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連続テレビ小説「わろてんか」

NHK総合・連続テレビ小説『わろてんか』公式
第3週『一生笑わしたる』 『第14回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


てん(葵わかな)は藤吉(松坂桃李)がなぜ嘘(うそ)をついたのかを知りたいと思い寄席へ会いに行く。じつは藤吉は芸人ではなく大阪の米問屋の跡取り息子と知ったてんは、藤吉への思いを断ち切ろうと決める。だが再びてんは藤吉と出会って、藤吉の芸人仲間キース(大野拓朗)のケンカ騒動に巻き込まれてしまう。てんをかばおうとした藤吉が頭にけがを負うが、てんはその傷が癒えるまで店の蔵に藤吉とキースををかくまうことにした
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

物語はブツ切れなのに、違和感は連続している…

前回のラスト、今回の冒頭から違和感が。おいおい、物語はブツ切れなのに、違和感は連続しているってどう言うことなんだ!とツッコミから始まる第14回の感想で申し訳ない。しかし、これ大変重要だし根本的なことだから書いておく。あの~、なぜ、てんはリリコが言ったことをここまで信用しているの?ってこと。

てんは、てんは私たち視聴者以上にリリコのことを知らないはずだ。では、私たちはリリコがどう言う人物かどれだけ知っているか?因みに私が知る情報は、旅芸人一座「福楽座」の芸人で、最近はてんの恋敵と言うくらい。その内、てんが知るのは藤吉と同じ一座の芸人仲間と言うだけ。

なぜ、てんはリリコの言うことをまで信じるのか?

それなのに、悩むほどにリリコを信じるって意味が分からない。まあ、好きな藤吉の知り合いだから信じていると言うのが作り手たちの建て前なのだろうが、私は、ほぼ見ず知らずの藤吉を信じているてんですらおかしいと思っているから、その藤吉の知り合いと言うだけで信じるのは、少々おつむがおかしいのかなと。

まあ、てんが頭がよろしいと言う印象は全くないから、そう言うことにしておくか?本当、冒頭の数秒だけでもこんなに違和感があるのだから、今回の15分間も違和感と不連続の箇条書きに悩んで終わるのは目に見えてはいる…

風太を演じる濱田岳さんが気の毒で気の毒で…

そして、相変わらず面白くないのにやり続けている、祖母・ハツは伊能が一番の推しメンで、そこに風太が絡んでコケると言うやつ。何が面白いのだろう?それと、風太の背後をこっそり抜け出すてんのくだりも。てんの歩き方が全く面白くないのが、どうして毎回やるの?の原因なのだが。

もう、演じる濱田岳さんが気の毒で気の毒で。私は毎週木曜日の『超入門!落語 THE MOVIE Season2』で毒消しをしているから良いのだが…薬屋だけに(失礼)

「福楽座」の寄席小屋のスタジオ・セットは良く出来ている

さて、主題歌明けの本編。愚痴ばかりだから少しだけ褒めておく。それは、藤吉の所属する「福楽座」の寄席小屋のスタジオセット。普通のスタジオセットは、どこか一面(小屋なら入り口方向が一般的)を解放状態にして、そこからカメラで撮影するのが一般的なのに、本作の小屋は横面の四方と屋根まで付いている。

要するに、本当の小屋と同じ作りになっている。そのため、客席からや舞台上からのカットにいつも壁が映り込むため、とても臨場感がある。しかし、四方を囲まれたセットで大変なのは照明だ。どうしても壁が邪魔して対象物に光が当て難い。昼間のシーンはベタに当てておけば何とかなるが、夕方のシーンはどうなるのかお手並み拝見だ。

因みに、今回の夜に藤吉が1人で稽古するシーンでは月明りの漏れ具合や、のれんなどの透け具合などいい雰囲気を醸し出していた。

てんが、藤吉とリリコの両方の言い分を信じるのは変…

さて、話を愚痴に戻そう。今回藤吉が「実は…」と言う感じで真実を語り始め、リリコが大阪の米問屋の長男であることを明かした。それを真実と受け取ったてん。まあ、ドラマとしては間違っていない。先に進めるには、こうするしかないから。

しかし、なぜすぐに疑いもせず2人の言うことを信じてしまうのか?普通は「嘘だ、私は信じない」と言うのでは?だって、即信じるほど2人は知り合いでもないのだから。えっ?てんが藤吉に片思いをしているから?だとしたら、最初のリリコの告げ口なんて信じないはず。だからおかしいの。てんと言う人物設定が。こりゃ、ダメだわ。

なぜ、てんは "笑い上戸" であるように描かれないのか?

意気消沈して帰宅したてん。これまた存在理由が未だに分からぬ妹のりんと、女中トキの煽るだけのつまらないやりとりが始まった。前回では「運命」を連呼していたが今回は「許されぬ…恋」。つまらないよなぁ。それに、苦虫を噛み潰したようなてんの表情。これのどこが笑い上戸なのか、全く理解できない。

こう言う時こそ笑って、「笑っていれば何もかも忘れられる」とするべきでは?

蔵のシーンでの "ナレーションの位置" がやっつけ仕事過ぎる!

13分過ぎ。てんが怪我をした藤吉を蔵に隠すシーン。1カットだけ、蔵の全景のカットでてんが蔵の扉を閉める映像があったが、そのカットに次の↓ナレーションが被っていた。これもおかしいよね。

N「その時 藤岡家の蔵の中では…」

蔵の全景に被せるなら「その時 藤岡家の蔵では…」でなければおかしいし、「蔵の中では…」に拘るなら、カットが蔵の中に入ってからでないとおかしい。しかし、今回は全景と蔵の中の2つのカットに跨って、ナレーションが付けられている。こう言うのが演出の雑さ。見れば誰でも気付くのに、誰も気づかないからそのまま放送。

先日も、ある読者さんから「脚本を事前にチェックする人はいないのか?」と言う質問を受けたが、まあこの映像を見る限りでも、言いたくないが、やっつけ仕事で即納品と言う雰囲気しか感じない。

てんと藤吉の出会いから現状までに違和感しかない!

