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連続テレビ小説『風、薫る』

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『風、薫る』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第16回第4週『私たちのソサイエティ』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


直美(上坂樹里)が捨松(多部未華子)たちと炊き出しに向かうと、偶然、同じ場所で吉江(原田泰造)とりん(見上愛)も炊き出しに来ていた。そんな中、炊き出しを食べた一人の男の子が突然体調を崩す。感染症を疑い誰も助けようとしない中、りんと直美はとっさに子どもに駆け寄る。その二人の姿を見た捨松は、ある提案をするため自宅に呼び寄せる。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原案田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
脚本:吉澤智子(過去作/ドリームチーム,幸運なひと,くるり~誰が私と恋をした?~)
演出:佐々木善春(過去作/ごちそうさん,マッサン,あさが来た) 第1,4
   新田真三(過去作/あさが来た,べっぴんさん,トクサツガガガ) 第2
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘,おむすび)
   松本仁志(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。) 第3
制作統括:松園武大(過去作/とと姉ちゃん,半分、青い。,ちむどんどん)
   宮本えり子(過去作/なつぞら,エール)
音楽:野見祐二(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り(本編):研ナオコ
土曜日版ナレーション:石橋亜沙(NHK東京アナウンス室)
※敬称略




記憶の不自然さと台詞設計の違和感が露呈する構成の歪み

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―――ここまで、ごあいさつ―――

ドラマの内容よりも、直美(上坂樹里)のもはや‘制服化’している黄色のドレスがそろそろ匂ってこないかのほうが、気になってしょうがないのだが。

それはともかく、いきなり衝撃のセリフである。


捨松「ああ… 那須の」
りん「ああ… 覚えてくださったんですか」

りん(見上愛)が、捨松(多部未華子)が自分の存在を鮮明に覚えていることに驚く場面で発せられたセリフだ。

しかし、現実的に考えれば、一度きりの短い接触を何年(正確には分かりませんが「およそ10年前」でしょう)も記憶し続けているのは不自然である。

物語を強引に進めるために、作り手が都合良くキャラクターを動かしている印象が拭えない。

しかも、「数年前の出来事を覚えていること」を日本語的に驚きや感激を伝えたい場面では、 確認よりも “感情の反応” が先に来る方が自然な言い回しのはずだ。

例えば、感謝を強調するなら「覚えていてくださったんですね…!」、捨松に合わせフォーマルにするなら「覚えていただいていたとは思いませんでした」である。

こんなことも、できないから、たった一行のセリフであっても、てんこ盛りの違和感しかないのである。

本来、別々の背景を持つ‘りん’と直美の二つのエピソードを無理につなげようとするから、話の流れがバラバラになり、視聴者が納得できるリアリティが失われているわけだ。


主人公の言動が魅力を損ない、視聴者の共感を削ぐ構造的欠陥


直美「はあ~ ゴチャゴチャ言うだけなら どっか行け」

片方の主人公である直美の言葉遣いや態度の悪さも、作品の質を下げている大きな要因である。

例えば、上記の相手に対してわざわざ突き放すような乱暴な言葉を投げる場面があったが、これは物語の上で必ずしも必要な表現ではない

もし制作側が直美を魅力的な人物として描きたいのであれば、たとえ台本にあったとしても、撮影現場か編集段階で削るべき配慮が欠けている。

こうした無神経で思慮不足な描写の積み重ねが、視聴者がキャラクターを応援したいという気持ちを削いでしまっているのだ。


公式あらすじとの乖離と主人公描写の不整合が招く信頼性の崩壊

細かいことを言うつもりはないが、気になるような描写しかしないから書かざるを得ない。

というのは、毎回の感想で引用・転記しているNHK公式発表の「あらすじ」とのありえない乖離である。


炊き出しを食べた一人の男の子が突然体調を崩す。感染症を疑い誰も助けようとしない中、りんと直美はとっさに子どもに駆け寄る。

 ※引用・転記:公式あらすじ

今回の映像表現を見た限りでは、どこをどう解釈すれば、「りんと直美はとっさに子どもに駆け寄る」になるのだろう?

だって、実際の映像では直美は「とっさに駆け寄る」なんて行動を取っておらず、周囲の人々を批判するばかりだったのでは?

