NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『あんぱん』
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第20週『見上げてごらん夜の星を』の「ダイジェスト版(土曜日版)」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
嵩(北村匠海)は独創漫画派に所属し仕事をこなすも、順調ではなかった。のぶ(今田美桜)は鉄子(戸田恵子)に秘書継続を願うが、嵩の仕事は増えず悩む。数年後、ミュージカルの舞台美術を依頼され、不安ながらも挑戦。舞台は成功したが、嵩とのぶの関係はぎくしゃくし、のぶは秘密を抱える。嵩は八木(妻夫木聡)の店で驚く光景を目にする。
------上記のあらすじは、当ブログのオリジナル------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
脚本協力:山岡真介(過去作/中園ミホ氏と共同脚本→万博の太陽,ザ・トラベルナース[2]) 第2~7,9,11,13,15,17,19週
三谷昌登(過去作/あさが来た[京ことば指導],スカーレット 第21週,西郷どん[脚本協力]) 第8,10,12,14,16,18,20週
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1,3,5,8,11,12,17週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ) 第2,4,7,10,14,19週
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康) 第6,9,13,16週
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第15,20週
尾崎達哉(過去作/3000万) 第18週
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
P:中村周祐(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
舩田遼介(過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋)
川口俊介(過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ)
美術・ロゴデザイン:伊達美貴子(過去作/まんぷく,青天を衝け)
技術:久野裕大(過去作/どうする家康,3000万)
望月英邦(過去作/どんと晴れ,とと姉ちゃん,軍師官兵衛)
音響効果:畑奈穂子(過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり)
岸優美子(過去作/光る君へ,恋せぬふたり)
撮影:山口卓夫(過去作/青天を衝け,17才の帝国)
田中哲平(過去作/恋せぬふたり,プリズム,3000万)
照明:斎藤知久(過去作/いよっ!弁慶)
山崎友梨子(不明)
音声:北原悠介(過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~)
下迫堅治(過去作/エール総集編,半径5メートル,恋せぬふたり)
音楽録音:高橋清孝(過去作/火の鳥2024アニメ)
映像技術:吉永勇(過去作/なつぞら,虎に翼)
木川豊(過去作/いだてん,おかえりモネ,17才の帝国)
カラーグレーディング:松﨑梨絵(過去作/なつぞら,おかえりモネ)
戸谷智恵子(過去作/光る君へ,ちむどんどん)
VFX:田中貴志(過去作/劇場版トリリオンゲーム)
石貝玲子(過去作/仮面ライダーエグゼイド,同期のサクラ,ファーストペンギン!)
助監督:伊藤嘉文(過去作/ももさんと7人のパパゲーノ)
山田修(過去作/映画「サル」)
制作担当:征矢吉裕(過去作/ひよっこ)
東美恵子(過去作/映画「シャカリキ!」,映画「ネムリバ」)
特殊造形:江川悦子(過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら)
編集:松屋周平(過去作/鎌倉殿の13人,3000万)
記録:武田朝子(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
特殊メイク:松岡象一郎(過去作/映画「ヘルタースケルター」「トリハダ」)
美術進行:高橋秀樹(過去作/篤姫)
装置:田村英一郎
装飾:神戸信次(過去作/【推しの子】-The Final Act-)
衣装:澤谷良(過去作/花子とアン,なつぞら,エール)
メイク:田畑千奈味(過去作/ひよっこ,青天を衝け)
かつら:秋庭優一(過去作/桶狭間)
時代考証:天野隆子(過去作/ゲゲゲの女房,花子とアン,スカーレット)
風俗考証:刑部芳則(過去作/エール,ブギウギ,虎に翼)
土佐ことば指導:西村雄正(過去作/らんまん)
博多ことば指導:魚谷としお(過去作/エール)
所作指導:藤間貴雅(過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ)
製パン指導:竹谷光司(Bakery&Cafeつむぎ@千葉県佐倉市)
漫画指導:山根青鬼
ギター指導:藤本功一(https://x.com/Fujimoto)
歌唱指導:門脇幸(https://x.com/kadowaki_sachi)
薙刀指導:松本真治(過去作/救急救命士・牧田さおり)
体操指導:岡本美佳(過去作/ラジオ体操,テレビ体操,みんなの体操)
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
※敬称略
土曜日まで読みに来てくださりありがとうございます
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
「絶賛、夏休み満喫中!」の読者様は、わざわざ「ダイジェスト版」まで読みに来てくださりありがとうございます。
また、外出先でじっくり『あんぱん』見られない読者様もいらっしゃると思うので。
今回も、少しだけ映像の説明も加えてみようと思います。
また、昨日に下記の投稿もしましたので、ぜひとも読んでいただきたいです。
NHK朝ドラ「あんぱん」やなせたかし氏作詞「手のひらを太陽に」から「アンパンマン」への“思想と哲学の系譜”を解説します!||ディレクターの目線blog
今週も《元が粗ければ、切り取っても粗いまま》だが…
今週も同じようなことを書くことをお許しいただきたい。
《元が粗ければ、切り取っても粗いまま》
しかし、7月中旬あたりからの「ダイジェスト版」は “本編越え” はないものの。
「本編」の “粗隠し” をうまくやって、「本編」で描きたかったことを再提示している週もあったの確か。
では、今週はどうだったのか?
ミュージカル舞台を大幅に削り、“嵩を強調”した編集に!
