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この世界の片隅に

TBSテレビ系・日曜劇場『この世界の片隅に』公式
第1話/初回25分拡大『昭和の戦争のさなか懸命に生きた家族の愛と命の感動物語!』の感想。
なお、原作のこうの史代『この世界の片隅に』(双葉社)は未読、アニメ映画『この世界の片隅に』や日テレのスペシャルドラマも未見。


1934年。広島市江波に住むのんびりした少女・すず(新井美羽)はお使いに出た帰り道で、人さらいに遭ってしまう。だが、同じく捕まっていた少年・周作(浅川大治)の機転で助けられる。時は流れ、1943年。成長したすず(松本穂香)の元に縁談が舞い込む。浦野家では、すずの父・十郎(ドロンズ石本)と母・キセノ(仙道敦子)が、海軍勤務の周作(松坂桃李)と父・円太郎(田口トモロヲ)を緊張しながら出迎えていた。周作は、以前にすずを見初めたと語るが、すずは周作のことをさっぱり覚えておらず…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:こうの史代「この世界の片隅に」(双葉社)
脚本:岡田惠和(過去作/最後から二番目の恋、ひよっこ)
演出:土井裕泰(過去作/重版出来!、カルテット) 1ほか
音楽:久石譲(過去作/ぴあの、女信長)

序盤の30分間を無駄に使った構成にがっかり…

「昭和18年4月」のテロップが出て、すずの兄・要一が出征するシーンが丁度30分。ここまで、時間軸をいじって、すずと周作の出会いなど、良くも悪くもあれこれとエピソードを盛り込んで描いたが…

33分頃に周作が嫁の話をするくだり辺りから、回想シーンと言う技で、すずとの出会いを盛り込めば、正直全体の1/3の30分、要は初回拡大の25分は不要だったと言うことになる。まあ、初回だし、TBSが力を入れている作品だから、拡大するのは止めを得ないとしても、この構成は如何かなって思う。

だって、(原作も過去の映像作品も未見)本作は、主人公のすずが泥沼化していく戦争下で、けなげに日々の暮らしを生き抜いた姿を描く…のではないのか。だとしたら、その過程、いや “都度都度の生き様” が “すずの生きた証” であり、“結果” だ。そう、本作は “すずが生きたと言う結果” を描く物語(だと思う)。

それならば、なぜ脚本家はこんなややこしい約90分間の構成を選択したのだろう。奇を衒うなら、奇抜さで目を引くなら、いっそ結婚している状態から始まるのもありだった。原作の縛りがあるから、どこまで大胆に構成に手を加えられるか知らないが、90分の内の序盤の30分を無駄に使うなら、他の手はあったと思う。

全体的にメリハリがなく単調に感じてしまった

それと、ちょうど再放送で朝ドラ『カーネーション』を見ており、戦前、戦中、戦後と見事に描いている作品を見ているから、ついつい比較してしまったのだが、本作は全体的にメリハリに乏しい。のんびりしていて丁寧な作品に映る人がいるのは間違いない。しかし、私には物足りなかった。全体的にメリハリがなく単調に感じてしまった。

戦争を描くと言うのは、「日常」と「非日常」をメリハリをつけて描くことで、恐怖や悲しみや幸福感が描けると、私は思っている。特に何も起こらない「日常」を糸を紡ぐように丁寧に描くから、突然描かれる出征や戦死と言う「非日常」がグッと前に出て来るのだ。そこの表現が物足りなかった。

登場人物と背景を馴染ませる演出をした方が良いと思う

表現が物足りない、そう思った理由が、もう1つある。それは、とても綿密に計算されたキャスティングやロケ地や美術セットなどが素晴らしいのは認めるが、計算をやり過ぎて、まるで現代ドラマのように見えたこと。いや、舞台中継を見ているような、背景と人物との “馴染み” の無さと言うべきか。

背景から人物が浮いてしまったって感覚。恐らく、こう感じるのは私位なものだと思うが、もう少し “汚し” をして登場人物と背景を馴染ませる演出をした方が良いと思ってしまった。

あとがき

滑舌が良く無くて台詞が聞き取り難い松坂桃李さんと、極度の近視の人がコンタクトレンズを外してピントが合っていないような眼差しの松本穂香さんも、終始気になってしまいました。でも、松本穂香さんなら、もっとおっとりとして性格ながらも笑顔の似合う主人公を演じてくれそうだから、そこに期待してみます、まっ、それはともかく…

