風景〉 として強調することなく。
〈日本のあちこちにある自然豊かで地産地消の町のひとつ〉 程度にしか活用しなかった、できなかったから説得力がないのだ。

せめて、それこそ「祖父母の家」ではなく「糸島の海、畑、自然」を 〈結の原風景〉 として際立たせていれば。

結が列車の車窓から糸島の海を見るカットだけで “糸島が結を変えてくれるはず” と思えたに違いないのだ。

したがって、これらを下準備しなかった時点で、主人公が糸島へ向かうのには無理があるのだ。


最も傷ついたのは翔也なのに、結を持ちアゲがるって?

いいや、この解説、感想は正しくない。

だって、そもそも論三投目》このエピソードにおいては、中心人物は結ではなく翔也その人なのだ。

社会人野球で頭角を現し、プロから指名を受ける直前で、肩を壊し、戦力外と判断され一般職に変わり、夢も人生計画もすっかり壊れて、体だけでなく、最も傷み苦しみもがいているのは翔也なのだ。

だから、このエピソードで今作が描くべきは、サブキャラクターであろうが “翔也であるべき” だ。

しかし、あろうことか、脚本家も演出家も制作統括も、「結の傷心・結の苦悩・結の復活」で、見せて(show)魅せる(fascinate)をやってしまっている。

プロだろうが、日本を代表する映像コンテンツ「朝ドラ」のスタッフだろうが、間違っている。

だ、か、ら、描かれている物語にも無理があるし、展開や流れも人工的でぎこちないのだ。

た、し、か、に、主人公の恋人がケガをし夢をかなえられなくなったことで、恋人を支えるために栄養士になった主人公が傷ついて。

それを、やさしい祖父母との触れ合いから本来の自分を取り戻す… という大枠の構成は間違ってはいない。

し、か、し、言っちゃ悪いが、結に関しては、就職先でも小説は奇なりを超越するくらいに順風満帆と描き中なのが、これまた今作なのだ。

だったら、社員食堂のくだりにおいても、ことごとく結の提案が上司や先輩から無視されて、人生最大級に結が凹んでいると描けばよかっただけでは?

自分の心が不健康で傷ついた翔也まで気が回らない、回せないから、取るものも取り敢えず気が付いたら糸島行きの列車に飛び乗っていた… にするべきだったのでは?

こうやって、いとも簡単に “主人公を特別優遇” するから、展開も流れも強引になり。

結果として、「結って何なの?」「翔也より自分?」と好感度が下がるのだトホホ...


翔也は、「結の物語」には大きく強く関わってこなかった人

先に進めよう。

唐突すぎる展開に、頭がついて行きづらいのだが。


結「この人となら
 一緒に 乗り越えていけるって思った」


結「うちは 翔也に…
 幸せにしてもらおうなんて思っとらん。
 2人で 幸せになる」

そして下記は、今回のアバンの佳代のセリフだ。


佳代「幸せなんよ 一緒におるだけで 毎日が」

きっと、きっと、きっと、脚本家も演出家も制作統括も、佳代の「幸せなんよ 一緒におるだけで」と、結の「この人となら」「2人で 幸せになる」を、これでもかと言わんばかり、絶対に否定させない勢いで、重ねているつもりなのだ。

しかし。

そもそも論四投目》結と翔也が <一緒におる> 印象が皆無なのだ(苦笑)

今回に組み込まれた回想シーンでも、結と翔也の印象的なツーショットなんてあっただろうか?

それこそ、高校時代、交際前や直後なら多少の <一緒におる> はあったが、社会人になってからはほぼなかったのでは?

そう、結局、そもそも論五投目》「結のパート」「結の物語」に翔也は大きく強く関わってこなかった(関わらせてこなかった)のが今作なのだ。

もちろん、「結の恋バナ」には関わっていたが(笑)


結局、結は翔也に何してないまま、結婚へ!?

したがって、そもそも論六投目》、余程好意的に見ていないと、結と翔也が結婚前提、いいや結婚間近なカップルには見えていないのに、なぜ結も翔也も「幸せなんよ 一緒におるだけで」に心を打たれたと描けるのか!

