TBSテレビ系・日曜劇場『19番目のカルテ』
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第6話『最期への旅路』、EPG欄『最終章前編!最期への旅路』の感想。
なお、原作の漫画、富士屋カツヒト「19番目のカルテ 徳重晃の問診」は未読。
総合診療科は内科からの相談を受け、在宅ケアを望む肺がんステージ4の患者・半田辰(石橋蓮司)の訪問診療を担当することとなり、徳重(松本潤)は滝野(小芝風花)に任せる。初のターミナルケアに挑む滝野は、「かっこよく死にたい」という辰の願いと、次男・龍二(今野浩喜)と長男・龍一郎(近藤公園)の複雑な想いに向き合い、医師としての在り方に悩む。その頃、院長室には徳重に内緒で赤池(田中泯)が訪れていた。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作(漫画):富士屋カツヒト「19番目のカルテ 徳重晃の問診」
脚本:坪田文(過去作/おじさんはカワイイものがお好き。,探偵ロマンス,初恋、ざらり)
演出:青山貴洋(過去作/グランメゾン東京,ライオンの隠れ家,クジャクのダンス、誰が見た?) 第1,2,6話
棚澤孝義(過去作/ユニコーンに乗って,下剋上球児,クジャクのダンス、誰が見た?) 第3,5話
泉正英(過去作/TOKYO MER,王様に捧ぐ薬指,ライオンの隠れ家) 第4話
音楽:桶狭間ありさ(過去作/ハヤブサ消防団,クジャクのダンス、誰が見た?)
主題歌:あいみょん「いちについて」
医療監修:生坂政臣(過去作/『総合診療医ドクターG)
P:岩崎愛奈(過去作/私の家政夫ナギサさん,フィイトソング,ユニコーンに乗って)
企画:益田千愛(過去作/ラストマンー全盲の捜査官ー,さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~)
協力P:相羽めぐみ(過去作/ビジネス婚ー好きになったら離婚しますー)
※敬称略
これまで描かなかった総合診療の一面を描いた意味で新鮮
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―――ここまで、ごあいさつ―――
まことに申し訳ないが。
昨年、実妹を亡くし。
今年6月に、義父を亡くした身としては、書くことがないというか。
何を書いたらいいのか分からない。
というわけで、今作はサラッとだけ書いてみる。
正直、「総合診療科である必要ある? もっと適切な科があるのでは?」である。
しかし、次の主人公の恩師で、日本の総合診療科設立に尽力してきた赤池登(田中泯)と新米医師・滝野みずき(小芝風花)のやり取りでギリギリ踏みとどまったように思う。
赤池「本当に 終末期の患者には
これからは ないのかね
これから どんなに短くても
最期の瞬間まで 人生は続く」
滝野「それに 私たちは付き添う」
過去の5話で、総合診療科、総合診療医は〈患者の病気を治すだけでない〉を描いてきた。
そして今回は、これまでに描かなかった総合診療の別の一面を描いた意味で、新鮮だ。
“柱時計の振り子の音”の使い方に傾聴してみよう
演出についても、少しだけ触れてみる。
今回の演出は、第2話以来のチーフ監督・青山貴洋氏だ。
よって、普通なら簡単に “お涙頂戴ドラマ” に仕立てられるのに、“ホームドラマ” になるように踏ん張ったと思う。
好みはあると思うが、私はこれくらい〈いい意味で〉メリハリを抑えた雰囲気が今作に似合っていたと思う。
その中でも、ある種のメリハリとして利用していたのが、中盤に登場した “柱時計の振り子の音” だ。
特に印象的なのは、肺がんステージ4と診断された半田辰(石橋蓮司)の急変を知って、離れて暮らす長男の龍一郎(近藤公園)が部屋に飛び込んでくる場面の直後。
家族会議風の場面で、主人公・徳重晃(松本潤)の横で滝野が家族に病状を説明するシーン。
最初は、柱時計の振り子の音” が大きく聞こえるが、劇伴と入れ替わって聞こえなくなったり。
後半では、柱時計は映っているのに音が聞こえないなどの、音の演出で、限定的に緊張感を創出していた。
視聴者に強いインパクトを残すのも大切なことだが、“やりすぎない” ことが “今作らしい” と思う。
あとがき
最近では「緩和ケア科」のある病院が増えてきましたね。
義父が亡くなった病院も「緩和ケア科」「緩和ケア病棟」がありました。
大変な仕事だと思ったばかりです…
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NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『あんぱん』
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第21週『手のひらを太陽に』の「ダイジェスト版(土曜日版)」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
嵩(北村匠海)の詞にたくや(大森元貴)が曲を付けた「手のひらを太陽に」が広く歌われる中、嵩は八木(妻夫木聡)に促され漫画に挑むも筆が進まず、のぶ(今田美桜)も仕事を失い壁に直面する。のぶの励ましが嵩の胸を打ち、彼は番組出演や脚本依頼を受けつつも漫画から離れていく。のぶは別居中に嵩の名の由来を知り山へ登り、嵩への思いを新たにする。やがて嵩は再び漫画に没頭し、帰宅したのぶは自らの無力感を吐露する。
------上記のあらすじは、当ブログのオリジナル------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
脚本協力:山岡真介(過去作/中園ミホ氏と共同脚本→万博の太陽,ザ・トラベルナース[2]) 第2~7,9,11,13,15,17,19,21週
三谷昌登(過去作/あさが来た[京ことば指導],スカーレット 第21週,西郷どん[脚本協力]) 第8,10,12,14,16,18,20週
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1,3,5,8,11,12,17週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ) 第2,4,7,10,14,19週
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康) 第6,9,13,16,21週
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第15,20週
尾崎達哉(過去作/3000万) 第18週
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
P:中村周祐(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
舩田遼介(過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋)
川口俊介(過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ)
美術・ロゴデザイン:伊達美貴子(過去作/まんぷく,青天を衝け)
技術:久野裕大(過去作/どうする家康,3000万)
望月英邦(過去作/どんと晴れ,とと姉ちゃん,軍師官兵衛)
音響効果:畑奈穂子(過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり)
岸優美子(過去作/光る君へ,恋せぬふたり)
撮影:山口卓夫(過去作/青天を衝け,17才の帝国)
田中哲平(過去作/恋せぬふたり,プリズム,3000万)
照明:斎藤知久(過去作/いよっ!弁慶)
山崎友梨子(不明)
音声:北原悠介(過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~)
下迫堅治(過去作/エール総集編,半径5メートル,恋せぬふたり)
音楽録音:高橋清孝(過去作/火の鳥2024アニメ)
映像技術:吉永勇(過去作/なつぞら,虎に翼)
木川豊(過去作/いだてん,おかえりモネ,17才の帝国)
カラーグレーディング:松﨑梨絵(過去作/なつぞら,おかえりモネ)
戸谷智恵子(過去作/光る君へ,ちむどんどん)
VFX:田中貴志(過去作/劇場版トリリオンゲーム)
石貝玲子(過去作/仮面ライダーエグゼイド,同期のサクラ,ファーストペンギン!)
