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第1章:美麗な言葉で飾られた劇中テーマの空虚さ
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2026年3月30日から放送されているNHKの連続テレビ小説『風、薫る』の第11週は、穏やかなサブタイトル『凪(なぎ)にそよぐ』を掲げて登場人物の救済を感傷的に描いている(ことに、しておきます… 今は)。
劇中では、過酷な境遇にある女性を救うことで、主人公たちが「誰でも分け隔てなく看護する」という崇高な精神に目覚める展開が用意された(ことに、しておきます… 今は)。
しかし、こうしたドラマの描写は、過酷な現実を都合よく美化しているという印象を拭えない。
社会の仕組みから零れ落ちた人々を単なる感動の道具として消費し、都合の良い救済劇に仕立て上げる演出には強い違和感を覚える。
ここでは、原案となった伝記、田中ひかる著『明治のナイチンゲール 大関和物語』に刻まれた真実の重みと、それをエンターテインメントとして都合よく解釈し、関連付けようとするドラマの描写がいかに乖離しているかを精査していく。
第2章:ドラマが描き出す薄っぺらな救済劇
原案となった伝記小説『明治のナイチンゲール 大関和物語』には、遊郭で働く女性が命を絶ろうとして病院に担ぎ込まれる凄惨な場面がある。
この出来事は、実在のモデル(ドラマの公式サイトでは「モチーフ」とある)である大関和(おおぜき・ちか)や鈴木雅(すずき・まさ)が、社会の底辺で苦しむ女性たちの厳然たる現実に直面し、苦悩する重要な契機であった。
一方でドラマの劇中は、客と心中して一命を取り留めた女郎・夕凪こと本名・魚住セツ(演・村上穂乃佳)の絶望や、セツが属す女郎屋「錦栄楼」主人・権田巳之助(梅垣義明)が病院に乗り込んで連れ戻そうとする理不尽な状況を分かりやすく並べ立てる。
傷ついた彼女を前に、ダブル主人公である一ノ瀬りん(演・見上愛)と大家直美(演・上坂樹里)たちに「逃げましょう!」と言わせることで、安易な正義感や人道的な感情を煽る演出に終始している。
当時の看護婦の地位や社会構造の複雑さを背景にしながらも、ドラマの主人公たちが取る行動は突発的で、思慮が浅い。
‘りん’の恩人である日本橋の商店「瑞穂屋」の経営者・清水卯三郎(演・坂東彌十郎)から「一人の女性を救しても仕組みは変わらない」と正論を突きつけられながらも、単に新聞記事の情報を頼りに一人の患者に異様に関与するかのように走り出す姿は、あまりにも短絡的であり、現実の過酷さを軽視していると言わざるを得ない。
第3章:制度廃止の歴史とドラマの都合の良い結びつけ
実際の歴史において、女性を縛り付ける制度を廃止しようとする動きは明治5(1872)年の命令から始まっていた。
この命令は、外国船の事件をきっかけに日本が国際裁判に関わる中で出されたものであり、非常に政治的かつ複雑な背景を持つ。
この社会運動が全国に広がったのは明治22(1889)年頃であり、大関和や鈴木雅が東京の病院で看病婦取締として責任ある立場を務めていた時期と重なる。
また、劇中の梅岡女学校の校長と付属看護婦養成所所長を兼任する梶原敏子(伊勢志摩)のモデルとなった矢嶋楫子(やじま・かじこ)も、明治19(1886)年にキリスト教婦人矯風会を組織し、女性の権利保護や避難所の運営に尽力した人物である。
ドラマはこうした歴史的な事実や実在の組織を物語に組み込んでいる(組み込もうとしている)が、それはあくまで主人公たちの行動を正当化するための舞台装置に過ぎないのだ。
歴史のうねりや先人たちの命がけの活動を、「ドラマのヒロインの成長物語」という枠組みで強引に回収しようとする試みには、大きな無理がある。
第4章:現実を突く原案本の視点とドラマのごまかし
原案本を紐解くと、当時の活動は決して一枚岩ではなく、当事者たちの未来を見据えた極めてシビアな議論が行われていたことが分かる。
看護学生たちが加わった団体の中にも、苦境にある女性に寄り添う声がある一方で、その存在自体を社会悪として一掃すべきだという冷徹な意見が混在していた。
劇中の直美のモチーフである鈴木雅は、現状の過酷さを知らずに単に制度の廃止だけを唱えるのは「偽善」であると厳しく断じた。
単に制度をなくしただけでは、女性たちはより劣悪な環境へ追い込まれてしまうため、廃業した後の生活や就職問題まで見据えて活動すべきだと説いたのである。
この原案本に記された極めて現実的かつ本質的な警告は、ドラマが描く「目の前の可哀想な一人を助ければいい」という目先の感情論を完全に否定している。
ドラマは、こうした先人たちの深い洞察や葛藤を無視し、単なる美談として表面だけをなぞっているに過ぎないのだ。
第5章:孤立する地方での闘いと安易な連帯感への疑問
もう一人の主人公‘りん’のモチーフである大関和は、明治23(1890)年に病院を去って新潟県高田の女学校へ赴任し、地元の演説会に参加している。
演説会では反対派の妨害や激しい罵声を浴びることもあったが、彼女たちは手を取り合って共に生きようという内容の歌を歌った。
その姿は、立場を超えて一緒に未来を切り開こうとする強い思いとして人々の心に響き、涙を流す観客もいた。
※出典:原案本(大関和の伝記)の記述より
演説会は暴徒による妨害という危険極まりないものであったが、大関和たちは厳しい現実の中で闘っていた。
しかし、その後も「女性=悪」とみなす活動家との間で苦悩することになる。
彼女が東京の鈴木雅に宛てた手紙には、自立支援がなければ問題は解決しないという厳しい意見交換が記されている。
ドラマはこれらを「離れていても響き合うよき同志」と好意的に解釈し、美しく描き出す“つもり”があるかもしれない。
しかし、個人の力ではどうにもならないという構造的限界を「社会が変わるまで待てない」というヒロインの感情論だけで突破しようとする描写は、あまりにも稚拙である。
先駆者たちの苦闘を、ただの「胸熱なドラマ」として消費する脚本家や演出家や制作統括には、強い不満を抱かざるを得ない。
あとがき
今回の投稿で、原案本に込められた先人たちの血の滲むような葛藤やシビアな現実が、いかにドラマの都合によって美化され、歪められているかが浮き彫りになったのではないでしょうか。
安易な感動の裏にある歴史の重みや本質的な課題に目を向けることで、作品をより深く、批評的に楽しむ視点を持つことができますね。
今後の展開がどのような着地点を迎えるのか、その演出の手腕をじっくりと見届けていきたいと思います。
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第53回/第11週『凪(なぎ)にそよぐ』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まないほうが良いです。
シマケン(佐野晶哉)が書いた新聞記事の第二弾は、多くの人々の心を動かした。回復に向かうセツ(村上穂乃佳)に、りん(見上愛)と直美(上坂樹里)は安心する一方、気持ちは複雑で…。そんなある日、シマケンが病院にやってきて、りんに「セツに会わせてほしい」と頼み込む。
------上記のあらすじは、公式サイト等より引用------
原案:田中ひかる『明治のナイチンゲール 大関和物語』
脚本:吉澤智子(過去作/ドリームチーム,幸運なひと,くるり~誰が私と恋をした?~)
演出:佐々木善春(過去作/ごちそうさん,マッサン,あさが来た) 第1,4,8,11週
新田真三(過去作/あさが来た,べっぴんさん,トクサツガガガ) 第2,6,10週
橋本万葉(過去作/とと姉ちゃん,生理のおじさんとその娘,おむすび) 第5,9週
松本仁志(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。) 第3,7週
制作統括:松園武大(過去作/とと姉ちゃん,半分、青い。,ちむどんどん)
宮本えり子(過去作/なつぞら,エール)
音楽:野見祐二(過去作/光る君へ,どうせ死ぬなら、パリで死のう。)
主題歌:Mrs. GREEN APPLE「風と町」
語り(本編):研ナオコ
土曜日版ナレーション:石橋亜沙(NHK東京アナウンス室)
※敬称略
新聞記事を巡る登場人物の反応と不自然さ
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アバンタイトルから、本作『風、薫る』の脚本家や演出家や制作統括(特に「脚本家・吉澤智子氏」だろう…)が、本作で伝えたい主張が強く押し出されている。
私は、この「脚本家の主張の押しつけ」に大いにモノ申したい立場であるが、「感想」でかくとややこしくなるので、「別の記事」として投稿する準備があるので、詳しくはそちらを読んでいただきたい。
とはいえ、アバンから作り手の主義主張を押し付ける展開や構成には違和感を抱かざるを得ない。
冒頭で、梅岡女学校付属看護婦養成所の舎監兼通訳である松井エイ(玄理)がこんなセリフで世間や社会を憤る場面があった。
松井「はあ~…
どうして こんな理不尽なことが…」
前後の状況から鑑みれば、「松井が手にする‘その日の朝’の新聞記事」に書かれた不条理な内容に対して怒っていると解釈するのが一般的である。
実際に、すぐ後の日本橋の商店「瑞穂屋」場面で手代の松原喜介(小倉史也)らや、‘シマケン’こと島田健次郎(佐野晶哉 ex.Aぇ! group)と島田の親友・槇村太一(林裕太)がその内容を説明しているため、視聴者が頭の中で情報を補完すれば物語はつながる。
しかし、朝ドラらしい「老若男女問わずに丁寧な描写」という視点から見ると、この「脚本の仕掛け」や「物語の見せ方」としては物足りなさが残る。
記事の具体的な中身を言葉にしないまま、ただ新聞を広げて理不尽だと叫ぶだけでは、まるで「自分が新聞で悪く書かれ、世間にさらされたこと」そのものを怒っているようにも見えてしまうからである。
もちろん、これは意地悪なものの見方であるが、「今回を初めてみた人」は「何が理不尽なの?」と思って当然なのでは?