りんの場合は、過去に肉親を病気(コレラ伝染病)で亡くしたという背景があるし、子供がいる設定だから、健康や生命に対して敏感な行動をとるという行動に理由付けができるが。

それにしても、今のところ、既に4週間目に突入しているが、私の個人的な印象では、「本作の制作陣は直美をここまで共感しにくいキャラクターにして何をしようとしているのか?」としか思えない。

もちろん、[史実]を知っているから、直美のモチーフから鑑みれば「あとから‘いい人’になる」のは想像がつく。

しかし、ここまで好感度が下がるようなキャラの描き方をやり尽くしては、「あとから」があっても、第一印象が薄まっても消えることはないと思う。

せっかく、「ダブル主人公」にしたのに、一方の主人公がこれでは、本当に “ダブル” である必要があるのか、あったのか、甚だ疑問しかない。


騒動頼みの展開が露呈させた物語構築の粗さと説得力の欠如

それにしても、今回を見て感じたのは、《本作は物語を描くつもりがない》ということだ。

確かに、今回の少年の一件を通じて、物語が大きく動いたのは認める。

しかし、前章で書いたように、「たったあれだけの騒動」で「トレインドナースになる」の第一歩をやってしまったのだ。

ハッキリ書くが、いくらなんでも、ダブル主人公がこれまでの人生に重ねる「新しい人生の出発点」として “雑すぎる” のでは?

確かに、りんのほうはギリギリで看護師に向いている可能性があるように見えた。

しかし、いくら捨松が褒めちぎったところで、直美に対しては既にマイナスイメージがついているから、あの程度の褒めちぎりでは説得力不足なのだ。

そう、直美という「もう一人の主人公」がトレインドナースに向いているとする展開としては、内容が薄すぎるし、重みが足りないのだ。

それこそ、「起承転結の起」の中の「起承転結の転」として、絶対に間違えることができないはず、失敗してはいけないはずの《捨松からトレインドナースにならないかと勧誘される》をミスったと思う。

結局、繰り返しになるが、これを見れば、《本作は物語を描くつもりがない》はお分かりいただけると思う。

要するに、本作は、「騒動至上主義」改め、トラブル依存症候群(人間描写が蔑ろにしてまで、物語の構築を騒動ばかりに依存するドラマづくりのこと)に陥る可能性が大きいということだ。

この「トラブル依存症候群」は、前作『ばけばけ』にはなかった症状だから、「何も起こらない物語」ではないと、こうなるということらしい。

落胆しかない…


論理的再構築と人物描写の補強による信頼回復が急務

この作品をより説得力のあるものにするためには、まず「風が吹く=偶然」という便利な道具に頼らず、登場人物が再会するまでの過程を論理的に描く必要がある。

また、キャラクターの性格設定を再確認し、言動と行動が矛盾しないように細心の注意を払わなければならない。

特に片方の主人公である直美に関しては、厳しい態度の中にも人間としての温かさを感じさせる描写を加え、視聴者が感情移入できる隙間を作ることが重要だと思う。

そして、視聴者の信頼を取り戻すことが、今後の物語を盛り上げるための第一歩となると思う。

だって、視聴率が、配信の再生回数が、お気に入り登録がどうこう言ったところで、所詮は「先が気になる」「続きが見たい」と思わせなければ、「本編」の視聴から「土曜日ダイジェスト版」に移行し、果てには離脱してしまうのだ。

お気づきの人も多いと思うが、来週の4月29日(水)から大型連休(最大8連休)が始まるわけで、それまで「あと6回しか放送がない」のだ。

「あと6回」で、今以上に視聴者に興味関心を抱かせることに成功しなければ、連休明けの本作はとんでもない事態に陥るに違いない。

そのためにも、「ダイジェスト版の完成度を高める」を含め、できることは全部やるべきだと思う。


あとがき

唐突に「りんと直美が看護師を目指す」の方向に動き出しました。

これなら、今回を第1回にして、捨松が偶然居合わせた初対面の‘りん’と直美をスカウトするだけでよかったと思いますよ。

とは言え、今週の予告編から予想すれば、今週は騒動三昧になるはずなので、「本気で看護師を目指す」は来週以降だと思います。

きっと、大型連休終了まで、騒動と薄い物語でつなぐのかもしれませんね。

とにかく、直美の好感度アップ週間にしたほうがよいと思います。


みっきーの植物図鑑(第250回)

先週末(2026年4月18日)に、有料老人ホームに入居した義理の母の面会に行ってきました。

三食ちゃんと食べて、身の回りのケアもやってもらっているので、一人暮らしの時よりも健康的に見えました。

ただ、一日中ほとんど寝ているというので、認知症の進行と体力低下が心配です。

きのうは、昨年に妻の実家からもらってきた「紫陽花(あじさい)」の挿し木が約10か月で大きな葉が出てきたので、植え替えをやりました。

1年目で花が咲くか分かりませんが、自宅の紫陽花を見られない義母に見せてあげたいです。


紫陽花の植え替え


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TBS日曜劇場『GIFT』

TBSテレビ系・日曜劇場『GIFT』
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第2話/15分拡大SP『わりとマジです。 天才学者の本領発揮!』、EPG欄『天才学者が新コーチ就任!?エースがクビ宣告!?』の感想。


「ブルズを日本一にする」という難題に挑む伍鉄(堤真一)は、チーム内の「マジ派」と「レク派」を対戦させ、自身のサブコーチ就任を賭ける奇策を提示する…。天文に見立てた独自戦術に人香(有村架純)も関心を寄せる中、涼(山田裕貴)は強豪への移籍に揺れつつ国見(安田顕)へのわだかまりに苦しむ…。さらに伍鉄は車いすの圭二郎(本田響矢)の加入を巡り、家族の問題に切り込んでいく…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---