まず、「全体の再構成・再編集」でよかった点だ。
それは、(前半は別にして、それでも)全体の印象として《いろいろ困っている嵩》の印象が強いことだ。
《いろいろと苦悩している嵩》に見えないのは《本編が本編だから》である。
そこを差し引けば、嵩(北村拓海)の出番をできるだけ残して “嵩を強調” している。
それが顕著に分かるのが「ミュージカル舞台の編集」だ。
大人の事情を鑑みれば、いせたくや(大森元貴 ex.Mrs. GREEN APPLE)の出番は “全残し” してもおかしくないのに。
たくやの歌唱だけでなく、劇団の芝居のくだりも、大幅にカットされていた。
これによって、好意的に見れば、〈初めての舞台美術の仕事に困った嵩が何とかやり遂げた〉ように見えた。
嵩の「情熱はなかった」を全削除しただけでも評価できる
また、嵩のモデルである「やなせたかし氏」を知っていれば、〈嵩も多彩なクリエーター〉であることは想像できる。
そして、この「ダイジェスト版」では「本編」以上に、〈嵩が多彩なクリエーター〉であるように見えた。
そこで、特筆すべき編集があったのにお気づきだろうか?
それは、金曜日の第100回(8月15日)の序盤にあった次の嵩のセリフを全削除した編集だ。
嵩「みんなみたいな情熱は?
僕にはなかった」
「本編」を見た人なら分かるだろうが、実はこのセリフは《今作の根幹を揺るがす最悪なセリフ》だったのだ。
だって、少なくとも私は(勝手に) “嵩は青年期から漫画に情熱がある” と思い込んで見てきたからだ。
“漫画にだけは情熱がある” から、少年期には漫画で悲しみを忘れ家族を思い出し。
戦争時代も新聞社時代も、周囲に漫画で認められることで、自分を持ち続けた。 しかし、いざ独立してみると、手嶌治虫(眞栄田郷敦)ら才能のある漫画家の登場でめげていた。
そんな風に(勝手に)思い込んでいたのだ。
でも、このセリフによって《嵩は漫画に情熱がない》のに《漫画家にこだわる意味不明な嵩》に成り下がってしまったのだ。
でもって、早速「ダイジェスト版」の編集担当は全削除したと思う。
いや、《『あんぱん』にも、まともなスタッフがいる…》と、信じたい。
そして、このセリフの削除によって、たくやに対して言った次のセリフに意味が出るのだ。
嵩「僕はね 漫画家なんだよ」
この編集だけでも、今週分を評価してもいいと思う。
「のぶのパート」は《不要な部分を削りきれていない》
「嵩のパート」はそれなりにまともでも。
「のぶのパート」は…
冒頭から9分過ぎまで、実質的には、ほぼ「のぶのパート」だった。
もちろん、のぶは建前上の主人公だから(実質的な主人公は嵩)出番を可能な限り残したいのは理解できる。
しかし、ハッキリ言って《不要な部分を削りきれていない》と思う。
例えば、登美子(松嶋菜々子)の家を訪ねるくだり。
前段の鉄子(戸田恵子)からの解雇通告も雑に編集されているせいもあって、《のぶが登美子にもっといい就職先をあっ旋してもらいに行った》ように見えるのだ。
「解雇通告」を中盤に移動する大胆な編集がほしかった!
それこそ、「鉄子からの解雇通告」「登美子を訪問」「三姉妹絡みのやり取り全部」も、ほぼナレーションで十分な内容だ。
この《削りきれていない》によって、〈のぶが嵩の背中を押したから舞台美術の仕事が成功した〉ように見える。
もちろん、こう見えるのは「のぶが主人公の物語」としては “正義” である。
しかし、先に書いたとおり、今週の「ダイジェスト版」の総括的な印象は《いろいろ困っている嵩の物語》なのだ。
そう、前半の主人公が‘のぶ’で、後半と全体の主人公が‘嵩’と、ねじれ現象になっているのだ。
もちろん、私も鬼じゃないから、好意的な脳内補完で「のぶが主人公だもんね」と思えてはいる。
でもここは、「たくやと永輔からの仕事依頼」を最初に持ってきて、中盤に「解雇通告」、以降に「背中を押す‘のぶ’」と「舞台成功」の順に変更するくらいの英断はやってほしかった。
あとがき
どうやら、「本編」の「ダイジェスト版」も、「建前上の主人公・のぶ」と「実質的な主人公・嵩」の扱いに苦戦しているように感じます。
本編での感想でも書きましたが、今作が『アンパンマン』を描く限り《嵩がいないと、のぶがいてもしょうがない》のです。
特に、来週以降は「実質的な主人公・嵩」があれこれと動き出すでしょうから、「建前上の主人公・のぶ」との描き分けをうまくやらないと「何を描いてるの?」ってなると思います。
おっと、もうなってますけど(汗)
相変わらず、マイペースで書いていますが。
来週も、引き続きよろしくお願いいたします。
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【忠告】
朝ドラ『あんぱん』の先の展開のネタバレは基本的にありませんが。
やなせたかし(柳瀬嵩)氏と妻・小松暢さんの人生、名曲『手のひらを太陽に』の誕生の[史実]に触れます。
あとから「読むんじゃなかった…」がないよう、読む際は自己責任でお願いします。
※以下、敬称は部分的に使い分けをします。
『手のひらを太陽に』と『アンパンマン』の関係性