本来であれば、記事のどの部分に問題があるのかを松井や「看護婦見習い6」が具体的に口にしながら、その理不尽さを訴えるべきであったと思う。
虚構の物語がもたらす視聴者の困惑
「脚本の仕掛け」や「物語の見せ方」の不自然さは、その後の展開や描写でさらに深刻になる。
劇中では様々な出来事をつなぎ合わせて一つのエピソードを作り上げているが、その構成が強引であるため、視聴者にはそれが不自然な「嘘の物語」のように映ってしまっている(と思う)。
特に、劇中の新聞記事によって窮地に立たされた‘女郎の夕凪’こと魚住セツ(村上穂乃佳)というキャラクターを巡る描写には大きな疑問が残る。
この騒動を引き起こした記事の執筆者であるシマケンの行動は、単に嫌な人間というだけでなく、読者をだますような悪質な記事を書いているように見えてしまってはいないだろうか? と思うのだ。
なぜそこまでして夕凪を困らせる必要があるのか、その動機や背景が描き切れていない。
結果として、シマケンの悪意だけが際立ち、見ている側をただ困惑させるエピソードになってしまっている。
もちろん、たかが見習いの分際のりん(見上愛)が自己判断でシマケンをセツの病室に案内するのも異様な「脚本の仕掛け」や「物語の見せ方」である。
主人公の影の薄さと看護の定義への疑問
物語の展開において最も納得がいかないのは、トラブルの原因を作った‘りん’や直美(上坂樹里)が、《自分たちの責任を全く深く受け止めているように見えない点》である。
周囲に大きな影響を与えておきながら<《1ミリも反省の色が見えない》ため、視聴者はこのエピソードを「ダブル主人公自身の物語」として感情移入しながら見ることが難しくなっていると思うのだ。
要するに、ダブル主人公である‘りん’と直美本人たちが事態を動かすわけではなく、まるで周囲の医師や患者たちと同じ《単なる目撃者》の立場のようになっており、存在意義が見出せないから、共感できないと思う。
さらに、直美が放った次のひと言、いいや、次の一撃が、本作始まって最大級の衝撃であり、違和感だ。
直美「大事にしたんじゃありません。
これが看護なんです。
私の仕事です。
金持ちも貧乏も 男も女も
病気やケガをしたら
当たり前に受けられる看護じゃなきゃ
おかしいと思います」
作中における彼女たちの行動が、本当に「本来の看護」と呼べるものであるのか、説得力のある描写が不足しているからである。
もちろん、「脚本家が書くポエムなセリフも、ここまで極まってしまったのか!」と本作最大級の落胆である。
前後で矛盾するエピソードの配置
さらに不可解なのは、登場人物たちが新聞記事を読んでその内容について議論する場面が、物語の時系列としてかみ合っていない点である。
前回の放送で、既に、女郎屋「錦栄楼」主人・権田巳之助(梅垣義明)が‘いろんなお得意様’から新聞記事の内容を聞いて、それを権田がご丁寧に解説する場面で〈直美は記事の内容を把握した〉と思える描写があった。
また、看護婦見習いの仲間が協力して権田をセツの病室から追い返すくだりでは〈看護師見習い6人全員が記事の内容を把握している〉と思わせる描写があった。
にもかかわらず、今回の放送で再び初めて新聞を見て驚き、反応するというのは辻褄が合わない。
もちろん、超好意的な脳内補完をすれば「前回と今回では、記事の内容がアップデートされている」と思えなくもないが。
しかし、よく見れば分かるが、今回で新聞記事に関わる全員が「今朝の朝刊を読んだ」ようには描かれていないのだ。
おっと、重箱の隅を楊枝でほじくるようなことはやめて、この章をまとめよう。
事態を既に知っているはずの人物が、なぜ改めて新鮮な反応を示すのか、その意味を理解するのは困難なのだ。
「新聞記事に言及するのが初めての舎監」の存在を言い訳にしているような部分もあるが、「脚本の仕掛け」や「物語の見せ方」として非常に不自然なつながりになってしまっている。
特定のキャラクターに対する特別扱いの問題
もし作中の描写が、特定の人物「セツ」に対するひいきや特別扱いだと感じられないものであれば、多くの視聴者は素直に納得できたはずである。
数多くの他の患者を丁寧に看護する中で、セツのも同様に接するも、りんはシマケンがらみの案件であること、直美は自身の産みの親である‘女郎の夕凪’とセツを重ねてしまうことで、「どこか気になってしまう」程度で抑えておくべきだったと思う。
結局、この作品における〈看護婦の描かれ方〉は、〈常に特別扱い〉が目立つことが異様で、異常なのだ。
かつて、第8週『夕映え』(2026年5月18日~)前後で、‘りん’が受け持つ入院患者で侯爵夫人・和泉千佳子(仲間由紀恵)を巡るエピソードは、まだ「特別室」であったため、りんが〈特別扱い〉するのは、ぎりぎりで許容範囲だった。
しかし、この度のセツに関しても、舞台が「特別室」であるか「一般の個室の病室」であるかという違いしかなく、本質的なアプローチは変わっていない。
前週の、退場した東雲ゆき(中井友望)と余命いくばくもなかった患者・小野田(宮地雅子)との展開も含め、なぜこれほどまでに同じような〈特別扱い〉の描写を繰り返すのか、首を傾げたくなる。
これこそが、このドラマが抱える最大の課題であると言える。
連続ドラマとしてのまとまりの欠如
今さら確認するまでもないが、「朝ドラ」は半年間という長期にわたって放送される連続ドラマである。
にもかかわらず、物語全体に一貫性が感じられない。
毎回のエピソードが独立して機能しておきながら、全体で見るとチグハグな印象を与えてしまう。
一見すると、重箱の隅を楊枝でほじくっているように思われるかもしれないが、実際には些細な問題ではなく、作品の根底にある設定や演出の全てにおいて違和感が積み重なっている。
ドラマとしての軸が定まっていないことが、視聴者に不満を抱かせる原因になっている。
描写の矛盾と違和感を解消するための改善策
これらの問題を解決し、視聴者がより深く物語を楽しめるようにするためには、3つの明確な改善が必要である。
第一に、登場人物が状況に対して反応を示す際、その理由となる情報を劇中で具体的に提示することである。
新聞記事を前にした場面であれば、問題となっている見出しや文章をカメラに映すか、台詞として明確に読ませることで、登場人物の怒りや悲しみの動機が視聴者にも正しく伝わるようになる。
第二に、トラブルが発生した際には、原因に関わった主人公たちが自らの責任と向き合う描写を省略せずに描くことである。