助監督:伊藤嘉文(過去作/ももさんと7人のパパゲーノ)
山田修(過去作/映画「サル」)
制作担当:征矢吉裕(過去作/ひよっこ)
東美恵子(過去作/映画「シャカリキ!」,映画「ネムリバ」)
特殊造形:江川悦子(過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら)
編集:松屋周平(過去作/鎌倉殿の13人,3000万)
記録:武田朝子(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
特殊メイク:松岡象一郎(過去作/映画「ヘルタースケルター」「トリハダ」)
美術進行:高橋秀樹(過去作/篤姫)
装置:田村英一郎
装飾:神戸信次(過去作/【推しの子】-The Final Act-)
衣装:澤谷良(過去作/花子とアン,なつぞら,エール)
メイク:田畑千奈味(過去作/ひよっこ,青天を衝け)
かつら:秋庭優一(過去作/桶狭間)
時代考証:天野隆子(過去作/ゲゲゲの女房,花子とアン,スカーレット)
風俗考証:刑部芳則(過去作/エール,ブギウギ,虎に翼)
土佐ことば指導:西村雄正(過去作/らんまん)
博多ことば指導:魚谷としお(過去作/エール)
所作指導:藤間貴雅(過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ)
製パン指導:竹谷光司(Bakery&Cafeつむぎ@千葉県佐倉市)
漫画指導:山根青鬼・海老原優
ギター指導:藤本功一(https://x.com/Fujimoto)
歌唱指導:門脇幸(https://x.com/kadowaki_sachi)
薙刀指導:松本真治(過去作/救急救命士・牧田さおり)
体操指導:岡本美佳(過去作/ラジオ体操,テレビ体操,みんなの体操)
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
※敬称略
今回の「ダイジェスト版」に私が期待したのは、次の三点
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もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
毎週のテンプレになっているが。
「本編」の品質が‘あの程度’であるから、「ダイジェスト版」が上回るはずがないのは百も承知だ。
そこで、今回の「ダイジェスト版」に私が期待したのは、次の三点だ。
●良い意味で、どこまで今週を「のぶの物語」に仕立ててくるか?
●良い意味で、どこまで「嵩の物語」を「のぶの物語」と合体させられるか?
●今度こそ、《アンパンマン誕生の瞬間》を真面目に、ドラマチックに再編集できるか?
今回の感想は、上記の「三つの期待」の答えを書く形で進めてみる。
徹底的に「のぶの出番」を抽出保存して「のぶの物語」に!
一つ目の《良い意味で、どこまで今週を「のぶの物語」に仕立ててくるか?》の答えは。
好意的に受け止めて、それなりに「のぶの物語」に仕立ててきたと思う。
徹底的に、嵩(北村拓海)の仕事の構成の「箇条書き」の分だけ残して、装飾部分(客寄せ要素など)は抽出削除。
その代わりに、徹底的に「のぶの出番」を抽出保存しまくった。
この超絶編集によって。
「のぶ(今田美桜)が、20年近く嵩の仕事を心配し支え、自分は就く仕事が長続きしないことを憂い、それでも嵩を懸命に支えてきた」ように、(頑張れば)見える。
もちろん、前回の第105回(8月22日放送)の感想で言及した《のぶは、ずっと‘ハチキン’だった》も抽出削除だ。
「失敗し続けるのぶが嵩を心配する物語」には見えた…
この「ダイジェスト版」の超絶編集で、明らかになったのは、前回の感想で書いた次のことにも通じる。
それは。
今作は “朝ドラ” だから、どうしても《ひたむきな妻が夫が売れるまでを支えた苦労話》にしないとならないという自縛があるがゆえに、脚本家や制作統括が作り出した今作の致命的なミスである。
それこそが。
嵩のモデルが漫画家やなせたかし氏であることから、《成功しまくる嵩》と《嵩の才能を大いに評価しまくる嵩の周辺人物》を描きつつ…
《妻の‘のぶ’は、とにかく失敗し続ける》の構造だ。
ここで、ひとまず、《良い意味で、どこまで今週を「のぶの物語」に仕立ててくるか?》の答えをまとめよう。
最終的に、「ダイジェスト版」は「失敗し続けるのぶが嵩を心配する物語」に見えた… ということだ。
私は、このような印象誘導は好まない(「やるな」とは言いません)。
※ちなみに、印象誘導とは、例えば、主人公が優しいと感じるカットだけを選択して提示し、特定の印象(主人公は優しい)を持たせるように方向づけること。
やりたければ、「本編」でやっておくべきである。
「のぶの物語」を整えれば整えるほど自作の呪縛に自己喪失
次の《良い意味で、どこまで「嵩の物語」を「のぶの物語」と合体させられるか?》の答えだ、
結論から言えば、「合体できていなかった」である。
だって、今作は(安直に)、のぶと嵩を《失敗し続けるのぶ》と《成功し続ける嵩》の対峙構造にしてしまったのだ。
しかし、今作には《ひたむきな妻が夫が売れるまでを支えた苦労話》にしないといけない自縛がある。