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―――ここまで、ごあいさつ―――
現在放送中のNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第100回(8月15日放送)の終盤で。
主人公のぶ(今田美桜)の言動がきっかけとなって、夫・嵩(北村拓海)が、次の “詩” を思いつく場面があった。
嵩「手のひらを すかしてみれば
真っ赤に流れる 僕の血潮…」
もちろん、誰もが知る名曲『手のひらを太陽に』の歌詞の原型(詩)である。
そこで、今回は、『手のひらを太陽に』の誕生秘話と。
『手のひらを太陽に』と、やなせ氏が創出した国民的アニメ『アンパンマン』の関係性について書いてみる。
偶然よみがえった子ども時代の遊び心“レントゲンごっこ”
まずは、『手のひらを太陽に』の誕生秘話。
朝ドラ『あんぱん』の劇中では、大雨で停電した夜に‘のぶ’と嵩が一緒に懐中電灯で… となっていたが。
[史実]では。
苦悩していた42歳頃のある夜。
やなせ氏は、夜更けに偶然よみがえった子ども時代の遊び心で、ふとレントゲンごっこを真似た。
懐中電灯を自分の手のひらに当ててみると、手のひらが赤く透けて見えた。
自身の体の中に確かに「血が流れている」ことを目にしたわけだ。
「心がどんなにしおれていても、体には赤い血が脈々と流れている」と実感したことで。
なぜか深く励まされ、「手のひらを太陽に」という詩がふと頭に浮かんだそうだ。
喜びだけを肯定せず、悲しみも“生の豊かさ”とする視点
もちろん、やなせ氏の経験は次の歌詞に反映されている。
冒頭の歌詞…
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
この部分には、やなせ氏の「生きることの両面を受け入れる」という深い思いが内包されていると思う。
「生きているから歌う」=喜びや感動は生命があるからこそ生まれる。
「生きているからかなしい」=悲しみや苦しみもまた、生きている証。
きっと、やなせ氏は戦争体験や無名時代の挫折から、喜びだけでなく悲しみも命の一部であると悟っていたのだ。
だから、喜びだけを肯定するのではなく、悲しみも含めて “生の豊かさ” とする視点になっている。
これは後の “アンパンマン思想” にもつながり、正義の行動は「つらさや犠牲を伴う」ことを前提として描かれていると思う。
そして何より、歌詞として秀逸なのは。
「命は美しくもあり、苦しくもある。それでも生きること自体に意味がある」という核心を、子どもでも口ずさめる、分かりやすい形に落とし込んでいるのだ。
全ての生物差異を越えてつながれるという普遍的メッセージ
手のひらを太陽に すかしてみれば
真っ赤に流れる ぼくの血潮
細かく見ると、これまたよくできている。
「手のひらを太陽に すかしてみれば」は、懐中電灯で手を照らした体験そのものであり。
「真っ赤に流れる ぼくの血潮」は、外から見えない「血潮」という表現によって、沈んだ心の中にも生きる力が脈打っていることを象徴している。
要するに、この部分は「生きているだけで価値がある」という根源的な肯定であり。
生命の発見と自己肯定が見事に内包されているのだ。
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
列記された生物たちは、いずれも小さく、世間的には目立たない存在だ。
しかし、歌詞では人間と同列に「みんな生きている」と並べられる。
この部分には、強者・弱者、大きい・小さいに関わらず、命の価値は等しいという生命の平等性の思想が見て取れるわけだ。
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ
そして、サビは、「生きている」という事実を理由に、互いを「友だち」と呼ぶのが印象的だ。
生存そのものが連帯の基礎(人や動物などが仲間になれる一番大きな理由は、同じように生きているから)であり、差異を越えてつながれるという普遍的メッセージなのだ。
やなせ氏の信条「笑いの力―逆境にある者ほど必要」に直結
歌詞ではなく、曲(メロディ)を含めた音楽(楽曲)として全体を見てみよう。
ご存じのとおり、歌詞も楽曲のなせ氏が絶望の底にいたときの着想だが、曲調は明るく軽やかなのが面白い。
悲しみをそのまま「マイナーな調の曲」として歌うのではなく、笑顔やユーモアで包み込むことで、希望へと変換していると感じる。
また、この「笑顔やユーモア」は、やなせ氏の後年の信条「逆境にある者ほど笑いが必要」に直結する。
ちなみに、ここでの「笑い」は単なる「笑い」ではなく、「笑いを通じて生きる力を与える」ことに重きを置いていたようだ。
そして、この哲学は、“アンパンマン” アンパンマンというキャラクターの根幹にもなっていると思う。
やなせ氏の“思想と哲学の系譜”まとめ
『手のひらを太陽に』から『アンパンマン』への “思想と哲学の系譜” をまとめよう。
やなせ氏の思想は次のように展開されていると思う。
1. 詩(個人的体験)
・動機:懐中電灯で手のひらを透かし、赤い血潮を見て「自分は生きている」と実感。
・作品化:詩『手のひらを太陽に』