周囲の人間が勝手に解決するのではなく、主人公が悩み、行動して解決へ導くプロセスを丁寧に描写することで、ドラマの主役としての存在感が確立される。
第三に、連続ドラマとしての時系列と設定の整合性を徹底することである。
前回の出来事を受けて次回が始まるという基本的な繋がりを意識し、エピソード間の矛盾をなくすことで、視聴者は違和感を覚えることなく物語の世界に没頭できるようになる。
あとがき
「今回は、ずっと重箱の隅を楊枝でほじくりましたね」と思うかもしれません。
でも、特に「脚本の仕掛け」や「物語の見せ方」について、より分かりやすく楽しむための視点を整理したつもりです。
登場人物たちの行動や心の動きをさらに丁寧に描くことで、物語の持つ本来の魅力がぐっと引き立ち、誰もが安心して応援できる素晴らしい作品になると確信はしています。
でも、あとで投稿しますが、「まともに、何気ない日常描写もできないのに、主義主張を盛り込むのは無理なこと」をプロであっても自覚するべきだと思います。
それをやり続けて、後半戦がグダグダになった『虎に翼』という反面教師を思い出すべきです。
朝ドラ『風、薫る』史実の重みを小さく見せる過剰美化と脚本のごまかし!この先の展開で物語は破綻するのか?|ディレクターの目線blog ![]()
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新聞記事の影響で、セツ(村上穂乃佳)の病室には励ましのお見舞いの品が次々と届くようになる。一方、新聞を読んだ権田(梅垣義明)が病室に現れ、セツを無理やり連れ戻そうとするが、りん(見上愛)、直美(上坂樹里)の機転でなんとか事なきを得て…。
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「感動優先」が生んだ、看護描写の大きな違和感
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こういう表現は使いたくないが、こうも毎日だと「本当にプロの仕事なの?」と疑いたくなるのだが。
朝ドラ『風、薫る』の展開には、どうしても不自然さを感じてしまう。
物語のなかで、主人公の二人、りん(見上愛)、直美(上坂樹里)だけでなく、看護の見習いをしている仲間たちが全員、一人の患者、‘女郎の夕凪’ことセツ(村上穂乃佳)の病室に集まる場面があった。
盛り下がり続ける本作をどうにかしてでも盛り上げるための‘くだり’としては、このようなにぎやかな場面も一つの正解かもしれない。
しかし、その結果として、看護婦見習いの6人が揃いにも揃って特定の一人の患者だけを特別扱いしているように見えてしまった。
本作が、これまでに、どれだけ「看護の本質」を描いてきたのかは、誰の目にも甚だ疑問しかない。
それでも、超好意的な脳内補完で本作を見れば、このドラマがこれまで‘それなりに’丁寧に描いてきた「看護のあり方」という大切な土台があるのに、このたった一つの場面のせいで台無しになっている印象だ。
なぜ、自らの手で本作を崩壊に導くようなことをプロがやるのかと疑問しかない。
感動シーン優先で見失われた看護のリアル
今回のエピソードでは、「患者の特別扱い」という点以外にも、不自然で違和感を覚える部分がいくつか存在する。
たとえば、セツの事情を知る「他の患者」や、新聞記事で‘夕顔’の入院の事情を知った一般の人たちが、次々とお見舞いにやってくる様子がたくさん描かれてた。
視聴者の涙を誘うような感動的なお話にしたいという制作陣の狙いや、昨日に書いた「脚本家が何らかのメッセージを伝えたいという意図」は十分に理解できるし、それ自体を否定するつもりはない。
ただ、今回の看護師見習い全員が集まる場面については、集まる人数を一人だけに絞るか、あるいは正式な立場である看病婦を一人でも混ぜておくべきだったのでは?
なぜなら、彼女たちはまだ修行中の身だからである。
しかも、青森出身のトメ(原嶋凛)を除いて全員が制服を着ていたということは、本来は勤務時間中であるはずなのだ。
勤務時間中にもかかわらず、仕事を離れて一部屋に集まっている姿は、「まともに実習をしてない」と見えるだけである。
「見習いごときの患者の特別扱いが、医師らから容認されている」だけでも異様なのに。
本作の脚本家や演出家や制作統括は、本気で「看護婦」を描くつもりがあるのか?と問うてみたいくらいである。
「登場人物の行動原理の不自然さ」と「演出の整合性のなさ」
違和感はそれだけにとどまらない。
「なぜ、りんと直美以外の4人が、セツの病室に集結したのか?」を冷静に考えて見れば分かる。
どう、好意的に解釈しても、りんと直美以外の4人が噂を聞きつけて興味を持ち、自分たちが看護婦見習いであるという特権を利用して、セツの様子をのぞき見に来たようにしか見えないのだ。
それでも、きっと、脚本家や演出家や制作統括は、状況に応じた臨機応変な行動や、心温まるエピソードとして描いたつもりなのだろう。
しかし、これでは逆に、りんと直美だけでなく、まともに見えていた医師の娘である多江(生田絵梨花)や、キリスト教信徒の喜代(菊池亜希子)まで “悪乗りに加担している” ように見え、決して印象を上げることにはなっていないのでは?
さらに、その場に出くわした内科助教授・坂田幸作(金井勇太)は何も注意をせず、黙って見過ごしてた。
その一方で、別の看病婦・ツヤ(東野絢香)にはその状況を贅沢だと批判させるようなセリフを言わせている。
このように、場面ごとの描写がちぐはぐで、まとまりがないのだ。
まあ、既に「52回も」続けているから、もはや「作風」であり、最終回まで改善されることはないと思う。
特別扱いより描いてほしかった看護の本質
そもそも、この作品は「看護に携わる人々を主人公にしたドラマ」である。
だからこそ、特定の誰かをひいきする姿を描くのではなく、かつて描かれたような、かゆくて困っている患者の背中に薬を塗る丁寧な処置と同じように、氷を使った看護によって患者の病状が少しずつ良くなっていくプロセスを描くべきなのだ。
そして、そのような素晴らしい気遣いや気づきに基づく看護の方法を、どのようにして他のたくさんの患者たちにも広げていったのかという点に焦点を当てるのが本来の形ではないのか?
さらに、そうした工夫が、周囲の看病婦や医師たちの意識を変えていくという流れにするべきではないだろうか?
