NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『ばけばけ』
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第56回/第12週『カイダン、ネガイマス。』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
ヘブン(トミー・バストウ)は連日、金縛りに遭っていた。トキ(髙石あかり)はヘブンにお払いを勧めるが日本語ではなかなか伝わらず、肝心の錦織(吉沢亮)も、なぜかヘブンを避けて迎えに来ないためトキは成す術がなかった。しかし数日後。出勤前の錦織をトキが訪ねる。錦織から聞いたお払いの英語の説明をトキが伝えるとヘブンは興味津々。トキはヘブンと錦織の代わりに通訳を頼まれた正木(日高由起刀)と、お払いにでかける。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレイヤーズ,きょうの猫村さん,一橋桐子の犯罪日記)
演出:村橋直樹(過去作/まれ,透明なゆりかご,サギデカ) 第1,2,5,7週
泉並敬眞(過去作/スカーレット,カムカムエブリバディ,ブギウギ) 第3,6,9,12週
松岡一史(過去作/まんぷく,心の傷を癒すということ,カムカムエブリバディ) 第4,8,10週
小島東洋(過去作/この花咲くや,ブギウギ) 第11週
制作統括:橋爪國臣(過去作/青天を衝け,あなたのブツが、ここに,ブギウギ)
音楽:牛尾憲輔(過去作/チェンソーマン,僕の心のヤバイやつ,ダンダダン)
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
土曜日版ナレーション:北郷美穂子(NHK大阪アナウンサー)
副音声解説:西地修哉(ヘブン担当)、木村はるか(リヨ担当)
副音声日本語吹替:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
タイトル写真:川島小鳥(過去作/未来ちゃん,SHISHAMOアートワーク)
タイトルロゴ:西沢和樹(instagram.com/nishizawa_k/)
プロデューサー:田島彰洋,鈴木航,川野秀昭|美術:山内浩幹、淀裕矢、向理沙、有本弘|美術進行:澤幸樹、嶋原広起|技術:増田徹、備中正幸、酒井俊史|音響効果:松本有加、巽浩悦、吉田亜矢|撮影:岩崎亮、関照男|照明:根来伴承、大西弘憲|音声:吉竹淳樹、稲垣雄二、大成友二、安河内裕斗|映像技術:前田惇徳、原幸介、山下健、若嶋なな|カラーグレーディング:原幸介、前田惇徳、山下健、日野維乃、若嶋、若嶋なな|VFX:西垣友貴、神戸大樹、山田茂人、北島規、北島規|CG:大西智子、空閑卓海、古市百人、佐藤望、田邊亮哉,大関聡|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、大塚良子,厚朴美沙子、毛尾喜泰|装置:佐藤千織、坂口大吾、山中宏華,澤井洸、平松康、吉田隆広|装飾:津村政幸、横田浩之、長洲史、横田浩之|特殊効果:奥村陵、宮崎真有|衣装:横山智和、中村みのり、鍛元美佐子、横山智和,鍛本美佐子|メイク:堀洋子、正田早百合、秋山直美、櫻井安里紗|持道具:楠正由貴、森上陽子|かつら:松本誠也、丹波峯子、山崎浩彦|特殊メイク:江川悦子、権田日和|特殊メイク協力:荒井律子、大谷美咲、山埼佳子|助監督:小林直毅、小島東洋、田中陽児、早川俊介、岡本拓大、後藤怜亜|制作担当:木村晴治、長岡しのぶ、本田良太、森岡あゆみ、片山哲治,斎藤明日香、竹本航|取材:川野秀昭、鈴木航|編集:藤澤加奈子|記録木本裕美|時代・風俗考証:刑部芳則|松江風俗考証:藤岡大拙|出雲ことば指導:多々納斉,松嶋彩|所作指導:藤間豊宏|料理指導:広里貴子|英語指導:塩屋孔章,ネイサン・ベリー|英字指導:前田祐加|眼科指導:大路正人,川村肇|怪談ばなし指導:玉田玉秀斎|茶道指導:有澤一男|三味線指導(タエ):菊央雄司|三味線指導(遊郭):長江浩子|アクション指導:中村健人|日本画指導:諫山恵実|絵画指導:苅谷昌江|華道指導:神前光園|造園:堤正和、宮崎昭徳
※敬称略
泉並氏の"演出=魔法"はコミカルでテンポよくアドリブも!
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―――ここまで、ごあいさつ―――
冒頭から、先週とは別の朝ドラを見ている錯覚に陥ってしまった。
もちろん、先週はシリアスばかりで、今週はアバンタイトルからコミカルだから、そもそも「物語」の内容が違う。
しかし、〈脚本〉を「物語の設計図」「物語の内容」「物語の骨組み」としてした際の〈演出〉を、「設計図を‘どう見せるかを決める仕事」「観客にどう感じさせるかを決める魔法」だとするなら。
今週の泉並敬眞氏の〈演出=魔法〉のほうが、圧倒的にテンポがよく、コミカルで、俳優陣のアドリブも効果的に残してある印象が強い。
俳優のお芝居の “間合い” も実に自然で、実に的確に入っており、実に心地がよい。
逆に先週の小島東洋氏の〈演出=魔法〉は、設計図を俳優に演じさせて撮影した程度にしか見えなかったのだ。
おそらく、先週分で「総集編」に残るのは「アメリカ時代の回想シーン」だけだろうから、 橋爪國臣制作統括が演出家を定在適所に配置したのだろうが。
また、今週演出担当・泉並氏は、本作のチーフ監督・村橋直樹氏と「4週担当」と同じであることにも注目できる。
そう、この第12週は、年内を締めくくる第13週に劣らぬくらい〈それだけ重要な週〉だということだ(と思う)。
第9週のクイズ大会、第10週に小谷、第12週で正木…に連携
少し斜めに切り込んでみる。
第9週『スキップ、ト、ウグイス。』にあった第41回(11月24日)に描かれた「ヘブンクイズ大会」を思い出してほしい。
クイズ大会の回答者は、錦織(吉沢亮)、錦織の教え子で、弟の錦織丈(杉田雷麟)、のちにトキ(高石あかり※高=はしごだか)を好きになって勝手に冷める小谷春夫(下川恭平)、そして正木清一(日高由起刀)の四名だった。
実は、ヘブンクイズ大会の際に「なぜ、解答者が錦織とトキだけでないの?」と不思議だった。
しかし、結果的に小谷は直後の第10週『トオリ、スガリ。』に登場した。
そして、正木は第12週『カイダン、ネガイマス。』と(変則的ですが)三週連続でつながっていたというわけだ。
《過去に登場したサブキャラの再登場&再利用》を期待!
