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もしもこの世が舞台なら、 楽屋はどこにあるのだろう

フジテレビ系・水曜22時枠『もしもこの世が舞台なら、 楽屋はどこにあるのだろう』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)Instagram

第1話/初回30分拡大『ここは八分坂』の感想。


昭和59年秋、演出家志望の久部三成(菅田将暉)は横暴な振る舞いで劇団を追放され、行き場を失う。彷徨う彼が辿り着いたのは、渋谷駅から8分の怪しい商店街「八分坂」。アーケードには“Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)”と刻まれていた。無料案内所のオババ(菊地凛子)に導かれ、久部はWS劇場の扉を開く。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---


原作:なし
脚本:三谷幸喜(過去作/古畑任三郎シリーズ,王様のレストラン,鎌倉殿の13人)
演出:西浦正記(過去作/コード・ブルー-ドクターヘリ救急救命-,ブラックペアン シーズン2)
音楽:得田真裕(過去作/俺の話は長い,家売るオンナシリーズ,アンナチュラル)
主題歌:YOASOBI「劇上」
※敬称略




今作は、シェイクスピア作品へのオマージュ

「初めまして」の皆様も、ご常連の皆様も、管理人のみっきーです!
お仕事や学校の休憩時間や移動中の方、就職活動中の方、病気療養、子育て、介護など、それぞれの生活を送る読者の皆様…
私のブログをご訪問いただき、心から感謝申し上げます。
―――ここまで、ごあいさつ―――

脚本家・三谷幸喜氏が、25年ぶりに脚本を手がける連ドラで、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇で、三谷自身の経験に基づいたオリジナルストーリーがこの『もしもこの世が舞台なら、 楽屋はどこにあるのだろう』である。

テレビドラマや映画、演劇や戯曲が好きな視聴者であれば…

タイトルだけで今作が、シェイクスピアの戯曲『お気に召すまま』内のセリフ「全てこの世は舞台、人は皆役者に過ぎぬ」の本歌取りであることは分かるはずだ。
 ※「本歌取り」とは、古い名歌(本歌)の一部を引用しながら、新しい和歌を詠む方法)。
 ※当ブログでは、「シェークスピア」でなく英語の発音に近い「シェイクスピア」に統一します。

当然、劇中に登場する登場人物や店舗の名称も、シェイクスピアの作品に由来するものが多い。

したがって、簡単に言えば「今作は、シェイクスピア作品へのオマージュ」となる… ふぅ~


第1話を見た限りでは、悪いほうに当たったかな?

個人的には、《民放連ドラの脚本が三谷幸喜氏!》だけで胸が高鳴った反面。

《三谷幸喜監督映画のようにただの内輪盛り上がりの群像劇にならない?》の不安が立ち込めたのが今作だ。

で、結論から言えば「第1話を見た限りでは、悪いほうに当たったかな?」である。


なぜ、いま、民放連ドラを三谷幸喜で?

まず気になったのは、「なぜ、令和7年の平日の民放連ドラで三谷幸喜脚本なの?」である。

『やっぱり猫が好きシリーズ』や『古畑任三郎シリーズ』、『王様のレストラン』や『総理と呼ばないで』といった1990年代に大ヒットした作品群を知っている世代には「おお、久しぶり!」となるのは分かるが。

テレビドラマに限定すれば、『真田丸』や「鎌倉殿の13人』などのNHK大河ドラマ(=時代劇)作家の印象のほうが強い世代が多いと思うからだ。

とはいえ、第1回を見た感じでは、往年の連ドラというより、自身が脚本・監督を務めた映画『THE 有頂天ホテル』や『ザ・マジックアワー』に近いので、映画版が好みならす~っと受け入れられると思う。

それでも、やはり「なぜ、いま、民放連ドラを三谷幸喜で?」ではある。


984年を描いているだけに見えてしまった

もう一つ気になったのは、「1984年を描いているだけに見えてしまったこと」である。

80年代の日本を描いた連ドラで近年大ヒットしたのが『不適切にもほどがある!』(TBS/2024)だ。

その『ふてほど』は、令和と昭和を行き来することで “時代間ギャップ” を《映像で見せて(show)魅せる(captivate)》をやって面白味を創出していた。

しかし今作は、そう、《1984年を描いているだけ》なのだ。

もちろん、「一部の人にしか理解できない」という作風は否定しないし、私も好きな志向ではある。

ただ、1984年に母が経営していた場末のスナックの手伝いをしていた身として、当時の「とりあえずの1杯」は「中生」か「瓶ビール」以外なら「チューハイ」と「ウイスキーの水割り」で、「ウイスキーのハイボール」は一般的でなかったような(どっちでもいいことですけど)。

話を《1984年を描いているだけ》に戻せば。

もう少し “演出の工夫” で、「1984年」を《映像で見せて(show)魅せる(captivate)》をやるべきだったと思う。

昭和43年(1967)生まれの西浦正記氏の過去の作品群を見れば、もっと《1984年を映像で魅了する》ができたと思うのだ。


あとがき

25人ほど役名が付いている登場人物がいる青春群像劇なので「登場人物を描く」よりも「雰囲気を描く」が限界のように思います。

でも、だったらもっと「ふざけてもいい」とも思うんですね。

「昭和を描く」の意味では、前述の『ふてほど』や奇しくも同じ宮藤官九郎脚本の『季節のない街』(Disney+・テレ東/2023)のような強烈なインパクトが弱いような。