ちなみに、直美というキャラクターの過去のエピソード、たとえば、今回であれば「大抵の女郎は子供は産まなし、産めないもんだよ」を物語に組み込むこと自体は悪くないし、否定もしない。
しかし、そこからもう一歩話を進めて、当時の「多くの女性の考え方や生き方」や「看護に携わる人々の立場」などを分かりやすく描き出すことこそが、このドラマが本当に取り組むべきテーマだったと思う。
もちろん、本作は「医療の専門的な物語=医療ドラマ」ではないから、そこまで深く掘り下げなくてもよいという意見もあるかもしれない。
だが、特別扱いばかりが目立つ展開は、本来の看護の仕事から大きく外れてしまっているのは確かなこと。
ドラマの一つの盛り上がりとしては認められたとしても、この作品のこれまでの流れとしては、設定が壊れてしまっている。
せめて、前週で退場した子爵の娘・ゆき(中井友望)のように、自分の仕事が終わった後の時間を使って、ボランティアとして患者のために尽くす姿として描くべきだったと思う。
必要な葛藤や成長が描かれず、都合よく話が進んでいる
こうした問題は、画面上の演出(技法・手法)だけでなく、物語の構成や脚本そのものがちぐはぐになっていることが原因である。
最初に決めた登場人物たちの立場やルールがあるにもかかわらず、それを無視して都合よく物語を進めてしまうから、このような不自然な展開になってしまう。
今回の看病婦の登場シーンのように、もっと厳しい意見を物語に持ち込んでもよかったはずだ。
たとえば、周りの患者たちから、「なぜあの患者だけが特別扱いされているのか!」という批判の声が上がるような展開も十分に考えられる。
なぜなら、それは特定の誰かをいじめているわけではなく、主人公たちの身勝手に見える行動に対する当然の疑問だからである。
間違った行動をしたのなら、それを反省して正せばよいし、それが正しい挑戦であるなら、病院全体のやり方に反映させていけばよい。
それこそがドラマの面白さである。
失敗を経験しながら人間として成長したり、新しいアイデアによって周りの環境が変化していったりする姿に、視聴者はワクワクする。
今の状態のままでは、見習いという立場でありながら、ルールを無視して自分たちの好きなように行動しているだけに見えてしまっている。
主人公たちがわがままで、深く考えて行動していないようにしか見えないのは、本当にもったいないと思う。
違和感を成長物語に変える道筋はあった
このドラマをより説得力のある面白い物語にするためには、主人公たちの行動に正当な理由を与える工夫が必要である。
まず、見習いたちが特定の患者の部屋に集まる際には、勤務時間外の奉仕活動であることを明確に示す描写を入れるとよい。
さらに、医師や先輩の看病婦から事前にきちんと許可をもらう場面を描くことで、彼女たちがルールを守って行動していることが視聴者にも伝わる。
また、他の患者からの不満の声や批判を物語の中にしっかりと組み込み、主人公たちがその批判に直面して一度悩むステップを作る。
そこから、自分たちの看護の技術を他の患者全員にも平等に行き渡らせるためにはどうすればよいかを考え、実践していくエピソードへ繋げれば、見習いとしての精神的な成長と、病院全体の意識改革を同時に描き出すことができる。
あとがき
今回のエピソードを通じて、登場人物たちの行動やドラマの演出について、いくつかの課題や改善できるポイントを見つけることができましたよね。
こうした違和感について真剣に考えることは、物語をただ楽しむだけでなく、作品のテーマである看護の本質や、登場人物たちの心の成長についてより深く理解するための素晴らしいきっかけになります。
一つひとつの描写に注目しながら、主人公たちがこれからどのように困難を乗り越え、立派に成長していくのかを想像することは、ドラマを視聴する上での大きな楽しみです。
作品自体が「つまらない」「面白くない」は変わりませんが、「なぜ、つまらない?」「どうして面白くない?」を考えれば。違った楽しみ方にはなると思います。
お知らせ
昨日、前回に登場した内科教授・木村文平(演・前野朋哉)の実在モデルについての「補足記事」を投稿しました。
公式にモデルが誰であるか発表もありませんし、ドンピシャなモデルはいませんが、ペスト感染の最前線に立った名医・青山胤通と大きな共通点があります。
ぜひ、読んでみてください。
朝ドラ『風、薫る』内科教授・木村文平(演・前野朋哉)の実在モデル?ペスト感染の最前線に立った名医・青山胤通とは!?|ディレクターの目線blog ![]()
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関西テレビ制作・フジテレビ系・新 月10ドラマ『銀河の一票』
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第8話『あなたの『声』を聴かせてください』、フジ公式『最強の助っ人、 伝説の声優がウグイス嬢に!?』の感想。
あかり(野呂佳代)が茉莉(黒木華)、五十嵐(岩谷健司)、蛍(シシド・カフカ)を副知事候補に指名した異例の出馬会見は大きな話題となる。さらに、透(渡邊圭祐)が3人の過去と鷹臣(坂東彌十郎)との因縁を暴露したことで、「チームあかり」への注目は高まり、有権者の支持を集め始める。一方、民政党では離党者が続出し、新勢力の台頭に党内は混乱。そんな中、茉莉は“告発の手紙”に関する新たな疑惑を知らされる。さらに選挙事務所を訪れた謎の女性(日髙のり子)が、思いもよらぬ悩みを打ち明けることで事態は新たな局面へ向かっていく…。
---上記のあらすじは、当ブログのオリジナル---
原作:なし
脚本:蛭田直美(過去作/しずかちゃんとパパ,舟を編む)
演出:松本佳奈(過去作/コタローは1人暮らしS1,きのう何食べた?S2) 第1,2,3,7話
藤澤浩和(過去作/低体温男子になつかれました。,ホンノウスイッチ) 第4,5,8話
瀧悠輔(過去作/大豆田とわ子と三人の元夫,シェフは名探偵) 第6話
稲留武(過去作/秘密~THE TOP SECRET~,僕達はまだその星の校則を知らない)
主題歌:浜野謙太(ex.在日ファンク)&後藤真希 feat. 黒木華&野呂佳代「おーへい」
音楽:坂東祐大(過去作/大豆田とわ子と三人の元夫,17才の帝国)
P:佐野亜裕美(過去作/大豆田とわ子と三人の元夫,17才の帝国,エルピス-希望、あるいは災い-)
※敬称略
選挙戦のはじまりとチームの動き
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―――ここまで、ごあいさつ―――
テレビドラマ『銀河の一票』(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が令和8(2026)年6月8日に放送された。
今回の内容は、後ろ向きな気持ちを前向きに変えていく強い心を描いた物語である。
東京都知事選に出ることを決めた月岡あかり(野呂佳代)は、「東京から日本を変える」という目標を掲げている。
彼女を支える仲間たちは「8つの安心」という公約をまとめ、選挙に向けて動き出した。
この動きは、ライバルである日山流星(松下洸平)や、大物政治家の星野鷹臣(坂東彌十郎)の耳にも届き、選挙の戦いはさらに激しさを増していく。
そんな中、民政党の東京都連は、五十嵐隼人(岩谷健司)が仕掛けた作戦に対抗するため、人工知能(AI)を扱う会社の社長である風間藍生(梶裕貴)を独自の候補者として立てる。
さらに、鷹臣のやり方に不満を持つ東京都議会議員たちがグループを離れるなど、政党の中での争いもはっきりとしてきた。
こうした慌ただしい状況の事務所に、ある一人の女性がやってくる。
ここまでが今回の「起承転結の起」であり、第8話から見始めた視聴者にもとても分かりやすい導入であると同時に、最終章に向けては大きな意味で「起承転結の転」としての機能を果たしている点で見逃せない。
選挙における「声」の大切さ
政治の世界において、人々の意見に耳を傾け、自分の考えを伝えることはとても大切だ。
選挙の世界には、選挙運動の最初に行う演説を指す「第一声」や、選挙運動の最後にマイクを置く「マイク納め」など、人間の声に関係する特別な言葉がたくさんある。
