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1/8にテレ朝で放送された新春ドラマスペシャル『味いちもんめ(公式)』の感想。

原作は未読だが、前シリーズは1995年の第1シリーズからスペシャル番組まで全て鑑賞済み。ってことで、本シリーズには、だいぶ思い入れ有り!

プロローグとエピローグさえ無かったら…

先述の通り、私は本シリーズが好きだから、ベタ褒めしたいところだが、やはり今回のスタッフも“引き算”が不得手なようだ。
冒頭で記者会見を見せておいて、3ヶ月前に戻って物語をスタートさせるのなんて、散々番宣やCMで見せてるのに何の意味があるのか?劇的でキャッチーなシーンで始めたいってこと?
また、最後は茶道家元・平松宗玄(橋爪功)が出資を決めた後に、安達信太郎(山本裕典)と安達真由美(貫地谷しほり)が料亭『藤村』に入門してスッキリさせれば後味が良いのに、猿渡(渡辺いっけい)の改心のくだりはくどい。また数年後にスペシャルでも作る算段でもあるのか?
このような大人の事情を押し付けられるのは好きでない。まあ、本シリーズ未経験者には優しい仕様なのかもしれないが…

スタッフとキャストの愛情を感じた!

岡江久美子さん以外のレギュラーと準レギュラー陣が、ほぼ勢揃いしたのは、シリーズのファンとして充分楽しかった。それに出演者たちが、約15年芸能界でトップを走り続け、同じ役をこなすと言うのも素晴らしいことだと思う。
とかく、この手の復活ドラマは、あちこち継ぎ接ぎなキャスティングになるのが普通だが、ここまで揃うのはテレ朝と東映の本シリーズへの愛情、それに伊橋悟を演じる中居正広さんの人柄なのだろう…

師匠という存在…

これまで、『味いちもんめ』は、(当時の)今時の若者である伊橋が、師匠である熊野信吉(小林稔侍)に鍛えられ成長する“伊橋のお話”だと思っていたが、実は、まるで丁寧に仕込みをするように弟子を育て見守る“熊野のお話”に見えた。
最近はだいぶ無くなったと思われる“徒弟制度”の職場。今の若者には無縁かもしれないし、中高年でも未経験の人には、本シリーズは些かベタで、古臭いドラマに映るかもしれないが、たまには悪くない…

グッときたシーン…

熱く語りついでに、テレビドラマで久しぶりにグッときたカット。
まずは、京都ひかり信用金庫・上田(金田明夫)が融資できない旨を料亭『菊華庵』の女将・菊江(高畑淳子)に告げた後、板場で包丁を研ぐ伊橋の所に信太郎が「時代が違うんですよ」と言うシーン。キャメラが、信太郎から信太郎が映り込む鏡のようにピカピカの調理台にパンダウンするカット。伊橋の料理へのひたむきさと、「師匠は弟子の鏡。弟子は師匠の鑑」と言う雰囲気がよく出ていた。
もう一つは、平松宗玄に『菊華庵』の最後の料理を食べて欲しいと、雨の中で懇願する伊橋のズボンの裾の濡れ具合にグッときた。ちょっとした美術さんの“汚し”の仕事だが、あの濡れていた分量に、うまく伊橋の熱意を表現したなと。
それと、“黒胡麻のカステラ”。消炭を模した真っ黒なカステラの中で、小さくも真っ赤に力強く燃える熾火をうまく表現した料理だし、“消えモノ(撮影用の料理)”としても、美しく仕上がっていた。


やはり、残念なのは、本シリーズに、『船場吉兆』の産地偽装事件の“ささやき女将”ネタを使った点。今さら感もあるし、客寄せ的だし。もう少しスマートなエピソードは作れなかったんですかね。
それと、伊橋の成長の度合いですが、いくら厳しい料理の道とは言え、料理部分は善しとしても、人間的にはもう少し成長してても良かったかなと。バラエティ番組の中居さんがチラホラ顔をだすのはしょうがないとしてもね。

私は、テレ朝では『味いちもんめ』と『将太の寿司』と言う2大料理ドラマが好きです。日本全体が辛抱強さを失い、上下関係を嫌う今だからこそ、こう言うドラマも悪くないと思います。


【追記 2011-01-25 00:24】
この記事への拍手にコメントを書いてくださった方への拍手コメントをたくさん頂戴しています。お答えの記事がバラバラになっておりますので、こちらに記事のリンクを随時更新して記載していきます。
お心当たりの方や他の方のコメントをご覧になりたい方は、ご利用くださいませ。
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【追記 2011-01-15 01:04】
この記事への拍手にコメントを書いてくださった方。お心当たりの方は、『「味いちもんめ」への拍手コメントへ、まとめて返信 (2011-01-14分)』『拍手コメントへ返信 (2011-01-14分)』をご覧になってみてください。