だから、矛盾するのだ。
《成功し続ける嵩》なのに、《夫を支えるのぶ》という意味不明な設定になっているのだ。
だって、多彩な才能と、少し気が弱くて自信のない「たっすいがー」は自分で悩み解決し《成功し続ける嵩》なのだから、“のぶが居ようが居まいが” いずれも《成功し続ける嵩》なのだ。
嵩は、経済的にも恵まれ、業界の評価も高まり、世間への認知度も、自然に上がっていくのだ。
しかし、今作の‘のぶ’の嵩も《常に苦労している》という作家が作った “自縛” があるから、《引っ越せない》し《贅沢もできない》のだ。
結局、「のぶの物語」を整えれば整えるほど、脚本家も演出家も制作統括も《自作の呪縛に自己喪失》していると思う。
この「ダイジェスト版」だって、金曜日分で強引に《ひたむきな妻が夫が売れるまでを支えた苦労話》に仕立てた。
しかし、今作が描くべきは単純な「夢を追いかける‘のぶ’と嵩の夫婦の二人三脚の物語」でいいのに… である。
《『アンパンマン』誕生の瞬間をドラマで見たい》のに…
三つ目の《今度こそ、アンパンマン誕生の瞬間を真面目に、ドラマチックに再編集できるか?》について。
「真面目に」というのは、「雑にしないでね」の意味で。
「ドラマチックに」というのは、「期待を裏切らないでね」の意味だ。
で、結果的には「どちらの希望もかなわなった」である。
当ブログでも書いたとおり、私は今作の企画が始まるまで、そんなに「漫画家・やなせたかし」にも『アンパンマン』にも興味関心はなかった。
時代、世代というのもあって、私はリアルタイムで『アンパンマン』に触れてこなかったからだ。
しかし、今作の企画を知ってから、猛勉強した。
図書館にある関係書籍は全部読んだし、新刊は購入したし、アニメや劇場版も時間とお金の許す範囲で見た(今も見ています)。
そこで到達したのが《『アンパンマン』誕生の瞬間をドラマで見たい》である。
だって、これまでの朝ドラでは、次のような “誕生の瞬間” がドラマチックに描かれた。
・『マッサン』(NHK/2014年度後期)では、本初の国産ウイスキーの誕生。
・『まんぷく』(NHK/2018年度後期)では、カップヌードルの発明。
・『あさが来た』(NHK/2015年度後期)では、女性実業家として銀行・生命保険・女子大学の設立。
・『エール』(NHK/2020年度前期)では、「六甲おろし」「栄冠は君に輝く」など昭和を代表する国民的楽曲の誕生。
・『カムカムエヴリバディ』(NHK/2021年度後期)では、3世代を通してラジオ英語講座の誕生と普及。
・『らんまん』(NHK/2023年前期)では、日本植物分類学の礎。
嵩が描くべきマンガは、‘ハチキンおのぶ’が最適解では?
そして、今作のタイトルは『あんぱん』である。
一般的に考えれば、『あんぱん』なのだから『アンパンマン』の誕生の瞬間、創作秘話を「ドラマで見られる」と期待するのでは?
そして、金曜日の第105回で「初期のアンパンパン」が登場した。
「本編」を見ても、「ダイジェスト版」を見ても感じたのは、なぜ「あんパンを持って空を飛ぶ太っちょのスーパーマンなの?」である。
冷静に、「ダイジェスト版」だけでもいいから見直してほしい。
あの展開、あの編集の流れの先、末に、嵩が描くべきマンガ(イラスト)は、‘ハチキンおのぶ’じゃないの?
‘ハチキンおのぶ’と‘たっすいがー嵩’が主人公の「日常系」「ヒューマンドラマ」「ホームコメディ」が最適解なのでは?
いくらなんでも、「幼少期に一緒に、ヤムおんちゃんのあんパンを食べた」の回想シーンを挟んだだけで、あんパンを持って空を飛ぶ太っちょのスーパーマンを描いちゃうのは、やりすぎを超えて、全くつながっているとは思えないのだ。
せめて、「本編」で、幼少期の嵩が自分を捨てた登美子(松嶋菜々子)に会いに行くも邪険にされ、海辺を歩いていると‘のぶ’からあんパンをもらって元気を出す… 部分の回想シーンでも挿入されていれば…
《のぶのあんパンが自分を助けてくれた》となって、空飛ぶ初代アンパンマンのイラストにも意味が出るのに…
"嵩のおもい"を軽視してまで'のぶ'を強調するのは本末転倒
最後に蛇足。
嵩で残すべき部分があったのに、ここまで八木(妻夫木聡)と蘭子(河合優実)を残しまくったのも衝撃だ。
※一部の八木のシーンは残すべきです。
もちろん、厳しいことを言えば、登美子と羽多子のくだりも「ダイジェスト版」では必要ない。
※ぎりぎりで、のぶと登美子は残してもいいと思います。
もっともっと、嵩が多彩な才能の持ち主で世間からも評価されつつも、ひとりの漫画として苦悩しているという「嵩の物語」に見えるようにストーリーテリング再構築(物語構造を編集し直して新たな文脈や感動を生むこと)をやるべきだったと思う。
だって、「嵩の物語」あってこそ、「のぶの物語」の意味があって、「のぶと嵩の物語」になるのだから。
基礎の基礎をしっかり構築しないで、上物はできないのだ。
いや、そもそも、のぶが山登りをして歌を歌うシーンだって削除対象でよかったとさえ思う。
相談した登美子に喫茶店で励まされる‘のぶ’に、‘ヤムおんちゃん’こと屋村草吉(阿部サダヲ)の回想シーンを直結しても成立したのでは?