短い期間の間に自分の名前を多くの人に覚えてもらうために、声が果たす役割はとても大きい。
選挙の結果は、候補者たちの声によって決まると言っても大げさではない。
あかりを応援するチームは、選挙用のポスターを完成させ、選挙が始まる告示日の最初の演説に全力を注ぐことにした。
そこで、選挙カーに乗って名前や公約をアナウンスする「車上運動員」、いわゆる「ウグイスさん」を誰にするかという話し合い、ポスターの配り方や選挙カーを使う利点と欠点についても意見が交わされた。
その結果、後援会長の樫田敦史(岩松了)の紹介で、ボランティアへの参加を希望していた声優の白鳥光留(日髙のり子)にお願いすることになった。
光留は、前の回の終盤に少しだけ姿を見せていた不思議な女性である。
しかし、光留が事務所を訪れた理由は、ウグイスさんの仕事を断るためだった。
彼女は、心の中にある問題を抱えたことで、以前のように言葉をうまく発することができなくなっていたのだ。
心の奥にある「助けて」のサイン
本当に困っている人ほど、周りの人に迷惑をかけたくないという気持ちから、何でもないような振る舞いをしてしまうことがある。
ただ相手の話を聞くだけでは、心の奥にある本当の気持ちまで理解することはできない。
相手が口にする「大丈夫」という言葉の裏側に隠された「助けてほしい」というシグナルに気づこうとする姿勢が大切だ。
元政治家秘書の星野茉莉(黒木華)たちが光留の悩みに対して、大人の形式的な対応ではなく、一人の人間として真剣に向き合おうとしたからこそ、光留も自分の本心を話すことができたのだ。
光留が言葉を失ってしまった背景には、コンピューターによるAIの音声技術の急激な進歩があった。
彼女は、自分の声をコンピューターに登録して真似をされること自体を悪いことだとは思っておらず、犯罪に使われたわけでもないが、その技術によって作られた自分のそっくりな声を耳にしたとき、まるでそこに本物の命があるかのように感じてしまったのだ。
自分が一生懸命に作り出してきた表現や技術が、人間の手を離れた技術によって簡単に超えられてしまい、自分が社会から置いていかれるような寂しさである。
技術が発達した現代でも、個人の声を守るための法律は十分に整っていない。
このままでは、何度も練習を重ねて、悔しい思いや嬉しい経験をしながら大切に育ててきた自分だけの技術や演技の価値が、いつか失われてしまうのではないかと光留は恐怖を感じていたのだ。
彼女が言葉を発せなくなったのは、自分にとってかけがえのない声をこれ以上奪われたくないという、心からの抵抗だった。
現代社会と音声技術の課題
コンピューターが人間の声を真似する問題については、現実の社会でも大きな議論が起きている。
声優・津田健次郎さん AIによる「声の無断模倣」動画の削除求めTikTok運営会社を提訴 会社側は「普遍的な男性の声」と反論し棄却求める
※出典元:TBS NEWS DIG
このように、人間の声の権利を守るための動きは、現実でも非常に注目されているテーマである。
劇中では、コンピューターが再現した光留の声で宮沢賢治の童話『グスコーブドリの伝記』の文章が読まれる場面があり、自分がその仕事をする意味があるのかという問いかけが、視聴者に向けて深く表現されていた。
ちなみに、宮沢賢治の『グスコーブドリの伝記』は、昭和7(1932)年に発表された晩年の代表的童話である。
単なる児童文学ではなく、「自然災害」「科学技術」「自己犠牲」「人間の幸福」を深く問いかける作品として知られている。
中でも、農業技師として活動した宮沢賢治自身が、東北の冷害対策にも強い関心を持っており、『グスコーブドリの伝記』では、科学技術は権力や利益のためではなく、人々を飢えから救うための手段として描かれている。
そう、宮沢賢治が伝えたかったのは、《科学は人を幸せにするためにある》ということである。
と同時に、自分一人の命より、多くの人々の命を優先する選択をするという《自己犠牲》の物語でもある。
しかし、本作に登場するあかりと茉莉の考え方はとてもはっきりしている。
一人の人間が幸せを感じられることが、社会全体の幸せにつながるという、みんなで支え合う仕組みこそが大切だと信じているのだ。
小さな一票の積み重ねが、やがて社会全体を動かす大きな力になるという仕組みが、この物語には込められている。
声を取り戻す瞬間と粋な演出
物語の終盤、光留が再び自信を取り戻すきっかけが訪れる。
彼女は、仲間である雲井蛍(シシド・カフカ)の息子である陽太(山本弓月)が、自分が過去に演じた人気アニメ『ふるるんくっか!』のキャラクターのセリフに励まされ、一生懸命に頑張っている姿を目撃する。
自分の声がしっかりと誰かの心の支えになっていたことを実感した光留は、再び言葉を発することができるようになった。
自分が誰かに与えた元気が、巡り巡って自分自身の元に戻ってくるという、とても人間の温もりを感じるエピソードである。
言葉を取り戻した光留は、あかりたちの事務所を訪れて笑顔で何かを話しかける。
しかし、そのとき彼女がどんな声で何を話したのかは、テレビの音としては流れない。
この判断は、演出家の選択ではなく、脚本家による脚本上のト書き指定かもしれないが、ここでの表現は非常に優れた演出である。
とはいえ、視聴者は「日髙のり子さんの‘あの声’を聴くことができない」という状況によって、ここまで声の大切さについて深く考えてきたからこそ、あえて最後の声を視聴者に聞かせず、それぞれが理想の声を頭の中で想像できるような演出上的な工夫が功を奏したと思う。
一方で、大学の先生が謎の転落死を遂げた事件について、以前に厚生労働省の大臣を務めていた鷹臣が、新しい薬の試験に関わっていたのではないかという疑いが持ち上がる、新しい事件も物語の裏では描かれている。
さらに、仕事が非常にできる秘書の昴(倉悠貴)の動きや、一人になった流星が口ずさむ、さだまさしの楽曲「いのちの理由」の歌詞の意味など、これからの展開が気になる要素がたくさん残されていると思う。
あとがき
第8話は、現代の技術の進歩と、人間が一生懸命に育ててきた大切な努力のバランスについて、深く考えさせてくれる素晴らしい内容でした。
本当に助けを求めている人の声に気づくことの大切さや、自分の仕事が誰かの支えになっていると知ることで救われる心の動きが、とても丁寧に描かれていて感動しました。
登場人物たちがそれぞれの悩みを乗り越えながら、より良い社会を目指して進んでいく姿には、これからの展開への期待と前向きな元気がもらえます。
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【忠告】
NHK連続テレビ小説『風、薫る』の先の展開のネタバレは基本的に書いてありません。
ですが、ダブル主人公「一ノ瀬りんと大家直美」のモチーフである「大関和と鈴木雅」の[史実]について触れます。
あとから「読むんじゃなかった…」がないよう、読む際は自己責任でお願いします。
※以下、敬称は部分的に使い分けをします。
内科教授・木村文平のモデル「青山胤通」に関する史実
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俳優・見上愛さんと上坂樹里さんがダブル主演を務め、見上さんが「大関和」がモチーフの「一ノ瀬りん」、上坂さんが「鈴木雅」がモチーフの「大家直美」を演じ、「日本近代看護の黎明期」を描くNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『風、薫る』(NHK総合・月~土、午前8時~ほか)。
第11週『凪(なぎ)にそよぐ』では、内科に転属した‘りん’と直美と、上司である内科教授・木村文平(演・前野朋哉)とのやり取りが描かれています。
そこで今回は、公式サイトでは内科教授・木村文平の「モデル」と謳(うた)われてはいませんが、「モデル」と思われる人物「青山胤通」に関する[史実]を記してみます。
きっと、「本編」では採用されない(と思います)エピソードを知ることになるので、より今作を深読みできると思います。
第1章:朝ドラの内科医師には、実在のモデルがいた!?