今後の感想は、様子見の結果で決めます…

それにしても、夫婦モノの朝ドラ感が強すぎます(笑)

「八分坂(はっぷんざか)」ですが、読みようによっては「やぶさか」とも読めまして。「やぶさか」は本来、「惜しむ」「ケチ」「気が進まない」といった消極的な意味の言葉なので、なんとなく今作の裏テーマにも感じます。。。


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連続テレビ小説「ばけばけ」

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第3回第1週『ブシムスメ、ウラメシ。』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


武士のプライドから働かずにいた司之介(岡部たかし)が、かつての部下・金成初右衛門(田中穂先)と商売をはじめることになった。祖父の勘右衛門(小日向文世)は、司之介が商売をはじめることに怒るが、トキ(福地美晴)とフミ(池脇千鶴)は、変わり始めた司之介を応援する。司之介の商売は順調で、松野家の食卓も明るさを取り戻していく。喜ぶトキのため、司之介は一気に商売を広げようと計画する。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレイヤーズ,きょうの猫村さん,一橋桐子の犯罪日記)
演出:村橋直樹(過去作/まれ,透明なゆりかご,サギデカ) 1
   泉並敬眞(過去作/スカーレット,カムカムエブリバディ,ブギウギ)
   松岡一史(過去作/まんぷく,心の傷を癒すということ,カムカムエブリバディ)
制作統括:橋爪國臣(過去作/青天を衝け,あなたのブツが、ここに,ブギウギ)
音楽:牛尾憲輔(過去作/チェンソーマン,僕の心のヤバイやつ,ダンダダン)
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
タイトル写真:川島小鳥(過去作/未来ちゃん,SHISHAMOアートワーク)
タイトルロゴ:西沢和樹(instagram.com/nishizawa_k/)
プロデューサー:田島彰洋,鈴木航
美術:山内浩幹(過去作/わろてんか,ちむどんどん)
技術:増田徹(過去作/恋せぬふたり,おむすび)
音響効果:松本有加(過去作/恋せぬふたり,望海風斗のサウンドイマジン)
撮影:岩崎亮(過去作/% パーセント,バニラな毎日)
照明:根来伴承(過去作/カムカムエヴリバデイ,あなたのブツが、ここに)
音声:吉竹淳樹(過去作/青春アドベンチャー,やさしい猫)
映像技術:前田惇徳(過去作/バニラな毎日,ブギウギ)
カラーグレーディング:原幸介(過去作/おむすび)
VFX:西垣友貴(過去作/まんぷく,光る君へ)
CG:大西智子(過去作/全貌 二・二六事件 特別編)
美術進行:嶋原広起(過去作/サンタが降りた滑走路)
装置:佐藤千織(過去作/カムカムエヴリバデイ,バニラな毎日)
装飾:津村政幸(過去作/バニラな毎日)
特殊効果:奥村陵(過去作/ちりとてちん)
衣装:横山智和(過去作/おちょやん,カムカムエヴリバデイ,バニラな毎日)
メイク:堀洋子(過去作/11通の出せなかったラブレター)
持道具:楠正由貴(過去作/カムカムエヴリバデイ,だから私は推しました)
かつら:松本誠也
特殊メイク:江川悦子(過去作/地面師たち)
特殊メイク協力:荒井律子
助監督:小林直毅(過去作/エール,らんまん,3000万)
制作担当:木村晴治(過去作/だから私は推しました)
取材:川野秀昭(過去作/昔はおれと同い年だった田中さんとの友情)
編集:藤澤加奈子(過去作/カムカムエヴリバデイ,舞いあがれ!,おむすび)
記録木本裕美:(過去作/あまろっく,港に灯がともる)
時代・風俗考証:刑部芳則 松江風俗考証:藤岡大拙
出雲ことば指導:多々納斉 所作指導:藤間豊宏
料理指導:広里貴子 英語指導:塩屋孔章
英字指導:前田祐加 眼科指導:大路正人
怪談ばなし指導:玉田玉秀斎 茶道指導:有澤一男
三味線指導(タエ):菊央雄司 三味線指導(遊郭):長江浩子
アクション指導:中村健人 日本画指導諫山恵実:
※敬称略




明治時代に「ウサギバブル」は本当にあった!?

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わざわざ私が解説する必要はないが。

本編中にこれといった補足説明がなかったので、サクッとやっておく。

実は、明治5年ごろ(1872年)、日本ではちょっと変わったブームが起きた。

それが「ウサギバブル」である。

西洋からやってきた「カイウサギ(飼い兎)」は、毛の色や耳の形がめずらしく、ペットとして大人気になった。  ※カイウサギとは、いわゆる人が飼うために改良されてきたウサギのこと。

すると「珍しいウサギを持っていればお金になる」と考える人が増え、値段がどんどんつり上がっていったのだ。

白やぶち模様のウサギは特に高く、子どもを産ませるためのオス1羽が200円(劇中では600円とありました)以上で売れたとも言われている。

今でいえば家が一軒建つくらいの高額だったのだ(貨幣価値の計算方法は諸説あります)。


日本史の中では「最初の投機ブームのひとつ」である珍事

こうしたことから、まさに投資やギャンブルのような「ウサギバブル」だった。

ところが、「ウサギバブル」は社会問題も生んだ。

 ●偽のウサギを売りつける詐欺  ●「ウサギ市」でのケンカや事件  ●家業をほったらかしてウサギに夢中になる人

こうした事態に困った役所は、ついに「ウサギ市や集まりを禁止する布令」を出した。

明治5年の大阪府を皮切りに、東京でも同じように規制がかかりはじめ。

結局、バブルはすぐにしぼんだが、日本史の中では「最初の投機ブームのひとつ」として記録に残さされた珍事である。

まっ、史実がどうこう以前に「資金はどうしたの?」のほうが珍事であるが(笑)