もちろん、脚本家らは必死に “のぶのおかげ” にしたいのだろう。
しかし、ここまで “嵩のおもい” を軽視してまで強調するのは本末転倒だと思う。
あとがき
「のぶの物語」にはなっていますが。
《成功し続ける嵩》も《夫を支えるのぶ》が「本編」よりも薄まっているために、《ひたむきな妻が夫が売れるまでを支えた苦労話》には見えません。
「のぶが自分勝手に嵩を支えている気になっている物語」といえばいいですかね。
来週からは、中園ミホ大先生が書くそうなので、お手並み拝見です。
※文中の土佐弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
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いつも ドラマや映画の感想へ、ご賛同のWeb拍手やコメントをいただきまして、ありがとうございます。
時には厳しいコメントも頂きますが、ブログ更新の励みになっております。
なお、"Web拍手のコメント"へ返信をする機能がないため、このような「お返事ページ」でお返事をいたします(謝)
[拍手投稿] のぶ さん (2025-08-22 12:54:15)
連続テレビ小説「あんぱん」 (第105回・2025/8/22) 感想
ヒット曲の作詞や舞台演出、テレビ出演など売れっ子なのに、なんでいつまでも貧乏長屋に住んでるのかなと不思議でしたが、みっきーさんが書かれてるように、どうしても《ひたむきな妻が夫が売れるまでを支えた苦労話》に見せるためだったんですね笑
| ↓ここから管理人返信↓ |
そのとおり!パチパチ
そもそも、今作って、《登場人物の経済状況を曖昧にしか描かない》ですよね。
最近であれば、「一人暮らしの羽多子の経済状況」ですね。
少し前には「会社員時代の嵩の本業と副業の収入」も無視して、独立させましたよね。
いずれも、《ひたむきな妻が夫が売れるまでを支えた苦労話》に見せるためにですよ。
だって、普通に考えたら、テレビ出演や作詞、舞台など嵩の収入があれば引っ越しを考えても不思議でないし、羽多子の面倒も見ると考えると思います。
[拍手投稿] さっち さん (2025-08-22 15:08:56)
連続テレビ小説「あんぱん」 (第105回・2025/8/22) 感想
テーマが利他的なのに主人公が利己的という矛盾も感じます。
2人の絵や子供達への興味は、アンパンマンを表すテーマであり、周囲からは嵩の作品、のぶの仕事ぶりを賞賛されてきました。戦地でも上司の前でも、言いたいことを言って。
一方2人が悩むのは、自分は才能がない、何者でもない、と自分のことばかりです。
2人が戦争を経てアンパンマンを作る。 この先入観ありきの作品になってないですか。
※当方にて適宜改行を入れさせていただきました。
| ↓ここから管理人返信↓ |
私は、次のように考えます。
今作が描きたいことは、究極的にいえば《困っている人を助けたい》であると。
しかし、今作は《のぶも嵩も、困っている当の本人》を強調しまくっています。
だから、のぶも嵩も、いつも「自分のことばかり」になる。
でも、物語は必死に「なんのために生きるのか?」など人間の悩みの根源を突こうとします。
《‘設定とテーマの矛盾’こそが、今作の作劇の究極な違和感であり、決定的なミス》だと思うのです。
やはり、今作としては《のぶも嵩も、自分よりも困っている人を助けたい》に見せて(show)魅せる(fascinate)べきだったと思います。
※今から改善は無理ですけれど。
皆様、またのご来訪を心よりお待ちしております。
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【忠告】
朝ドラ『あんぱん』の先の展開のネタバレは基本的にありませんが。
やなせたかし(柳瀬嵩)氏と「サンリオ」創業者・辻信太郎氏の関係性、二人が発行した雑誌『詩とメルヘン』に込めた意味について触れます。<
あとから「読むんじゃなかった…」がないよう、読む際は自己責任でお願いします。
※以下、敬称は部分的に使い分けをします。
第22週『愛するカタチ』の予告編で、嵩と八木が進みそう…
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現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第22週『愛するカタチ』の予告編で。
主人公・柳井のぶ(今田美桜)の夫・嵩(北村拓海)と、戦友で上官だった八木信之介(妻夫木聡)との関係が、さらに深まりそうな雰囲気に。
そこで今回は、やなせたかし(柳瀬嵩)氏と、‘八木’のモデルとされる「サンリオ」創業者・辻信太郎氏の関係性などについて掘り下げてみる。
『詩とメルヘン』は、やなせ氏が人生をかけて作った雑誌
『詩とメルヘン』は、やなせ氏が人生をかけて作った雑誌である。
やなせ氏は『アンパンマン』の作者として知られるが。
昭和20年(1945)頃、もともとは詩人としての心を持ち続け、戦争中の絶望をも支えたのが詩であった。
この雑誌は、そうした彼の詩を世に届ける場となったのだ。
やなせ氏と辻信太郎氏の出会いは「詩を描いたコップ」
昭和39年(1964)、やなせ氏は詩集『愛する歌』を出版し成功した。
※きっと、第21週前半で描かれると思うので詳細は書きません。
昭和40年代前半(1965?1966頃)に、銀座・松屋の展示会で、やなせ氏が「詩を描いたコップ」を発表。
そのコップに、“偶然に” 来場していた辻信太郎氏(当時「山梨シルクセンター」経営)が感銘を受け。
辻氏が、やなせ氏にお菓子のパッケージデザインを依頼。
これが二人の出会いの始まりだ。
昭和40年代後半(1967?1969頃)には、詩や文学を愛する共通点から意気投合する。
やなせ氏《誰でも詩人になれるという哲学》を具現化
昭和45年(1970)前後頃、サンリオ創業者の辻信太郎氏に「売れないかもしれない」と前置きしながらも、雑誌を作る夢を語った。
そして、昭和46年(1971)『詩とメルヘン』を創刊。
雑誌のキャッチコピーは「10歳から90歳まで、誰もが詩人になれる」。
また、プロ・アマ問わず幅広く詩を掲載したのも特徴で。
「悲しい時に読む詩があっていい」と考え、「売るためでなく、生きるために詩を届けたい」という理念を体現した。
そう、《誰でも詩人になれるという哲学》を具現化したのだ。
やなせ氏は詩の選考、イラスト、レイアウト、表紙デザインや経費計算に至るまで、一人で手がけた。
自らを「編集長ではなく用務員」と名乗り、読者から届いた投稿全てに目を通し、返事を書くほどの情熱を注いだのだ。
やなせ氏とサンリオの信念を具体化した『詩とメルヘン』
この雑誌は、「困っている人を助けたい」という思いを形にした「アンパンマンの原点」ともいえる場であった。
しかし、やなせ氏の強い信念とは裏腹に、専門家からは「3号も続かない」と言われた。
でも、実際には、昭和48年(1973)~平成15年(2003)の30年間も続き、サンリオの出版部門を支える存在になった。
やなせ氏にとっては、原稿料が少なくても、「お金には代えられない人生の財産」と語るほどの《夢と人生の結晶》であり。
「サンリオ」にとっても《サンリオの心=人の心をやさしくするものづくり》を育てる雑誌となったのだ。
あとがき
おそらく、次週(8月25~29日)は、上記の[史実]が映像化される‘だけ’だと思います(笑)
まあ、『あんぱん』としての見どころは、[史実]ではやなせ氏と辻信太郎氏は戦友でないので、フィクションとして “戦争” を絡めて、オリジナルらしさを醸し出せるか?
