連続テレビ小説「あんぱん」 （第78回・2025/7/16） 感想 ※省ｴﾈﾓｰﾄﾞ中でも,1か月半ぶりに4時間超を要した“称賛あり”の長文です!

NHK総合・NHK BS・ﾌﾟﾚﾐｱﾑ4K／連続テレビ小説『あんぱん』
公式リンク：Website｜X(旧Twitter)｜Instagram

第78回／第16週『面白がって生きえ』の感想。

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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鉄子（戸田恵子）からの電話に出た東海林（津田健次郎）は、ひとり考え込んでいた。鉄子がそんなに怒っていたのかと、慌てて謝罪するのぶ。すると、東海林から意外な返答が。その夜、嵩（北村匠海）たちと屋台で酒を飲んでいた東海林は、鉄子がのぶを引き抜こうとしていることを打ち明け、どうしたものかと考えあぐねる。同じころ、のぶもメイコ（原菜乃華）に鉄子の話をしていた。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------

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原作：なし
脚本：中園ミホ（過去作/花子とｱﾝ,ﾄﾞｸﾀｰXｼﾘｰｽﾞ,ｻﾞ･ﾄﾗﾍﾞﾙﾅｰｽｼﾘｰｽﾞ）
脚本協力：山岡真介（過去作/中園ﾐﾎ氏と共同脚本→万博の太陽,ｻﾞ･ﾄﾗﾍﾞﾙﾅｰｽ[2]）  第2～7,9,11,13,15週
　　　三谷昌登（過去作/あさが来た[京ことば指導],ｽｶｰﾚｯﾄ 第21週,西郷どん[脚本協力]） 第8,10,12,14,16週
演出：柳川強（過去作/ｵｰﾄﾞﾘｰ,花子とｱﾝ,やさしい猫） 第1,3,5,8,11,12週
　　　橋爪紳一朗（過去作/花子とｱﾝ,ｴｰﾙ,ｶﾑｶﾑｴｳﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,4,7,10,14週
　　　野口雄大（過去作/ｴｰﾙ,恋せぬふたり,どうする家康） 第6,9,13,16週
　　　佐原裕貴（過去作/ｽｶｰﾚｯﾄ,おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第15週
　　　尾崎達哉（過去作/3000万）
音楽：井筒昭雄（過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-）
主題歌：RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版)：林田理沙ｱﾅｳﾝｻｰ（現｢ｻﾀﾃﾞｰｳｵｯﾁ9｣ﾒｲﾝｷｬｽﾀｰ）
副音声解説：山崎健太郎（過去作/舞いあがれ!,らんまん,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,虎に翼,おむすび）
制作統括：倉崎憲（過去作/おかえりﾓﾈ,ここは今から倫理です｡,やさしい猫）
Ｐ：中村周祐（過去作/おかえりﾓﾈ,どうする家康）
　　　舩田遼介（過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋）
　　　川口俊介（過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ）
美術・ロゴデザイン：伊達美貴子（過去作/まんぷく,青天を衝け）
技術：久野裕大（過去作/どうする家康,3000万）
　　　望月英邦（過去作/どんと晴れ,とと姉ちゃん,軍師官兵衛）
音響効果：畑奈穂子（過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり）
　　　岸優美子（過去作/光る君へ,恋せぬふたり）
撮影：山口卓夫（過去作/青天を衝け,17才の帝国）
　　　田中哲平（過去作/恋せぬふたり,ﾌﾟﾘｽﾞﾑ,3000万）
照明：斎藤知久（過去作/いよっ!弁慶）
　　　山崎友梨子（不明）
音声：北原悠介（過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~）
　　　下迫堅治（過去作/ｴｰﾙ総集編,半径5ﾒｰﾄﾙ,恋せぬふたり）
音楽録音：高橋清孝（過去作/火の鳥2024ｱﾆﾒ）
映像技術：吉永勇（過去作/なつぞら,虎に翼）
　　　木川豊（過去作/いだてん,おかえりﾓﾈ,17才の帝国）
カラーグレーディング：松﨑梨絵（過去作/なつぞら,おかえりﾓﾈ）
　　　戸谷智恵子（過去作/光る君へ,ちむどんどん）
VFX：田中貴志（過去作/劇場版ﾄﾘﾘｵﾝｹﾞｰﾑ）
　　　石貝玲子（過去作/仮面ﾗｲﾀﾞｰｴｸﾞｾﾞｲﾄﾞ,同期のｻｸﾗ,ﾌｧｰｽﾄﾍﾟﾝｷﾞﾝ!）
助監督：伊藤嘉文（過去作/ももさんと7人のﾊﾟﾊﾟｹﾞｰﾉ）
　　　山田修（過去作/映画｢ｻﾙ｣）
制作担当：征矢吉裕（過去作/ひよっこ）
　　　東美恵子（過去作/映画｢ｼｬｶﾘｷ!｣,映画｢ﾈﾑﾘﾊﾞ｣）
特殊造形：江川悦子（過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら）
編集：松屋周平（過去作/鎌倉殿の13人,3000万）
記録：武田朝子（過去作/おかえりﾓﾈ,どうする家康）
特殊メイク：松岡象一郎（過去作/映画｢ﾍﾙﾀｰｽｹﾙﾀｰ｣｢ﾄﾘﾊﾀﾞ｣）
美術進行：高橋秀樹（過去作/篤姫）
装置：田村英一郎
装飾：神戸信次（過去作/【推しの子】-The Final Act-）
衣装：澤谷良（過去作/花子とｱﾝ,なつぞら,ｴｰﾙ）
メイク：田畑千奈味（過去作/ひよっこ,青天を衝け）
かつら：秋庭優一（過去作/桶狭間）
時代考証：天野隆子（過去作/ｹﾞｹﾞｹﾞの女房,花子とｱﾝ,ｽｶｰﾚｯﾄ）
風俗考証：刑部芳則（過去作/ｴｰﾙ,ﾌﾞｷﾞｳｷﾞ,虎に翼）
土佐ことば指導：西村雄正（過去作/らんまん）
博多ことば指導：魚谷としお（過去作/ｴｰﾙ）
所作指導：藤間貴雅（過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ）
製パン指導：竹谷光司（Bakery&Cafeつむぎ＠千葉県佐倉市）
漫画指導：山根青鬼
ギター指導：藤本功一（https://x.com/Fujimoto）
歌唱指導：門脇幸（https://x.com/kadowaki_sachi）
薙刀指導：松本真治（過去作/救急救命士・牧田さおり）
体操指導：岡本美佳（過去作/ﾗｼﾞｵ体操,ﾃﾚﾋﾞ体操,みんなの体操）
石工指導：山中英明（第29回技能ｸﾞﾗﾝﾌﾟﾘ石工職種第一位金賞）
書道指導：金敷駸房（過去作/ｴｰﾙ,麒麟がくる,青天を衝け）
アクション指導：吉田浩之（過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女）
仏事指導：守祐順（能蔵院＠千葉県木更津市）
医事指導：冨田泰彦（過去作/らんまん,虎に翼,3000万）
裁縫指導：小林操子（過去作/ｴｰﾙ,らんまん,虎に翼）
アニメーション制作：稲葉卓也（https://www.takuyainaba.com）
タイトルバック映像：涌井嶺（https://x.com/Ray_T6L）
※敬称略