また、「ついに正木の出番到来」から見えてくるものもある。
それは、《過去に登場したサブキャラクターの再登場&再利用》が期待できる… ということだ。
たとえば、雨清水家の織物工場でのトキの同僚だったチヨ(倉沢杏菜) やせん(安達木乃) 。
ビールを買うためにトキとヘブン(トミー・バストウ)が通った松江唯一の舶来品店で「山橋薬舗」の店主・山橋才路(柄本時生) 。
雨清水タエ(北川景子) と三之丞(板垣李光人) ににぎり飯を分けた僧侶(湯浅崇)なんてのもいる。
中でも、「山橋薬舗」の山橋の再登場は‘十分にアリ’だと思うし、俳優が俳優だけに期待も大きくなる。
その意味では、今回登場した伊武雅刀さん演じる「お祓いをした大雄寺(だいおうじ)の住職」も、また見たいキャラの一人だ。
当ブログでは、いつも書くことだが。
劇中の時間が進もうが、話の展開が速かろうが、「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」の三つが、しっかりとつながって描かれることは、ドラマの世界観として重要なことであり。
「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」がリンクしているように描くべきなのだ。
その意味でも、「かつて登場したキャラの再登場」はとても有意義であると同時に。
そろそろ、雨清水家の様子も見てみたい(と思う)。
第57回からが、脚本家と演出家の腕の見せどころ!
終盤では、いよいよ「カイダン(怪談)」の登場だ。
もちろん、《怪談》が例の‘ラストピース’になるはずである。
となると、今週が《どのように‘怪談’を本作に組み込むか?》が最大の見どころであり、脚本家が本領発揮すべき部分であり、演出家が最適な魔法をかける見せ場である。
おそらく、トキが「自分が怪談好き」であることをヘブンにどう打ち明け、母・フミ(池脇千鶴) のように「怪談の読み聞かせ」をやって、トキとヘブンの距離をグッと近づけるのだろう。
やり方次第で「こんな感じになっちゃうんだ…」にも「こうやってトキが読み聞かせにはまっていくのか!」にもなると思う。
まっ、今回を見た限りでは「今週は大丈夫かな?」とは思うが。
あとがき
それにしても、「exorcism」を「エクソシジミ」って(爆)
それはそれとして。
ついに、次回で大雄寺に伝わる怪談「飴を買う女」ですね。
松江に詳しい人ならよく知る怪談だと思いますので、簡単にご紹介だけします(知りたくない人は読む必要はありません)
その昔、中原町の小さな水飴屋に、毎晩遅く青白いやせた女が一厘だけ水飴を買いに来ました。
怪しんだ店主が後をつけると女は墓場で消え、次の夜も女が来て一緒に来てくれと手招きするのでついて行くと、とあるは開始の前で姿が来て、地面の下から赤子の鳴き声が聞こえてきます。
店主が墓を掘り返すと女の亡骸(なきがら)と生まれたばかりの赤子が見つかり、傍らには水飴の茶碗があった。
女は死後も母の愛で幽霊となり、子を育てていたのです。
●八雲×セツの松江婚“日本語で恋” → こちら
●三之丞(板垣李光人)モデル“静かなる光” → こちら
●八雲×セツ 松江借家の“ギクシャク” → こちら
●錦織(吉沢亮)モデル“八雲+セツとの友情” → こちら
●“本当は中年女中”→若いセツ、乱入 → こちら
●妾か女中か?“八雲が求めた女中の条件” → こちら
●八雲はモラハラ夫?“繊細で偏屈な素顔” → こちら
●八雲先生が"英語"で伝えた日本の文化 → こちら
●女中「お信」が結んだ"八雲とセツの縁" → こちら
●"禁じられた結婚"とセツ・マティの共鳴 → こちら
●八雲が"令嬢との恋"を避けた真意 → こちら
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TBSテレビ系・日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』
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第10話/最終回15分拡大『ファンファーレ』の感想。
なお、原作の小説、早見和真『ザ・ロイヤルファミリー』は未読。
ロイヤルファミリーは失明の危機から復活するが、有馬記念に立つには重賞勝利という高い壁が残されている。一方、展之(中川大志)のソーパーフェクトは三冠を制して最有力候補として君臨する。チームは決起集会で結束を固め、耕一(目黒蓮)は静かに覚悟を示す。栗須(妻夫木聡)が耕造(佐藤浩市)と出会いGⅠを夢見た道の先に、運命の扉が…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作(小説):早見和真「ザ・ロイヤルファミリー」
脚本:喜安浩平(過去作/映画「幕が上がる」,ドラマ「95,村井の恋」)
脚本協力:山口智之(過去作/さぼリーマン甘太朗)
演出:塚原あゆ子(過去作/グランメゾン東京,海に眠るダイヤモンド) 第1,2,5,7,最終話
松田礼人(過去作/パパとムスメの7日間,地獄の果てまで連れていく) 第3,4,6,9話
府川亮介(過去作/着飾る恋には理由があって,ブラザー・トップ) 第8話
音楽:横山克(過去作/厨房のありす,ちはやふる-めぐり-)
主題歌:玉置浩二「ファンファーレ」
P:加藤章一(過去作/警視庁ゼロ係シリーズ,トリリオンゲーム)
協力P:大河原美奈(過去作/私のシてくれないフェロモン彼氏,パパとムスメの7日間)
小髙夏実(過去作/着飾る恋には理由があって,クジャクのダンス、誰が見た?)