私は、蘭子でお茶を濁して(ごまかして)終わると予想しますけど。
参考・出展
■『やなせたかし はじまりの物語: 最愛の妻 暢さんとの歩み』(ムック)(著)高知新聞社 ![]()
■『アンパンマンの遺書』(岩波現代文庫)(著)やなせたかし ![]()
■『痛快!第二の青春 アンパンマンとぼく』(講談社)(著)やなせたかし ![]()
■『慟哭の海峡』(角川書店)(著)門田隆将 ![]()
■『やなせたかしのしっぽ』(小学館)(著)越尾正子 ![]()
■『人生なんて夢だけど』(フレーベル館)(著)やなせたかし ![]()
■『アンパンマン伝説』(フレーベル館)(著)やなせたかし ![]()
■『NHK連続テレビ小説 あんぱん 上 (1)』(NHK出版) (著)中園ミホ,(著)後藤 美奈 ![]()
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第105回/第21週『手のひらを太陽に』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)の別居生活が続く中、登美子(松嶋菜々子)から嵩の名前の由来を聞いたのぶは、ひとり山へ向かう。力強い足取りで頂上まで登り、大自然の息吹を感じながら嵩を思うのぶ。一方、嵩は久しぶりに漫画を描こうと紙を取り出す。のぶの言葉が脳裏に甦り、たちまち没頭して鉛筆を動かす嵩。そんな嵩のもとに久しぶりに帰ったのぶは、自分は何者にもなれなかったと、秘めていた思いを吐露する。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
脚本協力:山岡真介(過去作/中園ミホ氏と共同脚本→万博の太陽,ザ・トラベルナース[2]) 第2~7,9,11,13,15,17,19,21週
三谷昌登(過去作/あさが来た[京ことば指導],スカーレット 第21週,西郷どん[脚本協力]) 第8,10,12,14,16,18,20週
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1,3,5,8,11,12,17週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ) 第2,4,7,10,14,19週
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康) 第6,9,13,16,21週
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第15,20週
尾崎達哉(過去作/3000万) 第18週
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
P:中村周祐(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
舩田遼介(過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋)
川口俊介(過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ)
美術・ロゴデザイン:伊達美貴子(過去作/まんぷく,青天を衝け)
技術:久野裕大(過去作/どうする家康,3000万)
望月英邦(過去作/どんと晴れ,とと姉ちゃん,軍師官兵衛)
音響効果:畑奈穂子(過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり)
岸優美子(過去作/光る君へ,恋せぬふたり)
撮影:山口卓夫(過去作/青天を衝け,17才の帝国)
田中哲平(過去作/恋せぬふたり,プリズム,3000万)
照明:斎藤知久(過去作/いよっ!弁慶)
山崎友梨子(不明)
音声:北原悠介(過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~)
下迫堅治(過去作/エール総集編,半径5メートル,恋せぬふたり)
音楽録音:高橋清孝(過去作/火の鳥2024アニメ)
映像技術:吉永勇(過去作/なつぞら,虎に翼)
木川豊(過去作/いだてん,おかえりモネ,17才の帝国)
カラーグレーディング:松﨑梨絵(過去作/なつぞら,おかえりモネ)
戸谷智恵子(過去作/光る君へ,ちむどんどん)
VFX:田中貴志(過去作/劇場版トリリオンゲーム)
石貝玲子(過去作/仮面ライダーエグゼイド,同期のサクラ,ファーストペンギン!)
助監督:伊藤嘉文(過去作/ももさんと7人のパパゲーノ)
山田修(過去作/映画「サル」)
制作担当:征矢吉裕(過去作/ひよっこ)
東美恵子(過去作/映画「シャカリキ!」,映画「ネムリバ」)
特殊造形:江川悦子(過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら)
編集:松屋周平(過去作/鎌倉殿の13人,3000万)
記録:武田朝子(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
特殊メイク:松岡象一郎(過去作/映画「ヘルタースケルター」「トリハダ」)
美術進行:高橋秀樹(過去作/篤姫)
装置:田村英一郎
装飾:神戸信次(過去作/【推しの子】-The Final Act-)
衣装:澤谷良(過去作/花子とアン,なつぞら,エール)
メイク:田畑千奈味(過去作/ひよっこ,青天を衝け)
かつら:秋庭優一(過去作/桶狭間)
時代考証:天野隆子(過去作/ゲゲゲの女房,花子とアン,スカーレット)
風俗考証:刑部芳則(過去作/エール,ブギウギ,虎に翼)
土佐ことば指導:西村雄正(過去作/らんまん)
博多ことば指導:魚谷としお(過去作/エール)
所作指導:藤間貴雅(過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ)
製パン指導:竹谷光司(Bakery&Cafeつむぎ@千葉県佐倉市)
漫画指導:山根青鬼・海老原優
ギター指導:藤本功一(https://x.com/Fujimoto)
歌唱指導:門脇幸(https://x.com/kadowaki_sachi)
薙刀指導:松本真治(過去作/救急救命士・牧田さおり)
体操指導:岡本美佳(過去作/ラジオ体操,テレビ体操,みんなの体操)
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
※敬称略
いずみたく氏とやなせたかし氏の関係は事前に読んでほしい
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
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私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
少しだけ愚痴を書こうかな。
先日、ある読者様から「『[史実]を解説します!』とあるので興味津々でしたが、せめてこれくらいの内容を書いてほしかったですね」とコメントをいただいた。
https://director.blog.shinobi.jp/Entry/19790/#comment2
そもそも、歌手の宮城まり子さんがモデルの歌手・白鳥玉恵(久保史緒里)なんて、どうせ一度きりの客寄せパンダだと思っていたから、労力を割くつもりは毛頭なく。
リンクを張ってくれた記事は「プロがお金をもらって書いた記事」で、それを比較されても困るし。
でも、私としては “周辺人物” はともかく「やなせたかし氏の史実」はきちんと知ってほしいと思う。
ってことで、私もちっぽけなプライドが傷ついたので。
先日は、下記を投稿し。
NHK朝ドラ「あんぱん」やなせたかし氏NHK『まんが学校』出演と“児童向け創作への転機”の関係性を解説します!|ディレクターの目線blog ![]()
昨日には下記を投稿させていただいた。
NHK朝ドラ「あんぱん」いずみたく氏とやなせたかし氏―アンパンマン誕生を支えた友情と発想、テレビドラマ「ハロー・CQ」の関係性|ディレクターの目線blog ![]()
特に、上↑の投稿の部分は、今作『あんぱん』では適当に描くことが予想されるので。
事前に読んで、頭の隅に入れておいたほうが、脳内補完がしやすいと思う。
なぜ、のぶと嵩の近距離別居生活の"期間"を提示しないの?