いいや、そもそも論七投目》、結と翔也がふたりで何かを成し遂げた記憶がないのに、「2人で 幸せになる」と言われても困るのだ。

百歩譲って、「うち どうしていいか分からんくなった」のは認めるが、これだって。

そもそも論八投目》、結は翔也と向き合うことすらせず、家族の言いなりに糸島に逃避行して、スナックのカウンターで焼酎飲んで、夕食の支度をしただけなのだが(失笑)

これで、いきなり「2人で 幸せになる」はやりすぎでは?

せめて、いっそのこと回想シーンは全部削除で、第1話から前回の第64回まで『シン(新)おむすび』にしたらどうだったろう?

「こんなことも、あんなことも、ありました」と放送したこと、虚構の中の事実を連ねるのではく。

橙「実は…」と、結が、高校球児時代の翔也、社会人野球に入って体づくりに悩んでいた翔也、そして故障して自暴自棄の翔也を、これだけ思っていた、こんなに支えようとしていた… と、演説するだけで違ったのでは?

映像がなくたって、セリフと俳優の演技があれば <‘いない’を‘いる’にできる!> のだから。

やりよう次第で <‘なかった’を‘あった’にもできる!> はずだ。

それをやらないから、肝心の結の決め台詞も説得力不足で空を切っておしまいになるのだ。

それ以前に私の感覚では、次の妄想セリフに帰着するように描け! なのだが。

「うちが好きなんは野球選手ん翔也じゃなく、夢ばあきらめん翔也やけん!」

まあ、いいや。


なぜ、ご近所さんや両親は結を放置するの?

この度のエピソードの最大の違和感を書いて、まとめとしよう。
 ※ああ、下書きの時点で、3時間半超えちゃった!

そもそも論九投目》なぜ、結が翔也と交際していることを知っている商店街の人たちが心配していないのかが解せない。

だって、翔也の故障は新聞記事にもなっているのだから。

噂話が大好物の美佐江(キムラ緑子)なんて、真っ先に「結ちゃん、どないした!?」と駆け込んで来そうだし。

理髪店に入り浸っている高橋テーラーの店主・要蔵(内場勝則)も新聞片手に騒ぎそうなのに、騒がない。

いや、そもそも論十投目》“米田家の呪い=困っている人を放っておけない” がかかっているはずの父・聖人(北村有起哉)と母・愛子(麻生久美子)が祖父母に一任して放置って???

赤の他人である‘ナベさん’こと渡辺孝雄(緒形直人)のためには、あれだけ駆けずり回ったのに?

せめて、両親が祖父母に電話をかけるくらいのことはやっても、祟りだけに、バチは当たらないと思うが(笑)


あとがき

脚本家のご都合主義でしか「ギャル」「ギャル魂」「ギャルの掟」を使わないから、今回も “連ドラ” として支離滅裂にしか見えないのだと思います。

当然、「米田家の呪い」なんてついに魔力が消滅しちゃってますしね。

この程度の紆余曲折で結婚させるなら、ヘアサロンヨネダにアユが河童を呼び出して、米田家の呪いを発動させて、「もう好きなだけ炭水化物食べられるよね」って、ムスビンとくっつける程度でもよかったと思いますよ。

明日の「土曜日版」の感想まで書きますので、よろしくお願いいたします。

今回は、4時間超もかかってしまったので、写真コーナーは次の機会にいたしますね。

皆様も、長文なのに最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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連続テレビ小説「おむすび」

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『おむすび』
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第64回第13週『幸せって何なん?』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