※敬称略
人生を走り切るということ。坂を越えた先に見えるもの。
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―――ここまで、ごあいさつ―――
有馬記念は、最後に急坂が待つ厳しいレースである。
積み重ねた力をすべて出し切った者だけが、ゴールにたどり着く。
ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』の最終回『ファンファーレ』は、この構造をそのまま人生に重ねた物語だ。
走り続けてきた者が、何を受け取り、何を次へ渡すのか。その一点に焦点が絞られていく最終回として構成させていたのだ。
失明から有馬記念へ… 再起の条件
ロイヤルファミリーは、失明の危機を乗り越えたものの、「有馬記念」への道は平坦ではなかった。
出走には、ファン投票と獲得賞金という明確な条件がある。
故障明けの状況で選ばれるためには、直前の重賞で勝つしかない。
耕一(目黒蓮)と栗須(妻夫木聡)を中心とする陣営は、残された時間にすべてを懸けて前へ進むことになる。
この《再起に条件がある》という物語の縛りこそ、最終回における最大の “葛藤” だ。
「最後」に込められた覚悟
「有馬記念」は、ロイヤルファミリーにとって引退の舞台だ。
それは限定馬主である耕一にとっても、区切りの瞬間であり。
栗須もまた、加奈子(松本若菜)との結婚を機に一線を退く決断をする。
ジャパンカップの会場で、椎名(沢村一樹)に「ここで決める」と告げた耕一の姿には、迷いはなかった。
《終わりを自分で選ぶ》という覚悟が、そこにあったのだ。
そして、世間では「終活」なる行為が話題になるくらいに、多くの人々、特に「日曜劇場」の視聴者層(中高年)には《終わりを自分で選ぶ》が刺さったと思う。
浮かび上がる「継承」というテーマ
最終回では、これまで積み重ねられてきた要素が一本の線につながる。
繰り返し語られてきた言葉は「継承」である。
耕一は、それを受け身のものではなく、自ら選び取る行為として捉えていた。
耕一「継承は選び取るもの」
未来を見るということは、過去を背負うことでもある。
その重さを引き受ける姿勢こそが “物語の核” となったのだ。
令和7(2025)年の有馬記念が示した壁
しかし、この継承は、きれいごとでは終わらない。
令和7(2025)年の有馬記念で立ちはだかったのが、耕造(佐藤浩市)が託した“ビッグホープ”である。
日高の血統から最強馬を生み出そうとした挑戦は、次の世代にとって越えるべき現実の壁となった。
馬主は椎名、騎乗は隆二郎(高杉真宙)。
やはり、“20年間にわたる人間と競走馬の奇跡” を描く本作として、《過去が、現在に真正面からぶつかる構図》こそが、やるべき(描くべき)“最適解としての壁” であったと思う。
父は何を教え、何を教えなかったのか
耕造は、考えを持つ耕一を信じていた。
指示や強制ではなく、〈信頼そのものが愛情である〉という姿勢である。
椎名もまた、自由な展之(中川大志)を縛らない。
馬主という立場を通じて、責任と現実を学ばせていたといえる。
言葉で教えるのではなく、背中で示す。
それが、本作が〈全10話〉で貫き通した「本当の教育」であると思う。
打ち砕かれた甘さ、続ける理由
ビッグホープの逆転劇は、展之の甘さを容赦なく突きつけた。
同時に、耕一には前に進む理由が残された。
椎名と耕造は、息子たちと勝負しただけで、進路を押しつけたわけではない。
しかし、簡単に投げ出すことだけは許さなかった。
その厳しさが、継ぐ側の自覚を呼び起こしたと同時に、《競馬を描くドラマ》らしい表現であると思う。
夢は現実の中にある
平良(津田健次郎)の言葉が示すように、夢は遠くにある幻想ではない。
走り、競い、今を生きること自体が夢である。
馬と騎手が目の前のレースに集中し、観客や関係者がそれを見守る。
そのすべてが重なった瞬間、夢は現実になる。
継承が成立するのは、その一点、まさに《夢は現実の中にある》である。
血を超えて残るもの
「馬は自分が勝ったとわかっている」という耕造の言葉は、先を走る背中を他の馬が見ているという意味である。
ロイヤルファミリーのいななきは、「まだ終われない」という叫びのように響いたと思う。
同じ血を持つ存在に刺激され、再び走ろうとする。
その連なりもまた、“継承の一つ” ではないだろうか。
「品格と伝統」とは何か
最後に、より一層深掘りしてみる。
一般的に〈ロイヤル・ファミリー〉といえば、血統によって地位と役割を受け継ぎ、個人の人生よりも“継承される使命”を優先して生きる家族のことだ。
したがって、ドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』という本作タイトルから、一見「血筋の物語」に見える。
しかし本作が提示したのは、《思いをつなぐことの尊さ》である。
競走馬という特殊な世界を描きながら、人が何を受け取り、何を残せるのかを問い続けてきた。
使命を自覚したとき、継承は義務ではなく、自分自身の夢へと変わる。
その伝統ある品格を供えた豊かさ(余裕)こそが、本当の「由緒ある血筋」だけが持つ “品格” であり、“伝統” であると思う。
あとがき
最終回は、派手な勝敗以上に、人が生きる中で何を受け取り、どう次へ渡すのかを丁寧に描いていました。
耕一が父の思いを受け止め、自分の足で立つ姿は、とても静かで力強かったです。
競馬を知らなくても、人生の物語として深く心に残る最終回だったと思います。
おまけ
最後の最後に、上↑で書いた感想の裏にある、もう一つの私の感想を書いておきます。
文字色を反転させたので、読みたい人だけ読んでください。
↓↓↓↓↓ここから文字色反転↓↓↓↓↓
耕一がメインいなってから競馬描写はようやく見やすくなり、今回は最も分かりやすい出来である。ただし、今さら… であるが。
全話通して感じたのは、全体としては構成が雑で、競馬そのものの魅力も十分に伝わらず。栗須を主軸にしつつ耕造・耕一の物語や各話のトラブルが並行するが、三つ(三者)の物語が交錯して見えなかったと思う。
