123席のスクリーンに8割程度の埋まり具合。相変わらず上映中に携帯の電源を切る輩がいるのは土地柄なのでしょうか。全く困ったものです。
さて、予告篇の段階から「フジテレビ開局50周年記念作品」ってことでしたし、原作は読んでいませんが、スタッフもキャストもほぼ全員フジテレビ関係者みたいなラインナップ。
ですから、
・どこまでいつもの大騒ぎ&お涙頂戴のフジ映画と違うか?
・日本映画でオールイタリアロケはどんなものなのか?
・「○○記念作品」にありがちな過剰演出はあるのか?
が見所でした。
全体的には誰でも楽しめる作品だと思います。しかし、ディレクター目線だと見過ごせない部分も目立ちました。その辺をなるべくストーリーには触れずにネタバレしながら右下から感想を書きます。
◆いつものフジテレビの映画とはちょっと違ってた◆
強引に笑わせるわけでもなく、お涙頂戴でもなく、その意味では久しぶりのフツーの日本映画です。イタリア・アマルフィの景色もきれいですし、血みどろの事件でもないし、卒なく大そうな盛り上がりもなく、全体的にサスペンスなのにルーズな編集のまま終わります。むしろ期待すると腰砕けになるかも(笑)
◆オールイタリアロケは必要十分条件か?
まあ風景はきれい。物語もイタリアってのを活かしてます。ストーリーは、公開前なので省略しますが、別に沖縄でも北海道でも適当なサミットを設定すれば日本でも世界中どこでもできますよ、この話は。そう言ったら元も子もないかな(笑) だからこそ続編の可能性は大きいと思う。
◆情景(風景)のロング・ショットがしょぼい◆
この映画の大きな見所がイタリアの壮大な情景・風景。空撮でばっちり見せてくれますが、何ともピントが甘いし、画角がイマイチ。遠景はマット処理しているようですが安っぽい。主人公の車が海岸線を走り抜けるカットなんて、車を撮ってるのか風景を撮ってるのかどっちつかずな客観ショット。撮影・山本英夫氏らしくない画づくりなんですよ。伊スタッフとの連携が難しいとか?
◆整音・音響効果はやり過ぎ!!!◆
今回の最大の難点はここ。ここからは想像ですが、イタリアロケとイタリア語がすべての根源だと思う。多くのシーンが織田裕二さん始め日本人俳優によるイタリア語で進む。まず主演の織田さんは地声が小さいし、他の俳優さんも不慣れなイタリア語の間違いもあったでしょう。オールロケって事で環境(雑)音も同時録音されたのでしょう。“全編アフレコか?”って疑いたくなる程に台詞の部分が整音され過ぎです。お陰で同録の生々しさは皆無。更に教会の鐘、海鳥、車の音等の音響効果を後付けし過ぎな上、サラウンド効果が強すぎてこれまたライヴ感がスポイルされちゃってる。もっとシンプルな音響で良かったと思うが。
◆映画美術監督・種田陽平氏はたいへんだったでしょう◆
私はイタリアに行った事はありませんが、歴史ある建築物にうまく美術を施して映画の舞台にしてあったと思う。宴会場なんか「これってスタジオセットじゃないの?」と思ったら、オールイタリアロケの中に巨匠フェデリコ・フェリーニが愛用したチネチッタスタジオにセットを組んで撮影しているのですね。正直、セットの部分、特に日本っぽい事務用家具や宴会場のスツールが安っぽかったのは、外交官でも無駄遣いしないから(笑)
◆1カットだけ日本国内で撮影したカットがあるらしい◆
最初は年越しの準備をする大使館での戸田恵理香さんのシーンかと思いましたが、あれこれ思い出すと、2度目に登場する藤井昌樹(佐藤浩市)の部屋で仲間の写真にズームインするカットかな?と。写真楯の左にある植木の形と上手(右側)から差し込む外光の色味が「ここどこの国って設定だっけ?」って一瞬脳裏をよぎったんです。違うと思いますけど(笑)
◆続編が観たい◆
これ、『踊るシリーズ』に続いて、織田裕二さんの当たり役になりそう。織田作品らしくイタリアロケなのに食事シーンがほとんどないのもこだわってるし(笑)本人も好きなキャラクターとお見受けしましたから。ただもしシリーズ化するなら、外国語の逐次通訳で時間がかかるから、もっとタイトでスピード感のある編集を望みます。
本当は2点だけど、続編への期待に1点追加で3点にします。そしてイタリアに行く余裕のない私はTDSのメディテレーニアンハーバーに行って来ます(笑)
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アマルフィ~サラ・ブライトマン・ラヴ・ソングス~
アマルフィ 女神の報酬 オリジナル・サウンドトラック
アマルフィ (単行本)
キネマ旬報 2009年 7/15号 [雑誌]
強引に笑わせるわけでもなく、お涙頂戴でもなく、その意味では久しぶりのフツーの日本映画です。イタリア・アマルフィの景色もきれいですし、血みどろの事件でもないし、卒なく大そうな盛り上がりもなく、全体的にサスペンスなのにルーズな編集のまま終わります。むしろ期待すると腰砕けになるかも(笑)
◆オールイタリアロケは必要十分条件か?