45分位で睡魔との戦いになってしまいました。やはり、脚本と演出の中途半端さが、作品のテーマそのものを第1話で感じさせてくれなかったと言う感じです。でも、今回は第1話で設定説明が役割なのは分かります。従って、次回からの通常運転に期待します…と思ったら、第2話は15分拡大でした。今度こそ、岡田惠和さんにはベテラン脚本家の構成の妙を見せて欲しいです。暫し様子見です…

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拍手[36回]

限界団地

東海テレビ制作・フジテレビ系・オトナの土ドラ『限界団地』公式
第6話(全8話)『おじいちゃんのこくはく』の感想。



あやめ町団地が老朽化したため取り壊されると聞いた寺内(佐野史郎)は、反対の署名運動を始める。取り壊し事業の担当者は、江理子(足立梨花)の高校時代の先輩でもある二宮(郭智博)で、寺内は二宮への敵意をむき出しにする。そんな中、穂乃花(渡邊詩)が、亡き両親に話し掛けるそぶりを見せた後、一言も話さなくなる。江理子を母親と認識すれば元に戻ると寺内に説得され、江理子は穂乃花の母親役を引き受けることになる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:香坂隆史(過去作/火の粉、真昼の悪魔)
演出:湯浅典子(過去作/映画・狂い華) 第1,2,4
   千葉行利(過去作/僕とスターの99日) 第3,5
   高橋貴司(過去作/家族の旅路、本作第3話のAD) 6
音楽:中村巴奈重、田渕夏海、櫻井美希
主題歌:majiko「ひび割れた世界」(ユニバーサル ミュージック)

3人目の演出家で、更にサスペンス要素が強くなり面白くなった

演出、特にモノのアップの撮り方や編集での使い方がこれまでと違って、更にサスペンス要素が強くなったなと思ったら、演出家が3人目の高橋貴司氏になっていた。そしてその高橋氏は、第3話のアシスタントディレクターで、千葉行利氏に付いていたから、作風が似ていると言う訳だ。な~んて、妙に納得した『限界団地』の第6話。

取り壊し業者と穂乃花の存在感が、面白みを加速させた

物語としても、これまでとかなり進んだ展開になっており、あれこれとスリリングでサスペンスフルなストーリーと、前述した更に怖さを過剰にした演出が相まって、本当に面白くなって来た。

特に取り壊し事業の担当者で江理子(足立梨花)の高校時代の先輩でもある二宮(郭智博)の存在が、ここまでキーパーソンになって展開するとは想像外だったため、それだけでも満足。その上、ついに穂乃花(渡邊詩)もおじいちゃん・寺内(佐野史郎)の血を受け継いでなのか、恐ろしい牙を剥いて来てビックリ。残り2話なのが残念で仕方ない…

あとがき

毎回も、連ドラとしても、完成度の高いドラマですね。安定感があるのに、先がどうなるか全く読めない不思議さ。そして、作品を支えているのが佐野史郎さんの “怪演” です。足立梨花さんも頑張ってますしね。在り来たりな表現になりますが、脚本と演出と俳優の三位一体が成功しています。
「怖いけど面白い」を最終回まで貫いて欲しいです。次回にも大いに期待します。

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拍手[20回]

サバイバル・ウェディング

日本テレビ系・土10ドラマ『サバイバル・ウェディング』公式
第1話『ドン底女、立ち上がれ!幸せつかむ戦い始まる! 』の感想。
なお、原作:大橋弘祐「SURVIVAL WEDDING」(文響社)は未読。


男性誌でグルメ記事を担当していたさやか(波瑠)は、3カ月後の30歳の誕生日に商社マン・和也(風間俊介)との挙式を控えて寿退社。ところがその夜、和也の浮気が発覚した上に逆ギレされ、婚約破棄されてしまう。一夜明け、元上司の原田(矢柴俊博)に復帰を掛け合ってみるも、既に後釜が。そんなさやかに、社内でも人気の女性誌「riz」のカリスマ編集長で毒舌家の宇佐美(伊勢谷友介)が、復職に力を貸してもいいという。ただし、「自身の婚活を連載記事にし、半年以内に結婚すること」が条件で…。
---上記のあらすじは[[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:大橋弘祐「SURVIVAL WEDDING」(文響社)
脚本:衛藤凛(過去作/のだめカンタービレ、プロポーズ兄弟)
演出:佐藤東弥(過去作/地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子) 1
   小室直子(過去作/Missデビル 人事の悪魔・椿眞子)
   水野格(過去作/崖っぷちホテル!)
音楽:木村秀彬(過去作/ブラックペアン)
主題歌:C&K「ドラマ」(ユニバーサル ミュージック)