※詩集『やなせたかし詩集 てのひらを太陽に』(河出書房新社、2024年11月6日発売)に収録
・テーマ:「命はそれだけで尊い」「喜びも悲しみも生きている証」
2. 哲学(生命観の確立)
・生命の平等性:人も動物も虫も、小さくても弱くても、同じ命として価値がある。
・生の両面の受容:生きる喜びと悲しみは表裏一体で、どちらも大切な経験。
・利他性:同じように生きている立場として、自分の命や力を、他者を生かすために使うことが真の正義。
3. アンパンマン(物語としての結晶)
・キャラクター像:自分の顔をちぎって他者に与えるヒーロー。
・物語の軸:困っている者を見つけたら助ける。相手の強弱・立場に関係なく命を守る。
・哲学の体現:
┗命の平等 → どんな命も守る
┗生の両面 → 戦いや自己犠牲の中に喜びと苦しみが共存
┗利他性 → 他者を生かすために自分を差し出す
要するに、《小さな発見(血潮の赤) → 普遍的思想(命の尊重) → 国民的物語(アンパンマン)》という、《やなせ氏の生涯、思想、哲学が一貫し、流動していく発展形》なのだ。
あとがき
この投稿を書くために、『手のひらを太陽に』を改めて聞いて分かりました。
やなせ氏の創作の流れは、《個人的経験 → 詩として表現 → 歌として広がる → 漫画やアニメに展開》になるんですね。
ですから、詩人であり、作詞家であり、歌手であり、漫画家であるというマルチなクリエーターの印象が構築されたのだと再認識しました。
読者の皆様の『あんぱん』を楽しむ一助になれば幸いです。
参考・出展
■『やなせたかし はじまりの物語: 最愛の妻 暢さんとの歩み』(ムック)(著)高知新聞社
■『アンパンマンの遺書』(岩波現代文庫)(著)やなせたかし
■『痛快!第二の青春 アンパンマンとぼく』(講談社)(著)やなせたかし
■『慟哭の海峡』(角川書店)(著)門田隆将
■『やなせたかしのしっぽ』(小学館)(著)越尾正子
■『NHK連続テレビ小説 あんぱん 上 (1)』(NHK出版) (著)中園ミホ,(著)後藤 美奈
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舞台公演は成功裏に幕を閉じる。数日後、なぜかぼんやりした様子の嵩(北村匠海)。そこに、また一緒に楽しい仕事をしようとたくや(大森元貴)がやって来る。しかし、嵩は聞く耳を持たず、やってみてはと言うのぶ(今田美桜)にも、口出ししないでくれと反論する。それ以来、ぎくしゃくする2人。そんな中、のぶは嵩に内緒であることをしていた。何も知らず八木(妻夫木聡)に会い行った嵩は、目の前の光景に目を疑う。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
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漫画指導:山根青鬼
ギター指導:藤本功一(https://x.com/Fujimoto)
歌唱指導:門脇幸(https://x.com/kadowaki_sachi)
薙刀指導:松本真治(過去作/救急救命士・牧田さおり)
体操指導:岡本美佳(過去作/ラジオ体操,テレビ体操,みんなの体操)
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
※敬称略
ミセス大森さんを前面に押し出した“誤った正義”について
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
「絶賛、夏休み満喫中!」の読者様は、わざわざ読みに来てくださりありがとうございます。
また、外出先でじっくり『あんぱん』見られない読者様もいらっしゃると思うので。
今回も、少しだけ映像の説明も加えてみようと思います。
また、前回の感想に「制作サイドはミセス大森の歌を話題にできてしてやったりでしょうけど、タカシの仕事が目立たずに本末転倒のような。。」とのコメントにお答えしたので、よかったら読んでみてください。
※ホントの本音を書いているので、ぜひともご一読を!
拍手コメント返信(2025/8/14):朝ドラ「あんぱん」(第99回) ※ミセス大森さんを前面に押し出したことが“誤った正義”の理由
打ち上げを、漠然と“数日後”にする意味あります?
アバンタイトルの冒頭から「?」である。
ちなみに、今回分の公式サイトのあらすじの最初の1行は次のようになっている。
舞台公演は成功裏に幕を閉じる。数日後、なぜかぼんやりした様子の嵩(北村匠海)。
な、な、なんと、漠然と “数日後” である(笑)
これ、漠然と “数日後” にする意味あります?
そういうこと。
それこそ、語りで次のように提示するべきでは?
語り「○日間の舞台公演は大成功で幕を閉じ
1週間後に打ち上げが開催されました」
公演日数を含めて日付を入れたほうが断然に真実味が伝わるし。
それこそ、個人的には、半ば強引に嵩(北村匠海)を引き込んだのだから。
いせたくや(大森元貴 ex.Mrs. GREEN APPLE)と六原永輔(藤堂日向)の二人から嵩へのお礼のシーンを入れるのが妥当なのでは?