タイトル映像には「長尺版」と「短縮版」が存在するが…

すでに気づいておられる読者様もいらっしゃると思うが。

昨日(2025年9月29日)に朝ドラ『ばけばけ』の主題歌『笑ったり転んだり』の歌詞全文が「ハンバートハンバート」の公式サイトで公開された。

連続テレビ小説『ばけばけ』主題歌 「笑ったり転んだり」の歌詞公開です - ハンバートハンバート オフィシャルウェブサイト 新窓で開きます

そして、この度の第3回(10月1日放送)を見て分かったことが「2つ」ある。

1つは、どうやら今作のメインタイトル映像には「長尺版(1分38秒)」と「短縮版(1分18秒)」の「2種類」存在すること。

2つ目は「長尺版」と「短縮版」では、使用されている『笑ったり転んだり』の歌詞が違うこと。


「長尺版」と「短縮版」で使用されている歌詞が違う

まず、1つ目だが。

一般的なこれまでの朝ドラは、「月曜日版(長尺版)」と「火~金曜日版(短縮版)」とほぼ決まっていた。

しかし今作は、第1回と第3回が「長尺版」、第2回が「短縮版」だった。

もちろん、過去にも月曜日以外に「長尺版」を使用する作品はあったが、その多くは「その日の冒頭で使う」ときだけ「長尺版」というのが一般的だったのだ。

でも今作の第3回は「途中なのに短縮版」だった。

一日おきの日替わりなのか、たまたまなのか、今後少しだけ気になりやしないか?

2つ目は、歌詞の違いだ。

「長尺版」の冒頭は「日に日に世界が悪くなる 気のせいかそうじゃない」で、これは「2コーラス目(2番)」の冒頭で。

「短縮版」の冒頭は「毎日難儀なことばかり 泣き疲れ眠るだけ」で、「1コーラス目(1番)」の冒頭なのだ。

どうして、使用する歌詞を変えてあるのか、まだまだ分からないが、今後の展開で見えてきたら解説してみたい。


主題歌と今作の世界観、視聴者の生きる世界がつながる歌詞

ちなみに、歌の最後はどちらのバージョンも「君のとなり歩くから 今夜も散歩しましょうか」であるが。

実はこの歌詞、〈君とわたし〉が “昼間” に語り合いながら散歩して、歌が進むに合わせて “夕方” へと進み、最終的に「今夜も散歩しましょうか」と “夜” に時間経過をさせ、ルーティンを描いているように聞こえる。

そして、この歌を私たちが毎日耳にするのが「朝」であるということで。

『笑ったり転んだり』の世界観と、『ばけばけ』の世界観と、私たち視聴者の生きる世界がつながるように作られているように感じる。

だとするなら、このような仕掛けの主題歌は過去にあまり記憶がない…


劇伴を意識させない「視聴者の聴覚に訴える演出」

初回から気になっていることを書いてみる。

1つ目は「意外と劇伴が少ない」である。

正確にいうなら「基本的に劇伴が少ない上に、劇伴を意識させない演出になっている」だ。

この演出の真意には「視聴者の聴覚に訴える演出」があるのでは? と思う。

ヘブン(トミー・バストウ) のモデルである小泉八雲は目が不自由で、とても聴覚に優れた人であると同時に、耳から得た情報で様々な想像を巡らせるのが得意で好きだったとされている。

外国人には雑音に聞こえがちな虫の音も、八雲には音楽のように聞こえたとの記録もある。

そう考えると、今作も実に「環境音(自分の周りの空間から聞こえてくる音)」がよく聞こえる音編集になっているし。

環境音を聞かせたい場面では、劇伴と配しないで環境音だけにしてあるシーンも多い。

例えば、6分ごろの夕景で、かつての部下・金成初右衛門(田中穂先)が人力車で帰るのを司之介(岡部たかし)が見送る場面も、カラスや小鳥の鳴き声、人力車の車輪と地面がこすれる音、行き交う人々の足の音などが聞こえてくる。

12分過ぎ、借金のカタに男たちに女が連れていかれる場面でも、カラスが騒ぐ音に、草履が擦れる音、町人らの怒号などが強調されていた。


ピンポイントで使う手持ちカメラの妙

2つ目は、「ピンポイントで使う手持ちカメラの妙」だ。

これまでも、今作は臨場感を創出したそうな場面で、ピンポイントで手持ちカメラを使ってきた。

今回で印象的だったのは、ラストシーンだ。

ちょっぴりサスペンス&ミステリー風の揺れまくりのカメラワークで不穏な空気感を生み出したと思う。

私は基本的に「必要以上に手持ちカメラは使用するな!」と思うが、効果的に使える、使うなら、お手並み拝見である…


あとがき

今回は「ほぼ時代劇」でしたね。

今作が[史実]のどこまで描か分かりませんが、小泉八雲の死まで描いても、現状から30年ほどしかありません

要するに、王道朝ドラ的に「戦前中後は描かない」で、明治時代で完結します。

その意味でも、前回に解説した「暗めの照明」や、今回での「聴覚の世界」など、「明治時代の日本を描く朝ドラ」として最近にはない新鮮さを感じています。

それだけに、好みは分かれるかもしれませんが。

近日中に、小泉八雲と小泉セツの簡単な[史実]を投稿しようと、現在必死に構成・校正中です。
しばらくお待ちください…


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スティンガース 警視庁おとり捜査検証室

フジテレビ系・火曜9時枠の連続ドラマ『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』
公式リンク:WebsiteX(旧Twitter)InstagramTikTok