私が、土曜の夜に落ち着いて楽しめる内容でないのが残念…

一夜にして結婚も仕事も失ってしまった女性の主人公が婚活に励む話らしい。そんなことが、冒頭の10分もしない内に明らかになってしまった本作。その後は、ドラマだから許容範囲のパワハラやセクハラの連続で、場面転換も忙しく、何とも落ち着いて楽しみながら見られる内容でない。これが正直な感想。

あとがき

個人的な理由で申し訳ありませんが、土曜日の夜は、週末に仕事が重なる私としては、それ相応の面白さと感想を書いて読者の皆さんと楽しさを共有出来る作品でないと、感想を書くモチベーションが上がりません。その意味で、本作は正にそれ。原作ありきで大胆な変更も期待出来ませんから、次回に期待を残しつつ…って感じです。

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拍手[17回]

2018/07/14 16:30 記事更新
連続テレビ小説「半分、青い。」

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』公式
第15週『すがりたい!』の 『第90回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


涼次(間宮祥太朗)の部屋を訪ねた鈴愛(永野芽郁)だったが、そこで涼次が祥平(斎藤工)と暮らしていることを初めて知る。さらに、涼次を意識したきっかけとなった詩が、実は祥平が書いたものであることを知る。突然のことに驚いた鈴愛は、祥平と険悪なムードになるが…。一方涼次は、3人の叔母、光江(キムラ緑子)、麦(麻生祐未)、めあり(須藤理彩)に鈴愛のことを報告。そんな涼次に光江はあるものを差し出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

まえがき

最近は脚本家への愚痴や作品への不満が多くなっておりますが、今回は『ディレクターの目線blog』らしい視点を心掛け、いつもと違った感想にしたつもりです。これも気分転換の1つってことで…

【追記】
中盤で触れる「脚本がテンポアップ中」について、補足の投稿をしました。下記URLの投稿内の冒頭の「名無しさん」への返信コメントをお読み下さい。
拍手コメントへ返信 (2018/7/14の分)その2

いつもなら「脚本家の自白か!」と一喝するところだが…

3連休の初日の土曜日の朝、前回の不愉快で身勝手な判断で男性2人をゲイと決め付けた場面から始まった、第90回。おお、もう90回。あと66回の辛抱だ。なんて思って見ていたら、なかなか斬新な「語り」が入った。鈴愛が自身の恋愛人生? を祥平らに語る際に、かなり端折って語ったことに、「語り」がツッコミを入れる形で…

N「自分の都合のいいとこだけつなげて
  ストーリーねじ曲げてます。
  こういう人って いるよね」

いつもの私なら「脚本家の自白か!」と言いたいところだが、今回は違う。

脚本家は "残り2か月半で22年分を描くため" にテンポアップ中

なぜなら、北川悦吏子氏は「自分の都合のいいとこだけつなげて、ストーリーねじ曲げて」はいないから。確かに、北川氏が『岐阜編』と『漫画家編』でやって来たことは、“ポエムな台詞” を大量に投入して、自分が描きたいとこだけを都合良く繋げて、ストーリーでなく登場人物設定をねじ曲げ続けた。

しかし、『人生・怒涛編(第14週~)』で北川氏がやっていることは、以前と違うのだ。基本的に、これまで15分間の大部分の埋めていた “ポエムな台詞” を少なくし、その分余った尺を埋めるために、小ネタを増やし、場面転換を目まぐるしく行って、これまでよりも作品の “テンポアップ” を図っていると思う。

もちろん、私の想像の域だが、半年間の半分以上を使っても、「幼少期に片耳失聴を患い、律にフラれ、漫画家を諦めて、28歳で未婚」と、たった4つしか描いていないのだ。

だから、テンポアップして公式サイトの最初に書いてある「やがて一大発明をなしとげるまで、およそ半世紀の物語」、そう、本作は、残り2か月半で「鈴愛の残りの22年分」を描かなければならない。だから急ぐ。端折る。省略する。