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今回は今作を振り返る＆見つめ直すのにちょうどいいので…

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです！
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
　※しばらくの間、テンプレです…(謝)

当ブログのテレビドラマの感想を書く基本的スタンスは。

「ドラマを見てから読んでほしい」です。

それは、単純に「ドラマを見る人を増やしたい」から。

ですから、一人でも多くの人に「ドラマの楽しみ方」を伝えるべく書いています。

ただ、低調な作品になると「見るのは辞めるけど、気になるし、面白くなったらまた見たい」な人も多くて。

当ブログの読者様の中には、そのような、よい意味での「様子見派」「未練あり派」「再点火待ち派」とでも言いましょうか（ほら、これを読んでいるあなたです… 笑）も意外と多いのです。

そこで、今回は、ここ最近は見ていない読者様にも分かるように、普段よりも説明を多めに書いてみようと思います。

なぜか？

前回の感想に書いたとおり、私の予想では今週は「下記の箇条書きしかやらない」と思うので、「今作を振り返る、見つめ直すのにちょうどいい」からです。

　・月曜日：鉄子と麻雀事件、カメラ窃盗と八木の二本立て
　・火曜日：嵩と八木の再会、特集記事の差し替えの二本立て
　・水曜日：のぶが鉄子に引き抜かれる
　・木曜日：釜次の○○に、草吉が朝田家を訪れる
　・金曜日：漫画で食うために嵩も東京へ