第11話/最終回『JUSTICE 正義』の感想。


バンジャタン共和国の後継者ラマバティが銃撃され、亡命計画を立案・実行した二階堂(森川葵)が疑惑の渦中に置かれる。過去の外交交渉歴や囮(おとり)捜査の独断も問題視され、警視庁で取り調べを受けるが、彼女は正当性を主張し弁護士を呼び退室する。一方、スティンガースは動揺し、西条(玉山鉄二)は真相解明を誓う。警視庁内部に工作員がいる可能性が浮上し、二階堂の潔白を証明するには真の犯人を捕まえるしかない。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---


原作:なし
脚本:徳尾浩司(過去作/おっさんずラブシリーズ,恋はDeepに,ライオンの隠れ家)
演出:松原浩(過去作/高嶺の花,しずかちゃんとパパ) 第1,2
   中島悟(過去作/セカムズ,すきすきワンワン!,それパク,俺の話は長い) 第3,4,7,9,最終
   伊藤彰記(過去作/過保護のカホコ,35歳の少女,家庭教師のトラコ.セクシー田中さん 第5,6,8,10

音楽:林ゆうき(過去作/緊急取調室,Believe-君にかける橋-,マウンテンドクター)
主題歌:パイロット「マジック」
オープニング曲:harha「マスカレード」
編成P:水戸祐介(過去作/世にも奇妙な物語'23,24)
P:松原浩(過去作/理想の息子,高嶺の花)
   大庭佑理(過去作/ACMA:GAME アクマゲーム シリーズ)
   難波利昭(過去作/何曜日に生まれたの,俺の話は長~2025・春~)
制作協力:イカロス(過去作/news every.,ぐるぐるナインティナイン,マツコ&有吉 かりそめ天国)
※敬称略


タイトルが『警視庁よろず捜査請負室』だったら…

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最終回だからと言って、特に感想は浮かんでこない。

あえて言うなら「続編があっても見ないかな?」である。

その理由は簡単で。

「やはりこれ、ほぼ全てのネタがおとり捜査じゃなかったよね?」

そういうこと。

最初から、タイトルを『警視庁よろず捜査請負室』にしてくれたら印象だけでも変わったのに…


《個性を生かすこと》と《役割分担が盛り込む》は全く違う

理由は、タイトルに違和感を覚えただけではない。

まあ、審議官の西条の役割を曖昧にしないといけなかったのは最終回を見て理解しなくもないが。

結局、室長の二階堂をはじめスティンガーズのメンバーの個々の役割分担が最後まで不明瞭だったのが気になったからだ。

もちろん、それぞれのメンバーの個性を生かした捜査になっていたのはギリギリで認める。

しかし、《個性を生かすこと》と《役割分担が盛り込む》のは似て非なることなのだ。

面倒だから、これ以上深掘りはしないが。

個人的には『警視庁よろず捜査請負室』のタイトルで、もっと滅茶苦茶な捜査を子の配役で見たかった。

それだけである

最後に、当ブログとして注目したのは、最終回の演出担当が結果的にチーフ監督の松原浩氏ではなく、中島悟氏だったこと。

まあ、中島氏の演出は安定して見られるので結果オーライだが。


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明治の世になっても、武士の誇りが捨てられず働けない松野家。小学校で将来の夢を聞かれたトキ(福地美晴)は、親友の野津サワ(小山愛珠)の答えに影響され、教師を目指したいと言い出す。武家の娘としてお茶などの稽古を親戚の雨清水タエ(北川景子)につけてもらっていたトキは、教師になる勉強をするために辞めたいと伝える。武士の娘が働く必要はないと否定され落ち込むトキの前に、タエの夫の傳(堤真一)が現れる。
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制作統括:橋爪國臣(過去作/青天を衝け,あなたのブツが、ここに,ブギウギ)
音楽:牛尾憲輔(過去作/チェンソーマン,僕の心のヤバイやつ,ダンダダン)
主題歌:ハンバート ハンバート「笑ったり転んだり」
副音声解説:山崎健太郎(過去作/舞いあがれ!,らんまん,ブギウギ,虎に翼,おむすび)
タイトル写真:川島小鳥(過去作/未来ちゃん,SHISHAMOアートワーク)
タイトルロゴ:西沢和樹(instagram.com/nishizawa_k/)
プロデューサー:田島彰洋,鈴木航
美術:山内浩幹(過去作/わろてんか,ちむどんどん)
技術:増田徹(過去作/恋せぬふたり,おむすび)
音響効果:松本有加(過去作/恋せぬふたり,望海風斗のサウンドイマジン)
撮影:岩崎亮(過去作/% パーセント,バニラな毎日)
照明:根来伴承(過去作/カムカムエヴリバデイ,あなたのブツが、ここに)
音声:吉竹淳樹(過去作/青春アドベンチャー,やさしい猫)
映像技術:前田惇徳(過去作/バニラな毎日,ブギウギ)
カラーグレーディング:原幸介(過去作/おむすび)
VFX:西垣友貴(過去作/まんぷく,光る君へ)
CG:大西智子(過去作/全貌 二・二六事件 特別編)
美術進行:嶋原広起(過去作/サンタが降りた滑走路)
装置:佐藤千織(過去作/カムカムエヴリバデイ,バニラな毎日)
装飾:津村政幸(過去作/バニラな毎日)
特殊効果:奥村陵(過去作/ちりとてちん)
衣装:横山智和(過去作/おちょやん,カムカムエヴリバデイ,バニラな毎日)
メイク:堀洋子(過去作/11通の出せなかったラブレター)
持道具:楠正由貴(過去作/カムカムエヴリバデイ,だから私は推しました)
かつら:松本誠也
特殊メイク:江川悦子(過去作/地面師たち)
特殊メイク協力:荒井律子
助監督:小林直毅(過去作/エール,らんまん,3000万)
制作担当:木村晴治(過去作/だから私は推しました)
取材:川野秀昭(過去作/昔はおれと同い年だった田中さんとの友情)
編集:藤澤加奈子(過去作/カムカムエヴリバデイ,舞いあがれ!,おむすび)
記録木本裕美:(過去作/あまろっく,港に灯がともる)
時代・風俗考証:刑部芳則 松江風俗考証:藤岡大拙
出雲ことば指導:多々納斉 所作指導:藤間豊宏
料理指導:広里貴子 英語指導:塩屋孔章
英字指導:前田祐加 眼科指導:大路正人
怪談ばなし指導:玉田玉秀斎 茶道指導:有澤一男
三味線指導(タエ):菊央雄司 三味線指導(遊郭):長江浩子
アクション指導:中村健人 日本画指導諫山恵実:
※敬称略