"ポエムな台詞" を減らし "小ネタ" と "場面転換" を増やした

そう考えると、鈴愛と涼次との出会い、プロポーズ、鈴愛の親への挨拶まで、信じられない程に納得出来る「過程」が描かれぬまま進んでいるのは間違いないと思う。

出会いの4日間限定のバイトの大納言の描写の適当さ、雨の中でのダンスのプロポーズの取って付けた感、そしてあっと言う間に終わった岐阜での挨拶のくだり。その間に、店長の失踪やら「大納言」オーナー三姉妹のくだりや、鈴愛の弟の結婚話など、これでもかって本筋に無関係な小ネタを詰め込んでいる。

脚本家の方針転換を、演出家がもっと汲み取るべき

この北川氏の方法論が正しいのか、それをやって鈴愛への不快感が減っているのか、作品自体が面白くなっているのか…と言えば、正直正しいと思えないし、鈴愛の印象も変わらないし、面白くもなっていないと思う。ただ、北川氏は明らかに脚本の仕立て方を変えて来た。だから、それを正しく捉えて演出家が脚本に合わせて演出すべきなのだ。

しかし、残念ながら演出が追い付いていない。演出が追い付いていないから、俳優は脚本に書かれている通りに演じるしかない。その結果が、今回の15分で痛い程に辛かった、全ての小ネタが滑り、笑えず、話がブツ切れで中途半端に見え、「まだ終わらないのか」と言う気持ちにさせた。

決して、北川氏を褒めるつもりはない。しかし、脚本家の方針転換を演出家がもっと汲み取るべきと思う。朝ドラは普通の連ドラよりも放送順と撮影純が違うから、そこをしっかりと計算して演出しないから、こうなるのだと思う。

まだまだ、つまらないし、登場人物らの不快感も変わらないが、悪いのは脚本家の北川悦吏子氏だけではないと言うことを今回の感想で書きたかった。ディレクター目線のブログとして…

あとがき

週開けの月曜日には結婚しちゃいそうですね。そして1週間は光江(キムラ緑子)たちとのドタバタ新婚生活かな。話が進んでいるだけで、中身が無いと言うか、全く人間が描かれていません。

本気でどうにかして欲しいと思います。個人的には、鈴愛の不快感を何とかして欲しいです。折角夏らしいカルピスウォーターのCMが流れているのに、鈴愛と重なって素直に見られないのです…

最後に。前回の感想に 111回の Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。来週は「抱きしめたい!」と言うサブタイトルで、新婚生活を描くようですが、冷静に考えて「幼少期の片耳失聴」と「20代の漫画家時代」って必要ありました?

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拍手[94回]

連続テレビ小説「半分、青い。」

NHK総合・連続テレビ小説『半分、青い。』公式
第15週『すがりたい!』の 『第89回』の感想。


 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
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鈴愛(永野芽郁)の突然のとある発言に、岐阜の楡野家では、晴(松雪泰子)も宇太郎(滝藤賢一)も大パニック。その混乱に乗じ、草太(上村海成)が仙吉(中村雅俊)にある相談をする。そのころ100円ショップ大納言では、失踪から戻った田辺(嶋田久作)が、涼次(間宮祥太朗)がオーナー三姉妹(キムラ緑子、麻生祐未、須藤理彩)のおいであることを鈴愛に教えていた。その夜、鈴愛は涼次の部屋を訪ね、祥平(斎藤工)と出会う
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---

先週から「人生・怒涛編」らしい…

ご存知の方も多いと思うが、私は昨日知って驚いたことがある、それは、本作で既に描かれた「3篇」にNHKが名称を付けていること。どうやら、以下のようだ。

   ●岐阜・故郷編(第1週 - 第6週)
   ●東京・胸騒ぎ編(第6週 - 第14週)
   ●人生・怒涛編(第14週 - )

で、「漫画家編」が「東京・胸騒ぎ編」と言うのも驚くが、先週からの「100均バイト編」が「人生・怒涛編」だそうだ。本当、どこまで視聴者を馬鹿にし、ふざけて朝ドラを作っているのかと疑いたくなる。

「後から説明」は、つまらない話が無駄に複雑になるだけ

さて、本編。いくら大忙しの時に女と失踪していたとは言え、年上の店長・田辺が涼次の説明をしているのに「はいはい」と応えるのを見た瞬間に、「あ~今日も鈴愛の好感度が下がるのか」と確信した。