原作:なし
脚本:金沢知樹(過去作/半沢直樹2022,クジャクのダンス、誰が見た?)
企画・原案・演出:平野俊一(過去作/ラストマン-全盲の捜査官-,フェルマ-の料理) 第1,2
演出:加藤尚樹(過去作/ペンディングトレイン,キャスター)
   伊藤弘晃(過去作/初恋アンダーDOGs~負け犬と初恋~(ネットドラマ))
音楽:林ゆうき(過去作/緊急取調室,DOCTORS~最強の名医,あさが来た)
主題歌:Official髭男dism「スターダスト」
挿入歌:Little Glee Monster「一輪」
監修・協力:一般社団法人日本車いすラグビー連盟美
P:宮﨑真佐子(過去作/逃げるは恥だが役に立つ)
   内川祐紀(過去作/クジャクのダンス、誰が見た?)
協力P:中澤美波(過去作/御上先生)
※敬称略




結束が生む逆転の方程式――伍鉄文人、無謀な挑戦の幕開け

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令和8(2026)年4月19日に放送されたテレビドラマ『GIFT』(TBS系)の第2話で描かれたのは、バラバラだった力が一つにまとまることで生まれる、驚きの勝利の方程式だ。

物語の舞台となる車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」は、強敵であるシャークヘッドとの試合に負け、日本選手権でも6位という厳しい現実に直面していた。