阿佐ヶ谷姉妹の“柔らかさと軽妙さ”が今作に合っている

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―――ここまで、ごあいさつ―――

唐突で申し訳ないが、私は「宍道湖のシジミ」が大好きである(笑)


まず意外だったのが、冒頭から蛇と蛙(声:阿佐ヶ谷姉妹)の “設定説明” が入ったことだ。

一つ目の意外性は、まだ第1回しか放送していないのだから、そのまま前進すると思ったのに、あえて “設定の振り返えり” を入れて巻き戻したからだ。

二つ目の意外性は、どうやら阿佐ヶ谷姉妹のお二人が今作のナレーション、語りの担当らしいことが判明したことだ。
 ※詳細は後述します。

第1回ではよく分からなかったが、第2回での扱い・仕事は「まさに語り」だった。

脚本のふじきみつ彦氏がドラマ『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』(NHK/2019)の脚本担当ゆえのご縁によるのか分からないが。

私は、阿佐ヶ谷姉妹による語りが創出する “柔らかさと軽妙さ” が実に今作に合っている思う。

おそらく今後話が進んでいけばいわゆる怖い話も登場するだろうし、時代もまだまだ明るさとは違う時代が進むだろうから、これくらいの “柔らかさと軽妙さ” があって、朝ドラらしい塩梅になると思う。

また、「蛇と蛙の掛け合い」というのも「夫婦の物語」としてはお似合いではないか。


本編中に「役名+俳優名」のテロップ表示をしてもいいと思う

前回の感想で、私は「メインタイトル映像が秀逸だ」と書いた。

多くの読者様からも同様のコメントをいただいたのだが。

世間やネット界隈では「文字が小さい」「高齢者が読めない」の声が多いようだ。

確かに「役名+俳優名」はもう少し視認性が高いほうが「役名を覚えやすい」とは思う。

しかし、スタッフ名とのバランスを考えれば、いや「キャストもスタッフも同列・同等」と解釈すれば、私は余裕で許容範囲だ。

むしろ、あのスライドショーの脇で「大きな文字」が出れば、逆に雰囲気ぶち壊しだと思う。

まあ、老若男女問わず楽しめるのが朝ドラというのなら、本編中にしばらく(または新キャラクター登場時)は「役名+俳優名」のテロップ表示をしてもいいと思うが。

ちなみに、今回からスタッフ名のクレジットを表記することにした。

あまり長いのは読みづらいと思うので、第1週だけにして、第2週以降は最下部に移動予定…


雨清水タエと傳の登場で一気に“ドラマらしく”なった!

凛とした気品と厳しさを兼ね備え、トキに礼儀作法や茶道などの教養を指導する名家の娘・雨清水タエ(北川景子) と、トキを幼い頃から可愛がる 松野家の親戚で松江藩の上級武士・雨清水傳(堤真一)が登場してから、一気に “ドラマらしく” なった。

というのも、第1回はお世辞にも “ドラマ” というべく内容がなかったからだ。

しかし今回は、中盤までの丁寧な説明を置いた後に、人間を描き始めたのだ。

それも、喜怒哀楽だけでなく、大人の本音と建て前、子どもの純粋な思いを描く始めた。

やはり、《ドラマは人間の本質を描くもの》である。

その意味で、「いよいよドラマが始まる…」のは良きことだ。


今回で秀逸な演出だと思ったのが「終盤でのタエと傳」

そして、私が今回で秀逸な演出だと思ったのが「終盤でのタエと傳」である。

「ザ・日本の秋の夕景」さながらのアンバー系(琥珀色)の照明に現実よりも長く作られた影の数々が描き出す武家の凋落に重なっていく場面だ。

ここ、こんな風に見えやしなかっただろうか。

琥珀色の光に包まれたタエの影は畳を伝い柱を超え、家の歳月をも引きずるかのように長く伸びた。

一方の座敷奥の傳の影は黒く濃く畳を静かに侵食し、妻が守ろうとする武家の記憶と違う方向に伸び、それでも傳の眼差しは、新しい商いの世界を見据えていた。

これこそが、本来の “ドラマ” の醍醐(だいご)味である《ありふれた日常が予期せず非日常になる》 ことを “虚構の中の真実” として、《映像で見せて(show)魅せる(captivate)》 であり。

