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連続テレビ小説「ひよっこ」

NHK総合・連続テレビ小説『ひよっこ』公式
第22週『ツイッギーを探せ!』『第127回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


日本中でミニスカート旋風が起こっていた、1967年・夏。時子(佐久間由衣)は、ミニスカートが似合う女性を選ぶ「ツイッギーそっくりコンテスト」へ応募することに。「三男(泉澤祐希)のためにも早く結果を出したい」と、みね子(有村架純)に本音を打ち明ける。そんなとき、早苗(シシド・カフカ)のお見合い連敗記録が更新された。愛子(和久井映見)は、早苗が本当に相手から「断られている」のかを疑う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

突然「朝ドラって本当にいいものですね」と言われても…

土曜日から中1日しか経っていないのに、8月24日(木)放送の『SONGSスペシャル 桑田佳祐』での『「ひよっこ」スピンオフ・ドラマ』の印象の方が強くて、アバンタイトルを見て、そうか先週ってそう言う話で終わっていたんだ…なんて思いながら見ていたら、「語り」が突然こんな↓ことを言い出した。

N「いやあ、朝ドラって本当にいいものですね。
  それでは、ご一緒に楽しみましょう!」

映画解説者の水野晴郎さんの「いやぁ、映画って本当にいいもんですね~」の名文句の引用だろうが、『水曜ロードショー』が始まったのが1972年だから、本作の劇中が1967年で微妙に合わない。まっ、それ以前に「皆で一緒に楽しめるような朝ドラをお願いします」と言い返したいところなのだが…

演出が、渡辺哲也氏に交代して良くなる予感…

さて、演出が、「向島電機編」で乙女たちの夏の海の思い出を演出し、巧みな編集で脚本家の補強をしてくれる渡辺哲也に交代した。主題歌明けのあかね荘の共同炊事場のシーンも、いつもは広いテーブルの周りにポツポツと座らせるのに、今回は7人が頭を寄せるように集まって、いかにも井戸端会議風を演出。

お蔭で漫画家コンビが書いている “みね子が主人公の漫画” のことも無駄にならなかったし、愛子の流れ星や早苗の25歳の回想シーンも、更に安部米店の三男のシーンまで撮影して、それらを入れるタイミングも抜群。応募資格が25歳と言うだけで、9分過ぎまで引っ張っても、「月時計会議」のような演出の間延び感はないのは流石だ。

富さんが登場すると、あかね荘の住人たちが輝き出す

今週のいい演出のせいもあるが、やはりあかね荘のシーンは、特に富さんが登場すると、途端に住人たちが輝き出す。それは、俳(女)優さんたちの貢献が大きい。でも、脚本は?と言えば、「向島電機編」でやったオーディションのネタと大して変わっていない。

時子「早ぐさ、結果だしたかったんだよね、私」

更に、先日の三男の愛の告白の盗み聞ぎにもかこつけて、時子はこんな↑ことを言ってはいるが、どうもピンと来ない。折角、先日の三男の告白の回想シーンの編集での色処理もいい感じなのに…

時子「だから私は
   三男を解放してやんないといげないんだよ」

更に、時子がこんな↑ことを言ってもピンと来ない。「女優になりたい」と上京して来て、今度は「三男のためにもスターになる」って、なんかおかしくないか?うん、本当におかしい。それは、なぜか?

無理に台詞を与えないとならない登場人物に困っている?

理由は2つある。1つ目の理由は、前回の感想に書いたように、時子は三男を意識してはいなかったように描かれてきたこと。もう1つ、厳しく言ってしまうと、みね子の人生に時子が要らないから。ドラマの感想分的に言えば、主人公みね子の物語に時子が必要ないから。

だって、岡田恵和氏も、そのように書いてきたでしょ?「奥茨城編」の時は三男を含めて3人いたから台詞も出番もそれなりにあったが、「向島電機編」ではみね子と同室なのに、存在感があったのは序盤だけで、その後は殆ど台詞も出番も無かった。