そんな落ち込む選手たちの前に、堤真一が演じる謎の男、宇宙物理学者の伍鉄文人(堤真一)が現れる。

かつては天才的な学者だったが、今は人生のどん底にいる伍鉄。

彼は「自分がチームを勝たせる」と自信満々に宣言し、コーチの座をかけてレギュラー選手たちに勝負を挑む

車いすラグビーの経験が全くない伍鉄が、レク派(控えメンバー)を率いてプロ並みのガチ派(レギュラー陣)に勝とうとする、無謀とも言える挑戦がここから始まった。

まさに、車いすラグビーのドラマの「起承転結の起」にふさわしい試合開始である。


個の力を束ねる戦略――伍鉄流“リスペクト”が導く逆転の布石

一般的に考えれば、素人の伍鉄が率いる「レク派」と呼ばれる趣味レベルのチームが、山田裕貴が演じるエースの涼たちに勝つことは不可能だ。

しかし、伍鉄は宇宙物理学の法則を応用した作戦を練り上げた。

彼らは涼を徹底的にマークし、ルールで決められた制限時間を巧みに使って、相手の攻撃を何度も止めてみせるのだ。

レギュラー陣が個人の能力に頼ってバラバラに動く一方で、控えチームは伍鉄の指示によって一つの生き物のように連動する。

例えば、水間ロンが演じる李という選手について、伍鉄は次のような独特な表現でその才能を認めている。


伍鉄「重力の異常から発見された海王星
 遠鏡がなければ絶対に見えない星です」

また、‘BT’こと「ブレイズブルズ」の最年少選手の坂東拓也(越山敬達) については、次のような評価をしている。


伍鉄「天体の軌道を追いかける
 望遠鏡のような目を持っています」

忍者のように気配を消して相手を封じ込める李や、涼の動きを完璧に研究していた最年少の坂東、力強いタックルで戦う嬉里(冨手麻妙)、無駄のない動きをする竹松(やす)。

それぞれの個性が伍鉄の指示で結びつき、大きな力へと変わっていく。

伍鉄は、勝利のために必要なのは互いを認め合う「リスペクト」であると見抜いていたのだ。

このあたりは、「起承転結の承」の王道中の王道であるが、連ドラの第2話として「登場人物の個性を際立たせる」部分として、実によくできている。

なにせ、「レク派」を描きつつ「マジ派」の個性も重ねて描いているからである。


エース交代の衝撃――伍鉄が仕掛ける関係再編と運命の転換

見事に勝利してコーチとなった伍鉄だったが、その最初の一手は驚くべきものだ。

なんと、チームの絶対的エースである涼をその座から降ろしたのだ。

これには、ライバルチームからの引き抜きに悩んでいた涼も大きなショックを受ける。

そんなときに、伍鉄が代わりのエース候補として連れてきたのが、本田響矢が演じる圭二郎だった。

圭二郎は第1話で車いすレースを使ってお金を稼いでいた金髪の青年だ。

自暴自棄な生活を送っていた彼だったが、涼との本気のぶつかり合いを通じて、その心に再び情熱の火がともることになる。

この対決は、単なるスポーツの勝負を超えて、壊れかけていた親子の絆を修復し、選手たちが自分自身の足元を見つめ直すきっかけとなっていく。


伍鉄「一つ一つの個が引き合えば
 答えは必ず ふう… 出ます」

伍鉄はまるで魔法使いのように、人と人の関係を予測して導いていく。

しかし、《最後に運命を変えるのは当事者たちが勇気を出して踏み出す一歩であるという「起承転結の転」にピッタリのどんでん返しだ。

物語の終盤で見せた、坂東の粘りや涼の熱い思いは、見る者の心に強く響くものだった。

宇宙のように底知れない魅力を持つ伍鉄が、これからチームをどう変えていくのか、今後の展開から目が離せない。


あとがき

第2話の物語は、自分の弱点を認めた上で、仲間を信じることがどれほど大きな力になるかを教えてくれましたね。

伍鉄が語る言葉は少し難しいですが、その裏には仲間への深い信頼が隠されているように感じます。

バラバラだったピースがはまっていくような爽快感があり、何かに一生懸命取り組むことの素晴らしさを再確認できる内容でした。

これからのブレイズブルズが、どのように世界の頂点を目指していくのか、とても楽しみです。


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【これまでの感想】
第1話


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連続テレビ小説『風、薫る』

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第3週『春一番のきざし』「土曜ダイジェスト版(土曜日版)」の感想。


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りん(見上愛)は環(宮島るか)を連れて卯三郎(坂東彌十郎)の「瑞穂屋」を訪ねるが、結婚相手探しの頼みは思わぬ展開となり、謎の青年シマケン(佐野晶哉)も現れる…。りんは英語を学びつつ店に尽くし、直美(上坂樹里)は鹿鳴館で身分を偽って働きながら小日向(藤原季節)と出会う…。やがて美津(水野美紀)らが上京し、りんの暮らしが整い始める一方、直美は捨松(多部未華子)にうそを見抜かれつつも思いを伝えようとし…。
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【お知らせ】
先日入院した義理の母ですが、4月9日に無事、予定していた施設へ入居いたしました。
ご心配をおかけいたしました。
しばらくは新しい環境への適応を見守る時期となるため、引き続き更新が不定期になることもあることもあるかと思います。

4月の新番組シーズンに重なり申し訳ございませんが、投稿できるときに更新してまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
―――ここまで、お知らせ―――

まず、「本編」を振り返ってみる。

「本編」は、二人の主人公を同時に立てようとするあまり、物語の進み方が非常に分かりにくくなっていた。

毎回の放送の中で二人のエピソードを無理に詰め込んでいるため、場面が細かく切り替わりすぎて、視聴者はそれぞれの物語に集中することができない状態だ。

本来、ドラマは物語の流れを大切にすべきだが、今の状態では登場人物を出すこと自体が目的になっており、肝心のストーリーが置いてきぼりになっているのだ。


「ダイジェスト版」が浮き彫りにする本編の構造的欠陥

一方で、今回放送された「土曜日ダイジェスト版」は、「本編」の欠点を補うような作りになっていた。

バラバラだった場面が整理されてつながりが見えるようになり、格段に内容が把握しやすくなっている。

特に驚かされたのは、アナウンサーによる補足の説明が非常に充実していた点である。

まるで「本編を見ていない視聴者向けの解説放送」のように丁寧で、これによって物語の中での状況が手に取るように分かるようになったと思う。


ナレーション依存が示す「本編」の説明不足と構造的課題

今週の「土曜日ダイジェスト版」が分かりやすかったのは、追加ナレーションによって劇中の時間の経過や人間関係が整理されたからである。

このことは、逆に言えば「本編」がそれだけ説明不足であることを意味している。

ナレーションの助けがなければ物語を正しく理解できないという現状は、ドラマとしてかなり特殊な状態といえる。

制作側はこの事実を重く受け止め、「本編」でも見栄を張らずに、視聴者を導くための解説を積極的に取り入れるべきだと思う。


「ダイジェスト版」に残る編集の不自然さと構成への不安

しかし、今週の「土曜日ダイジェスト版」にも気になる点はあった。

それは物語を区切る場所(箇所)が不自然だったことである。

もちろん、「本編」の各シーンごとの連続性が担保されていなかったのだから、「土曜日ダイジェスト版」がそれ以上にできないのは当然のことだ。

しかし、「土曜日ダイジェスト版」のラストシーンを直美の笑顔で終わらせた点については、なぜその場面で終わらせたのかという疑問が残り、編集の判断に不安を感じざるを得ない。
 ※金曜日のラストシーンは「路地裏の井戸端での炊き出し準備の場面」でした。

もしかすると、来週以降の「本編」でも同じような意味不明な編集が続くのではないかという心配も出てくる。

「本編」の感想でも書いたように、既にネット界隈では「本編は見ないで、ダイジェスト版だけ見よう」という視聴者が増えているのだ。

そのことを真摯に受け止めれば、視聴者が納得できる形でエピソードを完結させる工夫が必要だと思う。


主人公の再定義が拓く群像劇としての可能性

このドラマには、二人の主人公以外にも魅力的な人物が登場する。

例えば捨松というキャラクターは、物語の中で非常に重要な役割を果たしている。

今の構成のように二人だけにこだわるのではなく、いっそのこと捨松を三人目の主人公として扱う方が、物語全体に説得力が生まれるはのでは?