それこそ、たくやと永輔の性格設定から鑑みれば、のぶ(今田美桜)と蘭子(河合優実)を招待してもよかったとすら思っている。
打ち上げで、“嵩の舞台美術”を描かないと意味がない
しかし、このシーンが私にとって「?」と思う本当の理由は次のことだ。
それは、次の永輔のセリフだ。
嵩「どの歌詞も すてきだった」
永輔「柳井さんにだって 書けますよ」
結論から言えば、[史実]において、やないたかし氏は舞台の成功のあと、あの名曲『手のひらを太陽に』を作詞を手掛け、たくやのモデルであるいずみたく氏の作曲で大ヒットさせる。
もちろん、そのことを、早速、今作も描くわけで、それ自体は “ほぼ箇条書き状態” だから驚かない。
しかし、驚きなのは、前回の感想と、前述の『拍手コメント返信(2025/8/14)』で言及したことだ。
《なぜ、永輔とたくやが “嵩の舞台美術” にひと言も言及しないのか?》
要するに、「次の仕事の話」をする前に、打ち上げなのだから「舞台の総括」として “嵩の舞台美術” の話題を描かないと、今週そのものの意味がないのでは? と思うのだ。
今回も書くが。
嵩が三星百貨店を退職した時点で、今作が描くのは《“嵩の仕事” だけでよかった》のだ。
特に、今週に限って言えば、《のぶを描く必要はなかった》と思う。
だって、‘のぶ’を描いたところで、それは‘のぶ’の嵩への思いや評価を描くだけで、“嵩の仕事” を描いていることにはならないからだ。
わずか24秒間の打ち上げのシーンだけで、これだけの「?」があるのも異様だと思うが。
急に“漫画家”であると強調するのは違和感しかない
さて、メインタイトル明けも「?」の連続だ。
嵩「僕はね 漫画家なんだ」
そもそも論 《その1》 として、 前述のとおり、舞台美術の仕事だって、熱を入れたような感じも見受けられず、やっつけ仕事風に見せておいて。
さらに、 そもそも論 《その2》 として、 独立後の漫画の仕事も、必死に営業して勝ち得た感じもほほないのに。
ここへきて、急に “漫画家” であると強調するのは違和感しかない。
もちろん、独創漫画派という集団を組み込んで描いているのは認める。
しかし、ここまでミュージカル『見上げてごらん夜の星を』と、ミセス大森さんの歌を強調してしまうと、月曜日にちょことだけ描かれたことなんて忘れてしまうのだ。
これ、視聴者が超好意的に「嵩の本業は漫画家で、舞台美術の仕事はバイト」のように脳内補完しているから成立するセリフであって。
脳内補完しなければ、「また漫画を描くんだ。でも、次は作詞でしょ?」となるのが当然なのでは?
結局、きちんと「起承転結」を描かずに、「起(依頼)と転(歌)」だけ(「承」は嵩が苦悩してデザインする過程、「結」は仕事の評価)を描かないのがダメなのだ。
だ、か、ら、今作が《舞台美術の仕事も、嵩の仕事の一部》であると見えないのだ。
そこが見えていれば、この嵩のセリフだって次のように聞こえたと思う。
嵩「僕の‘本業’はね 漫画家なんだ」
帰宅するのぶ、八木の店、蘭子も、ほぼ必要がない
中盤の嵩と健太郎(高橋文哉)のやり取りは、嵩の苦悩を描く意味で悪くない。
しかし、今回では、のぶの仕事帰りの様子が描かれ。
八木(妻夫木聡)の雑貨店が二度も組み込まれてた。
さらに、蘭子の現状報告まで盛り込まれた。
上記の三つ、ハッキリ言って、ほぼ必要がないのでは?
もちろん、「描くな! 盛り込むな!」というのではない。
しかし、現状は《“嵩の仕事” だけ描け!》ってこと。
描きたいことだけでは尺が足りないから適当に盛り込んだ?
もちろん、脚本・中園ミホ氏と制作統括・倉崎憲氏が今回でどうしてもやりたいことは分かっている。
それは、下記の『手のひらを太陽に』誕生秘話の[史実]の映像化だ。
簡単に言うと。
やなせたかし氏は漫画の仕事がなく、苦しい無名時代を過ごしていた。
妻・暢さんに心配をかけまいと明るく振る舞い、様々な仕事で糊口をしのいだ。
ある夜、懐中電灯で自分の手を照らし、赤く透けた血を見て「どんなに気力がなくても自分は生きている」と実感。
この体験が詩「手のひらを太陽に」誕生のきっかけとなった。
でも、さすがに、この場面だけでは数分間しかもたないから、のぶの私生活や蘭子の私情を盛り込んだのだ。
作り手が、やりたいことをやることは悪くない。
そう、ある意味で、作り手にとっての “正義” である。
しかし、前回の制作統括のように、本来描くべきことをしないで、自己満足に突っ走るのは “誤った正義” だ。
そして、今回の‘のぶ’の行動や蘭子の私情を盛り込んだことは “中途半端な正義” とでも言おうか。
のぶと八木と蘭子を排除して、序盤の打ち上げを広げて、たくやと永輔の情熱の強さと、それに負けそうな嵩を強調するべきだったのだ。
のぶが『アンパンマン』を生み出すわけじゃないのだから
劇中の時代が進もうが、話の展開が速かろうが。
「主人公が生きている世界」と「主人公が生かされている世界」と「主人公が生きているから成立する世界」の三つが、しっかりとつながって描かれることは、“ドラマ” の世界観として重要なこと。
今作も(少なくとも) “ドラマ” だから、主人公の‘のぶ’だけでなく、嵩を含めた‘のぶ’にかかわる人たちを描くことは間違っていない。
しかし、今回も書くが、『アンパンマン』を主題とする今作では《嵩が存在しなければ、主人公の‘のぶ’も、他の登場人物もほぼ必要がない》のだ。
もちろん、今作の対外的な主人公は‘のぶ’だから、これは極論である。
しかし、今作を根本的に突き詰めれば、「のぶと嵩の夫婦の物語」ではなく、「嵩の人生の物語」なのでは?
だって、のぶが『アンパンマン』を生み出すわけじゃないのだから。
この原点に立ち返れば、現状も今後も《“嵩の仕事” だけ描け!》ってことだ。
あとがき
どうしても、‘のぶ’を盛り込みたいのは理解できます。
だって、主人公ですから。
でも、最後の「懐中電灯」だって「歌詞の一部を盛り込んだ」時点で、来週のためのネタ振りでしかなく。
結局は、「嵩、舞台が終わりました」「のぶ、生活は苦しいけど幸せです」「ふたりで歌詞を思いつきました」の。
そう、国民的にアニメ『サザエさん』の「三本立て」と同じなんです。
時間と余裕があれば、『手のひらを太陽に』の誕生秘話を投稿しようと思います。
※投稿しました!