まあ風景はきれい。物語もイタリアってのを活かしてます。ストーリーは、公開前なので省略しますが、別に沖縄でも北海道でも適当なサミットを設定すれば日本でも世界中どこでもできますよ、この話は。そう言ったら元も子もないかな(笑) だからこそ続編の可能性は大きいと思う。
◆情景(風景)のロング・ショットがしょぼい◆
この映画の大きな見所がイタリアの壮大な情景・風景。空撮でばっちり見せてくれますが、何ともピントが甘いし、画角がイマイチ。遠景はマット処理しているようですが安っぽい。主人公の車が海岸線を走り抜けるカットなんて、車を撮ってるのか風景を撮ってるのかどっちつかずな客観ショット。撮影・山本英夫氏らしくない画づくりなんですよ。伊スタッフとの連携が難しいとか?
◆整音・音響効果はやり過ぎ!!!◆
今回の最大の難点はここ。ここからは想像ですが、イタリアロケとイタリア語がすべての根源だと思う。多くのシーンが織田裕二さん始め日本人俳優によるイタリア語で進む。まず主演の織田さんは地声が小さいし、他の俳優さんも不慣れなイタリア語の間違いもあったでしょう。オールロケって事で環境(雑)音も同時録音されたのでしょう。“全編アフレコか?”って疑いたくなる程に台詞の部分が整音され過ぎです。お陰で同録の生々しさは皆無。更に教会の鐘、海鳥、車の音等の音響効果を後付けし過ぎな上、サラウンド効果が強すぎてこれまたライヴ感がスポイルされちゃってる。もっとシンプルな音響で良かったと思うが。
◆映画美術監督・種田陽平氏はたいへんだったでしょう◆
私はイタリアに行った事はありませんが、歴史ある建築物にうまく美術を施して映画の舞台にしてあったと思う。宴会場なんか「これってスタジオセットじゃないの?」と思ったら、オールイタリアロケの中に巨匠フェデリコ・フェリーニが愛用したチネチッタスタジオにセットを組んで撮影しているのですね。正直、セットの部分、特に日本っぽい事務用家具や宴会場のスツールが安っぽかったのは、外交官でも無駄遣いしないから(笑)
◆1カットだけ日本国内で撮影したカットがあるらしい◆
最初は年越しの準備をする大使館での戸田恵理香さんのシーンかと思いましたが、あれこれ思い出すと、2度目に登場する藤井昌樹(佐藤浩市)の部屋で仲間の写真にズームインするカットかな?と。写真楯の左にある植木の形と上手(右側)から差し込む外光の色味が「ここどこの国って設定だっけ?」って一瞬脳裏をよぎったんです。違うと思いますけど(笑)
◆続編が観たい◆
これ、『踊るシリーズ』に続いて、織田裕二さんの当たり役になりそう。織田作品らしくイタリアロケなのに食事シーンがほとんどないのもこだわってるし(笑)本人も好きなキャラクターとお見受けしましたから。ただもしシリーズ化するなら、外国語の逐次通訳で時間がかかるから、もっとタイトでスピード感のある編集を望みます。
本当は2点だけど、続編への期待に1点追加で3点にします。そしてイタリアに行く余裕のない私はTDSのメディテレーニアンハーバーに行って来ます(笑)
アマルフィ~サラ・ブライトマン・ラヴ・ソングス~
アマルフィ 女神の報酬 オリジナル・サウンドトラック
アマルフィ (単行本)
キネマ旬報 2009年 7/15号 [雑誌]
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- 無題
>主人公の車が海岸線を走り抜けるカット
ここ、酷かったですね。
全体に力が入ってるのか入ってないのか、良くわからない映画でした。
設定は面白そうなのに、勿体無いです。
続編をやるなら黒田のキャラクターをブラッシュアップしてほしいですね。
ここ、酷かったですね。
全体に力が入ってるのか入ってないのか、良くわからない映画でした。
設定は面白そうなのに、勿体無いです。
続編をやるなら黒田のキャラクターをブラッシュアップしてほしいですね。
- Re:無題
☆のらねこさん
>>主人公の車が海岸線を走り抜けるカット
>ここ、酷かったですね。
共感してくださり嬉しいです。
>全体に力が入ってるのか入ってないのか、良くわからない映画でした。
>設定は面白そうなのに、勿体無いです。
>続編をやるなら黒田のキャラクターをブラッシュアップしてほしいですね。
結局、イタリアロケってお題目に振り回された映画だと思います。国内でじっくりつくれば、もっと面白かったように思いますし、黒田のキャラクターは特に最後の方になって安直な台詞回しが目立ったので、こちらも再設定の必要ありですね。
これからもよろしくお願いします。
>>主人公の車が海岸線を走り抜けるカット
>ここ、酷かったですね。
共感してくださり嬉しいです。
>全体に力が入ってるのか入ってないのか、良くわからない映画でした。
>設定は面白そうなのに、勿体無いです。
>続編をやるなら黒田のキャラクターをブラッシュアップしてほしいですね。
結局、イタリアロケってお題目に振り回された映画だと思います。国内でじっくりつくれば、もっと面白かったように思いますし、黒田のキャラクターは特に最後の方になって安直な台詞回しが目立ったので、こちらも再設定の必要ありですね。
これからもよろしくお願いします。
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◇
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- アマルフィ 女神の報酬 鑑賞メモ
ずっーーと見たかった「アマルフィ 女神の報酬」やっとこさ見てきました! 鑑賞前に腹ごしらえ~( ^ω^) 牛肉のフォー&ベトナムコーヒー 友達が頼んでた海鮮のフォーも超おいしそうだったなー(涎 パクチ
- ABOUT
フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。
- 自己紹介
HN:
みっきー(blog master)
性別:
男性
職業:
宴席/映像ディレクター(フリーランス)
自己紹介:
東京下町生まれ千葉県在住。
ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。
ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。
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