そしてドラマは、どうでも良い涼次の人物設定の説明と、「失楽園」等の時代を表現する単語の羅列の2人の笑えない会話がダラダラと続く。これ、涼次のことだが、後出しで描かずに、普通に時間軸通りに涼次が来る前に鈴愛に説明した方が良かったと思う。

この「後から説明」をやられると、唯でさえつまらない話が、無駄に複雑になるから是非とも止めて頂きたい。「岐阜・故郷編」の頃は脚本家の特徴として我慢出来たが、今は無理…

シーンをあちこちに飛ばすのも、話が分かり難くなるだけ

そして、どうやら障害を持つ娘を過保護に育て上げた母親と父親の “親バカ” っぷりなのか “バカ親” っぷりなのか、判断が付き難い、これまたどうでも良い夫婦のやりとりが数分間も描かれた。その後に描かれた、鈴愛の弟・草太と祖父・仙吉のやり取りも中身無し。

前述の通り、第14週は「人生・怒涛編」と地名が付かないから、こうしてシーンをあちこちに飛ばして、それが “怒涛” とでも言いたいらしい。話がブツ切れになって見辛いし、分かり難いだけなのだが…

鈴愛は年上男性に無作法な口の利き方しか出来ないのか?

そして10分過ぎに、鈴愛が涼次の部屋を初めて訪ねる。ここでも、年上の男性・祥平に無作法な口の利き方で好感度ダウン。更に、師匠と弟子的な関係の男性が2人で1室に住み、親密だからこそのボディータッチを見て、いつものように脳を経由しないで脊椎反射だけでこんな失礼なことを言う。

鈴愛「2人は デキてる! ゲイか?
   私との結婚は目くらましか!?」

まあ、鈴愛が失礼なことを言うのは今回で始まったことでは無いが、私が引っ掛かったのは「目くらまし」って単語。当時の28歳の女性は「カモフラージュ」とか言ったのではないだろうか。まあ「目くらまし」の方が、「カモフラージュ」より何倍も不快感は増加するのを見越して書いたのだろうか。

最後の「語り」が、朝から気分の悪い脱力感だけを残した…

そんな風に思っていると、最後の「語り」で、私の怒りは頂点に達し、そのお陰で一気に脱力して、朝から気分の悪い脱力感だけが残った。その「語り」がこれだ。

N「いきなりなんですが 今日は もう お時間という事で。
 この続きは また明日。いいとこななんだけどね~」

あとがき

「人生・怒涛編」になって、鈴愛の “ポエムな台詞” が極端に減ったために、かなりストーリー展開にテンポが出て来たのは(「目まぐるしい」のと紙一重ですが)認めます。しかし、その分、鈴愛の台詞が裕子やボクテ同様に “悪口” や “批判” に取って代わったため、不快感が増してますね。

恐らく脚本家はそのようなつもりは微塵もなく、鈴愛らしいストレートな感情表現だと思って書いているのでしょう。でなければ、自身で創出したドラマのヒロインの好感度を下げる台詞を言わせませんもん…

最後に。前回の感想に 115回の Web拍手や数々のコメントを頂き、ありがとうございます。今週は「すがりたい!」と言うサブタイトルですが、結婚や結婚相手にここまで無神経で他力本願な主人公の展開に「すがりたい!」と名付けるセンスもどうかと思ってしまいました。いつになったら、清々しい朝を迎えられるのでしょうね。

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フジ 22:00  グッド・ドクター(第2話)
日テレ 23:59  探偵が早すぎる(第1話)
金曜日
テレ東 20:00  警視庁ゼロ係[3](第1話)
NHK総合 22:00  透明なゆりかご(第1話)
テレ朝 23:15  dele(第1話)
土曜日
日テレ 22:00  サバイバル・ウェディング(第2話)
テレ朝 23:15  ヒモメン(第1話)
フジ 24:05  限界団地(第7話)
日曜日
TBS 21:00  この世界の片隅に(第1話)
月~土 (連続テレビ小説)
NHK 08:00  半分、青い。(第96回・7/21)
月~金 (連続テレビ小説/再放送)
NHK 16:20  カーネーション(第87,88回・2018/7/6)
【途中で離脱】
バカボンのパパよりバカなパパ(第1話)
ゼロ 一獲千金ゲーム ※感想無し
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ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
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Missデビル 人事の悪魔・椿眞子
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もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
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