連続テレビ小説「ブギウギ」 （第17週/土曜日版・2024/1/27） 感想 ※期待しているから“胸熱”な思いをつづります！

NHK総合・連続テレビ小説『ブギウギ』
公式リンク：Website、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube

第17週『ほんまに離れとうない』の「土曜日版」の感想。

 

※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。

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スズ子（趣里）と愛助（水上恒司）に対して、愛助の母であり、村山興業の社長である村山トミ（小雪）は、結婚するのであれば歌手をやめるか、歌手をやめないのであれば別れるようにと伝える。スズ子は、愛助と一緒になるのであれば歌手をやめても良いのではと考えるのだが…。一方、羽鳥善一（草彅剛）は、スズ子が歌手をやめることに大反対し、一緒に「ジャズカルメン」の舞台をやろうと誘う。そんな時、愛助が再びかっ血する。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---

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原作：なし
脚本：足立紳（過去作/六畳間のﾋﾟｱﾉﾏﾝ,拾われた男 Lost Man Found） 第1～8,11,12,17週
　　　櫻井剛（過去作/表参道高校合唱部!,あなたのﾌﾞﾂが､ここに） 第9,10,13～16週
演出：福井充広（過去作/てるてる,家族純情きらり,ﾐｽ･ｼﾞｺﾁｮｰ） 第1,3,8,13,14週
　　　二見大輔（過去作/半分､青い｡,なつぞら,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第11,12週
　　　泉並敬眞（過去作/まんぷく,ｽｶｰﾚｯﾄ,ｶﾑｶﾑｴﾌﾞﾘﾊﾞﾃﾞｨ） 第2,7,9,17週
　　　鈴木航（過去作/あさが来た,べっぴんさん,ｽｶｰﾚｯﾄ） 第4,5週
　　　盆子原誠（過去作/ｶｰﾈｰｼｮﾝ,とと姉ちゃん,おちょやん） 第6,10,15,16週
音楽：服部隆之（過去作/王様のﾚｽﾄﾗﾝ,翔太の寿司,のだめｶﾝﾀｰﾋﾞﾚ,HERO）
歌劇音楽：甲斐正人（過去作/映画｢蒲田行進曲｣(松竹/1982)劇伴担当）
舞台演出：荻田浩一（過去作/元宝塚歌劇団所属の演出家）
ロゴ・OP映像：牧野惇（過去作/東京ﾊﾟﾗﾘﾝﾋﾟｯｸのｵ-ﾌﾟﾆﾝｸﾞ映像）
主題歌：中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
語り：高瀬耕造（NHK大阪アナウンサー）
「土曜日版」ナレーション：北郷三穂子（NHK大阪アナウンサー）
制作統括：福岡利武（なつぞら,青天を衝け）
　　　　　櫻井壮一（過去作/おちょやん,あなたのﾌﾞﾂが､ここに）
※敬称略

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まだまだ期待をしているからゆえの "胸熱" の感想

ウチのブログに来てくれて、ありがとさん。
（私のブログに来てくれて、ありがとうございます。）

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、ウチが管理人のみっきーやで！
（「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、私が管理人のみっきーです！）