朝ドラ『風、薫る』にはたくさんの面白いキャラクターが登場する。
帝都医大病院の内科で教授を務め、患者たちを診察する木村文平(前野朋哉)もその一人だ。
実はこの医師には、よく似た生き方をした実在の人物がいる。
明治から大正にかけて活躍した、「青山胤通(あおやま・たねみち)」という内科学者だ。
彼は武士の家系に生まれ、若い頃から医学の道を志した。
東京大学を卒業した後にドイツへ渡って新しい知識を学び、帰国してからは大学の教授として日本の医療を引っ張る存在になっていく。
ちょうどこの時代、日本の医学は大きな変化を迎えていた。
それまでの江戸時代のような古い医学から、国が主導する最先端の西洋医学へと移り変わる時期だったのだ。
医師の仕事も、目の前の患者を診るだけでなく、国全体の病気を予防したり、次の世代の医師を育てたりする重要なものへと変わっていった。
彼は持ち前の深い知識と確かな技術で大活躍する。
しかし、ようやく社会的な地位を固めたと思った矢先、予想もしない大事件が彼を襲うことになった。
第2章:幕末の江戸に生まれ、医師の夢を抱いた激動の幼少期
青山胤通は、安政6(1859)年5月15日に江戸の麻布で生まれた。
父親は美濃苗木藩の低い身分の武士で、神道の教えを伝える人でもあった。
彼の子供の頃の名前は「捨松」「助松」といった。
彼がこの世に生を受けたのは、日本中が大きく揺れ動いていた幕末の時期だ。
アメリカから黒船がやってきて以来、外国を追い払おうとする動きが強まり、これまでの幕府の仕組みが壊れかけていた。
彼が8歳のとき、慶応3(1867)年10月に将軍の徳川慶喜が政権を朝廷に返したことで、長く続いた武士の時代が終わり、新しい明治の世の中が始まる。
時代が変わると、彼の家族の生活も一変した。
父親は新しい政府の神道に関わる役職に就き、次々と高い地位へ上り詰めていった。
彼自身も明治2(1869)年に親戚の養子となって名字が変わったが、その2年後に養父が亡くなったため、再び実家に戻ることになる。
やがて彼は、人々を救う医師になるという大きな目標を抱くようになった。
第3章:東大から本場ドイツへ!最新の医学を学ぶ旅路
明治15(1882)年、彼は東京大学の医学部を卒業し、本格的に近代的な医師としての歩みを始めた。
当時の東京大学は、日本に西洋の医学を広めるための中心地だった。
この学校のもとをたどると、江戸時代に作られた民間の伝染病予防施設に行き着く。
それが時代の波に合わせて名前や仕組みを変えながら成長してきたのだ。
学校の記録によると、慶応元(1865)年の時点で既に内科や外科、体の仕組みを調べる解剖学などの専門科目が用意されており、新しい医学を学ぶ環境が整いつつあった。
大学を終えた彼は、さらに知識を深めるためにドイツのベルリン大学へ留学する。
現地では、当時の世界的な大学者たちから直接指導を受け、科学的な研究方法を学んだ。
この頃の日本にとって、ドイツの医学は教科書のような存在だった。
病気の名前から学校のシステム、病院の動かし方に至るまで、明治の政府はすべてドイツをお手本にしていたのだ。
第4章:出世の先に待つ危機、命がけのペスト調査
明治20(1887)年に日本へ帰ってきた彼は、すぐに東京帝国大学の教授に就任する。
この経歴こそが、朝ドラの木村文平の役柄とぴったり重なる部分だ。
ドラマの中の木村先生は、ヒロインの一ノ瀬りんたちと深く関わっていく。
[史実]でも、彼女たちのモチーフとなった大関和や鈴木雅が病院で実習をしていた時期に、彼が教授として指導していた可能性は極めて高い。
彼の評判はどんどん高まり、大学の枠を超えてその名前が広く知れ渡るようになる。
明治24(1891)年には博士の学位を取り、その後は大学病院のトップや、学校全体の責任者へと出世していった。
当時の大学教授は、ただ学生に勉強を教えるだけではなく、実際に患者を治療し、国の医療制度作りにも関わる重大な責任を持っていた。
そんな彼の人生の中で、最も危険な出来事が起きる。
明治27(1894)年、イギリスが支配していた香港で、恐ろしい感染症であるペストが大流行した。
明治政府は、彼や北里柴三郎といった優秀な専門家を現地へ送り込んだ。
彼は危険を顧みず、亡くなった人の体を調べて病気の原因を突き止めようとした。
しかし、不衛生な環境の中で、なんと彼自身もペストにかかってしまう。
一時は命が危ぶまれ、現地ではお葬式の準備までされるほどだった。
第5章:奇跡の生還から天皇の主治医へ、命を燃やした生涯
絶体絶命の危機から、彼は奇跡的に病気を克服して日本へ戻ることができた。
この命がけの調査をもとにまとめた報告書は、医学界でとても高く評価された。
彼はきれいな研究室に閉じこもるのではなく、危険な病気が流行する最前線へ飛び込み、自分の目で真実を確かめたのだ。
その後も彼は医学界のリーダーとして走り続ける。
明治45(1912)年には、明治天皇の体を診察する大役も任された。
さらに大正4(1915)年には伝染病を専門に研究する施設のトップになり、大正6(1917)年には国から華族としての身分を授けられる。
そして同じ年の12月23日、59歳でその生涯を閉じた。
病気の研究と新しい医者の育成に、文字通り命を燃やし尽くした人生だった。
あとがき
朝ドラ『風、薫る』に登場する木村医師のモデルと思われる、青山胤通のドラマチックな人生はいかがでしたか。
自分の命が危険にさらされても、病気の正体を突き止めるために海外の流行地へ飛び込んでいく行動力には、本当に頭が下がります。
このような偉大な先人たちが命がけで医学を築いてくれたからこそ、今の私たちの安全な暮らしがあるのだと思うと、感謝の気持ちでいっぱいになりますね。
ドラマで描かれるフィクションの奥に、こうした史実を知ることで、物語がより深く、温かく感じられると思います。
読者の皆様の “ドラマを楽しむ” ためのお役に立てれば幸いです。
参考・出展
■田中ひかる(著)「明治のナイチンゲール 大関和物語」中央公論新社 ![]()
■メディアソフト(編集)「大関和と鈴木雅の人生」 ![]()
■伊多波碧(著)「小説 もうひとりのナイチンゲール 鈴木雅の生涯」潮出版社 ![]()
■毎日新聞出版(編)「Newsがわかる特別編 大関和がわかる」毎日ムック ![]()
■宮本百合子(著)「フロレンス・ナイチンゲールの生涯」新日本出版社 ![]()
■セシル・ウーダム・スミス(著)武山満智子・小南吉彦(訳)「フロレンス・ナイチンゲールの生涯(上)」現代社 ![]()
■青山誠(著)「大関和 看護に人生を捧げた日本のナイチンゲール」角川文庫 ![]()
■田中ひかる(監修)「大関和 明治のナイチンゲールたち」平凡社 ![]()
■櫻庭由紀子(著)「戦う白衣の天使?大関和・鈴木雅ものがたり」内外出版社 ![]()
■フロレンス・ナイティンゲール(著)小玉香津子,尾田葉子(訳)「看護覚え書き」日本看護協会出版会 ![]()
■フロレンス・ナイチンゲール(著)湯槇ます,薄井坦子,小玉香津子,田村眞,小南吉彦(訳)「看護覚え書』現代社 ![]()
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いつまでも白い羽根
一橋桐子の犯罪日記
イノセンス~冤罪弁護士~
今からあなたを脅迫…
遺留捜査[4]
院内警察
インビジブル
インハンド
- 過去の連ドラの感想記事一覧(う~お)
嘘解きレトリック
嘘の戦争
美しき罠~残花繚乱~
ウチの夫は仕事ができない
ウチの娘は、彼氏が出来ない!!