結果として、芯のない散漫な連続ドラマになってしまったと思う。
劇中のセリフにあったように「夢を果たせなかったオーナーとその夢を背負った子どもの物語」と「北稜 vs 日髙」に集中したほうが得策だったと思う。
↑↑↑↑↑ここまで文字色反転↑↑↑↑↑
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プロデューサー:田島彰洋,鈴木航,川野秀昭|美術:山内浩幹、淀裕矢、向理沙、有本弘|美術進行:澤幸樹、嶋原広起|技術:増田徹、備中正幸、酒井俊史|音響効果:松本有加、巽浩悦、吉田亜矢|撮影:岩崎亮、関照男|照明:根来伴承、大西弘憲|音声:吉竹淳樹、稲垣雄二、大成友二、安河内裕斗|映像技術:前田惇徳、原幸介、山下健、若嶋なな|カラーグレーディング:原幸介、前田惇徳、山下健、日野維乃、若嶋、若嶋なな|VFX:西垣友貴、神戸大樹、山田茂人、北島規|CG:大西智子、空閑卓海、古市百人、佐藤望、田邊亮哉,大関聡|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、大塚良子,厚朴美沙子、毛尾喜泰|装置:佐藤千織、坂口大吾、山中宏華,澤井洸、平松康|装飾:津村政幸、横田浩之、長洲史|特殊効果:奥村陵、宮崎真有|衣装:横山智和、中村みのり、鍛元美佐子、横山智和,鍛本美佐子|メイク:堀洋子、正田早百合、秋山直美、櫻井安里紗|持道具:楠正由貴、森上陽子|かつら:松本誠也、丹波峯子、山崎浩彦|特殊メイク:江川悦子、権田日和|特殊メイク協力:荒井律子、大谷美咲、山埼佳子|助監督:小林直毅、小島東洋、田中陽児、早川俊介、岡本拓大|制作担当:木村晴治、長岡しのぶ、本田良太、森岡あゆみ、片山哲治,斎藤明日香、竹本航|取材:川野秀昭、鈴木航|編集:藤澤加奈子|記録木本裕美|時代・風俗考証:刑部芳則|松江風俗考証:藤岡大拙|出雲ことば指導:多々納斉,松嶋彩|所作指導:藤間豊宏|料理指導:広里貴子|英語指導:塩屋孔章,ネイサン・ベリー|英字指導:前田祐加|眼科指導:大路正人,川村肇|怪談ばなし指導:玉田玉秀斎|茶道指導:有澤一男|三味線指導(タエ):菊央雄司|三味線指導(遊郭):長江浩子|アクション指導:中村健人|日本画指導:諫山恵実|絵画指導:苅谷昌江|華道指導:神前光園|造園:堤正和、宮崎昭徳
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「ダイジェスト版」の感想に入る前に、今週の「本編」を振り返ってみよう。
今週の脚本家や演出家や制作統括が強調したのは明らかに《リヨ》である。
もちろん、作り手側には主人公・トキ(高石あかり※高=はしごだか)の‘未来の夫’であるヘブン(トミー・バストウ)が “通りすがり人(びと)” であることを今週の中心に据えたいとの意図があるのだろう。
であるから、どうしても「ヘブンの最初の結婚秘話」を描きたい(盛り込みたい)のは理解できる。
その道筋が、リヨ(北香那)の半ば強引なプロポーズを経由して、ヘブンが止む無く吐露する… なのだ。
さらに、映像的(演技的、芝居的、視覚的にも)なインパクトがどうしても、「ヘブン < リヨ」、「ヘブン < ヘブンの最初の妻・マーサ(ミーシャ・ブルックス)」になるから(困)、結果的に実質的に《今週の主人公=リヨ》になったのだ。
そう、《本当の主人公=トキ》であるにもかかわらず… である。
その結果として、本作が本来描くべきである “トキとヘブンの物語” が、前面からぐっと後退してしまった印象だ。
ネット界隈を巡回してみても、「リヨが面白い」「ヘブンが気の毒」の意見もあるが、「トキはどうなってるの?」「トキとヘブンを見たい!」の意見もほぼ同数あるように思う。
やはり、ベタな群像劇でないのなら、《主人公を映像で見せて(show)魅せる(captivate)べき!》である。
本編担当者とは別人が編集したかのように“よい仕上がり”
一週間の振り返りを踏まえて、今週分の「ダイジェスト版」の感想だ。
ひと言で表すなら、《「本編」とまるで別物の秀逸な要約版である》だ。
今週分の「ダイジェスト版」を見る限り、どうやら、「本編」と「ダイジェスト版」の編集担当者は別人であるように感じる。
なぜなら、「本編」を編集した人物が、ここまで斬新に週5日分を再構成、再構築するのは至難の業だと思うから。
だって、一度構築したものを、(よい意味で)破壊して作り直すのは、前作の印象を完全に払拭しないといけないから、容易なことでない)し。
今週の「本編」の編集担当者には‘それ’はできないと察するからである。
それくらいに、そう、別人が編集したかのように “よい仕上がり” だということだ。
〈太陽系構造〉の如く距離感や関係性のダイナミズムの表現
では、その “よい仕上がり” を掘り下げてみる。
今週の再編集の最大ポイントは《ほぼ全てのトキ残し》である。
ヘブンやリヨ、錦織(吉沢亮)、松野家や花田旅館の面々に触れて、心がざわつき始めたトキの心情描写を中心に据えて、その周囲に経験から培ったヘブンの頑なな思いや、錦織や関係者たちを配置したような構成だ。
この、「中心にトキ」「周囲にヘブン」という構成、構造は、まさに〈太陽系構造〉と同じである。
中心にあるトキが太陽のように存在感を放ち、周囲のヘブンが惑星のように軌道を描きながら近づいたり離れたりし、さらに松野家や花田旅館が衛星のように存在する… まさに距離感や関係性のダイナミズムの表現になっているのだ。
この〈太陽系構造〉によって、明瞭になったのが “トキとヘブンの距離感” だ。
と同時に、明確に見えるようになったのが、「太陽と惑星の違い」であり。
本作でいうなら《トキとヘブンには‘重力境界’がある》となるだろう。
要するに、《トキとヘブンには‘存在階層の膜=位階の壁’がある!》のだ。
もっと簡単に言えば、《トキとヘブンには‘まだ’壁がある!》ってこと。
そのことを、この「ダイジェスト版」で再定義、再提示したのが秀逸だと思う。
恋バナの断片が、舞台のハイライト集のように並んでいる!