福岡・糸島に帰って来た結(橋本環奈)は、栄吉(松平健)と佳代(宮崎美子)に、愛子(麻生久美子)から自分が何で帰ってきたか聞いているか問う。栄吉はそんな結に、帰ってくるのに理由なんかいらないと言う。一方、大阪にいる翔也(佐野勇斗)は、歩(仲里依紗)とチャンミカ(松井玲奈)からギャルの本質とは何かをレクチャーされる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:根本ノンジ(過去作/正直不動産シリーズ,相棒シリーズ,フルーツ宅配便,ハコヅメ)
演出:野田雄介(過去作/スカーレット,マッサン,六畳間のピアノマン,舞いあがれ!) 第1,3,7,13
   小野見知(過去作/マチ工場のオンナ,トクサツガガガ,転・コウ・生) 第4,6,10
   松木健祐(過去作/ひよっこ,いだてん,晴天を衝け,舞いあがれ!) 第2,5
   盆子原誠(過去作/カーネーション,ごちそうさん,おちょやん,ブギウギ) 第8,12
   大野陽平(過去作/「ちむどんどん」第9週のみ,「舞いあがれ!」第25週のみ) 第9,11
   工藤隆史(過去作/「舞いあがれ!」第20週のみ)
   原田氷詩(過去作/「おちょやん」 第17週のみ,「舞いあがれ!」第16週のみ)
音楽:堤博明(隣の家族は青く見える,ベビーシッター・ギン!)
主題歌:B'z「イルミネーション」
語り(本編):リリー・フランキー(過去作/「なつぞら」本編語り)
語り(土曜日版):高瀬耕造アナウンサー(過去作/「ブギウギ」本編語り)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼)
制作統括:宇佐川隆史宇(過去作/岸辺露伴は動かないシリーズ,正直不動産シリーズ)
   真鍋斎(過去作/まんぷく,正義の天秤,拾われた男)
※敬称略
※他のスタッフ表は、当記事の最下部へ移動



今日の感想を読んでくださる読者様にいつも以上に感謝いたします!

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

ということで、「一つだけお願いがあります。朝ドラ『おむすび』のことは嫌いでも、私と当ブログも感想は “まだ” 嫌いにならないでください」と本日も叫びます!
※しばらくテンプレです…

冒頭から「これの感想を書くのかぁ」と思ったのが、もうすぐ半年分の前半が終わる朝ドラ『おむすび』の第64回。

そんなわけで、今回はいつも以上に <そもそも論その1,2》> の連続になることをご理解ください。
 ※青色は、冷静さや論理性を象徴し、物事を根本的に捉える思考を表す
 ※茶色は、大地や根を象徴する色で、物事の根本や基礎をイメージ

と同時に、読者も皆様にいたっては「これの感想を読むのかぁ」と重い腰を上げてくださっていることに、いつも以上に感謝いたします!

読者様を裏切らないように全力で書きます!!


「ほぼ全てが不安定」と「突飛で異端なエピソード」ばかり

そもそも論その1》として、『おむすび』というドラマ、連ドラは、あらゆる要素、いや、ほぼ全ての要素がコロコロとブレたり、突然に変わる。

それが理由で、連続ドラマなのに “連続していない” という珍現象を引き起こし中だ。

さらに、もう詳しく書かないが “大人の事情” を口実に、奇抜な展開や奇をてらう内容を盛り込む。

この、「ほぼ全てが不安定」と「突飛で異端なエピソード」によって。

回を重なる毎に、約2年半ぶりに迷作朝ドラ『ちむどんどん』(NHK/2022年度前期)を超える駄作に向かっている最中だ。


今回だって、そもそも、パラパラである必要も必然性も皆無

今回の、大阪にいる翔也(佐野勇斗)が、歩(仲里依紗)とチャンミカ(松井玲奈)からギャルの本質とは何かをレクチャーされる展開なんて、まさに「ほぼ全てが不安定」と「突飛で異端なエピソード」の分かりやすい “悪例” だ。

そもそも論その2》として、パラパラである必要も必然性も皆無である!