それにしても、今回の藤吉の真実が判明したり、キースのミスで藤吉が怪我したり、相変わらずエピソードに連続性が無く、ただの箇条書き状態の本作なのだが…。今回の15分間を見て一番不思議に思うのは、てんと藤吉の出会いから現状までに違和感しかないこと。

そもそも、なぜお互いを好きになっているのかが明瞭に描かれていない。てんが藤吉に好意を持ったのは、あの神社?の祠に逃げ込んだ時に見た藤吉の芸?が面白かったからで、藤吉は屋根の上で “てんごのてんちゃん” の笑顔に惚れた…で、良いのかな?

子役てんと藤吉の不自然な回想シーンが頭から離れない!

まあ、今回は奇跡的に無かったが、ちょこちょこ、いや結構大量にインサートされるてんの幼少期の回想シーンがそれらだからそうとしよう。あの映像の違和感が強すぎてどうしても、未だにてんと藤吉の関係が不自然にしか見えないのだ。

以前にも書いたが、私は「藤吉も子役を立てるべきだった派」だが、今週の2人の描写を見ると、これまた以前にも書いたが、子役の藤吉が子役のてんと擦れ違った程度にしておいて、先日の女学生のてんが大阪に単独行動した際に “運命的に” 再会したら良かったと思う。

前作は "不適切な関係" で、今作は "犯罪の匂い" が漂う

でも、ちょっと考えを改めようかと思う。その理由は余りにも、てんと藤吉の印象が薄く、興味が湧かないから、最初から葵わかなさんと松坂桃李さんで子ども時代(幼少期は無理があるから)を演じても良かったかなと。そうすれば、屋根に上ったてんが “おてんば” に見えただろうから、単独行動にも辻褄が合う。

それに皆さんは、てんと藤吉が不釣り合いに感じることはないだろうか?私は、あの劇中の約8年前の…28歳の松坂桃李さんが演じた藤吉と、11歳の新井美羽ちゃんが演じたてんが同一画面に映る違和感がどうしても抜けない。

『ひよっこ』に於けるヒロインの父・谷田部 実と大女優・川本 世津子のあの2年感の “不適切な関係” に感じた違和感、正確に言うと “犯罪の匂い” が、本作の幼少期のてんと藤吉にも感じてしまうのだ。だから、何となく藤吉がてんに近づくと心がザワザワする。これ、私が神経質過ぎるのだろうか?

今週中に「二人三脚の大冒険」が始まらないと最悪の事態

長々と脱線したので、最後に感想を今回に戻そう。今回、藤吉が夜に芸の稽古をしている映像が流れた。ああ言うシーンをもっともっと入れないといけないと思う。だって、公式サイトの「ドラマについて」にはこう↓書いてある。

じつは藤吉は大阪船場(せんば)の老舗米問屋「北村屋」の長男であり、簡単に二人の結婚が許されるはずもありません。さらに北村屋の危機を救おうとした藤吉が大失敗をして店を傾かせてしまう事態に…。

その時てんは決意します。

「藤吉さんが好きな笑いを、商売にしてみませんか?」

その一言から、素人同然の若夫婦が大阪のみならず日本中の人を笑わせるべく、二人三脚の大冒険を始めます!

そう、藤吉は “笑いが好き” なのだ。しかし、今の藤吉のどこをどう見たら “笑いが好き” に見えるのか?それは、てんも同じこと。とにかく藤吉は芸を磨くシーンがもっともっと必要だし、てんには “笑い上戸” であるシーンをふんだんに盛り込むべき。

そして、遅くとも今週中には「日本中の人を笑わせるべく、二人三脚の大冒険」が始まるように描かないと、私の堪忍袋の緒が切れる最初の1か月で物語の基礎が構築できないと言う最悪の事態になる。ぼやぼやと “笑えぬ笑い” を繰り返している場合ではないと思う…

あとがき

今回の15分間も、儀兵衛としずの馴れ初めなんてどうでも良いシーンに時間を割いたり、キースの「大イタチ」からチンピラ?騒動やら、ヒロインに全く関係のない映像ばかりでしたね。そして言ってもしょうがないですが、相変わらず強張ったままのてんの笑顔。全体的にもっと真面目に作って欲しいです。

それに愚痴ついでに。本作は吉本興業の創業夫婦の話なのに、現状の面白味の無い芸の未熟な男とおバカさんにしか見えないお嬢様がお笑いの殿堂を作ったってことで良いのかな?朝ドラはなぜ最終的に大成するヒロインを何の取り柄もないおバカさんに描くのでしょう?将来の大成をチラリと匂わせる方が共感しやすいと思うのですが。

最後に。前回のいつも通りの愚痴と提案ばかりの感想に 74回ものWeb拍手と、たくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございます。前回に続き今回も不快な思いをしなかっただけ良かったです。でも、それだけでは困ります。とにかく、てんと藤吉のくだりを楽しく見られるようにして頂きたい。でないと、応援したくてもエネルギーがわきません…

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【これまでの感想】
「わろてんか」なぜ視聴者を “場違いの笑いと置いてけぼり” を続けるのか?(2017/10/15)

第1週『わろたらアカン』
1 2 3 4 5 6
第2週『父の笑い』
7 8 9 10 11 12
第3週『一生笑わしたる』
13


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