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ラッキーセブン（第7話 2/27）感想

2012/02/28 (Tue)10:57:21 ドラマ

1/16からフジで始まったドラマ『ラッキーセブン』（公式）の第7話『恋におちたら…』の感想。

なお、本作で感動した方や出演者のファンの皆さんは読むと不快になりますから、読まない方が良いです。

これ以上の大火事になる前に…

本作のスタート当初の宣伝文句は、キャッチコピーは「恋人より、家族より、仲間じゃないか?」で、探偵社を舞台にした青春群像劇で、“月９”では異例のアクションドラマだったはず。
第5話で新田（瑛太）が退場してから、どの辺が宣伝文句と合致しているのか全く理解できない。当然に視聴率も微妙に下降中。これ以上大火事になる前に、早く新田を戻して瞳子（松嶋菜々子）の案件を豪快に解決した方がいいと思う…

調査も進展も無しの25分。残りはお涙頂戴の寸劇で完…

今回は、冒頭で中村トメ（水野久美）の幽霊話のネタ振りしたら、調査も進展も無いまま25分過ぎて、残りは唐突にお涙頂戴の寸劇をやって終了。ここまで突然に本筋に無関係な淳平（大泉洋）の見合い話を突っ込んでグダグダ進んで、「さぁ、泣きなさい」って言われても、そんな簡単なものでないとと思う…

なぜ主役不在？カッコいい松潤を描けば良いのに…

今回は主役の駿太郎（松本潤）がいなくてもほぼ成立したお話。大泉さんメインの回を作らざるを得ない大人の事情があるにせよ（憶測だが）、なぜ主役不在の脚本にOKを出すのだろう？
松本さんが切れ者の新人探偵でなく、今回のキャラクター設定を望んだと言われている（憶測）が、そうだとしても数多くの松潤ファンは駿太郎云々よりも、カッコいい松潤を観たいのでは？私も中途半端な主人公を描くのなら、松潤のまんまで構わないから、カッコよく魅せた方がマシだと思うのだが…

なんかグダグダになってきてますね。これでは松潤のファンも楽しめないと思うんですが。予告編ではアクションシーンを覗かせてましたが、やはり瑛太さんを復帰させて第1話の雰囲気に戻した方が良いと思います。

【これまでの感想】
第1話第2話第3話第4話第5話第6話

フジテレビ系ドラマ「ラッキーセブン」オリジナルサウンドトラック
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無題

ERIKO 2012/02/28(Tue)18:07:56 編集 △

こんにちは。
私はこのドラマ大泉洋さんが出演しているので視聴を続けています。

今回を見て改めて
「このスタッフは主役を信用してないのかもしれないなぁ」
と思いました。
（信用してないと思うのは駿太郎というキャラに対してで、演じる松潤のことではありませんよ）

新田と駿太郎がライバルという最初の設定も、長年同僚としてしのぎをけずっているという間柄ならわかるのですが、

この間探偵になったばかりの駿太郎が技量や経験において劣っているのは当然のことなのに、

怒りや不機嫌さをこめたつっかかるような物言いという場面だけでそれを表現してますし、

後をつけてきたという勘のよさや、するりと入り込む軽妙さを今のところは生かしてないように思います。

苔玉の水やり、お汁粉好き、犬嫌いなど「お約束」をもっと出して連続ドラマ感を出したらよいとも思いました。

探偵の群像劇と聞いたので、なにか事件が起こり、犯人や動機といった推理があり、チームで解決に向かう話だと思ったんですが…。

このドラマでいう群像とはコントのような会話の掛け合いを指すようですね。

Re:無題

みっきー 2012/02/28 21:21 △

☆ERIKOさん
コメントありがとうございます。

私は、こう考えています。
脚本家が「駿太郎」と言う人物像をきちんと作り込まない内に、
脚本を書き始め、ドラマを撮影してしまっていると。

だから、駿太郎は主役なのに、ほぼすべてが「リアクション」で始まります。
決して「アクション」で始まりません。
言いかえれば、主人公は能動的にアクションを起こし、
物語を進めていかなければいけないのに。