NHK朝ドラ「あんぱん」やなせたかし氏作詞「手のひらを太陽に」から「アンパンマン」への“思想と哲学の系譜”を解説します!
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[拍手投稿] のぶ さん (2025-08-14 18:43:51)
連続テレビ小説「あんぱん」 (第99回・2025/8/14) 感想
制作サイドはミセス大森の歌を話題にできてしてやったりでしょうけど、タカシの仕事が目立たずに本末転倒のような。。
みっきーさんが書かれてるような演出なら良かったのにと思いました。
※当方にて適宜改行を入れさせていただきました。
↓ここから管理人返信↓ |
制作統括がRADやミセスの大森サンさんとの仕事の夢を具現化…
これでも、同じ「ものづくりを生業にしている同業者」の端くれの “武士の情け” で、あえて「感想」では書かなかったことを書きますね。
この第98回の内容そのものが、おそらく今作の制作統括である「倉崎憲氏」の個人的な “JPOP愛” が表層化したのだと思います(推測ですけど)
要するに、「大好きなRADWIMPSに主題歌を書いて歌ってほしい」「推しのMrs. GREEN APPLEの大森元貴さんに出演して歌ってほしい」を具現化しただけだと。
今回は、主題歌の話は置いておいて。
制作統括は自己満足ために“朝ドラの私物化”をやった…?
結局、多くの視聴者の印象に残ったのは「いせたつや役の大森さんは歌がうまい」と「『見上げてごらん夜の星を』は名曲だわ」だと思うんです。
おそらく「嵩、舞台美術の仕事で成功してよかったね」や「これで‘のぶ’と嵩の夫婦も夢に近づいたんだ」なんて感じた視聴者は数人だったと思います。
これが大問題なのです。
ドラマの作り手がやるべき仕事は、視聴者を自然な流れで感情移入させ、作品の政界に没頭させることだと、私は思います。
でも、脚本家も脚本協力も演出家も、制作統括の “JPOP愛” をかなえるという忖度をやったのです。
もちろん、制作統括は自己満足ために “朝ドラの私物化” をやったわけです。
“夢を忘れず荒波を越えた二人”をメインに描くことが正義
こう言うと「なぜ、そこまで言えるの?」の声が聞こえそうです。
でも、言えるんです。
だって、朝ドラ『あんぱん』が描くのは、RADの主題歌でも、大森さんの歌声や演技ではなく。
次のように公式サイト に書いてあるからです。
“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと暢の夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語です。
だから、《夢を忘れなかった二人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え》をメインに描くべきことが、あえて書けば “正義” なのです。
でも、今回で作り手が放送したのは “誤った正義” とでも言いましょうか。
さすがに、今回はやりすぎだと思います。
最後に、作り手が自分の趣味趣向を作品に反映させることは否定しませんし。
それが “当人のやる気” につながることは、私にもあることです。
それでも、やりすぎはダメだと思います。
皆様、またのご来訪を心よりお待ちしております。
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第99回/第20週『見上げてごらん夜の星を』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
たくや(大森元貴)と永輔(藤堂日向)の勢いに気圧され、嵩(北村匠海)は舞台美術の仕事を引き受けることに。さっそく絵コンテを描き上げ、嵩が改めてイメージを尋ねると、永輔はイメージは嵩に一任すると言う。愚痴りながらもせっせと描き上げる嵩に、のぶ(今田美桜)は楽しそうだと言ってそっと寄り添う。本番初日の前日。通し稽古後に細かく修正を加えていく永輔に、戸惑うたくやたち。彼らのやりとりに嵩は圧倒される。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/花子とアン,ドクターXシリーズ,ザ・トラベルナースシリーズ)
脚本協力:山岡真介(過去作/中園ミホ氏と共同脚本→万博の太陽,ザ・トラベルナース[2]) 第2~7,9,11,13,15,17,19週
三谷昌登(過去作/あさが来た[京ことば指導],スカーレット 第21週,西郷どん[脚本協力]) 第8,10,12,14,16,18,20週
演出:柳川強(過去作/オードリー,花子とアン,やさしい猫) 第1,3,5,8,11,12,17週
橋爪紳一朗(過去作/花子とアン,エール,カムカムエヴリバディ) 第2,4,7,10,14,19週
野口雄大(過去作/エール,恋せぬふたり,どうする家康) 第6,9,13,16週
佐原裕貴(過去作/スカーレット,おちょやん,あなたのブツが、ここに) 第15,20週
尾崎達哉(過去作/3000万) 第18週
音楽:井筒昭雄(過去作/奇跡の人,99.9-刑事専門弁護士-)
主題歌:RADWIMPS「賜物」
語り(本編・土曜日版):林田理沙アナウンサー(現「サタデーウオッチ9」メインキャスター)
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
制作統括:倉崎憲(過去作/おかえりモネ,ここは今から倫理です。,やさしい猫)
P:中村周祐(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
舩田遼介(過去作/大奥1-2,VRおじさんの初恋)
川口俊介(過去作/ちむどんどん,どうする家康,光る君へ)
美術・ロゴデザイン:伊達美貴子(過去作/まんぷく,青天を衝け)
技術:久野裕大(過去作/どうする家康,3000万)
望月英邦(過去作/どんと晴れ,とと姉ちゃん,軍師官兵衛)
音響効果:畑奈穂子(過去作/麒麟がくる,恋せぬふたり)
岸優美子(過去作/光る君へ,恋せぬふたり)
撮影:山口卓夫(過去作/青天を衝け,17才の帝国)
田中哲平(過去作/恋せぬふたり,プリズム,3000万)
照明:斎藤知久(過去作/いよっ!弁慶)
山崎友梨子(不明)
音声:北原悠介(過去作/べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~)
下迫堅治(過去作/エール総集編,半径5メートル,恋せぬふたり)
音楽録音:高橋清孝(過去作/火の鳥2024アニメ)
映像技術:吉永勇(過去作/なつぞら,虎に翼)
木川豊(過去作/いだてん,おかえりモネ,17才の帝国)
カラーグレーディング:松﨑梨絵(過去作/なつぞら,おかえりモネ)
戸谷智恵子(過去作/光る君へ,ちむどんどん)
VFX:田中貴志(過去作/劇場版トリリオンゲーム)
石貝玲子(過去作/仮面ライダーエグゼイド,同期のサクラ,ファーストペンギン!)