【追記 2011-01-14 19:06】
この記事への拍手にコメントを書いてくださったお三方。いつもは翌日ですが、先ほどお返事させていただきました。お心当たりの方は、『「味いちもんめ」への拍手コメントへ、まとめて返信 (2011-01-14分)』をご覧になってみてください。

【追記 2011-01-13 21:11】
中居さんのファンの方でしょうか。昼間からたくさんのアクセスと拍手を頂き、ありがとうございます。
ご覧の通りの辛口感想ですが、『味いちもんめ』は第1シリーズからのファンですし、岡江さんを見逃したほど、実は伊橋たち3人に夢中になってしまいました(笑)。
よろしかったら、またお越しくださいませ!

【追記・修正 2011-01-10 13:15】
本文中で、岡江久美子さんが出演されていないような記載をしましたが、録画を確認したところ、坂巻小夜子役で出演されていました。

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  • 味いちもんめ
aki 2011/01/10(Mon)03:10:36 編集
はじめまして。味いちもんめを見たい見たいと思っていてやっと連ドラの再放送と98年SPの再放送を見れました。2011年SPの中で15年前の映像が流れて泣けてきました。当時見てたわけじゃないのに愛情みたいなものが感じられました。
岡江さんですが内藤さん演ずる坂巻と結婚されおかみとして出ていました。坂巻さんすごい好きだったみたいだからほっこりしました。
今井さん演ずる横山さんや親方がやっぱりいざという時の頼れる師匠で先輩でうれしかったです。中居さん演ずる伊橋の変わらないけど人間として成長してる所が描かれていて良かったです。
個人的には再放送ですっかり親方に惚れてしまいました。熊野の親方の話というのも確かにそうですね。この時代に王道で素直なドラマもいいなと思いました。
  • Re:味いちもんめ
みっきー 2011/01/10 10:35
☆akiさん
コメントありがとうございます。

懐かしかったし、ドラマの王道を観たような気がします。
また、親方の大人っぷりに惚れました。

私も映像業界に入るきっかけは、
師事した師匠がいたからなんですよ。
だから、伊橋の親方への反発や認めて欲しい気持ちもわかります。
連ドラで劣化されても困りますが、
また彼らの今後も見てみたいてます。

岡江久美子さんの出演部分は後で録画で確認します。余りにのめり込みすぎて、見落としたのかもしれません(汗)
  • こんばんは
ゴーダイ URL 2011/01/27(Thu)03:36:07 編集
私もこのドラマ超好きでした!
昔のメンバーがほとんど帰ってきて嬉しかったです。
船場吉兆のパロディ面白かったですけど(高畑さんという人選とか)やるならもうちょっと早い方が良かったですよねw。
  • Re:こんばんは
みっきー 2011/01/27 09:31
☆ゴーダイさん
コメントありがとうございます。

>船場吉兆のパロディ面白かったですけど(高畑さんという人選とか)やるならもうちょっと早い方が良かったですよねw。

その通りです。
タイミング的に、ブラックユーモアには遅すぎますし、
ちょっと忠実に再現しすぎたような…
その意味で、他に無かったのかなぁと思いました。
  • 相棒
右京さん 2011/03/10(Thu)23:44:49 編集
もはや右京さんだけで成立してますし「杉下右京の事件簿」てタイトル変更するってのはどうでしょう?官房長が相棒ぽかったけど亡き今は鑑識の米沢さんが唯一相棒ぽいかなぁ…
  • Re:相棒
みっきー 2011/03/10 23:58
☆右京さんさん
コメントありがとうございます。
『相棒』と言うタイトルにどこまで頼るかかもしれません。
個人的には、二人で事件解決するのを観たいです。
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フリーランスのホテル宴会(婚礼含む)&映像ディレクター"みっきー"が、テレビ、映画、CM、ディズニー、音楽などエンターテインメント全般の感想を綴ります。愛するが故に、記事により毒を吐きますがご勘弁を。

  
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【ハンドルネーム】
みっきー
【性別】
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【職業】
宴会/映像ディレクター(フリーランス)
【自己紹介】
東京下町生まれ千葉県在住。
ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
ホテルでイベント、パーティー、
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活動拠点は東京と千葉の有名ホテル等。
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