そして「赤坂編」になって、岡田氏も「これではいかん」と考えたのか、時子をあかね荘のみね子の部屋に転がり込ませた。しかし、みね子と職場が違うから、強引にあのおかしな劇団の演劇風のくだりで台詞と出番を与えた。

でも、そんなことをいくらやっても、時子の言動はみね子にフィードバックするような内容でないから、いくら描いても尻切れトンボで終わってしまう。それは、「向島電機編」での公園での三男とのやり取りと一緒。

要は、無理に台詞と出番を作らないと、存在する意味すらなくなってしまうキャラクターってわけ。これは、世津子、由香、ヤスハルも同じ。言い換えれば、台詞や出番を作ると、物語に違和感が生じてしまう登場人物たちと言う訳だ。

皆さんも分かると思う。今回の三男がカレンダーを手にしていたシーン。決して、違和感などなかったはずだ。そう言う登場人物が、みね子の人生に、主人公みね子の物語に必要不可欠なキャラクターってことなのだ。

「騒動頼み」になりかけているのが気になる…

今回では、一旦は応募期間の締め切りが過ぎているってオチを見せたが。流石にサブタイトルが『ツイッギーを探せ!』だから、終わるはずがないと考えるのが普通。で、終盤に奥茨城の助川家で「騒動」が起きた。ねっ?「騒動」を作らないと時子の台詞や出番がないのだ。

恐らく、時子の母・君子が時子に内緒で応募ハガキを出して、書類選考でも受かった言う流れになるのだろう。今なら、例え親でも本人以外が内緒で応募するのはご法度だが、昭和40~50年代のアイドル誕生秘話では良くある話。そこは昭和らしいとしておこう。

でも「コンテスト騒動」だけでは、1週間の物語が弱いから、先週の続きで「三角関係騒動」もやるだろう。もしかして、最終回まで1人ずつ片付けていくのだろうか。まずは、時子と由香あたり。そうなると、みね子が毎月食べてハンバーグに辿り着くエピソードも、ぼちぼち描くのだろうか?

なんか、最終回に向けてエピローグに入って行くような予感もするこの第22週。「これで終わり?」だけにはならないように願いたい。

あとがき

共同炊事場のシーンで、ちょっと気付いたことがあるんです。それは、登場人物たちの方言と言うか訛りの強さや加減の付け方で、登場人物の存在感が違ってくるってこと。例えば、漫画家志望の啓輔と祐二は富山弁丸出しで会話する。だから、内容はともかく画面上で存在感が出る。

みね子も仕事中は標準語を心掛けているが、今回の会話でも標準語の言い回しなのにイントネーションだけが訛っている台詞が多い。でも、時子は芝居をやっている体(てい)だからと言うのもあって、訛りの特徴が薄いし、そもそも台詞の数が少ないし。印象的な台詞を言ったのも、愛子と富さんと早苗で、時子はそれらに返すだけ。何かなぁ。

最後に。前回も愚痴と注文ばかりの感想に、85回ものWeb拍手とたくさんのコメントを頂き、ありがとうございます。先週よりは物語が動いており悪くはないですが、「騒動至上主義」になりかけているのが不安です。オールクランクアップもそろそろ。こうなると何を言っても時既に遅しに。となれば、ただただ最後まで応援するしかないですね。

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【これまでの感想】
[妄想] 「ひよっこ」の昭和40年と言う時代設定に、再び“名作の予感”(2017/05/04)
[訂正] 「ひよっこ」第36回で、みね子がビーコロを食べたのは "初任給" でした(謝)(2017/05/14)
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SONGS「SONGSスペシャル 桑田佳祐」 (2017/8/24) 感想