ドラマの感想に、天文学を引用して複雑になったので(汗)、下界に戻ってサクサクっと書いてみる。
つまり、「本編」は、映像で提示された事象だけではとても分かりにくく、「心の中の映写機が勝手に上映しているような感覚」だったのだ。
そう、自分(視聴者)は映写機のレンズで観客でないという疎外感に似た感覚だ。
しかし今週の「ダイジェスト版」は「恋バナの断片が、舞台のハイライト集のように並んでいる」なのだ。
自分(視聴者)は単なるレンズではなく、スクリーンに投影されたトキとヘブン、ヘブンとリヨ、ヘブンとマーサの “見届け人” 的な立ち位置に仕立てたのだ。
もちろん、この再編集、再構成が正しい選択肢だと思う。
あとがき
今週のように、実質的な “トキとヘブンのやり取り” が少ない展開でも、この「ダイジェスト版」のように〈太陽系構造〉にして、《見て聴くだけで分かるドラマ》にするだけでよかったんです。
もちろん、私はいまだに好意的に見ているので「ダイジェスト版」で提示された内容を「本編でも見た」と思えます。
でも、好意的な脳内補完は、度が過ぎたらアッという間に消え去ります。
間もなく本作も「半分」が終わります。
もう、「残りで大きく挽回できる時期」は終わっていると思います… ガンバレ!
おまけ・お知らせ
予告編を見て、錦織とヘブンの関係に興味を持った方は下記の「補足記事」を読まれるのをお勧めします。
朝ドラ「ばけばけ」錦織友一(吉沢亮)のモデル・西田千太郎 ――小泉八雲と松江で育った…セツと3人で海水浴に行くほどの友情と、失われた時間―― ![]()
また、今朝、小泉八雲が「名家で知事の娘」ではなく、「貧しい武家の娘」を結婚相手に選んだ秘話の「補足記事」も投稿しましたので、ぜひとも読んでみてください。
朝ドラ「ばけばけ」小泉八雲の生涯の選択:彼が名家の令嬢ではなく、家庭を支える女性“セツ”を選んだホントの理由 ![]()
●八雲×セツの松江婚“日本語で恋” → こちら
●三之丞(板垣李光人)モデル“静かなる光” → こちら
●八雲×セツ 松江借家の“ギクシャク” → こちら
●錦織(吉沢亮)モデル“八雲+セツとの友情” → こちら
●“本当は中年女中”→若いセツ、乱入 → こちら
●妾か女中か?“八雲が求めた女中の条件” → こちら
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●八雲先生が"英語"で伝えた日本の文化 → こちら
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●"禁じられた結婚"とセツ・マティの共鳴 → こちら
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【忠告】
朝ドラ『ばけばけ』の先の展開のネタバレは基本的に書いてありませんが。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と、妻・セツ夫妻の[史実]について触れます。
あとから「読むんじゃなかった…」がないよう、読む際は自己責任でお願いします。
※以下、敬称は部分的に使い分けをします。
小泉八雲が"知事の娘"でなく"武士の娘"を妻に選んだ史実
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―――ここまで、ごあいさつ―――
俳優・高石あかり(※高=はしごだか)さん主演でヒロイン・松野トキを、トミー・バストウさんがレフカダ・ヘブンを演じ、文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と、妻セツをモデルにしたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『ばけばけ』(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)。
第11週『ガンバレ、オジョウサマ。』では、主人公・松野トキ(髙石あかり)の未来の夫であるレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ)と、ヘブンに執拗に恋心を発動する江藤島根県知事(佐野史郎)の長女・リヨ(北香那)の恋愛物語が描かれました。
そこで今回は、小泉八雲がリヨの “モデル” である「籠手田淑子」でなく、トキの “モデル” である「小泉セツ」を結婚相手に選んだ過程についての[史実]を記してみます。
きっと、「本編」では採用されない(と思います)エピソードを知ることになるので、より今作を深読みできると思います。
誰もがうらやむ「お嬢様」との縁談を拒んだ理由
明治23(1890)年、日本の松江に英語教師としてやってきたラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の周りには、実はとても魅力的な結婚の話があった。
その相手とは、当時の島根県知事、籠手田安定(こてだ やすさだ)の娘、淑子(よしこ)という女性だ。
彼女は家柄も良く、知識も豊富で、当時の社会ではこれ以上ないほど素晴らしい結婚相手だった。
ハーン自身も彼女が自分に寄せてくれる特別な感情に気づいており、知事一家が別の土地へ移った後も、手紙で彼女の幸せを願う言葉を送っている。
しかし、ハーンはあえてこの輝かしいチャンスを逃す道を選んだ。
なぜ彼は、知事の娘という地位のある女性ではなく、後に妻となるセツとの人生を選んだのだろうか。
その背景には、彼が心の奥底に抱えていた孤独と、自分自身の姿に対する強い思い込みがあった。
鏡を見るのが怖かった文豪の素顔
アメリカで新聞記者として大活躍していた頃のハーンは、多くの才能に恵まれた人物だった。
しかし、彼自身は自分のことを「決して誰からも好かれない、見た目の悪い男だ」と深く信じ込んでいた。
ハーンの息子である一雄は、そんな父の性格について次のように書き残している。
私は、父ハーンは一生を通じて女性に対しては優しい男だったと思う。
※出典:小泉一雄『父小泉八雲』
息子から見れば優しい父親だったが、ハーン本人は自分の外見に強いコンプレックスを感じていた。