多くの登場人物が入り乱れる今の形を逆手に取り、視点を広げることで、ドラマとしての質を高める可能性だって模索すべきだと思う。


本編再構築に向けた三つの改善提案

今後の「本編」をより魅力的なものにするためには、まず場面の切り替えを整理し、一つのエピソードをじっくり描く時間を確保することが不可欠だと思う。

次に、今週のダイジェスト版で効果的だったアナウンサーによる補足ナレーションを「本編」でも採用し、視聴者が迷わないような工夫を凝らすべきである。

さらに、特定の‘りん’と直美の二人に固執せず、捨松を含めた複数の人物を軸に据えることで、物語の説得力を強めることも有効だと思う。


あとがき

今回のダイジェスト版を通じて、『風、薫る』がドラマとして本来持っている面白さを再発見することができました。

丁寧な解説や場面の整理によって、視聴者が物語に深く入り込める可能性が示されたことは大きな収穫です。

制作サイドがこれまでの課題に気づき、より良い作品にしようと努力している姿勢であると思いたいです。


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拍手[17回]

田鎖ブラザーズ

TBS系・金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』
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第1話/初回15分拡大SP『岡⽥将⽣✕染⾕将太 完全オリジナルクライムサスペンス!』の感想。


2010年4月27日。田鎖真(岡田将生)と弟・稔(染谷将太)は、公訴時効廃止のニュースを前に、1995年の「田鎖家一家殺傷事件」が成立直前に時効を迎えた現実を突きつけられる。犯人は永遠に裁かれないという残酷な結末が、2人の運命を決定づけた出来事である…。やがて現在、刑事となった真と検視官となった稔は、それぞれの立場で事件に向き合う中、密室での不可解な死亡事件に直面し…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---


原作:なし
脚本:渡辺啓(過去作/警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~,Get Ready!)
演出:山本剛義(過去作/最愛,Get Ready!) 1
   坂上卓哉(過去作/地獄の果てまで連れていく)
   川口結(過去作/まどか26歳,研修医やってます!)
撮影監督:宗賢次郎(過去作/映画「#拡散」のみ撮影監督,他作品は照明技師)
撮影:加藤春日(過去作/ドラマスチール〈写真〉撮影担当)
音楽:富貴晴美(過去作/朝ドラ「舞いあがれ!」、花嫁のれんシリーズ、西郷どん)
P:新井順子(過去作アンナチュラル,MIU404,最愛)
主題歌:森山直太朗「愛々」
※敬称略




謎が広がる新しいドラマのスタート

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4月の新番組シーズンに重なり申し訳ございませんが、投稿できるときに更新してまいります。
何卒よろしくお願い申し上げます。
―――ここまで、お知らせ―――

金曜日の夜に新しい楽しみが誕生した。

TBS系列で放送が始まった金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』というドラマである。

この作品をプロデュースしているのは、『アンナチュラル』(TBS/2018)、『MIU404』(TBS/2020)や『最愛』((TBS/2021)といった、これまでにも多くの人々を夢中にさせてきたサスペンスを手がけた新井順子氏だ。

新井氏の作る物語は、やはり一筋縄ではいかない。

本作は、一見するといわゆる「考察系ドラマ」の類に見えるが、公式サイトが謳(うた)っているように「完全オリジナルクライムサスペンス」である。

よって、最初から視聴者を驚かせる展開が続くのだ。

見つかった遺体が病気で亡くなったのか、それとも誰かに殺されたのかさえすぐには分からない。

さらに、その人物が誰なのかという基本的な情報すら、物語が進むにつれて怪しくなっていく。

通常のサスペンスであれば、時間が経つごとに手がかりが見つかり、解決へと近づくはずだ。

しかし、この作品では逆に新しい謎が次々と積み重なっていく。

迷宮の出口が見つかるどころか、さらなる迷いの奥へと引きずり込まれていくのだ。

私たちは、真実が見えない不安な状態のままでは、人生の時間を前へと進めることができない。

このドラマが描こうとしているのは、単なる犯人捜しの面白さだけではない。

解くことのできなかった謎や、ようやくたどり着いた真実そのものが、時に人の人生を縛り付ける鎖になるという重厚な真理を突きつけてくるという《現実の怖さと真実の重み》なのだ。