第1週『お父ちゃんが帰ってくる!』
1 2 3 4 5 6
第2週『泣くのはいやだ、笑っちゃおう』
7 8 9 10 11 12
第3週『明日(あす)に向かって走れ!』
13 14 15 16 17 18
第4週『旅立ちのとき』
19 20 21 22 23 24
第5週『乙女たち、ご安全に!』
25 26 27 28 29 30
第6週『響け若人のうた』
31 32 33 34 35 36
第7週『椰子(やし)の実たちの夢』
37 38 39 40 41 42
第8週『夏の思い出はメロン色』
43 44 45 46 47 48
第9週『小さな星の、小さな光』
49 50 51 52 53 54
第10週『谷田部みね子ワン、入ります』
55 56 57 58 59 60
第11週『あかね荘にようこそ!』
61 62 63 64 65 66
第12週『内緒話と、春の風』
67 68 69 70 71 72
第13週『ビートルズがやって来る』
73 74 75 76 77 78
第14週『俺は笑って生きてっとう!』
79 80 81 82 83 84
第15週『恋、しちゃったのよ』
85 86 87 88 89 90
第16週アイアイ傘とノック』
91 92 93 94 95 96
第17週『運命のひと』
97 98 99 100 101 102
第18週『大丈夫、きっと』
103 104 105 106 107 108
第19週『ただいま。おかえり。』
109 110 111 112 113 114
第20週『さて、問題です』
115 116 117 118 119 120
第21週『ミニスカートの風が吹く』
121 122 123 124 125 126
第22週『ツイッギーを探せ!』


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  • 月時計会議よりかはマシでしたが....
ブロリー 2017/08/28(Mon)19:25:06 編集
私が見る限り、月時計会議よりかは幾分マシなだけでやはりダラダラした室内会議であることには変わりなかったです。残りわずかなんだからもうちょっと話のテンポを良くしてほしいですよ。

それにしても今回のナレにはちょっと呆れましたね「朝ドラってほんとにいいものですね~」って...なんじゃそらっ!
視聴者側が言うならまだしも作り手側がそれ言ってどうするんだよっ!ただの自画自賛じゃんw
なんかこのナレで無理やり盛り上げようとしてるのが露骨すぎて萎えてしまいました。正直、増田明美さんのメタナレーションもいい加減ウンザリします。最初の頃は楽しんでましたが、最近はイチイチ出しゃばってしつこ過ぎてイライラしてくるのでナレの時だけ音声消してますw ちゃんと場の空気を読んでほしいですよ。

しかしおっしゃる通り、今回の時子のセリフにはポカーンでした。なんだよ三男を解放させるって?どうしたらこんな頓珍漢な考えに至るんでしょうかね?
みね子といいなんか最近登場人物たちの考えがブレブレになってきてますよね。これも岡田さんの書いた脚本通りなんでしょうか?だとしたらかなり腕が鈍ってるんじゃないかと感じます。
  • Re:月時計会議よりかはマシでしたが....
みっきー 2017/08/28 19:31
☆ブロリーさん
コメントありがとうございます。

そりゃ、岡田さんも厳しいと思いますよ。
時子を画面に出すために、台詞と出番を作ったシーンですもん。

ズンダ餅を詰まらせる時点で、やることがないのは見え見え。
その後も、全部、時子は受け身の台詞ですし。

その上、ブロリーさんがおっしゃるように、
いきなり「三男を解放する」みたいな、上から発言。

これが、映画の主演のオーディションなら百歩譲りますが、
外見だけで選ばれるコンテストで受かっても、
三男は浮かばれないと思います。

いずれにしても、盛り上がる要素は無いですね…
でも、視聴率は毎回20%の大台越えです。。。
  • もしかして続編ありき?
スカリン 2017/08/29(Tue)19:46:57 編集
いつも楽しく読まさせてもらっています。
後、5週間で終わりますが、今の話のペースですと、適当な所で区切りを付けて、「ちゅらさん」みたいな続編を狙ってるのでは?と邪推します。
  • Re:もしかして続編ありき?
みっきー 2017/08/29 21:12
☆スカリンさん
コメントありがとうございます。

「ちゅらさん」は見ていないので分かりませんが、
いくら作品の仕上がりに差がある岡田恵和さんでも、
これはちょっと…

おそらく、上層部から急きょ変更を余儀なくされたのでは?
と勘ぐっています。

例えば、本来はみね子の「10年間」を描くつもりが、
「5,6年」になるとか。
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