奪い愛、冬
海に眠るダイヤモンド
浦安鉄筋家族
ウロボロス
VIVANT(ヴィヴァン)
営業部長 吉良奈津子
エイジハラスメント
ST 赤と白の捜査ファイル
Nのために
エルピス-希望、あるいは災い-
エール
エンジェル・ハート
エンディングカット
オー・マイ・ジャンプ
王様に捧ぐ薬指
大豆田とわ子と三人の元夫
おかえりモネ
おかしの家
掟上今日子の備忘録
奥様は、取り扱い注意
「おこだわり」、私にもくれよ!!
おじさんはカワイイものがお好き。
おちょやん
おっさんずラブ-in the sky-
お義父さんと呼ばせて
侠飯~おとこめし~
オトナ高校
オトナ女子
お兄ちゃん、ガチャ
姉ちゃんの恋人
オー!マイ・ボス!恋は別冊で
お迎えデス。
おむすび
表参道高校合唱部!
おやじの背中
親バカ青春白書
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ[2]
俺の家の話
俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?
俺のスカート、どこ行った?
俺の話は長い
お別れホスピタル
ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子
女たちの特捜最前線
女はそれを許さない
- 過去の連ドラの感想記事一覧(か~く)
カーネーション
怪奇恋愛作戦
怪盗 山猫
カインとアベル
帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし
架空OL日記
顔だけ先生
家政夫のミタゾノ
家政夫のミタゾノ[2]
家政夫のミタゾノ[3]
家政夫のミタゾノ[4]
家族ノカタチ
家族の旅路 家族を殺された男と殺した男
学校のカイダン
家庭教師のトラコ
彼女はキレイだった
神の舌を持つ男
カムカムエヴリバディ
からかい上手の高木さん
カルテット
監獄学園
監獄のお姫さま
監察医 朝顔
監察医 朝顔[2]
カンナさーん!
危険なビーナス
岸辺露伴は動かない
季節のない街
偽装の夫婦
偽装不倫
貴族探偵
きのう何食べた?
きのう何食べた? season2
GIFT
義母と娘のブルース
きみが心に棲みついた
君と世界が終わる日に
キャスター
キャリア~掟破りの警察署長~
99.9‐刑事専門弁護士‐
99.9-刑事専門弁護士-[2]
共演NG
今日から俺は!!
風間公親-教場0-
競争の番人
京都人情捜査ファイル
きょうの猫村さん
きょうは会社休みます。
行列の女神~らーめん才遊記~
嫌われる勇気
キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木
銀河の一票
緊急取調室[2]
緊急取調室[3]
緊急取調室[4]
緊急取調室[5]
金田一少年の事件簿N(neo)
銀と金
クジャクのダンス、誰が見た?
グッド・ドクター
グッドパートナー
グッドワイフ
CRISIS 公安機動捜査隊特捜班
海月姫
グ・ラ・メ!~総理の料理番~
グランメゾン東京
黒い十人の女
黒革の手帖2017
クロサギ(2022)
黒服物語
- 過去の連ドラの感想記事一覧(け、こ)
ケイジとケンジ 所轄と地検の24時
ケイジとケンジ、時々ハンジ。
警視庁アウトサイダー
警視庁いきもの係
警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~
警視庁ゼロ係[2]
警視庁ゼロ係[3]
警視庁・捜査一課長
刑事ゆがみ
警部補・杉山真太郎
ゲゲゲの女房
下剋上球児
下剋上受験
結婚相手は抽選で
結婚式の前日に
Get Ready!
健康で文化的な最低限度の生活
限界団地
恋がヘタでも生きてます
恋せぬふたり
恋仲
恋はつづくよどこまでも
恋です!ヤンキー君と白杖ガール
恋はDeepに
合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~
コウノドリ[1]
コウノドリ[2]
こえ恋
ごくせん2002特別編[再]
極主夫道
心がポキッとね
心の傷を癒すということ
5→9 ~私に恋したお坊さん~
ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○
ゴーストライター
珈琲いかがでしょう
後妻業
コタキ兄弟と四苦八苦
コタツがない家
コタローは1人暮らし
ごちそうさん
孤独のグルメ[4]
孤独のグルメ[5]
孤独のグルメ[6]
孤独のグルメ[7]
孤独のグルメ[8]
孤独のグルメ[9]
孤独のグルメ[10]
コード・ブルー[3]
この素晴らしき世界
この世界の片隅に
古見さんは、コミュ症です。
ごめん、愛してる
ごめんね青春!
これは経費で落ちません!
婚姻届に判を捺しただけですが
コントが始まる
- 過去の連ドラの感想記事一覧(さ~し)
最愛
最高のオバハン 中島ハルコ
最後から二番目の恋
最後の鑑定人
サイレーン
サイン―法医学者 柚木貴志の事件―
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
サギデカ
先に生まれただけの僕
SAKURA~事件を聞く女~
桜の塔
さすらい温泉 遠藤憲一
サムライせんせい
さぼリーマン甘太朗
さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~
ザ・ロイヤルファミリ
残念な夫。
3人のパパ
35歳の少女
37.5℃の涙
3年A組 今から皆さんは、人質です
G線上のあなたと私
シェフは名探偵
Chef~三ツ星の給食~
視覚探偵 日暮旅人
シグナル 長期未解決事件捜査班
時効警察はじめました
地獄先生ぬ~べ~
しずかちゃんとパパ《再編集版》
下町ロケット
下町ロケット[2018]
七人の秘書
シッコウ!!~犬と私と執行官~
知ってるワイフ
GTO[2]
死にたい夜にかぎって
死幣ーDEATH CASHー
地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
下北沢ダイハード
しもべえ
シャーロック アントールドストーリーズ
死役所
獣医さん、事件ですよ
就活家族~きっと、うまくいく~
就活生日記
19番目のカルテ(最終回)
集団左遷!!
10の秘密
重版出来!
重要参考人探偵
准教授・高槻彰良の推察 Season1
正直不動産
正直不動産2
JKは雪女
女囚セブン
少年寅次郎
少年寅次郎スペシャル2020
昭和元禄落語心中
知らなくていいコト
シリーズ江戸川乱歩短編集IV
シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。
新・刑事吉永誠一
新宿セブン
新宿野戦病院
新・信長公記~クラスメートは戦国武将~
深夜食堂[3]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(す~そ)
SUITS/スーツ
SUITS 2/スーツ2
水球ヤンキース
スカーレット
好きな人がいること
素敵な選TAXI
素敵な選TAXI[再]
スーパーサラリーマン左江内氏
すきすきワンワン!
スキャンダル専門弁護士 QUEEN
スティンガース 警視庁おとり捜査検証室
ストロベリーナイト・サーガ
スナック キズツキ
スパイラル~町工場の奇跡~
スペシャリスト
すべてがFになる
砂の塔~知りすぎた隣人
スニッファー嗅覚捜査官
スミカスミレ 45歳若返った女
住住(すむすむ)
正義のセ
正義の天秤
青春探偵ハルヤ
聖女
せいせいするほど、愛してる
世界一難しい恋
セカンド・ラブ
セシルのもくろみ
セミオトコ
全領域異常解決室
サバイバル・ウェディング
銭の戦争
絶対正義
絶対零度~未然犯罪潜入捜査~
絶対零度[4]~未然犯罪潜入捜査~[2]
セトウツミ
ゼロの真実~監察医・松本真央~
先生を消す方程式。
最後から二番目の恋
続・続・最後から二番目の恋
そして、誰もいなくなった
そのご縁、お届けします―メルカリであったほんとの話―
宙わたる教室・宙(そら)わたる教室
それぞれの断崖
それってパクリじゃないですか?