それにしても、読者様の反応が『おむすび』以下が続くと滅入りますねえ…
　※でも、「うち、負けんき！ めげんき!!」ですけどね。

タイトル映像含む、半分超の"約7分56秒間"も引き延ばし！

本編の感想だ。

アバンタイトルから、あからさまな “引き伸ばし作戦” である。

だって、先日の展開からも「のぶが鉄子に引き抜かれる」のは分かっていることなのだ。

鉄子（戸田恵子）からの電話に出た東海林（津田健次郎）が考え込もうが。

のぶ（今田美桜））や嵩（北村匠海）、東海林（津田健次郎）が取り乱そうが。

今作が描くであろう「電話の内容」は、誰もが分かっているのだ。

なのに、あろうことか、メインタイトル映像後も “引き伸ばし作戦” 続行である。

当然、「この程度の茶番劇」でも、「楽しい」「ドキドキする」な視聴者がゼロでないことは、公式SNSのコメントを読めば一目瞭然である。

しかし、間違いない‘事実’は《物語が1ミリも前進していない》ことだ。

しかも、「1分15秒間のメインタイトル映像」を含む “約7分56秒間＝放送尺の半分超！” も垂れ流し）た。

約8分間も《物語が1ミリも前進していない》はあり得ない！

でも、思い出していただきたい。

今作は第1回で、全ての視聴者に対して、〈のぶと嵩の未来＝晩年、仲睦まじい夫婦で暮らす〉をすでに提示）しているのだ。

で、その〈晩年の‘のぶ’と嵩は仲睦まじい夫婦で暮らす〉が最終回でない限り、物語は “未来に向かうべき” なのだ。

だって、それが「のぶと嵩の人生を描くこと」であり。

視聴者に最終回まで見させるための「プロの構成」なのだから。

だから、残り3か月を切った現在で《物語が1ミリも前進していない》をやっている意味が分からないのだ。

だって、この体たらくをもってすれば、少しでも前に進めることで、視聴者の気持ちを引き付け続けるべきなのだ。

まあ、この映像を撮影・編集しているときのスタッフは「いまの世間の評価を知らない」可能性はあるが。

だったら、なおさら「残り半分を一人でも多くの視聴者の気持ちを引き付け続ける」と、やるのがプロだと思うのだ。

ホント、的外れ、手抜き、お粗末にもほどがある…　と思う。

今回の15分間で、最も意味不明だったのは次の嵩のセリフ…

さて、どこからどうやって斬り込むか？

今回の15分間で、最も意味不明だったのは、次の嵩のセリフだ。

鉄子が‘のぶ’を引き抜きたいことが分かるが、のぶはまだ新聞社で働くと言い。
その夜、嵩たちが‘のぶ’の本心を探りつつ、屋台で酒を飲む場面でのことだ。

嵩「若松さんは…
　薪先生の世直しの姿勢に心酔しています」

では、お約束の「そもそも論」で分かりやすく斬り込んでいこう！

「薪鉄子」と「八木信之介」の最大の違いは何なのか！

そもそも論 《その1》 として、 なぜ、嵩が、のぶが鉄子に心酔していると分かるのか？　である。

確かに「そうは見える」レベルなのは認めるが。

今作はこれまで「のぶは嵩のことを分かっている」けど「嵩はのぶのことを本当には分かっていない」と描いてきたのでは？

いつぞやの、東京土産の真っ赤なハンドバッグなんて、その象徴として描いたのでは？

なのに、どうして、数日だけ一緒に東京へ出張しただけ、直前にのぶと東海林のやり取りを立ち聞きしただけで、「心酔しています」とまで断言できるのか？

いいや、脚本が「嵩に断言させる」の結末ありきであるなら、そもそも論 《その2》 として。

のぶが「使命感あり風の ゆる出張」で取材した下記の二人の違いを明確化しておくべきだったでは？

　●高知出身の代議士‘ガード下の女王’こと薪鉄子
　●福岡・小倉連隊の軍人で陸軍上等兵で、中国では嵩の上官として‘たっすいがー’な嵩を何かと救った八木信之介（妻夫木聡）