助監督:伊藤嘉文(過去作/ももさんと7人のパパゲーノ)
山田修(過去作/映画「サル」)
制作担当:征矢吉裕(過去作/ひよっこ)
東美恵子(過去作/映画「シャカリキ!」,映画「ネムリバ」)
特殊造形:江川悦子(過去作/もしも徳川家康が総理大臣になったら)
編集:松屋周平(過去作/鎌倉殿の13人,3000万)
記録:武田朝子(過去作/おかえりモネ,どうする家康)
特殊メイク:松岡象一郎(過去作/映画「ヘルタースケルター」「トリハダ」)
美術進行:高橋秀樹(過去作/篤姫)
装置:田村英一郎
装飾:神戸信次(過去作/【推しの子】-The Final Act-)
衣装:澤谷良(過去作/花子とアン,なつぞら,エール)
メイク:田畑千奈味(過去作/ひよっこ,青天を衝け)
かつら:秋庭優一(過去作/桶狭間)
時代考証:天野隆子(過去作/ゲゲゲの女房,花子とアン,スカーレット)
風俗考証:刑部芳則(過去作/エール,ブギウギ,虎に翼)
土佐ことば指導:西村雄正(過去作/らんまん)
博多ことば指導:魚谷としお(過去作/エール)
所作指導:藤間貴雅(過去作/麒麟がくる,流行感冒,風よあらしよ)
製パン指導:竹谷光司(Bakery&Cafeつむぎ@千葉県佐倉市)
漫画指導:山根青鬼
ギター指導:藤本功一(https://x.com/Fujimoto)
歌唱指導:門脇幸(https://x.com/kadowaki_sachi)
薙刀指導:松本真治(過去作/救急救命士・牧田さおり)
体操指導:岡本美佳(過去作/ラジオ体操,テレビ体操,みんなの体操)
石工指導:山中英明(第29回技能グランプリ石工職種第一位金賞)
書道指導:金敷駸房(過去作/エール,麒麟がくる,青天を衝け)
アクション指導:吉田浩之(過去作/帝一の國,忍びの国,地獄少女)
仏事指導:守祐順(能蔵院@千葉県木更津市)
医事指導:冨田泰彦(過去作/らんまん,虎に翼,3000万)
裁縫指導:小林操子(過去作/エール,らんまん,虎に翼)
アニメーション制作:稲葉卓也(https://www.takuyainaba.com)
タイトルバック映像:涌井嶺(https://x.com/Ray_T6L)
※敬称略
「のぶの存在意義が分かりません」にお答えしました
「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――
もう少し内容が良い方向に向かうまで、少しエネルギーは抑え目で書かせていただきます。
※しばらくの間、テンプレです…(謝)
私の夏休みは終わりましたが(涙)
「絶賛、夏休み満喫中!」の読者様は、わざわざ詠みに来てくださりありがとうございます。
また、外出先でじっくり『あんぱん』見られない読者様もいらっしゃると思うので。
今回も、少しだけ映像の説明も加えてみようと思います。
また、前回の感想に「のぶの存在意義が分かりません」とのご質問にお答えしたので、よかったら読んでみてください。
拍手コメント返信(2025/8/13):朝ドラ「あんぱん」(第98回) ※のぶの“存在意義”が分からない理由とは?|ディレクターの目線blog
前回から始まった“連ドラ”と捉えれば満更でもない
前回の第98回(8月13日放送)と、今回のアバンタイトルを見て、直感的に思ったこと。
《前回から始まった “連ドラ” と捉えれば満更でもない》
まず、これまで(あえて)言及しなかったが。
いせたくや(大森元貴 ex.Mrs. GREEN APPLE)は、演者の特徴や特性がいい感じに生かされたキャラクターになっているし。
今週から新加入の六原永輔(藤堂日向)も、モデルの「永六輔氏」の雰囲気をどことなく漂わせ悪くない。
何より、(実質的の主人公)嵩(北村拓海)の “才能”、特に “多才” であることが開花し始めて、いよいよ、あの『アンパンマン』が見えてきそうな気配まである。
さらに、舞台稽古の場面は、日本ミュージカルの創世記の雰囲気もあるし。
いせの演技指導や六原の注文、舞台俳優らの態度も‘いいものを作る’の緊張感がある半面で。
スタッフ側の嵩といせや六原とのやり取りは、時にコミカルに。
ホント、舞台稽古のシーンだけは好意的に見なくても、それなりに『やなせたかし氏と作曲家・いずみたく氏の出会いと未来の名曲誕生秘話」として楽しめる。
その意味で、繰り返すが。
《前回から始まった “連ドラ” と捉えれば満更でもない》と思う。
のぶと蘭子が舞台稽古に差し入れに行く設定は悪くない
嵩が「舞台美術のイメージ」を悩みつつ描くシーンほほぼないのに。
のぶ(今田美桜)と蘭子(河合優実)が差し入れを作るシーンはあるのはいかがなものかとは思うが。
しかし、のぶと蘭子が舞台稽古を見に来る(見に行く)設定は悪くない。
前回で、喫茶店で蘭子が‘のぶ’に “六原の第一印象” を次のように語った場面があった。
蘭子「あくまで 私の印象ながやけんど…
嵩さんとは 相性悪いかもね」
のぶ「そうながよねえ…」
今作は「のぶと蘭子は、嵩と六原は馬が合わない」と描いたのだ。
だから、普通に考えれば、「のぶと蘭子は、嵩と六原がうまくやっているのか気になっている」はずで。
であるから、今回の映像ではなくても、無理やりに脳内補完しなくても、自然に「現場での嵩と六原を見てみたい」から「差し入れを作る」と思えるのだ。
不信感から初日を迎えるまで―のぶ・嵩・蘭子に見る連続性
もちろん、いせが‘のぶ’と蘭子の前で『見上げてごらん夜の星を』を歌うのはあざといと思う。
しかし、「いせに六原が改変を注文」からの「いせが六原に応えたい」の “流れ” ができているから、あざといが、“ドラマ” としては自然に見える。
要するに、前回での「のぶと蘭子の六郎への不信感」みたいなものから、今回の「舞台の初日を、のぶと嵩と蘭子で迎える」の “流れ” こそが “連続性” なのだ。
だから、前回と今回に限れば、ちゃんと “連ドラ” になっていると思う。
嵩の仕事も、嵩の転機を描いたことも意味がない
褒めてばかりだと、私自身も落ち着かないので、以降はいつもの感じで書いてみる(笑)
今回を見れば分かるが、脚本も演出も、最終的に “いせの歌” と『見上げてごらん夜の星を』を強調してしまっているのが、大失敗である。
本来、強調すべきは “嵩の仕事” であり。
もっともっと強調されるべきは、“のぶと嵩の未来への大きな一歩”であったことなのだ。
だから、映像的に強調すべきは「嵩の舞台美術」の舞台への演出的な効果の成功例であり。
「大きな一歩を踏み出した嵩を見守る‘のぶ’」であるべきだったと思う。
もちろん、「それらの要素の全てを内包しているのが、終盤の舞台シーン」であるのは分かる。
しかし、その舞台初日の映像で、いせと六原は‘互いに目と目を合わせているカット’があるのに。
のぶと嵩は‘一瞬も目を合わせない’って???
これでは、嵩の仕事を描いたことも、嵩の転機を描いたことも意味がないのだ。
次回の冒頭は、「舞台公演の千秋楽の数日後」だろうから…
次回の冒頭が「舞台初日の終演後」だったら、描かれる可能性はあるが。
何せ、《起承転結の結しか描かない》の今作だから、おそらく次回の冒頭は、また数日の時間経過をやって「舞台公演の千秋楽の数日後」だろう。
そこで、かなわぬ夢を書いてみる。
『見上げてごらん夜の星を』で〈のぶと嵩が夜空を見上げるカット〉なし?
やはり、千秋楽のあとの打ち上げで。
いせと六原が嵩に「君のおかげで大成功だ」と嵩と強く握手したり。
いせと六原は感激で涙して、嵩に「また一緒にものを作ろう」と抱き合ったり。