かみ砕いていえば、《日常がふと特別に変わる瞬間を映し、心を動かすのがドラマ》である。


「松野トキ」の名前の由来と、[史実]の蛇と蛙の話

さて、今回の内容の感想ではないが、前回と今回を見て気になってこと、調べてみたことを書いてみる。

昨日(2025年9月29日)放送のNHK『列島ニュース 午後2時台』で紹介されていた二点。

一つ目は、今作の主人公である「松野トキ」の名前の由来について。

[史実]のおけるトキのモデルである小泉セツが小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)に出した手紙が残っており、その一文が下記のようになっているそうだ。


「スタシオン二 タクサン マツノ トキ アリマシタ ナイ。」
 ※現代訳「駅で 待ち時間が あまりありませんでした」

少し分かりにくい文章だが、これは「ヘルンさん言葉」という、小泉八雲が妻のセツとの間に使っていた、標準日本語から逸脱した独特の日本語の体系だ。

そして、上記の文中にあるのが「マツノ トキ=松野トキ」となったそうだ。

二つ目は、[史実]でも小泉八雲とセツの自宅の庭にカエルとヘビが住み着いており、時どきヘビが蛙を襲っていたという。

そこで、八雲はカエルがヘビに食べられないように、自分の食べていた肉片をヘビにあげてカエルを逃がしていたそうだ。

カエルやヘビといった人によっては避けたくなる小動物でも八雲は優しく接して愛したというエピソード。

そんな八雲の “オープンマインド(開かれた精神)” との人柄を表した挿話に感銘を受けたふじきみつ彦氏が、「カエルとヘビ」を今作の語り部的な役割で登場させたのもユニークなアイデアだと思う。


方法は無限、挑戦すればするほど技術カラーグレーディング

さて、私がこの2回を見て「いい感じだなぁ」と思っている「撮影技術」がある。

映像業界の専門用語でいうと「カラーグレーディング」(今作では『おむすび』も担当した原幸介氏が担当)だ。

「カラーグレーディング」とは、撮った映像の「色や明るさ」をあとから調整して、見た目の雰囲気を作る作業のこと。

たとえば、「空をもっと青くして爽やかに見せる」「暗いシーンを少し明るくして人物の表情を見やすくする」「全体を少し茶色っぽくして昔の写真みたいにする」など。

こうした色の「味付け」をすることで、同じ映像でも「温かい」「冷たい」「ドキドキ」を後付けで観る人が感じる印象を大きく変えることができる技術だ。

この「カラーグレーディング」をドラマや映画の制作の現場では「ルック」と呼ぶことが多い。

「ルック」とは、色調・コントラスト・明るさなどで映像の雰囲気を決める重要な要素。

技術担当はカメラの性能(ダイナミックレンジ、色再現性、感度など)を測定し、演出担当とイメージを共有した上で、コントラストや色味を細かく調整して仕上げる。

編集アプリケーションやワークフロー(作業工程)選び、カメラテストで限界値を確認することも重要で、方法は無限にあり、挑戦するだけ新しい価値観が創造できる面白い技術だ。

読者の皆様も、今後カラーグレーディングに注目すると面白いと思う。


「全体を暗くする」のではなく「あえて暗さを作っている」

前置きが長くなったが、カラーグレーディングを知った読者様にとって「そうだったんだ!」と思えるお得な情報なので、頑張って読んでいただきたい。

この2回を見てお気づきだろう… 「全体的に映像が暗くない?」と。

しかし、それはざっくり言えば「(実はそんなにくらいないのに)暗く感じられる」という演出なのだ。

要するに、「全体を暗くする」のではなく「あえて暗さを作っている」ということ。

その「暗さづくり」に一役買っているのが、撮影のスタジオセットの構成(構造)とカラーグレーディングへのこだわりだ。


あえて天井を作り、頭上からの人工照明は使用しない照明

まず、「撮影セットの工夫」を見てみよう。

通常の朝ドラでは被写体の前上から照明を照らすために天井は作らない。

でも今作では天井が作ってある

こうなると、被写体の頭上から照明を当てることができなくなる

そこで今作は、頭上からの人工照明は使用せずに、窓や玄関から、ろうそくあ行灯(あんどん)のような自然光や小さな光源をキーライト(Key Light=シーンの中で最も強く、主役となる光)としている。

この技によって、明るい部分に対しての “暗部の余白” や “落ちる光” 表現しやすくなるのだ。


映像の暗さには、時代感・想像力・懐かしさ等を演出する意図

次に、「カラーグレーディングによる処理」を見てみよう。

「軽やかな黒」「クリーミーな暗さ」といった “ただ真っ黒・真っ暗とは違う質感の暗さ” を目指していることが分かると思う。

これによって全体の(明暗の)コントラストを抑えつつ、部分的に強めのコントラストを入れることで “見えそうで見えない” という緊張感を漂わせているのだ。

では、「なぜ、暗さにこだわるのか?」を考えてみる。

一つは、単純に明治時代という時代背景を反映させるため、昼夜の明かりが少ない暮らしをリアルに表現したいからだろう。

二つ目は、視覚的に「見えない部分」があることで観る者の想像力を刺激したいのもあるだろう。

三つ目は、“昼夜の明かりが少ない暮らし” を目にすることでの懐かしさの創出と、LED照明でどこもかしこも明るすぎる現代との違いを作品の中に落とし込みたいのもあると思う。