- 過去の連ドラの感想記事一覧(た)
DIVER-特殊潜入班-
大貧乏
DIVE!!
大恋愛~僕を忘れる君と
高嶺の花
田鎖ブラザーズ
戦う!書店ガール
玉川区役所 OF THE DEAD
民王
ダメな私に恋してください
タリオ 復讐代行の2人
探偵が早すぎる
探偵さん、リュック開いてますよ
探偵の探偵
探偵・由利麟太郎
小さな巨人
ちむどんどん
中学聖日記
超速パラヒーロー ガンディーン
ちょっとだけエスパー
終のひと
作りたい女と食べたい女
作りたい女と食べたい女(2)
燕は戻ってこない
妻、小学生になる。
デート ~恋とはどんなものかしら~
dele/ディーリー
ディア・ペイシェント~絆のカルテ~
DCU Deep Crime Unit ~手錠を持ったダイバー~
デザイナー 渋井直人の休日
デジタル・タトゥー
デスノート
テセウスの船
出入禁止(デキン)の女
テディ・ゴー!
デッドストック
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士
天国と地獄 ~サイコな2人~
天使と悪魔
天使にリクエストを~人生最後の願い~
転職の魔王様
天皇の料理番
TWO WEEKS
東京スカーレット~警視庁NS係~
東京センチメンタル
東京タラレバ娘
東京独身男子
同窓生~人は、三度,恋をする~
東京サラダボウル
東京放置食堂
逃亡医F
透明なゆりかご
ドS刑事
時をかける少女
毒島ゆり子のせきらら日記
トクサツガガガ
ドクター調査班~医療事故の闇を暴け~
ドクターX ~外科医・大門未知子~[3]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[4]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[5]
ドクターX ~外科医・大門未知子~[6]
ドクターX~外科医・大門未知子~[7]
ドクターカー
DOCTORS 3 最強の名医
Dr.倫太郎
特捜9
トクメイ!警視庁特別会計係
匿名探偵[2]
とげ~小市民 倉永晴之の逆襲~
ど根性ガエル
突然ですが、明日結婚します
トップナイフ ―天才脳外科医の条件―
とと姉ちゃん
トドメの接吻
隣の家族は青く見える
となりの関くんとるみちゃんの事象
ドラゴン桜(2021年版)
虎に翼
ザ・トラベルナース
ザ・トラベルナース[2]
ドリームチーム
トリリオンゲーム
トレース~科捜研の男~
ドロ刑 -警視庁捜査三課-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(な)
24 JAPAN
ナイト・ドクター/Night Doctor
ナイトヒーローNAOTO
ナオミとカナコ
凪のお暇
なつぞら
70才、初めて産みます セブンティウイザン。[地上波特別版]
ナポレオンの村
波うららかに、めおと日和
二月の勝者 -絶対合格の教室-
逃げるは恥だが役に立つ
逃げるは恥だが役に立つムズキュン特別編[再]
にじいろカルテ
日曜の夜ぐらいは…
ニッポンノワール-刑事Yの反乱-
日本沈没ー希望のひとー
ネメシス
ノーサイド・ゲーム
ノースライト
脳にスマホが埋められた!
「野ブタ。をプロデュース」特別編
信長協奏曲
信長のシェフ[2]
- 過去の連ドラの感想記事一覧(は行)
バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~
バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~
バイプレーヤーズ~名脇役の森の100日間~
バカボンのパパよりバカなパパ
白衣の戦士!
ハゲタカ(テレ朝)
ばけばけ
ハケン占い師アタル
ハケンの品格[2020]
ハコヅメ~たたかう!交番女子~
はじめまして、愛しています。
初めて恋をした日に読む話
八月は夜のバッティングセンターで。
初恋、ざらり
花子とアン
花咲舞が黙ってない
花咲舞が黙ってない[2024]
花のち晴れ~花男 Next Season~
母になる
ハヤブサ消防団
ばらかもん
ハラスメントゲーム
ハルカの光
ハル ~総合商社の女~
ハロー張りネズミ
半沢直樹[2020]
半分、青い。
パーフェクトワールド
BG~身辺警護人~
BG~身辺警護人~(第2章)
「PJ ~航空救難団~』
ヒガンバナ~警視庁捜査七課~
ひきこもり先生
悲熊
美食探偵 明智五郎
人は見た目が100パーセント
火の粉
100万回 言えばよかった
病室で念仏を唱えないでください
病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~
ひよっこ
ひよっこ2
ビリオン×スクール
Believe -君にかける橋-
昼のセント酒
HERO[2014]
ファーストクラス[2]
ファーストペンギン!
ファイトソング
FINAL CUT
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
フェルマーの料理
VRおじさんの初恋
不機嫌な果実
ブギウギ
不適切にもほどがある!
不便な便利屋
ブラックペアン
ブラックペアン シーズン2
フラジャイル
フランケンシュタインの恋
ブラックリベンジ
フリンジマン
フルーツ宅配便
ブルーモーメント
プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮
べしゃり暮らし
ヘッドハンター
べっぴんさん
ペテロの葬列
Heaven?~ご苦楽レストラン~
保育探偵25時
ボイス 110緊急指令室
ボーダーライン
HOPE~期待ゼロの新入社員~
ボク、運命の人です。
僕たちがやりました
ホクサイと飯さえあれば
僕とシッポと神楽坂
僕の初恋をキミに捧ぐ
僕のヤバイ妻
僕はどこから
僕らは奇跡でできている
僕達はまだその星の校則を知らない
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
星降る夜に
ホテルコンシェルジュ
ホリデイラブ
- 過去の連ドラの感想記事一覧(ま行)
舞いあがれ!
マイファミリー
マウンテンドクター
マザー・ゲーム
マジで航海してます。
まだ結婚できない男
マッサージ探偵ジョー
マッサン
まっしろ
真夏の少年~19452020
真夏のシンデレラ
真昼の悪魔
ママとパパが生きる理由。
ママはバーテンダー~今宵も踊ろう~
○○妻
まれ
まんぷく
未解決の女 警視庁文書捜査官[1]
未解決の女 警視庁文書捜査官[2]
未解決の女 警視庁文書捜査官[3]
みかづき
ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~
Missデビル人事の悪魔・椿眞子
ミステリと言う勿れ
南くんの恋人
御上先生
MIU404
未満警察 ミッドナイトランナー
未来への10カウント
民衆の敵
無痛~診える眼~
メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断
モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~
もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう
MOZU Season2 ~幻の翼~
元彼の遺言状
モトカレマニア
もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~
問題のあるレストラン
問題物件
モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-
- 過去の連ドラの感想記事一覧(や~わ)
やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる
やさしい猫
ヤッさん~築地発!おいしい事件簿~
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ユーミンストーリーズ2024
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ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~
ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断レポート~
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ラストマン-全盲の捜査官-
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リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~
リエゾン-こどものこころ診療所-
陸王
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竜の道 二つの顔の復讐者
路(ルウ)~台湾エクスプレス~
ルパンの娘[1]
ルパンの娘[2]
流星ワゴン
臨床心理学者 火村英生の推理
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ワイルド・ヒーローズ
若者たち2014
私 結婚できないんじゃなくて、しないんです
私たちはどうかしている
ワタシってサバサバしてるから
わたし、定時で帰ります。
わたしを離さないで
私のおじさん~WATAOJI~
私の家政夫ナギサさん
罠の戦争
わにとかげぎす
わろてんか
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