これまでの今作を見てきた人なら、カラオケ、プリクラ、街ブラ(街をブラブラ歩き、普段の街で自分を解放して気ちよくなること)、買い物だって成立する。

これらは、すでに「神戸栄養専門学校」時代の同級生たちで、脚本家、演出家、制作統括が今作で描いたことだから、わざわざギャルのOGを集めてパラパラをやる必要はないのだ。

だって、そもそも論その3》として、歩自身はパラパラを好きでない時期があったと今作が描いたのだから、やるだけ違和感を増強させる。

そう、違和感しか生まないことをやるから、誰の目にも奇をてらう内容に見えてしまうのだ。

こうなると、「パラパラ以外に何かあるの?」の質問が来そうだから、その前にサクッとお答えしよう。


歩も翔也も(結だって)、外観からギャルになったのだから!

そもそも論その4》として、歩は歩より1つ年上の親友‘真紀ちゃん’の夢に追従するかたちで “外見から” ギャルになったと、これまた脚本家、演出家、制作統括が今作で描いたのだ。

今風に言うなら、ビジュアル先行でギャルになったのだ。

そう、ざっくり言ってしまえば、歩も翔也も(ある意味で、結だって)、ビジュアル先行でギャルになったのは同じなのだ。

もう、お気づきだと思う。

本質的に今作が今回でやるべきは、歩が「ギャル なめんな」で、翔也のビジュアルにツッコミを入れて盛り上げるべきだったのだ。

なぜなら、そもそも論その5》として、歩は売れない俳優をやっていたし、今はファッション関係の仕事に就いているのだから…

メイクやファッションから翔也の “ギャル魂” をしごいて、叩き直すべきだったのだ。

いくらなんでも、朝ドラを担当するくらいの “プロ” がこの程度に気づかないはずはない。

きっと、視聴者には思いつかないような “大人の事情” があった… としておくか(失笑)


今作にとって<主人公がどこにいるのか?>は重要でない!?

今年の『おむすび』の感想も今回含めて2回しかないから、今回の15分間だけでなく、今作全体の根源的な問題、根幹にかかわる疑念、疑義を訴えたい。

どうして、神戸在住の結が「糸島」で、住所不定的な歩と大阪在住の翔也が「神戸」なのか?

そもそも論その6》として、今作が、今作の主人公が「糸島」を舞台に繰り広げられている物語なら理解できるが、そうでないことは明らかだ。

さらに、そもそも論その7》として、今作が、今作の主人公が「神戸」にも大してこだわりを持っていないとも描いてきた。

姉の歩は、これでもかと言わんばかりに「神戸」に拘っているのに… である。

要するに、そもそも論その8》として、脚本家、演出家、制作統括も <主人公がどこに住んでいるのか?> や <主人公の原風景はどこなのか?> といった “設定” を軽視、放置し続けているのだ。

ちなみに、原風景とは、人生の基本的な背景やアイデンティティに影響を与える重要な幼少期や過去の特定の景色や風景を指す。

そう、今作にとって <主人公がどこにいるのか?> は大して重要でないわけだ。

これが、今作の立ち位置なのだ。

そのことは、序盤の「福岡・糸島編」が、「糸島」という舞台を、〈日本のあちこちにある自然豊かで地産地消の町のひとつ〉 程度にしか活用しなかった、できなかったことからも明白だろう。


「○○発地域ドラマ」のように、なぜ"地域"を活用しない?

まとめよう。

日本放送協会(NHK)が「地域発ドラマ」「地域ドラマ」と称されるテレビドラマを制作放送していることはご存じだと思う。

NHKの各地方の地域放送局が企画制作するドラマで、「○○発地域ドラマ」と呼ばれることが多い。

最近で話題になったのが、2021年に放送された『宮城発地域ドラマ ペペロンチーノ』だ。

東日本大震災の津波でレストランを失った宮城県在住の主人公が、震災から10年目に新たに店を建て直す、被災地の復興と被災者の心の再生を描いた群像劇の名作だ。

感想はこちら
宮城発地域ドラマ「ペペロンチーノ」〔再放送〕 (2021/4/17放送) 感想 ※ネタバレあり! >  > ディレクターの目線blog 新窓で開きます