嵩の仕事が、いせと六原の仕事にも影響を与えたとするのが、今作が描くべきことでは?
それこそ、「いせの仮歌」の背景に星幕(豆電球をコードで連ねた舞台用の古典的な星空)が降りてきて、カメラが180度回転すると「初日の舞台中」になっている “いい感じ風の場面” だって。
歌の『見上げてごらん夜の星を』に合わせて。
第89回(7月31日放送)での〈のぶと嵩が共同の手洗いの天井に空いていた穴から夜空を見上げるカット〉や。
第95回(8月1日放送)での〈のぶと嵩が玄関先で夜空を見上げるカット〉をインサートカットに使っても(途中に挿入しても)よかったと思う。
そして、舞台を見ながら‘のぶ’と嵩が目と目を合わせて微笑み合う… みたいな。
ここまでやってこそ、「手洗いの天井の穴」を「見上げてごらん夜の星を」で “回収した” といえるのだ。
あとがき
有名な音楽の「誕生秘話」としては、そこそこよくできているのは認めます。
でも、これって「主人公のぶの物語」「嵩の物語」「のぶと嵩の夫婦の物語」ですか? ってことです。
今回も、一部の出演者のファンは大喜びでしょうけど。
やはり、描くべきこと、強調すべきことは、ドラマや連ドラとして最低限やるべきだと思います。
※文中の土佐弁風の創作セリフは、下記のサイトを利用しています。
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ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
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逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
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日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
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G線上のあなたと私
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Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
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しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
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獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
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SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
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スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
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絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
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そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
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白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
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ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
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BG~身辺警護人~(第2章)
「PJ ~航空救難団~』
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
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悲熊
美食探偵 明智五郎
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火の粉
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病室で念仏を唱えないでください
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ひよっこ
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Believe -君にかける橋-
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HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
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保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
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僕のヤバイ妻
僕はどこから
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星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
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屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
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ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
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ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
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ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
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