彼は子どもの頃の怪我が原因で片方の目の視力を失っており、そのことを極端に気にしていたのである。
彼は決してドンファン(女性を次々と誘うような男)ではなかったのだ。
第一自分を実際以上に醜夫(不細工な男)だと定め込んでいた。彼はその身の不具を極端に醜悪なものとして恥ろうの余り、女性に対して非常に遠慮がちで、言い寄る可き場合をすら逸した男である。彼の恋はいつも夢の恋であった。幻を慕う恋であった。
※出典:小泉一雄『父小泉八雲』
このようにハーンは、女性から好意を向けられると、かえって自分の欠点を突きつけられたような気持ちになり、自分から距離を置いてしまうような繊細な心の持ち主だったのだ。
華やかな世界という名の「窮屈な箱」
ハーンが知事の娘との結婚を避けたもう一つの大きな理由は、彼が歩んできた苦難の人生にある。
幼い頃に両親が離れ離れになり、親戚の間を転々としながら育った彼にとって、「立派な家」や「家族の決まり」というものは、自分を温かく守ってくれる場所ではなく、自由を奪い取る恐ろしい場所のように感じられた。
もしも知事の娘と結婚すれば、彼は「県知事の義理の息子」という看板を背負って生きていかなければならない。
地元の偉い人たちと付き合い、常に立派な振る舞いを求められる生活だ。
それは、自由に街を歩き、名もない人々の不思議な物語を集めることを生きがいにしていたハーンにとって、まるで自分を閉じ込める箱の中に押し込められるようなものだった。
社会の隅っこに見つけた真実の美しさ
ハーンは、世間から注目されない場所や、貧しい暮らしをしている人々の文化にこそ、本当の美しさがあると考えていた。
明治24(1891)年に松江の貧しい集落を訪れた際、彼は世間が抱いている「汚い場所だ」という偏見が間違っていることを発見した。
「きちんとした住居が立ち並び、美しい小さな庭があり、部屋の壁には絵がかかっていた」
※出典:『ジャパン・ウィークリー・メイル』(明治24(1891)年6月13日号)
https://archive.org/details/jwm-bound-1891.1-6
そこで彼が耳にしたのは、少女たちが歌う素朴な歌声だった。
地位のある人たちが楽しむ豪華な芸者の歌よりも、差別を受けていた人々が大切に歌い継いできたメロディの方が、ハーンの心には深く響いたのである。
このような独自の価値観を持つ彼にとって、形だけの礼儀を重んじる上流階級の世界は、自分の居場所ではないことがハッキリしていた。
魂の重なりが生んだセツとの絆
ハーンが最終的に伴侶として選んだセツは、もともとは身分の高い家柄だったが、家が没落して苦労を重ねた女性だった。
彼女は知事の娘のような華やかさこそ持っていなかったが、ハーンの複雑な性格や、彼が抱える心の傷をすべて包み込んでくれる深い包容力を持っていた。
アメリカでの最初の結婚で、人種差別の壁に阻まれて愛する人と引き裂かれた経験を持つハーンにとって、自分の内面をそのまま受け入れてくれるセツの存在は、何よりも心強いものだった。
彼女は、ハーンが社会の影に隠れた物語を追い求める姿を温かく見守り、ともにその世界を歩むパートナーとなった。
知事の娘がハーンにとって「遠くで輝く手の届かない光」だったとすれば、セツは彼の疲れた心を癒やし、静かに寄り添ってくれる「夜の灯火」のような存在だったのである。
あとがき
小泉八雲がなぜ、周囲が勧めるようなエリートコースではなく、苦労人のセツさんを選んだのか、その理由がハーンの繊細な心を通じてよく理解できたのではないでしょうか?
世間が考える「幸せの条件」よりも、自分の魂が本当に安らげる場所を大切にした彼の生き方は、とても勇気があることだと思います。
おそらく、彼を支え続けたセツさんとの深い絆があったからこそ、今も多くの人に愛される素晴らしい日本の物語が残されたのだと思います。
自分らしく生きることの大切さを、改めて感じさせてくれる素敵な実話でした。
ドラマで描かれるフィクションの奥に、こうした史実を知ることで、物語がより深く、温かく感じられると思います。
読者の皆様の “ドラマを楽しむ” ためのお役に立てれば幸いです。
参考・出展
■『小泉セツとハーンの物語: ー小泉八雲「怪談」誕生のひみつー』三成清香(著)少年写真新聞社 ![]()
■『小泉八雲 漂泊の作家ラフカディオ・ハーンの生涯』工藤美代子(著)毎日新聞出版 ![]()
■『ヘルンとセツ』田淵久美子(著)NHK出版 ![]()
■『セツと八雲』小泉凡(著)朝日新聞出版 ![]()
■『小泉八雲とその妻セツ 古き良き「日本の面影」を世界に届けた夫婦の物語』青山誠(著)KADOKAWA ![]()
■『面白すぎて誰かに話したくなる 小泉八雲とセツ』伊藤賀一(著)リベラル社
■『八雲の妻:小泉セツの生涯』長谷川洋二(著)今井書店 ![]()
■『小泉八雲と妖怪』小泉凡著(著)玉川大学出版部 ![]()
■『怪談・骨董』小泉八雲(著)・平井呈一(訳)恒文社 ![]()
■『日本瞥見記(上・下)』小泉八雲(著)・平井呈一(訳)恒文社 ![]()
■『東の国から・心)』小泉八雲(著)・平井呈一(訳)恒文社 ![]()
■『思ひ出の記』?小泉節子(著)・小泉八雲記念館(監修)ハーベスト出版 ![]()
■『ドラマ人物伝 小泉八雲とセツ:「怪談」が結んだ運命のふたり』?NHK出版(編)NHK出版 ![]()
■『ラフカディオハーンが愛した妻 小泉セツの生涯』?櫻庭由紀子(著)内外出版社 ![]()
■「詳述年表ラフカディオ・ハーン伝」板東浩司(著)英潮社
■「小泉八雲: 思い出の記・父八雲を憶う」小泉節子,小泉一雄(著)恒文社
■https://archive.org/details/kottojapanese00hearrich KOTTO
■https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.79571/page/n13/mode/2up KWAIDAN
■https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.45846/page/n11/mode/2up Out Of The East