だから、このままの駿太郎では主役が務まりません。
だから、「アクション」を自ら起こす「新田」が必要だったんです。
そう思います。

ラキセ７話

ひかり 2012/02/28(Tue)19:08:15 編集 △

いつもコメントさせていただいてます。ありがとうございます。

今回はラキセ７話でしたが、淳平さんメインの回で中々面白かったです。
松嶋菜々子さんもやっとボスらしくなったというか、表情に柔らかさが出て馴染んだ感じを受けました。
あいかわらずのテーストの違いは毎回なので驚きませんが。今回は会話だけのシーンが多く長く感じ(特に淳平＆お見合い相手との空港でのやりとり、仕事にまつわる会話に感じた。) 退屈で眠っちゃいそうになりました…が、かたちあるモノに絡む想いを探してほしいという願いには、お見合いパートとおばあちゃんパートで一貫性があり、最終的に心地良い余韻を残してすごく面白かった！と満足させられ、そのパワーには驚かされました。ラッキー探偵社のメンバーたちキャラクターの感情・気持ちがきちんと描けていたからだと思いました。
あとは本作品の“らしさ”を統一できれば良いのになぁ…。

話は変わりますが、
私は脚本や演出が誰なのか、ドラマを見るうえで気にしたことがありません。なので偏見はもちろん無いし、過剰な期待もしません。それでもこのラッキーセブンに関してはド素人の私でも思わず脚本家・演出家を調べたくなるくらいに混乱する作品です。何を意図しているのか？していないのか…
私も、みっきーさんが前回の返信で書いて下さったように本編を“ひとつの作品として集結”させてほしいと思っています。

一視聴者として感じるのは、テレビドラマは多くの人が見たいものを提供しなければならないと思うのに、この作品はそれが出来ていない。
豪華な出演者陣が集まれば、派手で豪快な話を想像します。キャッチコピーの恋人より仲間、アクションに挑戦、…どれも期待に答えていないと思います。
作り手が見たいラッキーセブンと視聴者が見たいラッキーセブンのベクトルが違うと感じるので、残念としか言いようがありません。

ラスト３回、流れに勢いが出てきたのは感じるので、次回少しは見たいものを出してくれるだろうと期待して楽しみにしたいと思います。

Re:ラキセ７話

みっきー 2012/02/28 21:25 △

☆ひかりさん
コメントありがとうございます。

確かに視聴者の観たいものを見せるべきと言うのは間違っていません。
しかし、それ以前に、脚本家や演出家は、
自分たちが視聴者に訴えたいこと、伝えたいこと、見せたいことを描くべきなんです。
それが本作からは見えてきません。
だから、せめて視聴者が見たいのものくらい見せろ！と言ってるんです。

出演者が役に馴染んできたというのもあるでしょうが、
観ている方が慣れてきたんだと思います。

まっ、面白いと思うことは人それぞれ違いますから、
それはそれで良いと思います。
むしろ、楽しめるポイントが見つけられただけしあわせですよ、きっと。

インタビュー

ERIKO 2012/02/29(Wed)23:35:39 編集 △

リアクションの駿太郎とアクションの時田。
とても腑に落ちました。

今回は純平のターンなのでお見合い相手から「捜し物の精神」を学び、おばあさんを助ける流れは、まあわかるのですが、駿太郎までおばあさん宅に行ったり、和歌山まで同行する必要はないのにと思いました。

ただお見合い偵察するのではなく、飛鳥と別件を探偵していくうちに二つの案件がリンクしていると面白いのに、と思ったんですが。

これでは誰が主役かわからないと言われて、割りが合わないのではと思い、ＨＰを見てみました。

－－－－－
“探偵もの”といっても名探偵がでてきて事件を解決するのではなく、一市民だった男が探偵と接点を持つうちに、自分もそこに巻き込まれていくという、僕らに近いところから見た探偵を描けないかと思ったんです。

あるところのスイッチが入ると、仕事だろうが遊びだろうが熱くなってしまう。

佐藤信介監督インタビュー
－－－－－

巻き込まれるひとは自分からアクション起こしませんね…。

最終回に熱くなる時が来て、はじめて自分から動くのかもしれませんね…。

Re:インタビュー

みっきー 2012/03/01 00:31 △

☆ERIKOさん
コメントありがとうございます。

この「主人公はアクションすべき」と言うのは、
実は脚本を書く上ですごく重要で深いことで、
ブログで簡単に書くことはできないようなことです。

しかし、逆にいえば、とても大事なことで、
脚本家は忘れてはならないことです。
それを履き違えてる段階で、言葉は悪いですが、終わってます…

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