もちろん、今作のメインタイトル映像の中の「クレジットの文字が小さすぎる」の意見同様に「朝ドラなのに暗すぎる」の意見もあるに違いない。

しかし、今作がクレジットタイトルの文字を小さいままにして写真を見せて(show)魅せる(captivate)ことを優先したように、“見えにくさ” も演出の一部として捉えるという立場は私は推したいと思う。

まとめよう。

映像の暗さには、時代感、想像力、懐かしさなどを演出する意図がある。

今作は「明るすぎない」「真っ黒、真っ黒過ぎない」という、そう、第1回の感想で書いた次のひと言に集約されるのだ。


人生の光と影とその間のグラデーションを描く

これに注目して、一緒に第3話以降も楽しみたいと思う…


あとがき

「ついに、物語が動き出した!」ですね。

次回も見守ります!

ちなみに、下記の記事によりまして、あえて蛇と蛙は「語り」扱いにしませんでした。

「ばけばけ」蛇&蛙に阿佐ヶ谷姉妹を起用した理由 “語り”ではなく「登場人物の一人として見守ってほしい」|シネマトゥデイ
     https://www.cinematoday.jp/news/N0150851

クレジットでは、二人は「ナレーション」や「語り」でもなく、「登場人物」の一人として扱われている。これについても橋爪は「連続テレビ小説は歴代、例えば1回目の『娘と私』にしてもほとんど半分くらいナレーションで進んでいく紙芝居のようなドラマから始まっていて、代々語りを使ってきました。でも、今回は語りというよりは物語の中にいて、登場人物の一人として見守ってほしいと思ったんです。あえて語りとはしませんでした」と説明する。

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第1回第1週『ブシムスメ、ウラメシ。』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。


この世はうらめしい。けど、すばらしい。没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)と外国人の夫・ヘブン(トミー・バストウ)。怪談を愛し、何気ない日常の日々を歩んでいく夫婦の物語。明治のはじめ。小学生のトキ(福地美晴)は、父・司之介(岡部たかし)と母・フミ(池脇千鶴)、祖父・勘右衛門(小日向文世)と、世をうらみ、貧しい日々を送っていた。司之介はトキにいい暮らしをさせたいと一大決心をする。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------


原作:なし
脚本:ふじきみつ彦(過去作/バイプレイヤーズ,きょうの猫村さん,一橋桐子の犯罪日記)
演出:村橋直樹(過去作/まれ,透明なゆりかご,サギデカ) 1
   泉並敬眞(過去作/スカーレット,カムカムエブリバディ,ブギウギ)
   松岡一史(過去作/まんぷく,心の傷を癒すということ,カムカムエブリバディ)
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『ばけばけ』のタイトル写真のカメラマン・川島小鳥氏

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SHISHAMOのデビューアルバム『SHISHAMO』



上の画像は、2025年9月27日、2026年6月をもって活動を終了することを発表した3人組ガールズロックバンド・SHISHAMOのデビューアルバム『SHISHAMO』のアルバムジャケット

下の動画は、同じくSHISHAMOのサードアルバム『SHISHAMO 3』に収録されており『中庭の少女たち』のミュージックビデオだ。

実は、このジャケット写真とMVの監督こそが、本日(9月29日)から放送開始のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』のタイトル写真のカメラマン・川島小鳥氏(かわしま ことり、男性、1980年生)だ。

私は、2011年に写真集『未来ちゃん(ナナロク社/2011)で川島氏の作品と出会ったわけだが。


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それから、何となく気にしてきた写真家だ。

彼の作風の特徴をまとめると次の4つに集約できると思う。

 ●「目の前にある普通の日常」の美しさを自然な動きで捉える
 ●長期間にわたって時間を共有することでの被写体との信頼関係
 ●空気感や余白を重視し、写真家自身の心象風景を投影した詩的な視点と構成
 ●質感や色調に独自性を重視したフィルムカメラへのこだわり


シンプルなスライドショー風のタイトル映像にグッと来た!

なぜ、『ばけばけ』の感想の冒頭、しかも第1回の感想の書き出しに、メインタイトル映像のことから書くのか?

それは、前作『あんぱん』では第1回以外一度も最後まで見るとはなかったメインタイトル映像だったが。

この『ばけばけ』のシンプルなスライドショー風のタイトル映像にグッと来たからだ。

繰り返すが、川島小鳥氏の写真は、ただ美しいだけでなく、見る人の記憶や感情に深く触れる力がある。

それは、私が(特に)テレビドラマの感想で常に書いている次の4つの《ドラマがやるべきこと》につながるからだ。

 ●人間の本質を描く(騒動や事件を描くことではない)
 ●ただひたすらに日常を描く(やたら騒動を描かない)
 ●引き算の美学(ナレーション含めて盛り込みすぎない)
 ●感情の余白と余韻(詰め込みすぎない)