■https://archive.org/details/glimpsesofunfami0lhear Glimpses of unfamiliar Japan vol.1
■https://archive.org/details/glimpsesofunfami02hear Glimpses of unfamiliar Japan vol.2
■「松江に於ける八雲の私生活」桑原羊次郎(著)山陰新報社
■『ラフカディオ・ハ-ンのアメリカ時代』?エドワード・ラロク ティンカー(著)木村勝造(訳)ミネルヴァ書房 ![]()
■『小泉八雲事典』?平川祐弘(監修)恒文社
■『夢の途上: ラフカディオ・ハーンの生涯〈アメリカ編〉』?工藤美代子(著)集英社 ![]()
■『評伝ラフカディオ・ハーン』E.スティーヴンスン(箸)遠田勝(訳)恒文社 ![]()
■『小泉八雲 日本を見つめる西洋の眼差し』筑摩書房編集部(箸) ![]()
■『明治時代の人生相談』山田邦紀(著)幻冬舎 ![]()
■富田旅館の証言(国立国会図書館サーチ〈NDLサーチ〉
)
■レファレンス協同データベース ![]()
■島根郷土資料刊行会編「西田千太郎日記」 ![]()
■国立国会図書館蔵書「小泉八雲全集 第1-17巻」 ![]()
■名古屋大学「人事興信録」データベース ![]()
■書陵部所蔵資料目録・画像公開システム - 宮内庁 ![]()
■『父小泉八雲』小泉一雄(箸)小山書店 ![]()
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公式リンク:Website|X(旧Twitter)|Instagram
第55回/第11週『ガンバレ、オジョウサマ。』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
リヨ(北香那)の恋が終った。ヘブン(トミー・バストウ)は過去を話した余韻が抜けず、アメリカにいるイライザ(シャーロット・ケイト・フォックス)に想いをはせる。翌朝、出勤するトキ(髙石あかり)の前にリヨが今までの応援のお礼に現れる。お礼のついでに発したリヨの一言に、トキは動揺する。一方、ヘブンを迎えに来た錦織(吉沢亮)の様子がどこかぎこちない。ヘブンにある質問をした錦織は、その翌朝迎えに現れなかった。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレイヤーズ,きょうの猫村さん,一橋桐子の犯罪日記)
演出:村橋直樹(過去作/まれ,透明なゆりかご,サギデカ) 第1,2,5,7週
泉並敬眞(過去作/スカーレット,カムカムエブリバディ,ブギウギ) 第3,6,9週
松岡一史(過去作/まんぷく,心の傷を癒すということ,カムカムエブリバディ) 第4,8,10週
小島東洋(過去作/この花咲くや,ブギウギ) 第11週
制作統括:橋爪國臣(過去作/青天を衝け,あなたのブツが、ここに,ブギウギ)
音楽:牛尾憲輔(過去作/チェンソーマン,僕の心のヤバイやつ,ダンダダン)
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
土曜日版ナレーション:北郷美穂子(NHK大阪アナウンサー)
副音声解説:西地修哉(ヘブン担当)、木村はるか(リヨ担当)
副音声日本語吹替:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
タイトル写真:川島小鳥(過去作/未来ちゃん,SHISHAMOアートワーク)
タイトルロゴ:西沢和樹(instagram.com/nishizawa_k/)
プロデューサー:田島彰洋,鈴木航,川野秀昭|美術:山内浩幹、淀裕矢、向理沙、有本弘|美術進行:澤幸樹、嶋原広起|技術:増田徹、備中正幸、酒井俊史|音響効果:松本有加、巽浩悦、吉田亜矢|撮影:岩崎亮、関照男|照明:根来伴承、大西弘憲|音声:吉竹淳樹、稲垣雄二、大成友二、安河内裕斗|映像技術:前田惇徳、原幸介、山下健、若嶋なな|カラーグレーディング:原幸介、前田惇徳、山下健、日野維乃、若嶋、若嶋なな|VFX:西垣友貴、神戸大樹、山田茂人、北島規|CG:大西智子、空閑卓海、古市百人、佐藤望、田邊亮哉,大関聡|美術進行:澤幸樹、嶋原広起、大塚良子,厚朴美沙子、毛尾喜泰|装置:佐藤千織、坂口大吾、山中宏華,澤井洸、平松康|装飾:津村政幸、横田浩之、長洲史|特殊効果:奥村陵、宮崎真有|衣装:横山智和、中村みのり、鍛元美佐子、横山智和,鍛本美佐子|メイク:堀洋子、正田早百合、秋山直美、櫻井安里紗|持道具:楠正由貴、森上陽子|かつら:松本誠也、丹波峯子、山崎浩彦|特殊メイク:江川悦子、権田日和|特殊メイク協力:荒井律子、大谷美咲、山埼佳子|助監督:小林直毅、小島東洋、田中陽児、早川俊介、岡本拓大|制作担当:木村晴治、長岡しのぶ、本田良太、森岡あゆみ、片山哲治,斎藤明日香、竹本航|取材:川野秀昭、鈴木航|編集:藤澤加奈子|記録木本裕美|時代・風俗考証:刑部芳則|松江風俗考証:藤岡大拙|出雲ことば指導:多々納斉,松嶋彩|所作指導:藤間豊宏|料理指導:広里貴子|英語指導:塩屋孔章,ネイサン・ベリー|英字指導:前田祐加|眼科指導:大路正人,川村肇|怪談ばなし指導:玉田玉秀斎|茶道指導:有澤一男|三味線指導(タエ):菊央雄司|三味線指導(遊郭):長江浩子|アクション指導:中村健人|日本画指導:諫山恵実|絵画指導:苅谷昌江|華道指導:神前光園|造園:堤正和、宮崎昭徳
※敬称略
朝ドラのWeb拍手が"16回"は、12年半で最低回数の新記録
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―――ここまで、ごあいさつ―――
朝ドラ『あまちゃん』(NHK/2013年度前期)以来、朝ドラの感想を毎朝投稿するようになって早12年半になりますが。
Web拍手が「16回」は最低回数の新記録です (-_-;)
それだけ、私の感想が一般的なものからかけ離れているということでしょう。
ですが、今回も掛け値なし、PV数獲得無視の、マイペースで書いてみます !(^^)!