冒頭からよく分からん!
語り「のぶと嵩の近距離別居生活は
思いのほか長引きました」
なぜ、期間を提示しないの?
意味不明である。
きちんと「○日間」と期間を提示することでしか、のぶ(今田美桜)と嵩(北村拓海)の心の距離感は表現できないのに。
もちろん、「超好意的に映像を見れば、今田美桜さんと北村拓海さんの演技から分かる」と評価したいところだ。
しかし、いくらなんでも、あれだけの芝居で‘のぶ’と嵩の心の距離がどれだけの速度で、それだけの長さ、空いてしまったのか想像するには情報が少なすぎる。
それこそ、前回で部屋に生けた花が咲いていて、今回では枯れていたとか、あれば分かるが。
この程度の映像化もできないのだ。
これで、一体、どこをどう見れば「のぶと嵩の物語」を描いていると言えるのか!
羽多子はどこに泊まっているの?
次の喫茶店シーンもよく分からん!
第103回(8月20日放送)で、高知から羽多子(江口のりこ)が‘コン太’こと今野康太(櫻井健人)と一緒に上京し。
今回の前段で、ナレーションが「思いのほか長引きました」と言ったから、それなりの期間が経過したと勝手に思い込んでいたが。
どうやら、羽多子は(康太は知らん!)まだ東京に居残っていたらしい。
で、前回のラストシーンで、のぶが蘭子(河合優実)の部屋に居候するくだりには、羽多子はいなかった。
羽多子は、メイコ(原菜乃華)の家に転がり込んでいると?
康太が高知に帰るのを、誰も見送らなかったと?
メイコの家に転がり込んでいる羽多子を、のぶが喫茶店に呼び出したと?
主人公の役割を奪う“サブキャラ発言”の不可解さ
しかも、これまで‘のぶ’は登美子(松嶋菜々子)に会うときは、必ず家に訪問していたのに、どうやって呼んだの?
これだって、〈のぶが登美子に会うときは自宅を訪問する〉の設定を作ったのだから。
普通に「うちの母が上京しちょって、お義母さんにご挨拶をしたい言うき」で、実家に手土産持参でいけば自然な流れだったのでは?
まあ、それ以前に、最近のテレビドラマは、稚拙な視聴者向けにやたらとセリフで説明しないといけない事情があるのは理解する。
しかし、そもそも、このシーンで‘のぶ’が登美子にこぼした愚痴は、「のぶと嵩の物語」の中で描き、視聴者に感じさせるべきことだ。
なのに、前回で‘のぶ’を意味不明に感情的に描いたから、辻褄合わせをしなくてはならなくなった。
それが、脚本家の真意だろう。
逆に、「大人の事情で、登美子の出番をねん出する」ために、前回を意味不明にした可能性もあるが。
どちらにしても、主人公で描くべきことをサブキャラに言わせるのは意味不明以外の何物でもない。
無造作な時間経過と欠落する描写の雑さ
で、録画を巻き戻して確認してしまった。
どう好意的に解釈すれば、「喫茶店のシーン」に対して、「嵩が蘭子と話すシーン」が “違う日” に見えるのか?
こういうのだって、「思いのほか長引きました」なのだから、何か時間経過を表す表現をワンカットでいいから挟めばいいのだ。
それこそ「嵩が一人で眠れない」とか「のぶが夜が暗いうちから起きだす」とかね。
こう書くと、信者は「小鳥のさえずりで翌朝って分かるでしょ」と言うかもしれない。
しかし、小鳥なんていつでも鳴くし、照明だって影の長さから昼前後の太陽の高さになっているのだ。
好き勝手に時間経過する割に、その時間を描かないのは、ほんと気になるし、雑である。
今作の作劇における致命傷的な矛盾
かなり高い山に登ったような映像にはなっているが、汗一粒もかかない‘のぶ’はどうでもいい。
山頂の‘のぶ’と、自宅の嵩がシンクロして、嵩が目覚めるのも、どうでもいい。
しれ~~~っと、初期のアンパンパンができちゃったことも、どうでもいい。
しかし、‘どうでもよくないのこと’がある。
それは、《今作の‘のぶ’は‘ハチキンおのぶ’なのか否か?》である。
なぜ、のぶのキャラ設定がブレるのか?