そう、この「約1分38秒間」を見ただけで、次の3つが想像も期待もできると思う。

 ●夫婦の物語であること
 ●夫婦の日常が描かれること
 ●人生の光と影とその間のグラデーションを描くこと

ここ最近の朝ドラのタイトル映像は、映像も主題歌もキャッチーでどちらかと言えば若者向けの演出が多かった。

しかし、『ばけばけ』はそれらと一線を画している。

であるから、『ばけばけ』のシンプルなスライドショー風のタイトル映像にグッと来た第1回の感想の幕開けにふさわしいと思って書いてみたのだ。


幼少期のトキで、徹底的に"神々の国の首都"の雰囲気づくり

さて、「本編」の感想だ。

脚本は、私が大好きでドラマとしても脚本としても評価している『バイプレイヤーズ』シリーズ(テレ東/2017~2021)、『デザイナー 渋井直人の休日』(テレ東/2019)、『阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし』(NHK/2021)、『一橋桐子の犯罪日記(NHK/2022)などを手掛けたふじきみつ彦氏。

チーフ監督は、朝ドラ『まれ』に始まって、『透明なゆりかご』や『サギデカ』で文化庁芸術祭大賞を受賞した村橋直樹氏。

制作統括は、『青天を衝け』、『あなたのブツが、ここに』、『ブギウギ』などを手掛けた橋爪國臣プロデューサーだ。

放送前から、脚本のふじき氏が次のように語っていたのだが。

小泉八雲の妻をモデルにした朝ドラ、作劇はふじきみつ彦「何も起きない物語を書いています」(コメントあり) - ステージナタリー
     https://natalie.mu/stage/news/577335

「ばけばけ」の制作決定に際して、ふじきは「何も起きない物語を書いています」と前置きし、「セツさんは特別なことを成し遂げたりとてつもない夢を叶えたりした人ではありません。少し変わった、しかし何気ない日常を送った、言ってみれば普通の人かもしれません。だけど、だからこそ愛おしいのです。『夢は○○だけん!(島根言葉)』なんて一度も叫ばない朝ドラですが、好きになってもらえたら嬉しいです」とコメントした。

第1回を見て感じたのは「確かに、何も起こらない物語なんだ…」である。

アバンタイトルの冒頭で『耳なし芳一』を描いて、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)と妻の物語であることを提示しただけで、あとは、ひたすらに、それこそ私が前段で書いた「人生の光と影とその間のグラデーション」で「明治8年」当時の描く作風で。

今作の主人公で小泉八雲の妻・小泉セツがモデルの松野トキ(福地美晴 → 髙石あかり)の 少女期によって、徹底的に、「神々の国の首都(ラフカディオ・ハーンが1890年に松江に到着した際に松江をこう呼んだ)」である雰囲気づくりをやった。

と同時に、トキの初期設定もいくつか見えた。

 ●民話や昔話が大好きな松野家の一人娘
 ●母・フミ(池脇千鶴) のしじみ汁が大好物
 ●家族思いで、家族が大好き


『ばけばけ』の“毎朝はこんな感じ”がやっぱりうれしい!

繰り返しになるが、「これと言ったことは起こっていない」

しかし、主人公のトキと父・司之介(岡部たかし)を通して《明治維新を経ても尚、武士の矜持に囚われ、生業を持てぬ松野家》という今作の初期の舞台の基本設定を丁寧に描いてきた。

でも、青ここ最近の朝ドラの “ツカミ” としては弱いかもしれない。

しかし、とかく「強めな刺激」が繰り返されることで、それが「普通」になり、以前の基準では感じられていた驚きや感動が薄れる。

連休で豪華な旅行を体験したあとは、普通の日常のありがたみを忘れがちになってしまう。

そう、“感受性の鈍化と基準の変化” である。

だから、気持ちをリセットして見ることができた私にとって。

先週までの(あえて書きますが)刺激物的な前作よりも、今作の “毎朝はこんな感じ” がうれしいと感じるのだ。

今作は前作より1週少ない、全25週(全125回)だそう。

個人的には、『らんまん』(NHK/2023年前期)以来、ドタバタしない夫婦の物語を見てみたい。


あとがき

アバンで、トキとレフカダ・ヘブン(トミー・バストウ) の庭に住んで、二人を優しく見守る蛇と蛙(阿佐ヶ谷姉妹) が登場しましたね。

あの蛇と蛙が「今作のナレーション」ではない感じがしました。

クレジットタイトルにも「ナレーション・語り」の項目がなかったので、今後どうなるのか気になります。

主題歌、ハンバート ハンバートの「笑ったり転んだり」いいですね。

きょうから半年間、よろしくお願いいたします。


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【2025/09/05 (Fri)20:15:20】

新規投稿【"2025年10月期/秋ドラマの期待度" を更新しました】
【2025年10月期/秋ドラマ】の視聴予定&期待度! 配役,スタッフ,概要などの情報も満載!!新窓で開きます内容を更新しました。読者の皆さんの見逃したくない連ドラを見つけるお役に立てれば幸いです。

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  • 当ブログについて
フリーランスのホテル宴会(婚礼含む)&映像ディレクター"みっきー"が、テレビ、映画、CM、ディズニー、音楽などエンターテインメント全般の感想を綴ります。愛するが故に、記事により毒を吐きますがご勘弁を。


  • 管理人 自己紹介
【ハンドルネーム】
みっきー
【性別】
男性
【職業】
宴会/映像ディレクター(フリーランス)
【自己紹介】
東京下町生まれ千葉県在住。
ホテル音響照明映像会社を経て、2001年独立。
ホテルでイベント、パーティー、
映像コンテンツ等の演出を手掛ける。
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