いろいろと「やらない」ことが、よく分からない…
前回のラストシーンが「ヘブン邸の屋内」で、今回のファーストシーンが「松野家」なのだから、場面展開したことを明瞭にするために「松野家の朝の全景」でも置いたらよいのに、相変わらず今週の小島東洋氏の演出は「状況説明の第一歩」をやらない。
これ、「松野家の朝の全景」があって「室内で朝食を松野家の面々」と続けて「朝食を摂るトキ」と、いわゆるホップステップジャンプ構成にするから、自然とテンポやメリハリが作れるに、それもやらない。
今週では珍しく面白楽しい “松野家のやり取り” なのに、付けてあった劇伴は「ややスローテンポな地味な楽曲」をさらに「通常より音量大きめ」で当てて、明るく楽しく… もやらない。
なぜ、‘その回’の印象や期待感を大きく左右する “アバンタイトル” に全力を注いで《映像で見せて(show)魅せる(captivate)》をやればいいのに、なぜやらないのか理解に苦しむ朝… である(苦笑)
“引き延ばし”も“落ち着いて丁寧に時間をかける”と解釈
気持ちを切り替えよう。
ついに金曜日のアバンタイトルは今週最短時間の「約2分9秒」だ。
それがどうというわけではないが、これと言った内容がないアバンなら短めにして、本編を増やすべきだと思う。
そして、「約1分14秒」のメインタイトル映像を挟んで…
前回まで2回またぎで描かれた「快気祝いパーティー」でのヘブン(トミー・バストウ)が自分の過去をリヨ(北香那)や錦織(吉沢亮)に語っていたことを、リヨがトキ(高石あかり※高=はしごだか)に話すくだりだ。
こういう表現は意地悪に感じるかもしれないが、「リヨの積極的な片思い」が5分9秒時点で終了である。
さらに意地悪を承知で書けば、‘この結末’を用意しているのであれば、始めからここまで「リヨの積極的な片思い」を盛り込む必要はないでは?
数回のランデブーと「アメリカ時代の回想」を経て、前回の「過去の告白」をやって、今回冒頭の正味約4分をやれば、3~4回もあれば済んだのでは?
しかし、またまた意地悪く書けば、「何も起こらない物語」であるから “地味に引き延ばし” をやるのは分かる。
その結果が、この数週間である。
もちろん、私は‘まだまだ’好意的に見ている立場だから、“落ち着いて丁寧に時間をかける” にしておくが。
本音は、ウグイス(本当はメジロ)が登場した第9週『スキップ、ト、ウグイス。』の第41回(11月24日)からの “3週またぎ” は長すぎる! である(せめて2週…)。
基本的に“ほぼコント”も大量に盛り込むべきではない!
特に、「リヨの積極的な片思い」の “3週またぎ” が助長気味感じざるを得なかったのは、今週のエピソード群が、そもそも脚本的に緩急がないからである。
もちろん、「ヘブンの回想シーン」を含めて “淡々と描(書)きたい” のは大いに共感する。
しかし、 “淡々と描(書)きたい” をやるなら、脚本としては「余白を意識する」「細部を積み重ねる」「時間の流れを強調する」 、演出としては「音や間を活かす」「静かなリズムをつくる」をやるべきだったと思う。
たとえば、今回の後半にあった「金縛り」なんて悪くない… 以前に、小島氏の演出で最もよかったすら思う。
劇伴や効果音の使い方、俳優の個性の活かし方に演技指導含めて、実に “今作らしさ” が溢れていた。
もちろん、‘この感じ’で全編をやられたらたまったものではない。
前述した第41回にあった「ヘブンクイズ」のような “ほぼコント” も大量に盛り込むべきではない。
クイズも金縛りも、やはりピンポイントで、コント風も適材適所がプロのやるべき仕事だと思う。
だから、その意味でも、もっと注力してほしいことがある。
トキとヘブンの"関係性"を慎重に丁寧に繊細に描写すべき!
それが、今週でいうなら「金縛り」以外の、トキとヘブンの “やり取り” を《映像で見せて(show)魅せる(captivate)べき!》ということだ。
トキとヘブンの “関係性” を、もっともっと慎重に丁寧に繊細に描写すべきだったと思う。
繰り返しになるが、今作が「何も起こらない物語」であると言ったのは、放送前の脚本家本人なのだ。
であれば、トキとヘブンの《日常がふと特別に変わる瞬間を映し、心を動かすのがドラマ》を具現化するべきであり。
《トキとヘブンたちのありふれた日常が予期せず非日常になる》ことを “虚構の中の真実” として、《映像で見せて(show)魅せる(captivate)》こそが、『ばけばけ』を見る醍醐(だいご)味であると思う。
そして今週は‘それ’が今一つだったと思う…
いったい何が、私(たち)をそんなにモヤモヤさせのか?
少し切り口を変えてみる。
私を含めて、「最近の話、なんかスッキリしないなぁ…」と思っている人はいないだろうか?
では、いったい何がそんなにモヤモヤさせのか?
理由は大きく4つだ。
●いちばん大事なはずの“トキとヘブン”が後回しに見える
・物語の中心は、どう考えてもトキとヘブンの関係なのに、最近は「リヨのプロポーズ」「ヘブンのリヨたちへの告白」という“サブ的な話”が先に進んで、トキの話が置き去りになっているように感じる。
●トキが“本当のことを知らない”状態が長すぎる
・トキが真実を知らないままだと、物語そのものが意味を失ってしまうが、今作はわざとその状態を引っぱっているように見えるせいで、「そんなに隠す必要ある?」というストレスが溜まっている。
●ドキドキの作り方が“考察ドラマ”みたいで好きじゃない
・「登場人物には秘密、視聴者だけが知っている」という提示の仕方は確かにドキドキするが、それはミステリーや考察系でよく使われる手法で、朝ドラでそれをやられると「違う、そうじゃない…」となってしまう。
●別に“悪い”とは言わない。でも“見たいもの”とは違う
・作り方そのものを否定しているわけではなく、視聴者が求めている方向とズレているから、「面白いはずなのに、なんか気持ちよくない」というモヤモヤになる。
ひと言でいえば、「理解はできる。でも、その見せ方じゃ満足できないんだよ…!」という、正直な気持ちである。
あとがき
今週の演出担当を、これまで今作の助監督だった小島氏を格上げしたのは、総集編では「ヘブンの回想」以外は残さないから… でしょうかね。
しかも、「ヘブンの回想」はだいぶ先まで再登場はないと思います。
だって、トキとヘブンが結婚する直前くらいまで必要ないですし、ヘブンがトキとの結婚に躊躇しなければ、「リヨを納得させる道具」でしかないですから。
ということで、次週からいよいよ‘あれ’が登場のようなので、年末に向けて巻き返してほしいです。
お知らせ
今朝がたに、リヨのモデルに関する「補足記事」を投稿しました。
ハッキリ言って、『ばけばけ』の創作より、[史実]のほうがドラマチックで面白いですよ(笑)
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