時効という名の壁と止まった時計

物語の中心を担うのは、田鎖真(岡田将生)と稔(染谷将太)の兄弟である。

彼らには、平成7(1995)年4月26日に両親を何者かによって殺害されたという、凄惨な過去がある。

当時まだ幼かった二人の記憶は断片的で、ドラマ的には事件の核心に触れることをしない(やらない)。

懸命にビラを配り、目撃者を探そうとする幼い兄弟の姿は、見る者の心を痛めつける。

しかし、非情にも時間は過ぎ去り、事件は解決の日を見ることなく時効を迎えてしまった。

時効を廃止する法律が成立したのは、事件が時効を迎えてからわずか2日後のことだったのだ。

実際の歴史を振り返ると、殺人事件などの時効を撤廃する法律が施行されたのは平成22(2010)年4月27日である。

ドラマの中の兄弟は、あとわずか数日というところで、法律によって犯人を追う権利を奪われてしまったのだ。

真は刑事として、稔は検視官として、それぞれの立場からあの日の真実を追い求めている。

それは、《あの日から止まったままの時計を、自らの手で再び動かすための戦い》でもあるのだ。


正反対の兄弟が挑む身元不明の事件

兄の真と弟の稔は、捜査のスタイルが驚くほど対照的だ。

真は感情を原動力にして動く男だ。

街中の些細な会話にも耳を傾け、困っている人がいればすぐに駆けつける。

その熱さは刑事としての行動力に繋がっているが、遺族に感情移入しすぎてしまう危うさも抱えている。

一方の稔は、徹底して事実を積み上げる冷静さを持ち合わせている。

憶測と事実を明確に分け、感情に流されることなく死者の声に耳を傾ける。

二人のこうした極端な性格は、31年前の悲劇によって形成されたのだろう。

真は「もっと何かできたはずだ」という後悔を抱え、稔は「不確かな情報によって傷つくこと」を何よりも恐れているように見える。

そんな二人のもとに舞い込んだのが、身元不明の遺体を巡る事件である。

亡くなった男性が持っていたマイナンバーカードは偽造されたものであり、彼の正体は再び深い霧に包まれてしまった。

名前さえ分からない遺体は、一体どのような人生を歩み、なぜ死に至ったのか。

手がかりが見つかるたびに、物語はさらなる迷宮へと潜り込んでいく。


真実が覆りさらなる深い迷宮へ

物語の終盤、残り数分に、視聴者を驚愕させる展開が待っていた。

偽名を使っていた男性の本名が「大河内」であること、そして彼が過去に一人の高校生を自殺に追い込んだ容疑をかけられていたことが判明する。

さらに驚くべき事実は、その自殺した高校生の父親こそが、大河内を車で跳ねてしまった野上という人物だったことだ。

それまでは「不運な事故に巻き込まれた被害者」のように見えていた野上が、一瞬にして「復讐を企てた加害者」へと姿を変える。

信じていた景色がガラリと裏返る瞬間、私たちは情報の危うさを思い知らされる。

掴んだと思った真実が指の間からこぼれ落ち、再び巨大な迷宮の中に放り出されるような感覚だ。

その感覚を研ぎ澄ませると、彼らの周囲にいる人々、例えば謎のノンフィクション作家や、兄弟を温かく見守る中華料理店の店主など、誰もが何かしらの秘密を隠しているように見えてくる。

一つの謎が解けるたびに、より深い迷宮へと足を踏み入れていくこの感覚こそが、本作の最大の魅力だろう。

全ての真実にたどり着いたとき、兄弟の止まった時間は本当の意味で動き出すのだろうか。

その答えに触れる日が、今から待ち遠しい。


あとがき

「先の展開が読めない」という感覚を、「暗い迷宮の中をさまようようなスリル」として捉えると、このドラマの深みがより一層際立つと思います。

兄弟が手を取り合い、あるいはぶつかり合いながら出口を探す姿には、勇気をもらえる部分があるのではないでしょうか。

私は基本的に「時間軸を行き来する作品は苦手」)ですが、本作のラスト数分で印象がガラリと変わり、引き込まれましたね。

先の読めない展開を楽しみながら、最後にはどんな景色が待っているのか、一緒に追いかけていきましょう。


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連続テレビ小説『風、薫る』

NHK総合・NHK BS・プレミアム4K/連続テレビ小説『風、薫る』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第15回第3週『春一番のきざし』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


直美(上坂樹里)のうそが捨松(多部未華子)に見抜かれるが、捨松からは炊き出しの手伝いを頼まれる。そこには知られざる捨松の思いがあった。一方、美津(水野美紀)の力で、ご近所のマツ(丸山礼)たちに家の片づけを手伝ってもらうなど、りん(見上愛)の暮らしも軌道に乗り始めていた。そんなある日、直美は小日向(藤原季節)にある思いを伝える。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原案田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
脚本:吉澤智子(過去作/ドリームチーム,幸運なひと,くるり~誰が私と恋をした?~)
演出:佐々木善春(過去作/ごちそうさん,マッサン,あさが来た) 第1
   新田真三(過去作/あさが来た,べっぴんさん,トクサツガガガ) 第2
   橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘,おむすび)
   松本仁志(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。) 3
制作統括:松園武大(過去作/とと姉ちゃん,半分、青い。,ちむどんどん)
   宮本えり子(過去作/なつぞら,エール)
音楽:野見祐二(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り(本編):研ナオコ
土曜日版ナレーション:石橋亜沙(NHK東京アナウンス室)
※敬称略