では、「薪鉄子」と「八木信之介」の最大の違いは何なのか！

強いて言えば、〈鉄子は女性相手〉、〈八木は子供相手〉を軸に支援をしている程度なのだ。

今作が当初から強調しているのは《女性が!》《女なのに!》

ここから、少し難解になるかもしれないが、できるだけ咀嚼して書くので理解していただきたい。

今作が、第1回から、のぶの幼少期から、重視して描いてきたのが「ハチキン」と「たっすいがー」だ。
　※「ハチキン」とは、持ち前の男勝りで勝ち気な性格の “女性” を表す土佐弁。
　※「たっすいがー」とは、男女問わず、ちょっと気が弱くて自信のない意味の土佐弁だが、今作は “男性” の多く用いている。

そう、このことから分かるのは、今作が当初から強調しているのは《男女差》であり、特に《女性が！》《女なのに！》なのだ。

小学校時代、女学校時代、師範学校時代、尋常小学校の先生時代、‘愛国のかがみ’時代、次郎（中島歩）との夫婦時代、戦後の未亡人時代…　と、全てで《女性が！》《女なのに！》を際立たせまくってきたのだ。

だ、か、ら、今作の主人公である‘のぶ’の関する描写は、如何なる場合でも “女性” を選ぶようにするべきだった… のだ。

ちょっと、難しいだろうか？

要するに、困った男女がいたら、のぶが最初に助けるのは “女性” だってこと。

でも、こんな疑問も浮かぶ人もいるのでは？

「でも、のぶは、子供の頃から嵩を助けましたよね？」

しかし、とても素晴らしい着眼点である。

「のぶが男性の嵩を守っている」こそが、今作の秀逸な工夫

幼少期の‘のぶ’がいつも心に思って行動していたのは、意味不明ないじめや嫌がらせをする “男子たち” への違和感、不満、怒りなのだ。

要は、理不尽な男子たちへの反発であり、それは、ある意味で「弱い女子たちを守る」ことだ。

そのことを証明する登場人物が、のぶの同級生で幼なじみ・小川うさ子（中野翠咲 → 志田彩良）だ。

そして、女の子のように‘たっすいがー’の嵩を‘のぶ’が守ったのだから、整合性は取れているのだ。

むしろ、のぶが男性である “嵩” を守ったことが、女子だけ、女性だけを助けたい、役に立ちたいという偏った、一辺倒な主人公にしない、見せない今作らしい工夫なのだ。

だって、［史実］がなければ、嵩を女性にして、朝ドラ『あまちゃん』（NHK／2013年度前期）や朝ドラ『べっぴんさん』（NHK／2016年度後期）みたいにも出来たわけだから。

唐突にのぶの興味関心を"子供らあ"へ無理やりにすり替え！

話を今作に戻す。

今作は、何があろうと《のぶは常に “女性” を選ぶ》を踏襲するべきだったところに戻れば。

今回だって、当然、困った女性たちの役に立とうと必死な「薪鉄子」に心酔するのは当然なのだ。

しかし、私は前述のとおり、「ここで、のぶが鉄子に心酔していると嵩が決めるのは時期尚早すぎるのでは？」と書いた。

なぜなら、今作は、一体どうしたことか “女性” を “子供らあ” に差し替えたのだ。

いや、もっと正確に書くなら。

既出の「使命感あり風の ゆる出張」と、今回の「屋台での嵩のセリフ」で、のぶの興味関心を “子供らあ” へ無理やりにすり替えたのだ。

高知と東京での焼け野原や闇市での取材シーンを通じて、のぶの興味関心を “母親と子供” だと描いたのに…　だ。

だから、物語として、今回でのぶが「子供を助ける八木」ではなく、「母親と子供を助ける鉄子」に傾倒していくのは間違っていない。

間違っていないが。

だったら、わざわざ、東京出張のくだりに、八木を盛り込む必要なんてなかったのだ。

と同時に、のぶは、幼少期からず～っと “困っている母と子を放っておけないハチキン” に仕立てておくべきだったのでは？

であるから、前回の感想でも書いたとおり、のぶと次郎の間で妊娠して…「うちには子供はおらんが、母親の気持ちは分かるつもりやき…」くらいまでやってもよかったと、今でも思う。