全てのドラマがそうだとは言わないし。
逆に、意図的に主人公が生きている場所を特定しないことで、世界中のどこでも起こり得る全方向的な作品もある。

しかし、NHKの連続テレビ小説、朝ドラは基本的に <その土地、その場所でしか描けないドラマ> であることが多いし、これまでの作品だってそうだった。

今作だって、序盤の1か月で、徹底的に “糸島でしか描けない” を強調するだけで、自然に “神戸での過去” が際立ったのだ。

しかし、そんなことすらやらなかったから、世間から「なぜ、今さら震災のトラウマ?」となる(なった)し。

「なんで、わざわざ福岡でなく大阪の専門学校へ?」となる(なった)のだ。


細部にこだわらないことこそが、今作の最大の欠陥で欠点!

今回だって、以前に徹底的に “糸島でしか描けない” を強調していれば、結が自分の原風景に帰って自分を取り戻す展開にも説得力を持たせることができたはずなのだ。

例えば、決して褒められる例ではないが、前回での‘ナベさん’こと渡辺孝雄(緒形直人)の豹変だって、渡辺がずっと神戸に住み続けた設定だから、内容は滅茶苦茶だが、今回の「結の傷心旅行 in 糸島」よりは、多少マシということ。

サブのキャラクターでできるのに、主人公や主人公に強く大きくかかわるキャラクターではできない。

この、細部にこだわらない、緻密さに欠けることこそが、今作の最大の欠陥であり、欠点だ。

それゆえに、舞台を変えてあれこれと組み込むだけ、大風呂敷が広がるだけで、まとまり感も一体感もなくなるのだ。

と同時に、前述の「ナベさんの豹変」だって、米田家がずっと神戸在住でないから、取って付けたようにしか見えないのだ。

もちろん、結がずっと糸島に住んでいないから、今回のカラオケも取って付けたようにしか見えないのだ。

というわけで、まとめの割に長くなってしまったが。

もう半分が終わり、それだけでも過去に描いたことを活用できないのだから、年明けの後半戦での巻き返しも、ほぼ不可能だろう。

だって、きっと、また、やるのだ。

第1回から第65回まで描いたことは無視して、≪前編と “むすび” つかない後編≫ を(失笑)


あとがき

無駄を承知で、「こうしたらよかったのにコーナー」を改め「後悔先に立たずコーナー」をやってみますね。
よかったら、読んでみてください!

翔也を見つけた歩と、翔也を放置した結が、“携帯電話で連絡を取り合っている風” に見せるだけでよかったんです。

「あたしが翔也に本物のギャルを教えるから」と、仲里依紗さんの演技で提示(映像化)するだけで、妹と姉、糸島と神戸がつながるのです。

橋本環奈さんは無言でうなずく演技だけやれば、「お姉ちゃん、ありがとう」「翔也、ごめんね」と伝わったと思いますよ。

そう、ラストの「♪君といつまでも」のカラオケの画面を見る結の意味も、違って見えたはずですよ。

舞台設定がバラバラだから、話もバラバラになる… それだけのこと。

別に、仲さんと橋本さんが同一画面に収まっていなくても、心はつながっていると映像でいくらでも示せたと思います。


みっきーの“栄養”チャージ中!(第9回)

昨夜(12/25)は、妻とふたりで、自宅でクリスマスを祝いました。

今年は、年明けから妹が急逝して「お祝いする?」だったのですが、「クリスマスが大好きだった妹の分もやろう!」ってことになりました。

リースや室内に飾ったLEDライトは2年前に5年間使った乾電池式が壊れたので、2つ買ったのを使い回しました(笑)
キャンドルは、キャン★ドゥだったと思います…

クリスマスリース

シャンパングラスは、ガラス工場のセールで買って。
シャンパンは、ヤオコーのワイン安売りデーに早朝並んで(笑)

モエ・エ・シャンドン

ケーキは、どうしても「ブッシュドノエル」が食べたかったので、資生堂パーラーの「ビュッシュ・ド・ノエル・ショコラ」を奮発しちゃいましたけど。
録画した『明石家サンタ』を見ながら…(笑)

資生堂パーラーの「ビュッシュ・ド・ノエル・ショコラ」

節約しつつ、メリハリをつけないと、楽しくないですもん!