おそらく、人生の後半になって国民的大ヒット『アンパンマン』を生み出した漫画家「やなせたかし」をモデルに朝ドラを作ろうとして、シナハン(シナリオハンティング=脚本作成用の取材)をしてみたけど。
現実のやなせ氏は、『アンパンマン』の大ヒット以前の会社員時代も独立時代も多方面で活躍し、生活に困っていなかったことが分かったのだろう。
しかし、“朝ドラ” だから、どうしても《ひたむきな妻が夫が売れるまでを支えた苦労話》にしないとならない。
そこで創り出したのが、《成功しまくる嵩》と《嵩の周辺人物は嵩の才能を大いに評価》する一方で。
《妻の‘のぶ’は、とにかく失敗し続ける》の構造だ。
でも、今作は、幼少期に《‘のぶ’は、持ち前の男勝りで勝気な性格から‘ハチキンおのぶ’》とし。
《嵩は、のぶから「たっすいがーのドアホ!」と言われる少し気が弱くて自信のない男》とも描いているのだ。
ここが、今作の “作劇における致命傷的な矛盾” である。
‘ハチキン’がブレまくるから、のぶに共感しにくい
嵩のほうは、いいのだ。
自分に足りないのは “自信” であり、実は “多彩な才能” があるという設定だから。
でも、のぶのほうは。
嵩の “多彩な才能” を事前に評価もリスペクトもせず、ただ「嵩の絵が好き」だけで、嵩が漫画が描けないと言えば「他にもやってみたら?」と無責任に混乱させ。
前回では、180度態度を変えて、嵩にとって最もデリケートな “作家性” へ無遠慮に立ち入って。
今度は「全部、自分のせい」と開き直る。
そう、本来は、のぶは嵩がどんな苦境でも、「たっすいがーのドアホ!」と言って発破をかけ続けるべきだったのだ。
それをやり続けないから、のぶのキャラがいつまでたっても確立されず、感情移入しにくいのだと思う。
今作自ら創り出した“設定”は、常に印象付けるべき
しかし、最も困ったのは。
《‘ハチキンおのぶ’が回を重ねるごとに薄く、弱くなっていること》なのだ。
直近で‘ハチキンおのぶ’が印象に残るのは、第104回(8月21日放送)で。
とはいっても、本来の‘ハチキンおのぶ’と比べれば、パワーは10%程度だが。
その直前で‘ハチキンおのぶ’が印象に残るのは、第95回(8月8日放送)で。
薪鉄子(戸田恵子)が感情的に逆上し、のぶに辞職を促した際の‘のぶ’の「戦争のない世の中を作るがは、きれい事なんでしょうか」の反論の態度。
更に直近で‘ハチキンおのぶ’が見られたのは、第84回(7月24日)で。
南海地震で嵩と連絡が取れなかった‘のぶ’が電話口で「たっすいがぁの嵩のくせに、どればぁ心配したと思うちゅうがで」と怒鳴ったとき。
これ以上前のことは思い出せない。
それでも、直近の二度の‘ハチキンおのぶ’の出現頻度は “ほぼ2週に一度、10回に一度の週末のみ” なのだ。
先日も書いたが、脚本家や制作統括が自ら創り出した “設定” なのだから、「この時点から‘のぶ’は変わりました」と提示しないうちは、きっちりと踏襲し印象付けるべきだと思う。
今田美桜さんの芝居が前回から"40代後半の芝居"に変わった
長々と書いても、違和感に対する愚痴しか出てこないので、今回の「三つの決定的な失敗」について書いて終わりにしよう。
一つ目の決定的な失敗は。
今田美桜さんの芝居が、前回から変わったことだ。
おそらく、次のセリフに説得力を持たせるためだ。
のぶ「嵩さんの…
赤ちゃんを産むこともできんかった」
[史実]から推測すると、やなせ氏が「マンガの先生」としてレギュラー出演していたのが昭和39年(1964)~昭和41年(1966)だ。
第18回(4月23日放送)で嵩の戸籍謄本が登場し、嵩の誕生日は「大正8年(1919)2月6日」で確定。
のぶは嵩の1歳上だから「大正7年(1918)生まれ」となる(劇中での言及はない)。
だとすると、「46~48歳」ということになる(どう見ても、見えませんけど)。
録画や、見逃し配信で確認すれば納得すると思うが、明らかに今田美桜さんの芝居が「40代後半」になっているのだ。
もちろん、これは今田さんへの演出家の演技指導によるもので、彼女に演技力があるからできてしまうことなのだが。
さすがに、変わりすぎ… である。
考えられるのは、来週が、今作にとっても、主人公・のぶと嵩にとっても、大きな分岐点だから。
今回だけ、もしくは来週が、4週連続で休んでいるチーフ監督の柳川強氏が次週の演出担当で、前倒しで演技指導したかも? である。
だって、来週が重要な週であることは予告編を見れば分かるのだ(内容は書きません)
それでも、だったら、山登りのシーンくらいからでいいから、老けの芝居でよかったような。
‘ハチキン’の出現頻度は“ほぼ2週に一度の週末のみ”
二つ目の決定的な失敗… いや致命的な失敗だろう。
それは、前述の。
‘ハチキンおのぶ’の出現頻度は “ほぼ2週に一度、10回に一度の週末のみ” ということだ。
細かいことを書くが、ハチキンおのぶ’の出現年齢は(推測含む)。
●前回のハチキン:のぶ46歳
●第95回のハチキン:のぶ35歳
●第84回のハチキン:のぶ28~29歳
そう、4年に一度のレベルでもなく、ライフイベントの周期(結婚や就職や定年など)か家の修繕レベルなのだ。
しかし、今回の序盤で今作は次のように描いてしまった。
羽多子「うちの娘はハチキンですき」
登美子「はっ そうでしたね」
いくらなんでも、10数年に一度の周期でしか登場しない‘ハチキン’を “のぶの特性” とするのは、あまりにも視聴者に押し付けすぎである。
実質的な主人公・嵩の覚醒をもっと強調すべきだった…
三つ目の失敗は、《嵩を描かなすぎ!》である。
当ブログでは、主人公を明確化するために「建前上の主人公・のぶ」と「実質的な主人公・嵩」と表記している。
朝ドラとしての建前上の主人公は‘のぶ’でも、「嵩の物語」がなければ意味がないから、嵩が実質的な主人公なのだ。
その意味で考えれば、今回の「転換点」は、のぶと嵩の「転換点」である。
だから、のぶが悩んで覚醒するのを描くなとは言わないが。
それと同等か、それ以上に嵩が覚醒したことを強調すべきだったのだ。
それこそ、脇役を描くの大好きな今作なのだから、妻が家出をしたことを健太郎(高橋文哉)や八木(妻夫木聡)に相談する場面を盛り込むべきだったのだ。
それがあれば、序盤の喫茶店も意味が出たのに。
結局、「嵩がいないと‘のぶ’を描けない」のに、のぶと脇役ばかり描くから破綻するのだ。
もう、何をやっても遅いが。
あとがき
今回を見て、「幼少期は要らなかったのでは?」と思いました。
※私としては、一番有意義な時間でしたけど。
初回を「新聞社で出会った二人が結婚」にして、戦争のくだりは「あんなこともあった」とスピンオフで1か月やって。
そして、三星百貨店あたりから本格スタートのほうが、やなせ氏の[史実]を無理なく盛り込めたと思います。
働き方改革で半年間も放送するなら、これくらい大胆に構成しないと収まらないと思いますね。
中園ミホさん、脚本協力のしりぬぐいを兼ねて、残りは自分で書いてほしいです…
※文中の土佐弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
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相棒 season19
相棒 season20
相棒 season21
相棒season22
相棒season23
アイムホーム
IQ246~華麗なる事件簿~
アオイホノオ
仰げば尊し
青のSP-学校内警察・嶋田隆平-
悪党たちは千里を走る
あさが来た
阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし
アシガール[再](2020)
明日の君がもっと好き
明日の約束
明日、私は誰かのカノジョ
アトムの童
あなたには帰る家がある
あなたのことはそれほど
あなたの番です
あなたのブツが、ここに
あのコの夢を見たんです。
アノニマス~警視庁"指殺人"対策室~
anone
アバランチ
A LIFE~愛しき人~
アライブ がん専門医のカルテ
アルジャーノンに花束を
OUR HOUSE
アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋
アンチヒーロー
アンナチュラル
あんぱん
アンメット ある脳外科医の日記
家売るオンナ
家売るオンナの逆襲
生きるとか死ぬとか父親とか
生田家の朝
イグナイト-法の無法者-
居酒屋ふじ
遺産争族
遺産相続弁護士 柿崎真一
石子と羽男-そんなコトで訴えます?-
医師たちの恋愛事情
119エマージェンシーコール
イチケイのカラス[
いつかこの雨がやむ日まで