士族を“演じられる私”という違和感 ― 設定不在が露呈する人物造形の空白

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直美「こんなに簡単なんだ。
 お嬢様だと 奥様になるの。
 私なのに。私…〈私なのに〉?」

まず、彼女の発言〈私なのに〉へ意地悪に答えれば「朝ドラのヒロインだからでしょ?」となるわけだが。

さて、冗談はさておいて、アバンタイトルから、大きな違和感だ。

主人公の直美(上坂樹里)が、身分の高い「士族」の振る舞いについて「こんなに簡単に演じられるんだ」と口にする場面だ。

しかし、当時の社会状況を考えると、これは非常に不自然である。

直美は親と離れ、教会で育てられたという設定だ。

一方で、劇中に登場する捨松(多部未華子)のような士族は、社会的に高い身分を持つ者として、人々の模範となる行動や公益への奉仕を求められる特別な階級である。

一方で、劇中に登場する捨松(多部未華子)のような士族は、「高い社会的地位の人間には相応の義務が伴う」の意味のフランス語‘ノブレス・オブリージュ’を実践する特別な階級である。

「下谷松町教会」に士族が深く関わっていない限り、孤児に近い環境で育った直美が、士族の生活を間近に見たり、その作法を学んだりする機会はまずあり得ない。

街中で見かけることはあっても、彼女たちの内面や立ち居振る舞いの詳細を知ることは困難だったはずなのだ。

それにもかかわらず、自分の経験だけで完璧に士族を演じられると自信を持つ描写は、現実味を欠いていると思う。

要するに、制作側は、こうした背景の補足説明を怠っており、視聴者が納得できるような「士族と直美の接点」を描き切れていないのだ。

やはり、「士族を扱うドラマ」「士族を描く朝ドラ」として、大きな要素が欠落していると言わざるを得ない。


不自然な邂逅と史実軽視 ― 演出の粗雑さが損なう人物像と物語の品位

直美と捨松の出会いについても、もっと自然な描き方があったはずである。

捨松という実在の人物をモデル(実在の名前を採用しているのでモチーフというより「複製」に近いと思いますが)にしている以上、その関係者や歴史に対する敬意が必要だったはずである。

劇中では不必要な嘘や不快な態度が描かれているが、これらは物語を面白くするどころか、視聴者に嫌悪感を与えてしまっている。

本来であれば、二人が「英語」という共通の特技を通じて心を通わせるだけで十分だったのだ。

捨松が直美の英語力に注目し、「その英語力を仕事に活かしてみない?」と提案する流れにすれば、物語はもっと美しく、説得力のあるものになっただろう。

わざわざ登場人物、特に直美の印象を悪くするような回りくどい演出を加える必要はなく、モデルとなった人物への配慮が足りない点は大きな問題である。

しかも、メインタイトル映像明けの炊き出しかバザーかの話し合いの場面の捨松のセリフは全てオンリー(要はアフレコ)だった。

恐らく、収録の際の「bazaar」を含めた多部未華子さんの英語の発音に問題が生じて録音し直したのだろうが(推測です)、こういう撮影現場の気合のなさも、脚本と相まって[史実]に対してリスペクトがない時点で問題なのである。


本筋を損なう冗長な逸話 ― 描写の優先順位錯誤が招く構成の弛緩

本作では、本筋とは関係のない場面に多くの時間が割かれている。

例えば、直美と小日向(藤原季節)とのエピソードは、物語の大きな流れを補う意図があるのは理解する。

この件に関しては、今朝方に下記の「補足記事」を投稿したので読んでいただきたい。

しかし、その事実を知らなければ、または本作しか見ていない視聴者であれば、実際には恋バナなくても話は成立する。

さらに、炊き出しの手伝いをするという約束をしながら、その肝心な活動シーンがほとんど描かれないといった、描写の優先順位の誤りも目立つ。

意味のない展開や不快感を抱かせる描写が積み重なることで、視聴者は物語に集中できなくなっているのだ。

本作は二人の主人公を立てた「ダブル主人公」という形式をとっているが、それぞれの物語を深く掘り下げる貴重な時間が、こうした無駄な展開によって浪費されているのは非常に残念である。