皆様は、どんなクリスマスを過ごしましたでしょうか…
決して、自慢したいわけではなく、いろいろな状況や環境でクリスマスを楽しめない方に、クリスマス気分を味わっていただきたいだけです。


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第63回第13週『幸せって何なん?』の感想。


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翔也(佐野勇斗)と別れた結(橋本環奈)は、合コンの場で栄養士になる意味がないのではと言われ、帰り道に考え込んでしまう。ちょうどそこに歩(仲里依紗)が通りかり、結は泣きながら歩に抱きつく。帰宅した歩は、愛子(麻生久美子)から結と翔也の事情を聞き、結がなんで泣いていたのか理解して、若いっていいなと羨ましがる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
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今回から、看板文句を差し替えました

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―――ここまで、ごあいさつ―――

常連の読者様は、ご存じだと思います。
ここ数日間 連続で Web拍手が 30未満(投稿時)になりましたので…
読者様に向けて、どうしたら今作が巻き返せるのか考える感想にもしたいと思います。

ということで、「一つだけお願いがあります。朝ドラ『おむすび』のことは嫌いでも、私と当ブログも感想は “まだ” 嫌いにならないでください」と本日も叫びます!
※しばらくテンプレです…

12月になってから、ほぼ毎回次のように書いてきました。


「一つだけお願いがあります。私と当ブログも感想は嫌いでも、朝ドラ『おむすび』のことは “まだ” 嫌いにならないでください」

しかし、今回から看板を上のように差し替えました。


「一つだけお願いがあります。朝ドラ『おむすび』のことは嫌いでも、私と当ブログも感想は “まだ” 嫌いにならないでください」

年内はもちろん、来年も引き続きよろしくお願いいたします… の意味を込めました。

今回は、久しぶりに「みっきーの植物図鑑」もやりますので、お楽しみに!

<普通のドラマ、連ドラ>ならば、間違ってはいないが…

前回も同じだったから、脚本担当の根本ノンジ氏と、チーフ監督の野田雄介氏、そして制作統括の宇佐川隆史宇氏は、これが正しいと思ってやっているのだろう。

今回も、アバンタイトルの編集がおかしいから、その後の展開が意味不明にしか見えないのだ。

その前に、主人公の結(橋本環奈)が合コンからの朝帰りだろうが。
偶然に、姉の歩(仲里依紗)が通りかかって再会しようが、そんなのはどうでもいい。
というか、橋本環奈さんの屋外ロケとスケジュール調整できたのが仲里依紗さんだけだったのだろう(笑)

もう、今となっては、主演が超多忙だとか、その主演の出演スケジュールに合わせて脚本が修正されているだろうことも、どうでもいい。

そもそも論その1》として、おかしいのは。

今回のアバンにまで前回の “合コン” で、合コン相手の近藤(祐楽)と井上(奥本智海)が結に忠告する場面の回想シーンをわざわざ組み込んだ構成と編集だ。

ここはちょっと複雑な説明になるから、よく読んでいただきたい。

まず、<普通のドラマ、連ドラ> なら、合コンを入れることで主人公の気持ちを今回から見た視聴者らに説明するのは間違っていないと思う。

むしろ、やって然るべき当然の編集だ。

ただ、今作は読者様の多くが認めておられる(と思います)<普通のドラマ、連ドラ> ではない!

ということで…

初対面の合コン相手に気づいて改心するのは強引すぎる!

ここから、ネチネチ言ってみる…

そもそも論その2》として、歩と再会する直前の結は、説明でしかないモノローグだとしても、次のように描いたのだ。

翔也(佐野勇斗)に対して怒ったことを後悔しつつ、自分が何をすべきか分からず悩んでいると、“わざわざ説明” したのだ。

ここで、冷静になって考えてみてほしい。

いくらなんでも <結が初対面の合コン相手に忠告されたことで、過ちに気づいて苦悩する展開> は、強引すぎやしないか!