視聴者に「？」と思わせ瞬間に“連ドラ”破綻している！

少し視点を変えてみよう。

当ブログでは、脚本や演出、時に制作統括が…　なんて言及はする。

しかし、ぶっちゃけ、脚本や演出、それこそ俳優の演技だって、ほぼ好き嫌いの対象‘程度’なのでは？

“連ドラ” において、最も重要なのは、前回との、これまでとの “連続性” であり、それが “きちんと担保されている” ことなのだ。

よって、今回のように、唐突なセリフ一つで、視聴者に「？」と思わせたら、“連ドラ” して終わって（破綻して）いるのだ。

この程度の「心酔している」なら、のぶが、誰かが書いた「鉄子の記事」を読むだけで成立したのでは？

それこそ、のぶは生活に困っていないのだから、休日を利用して今でいうボランティアをやって、そこから「高知在住の鉄子風」を見出すのでもよかったのでは？

よく見ている人なら、ひいき目で見ていない人なら、「これまでの‘のぶ’」と「東京出張の‘のぶ’」と「今回の‘のぶ’」が全くつながっていないことは分かるのでは？

だ、か、ら、繰り返すが、当初から “困っている母と子を放っておけないハチキン” にしておけばよかっただけなのだ。

の程度の流れで「のぶは優秀な人間なんです」は強引すぎる

さて、今回の15分間で、最も意味不明だったのは、嵩の「心酔している」だが。

最も、理解に苦しんだのは、鉄子と東海林、他にも嵩をはじめ、岩清水（倉悠貴）や琴子（鳴海唯）の‘のぶ’への “評判の良さ” や “高い評価” だ。

脚本も演出も、必死で〈のぶはスゴイ！〉と称賛しまくっているが、ハッキリ書くが、ほぼ《のぶは取材しただけ》と《のぶは広告を取って来ただけ》なのだ。

もちろん、今後に向けての「主人公の転機」であるから、何らかの高評価を得た‘のぶ’が次のステップへ進むのは間違ってはいない。

しかし、特に、鉄子にとっては《速記をして、写真を撮って、記事の下書きをしたけど「記事にするな」の言いつけを守っただけ》では？

この程度の流れで、脚本家や演出家や制作統括が「だから、のぶは優秀な人間なんです」と思い込めとするのは、いささか強引すぎると思う。

"のぶの思いや考え"が見えてこそ"のぶは優秀なんだ!"では?

これだって、前回の感想に書いた『益々《のぶの内面、考え、思考》が分かりにくくなった！』対策をしっかりやっておけば済んだことなのだ。

●なぜ、のぶが高知出身で現在東京在住の‘ガード下の女王’に取材しに行こうと考えたのか？

●鉄子の言動を見て、のぶが何を思ったのか？

●八木の記事を書いているときの、のぶの心情はどうだったのか？

上記を丁寧に描いてこそ、視聴者は「のぶは優秀な人間なんだ」と許容し、のぶのやることに共感するのでは？

事あるごとに、メイコ（原菜乃華）に「お姉ちゃんは　ちいまい時から　東京行きたい言いよったやん？」としているが。

それじゃあ、ほぼ、今世紀最大級の‘迷作浅ドラ’の『ちむどんどん』（NHK／2022年度前期）と同じなのだが（汗）

だったら、第2回で「うち、大人になったら嵩と結婚して売れっ子漫画家の奥さんとして東京で暮らいたい」でいいじゃん！）

あとがき

「女性だから」を「子供らあ」にすり替えた挙句に…

前半の8分は引き延ばしをやって、終盤の4分間は‘のぶ’とメイコでお涙頂戴ですか。

これ、一体、これまでの前と、今後の後ろの、どことつながっているんですか？

だって、次回の予定は「釜次の○○に、草吉が朝田家を訪れる」なんですよ。

ブツ切れ、箇条書きにも、ほどがあると思いますけど。

※文中の土佐弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
土佐弁に変換 | 恋する方言変換 | BEPPERちゃんねる 

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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【"2025年7月期/夏ドラマの期待度" を投稿＆更新しました】
【2025年7月期/夏ドラマ】の視聴予定＆期待度! 配役,スタッフ,概要などの情報も満載!!の内容を更新しました。読者の皆さんの見逃したくない連ドラを見つけるお役に立てれば幸いです。

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