今回の感想は、辛辣な部分もありますが。

テレビドラマ、特に朝ドラ、『ブギウギ』にまだまだ期待をしているからゆえの “胸熱” の感想です。

よかったら、最後まで読んでいただければ幸いです。

「土曜日版」でも「出来事の箇条書き」と「騒動至上主義」

“予想したとおり” なのは。

　●私の「土曜日版」への期待と。
　●恐らく、読者の皆様の私の感想への期待だ。

結局、予想していたとおりに「出来事の箇条書き」と「騒動至上主義」が明確になっただけである。

流石に、この「土曜日版」だけ見た人は「愛助の病気はぶり返したけど、うまく妊娠できました」しか記憶に残らないような。

やはり、出来事の箇条書きはあくまでも “説明” であって、“物語” でも “ドラマ” でもないのだ。

おっと早まってほしくないのは、月曜日と火曜日の状況説明はかなり良くできていたと思う。

ただそれ以降が、そう 「出来事の箇条書き」と「騒動至上主義」だったのだ。

「出来事の箇条書き」と「騒動至上主義」が良くないのには、ちゃんと理由がある。

"共通の経験や普遍的なテーマ"を分かりやすく描くのが大事

今回は少しだけ掘り下げてみる。

“ドラマ” とは、物語やストーリーを演技や映像を通じて表現する芸術形式こと。

そして、“ドラマ” とは、登場人物の感情や葛藤を通じて視聴者に感動や共感を呼び起こすことが目的だ。

中でも最も重要なのは、人間の本質、人間そのものを描くこと。

ここが一番理解するのが難しいと思う。

人間の基本的な性格や感情、葛藤などを深く理解し、表現することで。

人として共通の経験や普遍的なテーマを通じて、視聴者に共感や感動を提供し、深い洞察を伝える目的がある。

ここで大切なのは、「共通の経験や普遍的なテーマ」を分かりやすく提示（見せて魅せる）ことであり。

その先で、視聴者同士が共感や感動をアウトプットすることで様々なことをかんがえるきっかけになるってこと。

当ブログでは（手前味噌だが）上記の後半部分を一所懸命にやっているのだ（うんうん…）

だから、テレビドラマは前半部分である、「共通の経験や普遍的なテーマ」を分かりやすく提示（見せて魅せる）してもらわないと困るわけだ。

職業を持つ主人公が、奮闘する物語として無難な仕上がり

話が広がり過ぎたので、「土曜日版」に戻そう。

じゃあ、今週の『ブギウギ』は「共通の経験や普遍的なテーマ」を分かりやすく提示（見せて魅せる）したのか？

女性の仕事と結婚妊娠の選択、家と夫婦の関係、姑と嫁問題、不治の病の闘病など、熱かったテーマは悪くない。

ブレイクスルー（自分で問題解決）するヒロイン像は物足りないが。

それ以外は、職業を持つヒロインが公私ともに奮闘する物語として無難な仕上がりだ。

好意的に見れば、「土曜日版」は歯切れよくつないで、前向きなヒロインを描いた… と、言えなくもない。

但し冷静に見れば、やっぱり騒動だらけの出来事を箇条書きにしただけ… に、見えてしまうのだ。

場面転換を削って、"間"を増やしたら良かった…

じゃあ、「土曜日版」として何をしたら良かったのか？

簡潔にいえば、「場面転換を削って」「“間” を作って」だと思う。

場面転換を削るのは難しいのでは？ と、思うと思う。

確かにそうだ。

しかし、場面転換が多くないような印象操作はできると思う。

それが “間” をうまく利用する作戦だ。

今週は、重要なセリフが多かった。

だから、それを単純につなげてしまうと、内容な分かるし良いのだが “名ゼリフ集” になってしまう。

これが今週の「土曜日版」だ。

でも、セリフの前後には必ず “間” があるはずだ。

その “間” をうまく残せば良かったのだ。

ちょっとした無言の “間”、動作だけの数秒のカットなど。

それらを積み重ねることで、いわゆる「一方で…」という感じを映像で生み出すわけ。

そこをうまくやっていたら、もっと感動できたと思う。

ホント、多くは望まないから、もっと歌を描いてほしい

そろそろ、まとめよう。

いろんな意見があって当然だ。

［史実］と比較するのだって全面否定はしない。

だって、脚本家はやっているのだから、視聴者だって自分で考えるのは大いにやるべき。

でも、今作の描く “未来” は、第1話で放送済みなのだ。

冒頭のナレーションを引用しておく。

N「戦後間もない東京です。
　戦争の傷痕が生々しく　先が見えない世の中に
　多くの日本人が不安を抱えていた頃。
　人々を楽しませ　励まし
　生きていく活力を与えた　一人の女性がいました。
　その女性は　女手一つで子供を育てる未婚の母でした」

　●スズ子は愛助と結婚しないこと。
　●一人娘‘アイ子’の父親は既に他界していること。

これらは、劇中で動かせない現実。

だから、今週、そして来週も “そこ” へ向かうしかない。

従って、これ見よがしに進んでいるを責めるつもりはないし、悪いとも思わない。

でも、今作はフィクションで “ドラマ” なんだから。

女性の仕事と結婚妊娠の選択、家と夫婦の関係、姑と嫁問題、不治の病の闘病などの「共通の経験や普遍的なテーマ」を分かりやすく…

「歌うことで元気になる人たちのドラマ」「歌を聴くことで元気になれる朝ドラ」らしく、映像で見せて（show）魅せて（fascinate）ほしい。

ホント、多くは望まないから、もっと歌を描いてほしい。

あとがき

私が称賛する感想を期待してくださっている読者様には、今週は期待に沿えない一週間だったと思います。

やはり、今作の前半を見てきたひとりとしては「もっとできるでしょ？」と思うわけです。

きっと、スズ子が歌手を休業中なので、今作の “歌” が描けないマイナス要素はあると思います。

次週は、［史実］どおりの新曲「コペカチータ」と「ジャズ・カルメン公演」。

ここが、笠置シヅ子の歌手人生と、吉本興業との大きな転換点に（口チャック！）

久し振りに舞台を所狭しと歌い踊るスズ子を見たいです。

みっきー's ブギウギ（第28回）

昨夜は、ご案内のとおりに満月「ウルフムーン」でした。

今週１週間は怒涛の日々でした。

先週の今頃は泣きはらして、やっとの思いで感想を当こしたのを思い出します。

「満月」の前後はエネルギーが満ちるといいます。

ほんの少しだけ、元気をもらった気がします。

あとで、少し気持ちをつづろうと思います。

結びに

ほんなら、また来てな。
それでは、また来てね。

★すべての読者様に愛と感謝の “ありがっとう!!”

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【これまでの感想】

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1 2 3 4 5 土
第2週『笑う門には福来る』
6 7 8 9 10 土
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11 12 13 14 15 土
第4週『ワテ、香川に行くで』
16 17 18 19 20 土
第5週『ほんまの家族や』
21 22 23 24 25 土
第6週『バドジズってなんや？』
26 27 28 29 30 土
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31 32 33 34 35 土
第8週『ワテのお母ちゃん』
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67 68 69 70 71 土
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