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう
五つ星ツーリスト~最高の旅、ご案内します!!
いつまでも白い羽根
一橋桐子の犯罪日記
イノセンス~冤罪弁護士~
今からあなたを脅迫…
遺留捜査[4]
院内警察
インビジブル
インハンド
- 過去の連ドラの感想記事一覧(う~お)
嘘解きレトリック
嘘の戦争
美しき罠~残花繚乱~
ウチの夫は仕事ができない
ウチの娘は、彼氏が出来ない!!
奪い愛、冬
海に眠るダイヤモンド
浦安鉄筋家族
ウロボロス
VIVANT(ヴィヴァン)
営業部長 吉良奈津子
エイジハラスメント
ST 赤と白の捜査ファイル
Nのために
エルピス-希望、あるいは災い-
エール
エンジェル・ハート
エンディングカット
オー・マイ・ジャンプ
王様に捧ぐ薬指
大豆田とわ子と三人の元夫
おかえりモネ
おかしの家
掟上今日子の備忘録
奥様は、取り扱い注意
「おこだわり」、私にもくれよ!!
おじさんはカワイイものがお好き。
おちょやん
おっさんずラブ-in the sky-
お義父さんと呼ばせて
侠飯~おとこめし~
オトナ高校
オトナ女子
お兄ちゃん、ガチャ
姉ちゃんの恋人
オー!マイ・ボス!恋は別冊で
お迎えデス。
おむすび
表参道高校合唱部!
おやじの背中
親バカ青春白書
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ[2]
俺の家の話
俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?
俺のスカート、どこ行った?
俺の話は長い
お別れホスピタル
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
女たちの特捜最前線
女はそれを許さない
- 過去の連ドラの感想記事一覧(か~く)
カーネーション
怪奇恋愛作戦
怪盗 山猫
カインとアベル
帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし
架空OL日記
顔だけ先生
家政夫のミタゾノ
家政夫のミタゾノ[2]
家政夫のミタゾノ[3]
家政夫のミタゾノ[4]
家族ノカタチ
家族の旅路 家族を殺された男と殺した男
学校のカイダン
家庭教師のトラコ
彼女はキレイだった
神の舌を持つ男
カムカムエヴリバディ
からかい上手の高木さん
カルテット
監獄学園
監獄のお姫さま
監察医 朝顔
監察医 朝顔[2]
カンナさーん!
危険なビーナス
岸辺露伴は動かない
季節のない街
偽装の夫婦
偽装不倫
貴族探偵
きのう何食べた?
きのう何食べた? season2
義母と娘のブルース
きみが心に棲みついた
君と世界が終わる日に
キャスター
キャリア~掟破りの警察署長~
99.9‐刑事専門弁護士‐
99.9-刑事専門弁護士-[2]
共演NG
今日から俺は!!
風間公親-教場0-
競争の番人
京都人情捜査ファイル
きょうの猫村さん
きょうは会社休みます。
行列の女神~らーめん才遊記~
嫌われる勇気
キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木
緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
緊急取調室[4]
金田一少年の事件簿N(neo)
銀と金
クジャクのダンス、誰が見た?
グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
- 過去の連ドラの感想記事一覧(け、こ)
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
- 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~し)
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
最後から二番目の恋
最後の鑑定人
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
19番目のカルテ(最終回)
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(す~そ)
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
スティンガース 警視庁おとり捜査検証室
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
最後から二番目の恋
続・続・最後から二番目の恋
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
- 過去の連ドラの感想記事一覧(た~な)
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京サラダボウル
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
[な]
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
波うららかに、めおと日和
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
「PJ ~航空救難団~』
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
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FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
僕達はまだその星の校則を知らない
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
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ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
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ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
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#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
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6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
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私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
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わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか
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舞いあがれ!
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マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
御上先生
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
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無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
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MOZU Season2 ~幻の翼~
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