これまでの結の言動や性格を “連ドラ” として踏襲して考えれば、誰にも描くべきことは一つしかないはずなのだ。

それは、結が近藤と井上に次のように “怒る” ことでは?

「あんたたちに、翔也んなんが分かると!」
「うちんこと、勝手に決めつけなんな!」

そう、前回での結がギャルに変装した際に激怒して言った「ギャル やめんな」じゃないの!

近藤と井上の忠告も、ある意味でど正論で納得なんだけど、もっともなんだけど「うちは違う!」では?

もしも、合コン相手にキレるのことに違和感を覚えるなら。

こんな時こそ、リリー・フランキーさんの語りで…

語り「結は、ギャルの掟を思い出していました…」

そう入れておいて、次のテロップを入れても良かったのでは?

 ♥その2:他人の目は気にしない 自分が好きなことは貫け

 ♥その3:ダサいことは死んでもするな

ここまで、しっかりとお膳立て、下準備をやっておけば、帰路で落ち込み悩んで歩くのも納得できたと思うのだ。

結を改心させるのは準レギュラーキャラ以外は説得力不足!

で、そもそも論その3》として、おかしいのは。

結を悔い改めさせる “重要人物” を、合コン相手という “年内限定&合コン限定使用のサブのサブキャラクター” に依存した構成だ。

下衆な勘繰りをするなら、橋本環奈さんの撮影スケジュールに合うサブキャラがいなかったのかもしれない。

「誰かに結を改心させなくちゃ!」ってことで、(恐らく)使い捨ての利便性を優先したのだろうか。

だって、ここまで(一応)「他人の目は気にしない 自分が好きなことは貫け」「ダサいことは死んでもするな」で一貫してきた(ことにします)結を心変わりさせられるのは、準レギュラーキャラしかいないはずなのだ。

ハッキリ言えば、‘なっちゃん’こと佐久間菜摘(田畑志真)程度では役不足だ。

まあ、普通に考えれば、両親や糸島の祖父母だ。

で、今作を第1回から何となく見てきた人なら、‘ルーリー’こと真島瑠梨(みりちゃむ)ら「ハギャレンのギャルたち」と思いつくはずだ。

そして、これまでしっかりと見てきた人なら、次のように考えるのでは?

結が、沙智と佳純、澤田に相談するのが納得の展開では?

翔也に腕の故障と夢のとん挫を打ち明けられた結は、神戸栄養専門学校の同期や先生に相談するべきでは? と。

‘モリモリ’こと森川学(小手伸也)は別にして。

高校時代は有名な陸上選手で、種目こそ違えど状況が似ている‘サッチン’こと矢吹沙智(山本舞香)なんて最適任者だし。

開業医の娘で病院勤務の‘カスミン’こと湯上佳純(平祐奈)だって、治療や患者のケアという意味では悪くない。

だって、沙智と佳純は(一応)プロの栄養士として働いているのだから、アドバイスしたってぽっと出の合コン相手よりはずっとマシだ。

山本舞香さんと平祐奈さんのスケジュール調整が不可能なら…
結のコネ入社を後押しした… 翔也の先輩ピッチャーで今はプロ(のはず)の澤田龍志(関口メンディー)だって悪くない。

それなのに、次いつ会うか分からぬ合コン相手に、プライベートを話して突っ込まれて???

さすがに、意味不明すぎると言わざるを得ない。

この流れで、ホントはまだ好きな人を「放置旅行」って??

ナベさんと歩のくだりも、どうでもいいのでスルーする。
まあきっと、底知れぬ “大人の事情” があるのだろう。

でも、この流れで、主人公が糸島に “逃避旅行” って?