感情的違和を超えた構造不全 ― 論理欠如が招く物語理解の破綻

これまでに放送された朝ドラの中にも、内容が不十分だと指摘されるものはあった。

しかし、それらの多くは「生理的に不快」「感情的に不愉快」だったり。

「少し描写が足りない」といった、想像で補える(好意的な脳内補完ができる)範囲の不満にとどまっていた。

対して本作が抱える問題は、物語の筋道そのものが理解しにくいという、より深刻な段階にある。

設定の矛盾や不必要な心理的抵抗感が重なることで、ドラマとしての質が著しく低下しているのだ。

視聴者が物語に共感し、登場人物を応援したくなるような最低限の論理性が欠如している点が、本作の最大の課題であると言える。


行動原理の再定義と構成刷新 ― 成長軸と史実尊重による物語再建の提言

今後の物語を改善するためには、まず主人公の行動原理を明確にすることが不可欠である。

直美がなぜ士族の振る舞いを知っているのか、過去の回想シーンなどを丁寧に補足し、視聴者の疑問を解消する必要がある。

私が考える「直美が士族になりたいと必死な理由」は下記の三つだと思う。

 1.上流階級との結婚で孤児から「逆転」を狙うため
 2.自分の能力に見合った「場所」を求めたため
 3.劣等感への反発

しかし、流し見をしているレベルであれば、「2.自分の能力に見合った「場所」を求めたため」が強く伝わってこないのだ。

また、無意味な対立や嘘で物語を動かすのではなく、英語の習得や社会貢献といった、前向きな目標に向かって切磋琢磨する姿を中心に据えるべきである。

具体的には、小日向との恋バナ要素を減らし、炊き出しのような社会活動を詳しく描写することで、主人公の人間的な成長を強調することができる。

さらに、実在のモデルに対するリスペクトを忘れず、[史実]が持つ重みとフィクションとしての楽しさをバランスよく融合させる姿勢が求められる。

無駄なエピソードを削ぎ落とし、二人の主人公が互いに高め合う姿を軸に再構成すれば、物語の魅力は飛躍的に向上するはずである。


あとがき

さすがに「ぼちぼち離脱しようかなぁ」とは思いませんが、ネット界隈の「ぼちぼち土曜日のダイジェストだけ見ればいいかな?」には共感する部分はありますね。

やはり、もっともっと、ダブル主人公の設定や歴史的な背景を大切に扱うことで、作品が持つ本来の可能性を引き出せると思います。

特に、悪い意味で個性が強い直美に関しては、妙に不貞腐れたり自分勝手な描写を少なめにして、直美が持つ語学力などの強みを活かし、視聴者が素直に感動できるような構成に整理できれば、この物語はさらに多くの人に愛される作品になるのでは?

まあ、一方の‘りん’のくだりも、今のところ必要とは思えない描写ばかりで、明らかに「ダブル」を使いこなせていないのはバレバレですしね。

こうなったら、まずは「土曜日ダイジェスト版」の完成度を高くして、一人でも多く「本編」に引き込んだほうが早いと思います。 というわけで、明日の「土曜日ダイジェスト版」に期待してみます。

朝ドラ『風、薫る』直美(演・上坂樹里)のモチーフ・鈴木雅が愛した不屈の軍人・鈴木良光〈小日向栄介(演・藤原季節)〉――敗北から這い上がった真実の物語|ディレクターの目線blog 新窓で開きます

朝ドラ『風、薫る』直美(演・上坂樹里)のモチーフ・鈴木雅が愛した不屈の軍人・鈴木良光〈小日向栄介(演・藤原季節)〉――敗北から這い上がった真実の物語
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みっきー
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【自己紹介】
東京下町生まれ千葉県在住。
ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
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活動拠点は東京と千葉の有名ホテル等。
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嫌われる勇気
キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木
緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
緊急取調室[4]
緊急取調室[5]
金田一少年の事件簿N(neo)
銀と金
クジャクのダンス、誰が見た?
グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(け、こ)
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刑事7人
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~し)
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[さ~し]
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
最後から二番目の恋
最後の鑑定人
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
ザ・ロイヤルファミリ
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
19番目のカルテ(最終回)
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(た)
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[た]
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵さん、リュック開いてますよ
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
ちょっとだけエスパー
終のひと
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京サラダボウル
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
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[は]
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ばけばけ
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
「PJ ~航空救難団~』
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
僕達はまだその星の校則を知らない
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
  • 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
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[や]
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
屋根裏の恋人
山田孝之の東京都北区赤羽
ヤメゴク
ユーミンストーリーズ2024
ゆとりですがなにか
ユニコーンに乗って
ユニバーサル広告社
妖怪シェアハウス
ようこそ、わが家へ
4号警備
40万キロかなたの恋
4分間のマリーゴールド
[ら]
ライオンの隠れ家
ラヴソング
ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
THE LAST COP/ラストコップ
ラストチャンス 再生請負人
ラスト・ドクター~監察医アキタの検死報告~
ラストマン-全盲の捜査官-
らんまん
リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~
リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
リコカツ
リスクの神様
リバース
リバーサルオーケストラ
リピート ~運命を変える10か月~
リブート
#リモラブ ~普通の恋は邪道~
竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
レッドアイズ 監視捜査班
恋愛時代
レンアイ漫画家
レンタル救世主
レンタルなんもしない人
レンタルの恋
六畳間のピアノマン
6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱
[わ]
ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか

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