もう、完全に意味不明だ。

そもそも論その4》として、糸島に言ったところで、祖父母に会ったところで、何も解決しな可能性だってあるのに… なのだ。

まあ、今作の脚本家は「解決させるつもりで書いている」から、何の疑問もわかないとは思うが。

一般的に考えれば、朝ドラの主人公としても。

いや、『おむすび』の主人公で、“米田家の呪い=困っている人を放っておけない” の継承者としても。

結がやるべきは「自分の心の傷を癒すこと」でも、「誰かに悩みを解決してもらうこと」でもなく。

いま、悩んで迷って苦しんで必死に自分なりの答えを出そうともがいている…「翔也にそっと寄り添うこと」ではないのか!

失恋の「傷心旅行」というのは聞いたことがあるが、ホントはまだ好きな人を「放置旅行」って…(失笑)

繰り返して、ホント申し訳ないが。

脚本家も演出家も制作統括も、ムスビンに愛はあるんか?

あとがき

この展開の、どこをどう解釈したら「結は困っている人を放っておけない」なのでしょう?

そもそも論その5》として、結が恋人のため、翔也を支えるために栄養士の資格と取り、社員食堂に就職したと “今作が描いた” のに…
結局、<栄養士として野球選手の翔也を支えるしか興味がない> としか見えないんですけど(失笑)

誤解しないとは思いますけど、一応書いておきますと。

「翔也が故障して選手引退?」から「翔也も結も一気に奈落へ」で、そこから「別れの危機」を経由して「アドバイスをもらって無事に元サヤ」から「晴れて結婚」の流れ、<起承転結> は間違っていません。

ただ、<‘承’から‘転’> への作り込みが、素人レベル以下の雑さ、手抜き、ご都合主義なのですよ。

結が相談するべき相手も、結に助言をする相手も、ことごとく間違っているだけなく。

“連ドラ” としても、今週で年明けまで放送休止する編成としても、タイミングが最悪なんですね。

きっと、もう、連ドラらしく「糸島の実家」も「神戸の米田家」も使う気はさらさらないのは確認できたので。

明日の木曜日は、「キャバクラ?」で歩とチャンミカ(松井玲奈)が翔也を説得。
金曜日は、「スナックひみこ」で祖母・佳代(宮崎美子)とひみこ(池畑慎之介)が結を説得。

で、年明けまで先送りするんでしょうね。

ここまで「家=住み家」を利用しない「ホームドラマ」は見たことないです。

残り2日間の予想は 80%は当たるはずです… 「ディレクター目線、なめんな」です(笑)

みっきーの植物図鑑(第246回)

今年2月に「第194回」でも取り上げた、今朝(12/25)の 「ツワブキ(艶蕗、石蕗)」です。
去年は暖冬だったせいか、12月には満開でなかったですが、今年はすでに満開になりました。

和名「ツワブキ」の由来は諸説ありますが。

1つは、艶のある葉を持ったフキの意味。
フキは「冬黄(ふゆき)」が転じた和名で、冬に黄色い花をつける植物には「フキノトウ(蕗の薹)」も「フキ」が入ります。

もう1つの由来は、分厚い葉っぱを持ったフキから「厚葉蕗(あつはぶき)」がツワブキに転じた説。
どちらも特徴は花よりも葉っぱなんですけどね。

花は、甘い香り、バニラみたいな香りがします。

ツワブキの花言葉は「謙譲」「謙遜」「愛よ甦れ」「困難に負けない」です。

日陰できれいな黄色い花を咲かせる生命力から「愛を甦れ」。
日陰でも葉が茂ることから「困難に負けない」だそう。

なんとなく、いまの自分の背中をそっと押してくれる花言葉だと思います。

ツワブキ

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フリーランスのホテル宴会(婚礼含む)&映像ディレクター"みっきー"が、テレビ、映画、CM、ディズニー、音楽などエンターテインメント全般の感想を綴ります。愛するが故に、記事により毒を吐きますがご勘弁を。


  • 管理人 自己紹介
【ハンドルネーム】
みっきー
【性別】
男性
【職業】
宴会/映像ディレクター(フリーランス)
【自己紹介】
東京下町生まれ千葉県在住。
ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
ホテルでイベント、パーティー、
映像コンテンツ等の演出を手掛ける。
活動拠点は東京と千葉の有名ホテル等。
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